JPH0447402Y2 - - Google Patents
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- JPH0447402Y2 JPH0447402Y2 JP1983117688U JP11768883U JPH0447402Y2 JP H0447402 Y2 JPH0447402 Y2 JP H0447402Y2 JP 1983117688 U JP1983117688 U JP 1983117688U JP 11768883 U JP11768883 U JP 11768883U JP H0447402 Y2 JPH0447402 Y2 JP H0447402Y2
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Landscapes
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は船外機用エンジン等に適した4サイクル
水冷デイーゼルエンジンに関する。
水冷デイーゼルエンジンに関する。
従来のデイーゼルエンジンでは、シリンダブロ
ツクやシリンダヘツドが鋳鉄製であるので、重量
が大きく、単位重量当りの出力が小さいという問
題がある。又従来品ではシリンダブロツクとシリ
ンダヘツドを別体にし、両者をガスケツトを挟ん
でボルトにより締着しているので、部品点数が多
くなるという問題や、ガスケツト部分のシールが
不完全になる恐れがある等の問題がある。
ツクやシリンダヘツドが鋳鉄製であるので、重量
が大きく、単位重量当りの出力が小さいという問
題がある。又従来品ではシリンダブロツクとシリ
ンダヘツドを別体にし、両者をガスケツトを挟ん
でボルトにより締着しているので、部品点数が多
くなるという問題や、ガスケツト部分のシールが
不完全になる恐れがある等の問題がある。
本考案は上記従来の問題を解決するために、シ
リンダブロツクとシリンダヘツドをアルミニウム
(アルミニウム系合金を含む)により一体成形し
たデイーゼルエンジンを提供しようとするもの
で、図面により説明すると次の通りである。
リンダブロツクとシリンダヘツドをアルミニウム
(アルミニウム系合金を含む)により一体成形し
たデイーゼルエンジンを提供しようとするもの
で、図面により説明すると次の通りである。
垂直断面図である第1図において、クランク軸
1の中心線C−Cは垂直であり、クランク軸1の
上端部にフライホイール2が取り付けてある。図
示のエンジンは船外機用で、クランク軸1の下端
部内周には出力軸(図示せず)を連結するために
インボリユートスプライン3が設けてある。又図
示のエンジンでは、2個の気筒5が上下に並んで
おり、各気筒の中心線O−Oは船体前後方向に水
平に延びている。6はピストン、7はコネクテイ
ングロツドである。
1の中心線C−Cは垂直であり、クランク軸1の
上端部にフライホイール2が取り付けてある。図
示のエンジンは船外機用で、クランク軸1の下端
部内周には出力軸(図示せず)を連結するために
インボリユートスプライン3が設けてある。又図
示のエンジンでは、2個の気筒5が上下に並んで
おり、各気筒の中心線O−Oは船体前後方向に水
平に延びている。6はピストン、7はコネクテイ
ングロツドである。
シリンダブロツク10とシリンダヘツド11は
アルミニウムを主成分とする鋳造品により一体に
成形されている。ブロツク10とヘツド11の内
部には冷却水室12が設けてある。冷却水は図示
されていない冷却水ポンプにより室12に供給さ
れるようになつている。ヘツド11内には排気ポ
ート13及び吸気ポート14が設けてある。又ヘ
ツド11には排気バルブ15や吸気バルブ16の
ステム17,18を支持する筒状ボス20や燃料
噴射ノズル21の取付孔を形成する筒状ボス22
が設けてある。又排気マニホールド28(第5
図)もヘツド11と一体に設けてある。排気バル
ブ15と吸気バルブ16は各気筒5に1個ずつ設
けてある。合計4個のバルブ15,16は水平な
姿勢で上下に並んでおり、共通のカム軸23によ
り弁腕24を介して後述する如く駆動されるよう
になつている。カム軸23や弁腕24が収容され
る弁腕室25のケース26はシリンダヘツド11
の端面47にベルト止めされている。
アルミニウムを主成分とする鋳造品により一体に
成形されている。ブロツク10とヘツド11の内
部には冷却水室12が設けてある。冷却水は図示
されていない冷却水ポンプにより室12に供給さ
れるようになつている。ヘツド11内には排気ポ
ート13及び吸気ポート14が設けてある。又ヘ
ツド11には排気バルブ15や吸気バルブ16の
ステム17,18を支持する筒状ボス20や燃料
噴射ノズル21の取付孔を形成する筒状ボス22
が設けてある。又排気マニホールド28(第5
図)もヘツド11と一体に設けてある。排気バル
ブ15と吸気バルブ16は各気筒5に1個ずつ設
けてある。合計4個のバルブ15,16は水平な
姿勢で上下に並んでおり、共通のカム軸23によ
り弁腕24を介して後述する如く駆動されるよう
になつている。カム軸23や弁腕24が収容され
る弁腕室25のケース26はシリンダヘツド11
の端面47にベルト止めされている。
クランクケース27はブロツク10側の部分2
9と反対側の部分30とに分割できるようになつ
ている。部分29はブロツク10と一体に成形さ
れており、部分30はボルト34により部分29
に固定されている。両部分29,30の合せ面は
クランク軸中心線C−Cを含み、かつシリンダ中
心線O−Oと直角である。部分30もブロツク1
0と同様の材料で形成されている。
9と反対側の部分30とに分割できるようになつ
ている。部分29はブロツク10と一体に成形さ
れており、部分30はボルト34により部分29
に固定されている。両部分29,30の合せ面は
クランク軸中心線C−Cを含み、かつシリンダ中
心線O−Oと直角である。部分30もブロツク1
0と同様の材料で形成されている。
次に各部の構造を詳細に説明する。第1図の拡
大部分図である第2図において、ピストン6の摺
動面を形成するライナー31は鋳鉄製で、ブロツ
ク10内に鋳ぐるみにより組み込まれている。ラ
イナー31とブロツク10の接触面には鋳ぐるみ
時に合金層が形成され、その合金層によりライナ
ー31はブロツク10に固着されている。ライナ
ー31の先端32は図示の上死点位置にあるピス
トン6のトツプリング33よりもシリンダヘツド
11側へ僅かな距離1だけ突出し、かつヘツド
11の爆発面35から比較的離れた位置にある。
すなわち爆発面35からライナー先端32までの
距離はリング33の摺動に支障のない範囲で可
及的に大きく設定されている。36は爆発面35
の外周近傍のコーナ部分、換言すれば燃焼室37
の近傍においてブロツク10とヘツド11が連続
する部分である。この部分36の燃焼室37に面
するコーナ面36′の断面は半径Rの円弧状に成
形されている。
大部分図である第2図において、ピストン6の摺
動面を形成するライナー31は鋳鉄製で、ブロツ
ク10内に鋳ぐるみにより組み込まれている。ラ
イナー31とブロツク10の接触面には鋳ぐるみ
時に合金層が形成され、その合金層によりライナ
ー31はブロツク10に固着されている。ライナ
ー31の先端32は図示の上死点位置にあるピス
トン6のトツプリング33よりもシリンダヘツド
11側へ僅かな距離1だけ突出し、かつヘツド
11の爆発面35から比較的離れた位置にある。
すなわち爆発面35からライナー先端32までの
距離はリング33の摺動に支障のない範囲で可
及的に大きく設定されている。36は爆発面35
の外周近傍のコーナ部分、換言すれば燃焼室37
の近傍においてブロツク10とヘツド11が連続
する部分である。この部分36の燃焼室37に面
するコーナ面36′の断面は半径Rの円弧状に成
形されている。
上記構造を採用することにより、燃焼室37内
での爆発力に対しコーナ部分36の強度を充分に
高めることができる。すなわち上記爆発力に起因
する応力はコーナ部分36に集中しやすいが、コ
ーナ面36′にアールを付けることにより、部分
36に対する応力を分散させ、部分36に亀裂等
が生じることを防止できる。しかも部分36の長
さを大きく設定したので半径Rを大きく設定す
ることができ、従つて応力分散効果を高めて充分
に高い強度を得ることができる。
での爆発力に対しコーナ部分36の強度を充分に
高めることができる。すなわち上記爆発力に起因
する応力はコーナ部分36に集中しやすいが、コ
ーナ面36′にアールを付けることにより、部分
36に対する応力を分散させ、部分36に亀裂等
が生じることを防止できる。しかも部分36の長
さを大きく設定したので半径Rを大きく設定す
ることができ、従つて応力分散効果を高めて充分
に高い強度を得ることができる。
半径Rはシリンダ内径の約2%以上、かつピス
トン6の移動を許容するために距離以下の値に
設定すると、部分36の強度を充分に高め得るこ
とがテストにより確認されている。すなわちシリ
ンダ内径に対する半径Rの比率をr%とすると、
第3図の如く比率rが約2%よりも小さい範囲で
は、比較rを大きくするほど応力δが急激に減少
するが、比較rが約2%越えると、応力δの変化
量は小さい。従つて比較rが約2%以上であれ
ば、第2図の部分36の強度を充分に高めること
ができる。
トン6の移動を許容するために距離以下の値に
設定すると、部分36の強度を充分に高め得るこ
とがテストにより確認されている。すなわちシリ
ンダ内径に対する半径Rの比率をr%とすると、
第3図の如く比率rが約2%よりも小さい範囲で
は、比較rを大きくするほど応力δが急激に減少
するが、比較rが約2%越えると、応力δの変化
量は小さい。従つて比較rが約2%以上であれ
ば、第2図の部分36の強度を充分に高めること
ができる。
第2図においてライナー31の先端部38を囲
むシリンダブロツク部分39やシリンダヘツド1
1はクランクケース寄りのシリンダブロツク部分
40よりも外方(矢印S方向)へ膨らんでいる。
このように部分39を厚肉構造にすると爆発力を
受けた際に部分39が外方Sへ大きく変形するこ
とを防止し、部分39とライナー31の間に隙間
が生じることを防止できる。従つて燃焼室37内
のガスがライナー31とブロツク10の間からク
ランク室へ抜けることはなく、エンジン性能を高
く維持することができる。ブロツク10のクラン
クケース側部分40には爆発力がさほど加わらな
いので、部分40を薄くしても強度上の問題は発
生せず、しかもその薄肉化により重量を軽減する
ことができる。同時に部分39に肉を付けると、
部分39の断面積が大きくなり、爆発面35に加
わるシリンダ方向の力を受ける部分39の面積が
大きくなるので、コーナ部分36の応力も小さく
できる。
むシリンダブロツク部分39やシリンダヘツド1
1はクランクケース寄りのシリンダブロツク部分
40よりも外方(矢印S方向)へ膨らんでいる。
このように部分39を厚肉構造にすると爆発力を
受けた際に部分39が外方Sへ大きく変形するこ
とを防止し、部分39とライナー31の間に隙間
が生じることを防止できる。従つて燃焼室37内
のガスがライナー31とブロツク10の間からク
ランク室へ抜けることはなく、エンジン性能を高
く維持することができる。ブロツク10のクラン
クケース側部分40には爆発力がさほど加わらな
いので、部分40を薄くしても強度上の問題は発
生せず、しかもその薄肉化により重量を軽減する
ことができる。同時に部分39に肉を付けると、
部分39の断面積が大きくなり、爆発面35に加
わるシリンダ方向の力を受ける部分39の面積が
大きくなるので、コーナ部分36の応力も小さく
できる。
第2図の拡大部分略図である第4図において、
ライナー31の内面にはホーニングが施してあ
る。そのホーニング面41はライナー内面のクラ
ンク室側の部分から先端寄りの部分42まで設け
てある。部分42は上死点位置にあるトツプリン
グ33から約1〜4mm程度の距離2だけ爆発面
35側へ偏倚した位置にあり、トツプリング33
は常にホーニング面41上を摺動するようになつ
ている。ライナー31の部分42から先端32ま
での内周面部分43はホーニング面41に対して
0.1〜0.2mm程度の距離3だけ半径方向外方へ偏倚
してホーニング逃げを構成している。これにより
次のような利点を得ることができる。すなわちホ
ーニング工具はクランク室側からライナー31内
に挿入されるが、その際にシリンダヘツド11が
邪魔になるのでライナー先端32までホーニング
を施すことはできない。従つて仮にホーニング前
のライナー31が先端32まで同一内径を有して
いるとすると、ホーニング後に先端近傍にホーニ
ングの境目(段差)が生じると共に、先端内周面
部分がホーニング面41に比べて小径となり、ピ
ストン6がその小径先端部に噛み込むが、図示の
構造では先端部分43に逃げが形成されているの
で、そのような不具合は生じない。又ホーニング
逃げ43がライナー31に設けてあるので、ブロ
ツク10(アルミニウム)にホーニングが施され
ることはなく、従つてホーニング工具の目詰りが
生じることはない。
ライナー31の内面にはホーニングが施してあ
る。そのホーニング面41はライナー内面のクラ
ンク室側の部分から先端寄りの部分42まで設け
てある。部分42は上死点位置にあるトツプリン
グ33から約1〜4mm程度の距離2だけ爆発面
35側へ偏倚した位置にあり、トツプリング33
は常にホーニング面41上を摺動するようになつ
ている。ライナー31の部分42から先端32ま
での内周面部分43はホーニング面41に対して
0.1〜0.2mm程度の距離3だけ半径方向外方へ偏倚
してホーニング逃げを構成している。これにより
次のような利点を得ることができる。すなわちホ
ーニング工具はクランク室側からライナー31内
に挿入されるが、その際にシリンダヘツド11が
邪魔になるのでライナー先端32までホーニング
を施すことはできない。従つて仮にホーニング前
のライナー31が先端32まで同一内径を有して
いるとすると、ホーニング後に先端近傍にホーニ
ングの境目(段差)が生じると共に、先端内周面
部分がホーニング面41に比べて小径となり、ピ
ストン6がその小径先端部に噛み込むが、図示の
構造では先端部分43に逃げが形成されているの
で、そのような不具合は生じない。又ホーニング
逃げ43がライナー31に設けてあるので、ブロ
ツク10(アルミニウム)にホーニングが施され
ることはなく、従つてホーニング工具の目詰りが
生じることはない。
第2図において爆発面35を形成するシリンダ
ヘツド11の天井45は爆発面35と反対側の壁
面46が冷却水室12に面している。冷却水室1
2の内、気筒中心寄りの室12aは外周寄りの室
12bよりも爆発面35から離れており、天井4
5の肉厚(例えばh)は中心寄りの部分が外周寄
りの部分よりも大きくなつている。天井45の肉
厚をそのように変化させることにより、爆発面3
5に加わる爆発力に対して天井45の強度を充分
に高め、しかも天井45の平均肉厚を薄くして軽
量化を図ることができる。なお図示の実施例では
天井45の肉厚は段階的に変化しているが、壁面
46全体を概ねテーパ状にして天井45の肉厚を
中心側へゆくにつれて滑らかに増加させることも
でき、そのようにすると強度を更に高めることが
できる。
ヘツド11の天井45は爆発面35と反対側の壁
面46が冷却水室12に面している。冷却水室1
2の内、気筒中心寄りの室12aは外周寄りの室
12bよりも爆発面35から離れており、天井4
5の肉厚(例えばh)は中心寄りの部分が外周寄
りの部分よりも大きくなつている。天井45の肉
厚をそのように変化させることにより、爆発面3
5に加わる爆発力に対して天井45の強度を充分
に高め、しかも天井45の平均肉厚を薄くして軽
量化を図ることができる。なお図示の実施例では
天井45の肉厚は段階的に変化しているが、壁面
46全体を概ねテーパ状にして天井45の肉厚を
中心側へゆくにつれて滑らかに増加させることも
でき、そのようにすると強度を更に高めることが
できる。
第1図の如くシリンダヘツド11はその内部に
吸排気用のバルブ15,16やポート13,14
を備えているので、爆発面35から端面47まで
の全高Hが大きい。しかもヘツド11の内部には
前記ボス20ならびにポート13,14や冷却水
室12の隔壁を構成する多数のリブ48が設けて
ある。このようにヘツド11の全高Hは大きく、
しかも多数のボス20やリブ48で補強されてい
るので、ヘツド11の強度は高い。
吸排気用のバルブ15,16やポート13,14
を備えているので、爆発面35から端面47まで
の全高Hが大きい。しかもヘツド11の内部には
前記ボス20ならびにポート13,14や冷却水
室12の隔壁を構成する多数のリブ48が設けて
ある。このようにヘツド11の全高Hは大きく、
しかも多数のボス20やリブ48で補強されてい
るので、ヘツド11の強度は高い。
第1図の−断面図である第5図において、
前記燃料噴射ノズル21用のボス22もヘツド1
1の強度を高めている。ボス22は天井45の中
心近傍から概ね気筒中心に沿つて延びているの
で、他のボス22(第1図)リブ48に比べて、
ヘツド11に対する補強効果は大きい。。又ノズ
ル21は燃料噴射ポンプ49と組み合わされてユ
ニツトインジエクタ50を構成しており、該イン
ジエクタ50が下記の如くボス22に装着されて
いることにより、ヘツド11の強度が更に高めら
れている。
前記燃料噴射ノズル21用のボス22もヘツド1
1の強度を高めている。ボス22は天井45の中
心近傍から概ね気筒中心に沿つて延びているの
で、他のボス22(第1図)リブ48に比べて、
ヘツド11に対する補強効果は大きい。。又ノズ
ル21は燃料噴射ポンプ49と組み合わされてユ
ニツトインジエクタ50を構成しており、該イン
ジエクタ50が下記の如くボス22に装着されて
いることにより、ヘツド11の強度が更に高めら
れている。
まずユニツトインジエクタ50の概略構造を説
明する。インジエクタ50はポンプ49のボデイ
91の先端にノズル21のスリーブ98を直結し
たもので、ボデイ91の内部に取り付けたバレル
92内においてプランジヤ93を往復させること
により、ボデイ91内の高圧燃料油路94を通つ
てポンプ49からノズル21へ燃料が供給される
ようになつている。そしてインジエクタ50はボ
デイ91の先端寄りとスリーブ98の途中に環状
段部95を備え、段部95をボス22内周の段部
に押し付けた状態で、ボデイ91のボス22から
突出した部分が押え金具96によりヘツド11に
締め付けてある。従つて天井45の中心部にはイ
ンジエクタ50により爆発力と対抗する初期圧縮
力が加わつており、この点においてもヘツド11
の強度が高められ、天井45の変形量が小さくな
つている。
明する。インジエクタ50はポンプ49のボデイ
91の先端にノズル21のスリーブ98を直結し
たもので、ボデイ91の内部に取り付けたバレル
92内においてプランジヤ93を往復させること
により、ボデイ91内の高圧燃料油路94を通つ
てポンプ49からノズル21へ燃料が供給される
ようになつている。そしてインジエクタ50はボ
デイ91の先端寄りとスリーブ98の途中に環状
段部95を備え、段部95をボス22内周の段部
に押し付けた状態で、ボデイ91のボス22から
突出した部分が押え金具96によりヘツド11に
締め付けてある。従つて天井45の中心部にはイ
ンジエクタ50により爆発力と対抗する初期圧縮
力が加わつており、この点においてもヘツド11
の強度が高められ、天井45の変形量が小さくな
つている。
又インジエクタ50はポンプ49を構成する部
分が大径であり、その大径部分(ボデイ大径部)
もボス22に嵌合するようになつている。従つて
ボス22は直径の大きい大形補強部となり、この
点においてもヘツド11の強度を高めることがで
きる。
分が大径であり、その大径部分(ボデイ大径部)
もボス22に嵌合するようになつている。従つて
ボス22は直径の大きい大形補強部となり、この
点においてもヘツド11の強度を高めることがで
きる。
ノズル21はポンプ49から高圧が供給される
と噴射口を開くようになつている。そして前述の
如くユニツトインジエクタ50ではポンプ49と
ノズル21がボデイ91内の短い油路94だけで
連結されているので、ポンプ49内の燃料圧力が
ノズル21に正確に伝わる。従つてエンジン回転
数の変化領域全体及び燃料噴射量の変化領域全体
にわたつて、ポンプ49内の圧力に正確に対応さ
せてノズル21から燃料を噴射でき、2次噴射を
防止することができる。又油路94内での圧力損
失を大幅に低減できるので、ノズル21の噴射圧
力を高め、噴霧の微粒化を促進できる。しかもノ
ズル21の噴射動作がポンプ49の加圧動作に対
して遅れることはない。このように2次噴射や噴
射遅れを防止でき、しかも噴霧の微粒化を促進で
きるので、最良の燃焼状態を保ち、エンジン性能
を高めることができる。又噴射遅れを防止できる
ことにより、高速運転時の性能を高めることがで
きる。しかも従来品のように噴射時期調整用のタ
イマーを設ける必要がなく、構造を簡単化できる
という利点を得ることもできる。
と噴射口を開くようになつている。そして前述の
如くユニツトインジエクタ50ではポンプ49と
ノズル21がボデイ91内の短い油路94だけで
連結されているので、ポンプ49内の燃料圧力が
ノズル21に正確に伝わる。従つてエンジン回転
数の変化領域全体及び燃料噴射量の変化領域全体
にわたつて、ポンプ49内の圧力に正確に対応さ
せてノズル21から燃料を噴射でき、2次噴射を
防止することができる。又油路94内での圧力損
失を大幅に低減できるので、ノズル21の噴射圧
力を高め、噴霧の微粒化を促進できる。しかもノ
ズル21の噴射動作がポンプ49の加圧動作に対
して遅れることはない。このように2次噴射や噴
射遅れを防止でき、しかも噴霧の微粒化を促進で
きるので、最良の燃焼状態を保ち、エンジン性能
を高めることができる。又噴射遅れを防止できる
ことにより、高速運転時の性能を高めることがで
きる。しかも従来品のように噴射時期調整用のタ
イマーを設ける必要がなく、構造を簡単化できる
という利点を得ることもできる。
ノズル21の先端は爆発面35の略中心部にお
いて燃焼室37内に露出しており、ヘツド11に
は渦流室(副燃焼室)は設けられていない。この
ようにエンジンは直噴式であるので、ユニツトイ
ンジエクタ50をヘツド11の全高Hにわたつて
支持することができる。従つてインジエクタ50
の取付状態が安定化すると共に、爆発面35から
インジエクタ50の他端(プロテクタ65)まで
の距離を小さくし、エンジン全体を小形化するこ
とができる。すなわちユニツトインジエクタ50
はその全長が長いが、エンジンを直噴式にするこ
とにより、エンジンの大形化を防止できる。ちな
みに渦流室をヘツド11に設けると、インジエク
タ50は渦流室の分だけ爆発面35から離れて位
置するので、ヘツド11やケース26を大形化す
る必要がある。
いて燃焼室37内に露出しており、ヘツド11に
は渦流室(副燃焼室)は設けられていない。この
ようにエンジンは直噴式であるので、ユニツトイ
ンジエクタ50をヘツド11の全高Hにわたつて
支持することができる。従つてインジエクタ50
の取付状態が安定化すると共に、爆発面35から
インジエクタ50の他端(プロテクタ65)まで
の距離を小さくし、エンジン全体を小形化するこ
とができる。すなわちユニツトインジエクタ50
はその全長が長いが、エンジンを直噴式にするこ
とにより、エンジンの大形化を防止できる。ちな
みに渦流室をヘツド11に設けると、インジエク
タ50は渦流室の分だけ爆発面35から離れて位
置するので、ヘツド11やケース26を大形化す
る必要がある。
直噴式にすることにより次のような利点を得る
こともできる。すなわち仮に渦流室を設けると、
渦流室から燃焼室37へ火炎が噴出する際に、渦
流室と、燃焼室37の連絡通路内面に大きい熱負
荷が加わる。これに対し直噴式ではヘツド11や
ブロツク10に局部的に大きい熱負荷は加わるこ
とはない。従つてアルミニウムは耐熱性が低いに
もかかわらず、ヘツド11やブロツク10が熱に
よる損傷を受けることはない。
こともできる。すなわち仮に渦流室を設けると、
渦流室から燃焼室37へ火炎が噴出する際に、渦
流室と、燃焼室37の連絡通路内面に大きい熱負
荷が加わる。これに対し直噴式ではヘツド11や
ブロツク10に局部的に大きい熱負荷は加わるこ
とはない。従つてアルミニウムは耐熱性が低いに
もかかわらず、ヘツド11やブロツク10が熱に
よる損傷を受けることはない。
又アルミニウムは耐熱性は低いが熱伝導率は高
いので、燃焼室37からブロツク10やヘツド1
1に加わつた熱は速やかに室12内の冷却水へ排
出される。従つてブロツク10やヘツド11が渦
熱されることはなく、この点においても熱による
損傷を防止できる。
いので、燃焼室37からブロツク10やヘツド1
1に加わつた熱は速やかに室12内の冷却水へ排
出される。従つてブロツク10やヘツド11が渦
熱されることはなく、この点においても熱による
損傷を防止できる。
なおピストン6は燃焼室37となる窪みを頂部
の中央に備えており、ピストン頂部は上死点にお
いて窪み以外の部分が爆発面35やその周囲のア
ール付きコーナ部に略隙間のない状態で近接する
ようになつている。
の中央に備えており、ピストン頂部は上死点にお
いて窪み以外の部分が爆発面35やその周囲のア
ール付きコーナ部に略隙間のない状態で近接する
ようになつている。
図示の爆発面35は平坦ではあるが、爆発面3
5をテーパ状(円錐状)の凹面に成形することも
できる。そのようにすると、図示の断面において
ブロツク10とヘツド11で構成されるアーチ構
造体、すなわちピストン6の両側のブロツク10
部分を両脚部としヘツド11を天井部とするアー
チ構造体の強度が高くなるので、ブロツク10や
ヘツド11の強度を高めることができる。
5をテーパ状(円錐状)の凹面に成形することも
できる。そのようにすると、図示の断面において
ブロツク10とヘツド11で構成されるアーチ構
造体、すなわちピストン6の両側のブロツク10
部分を両脚部としヘツド11を天井部とするアー
チ構造体の強度が高くなるので、ブロツク10や
ヘツド11の強度を高めることができる。
次にバルブ15,16(第5図にはバルブ16
のみ図示)やポンプ49の駆動機構を説明する。
弁腕室25内には前記カム軸23や弁腕24の他
に、ポンプ49用の弁腕51も収容されている。
又バルブ15,16のステム17,18やポンプ
49はヘツド11から突出してケース26内に入
り込んでいる。O1−O1は気筒中心を含む垂直中
心面で、ステム17,18は船体進行方向に見て
中心面O1−O1の例えば左側に隣接している。ス
テム17,18の先端はヘツド端面47に比較的
近い位置にある。ステム17,18の先端にはプ
ロテクタ52が装着されており、弁腕24の一端
部にロツクナイト53により固定した調整ねじ5
4がプロテクタ52に当接している。弁腕24は
中間部にタペツト55を備えており、タペツト5
5がカム軸23上のカム56で駆動されるように
なつている。合計4個の弁腕24は他端部が共通
の弁腕軸57で支持されている。弁腕軸57は垂
直で、ケース26により支持されている。又弁腕
軸57は中心面O1−O1から左方へ離れて位置す
ると共に、外周面はヘツド端面47から若干離れ
た位置にあり、その中心57′は閉鎖位置にある
バルブ15,16のプロテクタ52の端面(ねじ
54の当接面)よりも約2〜3mm(バルブリフト
の約1/3)だけ端面47寄りに位置している。
のみ図示)やポンプ49の駆動機構を説明する。
弁腕室25内には前記カム軸23や弁腕24の他
に、ポンプ49用の弁腕51も収容されている。
又バルブ15,16のステム17,18やポンプ
49はヘツド11から突出してケース26内に入
り込んでいる。O1−O1は気筒中心を含む垂直中
心面で、ステム17,18は船体進行方向に見て
中心面O1−O1の例えば左側に隣接している。ス
テム17,18の先端はヘツド端面47に比較的
近い位置にある。ステム17,18の先端にはプ
ロテクタ52が装着されており、弁腕24の一端
部にロツクナイト53により固定した調整ねじ5
4がプロテクタ52に当接している。弁腕24は
中間部にタペツト55を備えており、タペツト5
5がカム軸23上のカム56で駆動されるように
なつている。合計4個の弁腕24は他端部が共通
の弁腕軸57で支持されている。弁腕軸57は垂
直で、ケース26により支持されている。又弁腕
軸57は中心面O1−O1から左方へ離れて位置す
ると共に、外周面はヘツド端面47から若干離れ
た位置にあり、その中心57′は閉鎖位置にある
バルブ15,16のプロテクタ52の端面(ねじ
54の当接面)よりも約2〜3mm(バルブリフト
の約1/3)だけ端面47寄りに位置している。
カム軸23は、弁腕24の後方(端面47と反
対の側)に位置し、又ナツト53よりも左方に位
置しており、弁腕室ケース26に支持されてい
る。弁腕51の軸59は中心面O1−O1の右側に
隣接した位置を垂直に延びており、カム軸23に
対してその右方に並んでいる。軸59もケース2
6で支持されている。2個の弁腕51(一方のみ
図示)は中間部が共通の支軸59で支持されてお
り、一端部に設けたカムフオロアー60がカム軸
23上のカム61に後方から当接している。弁腕
51の他端部にはロツクナツト62により調整ね
じ63が固定してある。ねじ63の先端はプラン
ジヤ93の先端のプロテクタ65に当接してい
る。ねじ63は中心面O1−O1に対して比較的右
方へ離れた位置にあり、従つてインジエクタ50
全体はノズル21側へゆくにつれて中心面O1−
O1に近付くように傾斜している。
対の側)に位置し、又ナツト53よりも左方に位
置しており、弁腕室ケース26に支持されてい
る。弁腕51の軸59は中心面O1−O1の右側に
隣接した位置を垂直に延びており、カム軸23に
対してその右方に並んでいる。軸59もケース2
6で支持されている。2個の弁腕51(一方のみ
図示)は中間部が共通の支軸59で支持されてお
り、一端部に設けたカムフオロアー60がカム軸
23上のカム61に後方から当接している。弁腕
51の他端部にはロツクナツト62により調整ね
じ63が固定してある。ねじ63の先端はプラン
ジヤ93の先端のプロテクタ65に当接してい
る。ねじ63は中心面O1−O1に対して比較的右
方へ離れた位置にあり、従つてインジエクタ50
全体はノズル21側へゆくにつれて中心面O1−
O1に近付くように傾斜している。
ケース26の後面の内、右端からやや左端寄り
の部分にかけて開口66が設けてある。ケース2
6には開口66を閉鎖する蓋67がボルト68に
より取り付けてある。ケース26の左側部にはレ
バー式のデコンプ機構70が取り付けてある。デ
コンプ機構70はエンジン始動時に外部から手動
で弁開放操作を行うためのもので、弁腕24には
デコンプ機構70により駆動されるアーム71が
設けてある。
の部分にかけて開口66が設けてある。ケース2
6には開口66を閉鎖する蓋67がボルト68に
より取り付けてある。ケース26の左側部にはレ
バー式のデコンプ機構70が取り付けてある。デ
コンプ機構70はエンジン始動時に外部から手動
で弁開放操作を行うためのもので、弁腕24には
デコンプ機構70により駆動されるアーム71が
設けてある。
上記構造によると、カム軸23の回転によりカ
ム56が弁腕24を介してバルブ15,16を駆
動し、それと同時にカム61が腕51を介してポ
ンプ49のプランジヤ93を駆動する。バルブ1
5,16やポンプ49の駆動タイミングはねじ5
4,63の位置を変えることにより調整できる。
ム56が弁腕24を介してバルブ15,16を駆
動し、それと同時にカム61が腕51を介してポ
ンプ49のプランジヤ93を駆動する。バルブ1
5,16やポンプ49の駆動タイミングはねじ5
4,63の位置を変えることにより調整できる。
この調整作業を行う場合、弁腕室ケース26に
はカム軸23や弁腕軸57,59が支持されてい
るが、ケース26は開口66を有しているため、
カム軸23や弁腕軸57,59を取り外さなくて
も、開口66を覆う蓋67のみを取り外すだけで
調整作業を行うことができる。また、ねじ63や
ロツクナツト62は開口66に面しているので、
蓋67を外すことにより、開口66からねじ63
の位置を容易に調整することができる。又ねじ5
4やロツクナツト53に対して軸23,59は左
右に離れているので、軸23,59間の隙間72
を通して開口66からねじ54の調整作業を容易
に行うことができる。
はカム軸23や弁腕軸57,59が支持されてい
るが、ケース26は開口66を有しているため、
カム軸23や弁腕軸57,59を取り外さなくて
も、開口66を覆う蓋67のみを取り外すだけで
調整作業を行うことができる。また、ねじ63や
ロツクナツト62は開口66に面しているので、
蓋67を外すことにより、開口66からねじ63
の位置を容易に調整することができる。又ねじ5
4やロツクナツト53に対して軸23,59は左
右に離れているので、軸23,59間の隙間72
を通して開口66からねじ54の調整作業を容易
に行うことができる。
第1図の如く、カム軸23は両端部と中間部が
ケース26で支持されている。各気筒5におい
て、バルブ駆動用カム56,56はポンプ駆動用
カム61の上下に振り分けてある。又カム61は
気筒中心線O−Oと同じ高さにある。カム軸23
の下端には潤滑油ポンプ73のポンプ軸74が連
結されている。ポンプ73はケース26の下面に
ボルト止めされている。ポンプ73の入口はケー
ス26、ヘツド11、ブロツク10内に設けたき
り孔製の油路75を介してオイルパン(図示せ
ず)に接続している。オイルパンはクランク軸1
から下方へ延びる出力軸(図示せず)を囲むケー
スにより形成されている。ポンプ73の出口はケ
ース26、ヘツド11、ブロツク10内のきり孔
製油路(図示せず)を介してエンジン各部に接続
している。
ケース26で支持されている。各気筒5におい
て、バルブ駆動用カム56,56はポンプ駆動用
カム61の上下に振り分けてある。又カム61は
気筒中心線O−Oと同じ高さにある。カム軸23
の下端には潤滑油ポンプ73のポンプ軸74が連
結されている。ポンプ73はケース26の下面に
ボルト止めされている。ポンプ73の入口はケー
ス26、ヘツド11、ブロツク10内に設けたき
り孔製の油路75を介してオイルパン(図示せ
ず)に接続している。オイルパンはクランク軸1
から下方へ延びる出力軸(図示せず)を囲むケー
スにより形成されている。ポンプ73の出口はケ
ース26、ヘツド11、ブロツク10内のきり孔
製油路(図示せず)を介してエンジン各部に接続
している。
カム軸23の上端部はケース26から突出して
おり、その突出上端部に固定したプーリー76が
クランク軸1の上部に固定したプーリー77にタ
イミングベルト78を介して連結している。プー
リー77の上側において、フライホイール2には
発電装置79が併設されている。フライホイール
2の外周にはリングギヤ80が設けてあり、ギヤ
80を駆動するスタータ81がクランクケース部
分30に取り付けてある。ケース部分30の底壁
(前壁)の上部には斜上方へ突出した補油口82
が設けてある。シリンダブロツク10にはガバナ
83が取り付けられ、シリンダヘツド11には始
動用の燃料噴射量増量装置87が取り付けてあ
る。ガバナ83はタイミングベルト78で駆動さ
れるようになつている。ガバナ83と増量装置8
7はレバー機構86を介して第5図の燃料噴射ポ
ンプ49のプランジヤ93に連結している。
おり、その突出上端部に固定したプーリー76が
クランク軸1の上部に固定したプーリー77にタ
イミングベルト78を介して連結している。プー
リー77の上側において、フライホイール2には
発電装置79が併設されている。フライホイール
2の外周にはリングギヤ80が設けてあり、ギヤ
80を駆動するスタータ81がクランクケース部
分30に取り付けてある。ケース部分30の底壁
(前壁)の上部には斜上方へ突出した補油口82
が設けてある。シリンダブロツク10にはガバナ
83が取り付けられ、シリンダヘツド11には始
動用の燃料噴射量増量装置87が取り付けてあ
る。ガバナ83はタイミングベルト78で駆動さ
れるようになつている。ガバナ83と増量装置8
7はレバー機構86を介して第5図の燃料噴射ポ
ンプ49のプランジヤ93に連結している。
第5図の如く、クランクケース27の後方に隣
接した位置において、ガバナ83はシリンダブロ
ツク10の右側に設けてあり、ブロツク10の左
側には潤滑油こし器84が設けてある。又燃料噴
射ポンプ49は前述の如くノズル21と共にユニ
ツト化してヘツド11に組み込んである。このよ
うに図示のエンジンでは、エンジンに併設される
大形機器の内、ポンプ49をヘツド11に組み込
み、ガバナ83と潤滑油こし器84をブロツク1
0の左右に振り分けたので、エンジン全体が、第
5図の如く上方から見て、概ね卵形となり、船外
機用エンジンに適した形状になる。なおエンジン
全体は船外機のケース(図示せず)で覆われる。
接した位置において、ガバナ83はシリンダブロ
ツク10の右側に設けてあり、ブロツク10の左
側には潤滑油こし器84が設けてある。又燃料噴
射ポンプ49は前述の如くノズル21と共にユニ
ツト化してヘツド11に組み込んである。このよ
うに図示のエンジンでは、エンジンに併設される
大形機器の内、ポンプ49をヘツド11に組み込
み、ガバナ83と潤滑油こし器84をブロツク1
0の左右に振り分けたので、エンジン全体が、第
5図の如く上方から見て、概ね卵形となり、船外
機用エンジンに適した形状になる。なおエンジン
全体は船外機のケース(図示せず)で覆われる。
85は吸気管で、一端はヘツド11の右側面に
おいて吸気ポート14に接続し、他端はクランク
ケース27の底部近傍で開口している。吸気管8
5はシリンダブロツク10及びクランクケース2
7の右側面に沿つて設けられ、入口側の部分がク
ランクケース27の前方へ回り込んで中心面O1
−O1の近傍に達している。このように長い吸気
管85を採用することにより、吸気慣性効果を高
めてエンジン性能を向上させることができる。
おいて吸気ポート14に接続し、他端はクランク
ケース27の底部近傍で開口している。吸気管8
5はシリンダブロツク10及びクランクケース2
7の右側面に沿つて設けられ、入口側の部分がク
ランクケース27の前方へ回り込んで中心面O1
−O1の近傍に達している。このように長い吸気
管85を採用することにより、吸気慣性効果を高
めてエンジン性能を向上させることができる。
上述の如く吸気管85がクランクケース27の
右側から前方へ回り込み、又スタータ81がクラ
ンクケース27から左前方へ突出しているので、
この点においてもエンジン全体の左右バランスを
取ることができる。弁腕ケース26内において、
インジエクタ50を右側へ突出させ、弁腕51を
中央部に設け、カム軸23や弁腕24を左側に設
けたことにより、ケース26の左右バランスを取
ることができる。
右側から前方へ回り込み、又スタータ81がクラ
ンクケース27から左前方へ突出しているので、
この点においてもエンジン全体の左右バランスを
取ることができる。弁腕ケース26内において、
インジエクタ50を右側へ突出させ、弁腕51を
中央部に設け、カム軸23や弁腕24を左側に設
けたことにより、ケース26の左右バランスを取
ることができる。
以上説明した構造によると、デイーゼルエンジ
ンのシリンダブロツク10とシリンダヘツド11
をアルミニウムにより一体成形したので、従来の
ようにシリンダブロツクやヘツドを鋳鉄製にする
場合に比べ、軽量化を図ることができる。又軽量
化できることにより、同一重量の従来品と比べて
高出力化を図ることができる。ブロツク10とヘ
ツド11をヘツドボルトで連結する必要はなく、
勿論両者10,11間にガスケツトを配置する必
要もないので、部品数を減らし、軽量化及び組立
作業の簡単化を図ることができる。更にヘツド1
1とブロツク10の間に断熱材となるガスケツト
がないので、その間の熱の流れが良くなり、冷却
効果も大きくなる。ヘツドボルトによる締付けが
不要であるので、ライナー31が変形する恐れは
ない。デイーゼルエンジンでは筒内圧が高いが、
ヘツド11とブロツク10の間から燃焼ガス、冷
却水、潤滑油が漏れる恐れはない。換言すれば、
ガス漏れ等を考慮することなく筒内圧を高め、高
出力化を図ることができる。従来品ではガスケツ
トを支持するために、シリンダブロツクとシリン
ダヘツドの合せ面部分の肉厚を大きくする必要が
あつたが、本考案ではそのような厚肉部を廃止
し、軽量化を図ることができる。
ンのシリンダブロツク10とシリンダヘツド11
をアルミニウムにより一体成形したので、従来の
ようにシリンダブロツクやヘツドを鋳鉄製にする
場合に比べ、軽量化を図ることができる。又軽量
化できることにより、同一重量の従来品と比べて
高出力化を図ることができる。ブロツク10とヘ
ツド11をヘツドボルトで連結する必要はなく、
勿論両者10,11間にガスケツトを配置する必
要もないので、部品数を減らし、軽量化及び組立
作業の簡単化を図ることができる。更にヘツド1
1とブロツク10の間に断熱材となるガスケツト
がないので、その間の熱の流れが良くなり、冷却
効果も大きくなる。ヘツドボルトによる締付けが
不要であるので、ライナー31が変形する恐れは
ない。デイーゼルエンジンでは筒内圧が高いが、
ヘツド11とブロツク10の間から燃焼ガス、冷
却水、潤滑油が漏れる恐れはない。換言すれば、
ガス漏れ等を考慮することなく筒内圧を高め、高
出力化を図ることができる。従来品ではガスケツ
トを支持するために、シリンダブロツクとシリン
ダヘツドの合せ面部分の肉厚を大きくする必要が
あつたが、本考案ではそのような厚肉部を廃止
し、軽量化を図ることができる。
更に前述の如く各部に種々の工夫を凝らすこと
により、シリンダブロツク10やシリンダヘツド
11の強度を充分に高めることができる。従つて
筒内圧の高いデイーゼルエンジンにおいてアルミ
ニウムの一体成形品でブロツク10とヘツド11
を形成でき、しかも所望の高出力を得られる程度
にまで筒内圧を高めることができる。特に本考案
においては、シリンダヘツド11に燃料噴射ポン
プ49と燃料噴射ノズル21の組立体からなるユ
ニツトインジエクタ50を設け、ユニツトインジ
エクタ50と吸排気バルブ15,16をそれぞれ
弁腕51,24を介して共通のカム軸23により
駆動するようにしている。このように本考案にお
いてはインジエクタ50用のカム軸23とバルブ
15,16用のカム軸23を共通にしたので、構
造のコンパクト化を図ることができる。又バルブ
15,16及びインジエクタ50をいずれも弁腕
24,51で駆動するようにしたので、バルブ1
5,16又はインジエクタ50の一方をカム軸2
3上のカムで直接駆動する場合に比べ、バルブ1
5,16やインジエクタ50の作動時期を容易に
調整することができる。更に第5図の如く中心面
O1−O1を境にしてインジエクタ50を一方の側
に配置し、カム軸23やバルブ15,16を他方
の側に配置すると、弁腕室ケース26を更にコン
パクトにまとめることができる。しかもバルブ1
5,16用のタイミング調整ねじ54やロツクナ
ツト53を操作するために、図示の実施例では軸
23,59の間に隙間72が設けてある。従つて
上述の如く各部品をケース26内にコンパクトに
配置し、かつ弁腕室25の奥に位置するねじ54
やナツト53を容易に調整することができる。
により、シリンダブロツク10やシリンダヘツド
11の強度を充分に高めることができる。従つて
筒内圧の高いデイーゼルエンジンにおいてアルミ
ニウムの一体成形品でブロツク10とヘツド11
を形成でき、しかも所望の高出力を得られる程度
にまで筒内圧を高めることができる。特に本考案
においては、シリンダヘツド11に燃料噴射ポン
プ49と燃料噴射ノズル21の組立体からなるユ
ニツトインジエクタ50を設け、ユニツトインジ
エクタ50と吸排気バルブ15,16をそれぞれ
弁腕51,24を介して共通のカム軸23により
駆動するようにしている。このように本考案にお
いてはインジエクタ50用のカム軸23とバルブ
15,16用のカム軸23を共通にしたので、構
造のコンパクト化を図ることができる。又バルブ
15,16及びインジエクタ50をいずれも弁腕
24,51で駆動するようにしたので、バルブ1
5,16又はインジエクタ50の一方をカム軸2
3上のカムで直接駆動する場合に比べ、バルブ1
5,16やインジエクタ50の作動時期を容易に
調整することができる。更に第5図の如く中心面
O1−O1を境にしてインジエクタ50を一方の側
に配置し、カム軸23やバルブ15,16を他方
の側に配置すると、弁腕室ケース26を更にコン
パクトにまとめることができる。しかもバルブ1
5,16用のタイミング調整ねじ54やロツクナ
ツト53を操作するために、図示の実施例では軸
23,59の間に隙間72が設けてある。従つて
上述の如く各部品をケース26内にコンパクトに
配置し、かつ弁腕室25の奥に位置するねじ54
やナツト53を容易に調整することができる。
上記の調整作業を行う場合、弁腕室ケース26
にはカム軸23や弁腕軸57,59が支持されて
いるが、ケース26は開口66を有しているた
め、カム軸23や弁腕軸57,59を取り外さな
くても、開口66を覆う蓋67のみを取り外すだ
けで調整作業を行なうことができる。
にはカム軸23や弁腕軸57,59が支持されて
いるが、ケース26は開口66を有しているた
め、カム軸23や弁腕軸57,59を取り外さな
くても、開口66を覆う蓋67のみを取り外すだ
けで調整作業を行なうことができる。
更に本考案では、シリンダヘツド11の燃焼室
37と反対側の端面に弁腕室ケース26を固定
し、カム軸23を弁腕室ケース26内に位置さ
せ、カム軸23を弁腕室ケース26により支持し
ている。
37と反対側の端面に弁腕室ケース26を固定
し、カム軸23を弁腕室ケース26内に位置さ
せ、カム軸23を弁腕室ケース26により支持し
ている。
このようにカム軸23をシリンダヘツドではな
く、弁腕室ケース26で支持すると、爆発面35
に加わる爆発力により、仮に、シリンダヘツド1
1にわずかな変形が生じたとしても、その変形の
影響が、カム軸23の軸受部に及ぶことを効果的
に防止できる。
く、弁腕室ケース26で支持すると、爆発面35
に加わる爆発力により、仮に、シリンダヘツド1
1にわずかな変形が生じたとしても、その変形の
影響が、カム軸23の軸受部に及ぶことを効果的
に防止できる。
又吸排気バルブ駆動用の弁腕24を支持する弁
腕軸57と、ユニツトインジエクタ駆動用の弁腕
51を支持する弁腕軸59とを弁腕室ケース26
の内部かつカム軸23の周囲に配置して弁腕室ケ
ース26により支持した構造となつている。より
具体的には、吸排気バルブ駆動用の弁腕24を支
持する弁腕軸57をカム軸23に対してシリンダ
側に配置し、ユニツトインジエクタ駆動用の弁腕
51の中間部を支持する弁腕軸59をカム軸23
とユニツトインジエクタ50の間に配置し弁腕室
ケース26により支持している。
腕軸57と、ユニツトインジエクタ駆動用の弁腕
51を支持する弁腕軸59とを弁腕室ケース26
の内部かつカム軸23の周囲に配置して弁腕室ケ
ース26により支持した構造となつている。より
具体的には、吸排気バルブ駆動用の弁腕24を支
持する弁腕軸57をカム軸23に対してシリンダ
側に配置し、ユニツトインジエクタ駆動用の弁腕
51の中間部を支持する弁腕軸59をカム軸23
とユニツトインジエクタ50の間に配置し弁腕室
ケース26により支持している。
この構造によると、2本の弁腕軸57,59及
びその軸受部がカム軸軸受部変形防止用の強度メ
ンバーとなる。
びその軸受部がカム軸軸受部変形防止用の強度メ
ンバーとなる。
このように、シリンダヘツド11の変形の影響
がカム軸23の軸受部に及ぶことを効果的に防止
し、しかもカム軸23の軸受部の強度を高めるこ
とができるので、カム軸23を常に円滑かつ正確
に回転させ、所定のエンジン性能を維持すること
ができる。
がカム軸23の軸受部に及ぶことを効果的に防止
し、しかもカム軸23の軸受部の強度を高めるこ
とができるので、カム軸23を常に円滑かつ正確
に回転させ、所定のエンジン性能を維持すること
ができる。
特に、ユニツトインジエクタを採用したエンジ
ンでは、ユニツトインジエクタの大きい所要操作
力に対応する大きい反力がカム軸や弁腕軸の軸受
部に加わるが、その様な力に対しても、上述の構
造では、カム軸及び弁腕軸の軸受部が相互に補強
部として作用しあつて各部の変形を効果的に防止
し、カムや吸排気バルブ及びユニツトインジエク
タの動作タイミングに狂いが生じることを効果的
に防止できる。
ンでは、ユニツトインジエクタの大きい所要操作
力に対応する大きい反力がカム軸や弁腕軸の軸受
部に加わるが、その様な力に対しても、上述の構
造では、カム軸及び弁腕軸の軸受部が相互に補強
部として作用しあつて各部の変形を効果的に防止
し、カムや吸排気バルブ及びユニツトインジエク
タの動作タイミングに狂いが生じることを効果的
に防止できる。
しかも本考案によると、ユニツトインジエクタ
50の弁腕室内の部分を気筒中心線O−Oに対し
てシリンダ半径方向にずれた位置に配置し、カム
軸23をシリンダ中心線O−Oを挟んでユニツト
インジエクタ50と反対側に位置させ、上記両弁
腕軸57,59とを弁腕室ケース26の内部かつ
カム軸23の周囲に配置した構造となつている。
50の弁腕室内の部分を気筒中心線O−Oに対し
てシリンダ半径方向にずれた位置に配置し、カム
軸23をシリンダ中心線O−Oを挟んでユニツト
インジエクタ50と反対側に位置させ、上記両弁
腕軸57,59とを弁腕室ケース26の内部かつ
カム軸23の周囲に配置した構造となつている。
この構造によると、弁腕室25内に種々の機器
23,50,57,59等を分散させてコンパク
トに配置することができ、エンジン全体の小形化
を図ることができる。
23,50,57,59等を分散させてコンパク
トに配置することができ、エンジン全体の小形化
を図ることができる。
特に、弁腕軸57をカム軸23に対してシリン
ダ側に配置し、弁腕軸59をカム軸23とユニツ
トインジエクタ50の間に配置したことにより、
カム軸50の周囲の空間を有効に利用して弁腕軸
57,59を配置することができ、この点におい
てもコンパクト化を実現できる。
ダ側に配置し、弁腕軸59をカム軸23とユニツ
トインジエクタ50の間に配置したことにより、
カム軸50の周囲の空間を有効に利用して弁腕軸
57,59を配置することができ、この点におい
てもコンパクト化を実現できる。
このように本考案では、様々な点において強度
を向上させており、そのために、アルミニウム製
シリンダヘツドを採用することができ、このこと
と、前述の如く様々な点において軽量コンパクト
化を図られていることとにより、エンジン全体の
軽量コンパクト化を効果的に実現できる。
を向上させており、そのために、アルミニウム製
シリンダヘツドを採用することができ、このこと
と、前述の如く様々な点において軽量コンパクト
化を図られていることとにより、エンジン全体の
軽量コンパクト化を効果的に実現できる。
なお本考案を具体化する場合、エンジン各部のレ
イアウトを左右逆にすることもできる。クランク
ケース部分29をシリンダブロツク10とは別体
に設けることもできる。単気筒や3気筒以上のエ
ンジンに本考案を採用することもできる。ヘツド
11内に渦流室を設けることもできる。船外機用
以外の用途に本考案のエンジンを使用することも
できる。気筒中心線O−Oが垂直なエンジンに本
考案を適用することもできる。
イアウトを左右逆にすることもできる。クランク
ケース部分29をシリンダブロツク10とは別体
に設けることもできる。単気筒や3気筒以上のエ
ンジンに本考案を採用することもできる。ヘツド
11内に渦流室を設けることもできる。船外機用
以外の用途に本考案のエンジンを使用することも
できる。気筒中心線O−Oが垂直なエンジンに本
考案を適用することもできる。
第1図は実施例の垂直断面図、第2図は第1図
の拡大部分図、第3図はコーナ−部の半径と応力
の関係を示すグラフ、第4図は第2図の拡大部分
略図、第5図は第1図の−断面図である。 10……シリンダブロツク、11……シリンダ
ヘツド、15……排気バルブ、16……吸気バル
ブ、21……燃料噴射ノズル、23……カム軸、
24……弁腕、26……弁腕室ケース、49……
燃料噴射ポンプ、50……ユニツトインジエク
タ、51……弁腕。
の拡大部分図、第3図はコーナ−部の半径と応力
の関係を示すグラフ、第4図は第2図の拡大部分
略図、第5図は第1図の−断面図である。 10……シリンダブロツク、11……シリンダ
ヘツド、15……排気バルブ、16……吸気バル
ブ、21……燃料噴射ノズル、23……カム軸、
24……弁腕、26……弁腕室ケース、49……
燃料噴射ポンプ、50……ユニツトインジエク
タ、51……弁腕。
Claims (1)
- デイーゼルエンジンのシリンダブロツクとシリ
ンダヘツドをアルミニウムにより一体に成形し、
シリンダヘツドに燃料噴射ポンプと燃料噴射ノズ
ルからなるユニツトインジエクタを設け、ユニツ
トインジエクタを吸排気バルブをそれぞれ弁腕を
介して共通のカム軸により駆動するとともに、シ
リンダヘツドの燃焼室と反対側の端面に、開口を
有する弁腕室ケースを固定し、該弁腕室ケースの
開口を蓋で閉鎖し、上記カム軸を弁腕室ケース内
に位置させ、カム軸を弁腕室ケースにより支持
し、ユニツトインジエクタの弁腕室内の部分を気
筒中心線に対してシリンダ半径方向にずれた位置
に配置し、カム軸をシリンダ中心線を挟んでユニ
ツトインジエクタと反対側に位置させ、吸排気バ
ルブ駆動用の弁腕を支持する弁腕軸を弁腕室ケー
スの内部かつカム軸に対してシリンダ側に配置し
て弁腕室ケースにより支持し、ユニツトインジエ
クタ駆動用の弁腕の中間部を支持する弁腕軸を弁
腕室ケースの内部かつカム軸とユニツトインジエ
クタの間に配置して弁腕室ケースにより支持した
ことを特徴とする4サイクル水冷デイーゼルエン
ジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11768883U JPS6024845U (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 4サイクル水冷デイ−ゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11768883U JPS6024845U (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 4サイクル水冷デイ−ゼルエンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6024845U JPS6024845U (ja) | 1985-02-20 |
JPH0447402Y2 true JPH0447402Y2 (ja) | 1992-11-09 |
Family
ID=30270815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11768883U Granted JPS6024845U (ja) | 1983-07-27 | 1983-07-27 | 4サイクル水冷デイ−ゼルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024845U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000073903A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-07 | Nissan Motor Co Ltd | ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 |
JP2008057406A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のカムシャフト支持構造 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5279115A (en) * | 1972-05-05 | 1977-07-04 | Peugeot | Internal combustion piston engine |
JPS54137512A (en) * | 1978-04-10 | 1979-10-25 | List Hans | Waterrcoolled internal combustion engine solidly equipped with cylinder head and cylinder block |
JPS6038004U (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-16 | 株式会社東芝 | 操作機構箱における結露防止装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6341573Y2 (ja) * | 1980-12-25 | 1988-11-01 | ||
JPS589950U (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-22 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 内燃機関のシリンダブロツク |
-
1983
- 1983-07-27 JP JP11768883U patent/JPS6024845U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5279115A (en) * | 1972-05-05 | 1977-07-04 | Peugeot | Internal combustion piston engine |
JPS54137512A (en) * | 1978-04-10 | 1979-10-25 | List Hans | Waterrcoolled internal combustion engine solidly equipped with cylinder head and cylinder block |
JPS6038004U (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-16 | 株式会社東芝 | 操作機構箱における結露防止装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000073903A (ja) * | 1998-08-28 | 2000-03-07 | Nissan Motor Co Ltd | ディーゼルエンジンの燃料噴射装置 |
JP2008057406A (ja) * | 2006-08-30 | 2008-03-13 | Toyota Motor Corp | 内燃機関のカムシャフト支持構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6024845U (ja) | 1985-02-20 |
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