JPH0442124A - レーザー加工によるチタン化合物被膜を有する眼鏡枠の模様形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、眼鏡枠に模様を形成する方法に関し、更に詳
しくは、レーザー加工によるチタン化合物被膜を有する
眼鏡枠の模様形成方法に関するものである。

〔従来の技術および解決すべき技術的課題〕メタルフレ
ームの眼鏡枠は、最近特にＷＩ要が多いが、母材の色が
冷やかで淡白な金属色に限られていることから、種々の
方法によってＷＩ鏡枠をカラーアンプぜんとする試みが
なされている。

中でも、樹脂系塗料を電着する方法、装飾金属をメツキ
などにより被膜する方法、スパッタリング、イオンプレ
ーティングなどによってを色硬質化合物被膜を形成する
方法などは代表的なものである。

しかし、樹脂系塗料を電着してカラーアンプする方法は
、得られる色種が多く多彩でカラフルな装飾模様も形成
できるが、耐久性に問題がある。また、装飾金属を被覆
させる方法は、高級悪を醸し出すことができるが、色彩
選択の範囲が金属色に限られコスト的にも高価になる。

さらにまた、イオンプレーティングやスパッタリングで
有色硬質化合物被膜を形成する方法は、被覆層が強固で
化学的安定性も高く耐久性が高いが、被覆層に装飾模様
が形成できないという問題があった。

本発明は、従来のメタルフレームの眼鏡枠をカラーアッ
プする技術がデザイン表現手段として未だ不十分であっ
たことに鑑みてなされたもので、メタルフレームの眼鏡
枠に耐久性が高くて繊細な装飾模様も表現できる模様形
成手段を提供することを技術的課題とするものである。

〔課題解決のために採用した手段） 本発明者が課題解決のために採用した手段は以下のとお
りである。

即ち、眼鏡枠表面の所定位置にイオンプレーティングあ
るいはスパッタリングで炭素、水素等を含むを色硬質化
合物被膜を形成し、この有色硬質化合物被膜の所定位置
に大気中でレーザーを照射して、照射部の炭素、水素を
窒素で置換するか、または、チタン窒化物あるいはチタ
ン炭化物、チタン水素化物を分解することにより、被膜
の色を変え模様を現出させるという手段を採用したこと
により、耐久性が高く、繊細な装飾模様も表現できる模
様形成方法を提供した。

〔実施例］ 以下本発明を実施例に基づいて説明する。

金属製の眼鏡枠に下地メツキを行った後、眼鏡枠表面の
所定位置にイオンプレーティング法で窒化チタン、炭化
チタン、窒化炭化チタンなどからなる茶色の被膜を形成
する。被膜の一部にレーザーを照射する。レーザー照射
は、Ｎｄ：ＹＡＧレーザーを発する発振器（ＮＥＣ社製
：　Ｎｄ：　レーザー５ＬＩＩ５）を備えたレーザーマ
ーキング装置０１ＥＣ社製：５Ｌ４７５）を用いて、レ
ーザーマーキング装置の加ニスピードを８０閣／秒に設
定して大気中で行う。

レーザー照射を行った後、照射部のチタンと結合してい
る炭素が空気中の窒素に置換されて、または、窒化チタ
ンあるいは炭化チタン、窒化炭化チタンが分解されて、
照射部の被膜が窒化チタンの金色を呈するようになる。

本実施例は以上のように構成されるが、本発明は上記実
施例にのみ限定されるものではなく、特許請求の範囲内
で種々の変更が可能である。特に、イオンプレーティン
グによって得られる被膜の色を茶色から灰色あるいは他
の色に変えたり、レーザー照射後に照射面に現れる被膜
の色を金色以外の色、特に青色、赤色などにすることも
本発明の範囲内に含まれる。

チタン化合物被膜を有する眼鏡枠の模様形成方法は産業
上利用価値が高い、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 眼鏡枠の表面の全部または一部にイオンプレーティング
   あるいはスパッタリングによりチタン化合物被膜層を形
   成した後、この被膜層の所定位置に大気中でレーザーを
   照射することにより、当該被膜層中の炭素あるいは水素
   を窒素で置換して被膜を変色させるか、または、当該被
   膜層のチタン窒化物または、チタン炭化物あるいはチタ
   ン水素化物を分解して被膜を変色させることにより、模
   様を現出させることを特徴とした、レーザー加工による
   チタン化合物被膜を有する眼鏡枠の模様形成方法。