JPH04371752A

JPH04371752A - 強制循環式自動給湯風呂装置

Info

Publication number: JPH04371752A
Application number: JP3177415A
Authority: JP
Inventors: Nobuyoshi Yokoyama; 信義横山
Original assignee: Paloma Kogyo KK
Current assignee: Paloma Kogyo KK
Priority date: 1991-06-20
Filing date: 1991-06-20
Publication date: 1992-12-24
Anticipated expiration: 2015-12-11
Also published as: JP3117483B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、強制循環式自動給湯風
呂装置の改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、隣接設置タイプの風呂装置と
して、図４に示すように、浴槽３０の隣に建物の壁３１
を挟んで風呂釜３２を有する器具本体３３を設置して、
追い焚きする自然対流式のものがあった。しかし、この
風呂装置は、安価であるものの、設置場所が制約される
ため、建物の構造やユーザーの要望等により、器具本体
３３を浴槽３０から離れた場所に設置したい場合には採
用できず、したがって、そういう場合には、図５に示す
ように、浴槽４０からある程度離れた場所に追い焚きお
よび自動給湯する強制循環式自動給湯風呂装置が用いら
れていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の強制循
環式自動給湯風呂装置は、浴槽４０から離れた場所に設
置しても、その追い焚き性能や給湯性能を保証しなけれ
ばならないので、構成が複雑となり、資材費や施工費が
かさみ高価なものになっていた。例えば、浴槽４０に給
湯する場合、浴槽４０までの圧力損失を低減するために
、追い焚き往き管４１および追い焚き戻り管４２の両方
から浴槽４０へ給湯し、また、圧力センサー４３によっ
て水位を検出する時には、圧力センサー４３を設けた側
の配管流路を電磁弁４４によって閉じるように構成して
いた。

【０００４】ところが、自然対流式を設置することは不
可能な場所であるが、強制循環式自動給湯風呂装置を浴
槽４０から若干離す程度で設置できる場合においても、
このような複雑且つ高価な風呂装置が用いられており、
過剰な設備となって不経済極まりなかった。また、設置
場所の関係だけでは自然対流式を隣接設置できるが、使
用上は湯アカが溜り易く性能が劣るので自然対流式では
満足できない場合には、やはり遠隔設置タイプの強制循
環式自動給湯風呂装置が用いられていた。このように、
従来は、設置場所の制約やユーザーの要望等に応じた柔
軟な風呂装置の選択ができず、高価な強制循環式自動給
湯風呂装置を使用せざるを得なかった。

【０００５】そこで、本発明の解決すべき課題は、簡略
な構成且つ低価格で、しかも充分な性能を有する強制循
環式自動給湯風呂装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の強制循環式自動給湯風呂装置は、追い焚
き戻り管接続口から追い焚き熱交換器へ連なる追い焚き
戻り管と、前記追い焚き熱交換器から追い焚き往き管接
続口へ連なる追い焚き往き管とで循環回路を形成し、前
記追い焚き戻り管に循環ポンプを設け、その循環ポンプ
の下流の循環回路に、自動給湯熱交換器の自動給湯供給
管を接続して成る強制循環式自動給湯風呂装置において
、前記循環ポンプと前記追い焚き戻り管接続口との間に
逆止弁を設け、さらにその逆止弁と追い焚き戻り管接続
口との間に圧力センサーを設けて構成した。また、前記
自動給湯供給管が、追い焚き往き管に接続されている構
成にしたり、さらに、前記逆止弁が、閉塞時密閉状態に
ならない構造の逆止弁となされるものである。

【０００７】

【作用】自動給湯熱交換器で加熱された温湯が自動給湯
供給管から循環回路へ給湯され始めると逆止弁が閉じ、
温湯は循環回路から浴槽へ自動給湯される。そして、逆
止弁はその下流の追い焚き戻り管への流れを防止するの
で、逆止弁から浴槽までの管内の流れは静止状態となり
、そのため、圧力センサーは浴槽水位の圧力を正確に検
出する。浴槽へ給湯後、追い焚きする場合、浴槽水は循
環ポンプによって追い焚き戻り管接続口から追い焚き戻
り管へ吸水され、逆止弁を開いて逆止弁下流の追い焚き
戻り管を経て追い焚き熱交換器へ送られる。そして、追
い焚き熱交換器で加熱された温湯は、追い焚き往き管を
経て追い焚き往き管接続口から浴槽へ給湯される。この
ようにして、浴槽水は循環回路内を循環する間に加熱さ
れて逐次昇温する。

【０００８】また、追い焚き往き管に自動給湯供給管を
接続したものは、追い焚き用熱交換器を経由せず、追い
焚き往き管から直接浴槽へ給湯するので、追い焚き戻り
管に接続したものに比し、追い焚き熱交換器による圧力
損失が減少される。なお、閉塞時密閉状態にならない構
造の逆止弁は、自動給湯時における逆止弁上流の追い焚
き戻り管内の温水に混在するエアを、閉塞時密閉状態に
ならない構造であけエアパージするので、圧力センサー
は浴槽水位の圧力をより正確に検出する。

【０００９】

【実施例】本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。図１は強制循環式自動給湯風呂装置の概略構成図
で、同図において、１は浴槽、２は自動給湯熱交換器、
３は追い焚き装置、４は追い焚き熱交換器である。追い
焚き装置３内には、追い焚き戻り管接続口５から追い焚
き熱交換器４へ連なる追い焚き戻り管６と、その追い焚
き熱交換器４から追い焚き往き管接続口７へ連なる追い
焚き往き管８とで循環回路が形成されている。

【００１０】追い焚き戻り管６には循環ポンプとしての
汎用の温水循環ポンプ９が設けられ、また、追い焚き往
き管８に、自動給湯熱交換器２からの温湯を供給する自
動給湯供給管１０が接続している。温水循環ポンプ９と
追い焚き戻り管接続口５との間には逆止弁１１が設けら
れ、さらにその逆止弁１１と追い焚き戻り管接続口５と
の間には圧力センサー１２が設けられている。

【００１１】また、浴槽１と追い焚き装置３とは建物の
壁１３を挟んで隣接配置されており、追い焚き戻り管接
続口５，追い焚き往き管接続口７と浴槽１のバスアダプ
ター１ａとの間は、壁孔１３ａを通して短かい可撓性二
重管のバスアダプター接続用ホース１４で接続されてい
る。

【００１２】このように、自動給湯供給管１０が追い焚
き往き管８に接続し、温湯が追い焚き往き管８を経て追
い焚き往き管接続口７から浴槽１へ自動給湯されるので
、自動給湯供給管１０を追い焚き戻り管５に接続した場
合に比し、追い焚き熱交換器４による圧力損失が減少さ
れる。そして、汎用の温水循環ポンプ９および逆止弁１
１を使用しているので、従来の遠隔設置タイプの強制循
環式自動給湯風呂装置に使用される自給式ポンプおよび
電磁弁に比し、いずれも簡易な構造且つ安価で、したが
って、隣接設置による配管の簡略化と相まって、装置全
体のコスト低減を可能となすものである。

【００１３】次に、閉塞時密閉状態にならない構造の逆
止弁１１の構成を図２に基づいて説明する。即ち、ハウ
ジング２０の内部には、弁孔２１を有した隔壁２２と弁
ガイド２３とが設けられ、弁ガイド２３には円環状の流
入オリフィス２４が穿孔され、その中央部には逆止め弁
２５が嵌挿している。逆止め弁２５は、コイルスプリン
グ２６によって隔壁２２側に常時付勢され、弁孔２１を
閉塞するようになっている。そして、弁孔２１の周壁に
エア抜き孔２７が穿設され、逆止め弁２５が閉塞時密閉
状態にならないよう構成されている。

【００１４】以上のように構成された強制循環式自動給
湯風呂装置は、次のように作用し、使用される。即ち、
追い焚き装置３は壁１３を挟んで浴槽１の極く近くに隣
接設置される。そして、自動給湯熱交換器２で加熱され
た温湯が自動給湯供給管１０によって追い焚き往き管８
に供給され始めると逆止弁１１が閉じ、追い焚き往き管
８から追い焚き往き管接続口７，バスアダプター接続用
ホース１４およびバスアダプター１ａ等を経て浴槽１へ
自動給湯される。その間、逆止弁１１は弁を閉じて、追
い焚き往き管８，追い焚き熱交換器４，追い焚き戻り管
６，温水循環ポンプ９および逆止弁１１を経由しての流
れを遮断するので、逆止弁１１から浴槽１までの管内の
流れは静止状態となる。そのため、逆止弁１１より浴槽
１側に設けられている圧力センサー１２は、浴槽水位の
圧力を正確に検出することが出来、浴槽水の水量コント
ロールを容易且つ適切に行なえる。

【００１５】この逆止弁１１にエア抜き孔２７を設けた
ものは、追い焚き往き管７から浴槽１への自動給湯が開
始された時、追い焚き戻り管６側の温湯に混在している
エアをエア抜き孔２７からエアパージする。そのため、
圧力センサー１２は浴槽水位の圧力をさらに正確に検出
することが出来る。特に、図３のように、追い焚き戻り
管接続口５への配管１４´が鳥居配管になっている場合
は、エアがその鳥居配管最上部に溜り易く、エア抜き孔
の無い逆止弁では水位Ｈを正確に検出することが出来な
い。こういう場合には、前述のようなエア抜き孔２７付
きの逆止弁１１を用いると、自動給湯温水の一部が、追
い焚き戻り管６の逆止弁１１下流へ１〜２リットル／分
程度流れるのでエアパージされる。しかし、その流量を
あまり多くすると、追い焚き戻り管６の圧力損失が大き
くなり、圧力検出がかえって不正確となるので、管路圧
損が数ｍｍＨ２　Ｏになる程度の少量を流すのが望まし
い。

【００１６】上記の作用によって浴槽１へ給湯後、必要
に応じ追い焚きする場合は、温水循環ポンプ９を作動さ
せると、浴槽水はバスアダプター１ａ，バスアダプター
接続用ホース１４を経て追い焚き戻り管接続口５から追
い焚き戻り管６へ吸引され、逆止弁１１を開いて逆止弁
１１下流の追い焚き戻り管６を経て追い焚き熱交換器４
へ送られる。そして、追い焚き熱交換器４で加熱され、
加熱された温湯は追い焚き往き管８を経て追い焚き往き
管接続口７へ送られ、バスアダプター接続用ホース１４
，バスアダプター１ａを経て浴槽１へ給湯される。この
ようにして、浴槽水は循環回路内を循環する間に加熱さ
れて逐次昇温する。

【００１７】なお、上記実施例において、エア抜き孔を
設けた逆止弁の構造等は一例であって、これに限定する
ものではなく、他の構成要素も含め、本発明の目的およ
び趣旨を逸脱しない範囲において、その形状や寸法等を
適宜変更するものである。

【００１８】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明の強制循環
式自動給湯風呂装置は、追い焚き戻り管上の循環ポンプ
と追い焚き戻り管接続口との間に逆止弁を設け、さらに
その逆止弁と追い焚き戻り管接続口との間に圧力センサ
ーを設けて構成したものであるから、構成が簡略化され
安価であると共に、浴槽水位の圧力を正確に検出するこ
とが出来る。また、自動給湯供給管を追い焚き往き管に
接続すれば、追い焚き熱交換器による圧力損失をなくす
ことが出来る。さらに、閉塞時密閉状態にならない構造
の逆止弁にすることによって、浴槽水位の圧力をより一
層正確に検出出来る。したがって、充分な性能を維持し
つつ、構成の簡略化によりコストダウンを実現出来ると
共に、設置場所の制約やユーザーの要望に応じた柔軟な
風呂装置の選択が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のシステム構成図である。

【図２】エア抜き孔を有する逆止弁の構造を示す説明図
である。

【図３】鳥居配管になっている風呂装置の要部説明図で
ある。

【図４】従来の隣接設置タイプの自然対流式風呂装置の
説明図である。

【図５】従来の遠隔追い焚きタイプの強制循環式風呂装
置のシステム構成図である。

【符号の説明】

２・・自動給湯熱交換器、４・・追い焚き熱交換器、５
・・追い焚き戻り管接続口、６・・追い焚き戻り管、７
・・追い焚き往き管接続口、８・・追い焚き往き管、９
・・温水循環ポンプ、１０・・自動給湯供給管、１１・
・逆止弁、１２・・圧力センサー、２７・・エア抜き孔
。

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】　　追い焚き戻り管接続口から追い焚き熱
交換器へ連なる追い焚き戻り管と、前記追い焚き熱交換
器から追い焚き往き管接続口へ連なる追い焚き往き管と
で循環回路を形成し、前記追い焚き戻り管に循環ポンプ
を設け、その循環ポンプの下流の循環回路に、自動給湯
熱交換器の自動給湯供給管を接続して成る強制循環式自
動給湯風呂装置において、前記循環ポンプと前記追い焚
き戻り管接続口との間に逆止弁を設け、さらにその逆止
弁と追い焚き戻り管接続口との間に圧力センサーを設け
たことを特徴とする強制循環式自動給湯風呂装置。
【請求項２】　　前記自動給湯供給管が、追い焚き往き
管に接続されているところの請求項１記載の強制循環式
自動給湯風呂装置。
【請求項３】　　前記逆止弁が、閉塞時密閉状態になら
ない構造の逆止弁であるところの請求項１または請求項
２記載の強制循環式自動給湯風呂装置。