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JPH04363139A - 酸化エチレン製造用銀触媒 - Google Patents

酸化エチレン製造用銀触媒

Info

Publication number
JPH04363139A
JPH04363139A JP3134922A JP13492291A JPH04363139A JP H04363139 A JPH04363139 A JP H04363139A JP 3134922 A JP3134922 A JP 3134922A JP 13492291 A JP13492291 A JP 13492291A JP H04363139 A JPH04363139 A JP H04363139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
silver
ethylene oxide
carrier
silver catalyst
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3134922A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3312916B2 (ja
Inventor
Yukio Sakai
幸雄 酒井
Yoshiaki Saotome
竿留 良明
Etsuji Yamamoto
山本 悦二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15139681&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH04363139(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP13492291A priority Critical patent/JP3312916B2/ja
Publication of JPH04363139A publication Critical patent/JPH04363139A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3312916B2 publication Critical patent/JP3312916B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/38Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals
    • B01J23/54Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of noble metals combined with metals, oxides or hydroxides provided for in groups B01J23/02 - B01J23/36
    • B01J23/66Silver or gold

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エチレンを酸化して酸
化エチレンを製造するための酸化エチレン製造用銀触媒
に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレンを分子状酸素で酸化エチレンを
製造するのに用いられる効果的な触媒は銀触媒に限られ
、全世界のプラントで年間数百万トンというオーダーで
生産されている酸化エチレンの製造に使用されている。 酸化エチレンを効率良く生産するために、触媒の改良へ
の要請は強く、高選択性、長寿命の触媒の出現が望まれ
ている。このため、種々の方法が提案されているが、主
活性成分である銀とアルカリなどの添加物の組み合わせ
、その配合比の最適化、これらを担持する担体の改良あ
るいは触媒の調製法の改良まどがその主なものである。
【0003】特開昭49−30286号公報及び特開昭
53−1191号公報には、アルカリ金属の添加により
、触媒性能が向上することが開示されている。特開昭6
1−71837号公報には、担体に含浸された銀塩の熱
分解を過熱水蒸気中で行うことにより、著しく安定かつ
高性能な触媒が製造可能なことが開示されている。
【0004】担体に関しても、組成、物性に関して多く
の提案がなされている。特開昭56−89843号公報
では、担体中のナトリウム含有量が0.07重量%以下
の低ナトリウム含量のα−アルミナを使用することが有
効であることが示されている。一方特開昭63−116
743号公報には、担体中に含まれる酸性成分と塩基性
成分のコントロールにより得られる弱い酸性を有する担
体が触媒性能向上に有利であることを開示している。
【0005】更に特開平2−194839号公報には、
α−アルミナを主成分とする担体を非晶質シリカで処理
することにより、触媒の性能が向上することが示されて
いる。また、特開昭62−4444号公報、特開昭62
−4445号公報には、担体製造工程においてアルカリ
金属或いはハロゲンを加えることが開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在全世界で数百万ト
ンの酸化エチレンが銀を主な成分とする触媒を用いて生
産されている。選択性が1%向上するだけでもエチレン
使用量の削減により生ずるメリットは数十億円に達する
。この為、触媒性能を改善するために多くの改良が行わ
れ、エチレンから酸化エチレンへの選択率は80%を越
えるに至ったが、いまだ十分に満足できるレベルにたっ
しているとは言えず、触媒寿命を含めて触媒性能改善の
為の努力が、継続して行なわれている状況にある。
【0007】本発明の目的は、エチレンを酸化して酸化
エチレンを製造するために適した新規な酸化エチレン製
造用銀触媒を提供することにある。本発明の他の目的は
、上記本発明の触媒を製造する方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来技術
の問題点を鋭意検討した結果、銀を主成分とするエチレ
ンを酸化して酸化エチレンを製造する触媒において、元
素周期表のIIIa−VIIa及びIIIb−Vb族の
第4、5及び6周期の元素からなる群の元素から選ばれ
た1種あるいは2種以上の化合物をα−アルミナに添加
し、焼成して得られる担体を用いることにより、高選択
性、長寿命の触媒が得られることを見出だし、本発明を
なすに至った。
【0009】本発明の担体は、α−アルミナを主成分と
するが、その他に元素周期表のIIIa−VIIa及び
IIIb−Vb族の第4、5及び6周期の元素からなる
群の元素から選ばれた1種或いは2種以上の化合物が添
加されて調製されたものであることを特徴とする。α−
アルミナに添加される化合物を構成する元素の具体例と
しては、Ti,Y,Zr,Mo,Hf,Re,La,Y
b,Ge,In,Sn,Sb,Tl,Pbなどを挙げる
ことができる。なかでも、Ti,Mo,Hf,Re,S
n,Y,Ybが好ましい元素である。好ましい化合物を
例示すれば、二酸化チタン、二酸化ハフニウム、硫酸ス
ズ、硝酸イットリウム、過レニウム酸アンモニウム、モ
リブデン酸アンモニウム等である。
【0010】これら元素をα−アルミナに加える際に用
いられる原料化合物の形態は特に制限はなく、酸化物、
塩化物、硝酸塩及び酸素酸のアンモニウム塩などあらゆ
るものが使用可能であり、その取り扱い易さによって選
択される。担体に添加される化合物の量は、金属として
0.01−5重量%、好ましくは0.02−2重量%、
更に好ましくは0.05−1重量%である。金属の量が
この範囲未満であると触媒性能の改善が明らかでなく、
上記範囲を越えると好ましい表面積あるいは吸水率など
を有する担体の製造が困難となり、触媒性能も低下する
【0011】上記の元素は、担体製造のあらゆる工程に
於いて加えることが出来る。例えば、α−アルミナ粉末
を処理することにより添加することも出来、また、α−
アルミナ混練時にバインダー成分と混合することにより
加えることもできる。更に、α−アルミナ粉末の製造工
程段階で加えることも可能である。本発明担体は、上記
元素の他に、通常バインダー成分として用いられる当業
者には公知の有機および無機成分、およびα−アルミナ
に通常含まれる範囲の元素を含むことが出来る。
【0012】本発明担体のBET表面積は0.1−10
m2/g、0.3−5m2/g、更に好ましくは0.5
−2m2/gである。吸水率は、10−50重量%、好
ましくは20−40重量%である。細孔分布に特に制限
は無く単一分布でも二重分布でも良いが、0.1ミクロ
ン以下の小さな細孔は逐次酸化の可能性があるため好ま
しくない。
【0013】担体の形状には特に制限はなく、球、ペレ
ット、リング、サドルなどいずれの形態でも使用できる
。しかし、実用的見地からすると、通常酸化エチレン合
成に用いられる熱交換型多管式反応器での使用を考える
と、有効係数を上げ触媒充填時の差圧を最小にし、触媒
充填および運転時の触媒の粉化を抑えるためにはリング
が好ましい。担体の圧縮強度は3kg以上あるのが好ま
しい。
【0014】本発明の触媒の触媒成分である銀を形成す
るために有利に使用される銀化合物は、例えばアミンと
水性溶媒中で可溶な錯体を形成し、そして500℃以下
、好ましくは300℃以下、より好ましくは260℃以
下の温度で分解して銀を析出するものである。その例と
しては、塩化銀、硫酸銀、炭酸銀、及び酢酸銀、シュウ
酸銀などの各種カルボン酸銀を挙げることができる。 中でもシュウ酸銀が好ましい。
【0015】錯体形成剤としてのアミンは、上記銀化合
物を水性溶媒中で可溶化し得るものが用いられる。かか
るアミンとしては、例えば、ピリジン、アセトニトリル
、アンモニア、1〜6個の炭素を有するアミン類などが
挙げられる。中でもアンモニア、ピリジン、ブチルアミ
ンなどのモノアミン、エタノールアミンなどのアルカノ
ールアミン、エチレンヂアミン、1,3−プロパンヂア
ミンのごときポリアミンが好ましい。特にエチレンヂア
ミン及び/または1,3−プロパンジアミンの使用、特
にその混合使用が最適である。
【0016】上記のごとき化合物を多孔性担体に含浸す
るには次のようにして行われる。担体に銀化合物を含浸
するには、銀化合物をアミンとの水溶液の形として用い
ることが最も現実的であるが、アルコールなどを加えた
水溶液としても用い得る。最終的には触媒成分として5
〜25重量%の銀が担持されるように含浸液中の銀濃度
は選定される。含浸操作は、通常の方法で実施される。 要すれば減圧、加熱、スプレー吹き付けなどを併せて行
うこともできる。アミンは銀化合物を錯化するに必要な
量(通常アミン基2個が銀1原子に対応する)で加えら
れる。通常必要な量より5〜30重量%過剰に加えるの
が安全かつ有利である。
【0017】含浸後の熱処理は、銀が担体上に析出する
に必要な温度と時間を選定して実施する。担体上に銀が
できるだけ均一に、微細な粒子で存在するように条件を
選ぶことが最も好ましい。一般的に熱処理は、高温、長
時間となるほど、析出した銀粒子の凝集を促進するので
好ましくない。好ましい熱処理は、130〜300℃で
、加熱した空気(又は窒素などの不活性ガス)又は、過
熱水蒸気を使用して、5分から30分の短時間行われる
。好ましい上記熱処理は、触媒調製工程の時間短縮とい
う観点からも望ましい。殊に過熱水蒸気を使用すると、
担体上の銀の分布が均一になり好ましい。
【0018】本発明の触媒は、多孔性担体上に、全触媒
重量に基づき、銀が好ましくは5〜25重量%の量で担
持され、より好ましくは5〜18重量%の量で担持され
る。担持された銀は、担体上で通常、金属銀の形態にあ
る。
【0019】触媒成分としてのカチオン成分は、水性溶
媒中に可溶な化合物の形態で、可溶な濃度で加えられる
のが好ましいが、一部不溶な状態になっていてもかまわ
ない。そのような化合物の例として、硝酸塩、炭酸塩、
ハロゲン塩、水酸化物、亜硝酸塩、硫酸塩などの無機塩
類、及び例えば蟻酸塩名度のカルボン酸塩があげられる
。触媒成分として5ppm以上、0.1重量%以下、好
ましくは7ppm以上、0.07重量%以下の、塩素、
臭素又は弗素などのハロゲン塩が加えられることが好ま
しい。 カチオン成分は銀含浸用液中に添加しても良く、また前
含浸でも後含浸でも構わない。しかし殊にナトリウムに
ついては水溶液が好ましく、アルコールなどを含む溶液
の使用は、安全性及び工程簡略化の観点からはあまり好
ましくはない。
【0020】本発明の触媒は、全触媒重量に基づき、ア
ルカリ金属を好ましくは10〜10000ppm(アル
カリ金属として)、より好ましくは50〜5000pp
mの量で含有する。アルカリ金属としては、例えばリチ
ウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムな
どのいずれでもよい。これらは一種又は二種以上で担持
されうる。アルカリ金属がセシウムである場合には、特
に250〜2000ppmが好ましい。
【0021】添加は同時含浸が好ましい。これらのもの
の一部又は全部が塩化物、臭化物又は弗化物などのハロ
ゲン化物、殊に塩化物の形で加えられるのが良い。アル
カリ土類金属は、例えばベリリウム、マグネシウム、カ
ルシウム、ストロンチウム、バリウムのいずれでも良い
。これらは一種又は二種以上で担持されてもよい。触媒
成分としてのカチオン成分を同時含浸以外の含浸で添加
する場合には、110〜200℃に加熱した過熱水蒸気
で5分/30分間乾燥して担体上に担持するのが好まし
い。これによりカチオン成分は担体上に均一に分散され
る。
【0022】本発明の触媒を用いてエチレンを酸化エチ
レンに転換する反応は慣用操作法で実施できる。例えば
、圧力は1〜35kg/cm2G、温度は180〜30
0℃、好ましくは200〜260℃である。エチレンは
1〜40%、酸素は1〜20%で、一般に希釈剤例えば
メタンを一定割合、例えば0〜70vol%で存在させ
るのが好ましい。酸素は空気の形態でまたは工業用酸素
として供給しても良い。反応改変剤として例えば2塩化
エチレンを加えることにより触媒中のホットスポットの
形成を防止でき、かつ触媒の性能殊に選択性が大幅に改
善される。添加量としては数ppm〜数十ppm程度が
好ましい。
【0023】次に、実施例及び比較例をあげて本発明を
説明する。表中のT40、S40は、それぞれ酸素転化
率が40%となるときの反応温度(℃、浴温)と、エチ
レン基準の酸化エチレンの選択率(%)を示す。なお、
実施例中において、触媒における触媒担持成分であるA
g、Cs、Ba及びClの担持量および多孔性担体の表
面積は下記方法によって測定した。銀は硝酸で触媒から
溶出後電位差滴定法により担持量を求めた。アルカリ金
属、アルカリ土類金属は硝酸で触媒から溶出後原子吸光
法により、その担持量を求めた。多孔性担体の表面積は
、窒素吸着によるBET法により求めた。
【0024】
【実施例】
実施例1 Ti添加量0.2%のα−アルミナ担体(8×3×8m
mのリング状、表面積0.92m2/g、吸水率35%
)を使用して実施例1の触媒を調製した。硝酸銀228
gとシュウ酸カリウム(K2C2O4・H2O)135
gを各々11の水に溶解した後混合し、水浴中で60℃
に加熱してシュウ酸銀の白色沈澱を得た。濾過後蒸留水
により沈澱を洗浄して沈澱物中のカリウムを除いた。別
に、1,3−プロパンジアミン19.8gとエチレンジ
アミン72.2gを水に溶解して水溶液200mlを調
製し、氷冷しながら上記シュウ酸銀沈澱に少量ずつ添加
してシュウ酸銀溶液を調製した。
【0025】これに塩化セシウム0.24gと硝酸セシ
ウム0.55g及び水酸化バリウム0.08gを溶解し
た水溶液40mlを混合した後、水を加えて342ml
に調整しロータリーエバポレーター中に移し、前記の担
体1kgを加えて回転下50℃にて含浸操作を実施した
。含浸操作の初期に減圧し(100mmHg)、常圧に
戻して5分後に取り出した。これを200℃の過熱水蒸
気で10分間、2m/secの流速で加熱して本発明の
触媒を調製した。Ag、Cs、BaおよびClの担持率
は各々12%、473ppm、50ppm、42ppm
であった。
【0026】上記方法で調製した触媒を6−10メッシ
ュに砕き、その3mlを内径7.5mmの鋼製反応菅に
充填して反応ガス(エチレン30vol%、酸素8vo
l%、塩化ビニル1.5ppm、CO2  6vol%
、残り窒素)を7kg/cm2Gの加圧下GHSV43
00/hで通過させた。結果を第1表に示す。同じCs
担持量である比較例1の触媒に対し高い選択性を示す。
【0027】実施例2〜6 第1表に示す担体を用い、Ag、Cs、BaおよびCl
の担持率が各々12%、473ppm、50ppm、4
2ppmとなるように、銀及び触媒添加成分を含有する
溶液の濃度を調整するほかは、実施例1と同様にして触
媒を調製した。結果を第1表に示す。同じCs担持量で
ある比較例1の触媒に対し高い選択性を示す。
【0028】比較例1 第1表に示す物性を有する通常のα−アルミナを主成分
とする担体を用いる以外は、実施例1と同様の方法で触
媒を調製した。結果を第1表に示す。
【0029】実施例7及び8 第1表に示す担体を用い、Csの担持率を394ppm
となるように硝酸セシウムの量を調整するほかは、実施
例1と同様にして触媒を調製した。結果を第1表に示す
。 同じCs担持量である比較例2の触媒に対し高い選択性
を示した。
【0030】比較例2 比較例1の担体を用いる以外は、実施例7と同様の方法
で触媒を調製した。結果を第1表に示す。
【0031】
【表1】   第1表(実施例1−8/比較例1−2)     
                       担体
                        触
媒                        
担体添加成分          担体物性     
 成分    反応評価              
元素  量  添加化合物    表面積  吸水率 
 Cs    T40  S40          
      %                m2
/g    %     ppm    ℃     
 %   実施例1  Ti    0.2  TiO
2          0.92    36    
 473    233     80.6     
 2  Sn    0.5  SnSO4     
    1.01    45     473   
 241     80.3      3  InI
   0.5  In2O3         0.9
9    44     473    238   
  80.2      4  La    0.5 
 La2O3         1.13    36
     473    235     79.5 
     5  Re    0.3  NH4ReO
4       1.05    39     47
3    228     80.1      6 
 Yb    0.1  Yb(NO3)3     
 0.99    37     473    23
1     80.7比較例1  なし       
              1.05    35 
    473    235     79.5実施
例7  Ti    0.3  TiO2      
    0.79    29     394   
 229     79.6      8  Mo 
   0.3  (NH4)6Mo7O24     
                .4H2O    
     0.78    35     394  
  236     80.1 比較例2  なし  
                   1.05  
  35     394    224     7
7.4
【0032】実施例9 実施例5の担体(Re添加量0.3%,表面積1.5m
2/g, 吸水率39%)1kgを、Na2CO3 1
1.9gを溶解した水1Lに含浸した。余分の液をした
たり落として切った後、150℃の過熱水蒸気で15分
乾燥した。このように処理した担体を用いる外は実施例
1と同様の方法で触媒を調製した。Ag,Na,Cs,
Ba及びClの担持率は各々12%、0.2%、473
ppm、50ppm、42ppmであった。結果を第2
表に示す。
【0033】実施例10−15 第2表に示す担体を用い、Ag,Na,Cs,Ba及び
Clの担持率が各々12%、0.2%、473ppm、
50ppm、42ppmとなるように、銀及び触媒添加
成分を含有する溶液の濃度を調整する外は、実施例9と
同様の方法で触媒を調製した。結果を第2表に示す。同
じCs担持量である比較例3の触媒に対し高い選択性を
示す。
【0034】比較例3 比較例1の担体を用いる外は、実施例9と同様の方法で
触媒を調製した。結果を第2表に示す。
【0035】実施例16 第2表に示す担体を用い、Csの担持率が394ppm
となるように硝酸セシウムの量を調整する外は、実施例
9と同様の方法で触媒を調製した。結果を第2表に示す
。 同じCs担持量である比較例4の触媒に対し高い選択性
を示した。
【0036】比較例4 比較例1の担体を用いる外は、実施例16と同様の方法
で触媒を調製した。結果を第2表に示す。
【0037】
【表2】   第2表(実施例9−16/比較例3−4)    
                        担
体                        
触媒                       
担体添加成分          担体物性     
  成分         反応評価        
元素  量  添加化合物   表面積  吸水率  
 Cs    Na     T40    S40 
             %           
     m2/g    %     ppm   
%      ℃     % 実施例   9    Re   0.3  NH4ReO4 
      1.05    39     473 
  0.2    228    81.6  10 
   Hf   0.1  HfO2        
  0.08    40     473   0.
2    232    81.4   11    
Ti   0.2  TiO2          0
.92    36     473   0.2  
  230    81.0   12    Zr 
  0.3  ZrO(NO3)2         
         .2H2O         1.
04    43     473   0.2   
 232    81.2   13    Sb  
 0.3  SbCl3         0.87 
   39     473   0.2    23
3    81.0   14    Pb   0.
3  Pb(NO3)2      0.92    
38     473   0.2    233  
  81.1   15    Yb   0.1  
Yb(NO3)3      0.99    37 
    473   0.2    231    8
1.3比較例3     なし           
    1.05    35     473   
0.2    228    80.8実施例

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  エチレンを酸化して酸化エチレンを製
    造するための酸化エチレン製造用銀触媒において、触媒
    担体として、元素周期表のIIIa−VIIa及びII
    Ib−Vb族の第4、5及び6周期の元素からなる群よ
    り選ばれた1種あるいは2種以上の化合物をα−アルミ
    ナに添加し、焼成して得られる担体を用いることを特徴
    とする酸化エチレン製造用銀触媒。
  2. 【請求項2】  該元素が、レニウム、モリブデン、チ
    タニウム、ハフニウム、スズ、イットリウム及びイッテ
    ルビウムからなる群より選ばれたものである請求項1記
    載の酸化エチレン製造用銀触媒。
  3. 【請求項3】  該化合物の添加量が、金属として0.
    01〜5重量%である請求項1記載の酸化エチレン製造
    用銀触媒。
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