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JPH0436707A - マルチフィラメント型光ファイバ及びその製法 - Google Patents

マルチフィラメント型光ファイバ及びその製法

Info

Publication number
JPH0436707A
JPH0436707A JP2141546A JP14154690A JPH0436707A JP H0436707 A JPH0436707 A JP H0436707A JP 2141546 A JP2141546 A JP 2141546A JP 14154690 A JP14154690 A JP 14154690A JP H0436707 A JPH0436707 A JP H0436707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber
multifilament
component
protective layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2141546A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Nieda
贄田 義郎
Masaji Okamoto
正司 岡本
Yoshihiko Hoshiide
芳彦 星出
Fumio Suzuki
文男 鈴木
Toshinori Sumi
敏則 隅
Katsuhiko Shimada
島田 勝彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP2141546A priority Critical patent/JPH0436707A/ja
Publication of JPH0436707A publication Critical patent/JPH0436707A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画素数が50〜20000と高画素数のプラス
チック製マルチフィラメント型光ファイバに関するもの
であり、かつ、伝送画像がガラス系マルチフィラメント
型光ファイバの伝送画像特性に比べても極めて明るく、
外部からのダメージ及び外部からの光の影響を受けにく
いプラスチック系マルチフィラメント型光ファイバに関
するものである。
[従来の技術] 繊維径200μ以下なる石英系光ファイバを配列度よく
整列し、繊維同士を接着剤にて接合したマルチフィラメ
ント型光ファイバは光による画像伝送を行なうことがで
きるため、胃カメラをはじめとする内視鏡として医療機
器分野を中心にその利用が進められている。
ガラス系光ファイバは、これまでプラスチック系光ファ
イバに比べ、その繊度を細くすることが比較的容易であ
るため10000を越える多画素数のマルチフィラメン
ト型光ファイバとしての開発が進められているが、ここ
に用いている光ファイバが、極めて細繊度であることと
、曲げに対する抵抗力が小さいため、マルチフィラメン
ト型光ファイバの使用時における曲げ操作により比較的
容易に折損し、当該部分がマルチフィラメント型光ファ
イバの画素欠点となることが大きな難点とされている。
またガラス系光ファイバにて作られたマルチフィラメン
ト型光ファイバはその特性上剛直なものとなることはさ
けられず、イメージスコープとして使用する場合、その
曲げ角度を大きくとることが難しく、監視々野を余り広
くとれないという難点もある。
そこで、従来より、ガラス系光ファイバに比べ折損しに
くく、曲げ易いという特性を備えたプラスチック系光フ
ァイバを複数本集合したプラスチック系マルチフィラメ
ント型光ファイバの開発が試みられている。
本発明者等は、先に優れたプラスチック製マルチフィラ
メント型光ファイバを作るための方法をE、P、0.2
07705〜A2に提案した。この発明は多数の島成分
形成用ノズル孔を備えた口金板、海成分形成用ノズル孔
を備えた口金板、繊維集合ノズル孔を備えた口金板を重
ねた海鳥型マルチフィラメント型ファイバ製造用複合紡
糸口金を用いた方法であり、最下部口金板直上に設置さ
れる口金板のノズル孔が、当該口金板の下端面に向って
ラッパ状の開口を備えており、最下部口金板直上に設け
た2板の口金板の間に海成分流路を設けた口金板を用い
て複合紡糸した多数の繊条を集合ノズルにて集合せしめ
ることにより、海成分断面内に島成分が俵積み配列構造
としたプラスチック系マルチフィラメント型光ファイバ
を得ることに成功した。この方法によって可成り画像伝
送性の良好なプラスチック製マルチフィラメント型光フ
ァイバを作り得ることが明らかになった。
[発明が解決しようとする課題] ところで、こうして得られたプラスチック製マルチフィ
ラメント型光ファイバは、外部ダメージからの本体の保
護及び外部からの光の影響を少なくするために、後工程
でケーブル材を被覆してから実用に供せられるのが一般
的である。
ケーブル化工程では、通常、押出しダイスが用いられる
が、この押出しダイス内をマルチフィラメント型光ファ
イバが通過する際、該ファイバ周辺部の島成分がダメー
ジを受けその光学性能が低下してしまうという問題が生
じやすい。
すなわち、ダイス内での光ファイバのぶれに起因するフ
ァイバ自体の機械的ダメージ、及びケーブル化時の熱的
ダメージによって、その外周部の島成分の伝送損失が著
しく大きくなってしまうのである。その結果得られたマ
ルチフィラメント型光ファイバを用いて伝送された画像
は中心部が明るく、周辺部が暗くなり、均一な明るさの
画像は得られず、画像伝送性の優れたプラスチック製マ
ルチフィラメント型光ファイバとするには、今−歩の改
良が必要であった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、さらに画像伝送性に優れたプラスチック
製マルチフィラメント型光ファイバを得ることを目的と
して検討した結果、本発明を完成したものである。
本発明の主旨とするところは、略円形の断面を有し、直
径2〜70−なる光伝送性の患部が、海部に50〜20
000個なる範囲で、俵積み構造又は四方積み構造で、
かつ、マルチフィラメント型光ファイバの両端面に配置
された患部の位置が1対1の関係を有するように配置さ
れており、さらに、その外周部に外部光侵入防止特性を
備えた保護層を一体的に設け、外部光がマルチフィラメ
ント型光ファイバ内へ侵入するのを防ぐ効果を持たせた
ことを特徴とするプラスチック製マルチフィラメント型
光ファイバにある。
本発明において光伝送性の患部の構造は、芯−鞘構造又
は芯のみからなるものとすることができる。患部が芯−
鞘構造にて構成される場合には、光は害鳥の芯と鞘の界
面で全反射を繰り返して伝送される。患部が芯のみにて
構成された場合には海部に鞘の働きをさせることになる
このため、患部が芯のみの構造のマルチフィラメント型
光ファイバの場合には、海形成用ポリマーとして、鞘形
成用ポリマーが具備すべき特性を備えたポリマーを選択
する必要がある。以下の説明では、特にことわりの無い
限り、説明を簡単にするために患部の構造が芯−鞘構造
の場合を例に取り説明する。
本発明を実施するに際し、外部からの光を遮断する目的
で保護層成分形成用ポリマーに添加する着色材としては
、カーボンブラック、酸化鉛、酸化チタン、あるいは有
機顔料等を挙げることができる。有機染料等の移行性の
ある着色材は、ファイバを長時間放置している間に保護
層形成ポリマーから光伝送性の高部形成ポリマーに移行
し、ファイバの光透過性能を著しく低下さるので好まし
くない。
着色材保護成分形成用ポリマーへの添加量は、外部から
の光を遮断する効果を高める為に他の特性を害しない範
囲で出来るだけ多く添加するのが好ましい0通常は保護
層形成用ポリマー100重量部あたり0.1重量部〜3
0重量部、好ましくは0.2重量部〜20重量部添加す
るのが望ましい。
保護層の厚みは、外部からの光を遮断する意味からは厚
くするのが望ましいが、保護層の厚みを厚くするとマル
チフィラメント型光ファイバの外径が太くなり、該ファ
イバの柔軟性が低下するだけでなく、ファイバ断面内で
芯部が占有する面積が低下して伝送画像の明るさ指数I
が低下するので、保護層の厚みはできるだけ薄くするの
が好しい。通常のマルチフィラメント型光ファイバの外
径(直径)の20%以下、好ましくは10%以下とする
のが望ましい。
本発明で規定するマルチフィラメント型光ファイバの伝
送画像の明るさ指数■は次式の如く表わされる。
αL 1=S、NA”・1O−(IQ )    (1)本発
明のマルチフィラメント型光ファイバの伝送画像の明る
さ指数1は4.5 Xl0−”以上であることが好しく
、とくに5 Xl0−”以上である場合には極めて明る
い伝送画像が得られる。
プラスチック系マルチフィラメント型光ファイバの光伝
送機能を担う芯断面の総面積のしめる割合(以下コア占
有率という)が50%未満となるとその伝送画像の明る
さ指数1値は4.5×101以下となり、この光フアイ
バ中を伝送される画像の明るさは急激に暗くなり、伝送
された画像の不鮮明性が増大する。このような観点より
、本発明のイメージファイバ中でのコア占有率は30%
以上、とくに40%以上、更には50%以上であること
が好ましい。
また、開口数NAの値は次式(2)によって規定される
ものであり、本発明のマルチフィラメント型光ファイバ
においては伝送画像の明るさに寄与する要素である。
NA=φ正−n z       (2)(式中、nl
はコア成分の屈折率を、fixは鞘成分の屈折率を示す
) 弐(2)で規定される開口数NAは島成分を形成してい
る光伝送体である芯成分プラスチックの屈折率n、と鞘
成分の屈折率n2とによって決まる値である。
本発明において、島成分を形成している芯成分ポリマー
の屈折率n1と鞘成分ポリマーの屈折率n2との差が0
.01以上となるようにすることが、島成分中を伝送す
る光の伝送損失を増大させないためにも必要である。n
l−J値が0.01よりも小さい組合せにより作られた
マルチ光ファイバの場合には芯成分中に導入された光が
鞘層へ漏光する現象が認められ、本発明の如きマルチフ
ィラメント型光ファイバにおいては伝送画像の鮮明性が
著しく低下するようになる。
また、式(2)で規定する開口数NA値は0.16以上
、とくに0.3以上なる範囲となるようにn、なる屈折
率を有する芯成分ポリマーと02なる屈折率とを有する
鞘成分ポリマーとを選定することが望ましい、 NA値
が0.16未満なるように屈折率関係を満たす芯ポリマ
ーと鞘ポリマーを用いて作ったマルチフィラメント型光
ファイバはその伝送画像の明るさ指数1の値が4.5 
Xl0−”以下となり易(なり、鮮明で明るさの十分な
画像伝送のできないマルチフィラメント型光ファイバと
なるので好ましくない。
本発明のマルチフィラメント型光ファイバの光伝送損失
α値は3 dBZ−以下、とくに1.3 dBZ−以下
の値であることが好ましい。α値が3dB/−を越えて
大きくなると開口数の大きな島成分を用いた、マルチフ
ィラメント型光ファイバでもその伝送画像の明るさ指数
■値を4.5×104以上とすることが難しくなる。こ
のα値を低くするにはとくに島成分形成用ポリマーを精
製すること、とくに原料段階から精製することが好まし
い。
式(1)中の値しは本発明のマルチフィラメント型光フ
ァイバの使用長(m)であり、前述したS値、NA値、
α値の選定によって適宜選定することができ、通常0.
1〜20なる値となる。
本発明のマルチフィラメント型光ファイバの島の断面形
状は略円形であり、かつ島の数、すなわち画素数は50
〜20000なる範囲であることが必要である。島の数
が余り多すぎるマルチフィラメント型光ファイバの均一
性を保つのが難しい。また島の数が50未満のマルチフ
ィラメント型光ファイバでは一本のマルチフィラメント
型光ファイバ中の画素数が少なすぎるため解像度の良好
な画像伝送を行ない得るものとすることが難しい。本発
明においては、とくに150〜12000なる品数のマ
ルチフィラメント型光ファイバとするのがよい。
第1図は、本発明のプラスチック製マルチフィラメント
型光ファイバ(11)の−例の断面図であり、紡糸時に
一本被覆された保護層(12)により、周辺部ファイバ
(13)も中心部と変わりなく、十分に高い光学性能を
保つことができる。なお、この例では、マルチフィラメ
ント型光ファイバの断面外周形状は円形を取っているが
、矩形、正方形、6角形等の多角形を取ることもできる
また、本発明のプラスチック系マルチフィラメント型光
ファイバは、その海断面内に配した島の配列状態は第2
図に示す如く、俵積み構造をとるか又は四方積み構造と
するのがよい。第2図中(21)は芯断面を、(22)
は鞘成分を、(23)は海成分の部分を示すものである
海成分断面内における島成分の配列状態を俵積み構造と
することにより画素密度が高く高解像度のマルチフィラ
メント型光ファイバとすることができる。
第3図は本発明のマルチフィラメント型光ファイバを製
造するに際して好しく用いる紡糸口金の一例の断面図で
ある。この紡糸口金は島成分となる光学繊維芯形成用口
金板(31)と、その鞘成分形成用口金板(32)、海
成分形成用口金板(33)、保護層形成用及びマルチフ
ィラメント型光ファイバ集合口金板(39)と4つの口
金板を重ねた海鳥型複合紡糸口金となっている。同図中
(31a) 、 (32a) 、 (33a)はそれぞ
れ島成分となる芯成分の紡出孔及び鞘成分紡出孔並びに
海成分紡出孔である。
この紡糸口金の特徴の一つは最下部口金板、即ち繊維集
合口金板(39)の直上に設置された口金板である。海
成分形成用口金板(33)の紡出孔(33a)の形状に
ある。この海鳥成分紡出孔(33a)は、同図に示す如
く、海成分口金板下面に向ってラッパ状に開口している
点に特徴があり、とくに紡出孔(33a)の途中から上
広がりのテーパー孔となる形状とするのがよい。更に、
紡出孔の下端部は互に隣接する海鳥成分紡出孔の下端部
となるようにするのが好ましい。
上述した口金構造とすることによって、島成分と海成分
の接合点の熔融ポリマーの流れが極めてスムーズになり
、各紡出孔内に於ける島成分と海成分の流れも、は〜゛
層流状態を確保することができるため、島成分を真円に
近い略円形の形状に保持することができるようになり、
得られるマルチフィラメント型光ファイバの光フアイバ
成分の断面形状を第2図に示す如く極めて均一なものと
することができるのである。
また、海成分形成用口金の紡出孔の形状が前述した如く
口金下端面に向ってラッパ状開孔となっていると、海鳥
構造に形成された可塑状態の糸条の海成分形成用ノズル
からのノズル離れは良好であり、蛇行や偏芯が起らない
ため、繊度斑の発生や、真円性の欠除を効率よく防止す
ることができるため、海島型ファイバの均斉性を確保す
ることができるのである。
次いでノズル孔(33a)を離れた多数の糸条は、第3
図に示す保護層形成部(38b)から供給された保護成
分によって外周を被覆される。従来の後工程ケーブル化
法とは異なり、紡糸時のポリマー溶融状態で一気に保護
層まで形成されるため、マルチフィラメント型光ファイ
バ周辺部の島成分がダメージを受けることは極めて少な
く、中心部島成分、周辺部島成分とも均一な光学性能を
保持することができる。
さらに、繊維集合口金板(39)下部で、糸条は集合・
一体化され、本発明の目的とするプラスチック製マルチ
光ファイバが得られる。
第4図には、本発明で用いる紡糸口金の別の例を示す。
ここでは、保護層形成用口金板(41)と繊維集合口金
板(39)とを独立した別々の口金板とした。このよう
な構造のノズルにすると、保護成分ポリマーは、主とし
て保護層形成用口金板(41)と繊維集合口金板(39
)に触れるだけで、非常に複雑な構造を持った海成分形
成用口金板(33)の海成分紡出孔(33a)に触れる
ことはない。
よって、ノズルメインテナンス必要時にノズルを洗浄す
る場合、たとえノズルへの粘着性が高いポリマーを保護
成分に使ったとしても、複雑な構造ゆえに洗浄のしにく
い海成分形成用口金板(33)にこのポリマーが触れる
ことはなく、ノズル洗浄の操作性・簡便性は極めて優れ
たものになる。
上述した如き、紡糸口金を用い本発明のプラスチック系
マルチフィラメント型光ファイバを効率よく製造するに
は、芯成分、鞘成分及び海成分を各ノズルに供給し、次
式(3)で規定する紡糸ドラフトDが30以上となるよ
うな条件で溶融紡糸し、次いで100〜300°C1延
伸倍率1.05〜5.0倍になる条件で延伸処理する紡
糸延伸法を採用するのがよい。
紡糸ドラフトが30未満なる条件を用いて溶融紡糸して
得たプラスチック系マルチフィラメント型光ファイバは
、剛直で折れ易いものとなり易いこと、未延伸状態のマ
ルチフィラメント型光ファイバの引取り速度を遅くする
ことが必要なため、各ノズル孔から吐出された繊維状ポ
リマーの形態保持安定性が低下する傾向が認められるの
で、画像伝送の良好なプラスチック系マルチフィラメン
ト型光ファイバとするには、紡糸ドラフトDを30以上
、とくに60000以下なる条件を用いて紡糸するのが
よい。
マルチフィラメント型光ファイバに要求されるもう一つ
の重要な特性は透光性である。本発明で得られたマルチ
フィラメント型光ファイバは島の断面の形状が略円形で
均一であり柔軟性の優れたものであるが、光の伝送損失
が大きくなる傾向があることは好ましいことではない。
特に柔軟性を十二分に賦与させたプラスチック系マルチ
フィラメント型光ファイバとするために、高ドラフトで
紡糸することが必要であるがかくして得られたものは伝
送損失が著しく増加する傾向が認められるので得られた
未延伸マルチフィラメント型光ファイバを次の如く処理
するのがよい。
すなわち、海部に、芯−鞘構造の島成分を配したプラス
チック製マルチフィラメント型光ファイバを製造するに
際し、式(3)で規定する紡糸トラフ)Dが30以上の
条件で紡糸した後該マルチフィラメント型光ファイバを
100〜200°C1延伸倍率1.05〜5倍にて熱延
伸処理することである。
第5図は本発明のプラスチック系マルチフィラメント型
光ファイバを効率よく製造するのに好適に用いる延伸工
程図である。同図中(51)は、紡糸口金より吐出され
たマルチフィラメント型光ファイバ未延伸糸の引取リロ
ーラであり、(52)は延伸加熱装置を、(53)は延
伸ローラを、(54)は捲取機である。
本発明のマルチフィラメント型光ファイバの芯成分及び
鞘成分形成用プラスチックの具体例としては次の如きも
のが挙げられる。
ポリメチルメタクリレート(n=1.49)およびメチ
ルメタクリレートを主成分とするコポリマー(n=1.
47〜1.50) 、ポリスチレン(n=1.58)お
よびスチレンを主成分とするコポリマー(n=1.50
〜1.58) 、スチレンアクリロニトリルコポリマー
(n=1.56) 、ポリ4−メチルペンテン1(n−
1,46) 、エチレン/酢ビコポリマー(n=1.4
6〜1.50) 、ポリカーボネート(n=1.50〜
1.57) 、ポリクロロスチレン(n=1.61) 
、ポリ塩化ビニリデン(n−1,63) 、ポリ酢酸ビ
ニル(n=1.47) 、メチルメタクリレート/スチ
レン、ビニルトルエン又はα−メチルスチレン/無水マ
レイン酸三元コポリマー又は四元コポリマー(n−1,
50〜1.58) 、ポリジメチルシロキサン(n=1
.40) 、ポリアセタール(n=1.48) 、ポリ
テトラフルオロエチレン(n=1.35) 、ポリフッ
化ビニリデン(n=1.42) 、ポリトリフルオロエ
チレン(n=1.40) 、パーフルオロプロピレン(
n=1.34) 、およびこれらフッ化エチレンの二元
系、又は三元系コポリマー(n=1.35〜1.40)
 、ポリフッ化ビニリデンとポリメチルメタクリレート
・ブレンドポリマー(n=1.42〜1.46) 、一
般弐GHz = C(CHs) C00Rfで表わされ
るフッ化メタクリレートを主成分とするコポリマーで、
基Rfが(CTo)−(CFz)−Hであるコポリマー
(n=1.37〜1.42) 、Rfが(cut) 、
 (crt) 、lFのもの(n=1.37〜1.40
) 、RfがCI・(CFI) zのもの(n=1.3
8) 、RfがC(CFs)iのもの(r+=1.36
)、RfがCH,CF2CHFCF3のもの(n=1.
40) 、RfがCHzCF(CF、)zのもの(n=
1.37) 、およびこれらのフッ化メタクリレートの
コポリマー(n=1.36〜1.40) 、およびこれ
らのフン化メタクリレートとメチルメタクリレートコポ
リマー(n=1.37〜1.43) 、一般式CIb=
CH−C0OR’fで表わされるフッ化アクリレートを
主成分とするポリマー、但しRf’ が(CHg)−(
CPz)−Pのもの(n=1.37〜1.40) 、R
f’が(C1り、(CF、)、Hのもの(n= 1.3
7〜1.41) 、Rf’がCHzCFzCHF−CP
sのもの(n=1.41) 、RfがC0(CI、)X
のもの(n=1.38) 、およびこれらフッ化アクリ
レートコポリマー(n=1.36〜1.41)、および
これらフッ化アクリレートと前記フッ化メタクリレート
コポリマー(n=1.36〜1.41)、およびこれら
フッ化アクリレートとフッ化メタクリレートとメチルメ
タクリレートコポリマー(n=1.37〜1.43) 
、一般式Cl(、= CF−COOR”fで表わされる
2−フルオロアクリレートを主成分とするポリマー、お
よびそのコポリマー(n=1.37〜1.42) (但
し、式中R”fはCF8、(CHffi)、(CFりl
IF、(CIり−(Ch)lIHSCToCFzCHF
Ch、C(CF s) zを示す)。
海成分及び保護層成分として使用しうるプラスチックと
しては上記プラスチックのほか、例えばポリアミド、ポ
リエステルエラストマーボリアミドエラストマー、ポリ
スチレンエラストマー、ポリオレフィンエラストマー、
ボリル4−メチルペンテン1、ポリ連化ビニリデン系エ
ラストマー、アイオノマー、エチレン/エチルアクリレ
ートコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマー、連
化ビニリデンコポリマーポリメチルメタクリレート、ポ
リスチレン、ABS 、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレン、塩化ビニルなどをその具体例として挙げ
ることができるが、これらポリマーの流動性が島成分と
なる軸形成用ポリマーの紡糸時の流動性よりも大きくな
るような海成分及び保護層成分形成用ポリマーを選定す
るのが鮮明で明るい画像を伝送するマルチフィラメント
型光ファイバを作るためには好ましい。
本発明によれば、従来の後工程ケーブル化法によって製
造されたプラスチック製マルチフィラメント型光ファイ
バケーブルにみられるような明るさの斑のない、極めて
画像伝送性に優れたプラスチック製マルチフィラメント
型光ファイバを容易に得ることができる。
[実施例コ 以下実施例により本発明を更に説明する。
実施例1 第3図に示した如き構造の紡糸口金を用い、ホール数を
第1表に示したホール数とし、島成分を構成する芯成分
として、屈折率が1.492のポリメチルメタクリレー
トを、鞘成分として屈折率が1.415なるポリフッ化
メタクリレートポリマーを用い、海成分としてポリメチ
ルメタクリレートを用い、保護層成分としてケッチエン
ブラックを5重量%混合し着色したポリエチレンを用い
て複合紡糸し、第1表に示した如き特性を備えたプラス
チック製マルチフィラメント型光ファイバを得た。
第1表の実験番号1.2.3および4に示した如くして
得たプラスチック製マルチフィラメント型光ファイバは
、島成分が第1図に示す如く俵積み状であり、鮮明で、
かつ繊細な画像を伝送することができ、伝送された画像
の明るさは極めて明るいものであった。
また、ファイバを照度100Lxの照明の下において画
像を伝送しても、良好なコントラストを保持できた。
実施例2 第4図に示した如き構造の紡糸口金を用い、ホール数を
第2表に示したホール数とし、芯成分として屈折率が1
.492のポリメチルメタクリレート、鞘成分として屈
折率が1.402のポリフッ化ビニルデンコボリマーを
用い、海成分としてポリメチルメタクリレートを用い、
保護層成分としてポリエチレンを用い、保護層成分とし
てケッチエンブラックを5重量%混合したエチレン/酢
酸ビニルコポリマーを用い、実施例1と同様にして複合
紡糸して第2表に示した如き特性を備えたマルチフィラ
メント型光ファイバを製造した。
この光ファイバは、島成分が俵積み状であり、鮮明でか
つ繊細な画像を伝送することができ、伝送された画像の
明るさは極めて明るいものであった。また、ファイバを
照度100Lxの照明を下においた場合にも、良好なコ
ントラストを保持した状態で画像を伝送できた。
第1表 第2表 比較例1 実施例1において保護層形成用ポリマーを用いない以外
は同様の紡糸口金、芯ポリマー、鞘ポリマー、海ポリマ
ーを用い、芯−鞘一海の3層構造を持ったプラスチック
製マルチフィラメント型光ファイバを、実施例1と同じ
く実験番号1〜4の条件で製造した0次に、これらのフ
ァイバについて、通常用いられるケーブル被覆装置を用
い、150℃の温度下でケッチエンブラックを添加した
ポリエチレンを最外層に被覆した。これらのファイバを
用いて画像を伝送したところ、いずれの場合もマルチフ
ィラメント型光ファイバ断面の周辺部の像が暗く、中心
部と周辺部の明るさ斑が著しくなり、鮮明な画像を得る
ことは極めて困難であった。
比較例2 実施例2と同様の紡糸口金、芯ポリマー、鞘ポリマー、
海ポリマー及び保護層ポリマーを用い、ただし保護層ポ
リマーとして着色剤を添加しないものを用いる以外実施
例2と同じく実験番号5〜7の条件で製造した。これら
のファイバを照度100LXの照明の下に置き画像を伝
送したところ、いずれの場合の画像のコントラストが悪
く鮮明な画像を得ることは困難であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のプラスチックマルチフィラメント型光
ファイバの断面図であり、第2図はその部分拡大図を、
第3図および第4図は本発明の実施に際して用いる紡糸
口金の部分断面図を、第5図は本発明を実施するのに用
いる延伸装置の概略図を示す。 11・・・光ファイバ   12・・・保護層13・・
・周辺部ファイバ 21・・・芯22・・・鞘成分  
   23・・・海成分31・・・芯形成用口金板 32・・・鞘成分形成用口金板 33・・・海成分形成用口金板 39・・・繊維集合口金板 41・・・保護層形成用口金板 51・・・引取りローラ  52・・・延伸加熱装置5
3・・・延伸ローラ   54・・・巻取機特許出願人
  三菱レイヨン株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)略円形の断面を有し、直径2〜70μmなる光伝
    送性の島部が、海部に50〜20000個なる範囲で、
    俵積み構造又は四方積み構造に配列され、かつ、マルチ
    フィラメント型光ファイバの両端面に配置された島部の
    位置が1対1の関係を有するように配置され、さらに、
    外周部に保護層一体的に被覆したプラスチック製マルチ
    フィラメント型光ファイバであり、保護層が外部光がフ
    ァイバ内へ侵入するのを防ぐ効果を持たせた着色ポリマ
    ーにて構成されていることを特徴とするプラスチック製
    マルチフィラメント型光ファイバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283316A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Junkosha Co Ltd 光ファイバーセンサー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283316A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Junkosha Co Ltd 光ファイバーセンサー
JP4485235B2 (ja) * 2004-03-30 2010-06-16 株式会社潤工社 光ファイバーセンサー

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