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JPH04331216A - アルコキシシリル基含有重合体及びそれを用いた硬化性樹脂組成物 - Google Patents

アルコキシシリル基含有重合体及びそれを用いた硬化性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH04331216A
JPH04331216A JP3801891A JP3801891A JPH04331216A JP H04331216 A JPH04331216 A JP H04331216A JP 3801891 A JP3801891 A JP 3801891A JP 3801891 A JP3801891 A JP 3801891A JP H04331216 A JPH04331216 A JP H04331216A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
parts
compound
molecule
alkoxysilyl group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3801891A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Ide
和彦 井出
Jun Satake
順 佐武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Artience Co Ltd
Original Assignee
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Ink Mfg Co Ltd filed Critical Toyo Ink Mfg Co Ltd
Priority to JP3801891A priority Critical patent/JPH04331216A/ja
Publication of JPH04331216A publication Critical patent/JPH04331216A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湿気により容易に硬化せ
しめる事ができ、塗工剤として用いた場合には基材との
良好な密着性を与え、また良好な耐候性を与えるアルコ
キシシリル基含有重合体及びそれを用いた硬化性樹脂組
成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルコキシシリル基を側鎖に有する樹脂
は空気中の湿気等により容易に架橋反応が進行し硬化す
るため、塗工剤を中心に様々な用途に用いられている。 従来、この様な樹脂を得るためにはα、β−脂肪族不飽
和二重結合とアルコキシシリル基を分子内に有するいわ
ゆるシランカップリング剤を共重合する方法(特開昭4
9−33926号報)が用いられている。
【0003】また、側鎖に不飽和二重結合を有する共重
合体に塩化白金酸触媒を用いたヒドロシリル化反応によ
りアルコキシシリル基を導入する方法が特公昭63−4
43号報に開示されている。これらの方法により得られ
るアルコキシシリル基含有共重合体は塗工剤として用い
た場合、湿気により形成される架橋構造がリジッドであ
るため機械的特性に劣り、基材との密着性が不十分とい
った欠点を持つものであった。また、これらの重合体の
製造に用いられる原料は、その価格が比較的高価である
といった欠点を持つものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のアル
コキシシリル基含有重合体の有する欠点、例えば、1)
機械的特性が劣ること、 2)基材との密着性が不十分であること、3)原料が高
価であること、 等を改善し、容易にアルコキシシリル基含有湿気硬化型
重合体を得るべく鋭意研究を行なった結果、アルコキシ
シリル基と主鎖の間にウレタン結合を存在させることに
より良好な機械的特性を有し、基材との密着性に優れ、
耐候性に優れるアルコキシシリル基含有湿気硬化型重合
体を与えることを見い出し、本発明を完成するに至った
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は分子
内に少なくとも活性水素を有するアミノ基及びアルコキ
シシリル基を有する化合物と分子内に少なくともイソシ
アナート基及び脂肪族α、β−不飽和二重結合を有する
化合物とを反応せしめてなる単量体を、その他のα、β
−不飽和二重結合を有する単量体と共重合してなるアル
コキシシリル基含有重合体に関するものであり、また、
側鎖にイソシアナート基を有する(共)重合体と、分子
内に少なくとも活性水素を有するアミノ基及びアルコキ
シシリル基を有する化合物とを反応させてなるアルコキ
シシリル基含有重合体に関するものであり、さらに側鎖
に少なくとも水酸基を有する(共)重合体と、分子内に
少なくとも活性水素を有するアミノ基及びアルコキシシ
リル基を有する化合物と分子内にただ2個のイソシアナ
ート基を有する化合物の当量反応生成物を反応させてな
るアルコキシシリル基含有重合体に関するものであり、
また、これらのアルコキシシリル基含有重合体と(アル
キル)アルコキシシラン類及びまたはこれらの部分加水
分解縮合体を含有する事を特徴とする硬化性樹脂組成物
に関するものである。
【0006】本発明によるアルコキシシリル基含有重合
体は、従来知られていたアルコキシシリル基含有重合体
と異なり、湿気架橋性基であるアルコキシシリル基と樹
脂の主鎖の間に柔軟なウレタン構造を有するため塗料用
樹脂として用いた場合、良好な機械的特性を示し、ひい
ては基材との密着性をより向上させるものである。また
、従来知られているアルコキシシリル基含有重合体にア
ルコキシシラン類あるいはその部分加水分解縮合体を配
合した場合には、得られる硬化物が非常にリジッドな架
橋構造を形成するため脆くなる傾向があったが、本発明
によるアルコキシシリル基含有重合体にアルコキシシラ
ン類あるいはその部分加水分解縮合体を配合したを用い
た場合には、良好な機械的特性を与える硬化物を得るこ
とができる。
【0007】この理由の詳細に付いては必ずしも明かで
はないが、配合した(アルキル)アルコキシシラン類が
縮合し重合体成分と微細に相分離する事により硬化物中
に微細な「海−島構造」が形成され、さらにこの界面に
形成される架橋構造が前述したウレタン構造を有する柔
軟なものであることにより良好な機械的特性を有する硬
化物が得られるものと思われる。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いられる、分子内に少なくとも活性水素を有するアミ
ノ基及びアルコキシシリル基を有する化合物は、脂肪族
α、β−不飽和二重結合と容易に反応する、例えばHS
基の様な官能基を分子内に持たなければ特に制限はなく
、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−ア
ミノプロピルトリプロピロキシシラン、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、γ−アミノプロピルトリプロピロキシシラ
ン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリプロピ
ロキシシラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、N−β(アミノエチル)
γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、N−β(
アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジプロピロキ
シシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン
、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルメチルジプロピロキシシラン、N−フェニ
ル−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−
フェニル−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン
、N−フェニル−γ−アミノプロピルメチルジプロピロ
キシシラン等を例として挙げることが出来るが、これら
に限定される物ではない。
【0009】また、これらの分子内に少なくとも活性水
素を有するアミノ基及びアルコキシシリル基を有する化
合物は、単独あるいは2種類以上混合して用いることが
出来る。また、本発明で用いられる、分子内に少なくと
もイソシアナート基及び脂肪族α、β−不飽和二重結合
を有する化合物としては、メタクリロキシエチルイソシ
アナート(MOEI)、ヘキサメチレンジイソシアナー
ト(HMDI)とβ−ヒドロキシエチルメタクリレート
(β−HEMA)の等モル付加生成物等を例として挙げ
ることが出来るが、これらに限定されるものではない。 また、これらの分子内に少なくともイソシアナート基と
脂肪族α、β−不飽和二重結合を有する化合物は、単独
あるいは2種類以上混合して用いることが出来る。
【0010】上述したアミノアルコキシシラン化合物と
、イソシアナート基及び脂肪族α、β−不飽和二重結合
を有する化合物との反応は、イソシアナート基に対して
アミノ基が少なくとも当量以上となるように配合し反応
せしめることが好ましく、またより好ましくは活性水素
を有するアミノ基とイソシアナート基が実質的に当量と
なるように反応させる。
【0011】また特にアミノ基に由来する活性水素が分
子内に2個以上存在する場合には、分子内にアミノ基を
有する化合物中にイソシアナート化合物を添加して行く
ことが好ましい。イソシアナート化合物中に分子内にア
ミノ基を有する化合物を添加した場合には、比較的活性
が劣る第2の活性水素とイソシアナート基が反応するた
め、結果的に得られる反応生成物中に多官能アクリルモ
ノマーが生成し、後述する共重合反応に支障をきたす場
合がある。
【0012】アミノ基とイソシアナート基の反応方法は
特に制限はなく、必要であれば適当な溶媒を用い反応終
了後生成物の分離精製を行なっても良いが、後述する共
重合反応に支障をきたさない溶媒であれば分離精製を行
なわずに該溶媒を含んだまま共重合反応に供してもよい
。また、アミノ基とイソシアナート基の反応が発熱を伴
う場合には、熱ラジカル反応により脂肪族α、β−不飽
和二重結合が反応することを防ぐために必要に応じて冷
却を行なっても良い。また、必要に応じて加熱操作ある
いは、アミノ基のイソシアナート基への付加触媒を用い
ることもできる。
【0013】上述した単量体はその他の脂肪族α、β−
不飽和二重結合を有する単量体と共重合し本発明を特徴
付ける共重合体を得るものであるが、その重合方法は特
に限定されず通常、溶液重合法、乳化重合、非水系乳化
重合法等により共重合体を得ることができる。該単量体
と共重合を行なう単量体としては特に制限はなく、アク
リル系、メタアクリル系、ビニル系等の、ラジカル重合
により高分子化し得る単量体を用いることが出来る。
【0014】これらの単量体と本発明で用いるアルコキ
シシリル基を持つ単量体を共重合するにあたり、アルコ
キシシリル基を持つ単量体は全単量体100重量部中に
0.01〜90重量部配合して共重合せしめることが好
まく、所望の特性に合わせて配合することが出来る。
【0015】該単量体の共重合比が0.01重量部より
も少ないと、得られる共重合体の側鎖に有するアルコキ
シシリル基の濃度が低すぎるため基材との密着性、湿気
硬化性等に効果が無い。また該単量体の共重合比が90
重量部よりも高いと、得られる共重合体の側鎖に有する
アルコキシシリル基の濃度が高すぎ、湿気による架橋密
度が高くなりすぎるため基材との密着性、機械的特性等
に劣るため、好ましくない。
【0016】ただし、乳化重合法により共重合を行なう
場合には、アルコキシシリル基を持つ単量体を全単量体
100重量部中に20重量部以下配合して共重合せしめ
る事が好ましい。また、請求項2において用いられる、
側鎖等に少なくともイソシアナート基を有する(共)重
合体としては特に制限はなく、メタクリロキシエチルイ
ソシアナート(MOEI)や、ヘキサメチレンジイソシ
アナート(HMDI)、イソホロンジイソシアナート(
IPDI)、水素化ジフェニルメタンジイソシアナート
(水素化MDI)等のジイソシアナート類と2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート(2−HEMA)等水酸基含
有モノマーとの等モル付加生成物等で例示されるイソシ
アナート基含有単量体と、アクリル系、メタアクリル系
、ビニル系等の、ラジカル重合により高分子化し得る単
量体を共重合する事により得ることが出来るが、これら
に限定されるものではない。
【0017】この様な側鎖に少なくともイソシアナート
基を有する(共)重合体は、以下に説明する、分子内に
少なくとも活性水素を有するアミノ基及びアルコキシシ
リル基を有する化合物と反応せしめることにより、本発
明に係わる共重合体を得ることが出来る。
【0018】すなわち、本発明に用いられる分子内に少
なくとも活性水素を有するアミノ基及びアルコキシシリ
ル基を有する化合物として特に制限はなく、上記例示し
たアミノアルコキシシラン類を用いる事ができるが、こ
れらに限定されるものではない。また、これらのアミノ
アルコキシシラン類は単独あるいは2種類以上混合して
用いることも出来る。
【0019】側鎖に少なくともイソシアナート基を有す
る(共)重合体と、分子内にアミノ基及びアルコキシシ
リル基を有する化合物の反応は、イソシアナート基に対
してアミノ基が少なくとも当量以上となるように配合し
反応せしめることが好ましく、より好ましくは活性水素
を有するアミノ基とイソシアナート基が実質的に当量と
なるように反応させる。また特にアミノ基に由来する活
性水素が分子内に2個以上存在する場合には、分子内に
アミノ基を有する化合物中に該イソシアナート基含有(
共)重合体を添加することが好ましい。
【0020】イソシアナート基含有(共)重合体中に分
子内にアミノ基を有する化合物を添加した場合には、比
較的活性が劣る第2の活性水素とイソシアナート基が反
応する場合があるため、反応中に架橋反応が進行しゲル
化に至る可能性がある。得られる(共)重合体は、10
0モノマーユニット当り0.01〜90個のイソシアナ
ート基を持つように配合し反応せしめることが好ましく
、所望の特性に合わせて配合することが出来る。
【0021】イソシアナート基の存在濃度が100モノ
マーユニット当り0.01個よりも少ないと、得られる
共重合体の側鎖に有するアルコキシシリル基の濃度が低
すぎるため基材との密着性、湿気硬化性等に効果が無い
。またイソシアナート基の存在濃度が90重量部よりも
高いと、得られる共重合体の側鎖に有するアルコキシシ
リル基の濃度が高すぎ、湿気による架橋密度が高くなり
すぎるため基材との密着性、機械的特性等に劣るため、
好ましくない。
【0022】また、請求項3において用いられる、分子
内に少なくとも活性水素を有するアミノ基及びアルコキ
シシリル基を有する化合物と分子内に2個のイソシアナ
ート基を有する化合物の当量反応生成物を得るに当り用
いられる分子内に少なくとも活性水素を有するアミノ基
及びアルコキシシリル基を有する化合物としては、前述
例示したような化合物を用いることが出来るが、これら
に限定されるものではない。また、分子内に2個のイソ
シアナート基を有する化合物としては、例えばカルボキ
シリル基の様なアルコキシシリル基と容易に反応する官
能基を分子内に有しなければ特に制限はなく、ヘキサメ
チレンジイソシアナート(HMDI)、イソホロンジイ
ソシアナート(IPDI)、水素化ジフェニルメタンジ
イソシアナート(水素化MDI)等のジイソシアナート
類を用いることが出来るが、これらに限定されるもので
はない。
【0023】これら2種類の化合物の反応生成物は等モ
ル付加生成物であれば特に制限はなく、即ち換言すれば
付加生成物分子中にただ一つの未反応イソシアナート基
が存在するようなものであれば使用できる。また、本発
明において用いられる側鎖に少なくとも水酸基を有する
(共)重合体としては、アルコキシシリル基と容易に反
応する例えばカルボキシル基の様な官能基を分子内に含
まなければ特に制限はなく、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−
ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート等の水酸基含有単量体を必須成分と
して通常の方法によりその他のアクリル系、メタクリル
系、ビニル系等の単量体と(共)重合したものを用いる
ことが出来る。
【0024】また、請求項4において用いられるアルキ
ルアルコキシシラン類及びまたはアルコキシシラン類と
しては特に制限はなく、テトラメトキシシラン、メチル
トリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、テト
ラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジメチ
ルジエトキシシラン、その他の長鎖アルキルアルコキシ
シラン類を用いる事ができる。これらのものは、単独あ
るいは2種類以上混合して用いても良い。
【0025】また、これらのアルコキシシラン類及びま
たはアルキルアルコキシシラン類の部分加水分解縮合体
としては特に制限なく用いる事ができるが、通常上記例
示したような(アルキル)アルコキシシラン類のアルコ
キシル基に対して0.5〜4倍モル程度の水を添加して
加水分解を行ない、縮合せしめた物が用いられる。この
とき、加水分解触媒として適量の酸等を用いても良い。
【0026】縮合せしめる(アルキル)アルコキシシラ
ン類は単独あるいは2種類以上混合して用いても良い。 本発明により得られる重合体及び硬化性組成物には、必
要に応じて適当な溶媒類、着色剤、各種充填材、レベリ
ング剤、紫外線吸収剤、硬化剤等を適宜配合することが
出来る。以下、実施例および比較例を例示し本発明を更
に詳しく説明するが、これらは本発明に何等制限を与え
るものではない。なお、以下、「部」はすべて重量部を
表わす。
【0027】
【実施例1】反応容器にトルエン200部、N−β(ア
ミノエチル)γ−アミノプロピルトリメトキシシラン3
6.5部を入れ、乾燥空気気流下、氷冷により液温を2
0℃以下に保ったまま、撹拌しながらメタクリロキシエ
チルイソシアナート25.5部を徐々に添加した。これ
にトルエン400部、酢酸エチル600部、メタクリル
酸メチル178部、アクリル酸2−エチルヘキシル60
部、及びアゾビスイソブチロニトリル6部を入れ、窒素
気流下撹拌しながら80℃に昇温し約2時間後、アゾビ
スイソブチロニトリル2部を2時間おきに3回添加し更
に2時間反応を続け、固形分約20%のアルコキシシリ
ル基含有共重合体(I)溶液を得た。
【0028】
【実施例2】反応容器にトルエン600部、酢酸エチル
600部、メタクリル酸メチル178部、アクリル酸2
−エチルヘキシル60部、メタクリロキシエチルイソシ
アナート25.5部及びアゾビスイソブチロニトリル6
部を入れ良く溶解した後、窒素気流下80℃に昇温し約
2時間後、アゾビスイソブチロニトリル2部を2時間お
きに3回添加し更に2時間反応を続け、共重合体溶液を
得た。これとは別の反応容器にN−β(アミノエチル)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン36.5部を入
れ、乾燥空気気流下、前記共重合体溶液を十分に撹拌し
ながら徐々に添加し、固形分約20%のアルコキシシリ
ル基含有共重合体(II)溶液を得た。
【0029】
【実施例3】反応容器にトルエン1150部、酢酸エチ
ル1350部、メタクリル酸メチル178部、アクリル
酸2−エチルヘキシル60部、2−ヒドロキシエチルメ
タクリレート18.5部及びアゾビスイソブチロニトリ
ル6部を入れ良く溶解した後、窒素気流下撹拌しながら
80℃に昇温し約2時間後、アゾビスイソブチロニトリ
ル2部を2時間おきに3回添加し更に2時間反応を続け
、水酸基含有共重合体溶液を得た。これとは別の反応容
器にトルエン200部及びγ−アミノプロピルトリエト
キシシラン36.6部を入れ、乾燥空気気流下液温を約
20℃以下に保ったまま、ヘキサメチレンジイソシアナ
ート27.8部を十分に撹拌しながら徐々に滴下し添加
終了後約1時間撹拌を続け、これに前述した水酸基含有
共重合体を撹拌しながら添加し、約4時間反応を行ない
固形分約10%のアルコキシシリル基含有共重合体(I
II)溶液を得た。
【0030】
【実施例4】反応容器にイソプロピルアルコール100
部、メチルトリエトキシシラン100部及び水20部を
入れ均一に溶解させ、室温で約3週間熟成を行なった。 これに実施例1で得たアルコキシシリル基含有共重合体
(I)溶液800部を添加し、硬化性樹脂組成物(IV
)を得た。
【0031】
【実施例5】反応容器にメタクリル酸メチル178部、
アクリル酸2−エチルヘキシル60部、オクチルトリエ
トキシシラン30部、メチルトリエトキシシラン20部
、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン36.5部を入れ、乾燥空気気流下、氷冷に
より液温を20℃以下に保ったまま、撹拌しながらメタ
クリロキシエチルイソシアナート25.5部を徐々に添
加した。滴下管に水350部、エマルゲン950(花王
製)9部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1部
、過硫酸アンモニウム1部を入れよく溶解した後、前記
モノマー混合物を添加し乳化させた。別の反応容器に水
300部、過硫酸アンモニウム1部を入れ溶解させた後
80℃に昇温し、この温度を保ったままよく撹拌しなが
ら滴下管から乳化モノマーを約2時間で滴下した。滴下
終了後、さらに3時間同温度で反応を進行せしめ、固形
分約35%のアルコキシシリル基含有重合体エマルジョ
ン(V)を得た。
【0032】
【比較例】反応容器にトルエン600部、酢酸エチル6
00部、メタクリル酸メチル200部、アクリル酸2−
エチルヘキシル60部、γ−メタクリロキシプロピルト
リメトキシシラン40部及びアゾビスイソブチロニトリ
ル6部を入れ、窒素気流下撹拌しながら80℃に昇温し
約2時間後、アゾビスイソブチロニトリル2部を2時間
おきに3回添加し更に2時間反応を続け、固形分約20
%のアルコキシシリル基含有共重合体(VI)溶液を得
た。
【0033】実施例1〜5及び比較例において得られた
アルコキシシリル基含有樹脂(I)〜(IV)に硬化剤
としてジブチル錫ジラウレートを固形分比1重量%添加
し、テフロン板上にキャスティングし60℃で溶媒を揮
発せしめ膜厚約1mmの樹脂フィルムを作成し、更に2
5℃、相対湿度80%の雰囲気下で一週間放置した後に
引っ張り試験を行なった。また、該樹脂溶液を固形分1
0重量%となるようにトルエン/酢酸エチル混合溶媒に
より希釈調整(ただし、エマルジョンに付いては水で希
釈)し同硬化剤1重量%を添加した後、石綿スレート板
に塗布し、25℃、、対湿度80%の雰囲気下で一週間
放置した後にカッターナイフにより基材に到達する切れ
込みを1×1mmのマス目が10×10個できるように
入れ、セロテープ剥離試験を行ない、樹脂が剥離せずに
残ったマス目数で密着性の評価を行なった。結果を表1
に示す。
【0034】
【表1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  分子内に少なくとも活性水素を有する
    アミノ基及びアルコキシシリル基を有する化合物と、分
    子内に少なくともイソシアナート基及び脂肪族α、β−
    不飽和二重結合を有する化合物とを反応せしめてなる単
    量体を、その他のα、β−不飽和二重結合を有する単量
    体と共重合してなるアルコキシシリル基含有重合体。
  2. 【請求項2】  イソシアナート基を有する(共)重合
    体と、分子内に少なくとも活性水素を有するアミノ基及
    びアルコキシシリル基を有する化合物とを反応させてな
    るアルコキシシリル基含有重合体。
  3. 【請求項3】  少なくとも水酸基を有する(共)重合
    体と、分子内に少なくとも活性水素を有するアミノ基及
    びアルコキシシリル基を有する化合物と分子内に2個の
    イソシアナート基を有する化合物の当量反応生成物とを
    反応させてなるアルコキシシリル基含有重合体。
  4. 【請求項4】  (1)請求項1及びまたは請求項2及
    びまたは請求項3記載のアルコキシシリル基含有重合体
    10〜99重量部、(2)一般式が、Rx Si(OR
    ’)4−X 〔式中、Rは炭素数1〜20のアルキル基
    を、R’は炭素数1〜8のアルキル基を、また、X は
    0〜3の整数を示す。〕で表されるアルキルアルコキシ
    シランまたはアルコキシシラン及びまたはこれらの部分
    加水分解縮合体1〜90重量部を含有することを特徴と
    する硬化性樹脂組成物。
JP3801891A 1991-02-07 1991-02-07 アルコキシシリル基含有重合体及びそれを用いた硬化性樹脂組成物 Pending JPH04331216A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58219280A (ja) * 1982-06-03 1983-12-20 デイナミ−ト・ノ−ベル・アクチエンゲゼルシヤフト ヒドロキシ基を有するポリマー混合物をベースとする接着剤
JPS6330571A (ja) * 1986-07-23 1988-02-09 Showa Highpolymer Co Ltd 湿気硬化型塗料用樹脂組成物
JPH02279706A (ja) * 1989-03-11 1990-11-15 Basf Ag 珪素を含有する重合体

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