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JPH04330285A - エンドウのフェニルアラニンアンモニアリアーゼ            遺伝子及びその用途 - Google Patents

エンドウのフェニルアラニンアンモニアリアーゼ            遺伝子及びその用途

Info

Publication number
JPH04330285A
JPH04330285A JP9769791A JP9769791A JPH04330285A JP H04330285 A JPH04330285 A JP H04330285A JP 9769791 A JP9769791 A JP 9769791A JP 9769791 A JP9769791 A JP 9769791A JP H04330285 A JPH04330285 A JP H04330285A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pea
gene
pal
cdna
lyase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9769791A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Kawamata
伸治 川又
Tetsuji Yamada
山田 哲治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago International Corp
Original Assignee
Takasago International Corp
Takasago Perfumery Industry Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago International Corp, Takasago Perfumery Industry Co filed Critical Takasago International Corp
Priority to JP9769791A priority Critical patent/JPH04330285A/ja
Publication of JPH04330285A publication Critical patent/JPH04330285A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンドウ(Pisum
 sativum L.)のフェニルアラニンアンモニ
アリアーゼ(Phenylalanine Ammon
ia Lyase, 以下「PAL 」と略記する。)
 をコードする遺伝子(以下「PAL 遺伝子」と略記
する。)及びその用途に関する。更に詳細には、植物に
とって重要な二次代謝物の生合成を活性化する酵素の遺
伝子であるエンドウPAL 遺伝子、該遺伝子を含む組
み換えプラスミド、該組み換えプラスミドで形質転換し
た大腸菌の形質転換体、及び該形質転換体を培養するこ
とを特徴とするエンドウPAL の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】PAL は、植物及びある種の微生物に
存在し、フェニルアラニンを脱アミノしてtrans−
ケイ皮酸を生成する反応を活性化する酵素である。この
反応は、植物にとって重要な二次代謝物の生合成経路の
最初の反応であるフェニルプロパノイド・イソフラボノ
イド合成経路の最初の反応であり、PAL は、この合
成経路の律速酵素となっていることが知られている(E
dith L.Camm ら、Phytochemis
try, 12巻、961 頁、1973)。
【0003】従来、多くの植物について、光や薬剤等に
よりこのPAL の活性を高める方法が提案されてきた
(D.C.Loschkeら、Physiolosic
al Plant Pathology, 23 巻、
163頁、1983;D.H.Jones ら、Eur
.J.Biochem., 116 巻、117 頁、
1981;N.F.Haardら、Physiolos
ical Plant Pathology, 8巻、
207 頁、1976;W.Noe ら、Planta
,154 巻、454 頁、1982) 。更に、これ
らの方法を用いて、植物中のフェニルプロパノイド・イ
ソフラボノイド系のいくつかの有用物質の含量を高める
試みが行われている(H.Mohr ら、Planta
, 146 巻、369 頁、1979;C.Sand
erら、Biochemicaet Biophysi
ca Acta,563巻、278 頁、1979) 
【0004】また、最近の遺伝子工学の発達に伴い、数
種の植物及び微生物のPAL 遺伝子について、その塩
基配列が解明されてきている。例えば、植物については
、インゲン(C.J.Lamb ら、Proc.Nat
.Acad.Sci.USA, 82 巻、6731頁
、1985) 、サツマイモ(Y.Tanaka ら、
Plant Physiol., 90巻、1403頁
、1989) 及びイネ(E.Minami, Eur
.J.Biochem., 185巻、19頁、198
9) 等のPAL 遺伝子の塩基配列が解明されている
【0005】植物以外の分野においても、PAL は、
例えば工業の分野においてはtrans−ケイ皮酸から
L−フェニルアラニンの合成に利用できること、また、
医薬の分野においてはフェニルケトン尿症の治療及び診
断に重要な役割をもつことなどから、真核微生物である
ロドスポリジウム・トルロイデス(Rhodospor
idium toruloides) について、その
PAL 遺伝子の塩基配列の解明及びその用途の開発が
行われている(特開昭63−71179号公報、特開昭
63−196292 号公報、特開昭63−29158
3 号公報、特開昭63−317086 号公報、公表
特許公報平1−503673号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】植物中の有用物質の含
量を高める従来の方法である光や薬剤等によりPAL 
の活性を高める方法は、必ずしもPAL の活性のみを
高める方法ではないので、植物の種類や生理状態等によ
って目的とする有用物質の生成量が異なり、実用化しう
る結果は未だ得られていない。
【0007】そこで、上記したような遺伝子工学の発達
に伴い、直接PAL の活性を高めるためにPAL 遺
伝子を植物へ導入する方法が期待されるが、実用化され
ているものはない。特にエンドウについては、そのPA
L 遺伝子の塩基配列について未だ解明されていない。 エンドウPAL は、ポリエチレングリコール法や電気
穿孔法等の直接法、又は、アグロバクテリウムを介する
方法等の手段により種々の植物に導入可能であり、これ
により植物中のフェニルプロパノイド・イソフラボノイ
ド系の有用物質の含量を高めることができると考えられ
るが、特に具体的には、エンドウPAL の活性化によ
り含量が高められる有用物質として、例えば、エンドウ
褐紋病菌(Mycosphaella pinodes
)に対して抗菌活性を示すエンドウ中のファイトアレキ
シンの一つであるピサチンが考えられ、すなわち、寄生
菌の侵入による病気に対して耐性を示す品種の開発等の
面から、PAL 遺伝子の解明が期待される。
【0008】以上のことに鑑み、本発明者らは、エンド
ウの胚軸からPAL 遺伝子を得、該遺伝子を含む組み
換えプラスミドを得た後、該組み換えプラスミドで大腸
菌の形質転換を行い、得られた大腸菌の形質転換体を培
養してPAL を製造すべく鋭意研究を行い、本発明を
完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、(
1)分子中に配列番号1に示されるアミノ酸配列を含む
ポリペプチドをコードするエンドウのフェニルアラニン
アンモニアリアーゼ遺伝子、(2)配列番号2に示され
る塩基配列で表される上記(1)のエンドウのフェニル
アラニンアンモニアリアーゼ遺伝子、(3)上記(1)
に記載されたエンドウのフェニルアラニンアンモニアリ
アーゼ遺伝子を含む組み換えプラスミド、(4)大腸菌
を上記(3)に記載された組み換えプラスミドで形質転
換した形質転換体微生物、(5)上記(4)に記載され
た形質転換体を培地中で培養し、培養物からエンドウの
フェニルアラニンアンモニアリアーゼをβ−ガラクトシ
ダーゼとの融合タンパクとして採取することを特徴とす
るエンドウフェニルアラニンアンモニアリアーゼの製造
方法、(6)上記(4)に記載された形質転換体を培地
中で培養し、培養物からエンドウのフェニルアラニンア
ンモニアリアーゼを採取することを特徴とするエンドウ
フェニルアラニンアンモニアリアーゼの製造方法、にあ
る。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。 (1)及び(2)の遺伝子 まず、エンドウ種子( 例えばエンドウアラスカ種の種
子) を適当な条件下で約1週間培養して得られる胚軸
を切断し、その切断面を例えば下記に示すようなPAL
 遺伝子の発現を誘導する物質で処理し、PAL遺伝子
の転写活性が高まる4時間から4時間30分後に液体窒
素で固定して、公知の方法で全RNA を単離精製する
。培養胚軸は、PAL 遺伝子の発現を誘導しやすく、
最も好ましく用いられる部分である。PAL 遺伝子の
発現を誘導する物質としては、例えば、グルタチオン、
アクチノマイシンD等の代謝阻害剤;Cu2+等の重金
属イオン等を挙げることができるが、好ましくは、エリ
シターで処理するとよい。エリシターは、植物の抵抗性
を誘導する物質で、病原菌の細胞壁成分であり、例えば
、エンドウ褐紋病菌の胞子発芽液中に存在する高分子糖
蛋白等を挙げることができる。RNA の単離方法とし
ては、SDS−フェノール法(内宮博文ら、「植物遺伝
子工学マニュアル」 (講談社) 、32頁、1984
) 、GIT 法(Leonard G.Davisら
、「Methodin Molecular Biol
ogy 」(Elsevier Science Pu
blishing), 130頁、 1986)等が挙
げられる。得られた全RNA から、オリゴdTセルロ
ース、ポリUセファローズ等を用いて、吸着カラムクロ
マトグラフィーあるいはバッチ法によりメッセンジャー
RNA(mRNA) を分画精製する。
【0011】次に、得られたmRNAを用いて相補的な
DNA(cDNA) を合成する。この合成は、通常、
試験管内(in virto)で次のような方法で行う
ことができる。すなわち、mRNAを鋳型に、オリゴd
Tをプライマーとして、デオキシリボヌクレオチド三リ
ン酸混合物(dATP, dCTP, dGTP 及び
dTTP) の存在下、逆転写酵素を用いてmRNAと
相補的な単鎖cDNAを合成し、得られた単鎖cDNA
を鋳型にしてDNA ポリメラーゼを用いて二本鎖cD
NA(ds−cDNA) を合成する。
【0012】こうして得られたds−cDNA は、ベ
クターに組み込み可能にするため、その両端をT4DN
A ポリメラーゼ又はエキソヌクレアーゼで処理し、適
当なリンカーを接続する。このリンカーを接続したds
−cDNA を、大腸菌で増殖が可能なベクターに組み
込む。大腸菌で増殖可能なベクターとしては、例えば、
λgt10等のファージベクターを挙げることができ、
これを適当な制限酵素で切断した後、上記のリンカーを
接続したds−cDNA と混合し、DNA リガーゼ
を用いて組み込ませる。
【0013】次に、得られた組み換え体ファージを大腸
菌(Escherichia coli)に組み込み、
大腸菌の形質転換株を得る。大腸菌は主に対数増殖期に
ある細胞を集め、塩化マグネシウム又は硫酸マグネシウ
ム等のマグネシウムイオンで処理することによりファー
ジが感染しやすい状態にし、上記組み換え体ファージを
、λファージの外皮タンパクを用いてin vitro
でファージ粒子の再構成を行った後に感染させる方法が
好ましく採用される。
【0014】得られた大腸菌の形質転換株からエンドウ
PAL 遺伝子を有する株を選別するには、プラークハ
イブリダイゼーションと称する方法が採用される。まず
、シャーレ上に形質転換株のプラークを形成させ、その
表面にニトロセルロース膜又はナイロン膜をのせて組み
換え体ファージを吸着させる。該膜をアルカリ処理しフ
ァージの外皮タンパクを変性させると共にds−cDN
A を一本鎖に解離させる。次いで、エンドウPAL 
遺伝子と相同性の高い配列を持つと予想されるDNA 
断片、例えば、インゲンPAL 遺伝子をプローブとし
てハイブリダイゼーション(雑種形成)を行い、エンド
ウPAL をコードすると思われるcDNAを保持する
形質転換株を選別する。すなわち、陽性プラークとして
得る。
【0015】得られた陽性プラークの由来する組み換え
体ファージから常法に従いcDNAを回収し、適当な制
限酵素を用いることにより、上記形質転換株に組み込ま
れた挿入cDNA断片を切り出すことができ、本発明の
目的とするPAL 遺伝子を得ることができる。 (3)の組み換えプラスミド β−ガラクトシダーゼ遺伝子を有するpUC 19等の
プラスミドを、マルチクローニングサイトの適当な制限
酵素で切断し、上記で得たcDNA断片と混合してDN
A リガーゼで接続することにより、β−ガラクトシダ
ーゼとPAL が結合した融合タンパクをコードする遺
伝子を含む組み換えプラスミドを得ることができる。
【0016】(4)の大腸菌の形質転換体次いで、(3
)の組み換えプラスミドにより大腸菌の形質転換体を得
る。大腸菌は主に対数増殖期にある細胞を集め、塩化カ
ルシウムで処理することにより自然にDNA を取り込
みやすい状態にしてから行う。塩化マグネシウム又は塩
化ルビジウムを共存させると形質転換の効率が一層増加
するので好ましい。
【0017】(5)のエンドウPAL の製造方法及び
その確認 (4)の形質転換体をイソプロピルチオ−β−ガラクト
サイド(IPTG)等のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子発
現誘導物質存在下で培養すれば、β−ガラクトシダーゼ
との融合タンパクとして目的とするDNA の発現産物
、すなわちエンドウPAL を得ることができる。培地
としては、LB培地( トリプトン1%、食塩1%、酵
母エキス0.5%を含有する培地) が好ましく用いら
れ、また、培養時間は、8 〜12時間とするのが好ま
しい。この融合タンパクは、ポリアクリルアミドゲル電
気泳動で分画することによって得ることができる。次い
でニトロセルロース膜又はナイロン膜に移し、常法に従
ってエンドウPAL 抗体を用いて抗原抗体反応を行え
ば、(1)で得られたcDNA断片が、実際にエンドウ
PAL をコードするかどうか確認することができる。
【0018】(6)のエンドウPAL の製造方法上記
確認されたcDNA断片は、(3)の組み換えプラスミ
ドを得る段階で、β−ガラクトシダーゼ遺伝子を有する
プラスミド以外のPAL 発現可能なプラスミドを用い
て、以下同様に大腸菌の形質転換体を得てLB培地等で
培養すれば、β− ガラクトシダーゼの融合タンパクで
なく単独のPALとして得ることができる。
【0019】エンドウPAL 遺伝子の構造解析上記の
ように確認されたエンドウPAL 遺伝子の構造は、ダ
イデオキシヌクレオチド鎖終結法(Smith A.J
.H., Meth.Enzym., 85巻、499
 頁、1980) 等を用いる常法により決定すること
ができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例を掲げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例によりその技術的範囲が
限定されるものではない。
【0021】
【実施例1】mRNAの分画精製 エンドウアラスカ種の種子をバーミキュライトに播種し
、暗黒下20℃で7日間放置して平均7cmの実生を得
た。この実生の根基部と葉部のそれぞれ1cmを切除し
た胚軸部分を縦に二分し、その切断面を、エリシター溶
液(エンドウ褐紋病菌の胞子発芽液上清を限外濾過(分
画分子量10,000)して得られる高分子画分を、グ
ルコース換算値で1,000ppmに調製したもの、S
hiraishi ら、日本植物病理学会報、44巻、
659 頁、1978に記載の方法による)に数秒浸漬
した後、暗黒下20℃湿状態で放置してPAL 遺伝子
の発現を誘導した。4時間30分後に、胚軸を液体窒素
で固定して、GIT (Guanidine isot
hiocyanate)法(Leonard G.Da
visら、「Methodin Molecular 
Biology 」(Elsevier Scienc
e Publishing), 130頁、1986)
 により全RNA の単離精製を行った。
【0022】すなわち、胚軸30g を液体窒素中で磨
砕し、GIT 緩衝液(グアニジンイソチオシアネート
4M 、酢酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)25mM
 、2−メルカプトエタノール120mM )30ml
に懸濁し、50℃で40分間振とうすることにより抽出
し、遠心分離を行って上清を得た。得られた上清を上層
に、等容量の塩化セシウム緩衝液( 塩化セシウム5.
7M、酢酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)25mM)
を下層にして、200,000 ×gで24時間遠心分
離を行って全RNA を沈澱させた。この全RNA を
TESS緩衝液(Tris−Cl緩衝液(pH7.5)
10mM 、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)1m
M 、食塩100mM 、2−メルカプトエタノール1
%)100 μLに懸濁し、フェノール処理( 水飽和
フェノールを加えて振とう後、遠心分離を行い水層を得
る、以下同様) の後エタノール沈澱( 約2.5 倍
容量のエタノールを加えて約−20 ℃に冷却後、遠心
分離を行い沈澱物を乾燥して得る、以下同様) により
濃縮精製し、全RNA を10mg得た。
【0023】次いで、得られた全RNA から、oli
gotexTM−dT30(日本ロシュ株式会社製)を
用いてバッチ法によりmRNAの分画精製を行った。す
なわち、まずoligotexTM−dT30を500
 μLと全RNA 2 mgを混和し、65℃で5 分
間加熱した後急冷し、1/10容量の食塩を添加して3
7℃で10分間放置した。遠心分離後上清を除去し、新
たに同容量の滅菌水を加えて再度加熱急冷を行った後、
遠心分離後上清にmRNA画分を得た。これをエタノー
ル沈澱により濃縮し、mRNAを30μg得た。
【0024】mRNAからds−cDNA の合成上記
で得たmRNA10μgから、cDNA synthe
sis system plus(Amersham社
製)のキットを用いてin virtoでcDNAの合
成を行った。すなわち、鋳型とするmRNAに、上記キ
ットの第1鎖合成用緩衝液6 μL、ピロリン酸ナトリ
ウム溶液1.5 μL、ヒト胎盤リボヌクレアーゼイン
ヒビター100 ユニット、デオキシリボヌクレオチド
三リン酸混合物1mM 、オリゴdTプライマー16μ
g及び逆転写酵素(21ユニット/μL)3μLを混合
し、42℃で2 時間反応させて単鎖cDNAを合成し
た。
【0025】引き続き、上記キットの第2鎖合成用緩衝
液56.5μL、リボヌクレアーゼH を6 ユニット
及びDNA ポリメラーゼクレノウフラグメント320
 ユニットを加え12℃で1 時間、22℃で1 時間
反応させてds−cDNA を合成した。70℃10分
間の熱処理により用いた酵素を失活させ、最後に T4
 DNA ポリメラーゼ 2ユニットでds−cDNA
の両末端を平滑化した。以上の合成反応終了後、フェノ
ール処理を1回、クロロホルム処理を1回行い、エタノ
ール沈澱としてds−cDNA 4.3 μgを回収し
た。
【0026】ds−cDNA へのリンカーの接続リン
カーを接続するためのEcoRI消化反応に対して、c
DNAの内在EcoRI切断部位を保護するために、T
ris−Cl 緩衝液(pH8.0)50mM 、ED
TA50mM、S−アデノシルメチオニン(SAM)2
0 μM 、上記で得たds−cDNA 及びEcoR
Iメチラーゼ(宝酒造株式会社製)20ユニットを混ぜ
37℃で1時間反応させた後、68℃5分間の熱処理で
反応を停止した。
【0027】引き続きこの反応液にTris−Cl 緩
衝液(pH7.5)10mM 、塩化マグネシウム10
mM、ジチオトレイトール(DTT)10mM 、アデ
ノシン三リン酸(ATP)1mM、EcoRIリンカー
(12 塩基対、宝酒造株式会社製)2μg、T4 D
NAリガーゼ(Boehringer Mannhri
m社製)14 ユニットを添加して20℃で1 時間、
4 ℃で16時間反応させた後、68℃5 分間の熱処
理で反応を停止した。
【0028】更に、上記反応液にTris−Cl 緩衝
液(pH7.5) 10mM、塩化マグネシウム10m
M、食塩100mM 及びEcoRI(宝酒造株式会社
製)210 ユニットを加え、37℃で7 時間反応さ
せ、ds−cDNA の両末端にEcoRI粘着末端を
創設した。以上の反応を終えたcDNAは、Sepha
rose CL−4B(Pharmacia 社製) 
のカラムに通し未反応のリンカーや小分子cDNAを除
き、0.5kb 以上の画分を採集してエタノール沈澱
により濃縮した。以上の操作により、ベクターに組み込
み可能なようにリンカーを接続したds−cDNA が
2.9 μg得られた。
【0029】組み換え体ファージの製造得られたds−
cDNA を用いてファージベクターλgt10への組
み込みを行った。すなわち、cDNA350ng 、λ
gt10 EcoR Iarms(STRATAGEN
E 社製)500ng、Tris−Cl 緩衝液(pH
7.5)10mM 、塩化マグネシウム10mM、DT
T10mM 、ATP1mM、T4 DNAリガーゼ(
Boehringer Mannhrim社製)2ユニ
ットを加え、20℃で1 時間、4 ℃で16時間反応
させた後、68℃5 分間の熱処理で反応を停止した。
【0030】組み換え体ファージによる大腸菌の形質転
換株の製造 まず、上記で得られた組み換えλファージを、λファー
ジの外皮タンパク(invitro packagin
g kit 、Amersham社製) と混和し、2
0℃で2 時間放置することにより、ファージ粒子の再
構成を行った。一方、大腸菌7118株を20mlのL
BMM培地( トリプトン1%、食塩1%、酵母エキス
0.5%、硫酸マグネシウム10mM、マルトース0.
4%を含有する培地) に接種し、30℃で10時間振
とう培養した。培養後、菌体を遠心分離により集め、あ
らかじめ4 ℃に冷却しておいた10mM硫酸マグネシ
ウム溶液10mlに懸濁して、ファージが感染しやすい
状態とした。こうして得られた大腸菌に上記組み換えλ
ファージを混和後、37℃で25分間放置して組み込ま
せ、0.7%の寒天を含むLBMM培地に懸濁した。次
いで、1.5%の寒天を含むLBMM培地上に広げ、3
7℃で12時間培養した。
【0031】形質転換株の選別 上記により得られた計8枚のプレート上の約5600個
のプラークについて、プラークハイブリダイゼーション
を行い、エンドウPAL 遺伝子を有する株の選別を行
った。各プレートに1枚、計8枚のナイロン膜(Hyb
ond−N、Amersham社製) を用意し、プラ
ークが現れたLBMM寒天培地上に載せ1分間放置した
後、プラーク吸着面を上側にして変成溶液( 食塩1.
5M、水酸化ナトリウム0.5M) を浸透させた濾紙
(3MMペーパー、Whatman 社製) 上に置き
7 分間放置した。次いで中和溶液( 食塩1.5M、
Tris−Cl 緩衝液(pH7.2)0.5M)を浸
透させた濾紙上に同様に置き7分間放置した。この中和
処理を更に1 回行った後、2 倍量SSC 溶液( 
食塩300mM 、クエン酸ナトリウム30mM) で
ナイロン膜を洗浄し、80℃で2 時間放置して組み換
えλファージのDNAの固定を行った。
【0032】得られたナイロン膜を用いて、ラジオアイ
ソトープでラベルしたインゲンPALのcDNAをプロ
ーブとしたハイブリダイゼーションを行った。プローブ
のラベル反応は、DNA labeling kit(
Boehringer Mannhrim社製) を用
いランダムプライマーラベリング法(Feinber 
A.P. ら、Anal.Biochem., 132
巻、6 頁、1983) で行った。また、ハイブリダ
イゼーションは、Molecular Cloning
 a laboratory manual(Cold
 Spring Harbor) セクション2.11
4 〜2.117 、1989に従った。
【0033】プラークハイブリダイゼーションの結果か
ら、6個の陽性プラーク(#21,#22,#41,#
42,#43,#51 と識別する。)が得られた。 陽性プラークからcDNA断片の製造 上記で得た陽性プラークから、常法に従い組み換えλフ
ァージのDNAを回収し、制限酵素EcoRIで切除し
た後、1.6%アガロースゲル電気泳動で挿入cDNA
断片を得た。
【0034】この結果、#41 に最長の約2.8kb
 のcDNA断片が含まれており、エンドウPAL の
推定分子量が約80,000であることから(Losc
hke D.C. ら、Plant Physilog
y 、68巻、680 頁、1981参照) 、この#
41 のDNA断片はエンドウPAL 遺伝子の全長を
含んでいると考えられた。 組み換えプラスミドの製造 上記で得た組み換えλファージ#41のDNA3μgに
対してTris−Cl 緩衝液(pH7.5)10mM
 、塩化マグネシウム10mM、食塩100mM 、E
coRI( 宝酒造株式会社製)90 ユニットを加え
、37℃で2 時間反応させた後、フェノール処理及び
クロロホルム処理を各1 回行い、次いでエタノール沈
澱により精製した。
【0035】一方、ベクターとして、β−ガラクトシダ
ーゼ遺伝子を有し、また、その内部にマルチクローニン
グサイトをもつプラスミドであるpGEM4Z(Pro
mega社製) も上記組み換えλファージ #41の
DNAと同様に反応及び精製を行った。精製したpGE
M4Zと組み換えλファージ #41のDNAを混和し
て、Tris−Cl 緩衝液(pH7.5)10mM 
、塩化マグネシウム10mM、DTT10mM 、AT
P1mM、及びT4 DNAリガーゼ(Boehrin
ger Mannhrim社製)2ユニットを加えて、
16℃で3 時間反応させることにより両者を接続し、
組み換えプラスミドを得た。
【0036】組み換えプラスミドによる大腸菌の形質転
換体の製造 大腸菌7118株をLB培地( トリプトン1%、食塩
0.5%、酵母エキス1%を含有する培地) 5mlに
接種し、37℃で一晩振とう培養した。得られた培養液
0.5 mlを新たにLB培地20mlに接種し、培養
液の600nm における吸光度がおよそ0.15にな
るまで37℃で振とう培養した。培養終了後、菌体を遠
心分離により集め溶液A(MOPS緩衝液(pH7.0
)10mM 、塩化ルビジウム10mM)10 mlで
洗浄し、次いで、溶液B(MOPS緩衝液(pH6.5
)100mM、塩化ルビジウム10mM、塩化カルシウ
ム50mM)10 mlに懸濁して氷上で2 時間放置
した後、再度遠心分離により菌体を集め、1 mlの溶
液B に懸濁した。この懸濁液0.1 mlに上記の組
み換えプラスミドを入れ、氷上で30分間放置した後、
LB培地0.8 mlを加え37℃で1 時間培養した
。得られた培養液を40mg/Lのアンピシリン及び1
.5%の寒天を含むLB培地上に一面に塗抹し、37℃
で一晩培養し、大腸菌の形質転換体を得た。
【0037】形質転換体の培養及びエンドウPAL の
確認上記において得られたコロニーから無作為に20コ
ロニーを選びだし、40mg/Lのアンピシリン含むL
B培地2 mlにそれぞれ接種し37℃で8 時間培養
した。こうして増幅された組み換えプラスミドのcDN
Aを常法に従って精製した。#41 のcDNA断片は
内部にHind III切断部位を一箇所有し、Hin
d IIIによっておよそ1.2kb と1.6kb 
に切断されたので、この切断の後、アガロースゲル電気
泳動で分析することによって#41 のcDNAのβ−
 ガラクトシダーゼ遺伝子の転写に対する方向を確認し
た。
【0038】この結果、β− ガラクトシダーゼ遺伝子
の転写の方向に対してHind III切断部位が上流
にある組み換えプラスミド(pKT41と識別する。)
 とその逆向きの組み換えプラスミド(pKT41RV
と識別する。) が得られた。 各々の組み換えプラスミドを有する大腸菌の形質転換体
7118(pKT41) 株と7118(pKT41R
V) 株を得、更に対照区としてpGEM4Zを有する
大腸菌の形質転換体7118(pGEM4Z)株を得た
。これらの形質転換体を40mg/Lのアンピシリン含
むLB培地20mlで8 時間培養した後、イソプロピ
ルチオ− β− ガラクトサイド(IPTG)50μL
を添加して更に2 時間培養を行った。
【0039】培養後遠心分離により菌体を集め、Tri
s−Cl 緩衝液(pH7.5)10mM に懸濁して
超音波破砕機で菌体を破壊した後、飽和硫酸アンモニウ
ムを用いてタンパクを沈澱させた。得られたタンパク3
0μgをドデシル硫酸ナトリウム− ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動で分画した。次いでゲル内に分画された
タンパクをホライズブロットAE−6670(ATTO
社製) を用いてナイロン膜(Hybond−C 、A
mersham社製) に移し、エンドウPAL 抗体
を用いて、SuperScreen TM (Amer
sham社製) により抗原抗体反応を行った。
【0040】すなわち、まずナイロン膜上の非特異敵な
タンパクをブロックするため、2%ウシ血清アルブミン
を含むTBS 緩衝液(Tris緩衝液10mM、食塩
150mM 、pH7.4)に浸漬し室温で1 時間放
置した。次いで、ウサギの血清から得られた抗エンドウ
PAL抗体を0.2%ウシ血清アルブミンを含むTBS
 緩衝液で希釈したものに浸漬し室温で1 時間抗原抗
体反応を行った。エンドウPAL 抗体は、ワシントン
州立大学のDr.Hadwigerから分譲されたもの
を用いた。抗原抗体反応後、0.05% ポリオキシエ
チレンソルビタンモノラウレートを含むTBS 緩衝液
で洗浄した。次いで、パーオキシダーゼを結合させた抗
ウサギグロブリン抗体を0.2%ウシ血清アルブミンを
含むTBS 緩衝液で希釈したものに浸漬し室温で1 
時間反応させて再び洗浄を行った後、3,3’− ジア
ミノベンジジンと過酸化水素を含む溶液に約10秒浸漬
して発色させた。
【0041】以上の結果pKT41RV の発現産物に
のみエンドウPAL 抗体との反応が検出された。すな
わち、#41 に含まれる約2.8kb のcDNA断
片は、エンドウPAL をコードする遺伝子であること
が証明された。こうして証明されたエンドウPAL 遺
伝子を含む組み換えプラスミドpKT41RV で形質
転換した大腸菌の形質転換体7118(pKT41RV
)株は、工業技術院微生物工業研究所に微工研菌寄第1
2095 号(FERM P−12095)として寄託
している。
【0042】尚、上記形質転換体7118(pKT41
RV) 株は、LB培地では非形質転換株と同様の生育
増殖が見られるが、IPTG存在下すなわちβ− ガラ
クトシダーゼとの融合タンパクの状態で発現させると明
らかに生育が阻害された。イネのPAL 遺伝子におい
て、同様のβ− ガラクトシダーゼとの融合タンパクが
、大腸菌内でPAL 活性を有し、その反応産物である
ケイ皮酸の過剰蓄積により大腸菌の生育が阻害された例
があることから、エンドウPAL 遺伝子の場合も、上
記のβ− ガラクトシダーゼとの融合タンパクの状態で
PAL 活性を有していると考えられた。
【0043】エンドウPAL 遺伝子の構造解析cDN
A断片を6 種の制限酵素(BamH I、HindI
II 、HincII、EcoRV、Bgl II、P
vu II) を用いて小断片化し、それぞれをベクタ
ーM13 の適当な制限酵素切断部位に挿入した。これ
で大腸菌7118株を形質転換し、得られた形質転換株
からMessing らの方法(Method in 
Enzymology, 101巻、20頁、1983
) に従い1 本鎖DNA を調製し、得られた1 本
鎖DNA について、ダイデオキシヌクレオチド鎖終結
法の原理に基づくSEQERASER version
2.0(U.S.B社製) を用い、上記Messin
g らの方法に従って塩基配列を決定した。この塩基配
列を配列番号2に示す。
【0044】上記塩基配列をもとに遺伝子解析ソフトD
NASIS( 日立ソフトウエアエンジニアリング株式
会社製) を用いてアミノ酸配列を推定したところ、エ
ンドウPAL 遺伝子は710 個のアミノ酸残基をコ
ードしていると考えられた。このアミノ酸配列をを配列
番号1に示す。このアミノ酸配列から、エンドウPAL
 の分子量は79,229と推定された。
【0045】尚、参考までに、このエンドウPAL 遺
伝子から推定されたアミノ酸配列を、インゲンPAL 
遺伝子(配列番号3)、サツマイモPAL 遺伝子、イ
ネPAL 遺伝子から推定されたアミノ酸配列と比較し
たところ、それぞれ、88.3%, 78.7%, 6
6.4% の相同性を示した。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、エンドウPAL の大
量製造が可能である。この遺伝子を植物に導入すれば、
PAL の活性が高められ、それに伴い、植物にとって
重要な二次代謝物の生合成経路であるフェニルプロパノ
イド・イソフラボノイド合成経路が活性化され、それに
よってフェニルプロパノイド・イソフラボノイドを多く
含んだ品種を得ることができる。
【0047】
【配列表】配列番号:  1 配列の長さ:776 配列の型:  アミノ酸 配列の種類:タンパク トポロジー:直鎖 起源:エンドウ 配列の特徴:エンドウフェニルアラニンアンモニアリア
ーゼ 配列: MetIleTrpCysHisCysHisSerH
isHisProIleGluGlyLysValGl
uGlnCysGluValHisLysAsnArg
TyrGlnArgIleSerLeuArgSerS
erGlnPheLeuGlnProIleLeuAs
nLysGluThrLeuValThrLeuVal
SerIleLysMetGluThrValAlaA
laAlaIleThrLysAsnAsnGlyTy
rGluSerPheCysValThrAsnAla
LysAsnAsnAsnMetLysValAsnS
erAlaAspProLeuAsnTrpGlyVa
lAlaAlaAlaValLysGlySerHis
LeuAspGluValLysArgMetValG
luGluTyrArgLysProValGlySe
rProGlyValArgAspThrAspAsp
PheSerGlyTrpLeuProLeuProH
isMetIleMetCysLysValGluLe
uSerGluSerAlaArgAlaGlyVal
LysAlaSerSerAspTrpValMetG
luSerMetAsnLysGlyThrArgGl
nLeuArgCysTyrTyrGlySerGly
AlaThrSerHisArgArgThrLysG
lnGlyGlyAlaLeuGlnLysGluLe
uIleArgPheLeuAsnAlaGlyIle
PheGlyAsnGlyThrGluSerSerH
isThrLeuProHisThrAlaThrAr
gAlaAlaMetLeuValArgIleAsn
ThrLeuLeuGlnGlyTyrSerGlyI
leArgPheGluIleLeuGluAlaIl
eThrLysLeuIleAsnAsnAsnVal
ThrProCysLeuLeuSerGlyThrI
leThrAlaSerGlyAspLeuValPr
oLeuSerTyrIleAlaGlyLeuLeu
ThrGlyArgProAsnSerLysAlaH
isGlyProLeuGlyLysPhePheAs
nAlaLysGluAlaPheGlnSerAla
GluIleAsnAspGlyPhePheGluL
euGlnProLysGluGlyLeuAlaLe
uValAsnGlyThrAlaValGlySer
GlyLeuAlaSerIleValLeuPheG
luAlaAsnIleLeuAlaValLeuSe
rGluValLeuSerAlaIlePheAla
GluValMetGlnGlyLysProGluP
heThrAspHisLeuThrHisLysLe
uLysHisHisProGlyGlnIleGlu
AlaAlaAlaIleMetGluHisIleL
euAspGlySerAlaTyrValLysAl
aAlaLysLysLeuHisGluMetAsp
ProLeuGlnLysProLysGlnAspA
rgTyrAlaLeuArgThrSerProGl
nTrpLeuGlyProLeuIleGluVal
IleArgPheSerThrLysSerIleG
luArgGluIleAsnSerValAsnAs
pAsnProLeuIleAspValSerArg
AsnLysAlaLeuHisGlyGlyAsnP
heGlnGlyThrProIleGlyValSe
rMetAspAsnThrArgLeuAlaLeu
AlaSerIleGlyLysLeuLeuPheA
laGlnPheSerGluLeuValAsnAs
pPheTyrAsnAsnGlyLeuProSer
AsnLeuSerAlaSerArgAsnProS
erLeuAspTyrGlyPheLysGlySe
rGluIleAlaMetAlaSerTyrCys
SerGluLeuGlnTyrLeuAlaAsnP
roValThrThrHisValGlnSerAl
aGluGlnGlnHisAsnGlnAspVal
AsnSerLeuGlyLeuIleSerSerA
rgLysThrTyrGluAlaIleGluIl
eLeuGlnLeuMetSerSerThrPhe
LeuIleAlaLeuCysGlnAlaValA
spLeuArgHisLeuGluGluAsnLe
uLysAsnSerValLysAsnIleVal
SerGlnValAlaLysArgThrLeuT
hrThrGlyValAsnGlyGluLeuHi
sProSerArgPheCysGluLysAsp
LeuLeuArgValValAspArgGluH
isValPheAlaTyrIleAspAspPr
oCysSerAlaThrTyrProLeuMet
GlnLysLeuArgGlnValLeuValA
spHisAlaLeuValAsnGlyGluSe
rGluLysAsnLeuAsnThrSerIle
PheGlnLysIleAlaThrPheGluA
spGluLeuLysThrLeuLeuProLy
sGluValGluSerThrArgAlaAla
TyrGluSerGlyAsnProThrValP
roAsnLysIleAsnGlyCysArgSe
rTyrProLeuTyrArgPheValArg
GlnGluLeuGlyThrGlyLeuLeuT
hrGlyGluLysValIleSerProGl
yGluGluCysAspLysLeuPheThr
AlaIleCysGlnGlyLysIleIleA
spProLeuLeuGlnCysLeuGlyAs
pTrpAsnGlyAlaProLeuProIle
Ser配列番号:  2 配列の長さ:2607 配列の型:  DNA 配列の種類:cDNA 鎖の数:ニ本鎖 トポロジー:直鎖 起源:エンドウ 配列の特徴:エンドウフェニルアラニンアンモニアリア
ーゼのcDNA 配列: GAATTCCGGGGACATGCCCAGTAGT
ACCATCTCCACCATACTGGAATGCT
AGGTCTTGGGACGACGAATCCTGAA
AAGAGGTTCCAAATTGCATAAAATG
CAGCAGCCACGATAGAAGCAACGTG
ATGATTTGGTGTCACTGCCACAGCC
ATCATCCCATAGAAGGTAAAGTAGA
GCAATGTGAAGTACATAAGAACAGA
TACCAAAGAATTTCTCTGCGGTCCA
GTCAATTCTTGCAACCAATTCTCAA
CAAAGAAACATTAGTTACTTTAGTA
TCAATTAAAATGGAAACAGTAGCAG
CAGCCATAACAAAAAACAACGGTTA
CGAGTCATTTTGCGTGACAAATGCT
AAGAATAATAACATGAAAGTTAACA
GTGCTGATCCTTTGAATTGGGGTGT
TGCCGCCGAGGCAATGAAAGGGAGT
CACTTGGATGAGGTGAAGCGTATGG
TGGAGGAGTACAGGAAGCCGGTGGT
CCGCCTTGGTGGCGAGACACTGACG
ATTTCTCAGGTGGCTGCCATTGCCG
CACATGATCATGGTGTTAAGGTGGA
GTTGTCAGAATCTGCTAGGGCTGGC
GTTAAGGCGAGCAGTGACTGGGTGA
TGGAGAGTATGAACAAAGGCACAGA
CAGTTACGGTGTTACTACCGGTTTC
GGCGCCACCTCTCACCGGAGAACCA
AACAAGGTGGTGCTTTGCAGAAAGA
ACTCATCAGGTTTTTGAATGCTGGA
ATATTTGGAAATGGAACTGAGTCAA
GCCATACACTACCACACACAGCAAC
AAGAGCTGCCATGCTTGTGAGAATC
AACACACTTCTCCAAGGTTATTCAG
GAATTAGATTTGAAATCTTGGAAGC
TATAACCAAACTCATTAACAACAAC
GTCACCCCATGTTTACTCCGTGGTA
CAATCACAGCTTCCGGAGATTTAGT
CCCTCTTTCTTATATTGCTGGTTTA
CTAACGGGAAGACCAAATTCAAAAG
CTCATGGGACCTCTGGGGAAATTCT
TAATGCAAAAGAAGCTTTTCAGTCA
GCTGAAATCAATGATGGTTTCTTTG
AATTGCAACCAAAAGAAGGTCTTGC
ACTTGTTAATGGAACTGCTGTTGGT
TCTGGTTTAGCTTCTATTGTTCTAT
TTGAAGCTAACATATTGGCTGTCTT
GTCTGAAGTCCTATCCGCTATTTTT
GCTGAAGTTATGCAAGGGAAACCTG
AGTTTACTGATCATTTGACACATAA
ATTGAAGCACCATCCTGGTCAAATT
GAGGCTGCTGCTATTATGGAACACA
TTTTGGATGGAAGTGCTTATGTCAA
AGCAGCTAAGAAGTTGCATGAGATG
GATCCTTTGCAGAAACCAAAACAAG
ATAGATATGCACTTAGAACTTCACC
GCAATGGCTTGGTCCTCTTATTGAA
GTCATTAGATTCTCTACTAAGTCAA
TTGAGAGGGAGATCAACTCTGTTAA
TGATAACCCTTTGATTGATGTTTCA
AGAAACAAGGCTTTGCATGGTGGAA
ACTTTCAAGGAACACCTATTGGTGT
ATCCATGGATAATACACGTTTGGCT
CTTGCGTCAATTGGTAAACTCTTGT
TTGCTCAATTCTCTGAACTCGTCAA
TGATTTTTACAACAACGGGTTGCCT
TCGAATCTCTCAGCTAGTAGAAATC
CCAGCTTGGATTATGGATTCAAGGG
ATCCGAAATTGCCATGGCTTCTTAT
TGTTCTGAGTTACAATATCTTGCAA
ACCCAGTTACAACTCATGTTCAAAG
TGCTGAGCAACAACACAACCAAGAT
GTGAACTCTTTGGGTTTGATATCTT
CTAGGAAAACATATGAAGCCATTGA
GATCCTTCAACTCATGTCTTCCACA
TTCTTGATTGCACTTTGCCAAGCAG
TTGACTTAAGACATTTGGAGGAGAA
TTTGAAAAACTCAGTTAAGAACATT
GTAAGCCAAGTTGCTAAAAGGACCC
TTACAACAGGTGTGAATGGAGAACT
TCATCCTTCAAGGTTTTGTGAAAAG
GACTTGTTGAGAGTGGTTGATAGGG
AGCATGTGTTTGCCTATATTGATGA
TCCTTGTAGTGCTACATATCCATTG
ATGCAAAAATTGAGGCAGGTGTTAG
TGGATCATGCATTAGTAAATGGTGA
ATCTGAGAAGAATTTGAACACATCA
ATCTTCCAAAAGATTGCAACATTTG
AGGATGAGTTAAAGACCCTTTTGCC
AAAAGAGGTAGAAAGTACTAGGGCT
GCATATGAGAGTGGAAATCCAACAG
TTCCAAACAAGATAAATGGATGCAG
ATCTTATCCACTTTATAGGTTTGTG
AGACAAGAGTTGGGAACTGGTTTGC
TAACAGGAGAAAAGGTCATTTCACC
AGGTGAGGAGTGTGATAAGTTGTTC
ACAGCTATATGTCAAGGAAAGATCA
TCGATCCTCTTCTTCAATGCTTGGG
AGACTGGAACGGTGCTCCTCTTCCA
ATTTCTTAACTTTAGGTTATTTTAA
GAAAAATTATTTGTATCTATATATG
CATGTATTGCAATAATCACTAGGTT
TGTCATGCTTTTAACAATTAATATG
GAAATCTCCATTTCAATTTCTTTTA
ATGTCAATGTGAAACTTGTAATTCC
GGAATTC   配列番号:  3 配列の長さ:1707 配列の型:  DNA 配列の種類:  cDNA 鎖の数:ニ本鎖 トポロジー:直鎖 起源:インゲン 配列の特徴:インゲンフェニルアラニンアンモニアリア
ーゼcDNA 配列:

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  分子中に配列番号1に示されるアミノ
    酸配列を含むポリペプチドをコードするエンドウのフェ
    ニルアラニンアンモニアリアーゼ遺伝子。
  2. 【請求項2】  配列番号2に示される塩基配列で表さ
    れる請求項1のエンドウのフェニルアラニンアンモニア
    リアーゼ遺伝子。
  3. 【請求項3】  請求項1に記載されたエンドウのフェ
    ニルアラニンアンモニアリアーゼ遺伝子を含む組み換え
    プラスミド。
  4. 【請求項4】  大腸菌を請求項3に記載された組み換
    えプラスミドで形質転換した形質転換体微生物。
  5. 【請求項5】請求項4に記載された形質転換体を培地中
    で培養し、培養物からエンドウのフェニルアラニンアン
    モニアリアーゼをβ−ガラクトシダーゼとの融合タンパ
    クとして採取することを特徴とするエンドウのフェニル
    アラニンアンモニアリアーゼの製造方法。
  6. 【請求項6】  請求項4に記載された形質転換体を培
    地中で培養し、培養物からエンドウのフェニルアラニン
    アンモニアリアーゼを採取することを特徴とするエンド
    ウのフェニルアラニンアンモニアリアーゼの製造方法。
JP9769791A 1991-04-26 1991-04-26 エンドウのフェニルアラニンアンモニアリアーゼ            遺伝子及びその用途 Pending JPH04330285A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5850020A (en) * 1996-09-11 1998-12-15 Genesis Research & Development Corporation, Ltd. Materials and method for the modification of plant lignin content
US6204434B1 (en) 1996-09-11 2001-03-20 Genesis Research & Development Corporation Limited Materials and methods for the modification of plant lignin content
US6368837B1 (en) 1999-08-06 2002-04-09 E. I. Du Pont Nemours And Company Bioproduction of para-hydroxycinnamic acid
US6521748B2 (en) 1999-08-06 2003-02-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Polynucleotide encoding a mutant Rhodotorula glutinis tyrosine ammonia lyase polypeptide
US7087426B2 (en) 1996-09-11 2006-08-08 Agrigenesis Biosciences Ltd. Materials and methods for the modification of plant lignin content
US7910326B2 (en) 1996-09-11 2011-03-22 Arborgen, Inc. Materials and methods for the modification of plant lignin content

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