JPH04311266A - 利用者照合システムおよび病院情報システム - Google Patents
利用者照合システムおよび病院情報システムInfo
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- JPH04311266A JPH04311266A JP3077757A JP7775791A JPH04311266A JP H04311266 A JPH04311266 A JP H04311266A JP 3077757 A JP3077757 A JP 3077757A JP 7775791 A JP7775791 A JP 7775791A JP H04311266 A JPH04311266 A JP H04311266A
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- Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Position Input By Displaying (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータを利用し
た情報処理システムにおける利用者照合方法およびこれ
を利用する病院情報システムに関する。
た情報処理システムにおける利用者照合方法およびこれ
を利用する病院情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータを利用した情報処理
システムにおいては、システムの利用に際して、利用者
のIDコードやパスワードにより個人識別を行い、登録
された利用者であることが確認されて始めて、システム
の起動を可能とする利用者確認方式が一般的である。し
かし、この方式においては、システムの起動時に特定の
プログラムあるいは処理の実行可否を制御するものであ
り、従って、一旦特定のシステムを起動した後での照合
やチェック機能は無い。このため、起動後ならば、ID
コードおよびパスワードが知られなくても、誰でも自由
に操作することが可能である。それ故、個人のプライバ
シーやセキュリティーの保護が重要なシステムにおいて
、かつ、起動後誰でも自由に操作できるような状況が生
じる場合には、機密が確保できないという問題がある。 この問題に対しては、従来、一定時間以上無操作の状態
が継続すると初期状態に戻り、IDコードやパスワード
の再入力が必要な「タイムアウト機能」や、システム動
作中はIDカードを保持し続ける「鍵的機構」を付ける
等の対策が提案されている。更に、より高度な機密保護
の必要なシステムに対しては、利用者の指紋を登録して
おき、部屋または装置に指紋検出器を備えて、指紋照合
によって始めてシステムの起動ができるようにした方式
もある。これに関しては、「計測と制御」25巻8号(
昭和61年8月)19頁−24頁の“指紋自動識別技術
”において、個人識別法としての指紋検出技術について
、その歴史,原理,応用等について解説している。また
、The Proceedings of 10th
International Conference
on PatternRecognition(ICP
R),pp.761−766,June 1990では
、指の画像を利用して個人照合を行い、パスワードの代
りとするシステム等が示されている。
システムにおいては、システムの利用に際して、利用者
のIDコードやパスワードにより個人識別を行い、登録
された利用者であることが確認されて始めて、システム
の起動を可能とする利用者確認方式が一般的である。し
かし、この方式においては、システムの起動時に特定の
プログラムあるいは処理の実行可否を制御するものであ
り、従って、一旦特定のシステムを起動した後での照合
やチェック機能は無い。このため、起動後ならば、ID
コードおよびパスワードが知られなくても、誰でも自由
に操作することが可能である。それ故、個人のプライバ
シーやセキュリティーの保護が重要なシステムにおいて
、かつ、起動後誰でも自由に操作できるような状況が生
じる場合には、機密が確保できないという問題がある。 この問題に対しては、従来、一定時間以上無操作の状態
が継続すると初期状態に戻り、IDコードやパスワード
の再入力が必要な「タイムアウト機能」や、システム動
作中はIDカードを保持し続ける「鍵的機構」を付ける
等の対策が提案されている。更に、より高度な機密保護
の必要なシステムに対しては、利用者の指紋を登録して
おき、部屋または装置に指紋検出器を備えて、指紋照合
によって始めてシステムの起動ができるようにした方式
もある。これに関しては、「計測と制御」25巻8号(
昭和61年8月)19頁−24頁の“指紋自動識別技術
”において、個人識別法としての指紋検出技術について
、その歴史,原理,応用等について解説している。また
、The Proceedings of 10th
International Conference
on PatternRecognition(ICP
R),pp.761−766,June 1990では
、指の画像を利用して個人照合を行い、パスワードの代
りとするシステム等が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の各方式
では、システム起動時のチェックがいかに厳重であって
も、起動後のチェックを行われないため、保護が不十分
な状況が容易に生ずるという問題が解決できない。この
問題は、複数の利用者が共通の資源を共有する場合の他
、通常は利用者が限定されたシステムであっても、ある
特定の操作,処理、あるいは特定のデータに関して特に
保護を設けたい場合にも発生する。例えば、病院情報シ
ステムで扱われる情報は、その保護が必要な一例である
。病院情報システムでは、医師がワークステーション等
を通じて患者の病歴その他種々の個人および家族等の医
療情報を扱う。従って、これらカルテに含まれる情報は
、患者のプライバシーの面からアクセスを制限するなど
の保護が必要であるといえる。更に、医療行為としても
また法律的にも、内容の改ざん防止対策は重要な問題で
ある。ここでは、例えば、使用者がシステム起動後に離
席したような場合でも、内容の参照や追加、変更が自由
に行えるような無防備な状態が起こってはならない。 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の技術における上述の如き問題を解
消し、システム動作中、常時あるいは一定の間隔、また
は、特定の操作や処理毎に利用者の個人確認を可能とす
る利用者照合システムを提供することにある。更に、個
人情報検出・確認を利用者が意識せず、従来と同様の操
作感覚の中で自然に実行できるような利用者照合システ
ムを提供することにある。本発明の他の目的は、上述の
利用者照合システムを利用して、カルテに含まれる情報
の保護を実現する病院情報システムを提供することにあ
る。
では、システム起動時のチェックがいかに厳重であって
も、起動後のチェックを行われないため、保護が不十分
な状況が容易に生ずるという問題が解決できない。この
問題は、複数の利用者が共通の資源を共有する場合の他
、通常は利用者が限定されたシステムであっても、ある
特定の操作,処理、あるいは特定のデータに関して特に
保護を設けたい場合にも発生する。例えば、病院情報シ
ステムで扱われる情報は、その保護が必要な一例である
。病院情報システムでは、医師がワークステーション等
を通じて患者の病歴その他種々の個人および家族等の医
療情報を扱う。従って、これらカルテに含まれる情報は
、患者のプライバシーの面からアクセスを制限するなど
の保護が必要であるといえる。更に、医療行為としても
また法律的にも、内容の改ざん防止対策は重要な問題で
ある。ここでは、例えば、使用者がシステム起動後に離
席したような場合でも、内容の参照や追加、変更が自由
に行えるような無防備な状態が起こってはならない。 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来の技術における上述の如き問題を解
消し、システム動作中、常時あるいは一定の間隔、また
は、特定の操作や処理毎に利用者の個人確認を可能とす
る利用者照合システムを提供することにある。更に、個
人情報検出・確認を利用者が意識せず、従来と同様の操
作感覚の中で自然に実行できるような利用者照合システ
ムを提供することにある。本発明の他の目的は、上述の
利用者照合システムを利用して、カルテに含まれる情報
の保護を実現する病院情報システムを提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的は、
情報処理装置と、該情報処理装置に接続され、オペレー
タの操作および指示情報を入力する情報入力手段を有す
る情報システムにおいて、前記情報入力手段に利用者照
合機能もしくはその一部を備え、常時あるいは所定の時
間間隔により、または、特定の操作あるいは処理毎に利
用者の照合を行い、その結果により処理もしくは進行を
制御することを特徴とする利用者照合システム、および
、病院情報システムを構成する各々の端末,ワークステ
ーションおよびその他の情報処理機器として、上述の利
用者照合機能を有する情報処理装置を用いて構築したこ
とを特徴とする病院情報システムによって達成される。
情報処理装置と、該情報処理装置に接続され、オペレー
タの操作および指示情報を入力する情報入力手段を有す
る情報システムにおいて、前記情報入力手段に利用者照
合機能もしくはその一部を備え、常時あるいは所定の時
間間隔により、または、特定の操作あるいは処理毎に利
用者の照合を行い、その結果により処理もしくは進行を
制御することを特徴とする利用者照合システム、および
、病院情報システムを構成する各々の端末,ワークステ
ーションおよびその他の情報処理機器として、上述の利
用者照合機能を有する情報処理装置を用いて構築したこ
とを特徴とする病院情報システムによって達成される。
【0005】
【作用】本発明に係る利用者照合システム(以下、「シ
ステム」という)においては、利用者は上記情報入力手
段が結合されたワークステーション(以下、「WS」と
いう)から初期操作を行う。すなわち、従来と同様の方
式でのIDコード入力と等価な操作として、上述の情報
入力手段からのIDコードおよび個人特徴情報の入力を
行う。システムは、このIDコードおよび個人特徴情報
により、個人照合処理を行う。この処理は、照合の手段
や方式の違いを別にすれば、従来方式での初期動作と等
価である。また、保護の必要な対象と保護の程度等の内
容および利用者との関係は、予め定めておく。すなわち
、上述の照合による処理の制御を行うか否かは、利用す
る対象による。システム起動後の上記照合動作は、所定
の間隔あるいは特定の操作や処理毎に実行される。この
機能によりシステムの動作中は、常にその使用者をチェ
ックし、チェックが行われない場合には、それ以上の処
理が進行しないような制御が可能となる。例えば、シス
テム起動後離席しても、個人特徴情報が合致しなければ
それ以降の処理が実行できない。なお、本発明に係る利
用者照合システムにおいては、上述のチェックが、利用
者が特に意識すること無く、自然に行われることが特徴
である。また、照合のための上記特徴情報の基準パタン
(条件の異なる複数のパタンを含む)は、個人ID情報
等と一緒に、カード等の個人管理の媒体に保持する。従
って、装置あるいはシステム側に利用者の基準パタンを
用意する必要は無い。更に、上述の利用者照合システム
を利用して、カルテに含まれる情報の保護を実現するに
有効な病院情報システムを構築することが可能である。
ステム」という)においては、利用者は上記情報入力手
段が結合されたワークステーション(以下、「WS」と
いう)から初期操作を行う。すなわち、従来と同様の方
式でのIDコード入力と等価な操作として、上述の情報
入力手段からのIDコードおよび個人特徴情報の入力を
行う。システムは、このIDコードおよび個人特徴情報
により、個人照合処理を行う。この処理は、照合の手段
や方式の違いを別にすれば、従来方式での初期動作と等
価である。また、保護の必要な対象と保護の程度等の内
容および利用者との関係は、予め定めておく。すなわち
、上述の照合による処理の制御を行うか否かは、利用す
る対象による。システム起動後の上記照合動作は、所定
の間隔あるいは特定の操作や処理毎に実行される。この
機能によりシステムの動作中は、常にその使用者をチェ
ックし、チェックが行われない場合には、それ以上の処
理が進行しないような制御が可能となる。例えば、シス
テム起動後離席しても、個人特徴情報が合致しなければ
それ以降の処理が実行できない。なお、本発明に係る利
用者照合システムにおいては、上述のチェックが、利用
者が特に意識すること無く、自然に行われることが特徴
である。また、照合のための上記特徴情報の基準パタン
(条件の異なる複数のパタンを含む)は、個人ID情報
等と一緒に、カード等の個人管理の媒体に保持する。従
って、装置あるいはシステム側に利用者の基準パタンを
用意する必要は無い。更に、上述の利用者照合システム
を利用して、カルテに含まれる情報の保護を実現するに
有効な病院情報システムを構築することが可能である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2は、本発明に係る利用者照合システム
を備えた情報処理システムの実施例を示すブロック構成
図である。図において、1aはワークステーション等の
情報処理装置、2aはマウス、3aはキーボード、4a
はICカードリーダ、5aは表示装置を示している。ま
た、1b,2b,3b,4b,5bは、別のワークステ
ーション等のそれぞれ同様の部分であり、これらはネッ
トワーク100により結合されている。図1は、上述の
マウス2aの詳細な構成を示す図である。図において、
2はマウス本体であり、22,23はスイッチを示して
いる。本実施例に示すマウスの特徴は、スイッチ22,
23あるいはマウスの側面部に設けた窓21のいずれか
に、指情報検出用のセンサを取り付けたことにある。こ
こでは、マウス本体2の側面部に設けた窓21にセンサ
を取り付けた例を示す。マウス操作時には、マウスの側
面部に設けた窓21またはスイッチ22,23の部分に
自然に指が触れるので、これらの部分に指の特徴的な情
報の検出機能を設けておけば、利用者が特に意識するこ
と無く、通常の操作の中で自然に指情報の特徴の読み取
りを行うことができる。
に説明する。図2は、本発明に係る利用者照合システム
を備えた情報処理システムの実施例を示すブロック構成
図である。図において、1aはワークステーション等の
情報処理装置、2aはマウス、3aはキーボード、4a
はICカードリーダ、5aは表示装置を示している。ま
た、1b,2b,3b,4b,5bは、別のワークステ
ーション等のそれぞれ同様の部分であり、これらはネッ
トワーク100により結合されている。図1は、上述の
マウス2aの詳細な構成を示す図である。図において、
2はマウス本体であり、22,23はスイッチを示して
いる。本実施例に示すマウスの特徴は、スイッチ22,
23あるいはマウスの側面部に設けた窓21のいずれか
に、指情報検出用のセンサを取り付けたことにある。こ
こでは、マウス本体2の側面部に設けた窓21にセンサ
を取り付けた例を示す。マウス操作時には、マウスの側
面部に設けた窓21またはスイッチ22,23の部分に
自然に指が触れるので、これらの部分に指の特徴的な情
報の検出機能を設けておけば、利用者が特に意識するこ
と無く、通常の操作の中で自然に指情報の特徴の読み取
りを行うことができる。
【0007】図3は、上記マウスの操作状態を示す。す
なわち、親指210はマウス本体2の側面部に設けた窓
21に、人差指220はスイッチ22に、また、図示さ
れていないが中指はスイッチ23に自然な形で触れる。 ここで、上記センサは、図2中のマウス2a,2bの他
、キーボード3a,3bの特定のキーに付けることも可
能である。マウス2a,2bは、図2に示した如き情報
処理システムで使われる。指情報として指紋を検出する
場合の検出原理の一例を、図4(a)に示す。この検出
方法は、プリズム法と呼ばれるもので、211はプリズ
ム、212は光源である。光源212からプリズム21
1の前記窓21部に、全反射の角度から光を入射し、プ
リズム211に触れた指210により変調されたその反
射光を、検出器213で検出する。このようにして検出
されたパタンの例を、図4(b)に示す。上記検出原理
を用いる指情報の検出部においては、指の当る部分を凹
面構造とすることにより、常に、指のほぼ同一部分のパ
タンが検出されるようにすることも可能であり、検出精
度の向上に有効である。
なわち、親指210はマウス本体2の側面部に設けた窓
21に、人差指220はスイッチ22に、また、図示さ
れていないが中指はスイッチ23に自然な形で触れる。 ここで、上記センサは、図2中のマウス2a,2bの他
、キーボード3a,3bの特定のキーに付けることも可
能である。マウス2a,2bは、図2に示した如き情報
処理システムで使われる。指情報として指紋を検出する
場合の検出原理の一例を、図4(a)に示す。この検出
方法は、プリズム法と呼ばれるもので、211はプリズ
ム、212は光源である。光源212からプリズム21
1の前記窓21部に、全反射の角度から光を入射し、プ
リズム211に触れた指210により変調されたその反
射光を、検出器213で検出する。このようにして検出
されたパタンの例を、図4(b)に示す。上記検出原理
を用いる指情報の検出部においては、指の当る部分を凹
面構造とすることにより、常に、指のほぼ同一部分のパ
タンが検出されるようにすることも可能であり、検出精
度の向上に有効である。
【0008】上記検出手段を用いた個人の照合動作を、
図5に示す動作フロー図により説明する。図4(b)に
示した如き検出パタンは、雑音除去や補間等の前処理を
経て特徴検出がなされる(ステップ51〜54)。すな
わち、隆線の終わりや分岐点(「マイニューシャ」と呼
ばれる)の位置,種類,方向等を検出する。これらの特
徴を登録してある基準パタンと比較して、判定を行う(
ステップ55)。 通常、上述の特徴点は一指紋中に100個所程度有り、
このうちの代表的な十数個所が一致すれば本人と判断し
て良いといわれる。対象によっては、一致の程度を更に
落としても充分である。上記実施例によれば、利用者が
特に意識すること無く、通常の操作の中で自然に指情報
の特徴の読み取りが行われ、利用者の照合チェックが行
われるので、従来と同様の操作感覚の中で自然に実行で
きるような利用者照合システムを実現することができる
。なお、上記照合動作の中での検出と照合処理は、同一
の装置で実行する必要は無い。すなわち、システム中の
いくつかのWSがネットワークで結合されている場合、
個人情報の検出は各WSのマウス等で行い、照合処理は
特定の装置で実行する方法が有効である。例えば、ネッ
トワーク中の多数のWSは検出部のみの入力手段を持ち
、一つの照合処理サーバによりすべての照合を行う如く
構成することも可能である。また、照合のための特徴情
報の基準パタン(リファレンス情報)は、個人ID情報
等と一緒に、カード等の個人管理の媒体に保持するよう
に構成することが可能であり、この場合には、装置ある
いはシステム側に利用者の基準パタンを用意する必要は
無くなるという効果がある。
図5に示す動作フロー図により説明する。図4(b)に
示した如き検出パタンは、雑音除去や補間等の前処理を
経て特徴検出がなされる(ステップ51〜54)。すな
わち、隆線の終わりや分岐点(「マイニューシャ」と呼
ばれる)の位置,種類,方向等を検出する。これらの特
徴を登録してある基準パタンと比較して、判定を行う(
ステップ55)。 通常、上述の特徴点は一指紋中に100個所程度有り、
このうちの代表的な十数個所が一致すれば本人と判断し
て良いといわれる。対象によっては、一致の程度を更に
落としても充分である。上記実施例によれば、利用者が
特に意識すること無く、通常の操作の中で自然に指情報
の特徴の読み取りが行われ、利用者の照合チェックが行
われるので、従来と同様の操作感覚の中で自然に実行で
きるような利用者照合システムを実現することができる
。なお、上記照合動作の中での検出と照合処理は、同一
の装置で実行する必要は無い。すなわち、システム中の
いくつかのWSがネットワークで結合されている場合、
個人情報の検出は各WSのマウス等で行い、照合処理は
特定の装置で実行する方法が有効である。例えば、ネッ
トワーク中の多数のWSは検出部のみの入力手段を持ち
、一つの照合処理サーバによりすべての照合を行う如く
構成することも可能である。また、照合のための特徴情
報の基準パタン(リファレンス情報)は、個人ID情報
等と一緒に、カード等の個人管理の媒体に保持するよう
に構成することが可能であり、この場合には、装置ある
いはシステム側に利用者の基準パタンを用意する必要は
無くなるという効果がある。
【0009】図6は、本発明を適用した病院情報システ
ムの一実施例を示す。ここでは、病院内の情報に関する
モデルシステム構成例を示している。図6において、6
0はホストコンピュータ、62はホストコンピュータ6
0で管理されている全病院情報のデータベース、61は
医事,会計,薬局等の部門、71,72は外来診療科、
73は検査室、80は入院病棟、90は放射線科部門で
ある。これら各部署内の情報処理機器は、それぞれ、各
部署毎のローカルエリアネットワーク110で結合され
て、更に上位のネットワーク100で結合された構成に
なっている。各部署内のシステムには、ワークステーシ
ョン(WS)や端末(T),また、検査装置(CTやM
R)やファイル(F),データベース(IDB)等も含
まれる。これらの各装置は、それぞれの部門において、
それぞれの人によって利用される。例えば、受付,会計
部門ではその専任者、外来診療科では医師や看護婦、放
射線科では放射線科医、検査室では検査技師、・・・・
等である。例えば、一人の患者の情報に関しても、上述
の如く、多くの部署の多くの人が関与する。患者情報の
中には、参照すること自体制限すべきものや、また、自
由な追加修正を不可とすべきもの等が存在する。そこで
、それぞれの利用者の情報の利用範囲を予め定めておき
、その枠内に制限するような制御が必要になる。そこで
、図6のシステムにおける各情報処理装置に、前述の個
人照合機能付き入力手段を備えた装置を用い、各装置も
しくは照合処理サーバ(S)により、利用者の情報参照
その他の操作毎に利用範囲をチェックし、定められた利
用範囲に制限することで、プライバシーないしはセキュ
リティーの保護を万全としたシステムとすることができ
る。
ムの一実施例を示す。ここでは、病院内の情報に関する
モデルシステム構成例を示している。図6において、6
0はホストコンピュータ、62はホストコンピュータ6
0で管理されている全病院情報のデータベース、61は
医事,会計,薬局等の部門、71,72は外来診療科、
73は検査室、80は入院病棟、90は放射線科部門で
ある。これら各部署内の情報処理機器は、それぞれ、各
部署毎のローカルエリアネットワーク110で結合され
て、更に上位のネットワーク100で結合された構成に
なっている。各部署内のシステムには、ワークステーシ
ョン(WS)や端末(T),また、検査装置(CTやM
R)やファイル(F),データベース(IDB)等も含
まれる。これらの各装置は、それぞれの部門において、
それぞれの人によって利用される。例えば、受付,会計
部門ではその専任者、外来診療科では医師や看護婦、放
射線科では放射線科医、検査室では検査技師、・・・・
等である。例えば、一人の患者の情報に関しても、上述
の如く、多くの部署の多くの人が関与する。患者情報の
中には、参照すること自体制限すべきものや、また、自
由な追加修正を不可とすべきもの等が存在する。そこで
、それぞれの利用者の情報の利用範囲を予め定めておき
、その枠内に制限するような制御が必要になる。そこで
、図6のシステムにおける各情報処理装置に、前述の個
人照合機能付き入力手段を備えた装置を用い、各装置も
しくは照合処理サーバ(S)により、利用者の情報参照
その他の操作毎に利用範囲をチェックし、定められた利
用範囲に制限することで、プライバシーないしはセキュ
リティーの保護を万全としたシステムとすることができ
る。
【0009】上記各実施例は、本発明の一例を示したも
のであり、本発明はこれに限定されるべきものではない
ことは言うまでもない。例えば、入力手段として、タブ
レットとスタイラスペンを用いる場合には、スタイラス
ペンの指の位置するところに前述の指情報検出用のセン
サを取り付け用窓を設ける等はその一例である。
のであり、本発明はこれに限定されるべきものではない
ことは言うまでもない。例えば、入力手段として、タブ
レットとスタイラスペンを用いる場合には、スタイラス
ペンの指の位置するところに前述の指情報検出用のセン
サを取り付け用窓を設ける等はその一例である。
【0010】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、利用者が特に意識すること無しに、従来と同様の
操作感覚の中で自然に実行できるような利用者照合シス
テムを実現することができるという顕著な効果を奏する
ものである。また、この利用者照合システムは、病院情
報システム等の、プライバシーおよびセキュリティーと
もに保護の重要な情報に多くの人が必然的に関与するシ
ステムに対しては特に有効である。なお、照合のための
個人特徴パタン(リファレンス情報)は、利用者自身が
携帯し管理するカード等の媒体に保持することで、照合
処理装置側で多くの利用者の基準パタンを保持する必要
が無くなり、実用的である。
れば、利用者が特に意識すること無しに、従来と同様の
操作感覚の中で自然に実行できるような利用者照合シス
テムを実現することができるという顕著な効果を奏する
ものである。また、この利用者照合システムは、病院情
報システム等の、プライバシーおよびセキュリティーと
もに保護の重要な情報に多くの人が必然的に関与するシ
ステムに対しては特に有効である。なお、照合のための
個人特徴パタン(リファレンス情報)は、利用者自身が
携帯し管理するカード等の媒体に保持することで、照合
処理装置側で多くの利用者の基準パタンを保持する必要
が無くなり、実用的である。
【0011】
【図1】本発明の一実施例である指情報を検出するセン
サを備えたマウスを示す斜視図である。
サを備えたマウスを示す斜視図である。
【図2】本発明の適用対象であるネットワークで結合さ
れた情報システムを示す説明図である。
れた情報システムを示す説明図である。
【図3】実施例におけるマウスの操作状況を示す説明図
である。
である。
【図4】指紋情報の例およびその検出原理を示す図であ
る。
る。
【図5】実施例における照合動作の説明図である。
【図6】本発明を適用した病院情報システムの一実施例
を示す図である。
を示す図である。
1a,1b:ワークステーション、2a,2b:マウス
、21:指情報検出センサ、22,23:スイッチ、2
10,220:指、3a,3b:キーボード、4a,4
b:ICカードリーダ、5a,5b:表示装置、60:
ホストコンピュータ、61:医事会計システム部門、6
2:データベース、71,72:外来診療科、73:検
査室、80:病棟、90:放射線科、100:基幹LA
N、110:LAN、611:端末、711,721,
811,911:ワークステーション、731:検査シ
ステム。
、21:指情報検出センサ、22,23:スイッチ、2
10,220:指、3a,3b:キーボード、4a,4
b:ICカードリーダ、5a,5b:表示装置、60:
ホストコンピュータ、61:医事会計システム部門、6
2:データベース、71,72:外来診療科、73:検
査室、80:病棟、90:放射線科、100:基幹LA
N、110:LAN、611:端末、711,721,
811,911:ワークステーション、731:検査シ
ステム。
Claims (4)
- 【請求項1】 情報処理装置と、該情報処理装置に接
続され、オペレータの操作および指示情報を入力する情
報入力手段を有する情報システムにおいて、前記情報入
力手段に利用者照合機能もしくはその一部を備え、常時
あるいは所定の時間間隔により、または、特定の操作あ
るいは処理毎に利用者の照合を行い、その結果により処
理もしくは進行を制御することを特徴とする利用者照合
方法システム。 - 【請求項2】 前記利用者照合機能は、個人情報とし
て指紋等の指情報を用い、また、前記入力手段としてマ
ウスを利用し、該マウスに前記指情報の検出手段を備え
たものであることを特徴とする請求項1記載の利用者照
合方法。 - 【請求項3】 前記利用者照合機能におけるリファレ
ンスは、利用者各々が携帯しかつ管理するカード等の媒
体に保持されるものを利用することを特徴とする利用者
照合システム。 - 【請求項4】 病院情報システムにおいて、該システ
ムを構成する各々の端末,ワークステーションおよびそ
の他の情報処理機器として、請求項1〜3記載の利用者
照合機能を有する情報処理装置を用いて構築したことを
特徴とする病院情報システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077757A JPH04311266A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 利用者照合システムおよび病院情報システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3077757A JPH04311266A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 利用者照合システムおよび病院情報システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04311266A true JPH04311266A (ja) | 1992-11-04 |
Family
ID=13642803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3077757A Pending JPH04311266A (ja) | 1991-04-10 | 1991-04-10 | 利用者照合システムおよび病院情報システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04311266A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997031317A1 (fr) * | 1996-02-23 | 1997-08-28 | Hitachi, Ltd. | Procede de gestion des acces a un systeme informatique |
JPH11511278A (ja) * | 1995-08-21 | 1999-09-28 | シルブ,コルネル | 条件付きアクセス装置と方法 |
JP2001134696A (ja) * | 1999-11-08 | 2001-05-18 | Nec Corp | 診療録情報の真正性を高めた診療録作成装置ならびにその方法 |
JP2001298450A (ja) * | 2000-04-14 | 2001-10-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 認証システム |
JP2006141506A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Toshiba Corp | 医用画像診断装置及び医用診断システム |
JP2009086279A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Brother Ind Ltd | カラオケ用リモコン |
JP2010272108A (ja) * | 2009-05-19 | 2010-12-02 | Shining Union Ltd | コンピュータマウス |
-
1991
- 1991-04-10 JP JP3077757A patent/JPH04311266A/ja active Pending
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