JPH0431845A - 液晶プロジェクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、スクリーンに映像を投写するプロジェクタに
於て、画像表示素子として液晶を用いた液晶プロジェク
タに関するものである。

（従来の技術） 液晶表示装置を用いた液晶プロジェクタとして、特開昭
６１−１５０４８７号、特開昭６４−７４５８５号等が
提案されている。

該液晶プロジェクタの一例を第５図に示す。

該プロジェクタはケース（１１）の前壁に投写レンズ（
１３）、該レンズに対向してケース（１１）内の奥方に
光源（１２）を配備する。

光源（１２）と投写レンズ（１３）との間の光軸上に液
晶表示装置（８）を配備すると共に、該液晶表示装置（
８）と光源（１２）との間及び液晶表示装置（８）と投
写レンズ（１３）との間に夫々青色光グイクロイックミ
ラー（１，４）（１４ａ）及び赤色光グイロックミラー
（１５）（１５ａ）を光軸に対して傾けて配備する。

各ダイクロイックミラー（１４）　（１４ａ）、　（１
５）（１５ａ）に平行に対向して反射板（１６）（１６
ａ）、（１７）（１７ａ）を配備し、反射板（１６）　
（１６ａ）、（１７）　（１７ａ）間に液晶表示装置（
８ａ）　（８ｂ）を配備する。

光源（１２）からの光の内、緑色光は素通りし、青色光
は光源（１２）側の青色光ダイクロイックミラー（１４
）によって、赤色光は赤色光ダイクロイックミラー（１
５）によって分光され、光源（１２）側の反射板（１６
）　（１７）で反射され、夫々液晶表示装置（８）（８
ａ）（８ｂ）に向かう。光が液晶表示装置によって画像
情報により変調された後、投写レンズ（１３）側の反射
板（１６ａ）（１７ａ）及び投写レンズク１３）側の青
色光ダイクロイックミラー（１４ａ）及び赤色光ダイク
ロイックミラー（１５ａ）によって合成され、投写レン
ズ（１３）を介してスクリーン（７）に画像が映し出さ
れる。

上記液晶プロジェクタ（１）は高輝度の光を液晶に照射
するため、液晶表示装置（８）（８ａ）（８ｂ）の温度
は相当に上昇する。

そこで従来は、ケース（１１）内にファン（図示せず）
を配備し、空冷によって液晶表示装置（８）（８ａ）　
（８ｂ）の温度上昇を防止している。

しかし、空冷では熱伝達量が少ないため、高輝度化を図
った場合、風量を増加させる必要があり、ファンによる
騒音の問題が生じる。

そこで出願人は、第６図、第７図に示す如く、液晶表示
装置（８）をヒートポンプ式冷却器（３）によって冷却
することを案出した（特願平１−２６４４４３号）。

これは、液晶パネル（２）の両側に入射側偏光板（５）
及び出口側偏光板（６）をパネルに近接して配備し、入
射側偏光板（５）にコンデンサレンズ（４）を接合した
液晶表示装置（８）に対し、出口側偏光板（６）に較べ
て温度上昇の大なる入射側偏光板（５）と、液晶パネル
（２）とに、夫々ヒートポンプ式のフラット型冷却器（
３）（３）を接着固定する。

冷却器（３）は、フラット型ガラス容器（３０）内部に
液体熱媒を収容し、上部に放熱フィン（３３）を突設し
ている。

液晶表示装置（８）に光を照射すると、液晶パネル（２
）、入射側偏光板（５）は光を吸収して昇温する。液晶
パネル（２）及び入射側偏光板（５）で発生した熱は、
冷却器（３）のガラス容器（３０）壁面を介して熱媒（
３４）に伝達される。

熱媒は昇温によって対流し、上部の高温熱媒は気化する
。このときに熱媒が多量の気化熱を奪うために、多量の
熱が凝縮部（３５）に移動する。

気化した熱媒は、凝縮部（３５）で凝縮し、その際に発
生する熱を放熱フィン（３３）にて外部に放出する。

熱媒が気化熱を奪うことによって、液晶パネル（２）及
び入射側偏光板（５）の温度上昇を防止できる。

上記の場合、凝縮部（３５）で凝縮した熱媒は十分に冷
却されているので自然対流で冷却器（３）の下部へ移動
する。この際、下降する熱媒と昇温によって上昇する熱
媒とが衝突し、熱媒の対流が乱れて熱の移動量が少なく
なることか判った。

本発明は、液晶プロジェクタの液晶表示装置に於て、冷
却器内の熱媒の対流をスムーズに行なわしめる手段を明
らかにするものである。

（課題を解決する手段） 本発明の液晶プロジェクタは、液晶パネル（２）及び若
しくは該液晶パネル（２）に近接配備した偏光板（５）
　（６）に、フラット型ガラス容器（３０）に熱媒（３
４）を封入した冷却器（３）を装着し、該冷却器（３）
内の」二部凝縮部（３５）において、前後の壁面に少な
くとも一端が冷却器（３）の側壁側に向けて低く傾斜し
た案内凸条（３６）を熱媒（３４）の液面に接近して設
けている。

（作用及び効果） 冷却器（３）の上部凝縮部（３５）にて凝縮した熱媒が
案内凸条（３６）を伝って冷却器（３）内の側壁側から
垂れ落ちる。これによって熱媒は、液面の中央部から蒸
発し、液面の端部に戻り、液の自然がスムーズに行なわ
れる。

（実施例） 液晶プロジェクタ（１）の全体構成は第５図に、液晶表
示装置（８）は第６図に示すものと同様であるので説明
を省略する。

本発明の特徴の１つは、液晶表示装置（８）の液晶パネ
ル（２）及び入射側偏光板（５）に透明接着剤にて接合
されたヒートポンプ式のフラット型冷却器（３）である
。

第１図、第２図は液晶パネル（２）に接合した冷却器（
３）を示しているが、偏光板（５）に接合する冷却器（
３）も同様の構造である。

冷却器（３）は、２枚の平板ガラス（３１）（３１）と
、スペーサとなる枠ガラス（３２）とでフラット型ガラ
ス容器（３０）を形成し、該容器の上端に放熱フィン（
３３）を突設している。

ガラス容器（３０）には、内部を真空にした後、脱気し
たフッ素系不活性液体、例えばパーフロロカーボン液が
熱媒として充填される。

熱媒（３４）の液面高さは液晶パネル（２）の有効画面
域（２１）の上端よりも高位置にあり、容器（３０）内
の上部は、熱媒（３４）が気化或は凝縮する凝縮部（３
５）となっている。

上記凝縮部（３５）の前後の壁面に、凝縮した熱媒を両
側の壁面側に案内する案内凸条（３６）が熱媒（３４）
の液面に接近して突設されている。

案内凸条（３６）はガラスフリット、金属板の貼着、ガ
ラス板の貼着等によって形成され、中央部から両側に緩
やかに低く傾斜し、端部は容器（３０）の側壁に接近し
ている。

然して、冷却器（３）の上部凝縮部（３５）にて凝縮し
た熱媒が案内凸条（３６）を伝って冷却器（３）内の側
壁側から垂れ落ちる。これによって熱媒は、液面の中央
部から蒸発し、液面の端部に戻り、液の対流がスムーズ
に行なわれる。

第４図は他の実施例を示しており、凝縮部（３５）の前
後の壁面に中央部から両端へ緩やかに低く傾斜した案内
凹条（３７）を形成し、該案内凹条（３７）によって凝
縮熱媒を側壁側に案内する。

尚、案内凸条（３６）及び案内凹条（３７）は、一端か
ら他端へ低く傾斜していても可い。

出口側偏光板（６）は、入射側偏光板（５）に比べて昇
温は少ないので、冷却器（３）の取付けは省略したが、
出口側偏光板（６）にも冷却器（３）を取付けできるこ
とは勿論である。又、液晶パネル（２）にのみ、或は偏
光板にのみ冷却器（３）を取付けできるのは勿論である
。

本発明は上記実施例の構成に限定されることなく、特許
請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は液晶表示装置を一部を破断した正面図、第２図
は第１図ｎ−ｎ線に沿う断面図、第３図は冷却器を一部
を破断した斜面図、第４図は他の実施例の冷却器を一部
破断した斜面図、第５図は公知の液晶プロジェクタの概
略説明図、第６図は出願人か以前提案した冷却器付き液
晶表示装置の一部を破断した正面図、第７図は第６図■
−■線に沿う断面図である。 （２）・・・液晶パネル　　（３）・・・冷却器（３６
）・・・案内凸条　　　（３７）・・・案内四条（５）
（６）・・・偏光板

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］画像表示素子として液晶を用いた液晶プロジェク
   タ（１）において、液晶パネル（２）及び若しくは該液
   晶パネル（２）に近接配備した偏光板（５）（６）に、
   フラット型ガラス容器（３０）に熱媒（３４）を封入し
   た冷却器（３）を装着し、該冷却器（３）内の上部凝縮
   部（３５）において、前後の壁面に少なくとも一端が冷
   却器（３）の側壁側に向けて低く傾斜した案内凸条（３
   ６）を熱媒（３４）の液面に接近して設け、冷却器（３
   ）の上部凝縮部（３５）にて凝縮した熱媒が案内凸条（
   ３６）を伝って冷却器（３）内の側壁側から垂れ落ちる
   液晶プロジェクタ。 ［２］画像表示素子として液晶を用いた液晶プロジェク
   タ（１）において、液晶パネル（２）及び若しくは該液
   晶パネル（２）に近接配備した偏光板（５）（６）に、
   フラット型ガラス容器（３０）に熱媒（３４）を封入し
   た冷却器（３）を装着し、該冷却器（３）内の上部凝縮
   部（３５）において、前後の壁面に少なくとも一端が冷
   却器（３）の側壁側に向けて低く傾斜した案内凹条（３
   ７）を設け、冷却器（３）の上部凝縮部（３５）にて凝
   縮した熱媒が案内凹条（３７）を伝って冷却器（３）内
   の側壁側から垂れ落ちる液晶プロジェクタ。