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JPH04316845A - 複合材翼型成形方法 - Google Patents

複合材翼型成形方法

Info

Publication number
JPH04316845A
JPH04316845A JP3084034A JP8403491A JPH04316845A JP H04316845 A JPH04316845 A JP H04316845A JP 3084034 A JP3084034 A JP 3084034A JP 8403491 A JP8403491 A JP 8403491A JP H04316845 A JPH04316845 A JP H04316845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
airfoil
honeycomb
product
blade
prepreg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3084034A
Other languages
English (en)
Inventor
Mutsuro Inoue
井上 睦郎
Tsunekichi Ozawa
小澤 常吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP3084034A priority Critical patent/JPH04316845A/ja
Publication of JPH04316845A publication Critical patent/JPH04316845A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風胴内気流整流ベーン
、航空機の回転翼、高揚力装置用小翼及び舵翼等の複合
材翼型成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の翼型製品の概要を図5に示す。こ
の翼型製品は図5に示すように複合材(繊維強化熱硬化
樹脂)製外皮01で翼型気流面を形成しており、内部に
は破断部に示すように、芯材として金属薄板又はプラス
チック含浸紙等で作られたハニカムコア02が入ってい
た。外皮01とハニカムコア02は接着固定されており
、製品剛性及び空力形状を確保していた。
【0003】上記従来の翼型製品の翼型成形方法を図4
(a),(b),(c)により説明する。先ず、(a)
に示すごとくハニカム材07をハニカム切削治具012
に固定し、ハニカム材切削加工機等により鎖線で示すよ
うにハニカム材07を切削し、上面が翼型の片側気流面
形状となるように加工する。次いで、ハニカム材07を
ハニカム切削治具012から離型した後、(b)に示す
ごとくハニカム材07を反転し、翼型片側気流面形状を
持つハニカム切削治具014に固定して上記と同様上面
の切削加工を行い、翼型形状を有するハニカムコア02
を製作する。
【0004】次に、(c)に示すように予め成形硬化し
た翼型気流面形状の複合材製外皮に接着材を積層したも
の、又は、プリプレグ(半硬化状態のシート状複合材)
06を積層してハニカムコア02の外表面を被覆した後
、翼型片側気流面形状を持つ成形治具08上面にハニカ
ムコア02及びプリプレグ等06を置き、残るハニカム
コア02及びプリプレグ等06の片側気流面に同様に翼
型片側気流面形状を持つカウルプレート(成形用上型)
013を組付ける。更に、ハニカムコア02及びプリプ
レグ等06を加圧して密着させ、その加圧状態を維持す
るためバッグ材(耐熱性柔軟フィルム)09でハニカム
コア02とプリプレグ06等とカウルプレート013を
被覆し、真空圧でハニカムコア02とプリプレグ等06
を加圧する。
【0005】すなわち、バッグ材09は成形治具08に
対してシーラント(耐熱軟粘性の粘土状物質)010に
より接着密封され、成形治具08とバッグ材09とシー
ラント010で密閉された内部の空気を脱気することに
より、ハニカムコア02とプリプレグ等06はカウルプ
レート013を介して加圧され密着する。この場合、成
形治具08は気密性があり、加圧に対して変形しないよ
うに作られていなければならず、一方、カウルプレート
013は前述のごとくハニカムコア02とプリプレグ等
06を加圧するためある程度柔軟性を有している必要が
ある。
【0006】このようにして組付けたハニカムコア02
、プリプレグ等06、成形治具08、バッグ材09、シ
ーラント010及びカウルプレート013をオートクレ
ーブ又は炉等の熱処理設備に挿入し、加圧状態を維持し
たまま一定時間加熱してハニカムコア02及びプリプレ
グ等06を接着固定硬化する。
【0007】この後、規定温度までハニカムコア02、
プリプレグ等06、成形治具08、バッグ材09、シー
ラント010及びカウルプレート013を冷却してバッ
グ材09、シーラント010及びカウルプレート013
を除去し、ハニカムコア材02及びプリプレグ等06を
成形治具08から離型して、図5に示す翼型製品を得て
いた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の翼型成形方法に
おいては、下記の課題があった。 (1)ハニカム材の翼型形状切削加工が困難であり、こ
のため、特に翼厚の薄い翼型製品及び小型の翼型製品の
成形製作が困難である。この場合、製品自体も剛性が低
下するため製品使用範囲が限定される。これは、ハニカ
ム材はハニカムのセル方向に対しては高剛性を持つが、
それ以外の剛性は低いため切削加工時に変形し易く、高
精度の翼型形状切削加工が行い難く、又、厚さ及び大き
さが小さくなると、より一層剛性が低下するためである
。 (2)上記(1)に伴い、ハニカムコアと成形治具との
形状不整合が生じ、複合材製外皮とハニカムコアとの接
着不良及び翼型気流面の形状不良が発生する。すなわち
、ハニカムコアの形状が不良の場合、カウルプレートは
柔軟性を有しているため加圧力によって変形し、複合材
製外皮がハニカムコア形状に馴じんだ状態で接着成形さ
れ、翼型気流面形状不良となる。また、ハニカムコアが
局部的な凹凸を有する形状不良の場合、カウルプレート
はハニカムコア形状に追従できず、ハニカムコアと複合
材製外皮との接着不良が生じる。これらは翼型製品の空
力性能に影響を及ぼすと共に、製品自体の破損に継がる
【0009】本発明は、上記課題を解決した翼型成形方
法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の複合材翼型成形
方法は、翼型製品の一方と他方の面の形状の曲面部をそ
れぞれ有する成形治具の同曲面部にそれぞれプリプレグ
を積層しその上にハニカム材を重ねた後、加圧加熱して
プリプレグとハニカム材を接着硬化させ、それぞれの上
部を平面切削して一方と他方の翼型片面を得た後、同翼
型片面の上面に接着材を適用し、一方の翼型片面を反転
させて他方の翼型片面上に重ねた後、一方と他方の翼型
片面を一体として加圧加熱し翼型製品を得ることを特徴
としている。
【0011】
【作用】上記においては、翼型製品の一方と他方の翼型
片面は、それぞれ成形治具の曲面部にプリプレグを積層
し、更にその上にハニカム材を重ねた後、加圧加熱して
プリプレグとハニカム材を接着硬化させ、上部を平面切
削して形成するため、従来のハニカム材の高精度翼型形
状曲面切削加工は不要となり、また、ハニカム材の平面
切削時にはプリプレグが補強材となるためハニカム材が
変形することがなく、ハニカム材の形状不良による翼型
気流面の形状不良及びハニカム材とプリプレグの接着不
良は発生しない。
【0012】また、一方と他方の翼型片面はそれぞれ平
面切削した面が接着材により接着され、接着材が翼の桁
としての効果を生じるため製品の剛性は高くなり、翼型
製品が薄翼厚の場合にも製作可能である。
【0013】更に、翼型製品の面が複雑曲面形状の場合
にも、曲面切削加工が不要のため、容易に成形製作する
ことが可能である。
【0014】上記により、翼型製品の翼型気流面の形状
不良やハニカム材とプリプレグの接着不良が発生せず、
薄翼厚の製品や複雑曲面形状の製品の製作も可能な成形
方法を実現する。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1により説明する。図
1において、翼型製品の一方と他方の翼型片面4,5用
の成形治具8の上面の曲面部にそれぞれプリプレグ等6
を積層し、更にその上にハニカム材7を重ねた後、同プ
リプレグ等6とハニカム材7をバッグ材9により被覆し
て真空圧で加圧し、それを一定時間加熱して接着固定硬
化させ冷却しバッグ材9を除去した後、それぞれの上部
を平面切削して翼型片面4,5を得る。この翼型片面4
,5については上面に接着材3を適用した後、一方の翼
型片面4又は5を反転させて他方の翼型片面4又は5の
上面に重ねる。この重ねられた一方と他方の翼型片面4
,5はバッグ材9により被覆して真空圧で加圧し、それ
を一定時間加熱して接着固定硬化させ翼型製品を得る。
【0016】上記において、図1(a),(b)に示す
翼型片面4,5用のそれぞれの成形治具8は、翼型製品
の気流面片側形状にそれぞれ一致する曲面部が設けられ
ており、この曲面部に予め成形硬化した翼型片側気流面
形状の複合材製外皮に接着材を積層したもの、又は、プ
リプレグ6を積層し、プリプレグ等6の上にハニカム材
7を重ねる。この場合、ハニカム材7は、成形しようと
する翼型片面4又は5の厚さ・幅・長さより若干大きい
寸法であることが必要である。
【0017】ハニカム材7はハニカムのセル方向以外に
関しては剛性が低いため、成形治具8の曲面に添って容
易に曲がりプリプレグ等6に密着するが、更にハニカム
材7を均等に加圧し、その加圧状態を維持するためバッ
グ材(耐熱性柔軟フィルム)9でプリプレグ等6及び7
を被覆の上、真空圧でプリプレグ等6及びハニカム材7
を加圧する。
【0018】すなわち、バッグ材9は成形治具8に対し
てシーラント(耐熱軟粘性の粘土状物質)10により接
着密封され、成形治具8、バッグ材9及びシーラント1
0で密閉された内部の空気を脱気することにより、プリ
プレグ等6及びハニカム材7は加圧され、完全に密着す
る。この場合、成形治具8は気密性があり、加圧に対し
て変形しないように作られていなければならない。ここ
で、前述のようにハニカム材7はハニカムセル方向以外
については剛性が低いため、予めバッグ材9の適用前に
ハニカム材7端部にハニカム保護材11を組付け、加圧
によるハニカム材7端部のつぶれを防止する。
【0019】このようにして組付けたプリプレグ等6、
ハニカム材7、成形治具8、バッグ材9、シーラント1
0及びハニカム保護材11をオートクレーブ又は炉等の
熱処理設備に挿入し、加圧状態を維持したまま一定時間
加熱してプリプレグ等6とハニカム材7を接着固定硬化
する。
【0020】この後、規定温度までプリプレグ等6、ハ
ニカム材7、成形治具8、バッグ材9、シーラント10
及びハニカム保護材11を冷却させた後、バッグ材9、
シーラント10及びハニカム保護材11を除去し、ハニ
カム材7をハニカム材切削加工機等により図中の鎖線部
の平面切削を行い翼型片面4及び5が成形される。
【0021】次は、図1(c)に示すように成形された
翼型片面4又は5のどちらか一方(図においては翼型片
面5)を成形治具8に合せたままの状態としハニカム材
7を平面切削して得られたハニカムコア2全面に接着材
(シート状態硬化樹脂)3を適用し、この上に他方の翼
型片面4又は5(図においては翼型片面4)を反転させ
て合せ、ずれないように固定する。
【0022】その後、翼型片面4及び5を加圧し密着さ
せるため、前述の翼型片面4及び5の成形過程で行った
と同様にバッグ材9及びシーラント10を用いて翼型片
面4及び5を被覆の上、成形治具8、バッグ材9及びシ
ーラント10内の空気を脱気する。
【0023】このようにして組付けた翼型片面4,5、
成形治具8、バッグ材9及びシーラント10を前述の翼
型片面4,5の成形過程で行ったと同様に加圧・加熱す
ることにより、翼型片面4及び5は接着固定される。
【0024】この後、これを冷却してバッグ材9及びシ
ーラント10を除去し、翼型片面4,5を成形治具8か
ら離型することにより図2に示す翼型製品が得られる。
【0025】上記により、プリプレグ等及びハニカム材
は成形治具の形状通りに成形されるため、プリプレグ等
及びハニカム材と成形治具との形状不整合は生ぜず、ま
た、プリプレグ等とハニカム材間の接着不良、及び翼型
気流面形状不良は起きることがなく、図3に示すような
多様な形状の翼型成形製作が可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明の複合材翼型成形方法においては
、それぞれの翼型片面用の成形治具上にプリプレグを積
層し更にその上にハニカム材を重ね、加圧加熱して接着
硬化させた後、その上部を平面切削して翼型片面の一方
と他方の翼型片面を形成することによって、翼型気流面
の形状不良及びハニカム材とプリプレグの接着不良の発
生を防止し、また、上記一方と他方の翼型片面の平面切
削面を接着材により接着して翼型製品を得ることによっ
て、薄翼厚の製品や複雑曲面形状の製作も可能な成形方
法を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の複合材翼型製品の成形方法
の説明図である。
【図2】上記一実施例に係る複合材翼型製品の概略構造
の説明図である。
【図3】上記一実施例に係る代表的な複合材翼型製品の
断面図である。
【図4】上記従来の成形方法の説明図である。
【図5】従来の成形方法による複合材翼型製品の概略構
造の説明図である。
【符号の説明】
1      複合材製外皮 2      ハニカムコア 3      接着材 4,5  翼型片面 6      プリプレグ 7      ハニカム材 8      成形治具 9      バッグ材 10    シーラント 11    ハニカム保護材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  翼型製品の一方と他方の面の形状の曲
    面部をそれぞれ有する成形治具の同曲面部にそれぞれプ
    リプレグを積層しその上にハニカム材を重ねた後、加圧
    加熱してプリプレグとハニカム材を接着硬化させ、それ
    ぞれの上部を平面切削して一方と他方の翼型片面を得た
    後、同翼型片面の上面に接着材を適用し、一方の翼型片
    面を反転させて他方の翼型片面上に重ねた後、一方と他
    方の翼型片面を一体として加圧加熱し翼型製品を得るこ
    とを特徴とする複合材翼型成形方法。
JP3084034A 1991-04-16 1991-04-16 複合材翼型成形方法 Withdrawn JPH04316845A (ja)

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