JPH04282047A - トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造 - Google Patents
トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造Info
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- JPH04282047A JPH04282047A JP7052091A JP7052091A JPH04282047A JP H04282047 A JPH04282047 A JP H04282047A JP 7052091 A JP7052091 A JP 7052091A JP 7052091 A JP7052091 A JP 7052091A JP H04282047 A JPH04282047 A JP H04282047A
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Landscapes
- Retarders (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トロコイド系歯形内外
接式複合遊星歯車構造に関する。
接式複合遊星歯車構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、歯車伝動機構では互いに噛み合
う歯車間や軸への取付け手段等において遊びやがたがあ
る。このため正転から逆転に移るときに、駆動側が逆転
しても直ぐにはこれが被動側の逆転となっては現われな
い。
う歯車間や軸への取付け手段等において遊びやがたがあ
る。このため正転から逆転に移るときに、駆動側が逆転
しても直ぐにはこれが被動側の逆転となっては現われな
い。
【0003】このような現象は、伝動機構が正逆回転を
伴う制御装置として使われるときには当然に精度の低下
を招き、又、伝動装置自体の純機械的な耐久性の面から
みても衝撃が生じ易くなるため好ましくない。
伴う制御装置として使われるときには当然に精度の低下
を招き、又、伝動装置自体の純機械的な耐久性の面から
みても衝撃が生じ易くなるため好ましくない。
【0004】この明細書では、便宜上このような正転か
ら逆転に移る際に生ずる遊びやがたを「角度バックラッ
シュ」と呼ぶことにする。即ち、この角度バックラッシ
ュは、入力軸がどの程度逆転すれば出力軸がそれに追随
して逆転するかを示すものである。換言すれば、この角
度バックラッシュは、一方の軸(入力軸又は出力軸)を
止めた状態で他方を動かすことのできる量(角度)とを
定義し得るものである。
ら逆転に移る際に生ずる遊びやがたを「角度バックラッ
シュ」と呼ぶことにする。即ち、この角度バックラッシ
ュは、入力軸がどの程度逆転すれば出力軸がそれに追随
して逆転するかを示すものである。換言すれば、この角
度バックラッシュは、一方の軸(入力軸又は出力軸)を
止めた状態で他方を動かすことのできる量(角度)とを
定義し得るものである。
【0005】従来、この角度バックラッシュを小さくす
るためには、部品の加工精度を上げたり、採用する部品
の選択組合せによる方法がとられている。
るためには、部品の加工精度を上げたり、採用する部品
の選択組合せによる方法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記部
品の精度を上げる方法は、当然に製造コストが高くなる
という欠点を有する。
品の精度を上げる方法は、当然に製造コストが高くなる
という欠点を有する。
【0007】又、組付ける部品の選択組合せによる方法
は、もともと角度バックラッシュを小さくするために隙
間を小さくした部品を組合せることになるため、作業性
が非常に悪くなるという問題がある。
は、もともと角度バックラッシュを小さくするために隙
間を小さくした部品を組合せることになるため、作業性
が非常に悪くなるという問題がある。
【0008】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、組立て作業性が良く、大きな変
速比を得ることができ、耐久性があり、しかも回転が滑
らかでありながら、角度バックラッシュのほとんどない
歯車構造を提供することにより、上記課題を解決するこ
とを目的としている。
なされたものであって、組立て作業性が良く、大きな変
速比を得ることができ、耐久性があり、しかも回転が滑
らかでありながら、角度バックラッシュのほとんどない
歯車構造を提供することにより、上記課題を解決するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1軸と、該
第1軸の回転によって偏心回転するエピトロコイド歯形
の外歯歯車と、該外歯歯車の外周に位置するハイポトロ
コイド歯形の内歯歯車と、該内歯歯車及び前記外歯歯車
との間に介在され両歯車とそれぞれ内外接すると共に、
全体が円周方向に一体的に回転可能とされた外ピン群と
、前記外歯歯車又は外ピン群に該外歯歯車又は外ピン群
の自転成分のみを取出す手段を介して連結された第2軸
と、を備えたトロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構
造において、前記外ピンを、前記外歯歯車と内歯歯車と
の間にフロートされた状態で円周方向に実質的に隙間な
く並べ、各々の外ピン同士の接触により、前記円周方向
の一体的な回転を実現したことにより、上記課題を解決
したものである。
第1軸の回転によって偏心回転するエピトロコイド歯形
の外歯歯車と、該外歯歯車の外周に位置するハイポトロ
コイド歯形の内歯歯車と、該内歯歯車及び前記外歯歯車
との間に介在され両歯車とそれぞれ内外接すると共に、
全体が円周方向に一体的に回転可能とされた外ピン群と
、前記外歯歯車又は外ピン群に該外歯歯車又は外ピン群
の自転成分のみを取出す手段を介して連結された第2軸
と、を備えたトロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構
造において、前記外ピンを、前記外歯歯車と内歯歯車と
の間にフロートされた状態で円周方向に実質的に隙間な
く並べ、各々の外ピン同士の接触により、前記円周方向
の一体的な回転を実現したことにより、上記課題を解決
したものである。
【0010】又、本発明は、第1軸と、該第1軸の回転
によって偏心回転するエピトロコイド歯形の外歯歯車と
、該外歯歯車の外周に位置するハイポトロコイド歯形の
内歯歯車と、該内歯歯車及び前記外歯歯車との間に介在
され両歯車とそれぞれ内外接すると共に、全体が円周方
向に一体的に回転可能とされた外ピン群と、前記外歯歯
車又は外ピン群に該外歯歯車又は外ピン群の自転成分の
みを取出す手段を介して連結された第2軸と、を備えた
トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造において、
前記外ピンを、保持器を介して、その円周方向の動きが
拘束されると共に、半径方向の動きが許容されるように
保持することにより、前記円周方向の一体的な回転を実
現したことにより、上記課題を解決したものである。
によって偏心回転するエピトロコイド歯形の外歯歯車と
、該外歯歯車の外周に位置するハイポトロコイド歯形の
内歯歯車と、該内歯歯車及び前記外歯歯車との間に介在
され両歯車とそれぞれ内外接すると共に、全体が円周方
向に一体的に回転可能とされた外ピン群と、前記外歯歯
車又は外ピン群に該外歯歯車又は外ピン群の自転成分の
みを取出す手段を介して連結された第2軸と、を備えた
トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造において、
前記外ピンを、保持器を介して、その円周方向の動きが
拘束されると共に、半径方向の動きが許容されるように
保持することにより、前記円周方向の一体的な回転を実
現したことにより、上記課題を解決したものである。
【0011】又、本発明は、第1軸と、該第1軸の回転
によって偏心回転するエピトロコイド歯形の外歯歯車と
、該外歯歯車の外周に位置するハイポトロコイド歯形の
内歯歯車と、該内歯歯車及び前記外歯歯車との間に介在
され両歯車とそれぞれ内外接すると共に、全体が円周方
向に一体的に回転可能とされた外ピン群と、前記外歯歯
車又は外ピン群に該外歯歯車又は外ピン群の自転成分の
みを取出す手段を介して連結された第2軸と、を備えた
トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造において、
前記外ピンの個数を奇数、前記外歯歯車及び内歯歯車の
歯数を偶数とし、各外歯歯車及び外ピンをそれぞれ軸方
向に2分割すると共に180°だけ偏心方向の位相をず
らし、前記内歯歯車については分割せずに両者に共通と
したことにより、上記課題を解決したものである。
によって偏心回転するエピトロコイド歯形の外歯歯車と
、該外歯歯車の外周に位置するハイポトロコイド歯形の
内歯歯車と、該内歯歯車及び前記外歯歯車との間に介在
され両歯車とそれぞれ内外接すると共に、全体が円周方
向に一体的に回転可能とされた外ピン群と、前記外歯歯
車又は外ピン群に該外歯歯車又は外ピン群の自転成分の
みを取出す手段を介して連結された第2軸と、を備えた
トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造において、
前記外ピンの個数を奇数、前記外歯歯車及び内歯歯車の
歯数を偶数とし、各外歯歯車及び外ピンをそれぞれ軸方
向に2分割すると共に180°だけ偏心方向の位相をず
らし、前記内歯歯車については分割せずに両者に共通と
したことにより、上記課題を解決したものである。
【0012】
【作用】増減速機構については、従来遊星歯車構造、ハ
ーモニックドライブ構造、あるいは、いわゆる「サイク
ロ減速機(出願人の登録商標)」として著名なトロコイ
ド系歯形内接式遊星歯車構造等が小型で且つ大変速比が
得られるとされており、実用化されている。近年、例え
ば精密工作用のロボットの駆動用として、特に動きが滑
らかで角度バックラッシュの小さな増減速機構が要求さ
れるようになってきた。しかしながら、これら従来の増
減速機構は、現在の要求を必ずしも十分に満たしている
とはいえないというのが実状である。
ーモニックドライブ構造、あるいは、いわゆる「サイク
ロ減速機(出願人の登録商標)」として著名なトロコイ
ド系歯形内接式遊星歯車構造等が小型で且つ大変速比が
得られるとされており、実用化されている。近年、例え
ば精密工作用のロボットの駆動用として、特に動きが滑
らかで角度バックラッシュの小さな増減速機構が要求さ
れるようになってきた。しかしながら、これら従来の増
減速機構は、現在の要求を必ずしも十分に満たしている
とはいえないというのが実状である。
【0013】このような点に鑑み、出願人は従来広く知
られている、あるいは広く商品化されている増減速機構
造に対して、細かな改良を加えるという視点を離れ、よ
り抜本的に■円滑な回転、■大変速比、■低角度バック
ラッシュを実現することのできる増減速機構を検討した
結果、トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造に着
目するに至った。
られている、あるいは広く商品化されている増減速機構
造に対して、細かな改良を加えるという視点を離れ、よ
り抜本的に■円滑な回転、■大変速比、■低角度バック
ラッシュを実現することのできる増減速機構を検討した
結果、トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造に着
目するに至った。
【0014】この構造は、古くは特許第99505号(
特公昭7−4736)に開示されているものである。 近年では日本機械学界講演論文集No.830−14(
1983年10月第61期全国大会 松日楽信人講演
要旨)に、紹介記事がある。
特公昭7−4736)に開示されているものである。 近年では日本機械学界講演論文集No.830−14(
1983年10月第61期全国大会 松日楽信人講演
要旨)に、紹介記事がある。
【0015】一般的に広く知られた構造ではないため、
ここで簡単にこの構造と作用を説明する。この構造は、
図8に示されるように、入力軸(第1軸)10と、該入
力軸10の回転によって偏心回転するエピトロコイド歯
形の外歯歯車20と、該外歯歯車20の外周に位置する
ハイポトロコイド歯形の内歯歯車30と、該内歯歯車3
0及び前記外歯歯車20との間に介在され、両歯車30
、20とそれぞれ内外接すると共に、全体が円周方向に
一体的に回転可能とされた外ピン(群)40と、前記外
歯歯車20に該外歯歯車20の自転成分のみを取出す内
ピン50を介して連結された出力軸60とから、主に構
成されている。
ここで簡単にこの構造と作用を説明する。この構造は、
図8に示されるように、入力軸(第1軸)10と、該入
力軸10の回転によって偏心回転するエピトロコイド歯
形の外歯歯車20と、該外歯歯車20の外周に位置する
ハイポトロコイド歯形の内歯歯車30と、該内歯歯車3
0及び前記外歯歯車20との間に介在され、両歯車30
、20とそれぞれ内外接すると共に、全体が円周方向に
一体的に回転可能とされた外ピン(群)40と、前記外
歯歯車20に該外歯歯車20の自転成分のみを取出す内
ピン50を介して連結された出力軸60とから、主に構
成されている。
【0016】図示の例では、外ピン40は図9に示され
るような保持ホイール42に取付けられている。又、内
歯歯車30がケーシング70に固定されている。
るような保持ホイール42に取付けられている。又、内
歯歯車30がケーシング70に固定されている。
【0017】外ピン40の個数(歯数)はNであり外歯
歯車20の歯数よりも1だけ多く、又内歯歯車30の歯
数よりも1だけ少ない。
歯車20の歯数よりも1だけ多く、又内歯歯車30の歯
数よりも1だけ少ない。
【0018】今、入力軸10が1回転したとする。これ
により、図10に示されるように外歯歯車20が偏心体
12を介して偏心回転(公転)し、又、外ピン40も同
じ回転数で偏心回転(公転)する。
により、図10に示されるように外歯歯車20が偏心体
12を介して偏心回転(公転)し、又、外ピン40も同
じ回転数で偏心回転(公転)する。
【0019】このとき、内歯歯車30がケーシング70
に固定されており、しかも内歯歯車30、外ピン40、
外歯歯車20の歯数がそれぞれ1ずつ順に異なることか
ら、入力軸10の1回転毎に内歯歯車30に対して外ピ
ン(群)40は1歯分、外歯歯車20は2歯分だけそれ
ぞれずれる(自転する)ことになる。
に固定されており、しかも内歯歯車30、外ピン40、
外歯歯車20の歯数がそれぞれ1ずつ順に異なることか
ら、入力軸10の1回転毎に内歯歯車30に対して外ピ
ン(群)40は1歯分、外歯歯車20は2歯分だけそれ
ぞれずれる(自転する)ことになる。
【0020】従って、外歯歯車20の自転成分を出力と
して取出した場合には変速比−2/(N−1)、外ピン
(群)40の自転成分を出力として取出したときには変
速比−1/Nの大きな変速がそれぞれ達成されることに
なる。なお、負符号は入力軸10の回転と逆方向回転で
あることを示している。
して取出した場合には変速比−2/(N−1)、外ピン
(群)40の自転成分を出力として取出したときには変
速比−1/Nの大きな変速がそれぞれ達成されることに
なる。なお、負符号は入力軸10の回転と逆方向回転で
あることを示している。
【0021】なお、図示の例で入出力軸をそれぞれ逆転
させると、増速機が達成できる。又、図示の例では、内
歯歯車30が固定されていたが、例えば相手機械の構造
や配置関係等により、入出力部材及び固定部材を種々変
更することが可能である。例えば、前述の例において、
出力軸(第2軸)を固定し、入力軸(第1軸)10から
入力された動力を内歯歯車30あるいは外ピン(群)4
0の(減速)回転として取出すことも可能である。
させると、増速機が達成できる。又、図示の例では、内
歯歯車30が固定されていたが、例えば相手機械の構造
や配置関係等により、入出力部材及び固定部材を種々変
更することが可能である。例えば、前述の例において、
出力軸(第2軸)を固定し、入力軸(第1軸)10から
入力された動力を内歯歯車30あるいは外ピン(群)4
0の(減速)回転として取出すことも可能である。
【0022】しかしながら、このトロコイド系歯形内外
接式複合遊星歯車構造は、従来その理論的な構造が提案
されたのみに止どまり、この構造を具体的に応用した増
減速機はほとんど実現されていないというのが実状であ
った。その理由は、変速比−1/Nの増減速機構は、外
歯歯車20と外ピン40(具体的には外ピン40の内歯
を有する内歯歯車)のみによって構成される単純なトロ
コイド歯形内接式遊星歯車構造(例えばいわゆるサイク
ロ減速機(登録商標))によって実現できるため、この
外ピン40を回転自在に構成すると共に、更にその外側
に内歯歯車を設けたりする必要性があまりなかったこと
、あるいは、構成がかなり複雑となる割には、目に見え
るメリットがなかった等の理由があったためと解される
。
接式複合遊星歯車構造は、従来その理論的な構造が提案
されたのみに止どまり、この構造を具体的に応用した増
減速機はほとんど実現されていないというのが実状であ
った。その理由は、変速比−1/Nの増減速機構は、外
歯歯車20と外ピン40(具体的には外ピン40の内歯
を有する内歯歯車)のみによって構成される単純なトロ
コイド歯形内接式遊星歯車構造(例えばいわゆるサイク
ロ減速機(登録商標))によって実現できるため、この
外ピン40を回転自在に構成すると共に、更にその外側
に内歯歯車を設けたりする必要性があまりなかったこと
、あるいは、構成がかなり複雑となる割には、目に見え
るメリットがなかった等の理由があったためと解される
。
【0023】しかしながら、近年、例えば精密工作用の
ロボットの駆動用として、特に動きが滑らかで、角度バ
ックラッシュの小さな駆動機構が要求されるようになっ
てきたため、出願人は、いわばこの埋もれていた歯車構
造に着目した。
ロボットの駆動用として、特に動きが滑らかで、角度バ
ックラッシュの小さな駆動機構が要求されるようになっ
てきたため、出願人は、いわばこの埋もれていた歯車構
造に着目した。
【0024】この構造は基本的にころがり接触だけで大
減速(あるいは大増速)を実現できるため、滑らかな回
転が期待でき、又滑り接触となる従来の単純なトロコイ
ド歯形内接式歯車構造に比べて、各部材間の隙間を零に
してもばらつきの影響の少ない滑らかな回転を得る可能
性を有している。
減速(あるいは大増速)を実現できるため、滑らかな回
転が期待でき、又滑り接触となる従来の単純なトロコイ
ド歯形内接式歯車構造に比べて、各部材間の隙間を零に
してもばらつきの影響の少ない滑らかな回転を得る可能
性を有している。
【0025】しかしながら、前述したように、従来は、
いわば学術的に提案された程度に過ぎず、出願人の試験
によれば、そのままでは実用化に当って種々の障害があ
ることが判明した。
いわば学術的に提案された程度に過ぎず、出願人の試験
によれば、そのままでは実用化に当って種々の障害があ
ることが判明した。
【0026】例えば、保持ホイール42に保持されてい
る外ピン40は、確かに機構学上は、保持ホイール42
上の固定位置に保持されるべきものではあるが、角度バ
ックラッシュ低減のために各部材の隙間を小さくすると
、現実には寸法誤差やばらつきによって円滑な回転が阻
害された。
る外ピン40は、確かに機構学上は、保持ホイール42
上の固定位置に保持されるべきものではあるが、角度バ
ックラッシュ低減のために各部材の隙間を小さくすると
、現実には寸法誤差やばらつきによって円滑な回転が阻
害された。
【0027】そこで、本第1発明においては、まず外歯
歯車と内歯歯車の間に介在される外ピン(群)を、該外
歯歯車と内歯歯車との間にフロートさせた状態で円周方
向に実質的に隙間なく並べ、各々の外ピン同士の接触に
より、円周方向の一体的な回転を実現するようにした。
歯車と内歯歯車の間に介在される外ピン(群)を、該外
歯歯車と内歯歯車との間にフロートさせた状態で円周方
向に実質的に隙間なく並べ、各々の外ピン同士の接触に
より、円周方向の一体的な回転を実現するようにした。
【0028】これにより個々の外ピンは、半径方向に対
して若干の動きが許容されるようになったため、設計上
各部材の隙間をほぼ零に設定したとしても、各部材の寸
法のばらつきを当該外ピンの半径方向の動きによって吸
収することが可能となった。従って、各部材間の隙間を
ほとんとなくしながら、即ち角度バックラッシュを小さ
く維持しながら、円滑に回転させることができるように
なった。
して若干の動きが許容されるようになったため、設計上
各部材の隙間をほぼ零に設定したとしても、各部材の寸
法のばらつきを当該外ピンの半径方向の動きによって吸
収することが可能となった。従って、各部材間の隙間を
ほとんとなくしながら、即ち角度バックラッシュを小さ
く維持しながら、円滑に回転させることができるように
なった。
【0029】又、従来のような複数の外ピンを円周方向
に一体化させるための保持ホイールを省略することがで
きるようになり、それだけ部品点数を削減できるように
なると共に、軽量化が図れようになった。
に一体化させるための保持ホイールを省略することがで
きるようになり、それだけ部品点数を削減できるように
なると共に、軽量化が図れようになった。
【0030】更に1個1個の外ピンをナット等によって
組付ける必要がなくなり、組立ての作業性が向上した。
組付ける必要がなくなり、組立ての作業性が向上した。
【0031】一方、本第2発明においては、前記外ピン
は、保持器を介して保持するのであるが、この場合に、
各外ピンの円周方向の動きが拘束されると共に、半径方
向の動きが許容されるように保持するようにした。これ
により、外ピン全体の円周方向の一体的な回転を確実に
実現すると共に、各種寸法ばらつきを各ピンの半径方向
の動きによって吸収できるようになった。
は、保持器を介して保持するのであるが、この場合に、
各外ピンの円周方向の動きが拘束されると共に、半径方
向の動きが許容されるように保持するようにした。これ
により、外ピン全体の円周方向の一体的な回転を確実に
実現すると共に、各種寸法ばらつきを各ピンの半径方向
の動きによって吸収できるようになった。
【0032】本第3発明においては、外ピンの個数(歯
数)を奇数に設定すると共に外歯歯車及び各外ピンをそ
れぞれ軸方向に2分割し、更に、180°だけ偏心方向
の位相をずらすようにしている。これによって、外歯歯
車が偏心回転したとしても、半径方向の動的バランスを
取ることができるようになった。
数)を奇数に設定すると共に外歯歯車及び各外ピンをそ
れぞれ軸方向に2分割し、更に、180°だけ偏心方向
の位相をずらすようにしている。これによって、外歯歯
車が偏心回転したとしても、半径方向の動的バランスを
取ることができるようになった。
【0033】又、各歯車の噛合状態がより複雑に干渉し
合うため、分割されたそれぞれの各部材に多少の隙間が
あっても全体の角度バックラッシュの発生を低減するこ
とができるようになった。
合うため、分割されたそれぞれの各部材に多少の隙間が
あっても全体の角度バックラッシュの発生を低減するこ
とができるようになった。
【0034】更に、それぞれの加工誤差が平準化される
と共に、噛み合い歯数が増加するため、従来の外歯歯車
が1枚のものに比べより円滑な回転を得ることができる
ようになった。
と共に、噛み合い歯数が増加するため、従来の外歯歯車
が1枚のものに比べより円滑な回転を得ることができる
ようになった。
【0035】又、180°の位相のずれを実現するに当
って、外ピンの個数を奇数に設定したため、加工の困難
な内歯歯車についてはこれを2つに分割しなくても済む
ようになるという利点も得た。
って、外ピンの個数を奇数に設定したため、加工の困難
な内歯歯車についてはこれを2つに分割しなくても済む
ようになるという利点も得た。
【0036】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【0037】図1及び図2に、本発明の第1実施例を示
す。
す。
【0038】この第1実施例は、第1軸を入力軸とする
と共に、第2軸を出力軸とし、且つ内歯歯車を固定する
ことによって当該歯車構造を「減速機」に適用したもの
である。
と共に、第2軸を出力軸とし、且つ内歯歯車を固定する
ことによって当該歯車構造を「減速機」に適用したもの
である。
【0039】入力軸110には外歯111が切られてお
り、この外歯111の周りをプラネタリピニオン113
が公転できるようになっている。このプラネタリピニオ
ン113の外周には、出力軸160に取付けられたリン
グギヤ116が噛合している。プラネタリピニオン11
3はキャリア115及び部材117を介して、偏心体1
12A、112Bと一体化されている。この偏心体11
2A、112Bは、それぞれ180°の位相差で入力軸
110(中心O1 )に対して偏心量e だけ偏心して
いる(中心O2 )。
り、この外歯111の周りをプラネタリピニオン113
が公転できるようになっている。このプラネタリピニオ
ン113の外周には、出力軸160に取付けられたリン
グギヤ116が噛合している。プラネタリピニオン11
3はキャリア115及び部材117を介して、偏心体1
12A、112Bと一体化されている。この偏心体11
2A、112Bは、それぞれ180°の位相差で入力軸
110(中心O1 )に対して偏心量e だけ偏心して
いる(中心O2 )。
【0040】それぞれの偏心体112A、112Bには
、ベアリング114A、114Bを介して(軸方向に分
割された)2枚の外歯歯車120A、120Bが取付け
られている。
、ベアリング114A、114Bを介して(軸方向に分
割された)2枚の外歯歯車120A、120Bが取付け
られている。
【0041】この外歯歯車120A、120Bには、内
ローラ孔122A、122Bが複数設けられ、内ピン1
50及び内ローラ152が遊嵌されている。この内ピン
150は、出力軸160に固着又は嵌入されている。
ローラ孔122A、122Bが複数設けられ、内ピン1
50及び内ローラ152が遊嵌されている。この内ピン
150は、出力軸160に固着又は嵌入されている。
【0042】外歯歯車120A、120Bの外周にはエ
ピトロコイド歯形の外歯124A、124Bが設けられ
ている。この外歯124A、124Bは、外ピン140
A、140Bとそれぞれ噛合している。
ピトロコイド歯形の外歯124A、124Bが設けられ
ている。この外歯124A、124Bは、外ピン140
A、140Bとそれぞれ噛合している。
【0043】この外ピン140A、140Bは、その数
がN(奇数)とされ、図2に示されるように、外歯歯車
120A、120Bと(非分割の)内歯歯車130との
間にフロートさせた状態で円周方向に隙間なく並べられ
ている。従って、ρ=Rsinθ/2、θ=360°/
Nの関係がある。ここでρは外ピン140A、140B
の半径、Rはピッチ円半径である。
がN(奇数)とされ、図2に示されるように、外歯歯車
120A、120Bと(非分割の)内歯歯車130との
間にフロートさせた状態で円周方向に隙間なく並べられ
ている。従って、ρ=Rsinθ/2、θ=360°/
Nの関係がある。ここでρは外ピン140A、140B
の半径、Rはピッチ円半径である。
【0044】この外ピン140A、140Bは内歯歯車
130と噛合している。内歯歯車130は、ハイポトロ
コイド歯形の内歯132を有し、ケーシング170に図
示せぬボルトを介して固定されている。なお、図の符号
161、162はベアリングである。
130と噛合している。内歯歯車130は、ハイポトロ
コイド歯形の内歯132を有し、ケーシング170に図
示せぬボルトを介して固定されている。なお、図の符号
161、162はベアリングである。
【0045】次にこの実施例装置の作用を説明する。
【0046】入力軸110が1回転すると、プラネタリ
ピニオン113はリングギヤ116がほとんど動かない
ことから該入力軸110の周りを減速しながら公転する
。この公転をプラネタリピニオン113のキャリヤ11
5及び部材117を介して取出し、この部材117と一
体化されている偏心体112A、112Bに伝達する。
ピニオン113はリングギヤ116がほとんど動かない
ことから該入力軸110の周りを減速しながら公転する
。この公転をプラネタリピニオン113のキャリヤ11
5及び部材117を介して取出し、この部材117と一
体化されている偏心体112A、112Bに伝達する。
【0047】偏心体112A、112Bが回転すると、
外歯歯車120A、120B及び外ピン(群)140A
、140Bがそれぞれ入力軸110の周りで公転(揺動
)する。この場合、内歯歯車130がケーシング170
に固定されているため、1回の公転毎に外ピン(群)1
40A、140B、及び外歯歯車120A、120Bは
それぞれ内歯歯車130に対して歯数差に相当する分だ
け円周方向の位相がずれる(自転する)ことになる。
外歯歯車120A、120B及び外ピン(群)140A
、140Bがそれぞれ入力軸110の周りで公転(揺動
)する。この場合、内歯歯車130がケーシング170
に固定されているため、1回の公転毎に外ピン(群)1
40A、140B、及び外歯歯車120A、120Bは
それぞれ内歯歯車130に対して歯数差に相当する分だ
け円周方向の位相がずれる(自転する)ことになる。
【0048】前述したように、今外ピン140A、14
0Bの歯数(個数)をN、内歯歯車130の歯数をN+
1、外歯歯車120A、120Bの歯数をN−1とした
場合、偏心体112A、112Bの1回転毎に外ピン(
群)140A、140Bは−1/N、外歯歯車120A
、120Bは−2/(N−1)だけ回転することになる
。
0Bの歯数(個数)をN、内歯歯車130の歯数をN+
1、外歯歯車120A、120Bの歯数をN−1とした
場合、偏心体112A、112Bの1回転毎に外ピン(
群)140A、140Bは−1/N、外歯歯車120A
、120Bは−2/(N−1)だけ回転することになる
。
【0049】この外歯歯車120A、120Bの回転は
、内ローラ孔122A、122B及び内ピン150(正
確には内ローラ152)の隙間によってその揺動成分(
公転成分)が吸収され、自転成分のみが該内ピン150
を介して出力軸160へと伝達される。なお、総減速比
は−[n {2/(N−1)+1}−1]となる。ここ
でn は遊星部内歯固定時の減速比である。
、内ローラ孔122A、122B及び内ピン150(正
確には内ローラ152)の隙間によってその揺動成分(
公転成分)が吸収され、自転成分のみが該内ピン150
を介して出力軸160へと伝達される。なお、総減速比
は−[n {2/(N−1)+1}−1]となる。ここ
でn は遊星部内歯固定時の減速比である。
【0050】この実施例によれば、前述したように、■
外ピン140A、140Bが円周方向に実質的に隙間な
く並べられているため、該外ピン140A、140Bの
円周方向の一体的な回転(自転及び公転)を従来のよう
な保持ホイールを全く用いることなく実現することがで
きる。「実質的」にとは、完全に隙間が零であることを
強要するものではないことを意味する。なお、必要に応
じ予圧を与えてもよい。
外ピン140A、140Bが円周方向に実質的に隙間な
く並べられているため、該外ピン140A、140Bの
円周方向の一体的な回転(自転及び公転)を従来のよう
な保持ホイールを全く用いることなく実現することがで
きる。「実質的」にとは、完全に隙間が零であることを
強要するものではないことを意味する。なお、必要に応
じ予圧を与えてもよい。
【0051】又、■半径方向に若干の動きが許容される
ため、各部材の寸法に製造上のばらつきがあったとして
も、この外ピン(群)140A、140Bが適宜真円か
ら変形することにより、これらのばらつきを円滑に吸収
することができる。従って、■各部材の寸法設定を殆ど
隙間のない値とすることができ、角度バックラッシュを
ほぼ零とすることができる。
ため、各部材の寸法に製造上のばらつきがあったとして
も、この外ピン(群)140A、140Bが適宜真円か
ら変形することにより、これらのばらつきを円滑に吸収
することができる。従って、■各部材の寸法設定を殆ど
隙間のない値とすることができ、角度バックラッシュを
ほぼ零とすることができる。
【0052】又、■各部材の噛合が全て転がり接触によ
って実現されるため、この面でも設定上の隙間を零に近
くすることができる。即ち、従来広く商品化されている
外歯歯車と外ピンのみからなる内接式遊星歯車構造にあ
っては、確かに大きな減速比は実現できるものの、外ピ
ン(群)が円周方向に取付位置が固定されているため外
歯歯車と外ピンとが噛合する際に滑りが発生するのが避
けられず、そのため両者間に全く隙間がないとその耐久
性が著しく損なわれる。しかしながら、本発明に係る構
造によれば、各噛合が全て転がり接触で実現できるため
、各部材がたとえ隙間なく接触していたとしても耐久性
が損なわれることがないものである。
って実現されるため、この面でも設定上の隙間を零に近
くすることができる。即ち、従来広く商品化されている
外歯歯車と外ピンのみからなる内接式遊星歯車構造にあ
っては、確かに大きな減速比は実現できるものの、外ピ
ン(群)が円周方向に取付位置が固定されているため外
歯歯車と外ピンとが噛合する際に滑りが発生するのが避
けられず、そのため両者間に全く隙間がないとその耐久
性が著しく損なわれる。しかしながら、本発明に係る構
造によれば、各噛合が全て転がり接触で実現できるため
、各部材がたとえ隙間なく接触していたとしても耐久性
が損なわれることがないものである。
【0053】更に、上記実施例においては、外歯歯車1
20A、120B、外ピン140A、140Bをそれぞ
れ軸方向に2分割すると共に、180°だけ偏心方向の
位相をずらすようにしている。その結果、■外歯歯車1
20A、120Bが偏心回転することによって生ずる入
力軸110の周りの動的アンバランスをほぼ相殺するこ
とができるようになると共に、■2系統の伝達系を介し
て動力伝達を行うため、加工誤差等が平準化され、(同
じ角度バックラッシュが許容できる場合には)それだけ
各部材の隙間を大きくとることができるようになる。こ
れはそれだけ円滑な回転が可能となることを意味する。
20A、120B、外ピン140A、140Bをそれぞ
れ軸方向に2分割すると共に、180°だけ偏心方向の
位相をずらすようにしている。その結果、■外歯歯車1
20A、120Bが偏心回転することによって生ずる入
力軸110の周りの動的アンバランスをほぼ相殺するこ
とができるようになると共に、■2系統の伝達系を介し
て動力伝達を行うため、加工誤差等が平準化され、(同
じ角度バックラッシュが許容できる場合には)それだけ
各部材の隙間を大きくとることができるようになる。こ
れはそれだけ円滑な回転が可能となることを意味する。
【0054】又、この実施例では、外ピン140A、1
40Bの個数を奇数、外歯歯車120A、120B及び
内歯歯車130の歯数を偶数としているため、内歯歯車
130についてはこれを分割せずに両者に共通とするこ
とができている。このため、■加工の難しい内歯歯車1
30及び外歯歯車120A、120Bを両系路で共通化
することができ、それだけ製造が容易となる。
40Bの個数を奇数、外歯歯車120A、120B及び
内歯歯車130の歯数を偶数としているため、内歯歯車
130についてはこれを分割せずに両者に共通とするこ
とができている。このため、■加工の難しい内歯歯車1
30及び外歯歯車120A、120Bを両系路で共通化
することができ、それだけ製造が容易となる。
【0055】即ち、例えば外ピンの個数を偶数とした場
合には、180°だけ偏心方向の位相をずらそうとする
と、該外ピン及び内歯歯車はこれを分割せざるを得なく
なり、加工(製造)の容易性、組立ての容易性のいずれ
をとっても内接歯車が共通の構造に比べて不利になる。 しかしながら、この実施例では、外ピン140A、14
0Bの個数を奇数(外歯歯車120A、120B、内歯
歯車130の歯数を偶数)とすることにより、動力伝達
系を2系統としながらも構造ができるだけ簡素化できて
いるものである。
合には、180°だけ偏心方向の位相をずらそうとする
と、該外ピン及び内歯歯車はこれを分割せざるを得なく
なり、加工(製造)の容易性、組立ての容易性のいずれ
をとっても内接歯車が共通の構造に比べて不利になる。 しかしながら、この実施例では、外ピン140A、14
0Bの個数を奇数(外歯歯車120A、120B、内歯
歯車130の歯数を偶数)とすることにより、動力伝達
系を2系統としながらも構造ができるだけ簡素化できて
いるものである。
【0056】なお、180°だけ偏心方向の位相をずら
すためには、より具体的には内歯歯車130の歯数/外
歯歯車の数(又は偏心位相数)=整数とすることにより
偏心方向が等配でき、内ピン150の数/外歯歯車の数
=整数とすることにより、同一形状の外歯歯車を使用す
ることができるようになる。
すためには、より具体的には内歯歯車130の歯数/外
歯歯車の数(又は偏心位相数)=整数とすることにより
偏心方向が等配でき、内ピン150の数/外歯歯車の数
=整数とすることにより、同一形状の外歯歯車を使用す
ることができるようになる。
【0057】図3及び図4に本発明の第2実施例を示す
。図3は図4のIII−III 線断面を展開して示し
たものである。
。図3は図4のIII−III 線断面を展開して示し
たものである。
【0058】この第2実施例では、外歯歯車220A、
220Bの揺動のさせ方及び該外歯歯車220A、22
0Bの自転成分の取出し方が先の第1実施例と異なって
いる。
220Bの揺動のさせ方及び該外歯歯車220A、22
0Bの自転成分の取出し方が先の第1実施例と異なって
いる。
【0059】図4に示されるように、入力軸210には
外歯212が刻まれており、この外歯212に歯車21
7が噛合している。歯車217はシャフト218と噛合
している。シャフト218はベアリング254を介して
出力軸260と一体化されている出力部材262及びケ
ーシング270に回転自在に支持されている。このシャ
フト218には位相を180°ずらした偏心体212A
、212Bが一体的に取付けられている。この偏心体2
12A、212Bにはベアリング214A、214Bを
介して外歯歯車220A、220Bが取付けられている
。
外歯212が刻まれており、この外歯212に歯車21
7が噛合している。歯車217はシャフト218と噛合
している。シャフト218はベアリング254を介して
出力軸260と一体化されている出力部材262及びケ
ーシング270に回転自在に支持されている。このシャ
フト218には位相を180°ずらした偏心体212A
、212Bが一体的に取付けられている。この偏心体2
12A、212Bにはベアリング214A、214Bを
介して外歯歯車220A、220Bが取付けられている
。
【0060】外歯歯車220A、220B、外ピン24
0A、240B、及び内歯歯車230の噛合構成は、先
の図1及び図2の第1実施例と基本的に同様である。
0A、240B、及び内歯歯車230の噛合構成は、先
の図1及び図2の第1実施例と基本的に同様である。
【0061】この第2実施例では、入力軸210が回転
すると、該入力軸210に刻まれた外歯212と噛合し
ている歯車217が回転し、この回転によってシャフト
218が自転し、偏心体212A、212Bが180°
の位相差をもって偏心回転をする。
すると、該入力軸210に刻まれた外歯212と噛合し
ている歯車217が回転し、この回転によってシャフト
218が自転し、偏心体212A、212Bが180°
の位相差をもって偏心回転をする。
【0062】図3に示されるように、シャフト218は
この実施例では各系列毎に2本(3本でも可)設けられ
ており、一方の系列の偏心体212B、212Bがそれ
ぞれ同位相で、又、もう一方の系列の偏心体212A、
212A(図3には図示されていない)もそれぞれ同位
相で(偏心体212B、212Bとは180°ずれた位
相で)回転する。この結果、内歯歯車230がケーシン
グ(内歯歯車と共通)に固定されていることから、シャ
フト218の1回転毎に外歯歯車220A、220Bは
−2/(N−1)回だけゆっくりと自転することになる
。
この実施例では各系列毎に2本(3本でも可)設けられ
ており、一方の系列の偏心体212B、212Bがそれ
ぞれ同位相で、又、もう一方の系列の偏心体212A、
212A(図3には図示されていない)もそれぞれ同位
相で(偏心体212B、212Bとは180°ずれた位
相で)回転する。この結果、内歯歯車230がケーシン
グ(内歯歯車と共通)に固定されていることから、シャ
フト218の1回転毎に外歯歯車220A、220Bは
−2/(N−1)回だけゆっくりと自転することになる
。
【0063】従って、この自転成分を内ピンの機能を兼
ねたシャフト218を介して出力軸260に導くことに
より、+n {2/(N−1)+1}+1の減速比が実
現できる。なおn は一段目のギヤ比である。この実施
例によっても、先の図1及び図2の実施例によって得ら
れた種々の効果(■〜■)をそのまま得ることができ、
且つn の設定によってはより大きな減速比を得ること
もできるようになる。
ねたシャフト218を介して出力軸260に導くことに
より、+n {2/(N−1)+1}+1の減速比が実
現できる。なおn は一段目のギヤ比である。この実施
例によっても、先の図1及び図2の実施例によって得ら
れた種々の効果(■〜■)をそのまま得ることができ、
且つn の設定によってはより大きな減速比を得ること
もできるようになる。
【0064】次に、図5に本発明の第3実施例を示す。
【0065】この第3実施例は、内ピン350の図中右
端部の形状を簡素化すると共に、ケーシング370の凹
凸を減らして軸方向長の短縮を図ったものである。その
他の構成は図1(及び図2)の第1実施例の構成と全く
同一である。従って、図中に同一部位に下2桁が同一の
符号を付すに止め、重複説明を省略する。
端部の形状を簡素化すると共に、ケーシング370の凹
凸を減らして軸方向長の短縮を図ったものである。その
他の構成は図1(及び図2)の第1実施例の構成と全く
同一である。従って、図中に同一部位に下2桁が同一の
符号を付すに止め、重複説明を省略する。
【0066】この図5の第3実施例によっても先の図1
及び図2の第1実施例と全く同様の効果■〜■を得るこ
とができる。
及び図2の第1実施例と全く同様の効果■〜■を得るこ
とができる。
【0067】図6及び図7に、本第4実施例を示す。
【0068】図7の第1象限は図6のB−A断面、第2
〜第4象限は図6のA−A断面に相当している。
〜第4象限は図6のA−A断面に相当している。
【0069】この第4実施例では、外ピン440A、4
40Bは円周方向で隙間なく並べられているのではなく
、代わりに保持器480によってその円周方向の動きが
拘束されると共に、半径方向の動きが許容されるように
保持されているものである。
40Bは円周方向で隙間なく並べられているのではなく
、代わりに保持器480によってその円周方向の動きが
拘束されると共に、半径方向の動きが許容されるように
保持されているものである。
【0070】このため、外ピン半径ρは、ρ=R・ s
inθ/2−δに設定されている。ここで、δは保持器
480の各外ピン440A、440B間の円周方向の距
離2半分、θは360°/外ピン数、Rは外ピン440
A、440Bのピッチ円半径である。
inθ/2−δに設定されている。ここで、δは保持器
480の各外ピン440A、440B間の円周方向の距
離2半分、θは360°/外ピン数、Rは外ピン440
A、440Bのピッチ円半径である。
【0071】その他の構成は、先の図3及び図4の実施
例と全く同様であるため、図中で同様な部位に下2桁が
同一の符号を付すに止め重複説明を省略する。
例と全く同様であるため、図中で同様な部位に下2桁が
同一の符号を付すに止め重複説明を省略する。
【0072】この第4実施例によっても、外ピン440
A、440Bはその円周方向の動きが拘束・一体化され
ているため、外ピン440A、440B間を保持器で隔
てているにもかかわらず前述したような機構学的作用を
十分果すことができ、且つ、その半径方向の若干の動き
が許容されているため、各種寸法のばらつきを十分に吸
収することができる。
A、440Bはその円周方向の動きが拘束・一体化され
ているため、外ピン440A、440B間を保持器で隔
てているにもかかわらず前述したような機構学的作用を
十分果すことができ、且つ、その半径方向の若干の動き
が許容されているため、各種寸法のばらつきを十分に吸
収することができる。
【0073】又、前記図1及び図2の第1実施例の説明
で掲げた効果■〜■をそのまま享受することができてい
る。
で掲げた効果■〜■をそのまま享受することができてい
る。
【0074】なお、上記実施例においては、トロコイド
系歯形内外接式複合遊星歯車構造において、全て第1軸
を入力軸とし、第2軸を出力軸とすると共に、内歯歯車
を固定し、外歯歯車の自転成分を取出すようにした減速
機の例が示されていたが、本発明においては、入出力関
係及び固定する部材をどのように選択するかを限定する
ものではない。例えば前記入出力軸をそのまま逆転する
ことにより、増速機を得ることができる。又、外歯歯車
の自転成分を取出すのではなく、外ピンの自転成分から
出力を取出すこともできる。この場合、図6及び図7の
第4実施例のように外ピンを保持する保持器480を有
している構造の方がより出力を取出し易いであろう。
系歯形内外接式複合遊星歯車構造において、全て第1軸
を入力軸とし、第2軸を出力軸とすると共に、内歯歯車
を固定し、外歯歯車の自転成分を取出すようにした減速
機の例が示されていたが、本発明においては、入出力関
係及び固定する部材をどのように選択するかを限定する
ものではない。例えば前記入出力軸をそのまま逆転する
ことにより、増速機を得ることができる。又、外歯歯車
の自転成分を取出すのではなく、外ピンの自転成分から
出力を取出すこともできる。この場合、図6及び図7の
第4実施例のように外ピンを保持する保持器480を有
している構造の方がより出力を取出し易いであろう。
【0075】更に、第2軸を固定して外ピン、あるいは
内歯歯車の側から出力を取出すことも可能である。
内歯歯車の側から出力を取出すことも可能である。
【0076】いずれの構成を採用した場合でも本第1〜
第3発明を適用でき、本第1〜第3発明の所定の効果を
得ることができる。
第3発明を適用でき、本第1〜第3発明の所定の効果を
得ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、基
本的に転がり接触のみによって動力が伝達される構成で
あるため、各部材の隙間を零又は零に近く設定しても滑
らかな回転を得ることができる。
本的に転がり接触のみによって動力が伝達される構成で
あるため、各部材の隙間を零又は零に近く設定しても滑
らかな回転を得ることができる。
【0078】又、外ピンの半径方向の動きが許容されて
いるため、各部材の製造寸法にばらつきがあっても、こ
れを良好に吸収することができる。
いるため、各部材の製造寸法にばらつきがあっても、こ
れを良好に吸収することができる。
【0079】更に、外歯歯車及び外ピンを軸方向に2分
割し、しかもその偏心方向の位相を180°ずらすよう
にしたため、動的バランスに優れ、一層伝達ロスの小さ
な滑らかな回転ができるようになると共に、各寸法の誤
差がより平準化され、たとえ各部材間に若干の隙間があ
ったとしてもそれが角度バックラッシュとして顕在化し
難くなるという効果も得られる。
割し、しかもその偏心方向の位相を180°ずらすよう
にしたため、動的バランスに優れ、一層伝達ロスの小さ
な滑らかな回転ができるようになると共に、各寸法の誤
差がより平準化され、たとえ各部材間に若干の隙間があ
ったとしてもそれが角度バックラッシュとして顕在化し
難くなるという効果も得られる。
【図1】図1は、本発明の第1実施例を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図2】図2は、図1のII−II線に沿う断面図であ
る。
る。
【図3】図3は、本発明の第2実施例を示す、図4のI
II −III 線に沿う断面を展開した断面図である
。
II −III 線に沿う断面を展開した断面図である
。
【図4】図4は、図3のIV−IV線に沿う断面図であ
る。
る。
【図5】図5は、本発明の第3実施例を示す図1と同様
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図6】図6は、本発明の第4実施例を示す図7のVI
−VI線に沿う断面を展開した断面図である。
−VI線に沿う断面を展開した断面図である。
【図7】図7は、図6のB−A断面及びA−A断面を併
せて示した断面図である。
せて示した断面図である。
【図8】図8は、従来のトロコイド系歯形内外接式複合
遊星歯車構造の例を示す縦断面図である。
遊星歯車構造の例を示す縦断面図である。
【図9】図9は、前記従来のトロコイド系歯形内外接式
複合遊星歯車構造における外ピンの保持構造を示した部
分斜視図である。
複合遊星歯車構造における外ピンの保持構造を示した部
分斜視図である。
【図10】図10は、トロコイド系歯形内外接式複合遊
星歯車構造の作用を説明するための模式図である。
星歯車構造の作用を説明するための模式図である。
10、110、210、310、410…入力軸、12
A、12B、112A、112B、212A、212B
、312A、312B、412A、412B…偏心体、 20、120A、120B、220A、220B、32
0A、320B、420A、420B…外歯歯車、30
、130、230、330、430…内歯歯車、40、
140A、140B、240A、240B、340A、
340B、440A、440B…外ピン、50、150
、350、450…内ピン。
A、12B、112A、112B、212A、212B
、312A、312B、412A、412B…偏心体、 20、120A、120B、220A、220B、32
0A、320B、420A、420B…外歯歯車、30
、130、230、330、430…内歯歯車、40、
140A、140B、240A、240B、340A、
340B、440A、440B…外ピン、50、150
、350、450…内ピン。
Claims (3)
- 【請求項1】第1軸と、該第1軸の回転によって偏心回
転するエピトロコイド歯形の外歯歯車と、該外歯歯車の
外周に位置するハイポトロコイド歯形の内歯歯車と、該
内歯歯車及び前記外歯歯車との間に介在され両歯車とそ
れぞれ内外接すると共に、全体が円周方向に一体的に回
転可能とされた外ピン群と、前記外歯歯車又は外ピン群
に該外歯歯車又は外ピン群の自転成分のみを取出す手段
を介して連結された第2軸と、を備えたトロコイド系歯
形内外接式複合遊星歯車構造において、前記外ピンを、
前記外歯歯車と内歯歯車との間にフロートされた状態で
円周方向に実質的に隙間なく並べ、各々の外ピン同士の
接触により、前記円周方向の一体的な回転を実現したこ
とを特徴とするトロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車
構造。 - 【請求項2】第1軸と、該第1軸の回転によって偏心回
転するエピトロコイド歯形の外歯歯車と、該外歯歯車の
外周に位置するハイポトロコイド歯形の内歯歯車と、該
内歯歯車及び前記外歯歯車との間に介在され両歯車とそ
れぞれ内外接すると共に、全体が円周方向に一体的に回
転可能とされた外ピン群と、前記外歯歯車又は外ピン群
に該外歯歯車又は外ピン群の自転成分のみを取出す手段
を介して連結された第2軸と、を備えたトロコイド系歯
形内外接式複合遊星歯車構造において、前記外ピンを、
保持器を介して、その円周方向の動きが拘束されると共
に、半径方向の動きが許容されるように保持することに
より、前記円周方向の一体的な回転を実現したことを特
徴とするトロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造。 - 【請求項3】第1軸と、該第1軸の回転によって偏心回
転するエピトロコイド歯形の外歯歯車と、該外歯歯車の
外周に位置するハイポトロコイド歯形の内歯歯車と、該
内歯歯車及び前記外歯歯車との間に介在され両歯車とそ
れぞれ内外接すると共に、全体が円周方向に一体的に回
転可能とされた外ピン群と、前記外歯歯車又は外ピン群
に該外歯歯車又は外ピン群の自転成分のみを取出す手段
を介して連結された第2軸と、を備えたトロコイド系歯
形内外接式複合遊星歯車構造において、前記外ピン群の
各外ピンの個数を奇数、前記外歯歯車及び内歯歯車の歯
数を偶数とし、外歯歯車及び各外ピンをそれぞれ軸方向
に2分割すると共に180°だけ偏心方向の位相をずら
し、前記内歯歯車については分割せずに両者に共通とし
たことを特徴とするトロコイド系歯形内外接式複合遊星
歯車構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3070520A JP3038030B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3070520A JP3038030B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282047A true JPH04282047A (ja) | 1992-10-07 |
JP3038030B2 JP3038030B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=13433887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3070520A Expired - Fee Related JP3038030B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | トロコイド系歯形内外接式複合遊星歯車構造 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038030B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1991
- 1991-03-11 JP JP3070520A patent/JP3038030B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3038030B2 (ja) | 2000-05-08 |
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