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JPH04272545A - フライホイール - Google Patents

フライホイール

Info

Publication number
JPH04272545A
JPH04272545A JP3467091A JP3467091A JPH04272545A JP H04272545 A JPH04272545 A JP H04272545A JP 3467091 A JP3467091 A JP 3467091A JP 3467091 A JP3467091 A JP 3467091A JP H04272545 A JPH04272545 A JP H04272545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
mass body
mass
plate
flywheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3467091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3058703B2 (ja
Inventor
Satoshi Kono
河野 訓
Isao Ito
勲 伊藤
Onori Shibata
柴田 大典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Atsugi Unisia Corp filed Critical Atsugi Unisia Corp
Priority to JP3034670A priority Critical patent/JP3058703B2/ja
Publication of JPH04272545A publication Critical patent/JPH04272545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3058703B2 publication Critical patent/JP3058703B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクランクシャフトの端部
に取り付けられるフライホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフライホイールは、エンジンの
トルク変動に伴うクランクシャフトの回転変動を少なく
すると共にクランクシャフトの捩り振動を減衰し、クラ
ッチを介して出力軸に円滑に動力伝達できるように様々
な工夫が施されている。
【0003】例えば、実開昭61−160343号公報
に開示されたフライホイールは、質量体(慣性体)を分
割して、この分割した質量体を遠心クラッチで連繋する
と共に、トーショナル・ダンパで連繋し、エンジン(ク
ランクシャフト)回転数が所定回転数以下の場合には分
割した質量体を遠心クラッチで一体的に連繋してエンジ
ンの始動性を良好にする一方、エンジン回転数が所定回
転数以上になると遠心力で遠心クラッチが切れ、分割し
た質量体同士をトーショナル・ダンパのみで連繋して、
エンジンのトルク変動及びそれに伴うクランクシャフト
の捩り振動を効果的に吸収・減衰するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のフライホイールは、図8に示すように、一方の質量
体50に形成した凹部51内に、ばね52で半径方向内
方(図8中下方)へ付勢される遠心クラッチ53を収容
してあり、エンジン回転数が所定回転数以下の場合、こ
の遠心クラッチ53に固着した摩擦板54を他方の質量
体55の外周部56に摩擦係合させて質量体50,55
同士を一体回動させる一方、エンジン回転数が所定回転
数以上になると、遠心クラッチ53に作用する遠心力が
ばね力よりも大きくなり、遠心クラッチ53が半径方向
外方(図8中上方)へスライドして質量体50,55同
士の連繋を解除するようになっているため、摩擦板54
の摩耗粉が遠心クラッチ53と凹部51の壁面との間に
入り込み、遠心クラッチ53の作動不良を招来する虞れ
のあることが指摘されていた。
【0005】そこで、この発明はこのような従来の不具
合を解消し得るフライホイールの提供を目的としている
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、クランク
シャフトの軸線方向に質量体を対向させて配置して、こ
れら質量体のうち一方の質量体をクランクシャフトに固
定し、この一方の質量体と他方の質量体とをトーショナ
ル・ダンパで連繋すると共に、これら両者の対向する側
面を遠心クラッチで連繋してなるフライホイールであっ
て、前記遠心クラッチを、いずれか一方の質量体に取り
付けられ、遠心力を受けて他方の質量体の側面から離れ
る方向に撓み変形するクラッチプレート、このクラッチ
プレートに固定され、他方の質量体の側面に摩擦係合す
る摩擦板と、いずれか一方の質量体に係合され、クラッ
チプレートを介して摩擦板を他方の質量体に押圧する環
状ばね部材とで構成したことを特徴としている。
【0007】
【作用】エンジン(クランクシャフト)回転数が所定回
転数以下の場合、クラッチプレートに固定した摩擦板が
環状ばね部材のばね力で質量体の側面に摩擦係合する。 これにより、一方の質量体と他方の質量体とが遠心クラ
ッチで連繋されて一体となって回動する。
【0008】エンジン(クランクシャフト)回転数が所
定回転数以上になると、クラッチプレートに作用する遠
心力が大きくなり、クラッチプレートが環状ばね部材の
ばね力に抗して質量体の側面から離れる方向に撓み変形
する。これにより、摩擦板と質量体との摩擦係合が解除
され(遠心クラッチが切れ)、一方の質量体と他方の質
量体がトーショナル・ダンパで連繋されて回動する。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する
【0010】図1は本発明の一実施例を示すフライホイ
ール1の取付状態断面図であり、この図において2はク
ランクシャフトである。このクランクシャフト2の軸端
には、第1質量体3をレインフォースプレート4ととも
にボルト5で固定してある。この第1質量体3は、略円
板状の弾性板6と、これの外周端に固着したリングギヤ
部7とで構成してある。尚、リングギヤ部7には、図外
のスタータモータのピニオンギヤと噛合するリングギヤ
を形成してある。
【0011】8はトーショナル・ダンパである。このト
ーショナル・ダンパ8は、作動室9を形成し、外周端を
第1質量体3の弾性板6の側面にリベット10で固定し
た入力部材11と、この入力部材11の作動室9に所定
角度相対回動可能に係合した出力部材12と、これら入
力部材11と出力部材12とを相対回動可能に弾性的に
連繋するばね部材13と、入力部材11と出力部材12
との間に介装された摩擦力発生手段14とを備えており
、入力部材11の内周端をシール15,16で塞ぎ、作
動室9の内部に潤滑機能を有する粘性流体を封入してあ
る。
【0012】このうち、入力部材11は、環状のサブプ
レート17,18を固着した一対のドライブプレート1
9,20を対峙して配置し、これらドライブプレート1
9,20をストップピン21で一体化すると共に、これ
らドライブプレート19,20の外周端をリベット10
でかしめ固定してある。尚、サブプレート17,18に
は、ばね部材13を収容する窓22を円周方向に複数形
成してある。
【0013】一方、出力部材12は、入力部材11のサ
ブプレート17,18との間に所定の隙間が生じるよう
にプレート部23を形成してある。これにより、出力部
材12と入力部材11の相対回動時に、プレート部23
とサブプレート17,18との間の隙間で流体の粘性抵
抗が生じる。
【0014】又、出力部材12のプレート部23には、
入力部材11に対して所定角度相対回動した場合、スト
ップピン21に当接して両者の相対回動が停止するよう
に、ストップピン21に係合するストッパ溝24を形成
してある。
【0015】さらに、出力部材12のプレート部23に
は、サブプレート17,18に形成した窓22に対応す
るばね収容部25を形成してあり、このばね収容部25
にばね部材13を収容することにより、出力部材12と
入力部材11とがこれらの回動方向に弾性的に連繋され
ることとなる。
【0016】加えて、出力部材12の内周端にはボス部
26を形成してあり、このボス部26をレインフォース
プレート4に取り付けた軸受27で回動可能に支持して
ある。そして、この出力部材12のボス部26には、略
円板状の第2質量体28をボルト29で固定してある。
【0017】摩擦力発生手段14は、入力部材11のド
ライブプレート19と出力部材12のボス部26との間
に介装してあり、フリクションプレート30,リテーナ
31及び皿ばね32からなり、入力部材11と出力部材
12の軸方向のがたつきを防止すると共に、入力部材1
1と出力部材12の相対回動時にドライブプレート19
とフリクションプレート30とが摺接して摩擦抵抗が生
じる。
【0018】33は第1質量体3の側面34とこれと対
向する第2質量体28の側面35を連繋する遠心クラッ
チである。この遠心クラッチ33は、第2質量体28の
側面35に取り付けたクラッチプレート36と、このク
ラッチプレート36に固定した摩擦板37と、クラッチ
プレート36を介して摩擦板37を第1質量体3の側面
34に押圧する環状ばね部材38とから成っている。
【0019】このうち、クラッチプレート36は、第2
質量体28に固定される下端部39と、第1質量体3と
第2質量体28との間の隙間40を通り、下端部39か
ら質量体3,28の外側(図1中上方)へ伸びる屈曲可
撓部41と、重り42を備えて質量体3,28の外側に
位置する遠心力作用部43とからなり(図2参照)、第
2質量体28が回転して遠心力作用部43に遠心力が作
用すると、摩擦板37が第1質量体3の側面34から離
れる方向に撓み変形するようになっている。尚、このク
ラッチプレート36は、第2質量体28の側面35の周
方向に複数配置する。
【0020】これに対し、環状ばね部材38(図3参照
)は、第2質量体28の外周段部44に係合してあり、
第2質量体28の回転数が所定回転数以上になり、遠心
力作用部43に作用する遠心力が所定値以上になると、
クラッチプレート36に押されて変形するようにしてあ
る。
【0021】尚、遠心クラッチ33のクラッチプレート
36の変形は第2質量体28の側面外周端部で規制する
ことができるため、環状ばね部材38やクラッチプレー
ト36に過度の応力が生じることがない。
【0022】45はフライホイール1の第2質量体28
に摩擦係合するクラッチフェーシング46を備えたクラ
ッチディスクであり、このクラッチディスク45は出力
軸47にスプライン嵌合される。又、48は第2質量体
28に取り付けたクラッチカバー組立体である。
【0023】以上の実施例構造によれば、エンジン始動
時、第1質量体3と第2質量体28は遠心クラッチ33
で連繋されているため、図外のスタータモータを始動す
ると両者は一体となって回動する。従って、スタータモ
ータの回動力がフライホイール1を介してクランクシャ
フト2に無駄なく伝達され、容易にエンジンを始動させ
ることができる。
【0024】エンジン回転数が所定回転数以下の場合、
第1質量体3と第2質量体28とが遠心クラッチ33で
連繋されて一体回動し、トーショナル・ダンパ8を作用
させることなくエンジンのトルク変動を吸収する。
【0025】エンジン回転数が所定回転数以上になると
、クラッチプレート36に作用する遠心力が大きくなり
、クラッチプレート36が環状ばね部材38のばね力に
抗して第1質量体3の側面34から離れる方向に撓み変
形し、摩擦板37と第1質量体3との摩擦係合が解除さ
れ(遠心クラッチ33が切れ)、第1質量体3と第2質
量体28がトーショナル・ダンパ8で連繋されて回動す
る。従って、フライホイール1は、その慣性のみならず
トーショナル・ダンパ8の捩り振動減衰機能をも作用さ
せ、エンジンのトルク変動を吸収すると共に、クランク
シャフト2の捩り振動を減衰して、円滑なトルクの伝達
を可能にする。
【0026】以上のように本実施例のフライホイール1
は、遠心クラッチ33のクラッチプレート36に固定し
た摩擦板37を第1質量体3の側面34に摩擦係合させ
るようにしてあるため、摩擦板37の摩耗粉を遠心力で
フライホイール1の外部に排出することができ、遠心ク
ラッチ33の作動が摩擦板37の摩耗粉で妨げられるこ
とがない。
【0027】尚、クラッチプレート36の遠心力作用部
43の形状を図4に示すように羽根形状にすれば、第2
質量体28の回転中において遠心力作用部43がフライ
ホイール1の周囲に強制対流を生じさせることができ、
この強制対流によりフライホイール1等を効果的に冷却
することができる。
【0028】図5は図1の実施例の応用例を示すもので
あり、クラッチプレート36の形状を工夫したものであ
る。即ち、この応用例のクラッチプレート36は、屈曲
可撓部41をそのまま図中上方へ伸ばし、その上端部側
面に重り42を固定して遠心力作用部43としたもので
ある。
【0029】尚、遠心クラッチ33は、前記実施例及び
前記応用例と逆勝手に構成してもよい。即ち、図6〜図
7に示すように、クラッチプレート36の下端部39を
第1質量体3の側面に固定し、摩擦板37を第2質量体
28の側面35に係合させ、環状ばね部材38を第1質
量体3の外周段部44に係合させるようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明のフライホイ
ールは、クランクシャフトの軸線方向に対向して配置し
た一方の質量体と他方の質量体の側面を遠心クラッチで
連繋するものであり、この遠心クラッチを、いずれか一
方の質量体に取り付けられ、遠心力を受けて他方の質量
体の側面から離れる方向に撓み変形するクラッチプレー
トと、このクラッチプレートに固定され、他方の質量体
の側面に摩擦係合する摩擦板と、いずれか一方の質量体
に係合され、クラッチプレートを介して摩擦板を他方の
質量体に押圧する環状ばね部材とで構成することにより
、摩擦板の摩耗粉を遠心力でフライホイールの外部へ排
出することができ、遠心クラッチの作動が摩擦板の摩耗
粉で妨げられることがないため、遠心クラッチが確実に
作動し、フライホイールに対する信頼性が一段と向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すフライホイールの要部
取付状態断面図。
【図2】クラッチプレートの斜視図。
【図3】環状ばね部材の側面図。
【図4】クラッチプレートの他の実施例を示す斜視図。
【図5】図1のフライホイールの応用例を示す断面図。
【図6】本発明の他の実施例を示すフライホイールの要
部取付状態断面図。
【図7】図6に示すフライホイールの応用例を示す断面
図。
【図8】従来のフライホイールの要部拡大断面図。
【符号の説明】
1…フライホイール 2…クランクシャフト 3…質量体(第1質量体) 8…トーショナル・ダンパ 28…質量体(第2質量体) 33…遠心クラッチ 34,35…側面 36…クラッチプレート 37…摩擦板 38…環状ばね部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クランクシャフトの軸線方向に質量体
    を対向させて配置して、これら質量体のうち一方の質量
    体をクランクシャフトに固定し、この一方の質量体と他
    方の質量体とをトーショナル・ダンパで連繋すると共に
    、これら両者の対向する側面を遠心クラッチで連繋して
    なるフライホイールであって、前記遠心クラッチを、い
    ずれか一方の質量体に取り付けられ、遠心力を受けて他
    方の質量体の側面から離れる方向に撓み変形するクラッ
    チプレートと、このクラッチプレートに固定され、他方
    の質量体の側面に摩擦係合する摩擦板と、いずれか一方
    の質量体に係合され、クラッチプレートを介して摩擦板
    を他方の質量体に押圧する環状ばね部材とで構成したこ
    とを特徴とするフライホイール。
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