JPH04265415A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents
内燃機関の排気浄化装置Info
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- JPH04265415A JPH04265415A JP4566391A JP4566391A JPH04265415A JP H04265415 A JPH04265415 A JP H04265415A JP 4566391 A JP4566391 A JP 4566391A JP 4566391 A JP4566391 A JP 4566391A JP H04265415 A JPH04265415 A JP H04265415A
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- lean nox
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Links
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Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の排気系に、
リーンNOx触媒とスタート触媒を備えた内燃機関の排
気浄化装置に関する。
リーンNOx触媒とスタート触媒を備えた内燃機関の排
気浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の排気系に設けられ、遷移金属
(たとえばCu)あるいは貴金属を担持せしめたゼオラ
イトから成り、酸化雰囲気中、HC存在下で、NOxを
還元する触媒、いわゆるリーンNOx触媒は知られてい
る(特開平1−139145号公報)。しかし、リーン
NOx触媒は約600℃以上になると熱劣化が激しくな
る。特開平1−171625号公報は、リーンNOx触
媒と三元触媒を並列に設け、排気高温時には排気を三元
触媒側に流し、リーンNOx触媒の熱劣化を防止するよ
うにした排気浄化装置を提案している。
(たとえばCu)あるいは貴金属を担持せしめたゼオラ
イトから成り、酸化雰囲気中、HC存在下で、NOxを
還元する触媒、いわゆるリーンNOx触媒は知られてい
る(特開平1−139145号公報)。しかし、リーン
NOx触媒は約600℃以上になると熱劣化が激しくな
る。特開平1−171625号公報は、リーンNOx触
媒と三元触媒を並列に設け、排気高温時には排気を三元
触媒側に流し、リーンNOx触媒の熱劣化を防止するよ
うにした排気浄化装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】リーンNOx触媒は還
元雰囲気(空燃比リッチの場合の排気雰囲気)において
も劣化する。この還元雰囲気におけるリーンNOx触媒
の劣化を防止するためには、熱劣化のときと同様に、リ
ーンNOx触媒と三元触媒を並列に設け、排気切替弁で
排気の流れを切替え可能とし、排気が還元雰囲気になっ
たときには排気を、リーンNOx触媒をバイパスして三
元触媒側に流すことが考えられる。しかし、切替時の排
気切替弁の応答遅れ、還元性排気のリーンNOx触媒中
への滞留、バイパス通路からリーンNOx触媒下流側へ
の排気のまわり込み等によって、リーンNOx触媒はな
お相当量の還元雰囲気に晒され、劣化が進行するという
問題があることが判明した。
元雰囲気(空燃比リッチの場合の排気雰囲気)において
も劣化する。この還元雰囲気におけるリーンNOx触媒
の劣化を防止するためには、熱劣化のときと同様に、リ
ーンNOx触媒と三元触媒を並列に設け、排気切替弁で
排気の流れを切替え可能とし、排気が還元雰囲気になっ
たときには排気を、リーンNOx触媒をバイパスして三
元触媒側に流すことが考えられる。しかし、切替時の排
気切替弁の応答遅れ、還元性排気のリーンNOx触媒中
への滞留、バイパス通路からリーンNOx触媒下流側へ
の排気のまわり込み等によって、リーンNOx触媒はな
お相当量の還元雰囲気に晒され、劣化が進行するという
問題があることが判明した。
【0004】本発明は、リーンNOx触媒の還元雰囲気
による劣化を、より効果的に防止できるようにした内燃
機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
による劣化を、より効果的に防止できるようにした内燃
機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、次の手段を
備えた本発明の内燃機関の排気浄化装置によって、達成
される。内燃機関の排気系に、互いに並列に配置したリ
ーンNOx触媒およびスタート触媒、前記リーンNOx
触媒と前記スタート触媒との間に排気の流れを切替える
排気切替弁、前記リーンNOx触媒のみの上流に二次空
気を供給可能な二次空気供給装置、排気が空燃比リッチ
の排気雰囲気にあるか否かを判断する排気雰囲気判断手
段、および、前記排気雰囲気判断手段が、排気が空燃比
リッチの排気雰囲気にあると判断したとき、前記排気切
替弁を排気が前記スタート触媒側に流れる位置に切替え
るとともに、前記二次空気供給装置を作動させて前記リ
ーンNOx触媒に二次空気を供給する制御手段。
備えた本発明の内燃機関の排気浄化装置によって、達成
される。内燃機関の排気系に、互いに並列に配置したリ
ーンNOx触媒およびスタート触媒、前記リーンNOx
触媒と前記スタート触媒との間に排気の流れを切替える
排気切替弁、前記リーンNOx触媒のみの上流に二次空
気を供給可能な二次空気供給装置、排気が空燃比リッチ
の排気雰囲気にあるか否かを判断する排気雰囲気判断手
段、および、前記排気雰囲気判断手段が、排気が空燃比
リッチの排気雰囲気にあると判断したとき、前記排気切
替弁を排気が前記スタート触媒側に流れる位置に切替え
るとともに、前記二次空気供給装置を作動させて前記リ
ーンNOx触媒に二次空気を供給する制御手段。
【0006】
【作用】上記本発明の内燃機関の排気浄化装置において
は、空燃比がリッチ、したがって排気が還元雰囲気、と
判断されたとき、排気がリーンNOx触媒をバイパスし
てスタート触媒(三元触媒)に流される。このとき、排
気切替弁の応答遅れ等によってリーンNOx触媒に還元
雰囲気の排気が流入しても、リーンNOx触媒には二次
空気が供給されるので、還元雰囲気の排気は掃気され、
リーンNOx触媒が還元雰囲気の排気に晒されることが
防止される。また、暖機の空燃比リッチ時には、スター
ト触媒に排気が流れるので、暖機時のHCエミッション
低下が良好になる。さらに、二次空気によってリーンN
Ox触媒が冷却され、その後の空燃比リーン時に排気が
リーンNOx触媒に流入してきたとき、NOx浄化率の
高い触媒床温昇温特性を利用でき、リーンNOx触媒の
NOx浄化率向上にも貢献できる。
は、空燃比がリッチ、したがって排気が還元雰囲気、と
判断されたとき、排気がリーンNOx触媒をバイパスし
てスタート触媒(三元触媒)に流される。このとき、排
気切替弁の応答遅れ等によってリーンNOx触媒に還元
雰囲気の排気が流入しても、リーンNOx触媒には二次
空気が供給されるので、還元雰囲気の排気は掃気され、
リーンNOx触媒が還元雰囲気の排気に晒されることが
防止される。また、暖機の空燃比リッチ時には、スター
ト触媒に排気が流れるので、暖機時のHCエミッション
低下が良好になる。さらに、二次空気によってリーンN
Ox触媒が冷却され、その後の空燃比リーン時に排気が
リーンNOx触媒に流入してきたとき、NOx浄化率の
高い触媒床温昇温特性を利用でき、リーンNOx触媒の
NOx浄化率向上にも貢献できる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を、図面を
参照して説明する。図1において、希薄燃焼可能な内燃
機関2の排気系4には、リーンNOx触媒6が設けられ
ている。排気系4には、リーンNOx触媒6をバイパス
するバイパス通路12が設けられ、このバイパス通路1
2に、三元触媒からなるスタート触媒8が設けられる。 スタート触媒8は、暖機性をよくするために通常小型と
されるので、容量を維持するために、下流に三元触媒1
0を設けてもよい。リーンNOx触媒6とスタート触媒
8は並列配置で、下流の三元触媒10はバイパス通路1
2よりも下流に配置される。
参照して説明する。図1において、希薄燃焼可能な内燃
機関2の排気系4には、リーンNOx触媒6が設けられ
ている。排気系4には、リーンNOx触媒6をバイパス
するバイパス通路12が設けられ、このバイパス通路1
2に、三元触媒からなるスタート触媒8が設けられる。 スタート触媒8は、暖機性をよくするために通常小型と
されるので、容量を維持するために、下流に三元触媒1
0を設けてもよい。リーンNOx触媒6とスタート触媒
8は並列配置で、下流の三元触媒10はバイパス通路1
2よりも下流に配置される。
【0008】排気の流れをリーンNOx触媒6とスター
ト触媒8との間に切替えるために、排気切替弁14a、
14bが設けられ、これらはアクチュエータ14によっ
て作動される。また、アクチュエータ14は電子制御装
置22からの指令によって作動される。弁14aはリー
ンNOx触媒6側の通路に設けられ、弁14bはバイパ
ス通路12側に設けられる。そして、一方の弁14aが
開のときは、他方の弁14bは閉である。これによって
、排気の全量がリーンNOx触媒6かスタート触媒8の
何れか一方に流される。
ト触媒8との間に切替えるために、排気切替弁14a、
14bが設けられ、これらはアクチュエータ14によっ
て作動される。また、アクチュエータ14は電子制御装
置22からの指令によって作動される。弁14aはリー
ンNOx触媒6側の通路に設けられ、弁14bはバイパ
ス通路12側に設けられる。そして、一方の弁14aが
開のときは、他方の弁14bは閉である。これによって
、排気の全量がリーンNOx触媒6かスタート触媒8の
何れか一方に流される。
【0009】また、リーンNOx触媒6側の通路には、
リーンNOx触媒6より上流側で弁14aより下流側に
、二次空気噴射弁16が設けられ、二次空気をリーンN
Ox触媒6側にのみ供給することができるようになって
いる。二次空気噴射弁16には、クランクシャフトに連
動されるエアポンプ20からの圧縮空気が二次空気制御
弁18を介して供給される。二次空気制御弁18が開の
時に二次空気が供給され、閉の時は供給が停止される。 上記で、二次空気噴射弁16、二次空気制御弁18は、
二次空気供給装置を構成する。
リーンNOx触媒6より上流側で弁14aより下流側に
、二次空気噴射弁16が設けられ、二次空気をリーンN
Ox触媒6側にのみ供給することができるようになって
いる。二次空気噴射弁16には、クランクシャフトに連
動されるエアポンプ20からの圧縮空気が二次空気制御
弁18を介して供給される。二次空気制御弁18が開の
時に二次空気が供給され、閉の時は供給が停止される。 上記で、二次空気噴射弁16、二次空気制御弁18は、
二次空気供給装置を構成する。
【0010】排気の流れをリーンNOx触媒6とスター
ト触媒8との間に切替える排気切替弁14a、14bの
アクチュエータ14、および二次空気の供給をON、O
FFさせる二次空気制御弁18、の作動は、電子制御装
置(ECU、エレクトロニックコントロールユニット)
22によって、制御される。ECU22は、マイクロコ
ンピュータからなり、インプットインターフェイス、ア
ウトプットインターフェイス、アナログ信号をディジタ
ル信号に変換してインプットインターフェイスに入力す
るアナログ/ディジタル変換器、読出し専用記憶部のリ
ードオンリメモリ(ROM)、データ一時記憶用のラン
ダムアクセスメモリ(RAM)、演算を実行するセント
ラルプロセッサユニット(CPU)を有する。各種のセ
ンサの出力は、ディジタル信号の場合は直接インプット
インターフェイスに、アナログ信号の場合はアナログ/
ディジタル変換器を介してインプットインターフェイス
に入力され、アウトプットインターフェイスからのEC
U出力は、各種の弁、アクチュエータに出力される。
ト触媒8との間に切替える排気切替弁14a、14bの
アクチュエータ14、および二次空気の供給をON、O
FFさせる二次空気制御弁18、の作動は、電子制御装
置(ECU、エレクトロニックコントロールユニット)
22によって、制御される。ECU22は、マイクロコ
ンピュータからなり、インプットインターフェイス、ア
ウトプットインターフェイス、アナログ信号をディジタ
ル信号に変換してインプットインターフェイスに入力す
るアナログ/ディジタル変換器、読出し専用記憶部のリ
ードオンリメモリ(ROM)、データ一時記憶用のラン
ダムアクセスメモリ(RAM)、演算を実行するセント
ラルプロセッサユニット(CPU)を有する。各種のセ
ンサの出力は、ディジタル信号の場合は直接インプット
インターフェイスに、アナログ信号の場合はアナログ/
ディジタル変換器を介してインプットインターフェイス
に入力され、アウトプットインターフェイスからのEC
U出力は、各種の弁、アクチュエータに出力される。
【0011】各種のセンサとして、排気系4に設けられ
た空燃比センサ24、内燃機関のシリンダブロック、シ
リンダヘッドのウォータジャケットに設けられたエンジ
ン冷却水温を検出する水温センサ26、ディストリビュ
ータに内蔵されたクランク角センサ28およびクランク
角基準位置センサ30、スロットル開度センサ32、吸
気圧力センサ34、燃焼圧センサ36がある。また、各
種弁、アクチュエータとして、排気切替弁アクチュエー
タ14、二次空気制御弁18、およびEGR(排気再循
環)量を調節して燃焼状態、排気中のNOx、HC量を
調節できるE−EGR弁38がある。
た空燃比センサ24、内燃機関のシリンダブロック、シ
リンダヘッドのウォータジャケットに設けられたエンジ
ン冷却水温を検出する水温センサ26、ディストリビュ
ータに内蔵されたクランク角センサ28およびクランク
角基準位置センサ30、スロットル開度センサ32、吸
気圧力センサ34、燃焼圧センサ36がある。また、各
種弁、アクチュエータとして、排気切替弁アクチュエー
タ14、二次空気制御弁18、およびEGR(排気再循
環)量を調節して燃焼状態、排気中のNOx、HC量を
調節できるE−EGR弁38がある。
【0012】ECU22のROMは、燃料噴射制御プロ
グラムの他、図2に示すようなバイパス制御プログラム
を格納しており、CPUはこれらのプログラムを読出し
て演算を実行する。図2の制御ルーチンは、一定時間毎
、あるいは一定クランク角(クランク角基準位置センサ
30の出力にて判断され、たとえば30°CA毎)に割
込まれる。ステップ102にて、エンジン冷却水温(水
温センサ26の出力)を読みこむ。ついでステップ10
4にて、エンジンが暖機後か否かを判定する。たとえば
、エンジン冷却水温(水温センサ26の出力)が70℃
より高いときは暖機後と判定する。
グラムの他、図2に示すようなバイパス制御プログラム
を格納しており、CPUはこれらのプログラムを読出し
て演算を実行する。図2の制御ルーチンは、一定時間毎
、あるいは一定クランク角(クランク角基準位置センサ
30の出力にて判断され、たとえば30°CA毎)に割
込まれる。ステップ102にて、エンジン冷却水温(水
温センサ26の出力)を読みこむ。ついでステップ10
4にて、エンジンが暖機後か否かを判定する。たとえば
、エンジン冷却水温(水温センサ26の出力)が70℃
より高いときは暖機後と判定する。
【0013】暖機中、すなわち水温が70℃以下のとき
は、空燃比をリッチにしているので、排気は還元性雰囲
気であるから、ステップ120に進み、バイパスONに
して、排気をスタート触媒8側に流す。これによって、
リーンNOx触媒6の劣化防止、HCエミッション低下
がはかられる。なお、ステップ118をスキップしてス
テップ120に進むのは、暖機中は二次空気を流さずに
、リーンNOx触媒6の暖機をよくするためである。
は、空燃比をリッチにしているので、排気は還元性雰囲
気であるから、ステップ120に進み、バイパスONに
して、排気をスタート触媒8側に流す。これによって、
リーンNOx触媒6の劣化防止、HCエミッション低下
がはかられる。なお、ステップ118をスキップしてス
テップ120に進むのは、暖機中は二次空気を流さずに
、リーンNOx触媒6の暖機をよくするためである。
【0014】ステップ104で暖機後と判断されると、
ステップ106、108へと進み、始動後一定時間、た
とえば100秒経過しているか否かを判定する。これは
ホットスタートの時でもセンサ類が正常に働かない可能
性があるので空燃比をリッチにしており、その還元性排
気がリーンNOx触媒6に流れるのを防止するための判
定である。始動後一定時間経過していなければ、前記と
同様ステップ120に進み、バイパスONにして排気を
スタート触媒8側に流す。
ステップ106、108へと進み、始動後一定時間、た
とえば100秒経過しているか否かを判定する。これは
ホットスタートの時でもセンサ類が正常に働かない可能
性があるので空燃比をリッチにしており、その還元性排
気がリーンNOx触媒6に流れるのを防止するための判
定である。始動後一定時間経過していなければ、前記と
同様ステップ120に進み、バイパスONにして排気を
スタート触媒8側に流す。
【0015】ステップ108で始動後一定時間経過して
いると判定されると、すなわち暖機されていると判定さ
れると、ステップ110に進み、燃料カット中か否か(
たとえば燃焼圧センサ36の出力が一定値以下か否か)
を判定する。燃料カット中であれば、排気は空気だけで
温度が低いからリーンNOx触媒床温を下げるために、
ステップ116に進んでバイパスOFFにして、排気を
リーンNOx触媒6に流す。リーンNOx触媒6は触媒
床温が昇温するときに、触媒床温が一定あるいは降温す
るときよりも高いNOx浄化率を示すことができる。燃
料カット時には空気だけの低温の排気をリーンNOx触
媒6に流して、リーンNOx触媒床温を低下させ、つぎ
の燃料噴射時にリーンNOx触媒床温が上るときに、積
極的に高いNOx浄化率性能を作り出す。なお、燃料カ
ット時は排気が空気だけだから、二次空気をわざわざ供
給する必要はない。
いると判定されると、すなわち暖機されていると判定さ
れると、ステップ110に進み、燃料カット中か否か(
たとえば燃焼圧センサ36の出力が一定値以下か否か)
を判定する。燃料カット中であれば、排気は空気だけで
温度が低いからリーンNOx触媒床温を下げるために、
ステップ116に進んでバイパスOFFにして、排気を
リーンNOx触媒6に流す。リーンNOx触媒6は触媒
床温が昇温するときに、触媒床温が一定あるいは降温す
るときよりも高いNOx浄化率を示すことができる。燃
料カット時には空気だけの低温の排気をリーンNOx触
媒6に流して、リーンNOx触媒床温を低下させ、つぎ
の燃料噴射時にリーンNOx触媒床温が上るときに、積
極的に高いNOx浄化率性能を作り出す。なお、燃料カ
ット時は排気が空気だけだから、二次空気をわざわざ供
給する必要はない。
【0016】ステップ110で燃料カット中でないと判
定されるとステップ112に進み、空燃比センサ24の
出力から空燃比モード(リーン、ストイキ、リッチ)を
読込む。ついで、ステップ114で、現在の空燃比がリ
ーン域にあるか否かを判定する。ここで、ステップ11
4は排気雰囲気判断手段を構成する。リーン域なら、リ
ーンNOx触媒6の還元雰囲気による劣化の心配がなく
、かつNOxを還元しなければならずNOxを還元でき
る雰囲気(酸化雰囲気)だから、排気をリーンNOx触
媒6側に流し、NOxを還元する。
定されるとステップ112に進み、空燃比センサ24の
出力から空燃比モード(リーン、ストイキ、リッチ)を
読込む。ついで、ステップ114で、現在の空燃比がリ
ーン域にあるか否かを判定する。ここで、ステップ11
4は排気雰囲気判断手段を構成する。リーン域なら、リ
ーンNOx触媒6の還元雰囲気による劣化の心配がなく
、かつNOxを還元しなければならずNOxを還元でき
る雰囲気(酸化雰囲気)だから、排気をリーンNOx触
媒6側に流し、NOxを還元する。
【0017】一方、ステップ114でリーン域にないと
判定されると、排気は還元雰囲気だから、ステップ11
8、120へと進み、二次空気をONにして、バイパス
もONにする。ここで、ステップ118、120は排気
切替弁14a、14bをスタート触媒8側に切替えかつ
二次空気供給装置16、8を作動させる制御手段を構成
する。この場合、排気はスタート触媒8側に流されるの
で、リーンNOx触媒6の還元雰囲気による劣化が防止
される。また、二次空気が供給されるので、排気切替弁
14a、14bの応答遅れがあっても、二次空気が還元
性排気をリーンNOx触媒6から掃気するので、リーン
NOx触媒6が長い期間にわたって還元性排気に晒され
ることを防止し、劣化防止をより効果的なものにする。 また、二次空気の供給により、リーンNOx触媒6の触
媒床温は冷却されるので、つぎの触媒床温昇温時に過渡
的なNOx浄化率向上が見られ、これが繰返されること
によって、全体的にリーンNOx触媒のNOx浄化率が
向上される。一方、スタート触媒8側に流された排気は
、ストイキあるいは空燃比リッチの場合の排気だから、
三元触媒8は効果的にHC、CO、(ストイキの場合は
NOxも)を浄化する。
判定されると、排気は還元雰囲気だから、ステップ11
8、120へと進み、二次空気をONにして、バイパス
もONにする。ここで、ステップ118、120は排気
切替弁14a、14bをスタート触媒8側に切替えかつ
二次空気供給装置16、8を作動させる制御手段を構成
する。この場合、排気はスタート触媒8側に流されるの
で、リーンNOx触媒6の還元雰囲気による劣化が防止
される。また、二次空気が供給されるので、排気切替弁
14a、14bの応答遅れがあっても、二次空気が還元
性排気をリーンNOx触媒6から掃気するので、リーン
NOx触媒6が長い期間にわたって還元性排気に晒され
ることを防止し、劣化防止をより効果的なものにする。 また、二次空気の供給により、リーンNOx触媒6の触
媒床温は冷却されるので、つぎの触媒床温昇温時に過渡
的なNOx浄化率向上が見られ、これが繰返されること
によって、全体的にリーンNOx触媒のNOx浄化率が
向上される。一方、スタート触媒8側に流された排気は
、ストイキあるいは空燃比リッチの場合の排気だから、
三元触媒8は効果的にHC、CO、(ストイキの場合は
NOxも)を浄化する。
【0018】上記内燃機関の排気浄化装置の作用は、上
記図2のルーチンの説明に準じる。要約すると、空燃比
リッチと判定されたとき排気がスタート触媒8側に流さ
れる。この時、排気切替弁14a、14bの応答遅れに
よって、リーンNOx触媒6に空燃比リッチ雰囲気の排
気が流入しても、リーンNOx触媒6には二次空気が供
給されるので、空燃比リッチ雰囲気の排気は掃気され、
リーンNOx触媒6が空燃比リッチ雰囲気の排気に長い
期間晒されることが防止される。
記図2のルーチンの説明に準じる。要約すると、空燃比
リッチと判定されたとき排気がスタート触媒8側に流さ
れる。この時、排気切替弁14a、14bの応答遅れに
よって、リーンNOx触媒6に空燃比リッチ雰囲気の排
気が流入しても、リーンNOx触媒6には二次空気が供
給されるので、空燃比リッチ雰囲気の排気は掃気され、
リーンNOx触媒6が空燃比リッチ雰囲気の排気に長い
期間晒されることが防止される。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、リーンNOx触媒6と
スタート触媒8を並列に配置し、排気切替弁14a、1
4bで切替えるようにし、リーンNOx触媒側に二次空
気供給装置16、18を設け、排気雰囲気判断手段11
4が空燃比リッチの排気雰囲気と判定したとき、制御手
段118、120が、排気切替弁14a、14bをスタ
ート触媒8側に切替えるとともに二次空気供給装置16
、18を作動させるようにしたので、リーンNOx触媒
6が還元雰囲気に晒されることによる触媒劣化をより確
実に防止することができる。
スタート触媒8を並列に配置し、排気切替弁14a、1
4bで切替えるようにし、リーンNOx触媒側に二次空
気供給装置16、18を設け、排気雰囲気判断手段11
4が空燃比リッチの排気雰囲気と判定したとき、制御手
段118、120が、排気切替弁14a、14bをスタ
ート触媒8側に切替えるとともに二次空気供給装置16
、18を作動させるようにしたので、リーンNOx触媒
6が還元雰囲気に晒されることによる触媒劣化をより確
実に防止することができる。
【図1】本発明の一実施例に係る内燃機関の排気浄化装
置の系統図である。
置の系統図である。
【図2】本発明のバイパスおよび二次空気の制御ルーチ
ンのフローチャートである。
ンのフローチャートである。
2 内燃機関
4 排気系
6 リーンNOx触媒
8 スタート触媒
12 バイパス通路
14a 排気切替弁
14b 排気切替弁
16 二次空気噴射弁
18 二次空気制御弁
20 エアポンプ
22 ECU
26 水温センサ
114 排気雰囲気判断手段
118 制御手段
120 制御手段
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の排気系に、互いに並列に配
置したリーンNOx触媒およびスタート触媒と、前記リ
ーンNOx触媒と前記スタート触媒との間に排気の流れ
を切替える排気切替弁と、前記リーンNOx触媒のみの
上流に二次空気を供給可能な二次空気供給装置と、排気
が空燃比リッチの排気雰囲気にあるか否かを判断する排
気雰囲気判断手段と、前記排気雰囲気判断手段が、排気
が空燃比リッチの排気雰囲気にあると判断したとき、前
記排気切替弁を排気が前記スタート触媒側に流れる位置
に切替えるとともに、前記二次空気供給装置を作動させ
て前記リーンNOx触媒に二次空気を供給する制御手段
と、から成る内燃機関の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4566391A JPH04265415A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4566391A JPH04265415A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04265415A true JPH04265415A (ja) | 1992-09-21 |
Family
ID=12725623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4566391A Pending JPH04265415A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 内燃機関の排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04265415A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100342613B1 (ko) * | 1999-08-26 | 2002-07-04 | 류정열 | 두 개의 촉매 컨버터를 가지는 자동차용 배기 장치 |
-
1991
- 1991-02-20 JP JP4566391A patent/JPH04265415A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100342613B1 (ko) * | 1999-08-26 | 2002-07-04 | 류정열 | 두 개의 촉매 컨버터를 가지는 자동차용 배기 장치 |
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