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JPH04252904A - 探針移動装置 - Google Patents

探針移動装置

Info

Publication number
JPH04252904A
JPH04252904A JP2935091A JP2935091A JPH04252904A JP H04252904 A JPH04252904 A JP H04252904A JP 2935091 A JP2935091 A JP 2935091A JP 2935091 A JP2935091 A JP 2935091A JP H04252904 A JPH04252904 A JP H04252904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
sample
tunnel current
actuating part
fine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2935091A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunichi Shito
俊一 紫藤
Kunihiro Sakai
酒井 邦裕
Toshihiko Miyazaki
俊彦 宮▲崎▼
Takahiro Oguchi
小口 高弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2935091A priority Critical patent/JPH04252904A/ja
Priority to CA002059990A priority patent/CA2059990C/en
Priority to DE69225724T priority patent/DE69225724T2/de
Priority to EP92101379A priority patent/EP0497288B1/en
Priority to AT92101379T priority patent/ATE166972T1/de
Publication of JPH04252904A publication Critical patent/JPH04252904A/ja
Priority to US08/328,391 priority patent/US5414690A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、探針と試料を接近させ
た際に観測される物理現象を利用する装置において、探
針と試料との接近に好適に用いられる探針移動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、探針と試料とを接近させ、その際
に観測されるトンネル現象等の物理現象を利用して物質
表面及び表面近傍の電子構造を直接観察する走査型トン
ネル顕微鏡(以下STMと云う)が開発され[G.Bi
nning et al.,Helvetica Ph
ysica Acta,55,726(1982)]、
単結晶、非晶質を問わず実空間像を高い分解能で測定で
きるようになっている。また、STMは媒体に対して電
流による損傷を与えずに低電力で観測できる利点をも有
し、更には超高真空中のみならず大気中、溶液中でも動
作し種々の材料に対して用いることができ、学術的或い
は研究分野での広範囲な応用が期待されている。また、
産業分野においても例えば特開昭63−161552号
公報、同161553号公報にも開示されているように
、原子或いは分子サイズの空間分解能を有する原理に着
目し、記録再生装置への応用、実用化が精力的に進めら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
STM又は記録再生装置は、探針を試料表面と平行に走
査しながらトンネル電流等を測定することによって、試
料表面の物理量分布を知ることが目的であるが、この目
的が達せられるためには、試料と探針間にトンネル電流
が流れる程度に、試料と探針が充分に接近していること
が必要である。しかしながら、試料表面に比較的大きな
凹凸がある場合に、例えば探針の接近位置が試料の凹部
分であるときには、接近時に探針と試料の衝突を生じな
くとも、走査を始めることで衝突や接触が起こる虞れが
ある。その結果、試料の損傷ばかりでなく、探針の先端
が潰れて曲率半径が増大し空間分解能の低下を惹き起こ
すことが問題となっている。
【0004】また、記録再生装置等の応用装置の場合に
も、記録面の凹部を避けて探針接近を行うことが必要で
ある。
【0005】本発明の目的は、上述の問題点を解決し、
STMのみならずその応用装置、例えば情報を記録・再
生・消去又はこれらの2つ以上の組合わせから成る情報
処理装置に用いて好適な探針移動装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る探針移動装置においては、ものであ
る。
【0007】
【作用】上述の構成を有する探針移動装置は、探針の試
料への接近が掃引範囲内にある試料面の最も高い凸部で
最初に確認される。
【0008】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。
【0009】図1はブロック回路構成図であり、トンネ
ル電流を観測しながら試料Sに探針1を接近させる場合
を示している。試料Sには例えば図2に示すようにシリ
コン基板上に幅1μm、深さ0.1μmの直線溝Scが
2μmの間隔を設けて蝕刻されているものとする。探針
1は例えば圧電アクチュエータを用いた微動部2に設け
られており、更にこの微動部2は例えばステッピングモ
ータ等を用いて広範囲を移動可能とされた粗動部3に取
り付けられている。また、試料Sと探針1との間にはバ
イアス回路4により弱いバイアス電圧が印加され、両者
間を流れるトンネル電流がトンネル電流検出部5で測定
される。なお、微動部2は掃引駆動回路6により直線溝
Scと直交する方向で、例えば幅2μmの範囲内を試料
Sに沿って掃引するようにされている。更に、微動部2
は接近駆動回路7により積層圧電体等によって、例えば
最大0.2μm程度の範囲内で試料Sに向けて微動でき
、一方で粗動部3は例えば10mm程度の可動範囲内を
0.1μmステップで試料Sに向けて粗動できるように
構成されており、掃引駆動回路6と接近駆動回路7の動
作はシーケンス制御回路8によって制御され、トンネル
電流検出部5によってトンネル電流が観測されるまで、
次に説明するような動作により探針1が試料Sに衝突す
ることなく接近する。
【0010】即ち、先ず探針1を試料Sから離しておき
、掃引駆動回路6により微動部2の掃引を開始する。 次いで、図3に示すように掃引を継続したまま微動部2
を試料Sに向けて最大距離まで伸ばしながらトンネル電
流が流れるか否かを確かめる(a) 。トンネル現象が
現れず、トンネル電流が観測されない場合には微動部2
を直ちに収縮し、粗動部3を1ステップだけ前進させる
(b)。粗動部3の1ステップは0.1μmであるから
、前回の微動部2の微動部2の伸び0.2μmによって
調べた範囲内に探針1は存在する。つまり、粗動によっ
て探針1が前回の微動の時よりも試料Sに接近すること
はなく、この粗動時にトンネル電流が流れ始めることは
ない。続いて、掃引を継続したまま、再び微動部2を最
大まで伸長させる過程でトンネル電流が流れるか否かど
うかを調べる。トンネル現象が現れずトンネル電流が観
測されないならば、微動部を収縮して粗動により更に1
ステップだけ探針1を試料Sに近付ける(c) 。以下
、上述の操作を繰り返し、トンネル電流が観測された時
点(d) で接近工程が完了し、掃引を停止しシーケン
ス制御は終了となる。
【0011】このような方法によれば、トンネル電流は
必ず試料Sの凸部において最初に観測され、溝部Sc等
の凹部に探針1が入り込んでしまうことはなく、走査を
開始するに当って探針1と試料Sとの衝突は回避できる
。 また、凹部を避けるだけでなく、試料Sに異常な凸部な
どがある場合には、接近時に発見できるためその部分を
避けて掃引し、正常部のみに接近させることもできる。
【0012】次に、本発明者らが実際にSTMに対して
用いた実施例について説明する。STMは図1に示すよ
うな構成から成っている。バイアス回路4によって試料
Sと探針1との間に印加された一定電圧によって流れる
トンネル電流が一定となるように探針1をフィードバッ
ク制御によって試料面と垂直方向に上下させる。そして
、掃引駆動回路6を用いて探針1を試料面に平行に掃引
し、その時の探針1の上下動を信号として読み出し、画
像として出力するシステムがSTMである。その場合も
、試料Sと探針1との初めの接近時に両者の衝突が生じ
、試料S又は探針1に損傷を起こすことが多い。そこで
、本発明を用いて、探針1を試料Sから離し、再び接近
させ観察するという一連の実験を繰り返し行った。その
結果、掃引時の衝突による試料Sの損傷が引き起こすト
ンネル電流の乱れなどがなくなり、空間分解能の高い像
を再現性良く観察することができ、衝突や接触の確率が
減少したことが確認された。
【0013】更に、本発明者らが本発明を情報処理装置
に対して用いた場合の実施例について説明する。先ず、
情報処理装置の基本的な動作を述べると、図1の構成を
用いて試料Sの代りに記録媒体を用い、先に述べたST
M動作に加え、バイアス回路4によって或る特定の電圧
信号をバイアス電圧に重畳することにより、そのときの
探針1の位置に対応する記録媒体面上に電気的な変化を
生じさせ、情報を書き込む。また、読み出しはSTM動
作によって得られる電流信号や探針1の上下動信号によ
って行い、消去はその同じ位置に所定の電圧信号を加え
ることによって記録媒体面上の電気的な状態変化を元に
戻すことによって行う。
【0014】具体的な実施例については、特開昭63−
161552号公報及び同161553号公報に開示さ
れているように、金(Au)電極上に積層されたポリイ
ミドLB膜(2層膜)から成る記録媒体を図1の試料S
の代りに配置し、記録・再生及び消去を行った。このよ
うな装置において、XY方向に探針1をトンネル電流が
一定になるように走査しながら、バイアス回路4により
バイアス電圧に波高値−6V及び+1.5Vの連続した
パルス波を重畳した電圧を記録媒体・探針1間に印加す
ることで電気的な情報の書き込みを行い、更に再びその
記録された面を探針1によって走査し、トンネル電流検
出回路5によって得られるトンネル電流の変化を用いた
STM像から記録情報の読み出しを行った。その結果、
上記の操作を繰り返し行っても記録情報と再生情報が再
現性良く一致することを確認できた。このことから、上
記の操作を繰り返し行う際にも、記録媒体を破壊するこ
となく探針1を記録面に接近させることができたことが
判かる。また、走査の途中で記録媒体上の記録を行った
領域に探針1が接近した時点でバイアス回路4によって
、記録媒体と探針1との間に波高値3Vのパルス電圧を
バイアス電圧に重畳する操作を行ったところ、再生され
るSTM像から記録された情報が消去されたことを確認
した。この際にも、本発明の接近機構によって探針1と
記録媒体との衝突を効果的に防止できたことは勿論であ
る。
【0015】なお、本発明に係る方法は、試料面と平行
に探針を走査しながら接近機構を動作させることのでき
る装置であれば適用でき、試料の形状、掃引及び接近の
機構や構造に限定されるものではない。
【0016】また、本実施例では物理情報としてトンネ
ル電流を測定するSTM、情報処理装置について述べた
が、それ以外に原子間力、容量、磁束や磁力等を観測す
る測定装置等においても同様に適用できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る探針移
動装置は、試料の凹部に探針が入り込むことがないので
探針を試料に衝突させることなく、探針先端の形状を鋭
く保ったままで測定し、より空間分解能の高い観測が可
能となる。また、探針が損傷を受けないので探針の交換
を必要とせず、STMや情報記録装置においてシステム
の簡便化、小型化が図れる利点がある。更には、試料の
凹凸のある部分を避けて、平坦な部分に探針を選択的に
接近させることも可能であり、情報記録や再生などにお
いて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック回路構成図である。
【図2】試料表面の断面図である。
【図3】動作説明のタイムチャート図である。
【符号の説明】
1  探針 2  微動部 3  粗動部 4  バイアス回路 5  トンネル電流検出回路 6  掃引駆動回路 7  接近駆動回路 8  シーケンス制御回路 S  試料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  探針を試料面と平行に掃引する掃引手
    段と、前記探針と試料との相対間隔を変化させる変化手
    段と、前記探針と試料との距離に対応する物理現象を検
    出する検出手段と、前記掃引手段によって掃引を行いな
    がら前記変化手段により前記探針と試料とを前記検出手
    段によって検出が可能になるまで接近させる制御手段と
    を備えたことを特徴とする探針移動装置。
JP2935091A 1991-01-29 1991-01-29 探針移動装置 Pending JPH04252904A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2935091A JPH04252904A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 探針移動装置
CA002059990A CA2059990C (en) 1991-01-29 1992-01-24 Moving apparatus, a moving method and an information detection and/or input apparatus using the same
DE69225724T DE69225724T2 (de) 1991-01-29 1992-01-28 Steuersystem für Abtastsonde
EP92101379A EP0497288B1 (en) 1991-01-29 1992-01-28 Probe scanning system
AT92101379T ATE166972T1 (de) 1991-01-29 1992-01-28 Steuersystem für abtastsonde
US08/328,391 US5414690A (en) 1991-01-29 1994-10-24 Moving apparatus, a moving method and an information detection and/or input apparatus using the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2935091A JPH04252904A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 探針移動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04252904A true JPH04252904A (ja) 1992-09-08

Family

ID=12273771

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2935091A Pending JPH04252904A (ja) 1991-01-29 1991-01-29 探針移動装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH04252904A (ja)

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