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JPH04230102A - チョーク及び2入力2出力装置 - Google Patents

チョーク及び2入力2出力装置

Info

Publication number
JPH04230102A
JPH04230102A JP3135615A JP13561591A JPH04230102A JP H04230102 A JPH04230102 A JP H04230102A JP 3135615 A JP3135615 A JP 3135615A JP 13561591 A JP13561591 A JP 13561591A JP H04230102 A JPH04230102 A JP H04230102A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
choke
common mode
signal
conductor
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3135615A
Other languages
English (en)
Inventor
John Domokos
ジョン・ドモコス
Richard C Walker
リチャード・シー・ウォーカー
William J Mcfarland
ウィリアム・ジェイ・マクファーランド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hewlett Packard Co filed Critical Hewlett Packard Co
Publication of JPH04230102A publication Critical patent/JPH04230102A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/12Coupling devices having more than two ports

Landscapes

  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Waveguide Switches, Polarizers, And Phase Shifters (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】この発明は広義にはチョークと差動
回路に関し、より詳細には高周波で動作可能なチョーク
に関する。
【0002】
【従来技術とその問題点】2つの入力ポートを有する回
路では、入力信号はコモンモード信号と差動モード信号
の和に分割される。コモンモードチョークは入力信号の
コモンモード成分の通過を阻止する回路である。既存の
コモンモードチョークの典型的なものを図5に示す。こ
れは強磁性材料からなるリング13に巻かれた1対のワ
イヤ11および12からなる。ワイヤの端部14および
15は1対の入力ポートとして働き、端部16および1
7は1対の出力ポートとして働く。入力ポート14と1
5には、それぞれ入力電圧V1 とV2 が印加される
。この信号のコモンモード成分は(V1 +V2 )/
2に等しく、差動モード信号は(V1 −V2 )/2
に等しい。リング13にワイヤを巻くことによって、ワ
イヤ11に自己インダクタンスL1 が、ワイヤ12に
自己インダクタンスL2 が、またこれらの2つのワイ
ヤの間に相互インダクタンスMが発生する。ワイヤ11
の電流I1 とワイヤ12の電流I2 に対して、電圧
と電流の関係は次のようになる。
【0003】   ΔV1 =V1 −V3 =−L1 (dI1 /
dt)+M(dI2 /dt)(1)  ΔV2 =V
2 −V4 =M(dI1 /dt)−L2 (dI2
 /dt)  (2)L1 、L2 およびMが等しい
とき、相互インピーダンスが自己インダクタンスを帳消
にして入力ポート16および17におけるコモンモード
成分を除去する。これは、式(1)と式(2)をコモン
モード成分ΔVc、Icと差動モード成分ΔVd 、I
d (ここにΔVc≡(ΔV1 +ΔV2 )/2、Δ
Vd ≡(ΔV1 −ΔV2 )/2、Ic≡(I1 
+I2 )/2およびId ≡(I1 −I2 )/2
)に関して書き直すことによって理解することができる
【0004】 ΔVc=〔(−L1 +M)・(dI1 /dt)+(
M−L2 )・(dI2 /d        t)〕
/2       =〔(−L1 −L2 +2M)・(dI
c/dt)+(L2 −L1 )・(d       
 Id /dt)〕/2→(−L+M)・(dIc /
dt)      ただし、L1 =L2      
                         
          (3)ΔVd =〔(−L1 −
M)・(dI1 /dt)+(M+L2 )・(dI2
 /dt        )〕/2       =〔(−L1 +L2 )・(dIc/d
t)+(−L2 −L1 −2M)・(       
 dId /dt)〕/2→(−L−M)・(dId 
/dt)      ただしL1 =L2 =L   
                         
          (4)このように、L1 =L2
 =Lに対して、ΔVcはIcに比例し、ΔVd はI
d に比例する。Lよりはるかに小さいL+Mに対して
、コモンモード成分の受けるインピーダンスは差動モー
ド成分の受けるインピーダンスよりはるかに大きい。コ
モンモード成分の受けるこのような大きなインピーダン
スによってこの成分が減衰される。結合係数K≡−M/
Lが1以下である範囲でコモンモード成分が出力に現れ
る。Mの符号はワイヤ11とワイヤ12のいずれかのリ
ング13に巻かれている方向を逆にして逆にできるので
このコモンモードチョークを差動モードチョークに変換
することができる。コモンモードチョークの入力ポート
15が接地されているとき、出力ポート16および17
の出力電圧V3 およびV4 の符号は反対であり、大
きさはV1 の半分に等しい。したがってこれは分割器
(スプリッタ)の機能を果たす。出力ポート17が接地
されているとき、出力電圧V3 はV1 −V2 に等
しい。したがってこれは結合器(コンバイナ)の機能を
果たす。
【0005】残念ながら図5のチョークは高周波数では
効果的に機能しない。一般に、フェライト材料の透磁率
は数メガヘルツ以上の周波数で急速に低下する。1GH
z以上のオーダーの周波数では、信号の(4インチ(1
0、16cm)あるいはそれ以下のオーダーの)短い波
長の寸法は、図4のコモンモードチョークの個々部品の
サイズに相当するものになり、それによって共振効果が
重要なものになる。このような短かい波長に対しては、
そのチョークの巻線と他の部品との間隔のばらつきによ
って、動作特性に大きなばらつきを生じる共振効果が発
生し、その結果これらの装置がこのような高い周波数で
の使用に適しないものになる。
【0006】1959年3月付けIRE  Trans
  Nuclear  Science、vol.NS
−6、26−31ページのC.Norman  Win
ningstadtの論文Nanosecond  P
ulse  Transformersに、集中素子で
はなく分布素子を用いたトランスフォーマが紹介されて
いる。1968年1月付けのProceedings 
 of  IEEE.,Vol.56,No.1、47
−62ページのRichard  E.Matickの
Transmission  Line  Pulse
  Transformers−Theory  an
d  Applicationsという論文で論じてい
るように、“望ましくない漂遊インダクタンスおよび漂
遊キャパシタンスの効果は、均一に分布すれば伝送線の
特性インピーダンスに吸収することができ、それによっ
て共振点をなくし、広帯域の装置を提供することができ
る”。この論文では、接地面の上の短い伝送線(すなわ
ち長さがパルス幅に相当する)と長い伝送線上でのパル
スの伝送を解析しており、この考え方をバランと伝送線
路パルストランスフォーマに応用している。
【0007】
【発明の目的】従って本発明の目的は、高周波において
使用可能で、特性の安定したチョークを提供することで
ある。
【0008】
【発明の概要】本発明の一実施例によれば、特に1GH
z以上の周波数での使用に適したチョークが提供される
。このチョークはコモンモードチョークとして、あるい
は差動モードチョークとして機能するように接続するこ
とができる。これは信号の低周波成分をほとんど妨害の
ない状態で伝送する。これはデジタルデータの伝送にお
いて多数の1をまとめるときに低周波成分を必要とする
デジタル信号に特に有用である。このチョークの重要な
アプリケーションの1つは、差動出力回路によって生成
されるデータパルスの立上がり時間と行過ぎ量(オーバ
シュート)の仕様を向上させることである。差動出力段
の設計の多くには、立下がりエッジに過度の行過ぎ量が
あり、また立上がりエッジの立上がり時間の不良が見ら
れる。本発明に従うコモンモードチョークの一実施例を
用いて、立下がり遷移の行過ぎ量の1部を立上がり遷移
に分配することによって行過ぎ量の仕様を向上させるこ
とができる。これによって、立下がり遷移の行過ぎ量が
これらの遷移の両方に分配されるため、行過ぎ量がほぼ
半減する。同様に、非常に速い立下がりエッジがそれよ
り遅い立上がりエッジに結合され、それによってこの速
い立下がり時間を犠牲にして、遅い立上がり時間を短縮
させる。
【0009】本発明でのチョークには2種類の実施例が
ある。第1の種類では、不要なモード信号の大部分が信
号源に反射される。このチョークはコモンモード信号に
対するインピーダンスが差動モード信号に対するインピ
ーダンスと大きく異なる伝送線からなる。ビード、磁芯
、あるいはポリアイロンのフォームを用いて差動モード
とコモンモードのインピーダンスの差を増大させること
ができる。伝送線の1つの導体の中に1つ、あるいはそ
れ以上の切れ目を設けてコモンモード成分のインピーダ
ンスを増大させることができる。かかる切れ目はチョー
クの接地通路中に設けて、デジタルデータ伝送に必要な
低周波成分を伝送できるようにすると好適である。これ
らのモードのうちの1つのインピーダンスはチョークが
接続された入力および出力伝送線のインピーダンスと整
合するように選択される。チョークと伝送線の両方にお
いてインピーダンスが等しいモードが伝送され、これら
のインピーダンスが整合しないモードは部分的な信号反
射を示す。反射された信号の反射率は(Z−Z0 )/
(Z+Z0 )に等しく、ここでZは反射されたモード
のインピーダンスであり、Z0 は伝送線の特性インピ
ーダンスである。特性インピーダンスZ0 が50Ωの
伝送線に対する一実施例で、2つのモードのインピーダ
ンス比が6:1まで得られた。このチョークの実施例と
して同軸伝送線、マイクロストリップ伝送線、および共
面伝送線を使用したものが得られた。残念ながら、この
ような反射された信号はこのチョークの入出力に接続さ
れた装置の動作に干渉する恐れがある。たとえば、チョ
ークが試験装置の入力ポートで用いられるとき、入力ポ
ートから反射された信号は試験中の装置の動作に干渉す
る恐れがあり、出力ポートからの反射は試験装置内部の
回路の動作に干渉する恐れがある。したがって、不要な
モードはそれを反射するのではなく、吸収するほうが有
益である。不要なモードが反射される代わりにほぼ急収
されるのが第2の種類のチョークである。
【0010】
【実施例の説明】1対の差動モード入力信号V1 およ
びV2 に応答して、図2の装置の差動トランジスタ対
が出力信号V3 における行過ぎ量を伴う速い立下がり
遷移と出力信号V4 (図3Aを参照)に行過ぎ量のな
いより遅い立上がり遷移を示す。これは、差動対の電流
が減少するとより顕著になる。出力対V3 およびV4
 の低周波成分は実質的に差動モードにあるが、遷移部
分にはコモンモードと差動モードの両方の成分が含まれ
る。すなわち、V3 およびV4 はそれぞれVc +
Vd およびVc −Vd として表すことができ、こ
こでVc は図3Bに示すコモンモード成分、Vd は
図3Cに示す差動モード成分である。コモンモード電圧
Vcはおおむね、遷移の期間でほぼ正弦波状であり、他
の場所ではゼロである高周波成分が支配的である。V3
 およびV4 がこの高周波コモンモード成分を実質的
に除去する高周波コモンモードチョークを通過するとき
、その結果得られた出力信号は図3Cに示す差動モード
信号Vd および−Vd とほぼ等しい。これらの出力
信号ははるかに対称的であり、立上がりエッジの立上が
り時間と立下がりエッジの行過ぎ量が少ない。最大遷移
時間と行過ぎ量は図3Aの信号対に比べて少ない。した
がって、図2に示されるような差動回路の仕様は、出力
信号V3 およびV4 を高周波コモンモードチョーク
を通過させることによって改善される。
【0011】かかる回路を図4に示しており、ここで差
動出力装置41の出力は高周波コモンモードチョーク4
2に結合されており、信号V3 およびV4 の高周波
コモンモード成分がほとんど除去された出力信号O1 
およびO2 が提供される。その結果得られた信号はピ
ーク行過ぎ量が小さく、立上がり時間が短く、また対称
性が大きい。入力信号V1が第1の入力ポート43に加
えられ、コモンモードチョークの第2の入力ポート44
が接地されているとき、出力ポート16および17上の
出力電圧V3 およびV4 の符号は反対であり、大き
さはV1 の半分に等しい。したがってこれは分割器の
機能を果たす。 第1の出力ポート45が接地され、入力信号V1 とV
2 がそれぞれ入力ポート43と44に加えられている
とき、出力電圧V3 はV1 −V2 に等しい。した
がってこれは結合器の機能を果たす。
【0012】1GHz以上のクロックレートでのデジタ
ル伝送に有用な高周波コモンモードチョークを図1に示
す。このチョークは、1つあるいはそれ以上の中間非導
電層54によって導電接地面53から分離された1対の
マイクロストリップ導体51および52を有するマイク
ロストリップ導体伝送線からなる。マイクロストリップ
導体51および52は、入出力領域56に比べ領域55
でより小さな間隔で配置されている。領域56ではマイ
クロストリップ導体は、接地面53とこれらの導体の間
隔よりかなり大きい距離Dによって互いに離隔されてお
り、各導体は接地面から導体51および52までの間隔
Sと、これら2つの領域内のマイクロストリップ導体5
1および52の幅Wによって決定される特性インピーダ
ンスZ0 を示す。この(通常3Sあるいはそれより大
きなオーダーの)間隔で、領域56内のこれら2つの伝
送線の信号間の結合をほとんど除去できる。領域55で
は、マイクロストリップ導体51および52はその領域
内のマイクロストリップ導体51および52の幅W程度
の減少した距離Dによって分離され、これら2つの線の
信号の間に大きな結合が起こる。これら2つの線の間の
1対の入力信号S1 およびS2 のコモンモード成分
の誘導結合Lc は差動モード成分の誘導結合Ld よ
り大きい。以下の考察からこれが正しいことがわかる。 1967年にJohn  Wiley  and  S
ons,Inc.から発行されたJohn  Davi
d  JacksonによるClassical  E
lectro−dynamicsという論文の198ペ
ージに示すように、ある導電素子の磁界エネルギーは次
のように表すことができる。 Σ1 Li Ii 2 /2+Σ2 MijIi Ij
 /2                      
  (5)ここにΣ1 はi=1からnに渉る和を,Σ
2 はi,j=1からnに渉る和をとることを示す。し
たがって、自己インダクタンスL1 と相互インダクタ
ンMijの値はこれらの誘導素子によって生成される磁
界エネルギーに比例する。差動モード信号は領域54内
のマイクロストリップ導体51および52の逆並列電流
に対応するため、これらの電流はほとんどの領域におい
て消去的に加わる磁界を発生し、それによってコモンモ
ード信号の並列電流によって発生する磁界より小さい総
磁界エネルギーを発生する。これらの結果は2つの磁気
結合された誘導子の場合(すなわちn=2の場合)には
特に容易に理解することができる。この場合、磁界エネ
ルギーEH に対して式(5)は次のようになる。 EH =L1 ・I12  /2+L2 ・I22  
/2+      M12・I1 I2       
                         
           (5’)コモンモード信号Ic
mに対して、I2 =I1 =Icmである。したがっ
て、式(5’)はEH =(L1 +L2 +2M12
)Icm2 /2となる。差動モード信号Idmに対し
て、I2 =−I1 =−Idmである。したがって、
式(5’)はEH =(L1 +L2 −2M12)I
dm2 /2となる。ある与えられたエネルギーEH 
に対して、有効インダクタンスはLeff ≡2EH 
/I2 として定義される。したがって、コモンモード
信号の有効インダクタンスLcmはLcm=(L1 +
L2 +2M12)/2であり、差動モード信号に対し
てはLdm=(L1 +L2 −2M12)/2である
。伝送線のインピーダンスZ0の2乗は伝送線の単位長
あたりの有効インピーダンスLeffを単位長あたりの
キャパシタンスCで割ったものに等しいため、コモンモ
ード信号を搬送する伝送線の特性インピーダンスは、差
動モード信号を搬送する伝送線の特性インピーダンスよ
り大きい。理想的には、このコモンモードチョークはほ
とんどすべての差動モード成分を伝送し、同時にできる
だけ多くのコモンモード成分を反射するものである。信
号S1 およびS2 の流域56内に相互作用がほとん
どないため、これら2つの信号のコモンモード成分と差
動モード成分は同じ特性インピーダンスZ0 を受ける
。マイクロストリップ導体51および52の特性インピ
ーダンスの空間的ばらつきによって入力信号の1部に反
射が発生するため、差動モード信号用マイクロストリッ
プ導体51および52の特性インピーダンスは、領域5
5と56のいずれにおいてもZ0 に等しく保たれなけ
ればならない。したがって、マイクロストリップ導体5
1および52の幅Wがマイクロストリップ導体51およ
び52の間隔Dの関数として変更され、差動モード成分
に対する特性インピーダンスZodが一定に保たれる。 信号S1 およびS2 の単位長あたりのインダクタン
スと単位長あたりのキャパシタンスはすべてマイクロス
トリップ導体の幅Wとその間隔Dの関数である。したが
って、WとDの空間的変化を選択するにあたって、単位
長あたりのインダクタンスと単位長あたりのキャパシタ
ンスの両方に対するWとDの影響を考慮する必要がある
。これらの影響は簡単に数値的に計算でき、空間的に変
化しないZodの値を得ることができる。マイクロスト
リップ導体51と52の間の単位長あたりのキャパシタ
ンスはコモンモードと差動モードの両方に対して同じで
あり、また領域55内の単位長あたりのインダクタンス
は差動モード信号よりコモンモード信号に対して大きい
ため、この領域内ではコモンモード信号の特性インピー
ダンスZOCは差動モード信号の特性インピーダンスよ
り大きい。この結果コモンモード成分の(ZOC−ZO
 )/(ZOC+ZO )の反射が起こり、差動モード
信号の大きな反射は起こらない。
【0013】できるだけ多くのコモンモード信号を反射
することが有益であるため、比率(ZOC−ZO )/
(ZOC+ZO )はできるだけ大きくなければならな
い。これは領域55内に強磁性要素を設けてコモンモー
ド成分の誘導結合を増大させることによって向上させる
ことができる。たとえば、マイクロストリップ導体51
と52を取り囲みこれらのマイクロストリップ導体から
電気的に絶縁されたフェライトリングを用いると領域5
5内のZOCが増大し、一方この領域内のZcdは変わ
らない、あるいは領域56内のZOCとZodが重大な
影響を受けることはない。Zodが影響を受けないのは
、リング58の正味電流は差動モード信号に対してはゼ
ロであり、そのためリング58内の磁束の循環には正味
変化が起こらないためである。しかし、リング58を通
過する正味電流はコモンモード成分に対しては非ゼロで
あり、したがってこのモードについてはインダクタンス
が増大し、それによって領域55内のZOCがさらに増
大する。
【0014】図6および図7A及至図7Cはそれぞれ共
面伝送線技術と同軸伝送線技術におけるコモンモードチ
ョークの同等な実施例を示す。3つの実施例のすべてに
おいて、同一参照番号が対応する要素に対して用いられ
、3つの実施例の同等性を示す。図6において、接地導
体53は信号導体51および52と共面をなす導電シー
トである。図7A及至図7Cにおいて、導体51および
52は1対の同軸伝送線の中心導体であり、導体53は
これら2つの同軸伝送線の外側導体である。図7Bに示
すように、領域56において導体53は接触点で接着さ
れた1対の円筒状の導体からなる。図7Cに示すように
、領域55においてこれらの2つの、1点で接した円筒
状のシェルがその接触点で開いて、中央導体51と52
の両方を収納する単一のチェンバー(小部屋)を形成し
、それによってこれら2つの中央導体間の領域55内で
の間隔Dを流域56内での間隔Dと比べて小さくするこ
とが可能になる。図1の実施例にあるように、領域55
内で導体51および52を取り囲む強磁性リング58を
設けて領域55内のコモンモード成分の特性インピーン
スZOCをさらに増大させることができる。
【0015】残念ながら、上記の3つの実施例のすべて
において、領域55でZO をかなり上回るインピーダ
ンスZOCを得ることは困難である。このような場合、
反射されるコモンモード信号の部分は小さい。伝送線の
特性インピーダンスの1つの不連続が小さいときに性能
を向上させるためには、多数の不連続を所定の間隔で用
いることができる。これらの多数の不連続はコモンモー
ド信号の干渉フィルターを形成する。フィルターを滬波
量とフィルターが動作する周波数帯域は、不連続の間隔
と大きさによって調整することができる。この構造は図
15に示されており、また次に図11に関連してさらに
論じる。
【0016】次の2種類の実施例はある与えられた不連
続からの反射信号の量を増大させるのに用いることがで
きる。共面導体伝送線実施例用の図8Aおよび図8Bに
示す分割接地型の実施例では、1つあるいはそれ以上の
切れ目81が接地導体53に設けられる。図8Aに示す
ように、差動モード信号に対してはマイクロストリップ
導体51および52内の電流および接地導体部分53内
の関連するミラー電流のための完全な電流通路がある。 すなわち、接地導体において接続点82および83の両
方に接地面導体53内の差動モード電流の部分に対する
入力通路と出力通路の両方がある。図8Bの接続点82
および83で、コモンモード電流はキルヒホッフの電流
法則に反することがわかる。したがって、コモンモード
電流は接地導体53によって搬送され得ない。これによ
ってコモンコードミラー電流は必然的にマイクロストリ
ップ導体51および52から離れた接地通路によって搬
送されることになる。これによって、領域56内に他の
すべての導体から離れた単線に対して300オーム程度
の特性インピーダンスZocが発生する。導体51及至
53の幅Wと間隔Dは差動モードインピーダンスZod
がほぼ一定(好適には50オーム)になるように空間的
に変更される。領域55と領域56の相対的な長さは自
由に選択することができる。特に、領域55は任意に短
くすることができ、領域の長さを選択してコモンモード
インピーダンスZocの種々の不連続からの反射信号間
の干渉を制御することができる。図9と図10はマイク
ロストリップ伝送線と同軸伝送線の実施例用の類似の分
割接地の実施例を示す。
【0017】反射信号の量は多数の領域55を設けるこ
とによって増大することができる。この設計を図11の
マイクロストリップ伝送線について示すが、他のタイプ
の伝送線の実施例にも適用可能であることは明らかであ
る。高周波コモンモードチョークの長さはかかる周波数
の波長に相当するか、あるいはそれより長いことがあり
うるため、干渉効果が顕著になる場合がある。図11の
実施例において、入力ポート1102と出力ポート11
03は一般に50オームの特性インピーダンスを有する
。長さL1 およびL2 は、図3の点Aと点Bの間の
正弦状の信号の基本的な正弦成分の周波数といった、あ
る選択された周波数fO における信号徐去量を最大化
するように選択することができる。n個の設計周波数f
1 、…、fn においてピークコモンモード除去を有
する他の実施例も可能である。これはチョークの各部分
の長さ、導体の幅および導体の間隔を変えることによっ
て達成することができる。
【0018】チョークの入力ポートおよび出力ポートか
ら反射された信号がこれらのポートに結合された装置の
動作に干渉するアプリケーションがある。上記のいずれ
かの実施例の入力ポートおよび出力ポートに結合された
入力負荷および出力負荷が正確に50オームでない場合
、多数の反射が起こる可能性がある。これらの負荷の1
つが試験中の装置の一部であることが多いため、この負
荷の値は上記の実施例の製造者によっては制御されない
。したがってこのような負荷は50オームでないことが
多い。このようなアプリケーションでは、コモンモード
信号を反射する代わりにそれを吸収することが有益であ
る。図12は入力信号のコモンモード成分が吸収される
チョークのマイクロストリップ伝送線での実施例を示す
。この実施例は接地面に矩形の穴1201を追加する点
で図1の実施例と異なる。この穴の中には、1つあるい
はそれ以上の導電アイランド1202があり、それぞれ
のアイランドは領域55内でマイクロストリップ51お
よび52の下方で横方向にセンタリングされ、基板によ
ってこれらのマイクロストリップから絶縁されている。 導電アイランド1202はそれぞれ1対の抵抗器120
3によって接地面53に接続されている。抵抗器120
3は損失特性を得るように任意に調整することができる
。差動モード信号に対しては、各アイランドは地電位に
とどまり、したがってこれらの抵抗器を介して電力が散
逸することはない。しかし、コモンモード信号に対して
は、各アイランドの電位は地電位と異なり、それによっ
てアイランドから接地面への電流の散逸流を発生する。 複数のアイランドがあるとき、隣接するアイランド間の
隙間は、領域55内の特性インピーダンスZocおよび
Zodに大きな不連続を生じないように小さくしなけれ
ばならない。各アイランドは望ましくない共振を防止す
るために、最高動作周波数の半波長より十分短くなけれ
ばならない。
【0019】このコモンモード吸収型チョークの伝送線
の実施例は図7Aのものとほぼ同様である。ただし、領
域55において断面は図7Cに示すようなものではなく
図13のようになっている。図13では、領域55内で
このチョークは導電性円筒1202と抵抗性スペーサ1
203に取り囲まれた非導電スペーサ1201を含む。 図12の実施例のように、コモンモード信号が中央導体
51および52を通過するとき、リング1202の電位
は接地と異なり、それによって抵抗器1203を介して
外側導体53への散逸電流が発生する。
【0020】図14は共面伝送線とともに用いる吸収型
コモンモードチョークを示す。1対の抵抗性ストリップ
1203が各導体53、53Aおよび53Bに接続され
ており、コモンモード信号が、これらの抵抗性ストリッ
プ内にコモンモード信号を減衰する電流を発生するよう
になっている。絶縁層1401はこれらの抵抗性ストリ
ップが導電線51および52と導通するのを防止する。
【0021】図16は共面伝送線とともに用いる吸収型
コモンモードチョークの別の実施例を示す。図12のチ
ョークと同様に、抵抗性要素1203がコモンモード成
分を散逸するために含まれている。絶縁層1401は抵
抗性要素1203が導体51および52と導通するのを
防止する。これらの抵抗性要素はそれぞれ導体53、5
3Aおよび53Bと導通する。導体1202は図12の
アイランド1202の機能を提供する。
【0022】すべての実施例において導体51と52の
間隔Sは中間領域55よりも入出力領域56において大
きいが、図1、図6、および図7A及至図7Cの実施例
では逆も起こりうることに注意しなければならない。こ
のような場合、強磁性要素は依然として間隔Sが小さい
ほうの領域に位置する。このような場合、かかる領域と
は領域領域56である。これらの別の実施例は入出力領
域56内の特性インピーダンスZodがこのチョークが
結合される伝送線の特性インピーダンスZodと整合す
るように設計される。これらのコモンモードチョークは
また差動モードチョークとして動作するように接続する
こともできる。たとえば、図1のコモンモードチョーク
では、1対のポート57および58はそれぞれ入力信号
S1 およびS2 の入力ポートである。1対のポート
59および510はこのコモンモードチョークの出力ポ
ートとして機能する。しかし、ポート57およびポート
510が入力ポートとして、またポート58およびポー
ト59が出力ポートとして用いられる場合、この装置は
差動モードチョークとして機能する。これは図6及至図
15の実施例にも当てはまる。信号が反対方向に向かう
ため、ある与えられた大きさのある与えられた実施例は
選択された周波数についてのみ適正に機能する。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の実施例に
より、GHz帯の高周波におけるチョークが安定に実現
できる。特に低周波成分を損うことなく、簡単な構成で
コモンモード(共通モード)の徐去をおこなうチョーク
ガ実現される。従って高周波差動デジタル信号伝送の波
形整形に役立つ。また、本発明の実施により、特性イン
ピーダンスの不連続による反射を利用したコモンモード
の徐去のみならず、その反射波の吸収をおこなう構成も
与えられる。そして、チョークの入出力インピーダンス
は接続される外部回路の特性インピーダンスと整合され
る。以上の特性から、本発明を実施した装置は、計測装
置の入出力に用いたとき特に効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】1GHz以上の周波数成分を含む帯域で使用可
能な本発明の一実施例のコモンモードチョークのマイク
ロストリップ伝送線における構成図である。
【図2】従来技術の典型的な差動出力装置の概略回路図
である。
【図3A】差動モード信号対の2つの遷移のうちの高速
遷移におけるオーバーシュート(行き過ぎ)を説明する
ための図である。
【図3B】図3Aの信号対のコモンモード成分を示す図
である。
【図3C】図3Aの信号対の差動モード成分を示す図で
ある。
【図4】改良された出力2信号間の対称性と、遷移時間
を与える差動出力装置のブロック図である。
【図5】従来技術の低周波コモンモードチョークの概略
回路図である。
【図6】図1のコモンモードチョークと同等な特性を与
えるコモンモードチョークの共面伝送線における構成図
である。
【図7A】図1のコモンモードチョークと同等の特性を
与えるコモンモードチョークの同軸伝送線における構成
を説明するための図である。
【図7B】図7Aのコモンモードチョークの7B−7B
断面図である。
【図7C】図7Aのコモンモードチョークの7C−7C
断面図である。
【図8A】分割接地形コモンモードチョークの共面伝送
線における実施例ででの接地導体電流の差動モード成分
を説明するための図である。
【図8B】図8Aのコモンモードチョークでの接地導体
電流のコモンモード成分を説明するための図である。
【図9】分割接地形コモンモードチョークのマイクロス
トリップ伝送線における構成を説明するための図である
【図10】分割接地形コモンモードチョークの同軸伝送
線における構成を説明するための図である。
【図11】コモンモード信号の反射率を改善するため複
数の反射領域を設けた反射形コモンモードチョークを説
明するための図である。
【図12】吸収形コモンモードチョークのマイクロスト
リップ伝送線における構成を説明するための図である。
【図13】吸収形コモンモードチョークの同軸伝送線に
おける構成を説明するための図である。
【図14】吸収形コモンモードチョークの共面伝送線に
おける構成を説明するための図である。
【図15】入力コモンモード信号の反射率を高めるため
複数の反射領域を設けた反射形コモンモードチョークの
構成図である。
【図16】吸収形コモンモードチョークの共面伝送線に
おける別の実施例を説明するための図である。
【符号の説明】
51,52:マイクロストリップ導体 53:導電接地面 54:非導電層 58:リング(磁性体) 1201:矩形穴 1202:導電アイランド 1203:抵抗器 1401:絶縁層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後記(イ)乃至(ハ)より成り(ニ)の特
    徴を有するチョーク。 (イ)接地導体。 (ロ)第1の入力ポートと第1の出力ポートを有する伝
    送線を形成すべく前記接地導体に隣接する幅Wの第1の
    信号導体。 (ハ)第2の入力ポートと第2の出力ポートを有する伝
    送線を形成すべく前記第1の信号導体から距離Dを隔て
    て前記接地導体に隣接する幅Wの第2の信号導体。 (ニ)前記各信号導体の幅Wと該両信号導体間距離Dは
    該信号導体対上の差動モード信号に対しては特性インピ
    ーダンスZodを、コモンモード信号に対しては特性イ
    ンピーダンスZocを与えるように選択され、これら両
    特性インピーダンスは前記信号導体対の第1の領域にお
    いて互いに異り、かつ前記特性インピーダンスの一方は
    前記信号導体の前記入力ポート及び前記出力ポートに接
    続される伝送線路の特性インピーダンスに整合する。
  2. 【請求項2】前記Zodは前記チョーク内で実質的に一
    定で、前記Zocを前記チョークの入力ポートと出力ポ
    ートでZodに等しくしたことを特徴とした請求項1記
    載のチョーク。
  3. 【請求項3】前記Zocは前記チョーク内で実質的に一
    定で、前記Zodを前記チョークの入力ポートと出力ポ
    ートでZocに等しくしたことを特徴とした請求項1記
    載のチョーク。
  4. 【請求項4】後記(イ)乃至(ニ)より成るチョーク。 (イ)接地導体。 (ロ)第1の入力ポートと第1の出力ポートを有する伝
    送線を形成すべく前記接地導体に隣接する第1の信号導
    体。 (ハ)第2の入力ポートと第2の出力ポートを有する伝
    送線を形成すべく前記接地導体に隣接する第2の信号導
    体。 (ニ)前記第1、第2の信号導体間のコモンモード信号
    を吸収するための手段。
  5. 【請求項5】差動出力装置と該差動出力装置の出力ポー
    トに接続されたコモンモードチョークとから成る2入力
    2出力装置。
JP3135615A 1990-05-11 1991-05-10 チョーク及び2入力2出力装置 Pending JPH04230102A (ja)

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