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JPH0422349Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0422349Y2
JPH0422349Y2 JP1985178696U JP17869685U JPH0422349Y2 JP H0422349 Y2 JPH0422349 Y2 JP H0422349Y2 JP 1985178696 U JP1985178696 U JP 1985178696U JP 17869685 U JP17869685 U JP 17869685U JP H0422349 Y2 JPH0422349 Y2 JP H0422349Y2
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JP
Japan
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image
gelatin
paper
toner
receiving
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JP1985178696U
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JPS6287344U (ja
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Publication date
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本考案は電子写真用受像素材に関し、特にシヤ
ープネスの改良された複写画像が得られる電子写
真用受像素材に関するものである。 [考案の背景] 一般に電子写真法では、感光体上の静電潜像部
にトナーを付着させて可視像とし、この可視像を
さらに紙等の受像紙に転写させた後、加熱等によ
つて定着し、コピーを得ている。 電子写真法による複写機が広く一般に利用され
ている今日では、画質特にシヤープネス(鮮鋭
度)の向上を望むユーザーが増えてきている。 このため、トナーの微粒子化、均一な粒径分布
のトナーの開発、感光体と受像紙との転写ズレを
防止する転写法の開発等がなされているが、まだ
充分とは言えないのが現状である。 [考案の目的] 本考案は上記従来の事情に鑑み、シヤープネス
の高い高画質の複写画像を得るに適した電子写真
用受像素材を提供することを目的とする。 [考案の構成] 本考案の上記目的は、トナー像を受容する層が
主として親水性高分子物質層からなる電子写真用
受像素材を提供することによつて達成される。 [考案の具体的構成] 本考案に用いられる親水性高分子物質としては
例えばゼラチン、蛋白質類、ゼラチンと他の高分
子物質とのグラフトポリマー、合成親水性高分子
物質等が挙げられるが特にゼラチンが好ましい。 ゼラチンとしては石灰処理ゼラチンのほか酸処
理ゼラチン、Bull、Soc、Sci、Phot、Japan.No.
16,30頁(1966)に記載されたような酸素処理ゼ
ラチンを用いてもよく、又、ゼラチンの加水分解
物や酸素分解物も用いることができる。ゼラチン
誘導体としては、ゼラチンに例えば酸ハライド、
酸無水物、イソシアナート類、ブロモ酢酸、アル
カンサルトン類、ビニルスルホンアミド類、マレ
インイミド化合物類、ポリアルキレオンキシド
類、エポキシ化合物類等種々の化合物を反応させ
て得られるものが用いられる。その具体例は米国
特許第2614928号、同3132945号、同3186846号、
同3312553号、英国特許861414号、同1033189号、
同1005784号、特公昭42−26845号などに記載され
ている。 たん白質としては、アルブミン、カゼイン、セ
ルロース誘導体としてはヒドロキシエチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、セルロース
の硫酸エステル、また糖誘導体としてはアルギン
酸ソーダ、でん粉誘導体が好ましい。 前記ゼラチンと他の高分子のグラフトポリマー
としてはゼラチンにアクリル酸、メタアクリル
酸、それらのエステル、アミドなどの誘導体、ア
クリロニトリル、スチレンなどの如きビニル系モ
ノマーの単一(ホモ)または共重合体をグラフト
させたものを用いることができる。ことに、ゼラ
チンとある程度相溶性のあるポリマー例えばアク
リル酸、アクリルアミド、メタアクリルアミド、
ヒドロキシアルキルメタアクリレート等の重合体
とのグラフトポリマーが好ましい。これらの例
は、米国特許第2763625号、同2831767号、同
2956884号などに記載されている。 代表的な合成親水性高分子物質は、ポリビニル
アルコール、ポリビニルアルコール部分アセター
ル、ポリ−N−ビニルピロリドン、ポリアクリル
酸、ポリメタクリル酸、ポリアクリルアミド、ポ
リビニルイミダゾール、ポリビニルピラゾール等
の単一あるいは共重合体等であり、例えば西独特
許出願(OLS)2312708号、米国特許第3620751
号、同3879205号、特公昭43−7561号に記載のも
のである。 親水性高分子物質層中に微粒子粉末(以下マツ
ト剤と称す。)を含有させることにより、トナー
の転写性を高めることができる。この目的には例
えば、平均粒径1〜20μmのマツト剤が適当であ
る。またマツト剤の使用量は、親水性高分子物質
1g当り5〜1000mgが良い。マツト剤の使用量が
多いとトナー転写時にマツト剤が脱落しやすくな
り、トナー画像の欠落による画質の低下を生ずる
とともに脱落したマツト剤が回収トナーと一緒に
回収され、次第にトナー中のマツト剤含量が高く
なり、コピー濃度の低下につながる。 マツト剤としては、英国特許第1055713号、米
国特許第1939213号、同2221873号、同2268662号、
同2322037号、同2376005号、同2391181号、同
2701245号、同2992101号、同3079257号、同
3262782号、同3443946号、同3516832号、同
3539344号、同3591379号、同3754924号、同
3767448号等に記載されている有機マツト剤、西
独特許第2529321号、英国特許第760775号、同
1260772号、米国特許第1201905号、同2192241号、
同3053662号、同3062649号、同3257206号、同
3322555号、同3353958号、同3370951号、同
3411907号、同3437484号、同3523022号、同
3615554号、同3635714号、同3769020号、同
4021245号、同4029504号等に記載されている無機
マツト剤等を好ましく用いることができる。 また、膜強度を高める目的で親水性高分子物質
層中に硬膜剤を含有させることが好ましい。硬膜
剤の使用量は硬膜剤の種類にもよるが、親水性高
分子物質1g当り3〜150mgが適当である。 硬膜剤としては、アルデヒド系、アジリジン系
(例えば、PBレポート、19921、米国特許第
2950197号、同第2964404号、同第2983611号、同
第3271175号の各明細書、特公昭46−40898号、特
開昭50−91315号の各公報に記載のもの)、イソオ
キサゾール系(例えば、米国特許第331609号明細
書に記載のもの)、エポキシ系(例えば、米国特
許第3047394号、西独特許第1085663号、英国特許
第1033518号の各明細書、特公昭48−35495号公報
に記載のもの)、ビニールスルホン系(例えば、
PBレポート19920、西独特許第1100942号、同
2337412号、同2545722号、同2635518号、同
2742308号、同2749260号、英国特許第1251091号、
特願昭45−54236号、同48−110996号、米国特許
第3539644号、同第3490911号の各明細書に記載の
もの)、アクリロイル系(例えば、特願昭48−
27949号、米国特許第3640720号の各明細書に記載
のもの)、カルボジイミド系(例えば、米国特許
第2938892号、同4043818号、同4061499号の各明
細書、特公昭46−38715号公報、特願昭49−15095
号明細書に記載のもの)、トリアジン系(例えば、
西独特許第2410973号、同2553915号、米国特許第
3325287号の各明細書、特開昭52−12722号公報に
記載のもの)、高分子型(例えば、英国特許第
822061号、米国特許第3623878号、同3396029号、
同3226234号の各明細書、特公昭47−18578号、同
18579号、同47−48896号の各公報に記載のもの)、
その他マレイミド系、アセチレン系、メタンスル
ホン酸エステル系、N−メチロール系の硬膜剤を
単独又は組み合わせて使用できる。有用な組み合
わせ技術として、例えば西独特許第2447587号、
同2505746号、同2514245号、米国特許第4047957
号、同3832181号、同3840370号の各明細書、特開
昭48−43319号、同50−63062号、同52−127329
号、特公昭48−32364号の各公報に記載の組み合
わせが挙げられる。 親水性高分子物質層中には必要に応じてアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、サポニン、アルキルコ
ハク酸エステル等の界面活性剤類等を含有させる
ことは任意である。 本考案に用いられる基体としては、例えばパル
プ紙、コート紙等の紙、α−オレフインポリマー
(ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブ
テン共重体等)等を紙基体上にラミネートした
紙、α−ポリオレフインポリマー類、酢酸セルロ
ース、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリアミド等からなる合成
フイルムや、合成紙等が適当である。 本考案において、親水性高分子物質層は、必要
に応じて基体表面にコロナ放電、紫外線照射等の
処理を施した後、直接に又は基体表面の帯電防止
性、寸度安定性、硬さ、耐摩耗性、摩擦特性、ハ
レーシヨン防止性等の特性を向上させるための1
層以上の下塗層を介して塗布されてもよい。 これらの層の塗布は、公知の種々の方法を任意
に用いることができる。 添付図面に示す如く、本考案に係る電子写真用
受像素材1は、例えば基体2上にトナーを受容す
る親水性高分子物質層3を有してなるが、トナー
の転写性が高く、トナーの熱定着時の画線の変
形、太りが少なく、非常にシヤープネスの高い高
品質画像を得るに適しているものである。 [実施例] 以下、本考案の具体的実施例について詳述する
が、本考案はこれらの態様に限定されるものでは
ない。 実施例 1 坪量80g/m2のアートコート紙上に表−1に示
した組成のゼラチン液A〜Gをそれぞれゼラチン
付量2.0g/m2となるように塗布し乾燥し、本考
案の受像素材A−1〜G−1を作製した。
【表】 小西六写真工業(株)製電子写真複写機U−
Bix1810MRを用いてコピーを行なつた。すなわ
ち給紙部に受像素材A−1〜G−1および比較(1)
のゼラチン層の設けられていない紙をセツトし、
原稿台には1,3,5,7,10および15本/mmの
解像力チヤートならびにベタ黒画を置き、熱定着
ローラーの表面温度を115℃とした。コピー画像
の解像力およびベタ黒濃度の結果を表−2に示し
た。なお、表−2中、タテ方向とは光源部の走査
方向に対して解像力チヤートが平行におかれてい
る場合を言い、ヨコ方向とは光源部の走査方向に
対して解像力チヤートが垂直におかれている場合
を言う。 また受像素材A−1〜G−1と同様に秤量80
g/m2のアートコート紙に表−1Bで示した組成
の塗布液をそれぞれポリビニルアルコールの付量
が2.0g/m2と成るように塗布し、乾燥し、受像
素材H〜Kを作製し、同様にコピーを行ないコピ
ー画像の解像力及びベタ黒濃度を求めた。ただ
し、解像力チヤートは3,4,5,6,7,8,
9,10および15本/mmのものを使用した。その結
果を表−2に示す。
【表】 次いで受像素材A−1〜G−1と同様に秤量80
g/m2のアートコート紙に表−1Cで示した組成
の塗布液をそれぞれゼラチンの付量が2.0g/m2
と成るように塗布し、乾燥し、受像素材L〜Nを
作製し、比較用受像素材H〜Kと同様にコピーを
行ないコピー画像の解像力及びベタ黒濃度を求め
た。その結果を表−2に示す。
【表】
【表】
【表】 表−2の結果から、ヨコ方向の解像力は比較が
3〜5本/mmであるのに対し、本考案は7本/mm
と向上しており、ベタ黒の画像濃度も高く、画質
が良好であることがわかる。また結着剤としてゼ
ラチンが含有されている実施例受像素材試料C−
1〜G−1に比べて、ゼラチンを含有しない比較
用受像素材試料H〜Kは解像力、ベタ黒濃度とも
に劣つていることがわかる。マツト剤を親水性高
分子物質1g当たり1000mgより多く含有する比較
用受像素材試料L〜Nは画質の低下を招き、更に
はコピーの表面からマツト剤の脱落があることが
観察された。 実施例 2 実施例−1の比較の受像紙と本考案の受像素材
G−1を用いて熱定着時のトナーの変形を調べ
た。 すなわち、熱定着前の受像紙上のトナー画像の
線幅(0.5mm)に対し、熱定着後の線幅の変化を
求め、表−3に示した。
【表】 表−3の結果から、比較の受像紙では熱定着時
にトナーが拡散して画線を太らせ、解像力を低下
させている。これに対し、本考案の受像素材では
画線の太りは殆んどなく、良好な解像力が得られ
ることがわかる。 実施例 3 坪量75gの中紙の第1の面に酸化チタン13%を
含むポリエチレン層が20μm、もう一方の第2の
面にポリエチレン層が18μmそれぞれラミネート
されたポリエチレンラミネート紙の上記第1の面
に実施例−1のゼラチン液A,B,C,E,Gを
それぞれゼラチン付量2.0g/m2となるように塗
布し乾燥し、受像素材A−2,B−2,C−2,
E−2およびG−2を作製した。 上記ポリエチレンラミネート紙上にゼラチン層
を設けていない比較用の受像紙と上記の本考案の
受像素材を用いて、実施例−1と同様にして試験
を行なつた。 なお、熱定着ローラーの表面温度は115℃の他
に100℃に変えて行なつた。 結果を表−4に示す。
【表】
【表】 * 画像面のトナーを強くこすると脱落が見
られた。
表−4の結果から、本考案の受像素材は100℃
においても解像力、ベタ黒濃度共に良好であるこ
とがわかる。また、115℃では、比較、本考案と
も紙にローラーによる押れ筋が発生しており、
100℃に下げると紙の変形は全く見られなかつた。
100℃に下げると比較のものではトナーの脱落が
見られたが、本考案のものでは、トナーの脱落は
全くなく、トナーと受像素材の接着性も良いこと
がわかる。 実施例 4 実施例1と同様に秤量80g/m2のアートコート
紙に表−5で示した組成の塗布液をそれぞれゼラ
チンの付量が2.0g/m2と成るように塗布し、乾
燥し、受像素材O〜Sを作製し、実施例−1と同
様にコピーを行なつた。得られたコピー画像の解
像力チヤートのヨコ方向の5本/mmの部分の黒濃
度をマイクロデンシトメーターで測定した。その
結果を表−6に示す。
【表】
【表】 表−6の結果から明らかなようにマツト剤の含
有量が親水性高分子物質1g当たり5〜1000mgの
範囲にある試料は、解像力が優れていることがわ
かる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案に係る電子写真用受像素材の
一実施例を示す断面図である。 1……電子写真用受像素材、2……基体、3…
…親水性高分子物質層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トナー像を受容する層が少なくともゼラチンを
    含む親水性高分子物質を含有し、かつマツト剤を
    該親水性高分子物質1g当たり5〜1000mg含有す
    ることを特徴とする電子写真用受像素材。
JP1985178696U 1985-11-20 1985-11-20 Expired JPH0422349Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985178696U JPH0422349Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JP1985178696U JPH0422349Y2 (ja) 1985-11-20 1985-11-20

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JPS6287344U JPS6287344U (ja) 1987-06-04
JPH0422349Y2 true JPH0422349Y2 (ja) 1992-05-21

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ID=31121072

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