JPH04213679A - ロック機構及びこれを用いたラッチ装置 - Google Patents
ロック機構及びこれを用いたラッチ装置Info
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- JPH04213679A JPH04213679A JP2306879A JP30687990A JPH04213679A JP H04213679 A JPH04213679 A JP H04213679A JP 2306879 A JP2306879 A JP 2306879A JP 30687990 A JP30687990 A JP 30687990A JP H04213679 A JPH04213679 A JP H04213679A
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- 238000010276 construction Methods 0.000 abstract 2
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Landscapes
- Lock And Its Accessories (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は蓋またはボックス等の前面を押圧操作すること
によって、これらの閉止状態または収容状態を保持また
は解除するロック機構と、ハウジング内にラッチボディ
を押込み状態と抜出し状態で係止するラッチ装置に関す
る。
によって、これらの閉止状態または収容状態を保持また
は解除するロック機構と、ハウジング内にラッチボディ
を押込み状態と抜出し状態で係止するラッチ装置に関す
る。
自動車のセンタークラスター部には、蓋を押すことによ
って自動的に灰皿がスライドして出てくるプッシュオー
プン式の灰皿が取付けられている。
って自動的に灰皿がスライドして出てくるプッシュオー
プン式の灰皿が取付けられている。
このプッシュオープン式の灰皿には、第16図に示され
るようなロック機構180が設けられている。このロッ
ク機構180は、図示しない灰皿の前面部を矢印I方向
にプッシュすると、灰皿の後端部に取付けられたトレー
ス部材184が、ボックス182に取付けられたハート
型の循環カム溝182内へ挿入され、挿入されたトレー
ス部材184は押圧操作によってハート型の循環カム溝
182内を循環移動して、トレース部材184がハート
型の循環カム溝182の凹部192と係合した時に、灰
皿を押込み状態で保持する構造となっている。
るようなロック機構180が設けられている。このロッ
ク機構180は、図示しない灰皿の前面部を矢印I方向
にプッシュすると、灰皿の後端部に取付けられたトレー
ス部材184が、ボックス182に取付けられたハート
型の循環カム溝182内へ挿入され、挿入されたトレー
ス部材184は押圧操作によってハート型の循環カム溝
182内を循環移動して、トレース部材184がハート
型の循環カム溝182の凹部192と係合した時に、灰
皿を押込み状態で保持する構造となっている。
ところで、第16図、17図に示されるロック機構18
0においては、トレース部材184が循環カム溝182
内を一定方向(矢印H方向)へ循環できるように段差部
188を設け、トレース部材184が逆方向に循環する
のを阻止していた。
0においては、トレース部材184が循環カム溝182
内を一定方向(矢印H方向)へ循環できるように段差部
188を設け、トレース部材184が逆方向に循環する
のを阻止していた。
また、このトレース部材184の先端部186を循環カ
ム溝182内へ付勢する付勢手段190を別途設け、確
実にトレース部材184の先端部186が循環カム溝1
82の溝底面を摺動して循環する構造としていた。
ム溝182内へ付勢する付勢手段190を別途設け、確
実にトレース部材184の先端部186が循環カム溝1
82の溝底面を摺動して循環する構造としていた。
しかし、トレース部材184の先端部186で循環カム
溝182の溝底面を摺動させる機構では、溝底面がトレ
ース部材184の先端部186との摩擦によって、循環
カム溝182が磨耗して変形を生じたり、さらに段差部
188が削られトレース部材184が逆方向に循環する
とった不都合を生じていた。
溝182の溝底面を摺動させる機構では、溝底面がトレ
ース部材184の先端部186との摩擦によって、循環
カム溝182が磨耗して変形を生じたり、さらに段差部
188が削られトレース部材184が逆方向に循環する
とった不都合を生じていた。
また、灰皿の押込み状態では、トレース部材184が循
環カム溝182内に形成された凹部192で係止され、
図示しない圧縮コイルばねの付勢力に抗して、灰皿の押
込み状態を維持するようになっている。しかし、この圧
縮コイルばねの付勢力は凹部192の一か所で支持され
るため、凹部192が損傷し易く、ロック機構180の
破壊強度が低下していた。
環カム溝182内に形成された凹部192で係止され、
図示しない圧縮コイルばねの付勢力に抗して、灰皿の押
込み状態を維持するようになっている。しかし、この圧
縮コイルばねの付勢力は凹部192の一か所で支持され
るため、凹部192が損傷し易く、ロック機構180の
破壊強度が低下していた。
さらに、トレース部材184の先端部186を循環カム
溝182内へ向かって付勢するために、別途付勢手段1
90を取付ける必要があり、部品点数が増えトレース部
材184の取付性能が低下していた。
溝182内へ向かって付勢するために、別途付勢手段1
90を取付ける必要があり、部品点数が増えトレース部
材184の取付性能が低下していた。
また、トレース部材184は、通常金属素材でレバー状
に成型されるが、この成型の際の加工精度が悪いと、循
環カム溝182を削ったり、また循環カム溝182との
摩擦抵抗によって、トレース部材184が変形してしま
うこともあった。
に成型されるが、この成型の際の加工精度が悪いと、循
環カム溝182を削ったり、また循環カム溝182との
摩擦抵抗によって、トレース部材184が変形してしま
うこともあった。
一方、オーディオ機器等には開閉蓋をラッチするために
、ハウジング内へラッチボディが押込み状態と抜出し状
態で係止されるラッチ装置が開閉蓋に備えられている。
、ハウジング内へラッチボディが押込み状態と抜出し状
態で係止されるラッチ装置が開閉蓋に備えられている。
このラッチ装置には、上述したロック機構180が組み
込まれており、ラッチボディの押圧操作によって、ハー
ト型の循環カム溝内をトレース部材が移動すると共に、
ラッチボディに形成された係止アームがハウジングに押
圧されることによって、この係止アームが開閉蓋に取付
けられたストライカを挟持または開放し、開閉蓋を開放
または閉止状態とするようになっている。
込まれており、ラッチボディの押圧操作によって、ハー
ト型の循環カム溝内をトレース部材が移動すると共に、
ラッチボディに形成された係止アームがハウジングに押
圧されることによって、この係止アームが開閉蓋に取付
けられたストライカを挟持または開放し、開閉蓋を開放
または閉止状態とするようになっている。
しかしながら、上述のロック機構180が適用されたラ
ッチ装置では、ラッチボディに形成される循環カム溝1
82に段差部188を形成する必要があり、さらにトレ
ース部材184には付勢手段190を設ける必要があっ
たため、このラッチボディ及びトレース部材を収容する
ハウジングには所要の厚みが要求される。このため、こ
の制約を越えてラッチ装置を薄型化することが困難であ
った。
ッチ装置では、ラッチボディに形成される循環カム溝1
82に段差部188を形成する必要があり、さらにトレ
ース部材184には付勢手段190を設ける必要があっ
たため、このラッチボディ及びトレース部材を収容する
ハウジングには所要の厚みが要求される。このため、こ
の制約を越えてラッチ装置を薄型化することが困難であ
った。
本発明は上記事実を考慮して、部品点数が少なく、循環
カム溝の磨耗が防止でき、かつ破壊強度の大きいロック
機構を提供すると共に、このロック機構を利用した薄型
のラッチ装置を提供することを目的とする。
カム溝の磨耗が防止でき、かつ破壊強度の大きいロック
機構を提供すると共に、このロック機構を利用した薄型
のラッチ装置を提供することを目的とする。
請求項(1)に係るロック機構は、蓋またはボックス等
の閉止状態または収容状態を保持または解除する機能を
有する第1のロック部材と第2のロック部材とで構成さ
れるロック機構であって、前記第1のロック部材の異な
る部分にそれぞれの溝形状を異にし形成される一対の循
環カム溝と、前記第2のロック部材に設けられ前記循環
カム溝の溝底面と非接触状態を維持して前記循環カム溝
に挿入されると前記第1のロック手段との相対移動によ
って前記循環カム溝の溝壁面から押圧されこの押圧によ
って生じる捩り力の循環方向への復元力によって前記循
環カム溝内を循環方向へ循環し前記循環カム溝との係合
状態または非係合状態を交互に維持するトレース手段と
、を有することを特徴としている。
の閉止状態または収容状態を保持または解除する機能を
有する第1のロック部材と第2のロック部材とで構成さ
れるロック機構であって、前記第1のロック部材の異な
る部分にそれぞれの溝形状を異にし形成される一対の循
環カム溝と、前記第2のロック部材に設けられ前記循環
カム溝の溝底面と非接触状態を維持して前記循環カム溝
に挿入されると前記第1のロック手段との相対移動によ
って前記循環カム溝の溝壁面から押圧されこの押圧によ
って生じる捩り力の循環方向への復元力によって前記循
環カム溝内を循環方向へ循環し前記循環カム溝との係合
状態または非係合状態を交互に維持するトレース手段と
、を有することを特徴としている。
請求項(2)に係るラッチ装置は、取付板等に固定され
るハウジングと、前記ハウジング内へ挿入され抜出方向
へ付勢されるラッチボディと、前記ラッチボディに形成
される循環カム溝と、前記循環カム溝内をラッチボディ
の押込動作毎に循環してラッチボディのハウジングへの
押込み状態と抜出し状態を交互に維持するトレース部材
と、を有するラッチ装置であって、前記循環カム溝と前
記トレース部材が請求項(1)のロック機構で構成され
ていることを特徴としている。
るハウジングと、前記ハウジング内へ挿入され抜出方向
へ付勢されるラッチボディと、前記ラッチボディに形成
される循環カム溝と、前記循環カム溝内をラッチボディ
の押込動作毎に循環してラッチボディのハウジングへの
押込み状態と抜出し状態を交互に維持するトレース部材
と、を有するラッチ装置であって、前記循環カム溝と前
記トレース部材が請求項(1)のロック機構で構成され
ていることを特徴としている。
請求項(1)に記載されたロック機構においては、第2
のロック部材に設けられたトレース部材は第1のロック
部材に設けられた一対の循環カム溝に挿入されると、第
1のロック部材との相対移動によって循環カム溝を一定
方向に循環する。
のロック部材に設けられたトレース部材は第1のロック
部材に設けられた一対の循環カム溝に挿入されると、第
1のロック部材との相対移動によって循環カム溝を一定
方向に循環する。
ここで、トレース部材の先端部は第1のロック部材の循
環カム溝の溝底面と接触しないように挿入され、トレー
ス部材の先端側面部が循環カム溝の溝壁面とのみ当接す
るので、循環カム溝の溝底面はトレース部材によって磨
耗されることがない。
環カム溝の溝底面と接触しないように挿入され、トレー
ス部材の先端側面部が循環カム溝の溝壁面とのみ当接す
るので、循環カム溝の溝底面はトレース部材によって磨
耗されることがない。
一方、一対の循環カム溝の形状はそれぞれ相違するので
、この循環カム溝をトレースするトレース部材は、第1
のロック部材との相対移動によって、循環カム溝の溝壁
面から押圧され捩り力を付与されながら、循環カム溝を
循環する。このため、トレース部材の捩りによる復元力
によりトレース部材は循環方向へ付勢される。従って、
トレース部材が循環カム溝内を逆戻りすることを阻止す
るための段差壁を形成しなくても、トレース部材は逆戻
りすることなく一定方向へ循環する。
、この循環カム溝をトレースするトレース部材は、第1
のロック部材との相対移動によって、循環カム溝の溝壁
面から押圧され捩り力を付与されながら、循環カム溝を
循環する。このため、トレース部材の捩りによる復元力
によりトレース部材は循環方向へ付勢される。従って、
トレース部材が循環カム溝内を逆戻りすることを阻止す
るための段差壁を形成しなくても、トレース部材は逆戻
りすることなく一定方向へ循環する。
さらに、トレース部材は、一対の循環カム溝内へ挿入さ
れているので、トレース部材の保持は、第2のロック部
材の2か所で支持されることとなる。
れているので、トレース部材の保持は、第2のロック部
材の2か所で支持されることとなる。
請求項(2)記載のラッチ装置においては、トレース部
材がラッチボディの押込動作毎に循環カム溝を循環して
、ラッチボディをハウジングへの押込み状態と抜出し状
態とへ交互に保持する。
材がラッチボディの押込動作毎に循環カム溝を循環して
、ラッチボディをハウジングへの押込み状態と抜出し状
態とへ交互に保持する。
このトレース部材と循環カム溝の構成は、請求項(1)
と同様であるので作用説明は割愛する。
と同様であるので作用説明は割愛する。
〔実施例〕
第1図、第2図には、プッシュオープン式の灰皿に適用
された本発明に係るロック機構10の第1実施例が示さ
れている。
された本発明に係るロック機構10の第1実施例が示さ
れている。
このロック機構10は、灰皿ケース12(第2図参照)
の挿入側の背面12Aに取付けられたトレース部材14
と、ボックス16の図面右方に設けられた循環カム溝取
付部18の両面に形成された一対の循環カム溝20、2
2によって構成されている。トレース部材14は、循環
カム溝20、22と対応する位置に取付けられており、
灰皿ケース12の前面部12Aが矢印A方向にプッシュ
されると、トレース部材14が一対の循環カム溝20、
22内へ挿入されるようになっている。
の挿入側の背面12Aに取付けられたトレース部材14
と、ボックス16の図面右方に設けられた循環カム溝取
付部18の両面に形成された一対の循環カム溝20、2
2によって構成されている。トレース部材14は、循環
カム溝20、22と対応する位置に取付けられており、
灰皿ケース12の前面部12Aが矢印A方向にプッシュ
されると、トレース部材14が一対の循環カム溝20、
22内へ挿入されるようになっている。
トレース部材14は矩形状の輪の一部を切欠いたような
略コ字状となっており、この切欠部の円周側面がトレー
ス部24、26とされている。このトレース部24、2
6の先端部の間隔tは、循環カム溝20、22の溝底面
間隔よりも大きくされており、トレース部材14のトレ
ース部24、26が循環カム溝20、22に挿入された
時、トレース部24、26の先端部が循環カム溝20、
22の溝底面とは接触せず、トレース部24、26が溝
壁面と当接して循環移動するようになっている。
略コ字状となっており、この切欠部の円周側面がトレー
ス部24、26とされている。このトレース部24、2
6の先端部の間隔tは、循環カム溝20、22の溝底面
間隔よりも大きくされており、トレース部材14のトレ
ース部24、26が循環カム溝20、22に挿入された
時、トレース部24、26の先端部が循環カム溝20、
22の溝底面とは接触せず、トレース部24、26が溝
壁面と当接して循環移動するようになっている。
なお、トレース部材24は灰皿ケース12の背面12A
に揺動可能に支持されているが、図面上下部に係止部2
8、30が形成され、トレース部24、26の矢印B方
向の揺動幅を制限している。
に揺動可能に支持されているが、図面上下部に係止部2
8、30が形成され、トレース部24、26の矢印B方
向の揺動幅を制限している。
循環カム溝20、22は、第1に示されるように循環カ
ム溝取付部18の図面上方には循環カム溝20が及び下
方には循環カム溝22がそれぞれ形状を異にして形成さ
れている。
ム溝取付部18の図面上方には循環カム溝20が及び下
方には循環カム溝22がそれぞれ形状を異にして形成さ
れている。
実線で示されるように循環カム溝20は、循環カム溝取
付部18の上方の略中央部に凸型状のハートカム32を
削り残した形状とされている。トレース部材14の挿入
末端側には、幅方向に渡って溝壁面34が設けられ、そ
の中央部にはハートカム32のハート凹部36に向かっ
て突部38が形成されている。
付部18の上方の略中央部に凸型状のハートカム32を
削り残した形状とされている。トレース部材14の挿入
末端側には、幅方向に渡って溝壁面34が設けられ、そ
の中央部にはハートカム32のハート凹部36に向かっ
て突部38が形成されている。
一方破線で示される循環カム溝22にも、循環カム溝2
0と同様にハートカム40、溝壁面42及び突部44が
その形状を異にして形成されており、循環カム溝20を
循環するトレース部24と循環カム溝22を循環するト
レース部26が溝壁面に押圧され互いに離間するように
なっている。
0と同様にハートカム40、溝壁面42及び突部44が
その形状を異にして形成されており、循環カム溝20を
循環するトレース部24と循環カム溝22を循環するト
レース部26が溝壁面に押圧され互いに離間するように
なっている。
循環カム溝20に設けられたハート凹部36は、平面視
してハート凹部46よりも若干矢印A方向にズレた位置
に設けられている。これは、トレース部24、26の公
差を考慮して、トレース部24とハート凹部36または
トレース部26とハート凹部46のどちらか一方を先行
して係合させ、確実にトレース部材14をロックするた
めである。
してハート凹部46よりも若干矢印A方向にズレた位置
に設けられている。これは、トレース部24、26の公
差を考慮して、トレース部24とハート凹部36または
トレース部26とハート凹部46のどちらか一方を先行
して係合させ、確実にトレース部材14をロックするた
めである。
なお、このハート凹部36、46のズレは、図示しない
圧縮コイルばねの付勢力によってトレース部材14が伸
長するので、解消され、係合したトレース部材14はハ
ート凹部36とハート凹部46の2点で支持される(第
7図参照)。
圧縮コイルばねの付勢力によってトレース部材14が伸
長するので、解消され、係合したトレース部材14はハ
ート凹部36とハート凹部46の2点で支持される(第
7図参照)。
また循環カム溝22には、トレース部材14の挿入方向
に沿って幅方向の両側には溝壁面48、50が形成され
ているが、循環カム溝20には、溝壁面は形成されてい
ない。これは、トレース部材14の捩り力によってトレ
ース部24はハートカム20の壁面方向へ押圧され、循
環カム溝20の外方には移動しないからであり、また、
トレース部24がハートカム20から離れても、トレー
ス部材14の捩りによる復元力によって、トレース部2
4はトレース部26に追従して循環カム溝34の挿入部
32に誘導されるので、トレース部材24を誘導する溝
壁面を循環カム溝20へ形成する必要はないからである
。
に沿って幅方向の両側には溝壁面48、50が形成され
ているが、循環カム溝20には、溝壁面は形成されてい
ない。これは、トレース部材14の捩り力によってトレ
ース部24はハートカム20の壁面方向へ押圧され、循
環カム溝20の外方には移動しないからであり、また、
トレース部24がハートカム20から離れても、トレー
ス部材14の捩りによる復元力によって、トレース部2
4はトレース部26に追従して循環カム溝34の挿入部
32に誘導されるので、トレース部材24を誘導する溝
壁面を循環カム溝20へ形成する必要はないからである
。
なお、循環カム溝20、22のトレース部材14の挿入
部52は、テーパ状に加工されトレース部材14が挿入
し易いようになっている。
部52は、テーパ状に加工されトレース部材14が挿入
し易いようになっている。
次に本実施例の作用を第2図〜第11図に基づいて説明
する。
する。
第2図の状態から灰皿ケース12の前面12Bを矢印A
方向に押圧操作すると、灰皿ケース12の背面に取付け
られたトレース部材14のトレース部24、26が、ボ
ックス16に取付けられた循環カム溝取付部18の両面
に形成された循環カム溝20、22に挿入される(第3
図)。
方向に押圧操作すると、灰皿ケース12の背面に取付け
られたトレース部材14のトレース部24、26が、ボ
ックス16に取付けられた循環カム溝取付部18の両面
に形成された循環カム溝20、22に挿入される(第3
図)。
さらに灰皿ケース12の前面12Bを矢印A方向に押圧
操作すると、トレース部材14のトレース部26は、循
環カム溝22の溝壁面50に沿って案内される。一方、
循環カム溝20の挿入部52には溝壁面が形成されてい
ないので、トレース部24はトレース部26に追従して
移動する。
操作すると、トレース部材14のトレース部26は、循
環カム溝22の溝壁面50に沿って案内される。一方、
循環カム溝20の挿入部52には溝壁面が形成されてい
ないので、トレース部24はトレース部26に追従して
移動する。
次に第4図に示されるように、さらに灰皿ケース12の
前面12Bを矢印A方向に押圧すると、トレース部24
は溝壁面50にガイドされて矢印D方向に移動する。一
方トレース部26は循環カム溝20のハートカム32A
に案内されて矢印C方向へ移動するので、トレース部2
4とトレース部26とが離間する方向へ次第にズレてい
き、トレース部材14に捩り力が発生する。
前面12Bを矢印A方向に押圧すると、トレース部24
は溝壁面50にガイドされて矢印D方向に移動する。一
方トレース部26は循環カム溝20のハートカム32A
に案内されて矢印C方向へ移動するので、トレース部2
4とトレース部26とが離間する方向へ次第にズレてい
き、トレース部材14に捩り力が発生する。
次に第5図に示されるように、トレース部24がハート
カム32の角部32Bに達したとき、トレース部24と
トレース部26とのズレは最大となり、捩り力は最大と
なる。
カム32の角部32Bに達したとき、トレース部24と
トレース部26とのズレは最大となり、捩り力は最大と
なる。
次に第6図に示されるように、第5図の状態から、灰皿
ケース12の前面12Bを矢印A方向に押圧されると、
トレース部材14の捩りの復元力により、トレース部2
4がハートカム32の角部32Bを乗り越え矢印D方向
へ移動し、トレース部24が溝壁面34の凸部38Aと
衝突してクリック音を出すと共に、トレース部26との
位置ズレを解消する。
ケース12の前面12Bを矢印A方向に押圧されると、
トレース部材14の捩りの復元力により、トレース部2
4がハートカム32の角部32Bを乗り越え矢印D方向
へ移動し、トレース部24が溝壁面34の凸部38Aと
衝突してクリック音を出すと共に、トレース部26との
位置ズレを解消する。
次に第6図〜第7図に示されるように、押圧操作のオー
バーストローク分が図示しない圧縮コイルばねの付勢力
によって解消されると、トレース部材14は矢印B方向
に移動する。このとき、トレース部24はハートカム3
2の壁面32Cにガイドされ、一方トレース部26は、
循環カム溝22の溝壁面44の凸部44Aにガイドされ
る。すなわちトレース部24は矢印D方向、トレース部
26は矢印C方向に押圧されるのでトレース部材14に
は、捩じりが生ずる。ここで、トレース部材14がさら
に矢印B方向へ移動するとトレース部26が溝壁面凸部
44Aから離脱し、復元力によってトレース部24との
位置ズレを解消する。
バーストローク分が図示しない圧縮コイルばねの付勢力
によって解消されると、トレース部材14は矢印B方向
に移動する。このとき、トレース部24はハートカム3
2の壁面32Cにガイドされ、一方トレース部26は、
循環カム溝22の溝壁面44の凸部44Aにガイドされ
る。すなわちトレース部24は矢印D方向、トレース部
26は矢印C方向に押圧されるのでトレース部材14に
は、捩じりが生ずる。ここで、トレース部材14がさら
に矢印B方向へ移動するとトレース部26が溝壁面凸部
44Aから離脱し、復元力によってトレース部24との
位置ズレを解消する。
このため位置ズレが解消されたトレース部24、26は
、壁面32Cにガイドされ、ハート凹部36、46で係
止される。
、壁面32Cにガイドされ、ハート凹部36、46で係
止される。
ここで、トレース部材14の抜出し阻止は、両面のハー
ト凹部36、46の2箇所で行われるので、強固にトレ
ース部材14をロックすることができる。
ト凹部36、46の2箇所で行われるので、強固にトレ
ース部材14をロックすることができる。
次に第8図に示されるように、トレース部材14のロッ
ク状態から灰皿ケース12の前面12Bを矢印A方向に
オーバーストロークすると、トレース部26はハートカ
ム40の壁面40Aにガイドされ、またトレース部24
は、溝壁面凸部38Bにガイドされ矢印D方向へ移動す
る。これによって、再びトレース部材14に捩れが生じ
る。なお、ハート凹部36、46は溝壁面凸部44Aの
先端部より矢印D方向にズレて形成されているので、オ
ーバーストロークしたときトレース部24、26は逆方
向に循環することがない。
ク状態から灰皿ケース12の前面12Bを矢印A方向に
オーバーストロークすると、トレース部26はハートカ
ム40の壁面40Aにガイドされ、またトレース部24
は、溝壁面凸部38Bにガイドされ矢印D方向へ移動す
る。これによって、再びトレース部材14に捩れが生じ
る。なお、ハート凹部36、46は溝壁面凸部44Aの
先端部より矢印D方向にズレて形成されているので、オ
ーバーストロークしたときトレース部24、26は逆方
向に循環することがない。
次にさらに灰皿ケース12の前面12Bを矢印A方向に
オーバーストロークすると、トレース部26は、トレー
ス部材14の復元力によって、壁面40Aの先端を乗り
越え、トレース部24との位置ズレを解消して第9図の
状態に至る。
オーバーストロークすると、トレース部26は、トレー
ス部材14の復元力によって、壁面40Aの先端を乗り
越え、トレース部24との位置ズレを解消して第9図の
状態に至る。
この第9図の状態でトレース部材14のオーバーストロ
ークは最大となり、矢印A方向への押圧を解除すると、
図示しない圧縮コイルばねの付勢によって、トレース部
材14は矢印B方向へ押し戻される。しかし、トレース
部26はハートカム40の角部40Bに干渉され、循環
方向と逆方向へは移動できない。
ークは最大となり、矢印A方向への押圧を解除すると、
図示しない圧縮コイルばねの付勢によって、トレース部
材14は矢印B方向へ押し戻される。しかし、トレース
部26はハートカム40の角部40Bに干渉され、循環
方向と逆方向へは移動できない。
さらに、第10図に示すように圧縮コイルばねがトレー
ス部材14を矢印B方向に押し戻すと、トレース部24
、26は、ハートカム32の壁面32Dと循環カム溝2
0の壁面48にガイドされ、トレース部材14は矢印B
方向へ移動する。
ス部材14を矢印B方向に押し戻すと、トレース部24
、26は、ハートカム32の壁面32Dと循環カム溝2
0の壁面48にガイドされ、トレース部材14は矢印B
方向へ移動する。
次に第11図に示されるように、トレース部材14の抜
出しがさらに進むと、トレース部26は循環カム溝22
の壁面48にガイドされ矢印C方向へ移動する。一方、
トレース部24はハートカム32の壁32Eにガイドさ
れ矢印D方向へ移動するので、トレース部24とトレー
ス部26の位置がズレ、ここで再度トレース部材14に
捩り力が発生する。
出しがさらに進むと、トレース部26は循環カム溝22
の壁面48にガイドされ矢印C方向へ移動する。一方、
トレース部24はハートカム32の壁32Eにガイドさ
れ矢印D方向へ移動するので、トレース部24とトレー
ス部26の位置がズレ、ここで再度トレース部材14に
捩り力が発生する。
さらに、トレース部24がハートカム32の先端部32
Fに位置したとき、トレース部24とトレース部26と
のズレは最大となり、捩り力は最大となる。
Fに位置したとき、トレース部24とトレース部26と
のズレは最大となり、捩り力は最大となる。
ここで、圧縮コイルばねの押し戻しによってトレース部
材14がさらに矢印B方向に移動すると、トレース部2
4が、ハートカム32の先端部32Fを離れると同時に
、トレース部材14の捩りによる復元力によって、トレ
ース部24とトレース部26の位置ズレは解消される。
材14がさらに矢印B方向に移動すると、トレース部2
4が、ハートカム32の先端部32Fを離れると同時に
、トレース部材14の捩りによる復元力によって、トレ
ース部24とトレース部26の位置ズレは解消される。
さらにトレース部材14が圧縮コイルばねによって引き
戻されると、トレース部材14は循環カム溝20、22
から離間し、灰皿ケース12はボックス16から抜き出
される(第2図参照)。
戻されると、トレース部材14は循環カム溝20、22
から離間し、灰皿ケース12はボックス16から抜き出
される(第2図参照)。
なお、本実施例では、本発明に係るロック機構10がプ
ッシュオープン式の灰皿に適用された場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、例えば、開閉
蓋をロックする手段としても利用できる。
ッシュオープン式の灰皿に適用された場合について説明
したが、これに限定されるものではなく、例えば、開閉
蓋をロックする手段としても利用できる。
次に、本発明に係る第2実施例について説明する。
第1実施例では、トレース部材14の固定部13(第1
図参照)における捩り力による復元力で、トレース部材
14を一定方向へ循環させるようになっている。これに
対して、本実施例では、第12図に示されるようにトレ
ース部材60の固定部62における曲げモーメント(矢
印E方向)による復元力で、トレース部材60を一定方
向へ循環させるようになっている。
図参照)における捩り力による復元力で、トレース部材
14を一定方向へ循環させるようになっている。これに
対して、本実施例では、第12図に示されるようにトレ
ース部材60の固定部62における曲げモーメント(矢
印E方向)による復元力で、トレース部材60を一定方
向へ循環させるようになっている。
すなわち、循環カム溝取付部64の片面に第1実施例で
説明した循環カム溝20、22を設け、この循環カム溝
20、22へ矢印F方向に挿入され循環移動するトレー
ス部66、68の矢印G方向へのズレによって、トレー
ス部材60に曲げモーメントを発生させ、この曲げモー
メントによる復元力で、トレース部材60を一定方向へ
循環させるようになっている。
説明した循環カム溝20、22を設け、この循環カム溝
20、22へ矢印F方向に挿入され循環移動するトレー
ス部66、68の矢印G方向へのズレによって、トレー
ス部材60に曲げモーメントを発生させ、この曲げモー
メントによる復元力で、トレース部材60を一定方向へ
循環させるようになっている。
これによれば、循環カム溝20、22を両面に渡って設
ける必要がないので、ロック機構58を薄型にすること
ができる。
ける必要がないので、ロック機構58を薄型にすること
ができる。
次に、第3実施例について説明する。
第13図には、本発明に係るロック機構10が適用され
たラッチ装置Lが示されている。
たラッチ装置Lが示されている。
ラッチ装置Lは、ラッチボディ112が収容されるハウ
ジング110から構成されている。
ジング110から構成されている。
ハウジング110は所定肉厚の箱形状とされており、長
手方向の一端に形成される開口114からラッチボディ
112が挿入されている。この開口114には、ハウジ
ング110をオーディオ機器等へ取付けるための矩形枠
116と、これに対応してハウジング110の両側面に
突起118(第14図参照)が形成されている。これに
より、矩形枠116と突起118とに間で図示しない取
付板を挟持し、ハウジング110が固定されるようにな
っている。
手方向の一端に形成される開口114からラッチボディ
112が挿入されている。この開口114には、ハウジ
ング110をオーディオ機器等へ取付けるための矩形枠
116と、これに対応してハウジング110の両側面に
突起118(第14図参照)が形成されている。これに
より、矩形枠116と突起118とに間で図示しない取
付板を挟持し、ハウジング110が固定されるようにな
っている。
このハウジング110に挿入されるラッチボディ112
は第15図に示されるように略直方体であり、挿入先端
部からは円形孔130が長手方向に沿って形成されてい
る。この円形孔130には圧縮コイルばね122が収容
されている。この圧縮コイルばね122の一部は、円形
孔130から突出し、ハウジング110の内部に突出形
成されたばね受け124へ嵌め込まれている。これによ
って、ラッチボディ112は圧縮コイルばね122によ
って、ハウジング110から抜出す方向へ常に付勢され
ている。
は第15図に示されるように略直方体であり、挿入先端
部からは円形孔130が長手方向に沿って形成されてい
る。この円形孔130には圧縮コイルばね122が収容
されている。この圧縮コイルばね122の一部は、円形
孔130から突出し、ハウジング110の内部に突出形
成されたばね受け124へ嵌め込まれている。これによ
って、ラッチボディ112は圧縮コイルばね122によ
って、ハウジング110から抜出す方向へ常に付勢され
ている。
ラッチボディ112の頂面126及び図示しない底面に
は、それぞれ凹部130が形成されている。この凹部1
30には、第1実施例で説明した循環カム溝20、22
が形成され、トレース部材14のトレース部24、26
がこの循環カム溝20、22内へ挿入され循環カム溝の
溝壁面に当接しながら、循環カム溝20、22内を循環
移動するようになっている。なお、本実施例では第1実
施例で説明した循環カム溝22に設けられた壁面48は
設けられておらず、ハウジング110の内壁110Aで
代用し、ラッチ装置の小型化が図られている。
は、それぞれ凹部130が形成されている。この凹部1
30には、第1実施例で説明した循環カム溝20、22
が形成され、トレース部材14のトレース部24、26
がこの循環カム溝20、22内へ挿入され循環カム溝の
溝壁面に当接しながら、循環カム溝20、22内を循環
移動するようになっている。なお、本実施例では第1実
施例で説明した循環カム溝22に設けられた壁面48は
設けられておらず、ハウジング110の内壁110Aで
代用し、ラッチ装置の小型化が図られている。
また、トレース部24、26の反対側のトレース部材1
4は、ハウジング110の内壁に揺動可能に固定されて
いる。
4は、ハウジング110の内壁に揺動可能に固定されて
いる。
第14図に示されるように、ラッチボディ112の側面
には突起142が突出形成されており、ハウジング11
0に形成されるガイド長孔144内へ入り込んでいる。
には突起142が突出形成されており、ハウジング11
0に形成されるガイド長孔144内へ入り込んでいる。
これによってラッチボディ112は突起142がガイド
長孔144の内部を移動することによりハウジング11
0に対して往復運動され、突起142がガイド長孔14
4の一端部に当接することにより、圧縮コイルばね12
2の付勢力に抗して抜出し方向の移動が阻止される。
長孔144の内部を移動することによりハウジング11
0に対して往復運動され、突起142がガイド長孔14
4の一端部に当接することにより、圧縮コイルばね12
2の付勢力に抗して抜出し方向の移動が阻止される。
第13図に示されるように、ラッチボディ112のハウ
ジング110への挿入部と反対側には、一対のアーム1
46、148が設けられ、その先端が互いに離間した拡
径状態となっている。これらのアーム146、148の
間には、図示しない開閉蓋に取付けられるストライカ1
50の先端拡径部150Aがアーム146、148の中
央部147を押圧しラッチボディ112をハウジング1
10内へ押込むようになっている。
ジング110への挿入部と反対側には、一対のアーム1
46、148が設けられ、その先端が互いに離間した拡
径状態となっている。これらのアーム146、148の
間には、図示しない開閉蓋に取付けられるストライカ1
50の先端拡径部150Aがアーム146、148の中
央部147を押圧しラッチボディ112をハウジング1
10内へ押込むようになっている。
次に本実施例の作用を説明する。
ストライカ150の先端拡径部150Aでラッチボディ
112を押圧する前は(第13図参照)、ラッチボディ
112に形成された突起142がガイド長孔144の一
端部に係止され(第14図参照)、ラッチボディ112
は抜出し移動を阻止されている。このとき第13図に示
されるように、アーム146、148は開放状態となっ
ており、トレース部材14のトレース部24、26は、
ラッチボディ112の先端部137に位置している。
112を押圧する前は(第13図参照)、ラッチボディ
112に形成された突起142がガイド長孔144の一
端部に係止され(第14図参照)、ラッチボディ112
は抜出し移動を阻止されている。このとき第13図に示
されるように、アーム146、148は開放状態となっ
ており、トレース部材14のトレース部24、26は、
ラッチボディ112の先端部137に位置している。
第15図の状態からストライカ150によってアーム1
46、148の中央部147を押圧しラッチボディ11
2をハウジング110内へ押し込むと、アーム146、
148の外側が矩形枠14に当り、ヒンジ146A、1
48Aを支点としてアーム146、148が互いに接近
し合う方向へ回転する。この結果、ストライカ150の
先端拡径部150Aは、アーム146、148によって
保持され、開閉蓋が閉止される。
46、148の中央部147を押圧しラッチボディ11
2をハウジング110内へ押し込むと、アーム146、
148の外側が矩形枠14に当り、ヒンジ146A、1
48Aを支点としてアーム146、148が互いに接近
し合う方向へ回転する。この結果、ストライカ150の
先端拡径部150Aは、アーム146、148によって
保持され、開閉蓋が閉止される。
このとき、トレース部材14のトレース部24、26は
、循環カム溝20、22の溝壁面に沿って案内され、凹
部36、46にそれぞれ係合してラッチボディ112の
抜出しを阻止する。
、循環カム溝20、22の溝壁面に沿って案内され、凹
部36、46にそれぞれ係合してラッチボディ112の
抜出しを阻止する。
なお、トレース部材14と循環カム溝20、22との作
用効果は第1実施例と同様であるので、割愛する。
用効果は第1実施例と同様であるので、割愛する。
また、本実施例では、循環カム溝20、22に段差部を
設けなかったが、従来の段差部を有する循環カム溝をラ
ッチボディ112の両面に設け、本実施例のトレース部
材14によって、溝内をトレースすることもできる。し
かし、薄型のラッチ装置とするためには、循環カム溝に
段差部を設けない方がより好ましい。
設けなかったが、従来の段差部を有する循環カム溝をラ
ッチボディ112の両面に設け、本実施例のトレース部
材14によって、溝内をトレースすることもできる。し
かし、薄型のラッチ装置とするためには、循環カム溝に
段差部を設けない方がより好ましい。
また、本実施例では、トレース部材14の先端側面部を
トレース部としたが、硬質材で成型された循環カム溝で
あれば、トレース部材14の先端面で循環カム溝内をト
レースさせてもよい。
トレース部としたが、硬質材で成型された循環カム溝で
あれば、トレース部材14の先端面で循環カム溝内をト
レースさせてもよい。
以上説明したように本発明に係るロック機構では、トレ
ース部材の先端の円周側面で循環カム溝の溝壁面をトレ
ースするようにしたので、循環カム溝の底面が磨耗する
ことがなく、また別途付勢手段を設ける必要もないので
、部品点数を削減できる。
ース部材の先端の円周側面で循環カム溝の溝壁面をトレ
ースするようにしたので、循環カム溝の底面が磨耗する
ことがなく、また別途付勢手段を設ける必要もないので
、部品点数を削減できる。
さらに、トレース部材の捩りを利用して、循環方向と逆
方向へのトレースを防止したので、循環カム溝内へ段差
を形成する必要がなく、全体構造を薄型とすることがで
きる。
方向へのトレースを防止したので、循環カム溝内へ段差
を形成する必要がなく、全体構造を薄型とすることがで
きる。
また、トレース部材の抜出しの阻止が循環カム溝の2箇
所で行われるので、支持強度が大きくロック機構の破壊
強度を大きくすることができる。
所で行われるので、支持強度が大きくロック機構の破壊
強度を大きくすることができる。
第1図は本発明の第1実施例に係るロック機構の全体斜
視図、第2図は本発明の第1実施例に係るロック機構が
備えられたプッシュ式灰皿を示した概略図、第3図〜第
11図は本発明の第1実施例に係るロック機構の循環カ
ム溝とトレース部材との1サイクルの作動状態を示した
平面図、第12図は本発明の第2実施例に係るロック機
構の全体斜視図、第13図は本発明の第3実施例に係る
ラッチ装置の全体斜視図、第14図は本発明の第3実施
例に係るラッチ装置を側面から示した一部破断斜視図、
第15図は本発明の第3実施例に係るラッチ装置を示す
第13図の15−15線に沿った断面図、第16図は従
来のロック機構の循環カム溝とトレース部材とを示した
平面図、第17図は従来のロック機構の一部断面図であ
る。 20、22…循環カム溝、 14、60…・トレース部材、 24、26、66、68…トレース部(トレース部材)
。 110…・ハウジング、 112…・ラッチボディ、 代理人 弁理士 中島 淳 弁理士 加藤 和詳 弁理士 飯田 啓之
視図、第2図は本発明の第1実施例に係るロック機構が
備えられたプッシュ式灰皿を示した概略図、第3図〜第
11図は本発明の第1実施例に係るロック機構の循環カ
ム溝とトレース部材との1サイクルの作動状態を示した
平面図、第12図は本発明の第2実施例に係るロック機
構の全体斜視図、第13図は本発明の第3実施例に係る
ラッチ装置の全体斜視図、第14図は本発明の第3実施
例に係るラッチ装置を側面から示した一部破断斜視図、
第15図は本発明の第3実施例に係るラッチ装置を示す
第13図の15−15線に沿った断面図、第16図は従
来のロック機構の循環カム溝とトレース部材とを示した
平面図、第17図は従来のロック機構の一部断面図であ
る。 20、22…循環カム溝、 14、60…・トレース部材、 24、26、66、68…トレース部(トレース部材)
。 110…・ハウジング、 112…・ラッチボディ、 代理人 弁理士 中島 淳 弁理士 加藤 和詳 弁理士 飯田 啓之
Claims (2)
- 【請求項1】蓋またはボックス等の閉止状態または収容
状態を保持または解除する機能を有する第1のロック部
材と第2のロック部材とで構成されるロック機構であっ
て、前記第1のロック部材の異なる部分にそれぞれの溝
形状を異にし形成される一対の循環カム溝と、前記第2
のロック部材に設けられ前記循環カム溝の溝底面と非接
触状態を維持して前記循環カム溝に挿入されると前記第
1のロック手段との相対移動によって前記循環カム溝の
溝壁面から押圧されこの押圧によって生じる捩り力の循
環方向への復元力によって前記循環カム溝内を循環方向
へ循環し前記循環カム溝との係合状態または非係合状態
を交互に維持するトレース手段と、を有するロック機構
。 - 【請求項2】取付板等に固定されるハウジングと、前記
ハウジング内へ挿入され抜出方向へ付勢されるラッチボ
ディと、前記ラッチボディに形成される循環カム溝と、
前記循環カム溝内をラッチボディの押込動作毎に循環し
てラッチボディのハウジングへの押込み状態と抜出し状
態を交互に維持するトレース部材と、を有するラッチ装
置であって、前記循環カム溝と前記トレース部材が請求
項(1)のロック機構で構成されたラッチ装置。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP91116242A EP0477863B1 (en) | 1990-09-27 | 1991-09-24 | Latch device |
DE69514266T DE69514266T2 (de) | 1990-09-27 | 1991-09-24 | Verschlussmechanismus und Sperrvorrichtung |
DE69131802T DE69131802T2 (de) | 1990-09-27 | 1991-09-24 | Verschlussmechanismen und Sperrvorrichtung |
EP95106804A EP0676521B1 (en) | 1990-09-27 | 1991-09-24 | Lock mechanism and latch device |
EP95106805A EP0676522B1 (en) | 1990-09-27 | 1991-09-24 | Lock mechanism and latch device |
DE69128183T DE69128183T2 (de) | 1990-09-27 | 1991-09-24 | Sperrvorrichtung |
KR1019910016951A KR100189655B1 (ko) | 1990-09-27 | 1991-09-27 | 잠금기구 및 레치장치 |
US07/898,945 US5273328A (en) | 1990-09-27 | 1992-06-15 | Lock mechanism and latch device |
US08/075,919 US5292158A (en) | 1990-09-27 | 1993-06-14 | Lock mechanism and latch device |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-258306 | 1990-09-27 | ||
JP25830690 | 1990-09-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04213679A true JPH04213679A (ja) | 1992-08-04 |
JP3072911B2 JP3072911B2 (ja) | 2000-08-07 |
Family
ID=17318423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30687990A Expired - Lifetime JP3072911B2 (ja) | 1990-09-27 | 1990-11-13 | ロック機構及びこれを用いたラッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072911B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07215117A (ja) * | 1994-01-28 | 1995-08-15 | Kojima Press Co Ltd | 収納装置 |
US5498039A (en) * | 1994-04-20 | 1996-03-12 | Illinois Tool Works Inc. | Spring loaded latch assembly |
US5775748A (en) * | 1995-01-17 | 1998-07-07 | Nifco Inc. | Latch device |
EP0887233A2 (en) | 1997-06-25 | 1998-12-30 | Kojima Press Industry Co., Ltd. | A device for holding a portable telephone |
JP2006316548A (ja) * | 2005-05-13 | 2006-11-24 | Nifco Inc | ロック機構及びラッチ装置 |
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