JPH04211744A - 自動車用動力伝達装置 - Google Patents
自動車用動力伝達装置Info
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- JPH04211744A JPH04211744A JP3006054A JP605491A JPH04211744A JP H04211744 A JPH04211744 A JP H04211744A JP 3006054 A JP3006054 A JP 3006054A JP 605491 A JP605491 A JP 605491A JP H04211744 A JPH04211744 A JP H04211744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- flywheel
- elastic plate
- power transmission
- torsional damper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 20
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims abstract description 21
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Motor Power Transmission Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンの動
力をクランクシャフトから出力軸に伝達するために使用
する動力伝達装置に関する。
力をクランクシャフトから出力軸に伝達するために使用
する動力伝達装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の動力伝達装置は、エンジンのク
ランクシャフトに生じる捩り振動及び曲げ振動を効果的
に低減し、クラッチを介して出力軸に円滑に動力伝達し
て、エンジンルーム内のこもり音等の振動音を抑制する
ため、種々の工夫を施してある。
ランクシャフトに生じる捩り振動及び曲げ振動を効果的
に低減し、クラッチを介して出力軸に円滑に動力伝達し
て、エンジンルーム内のこもり音等の振動音を抑制する
ため、種々の工夫を施してある。
【0003】例えば、特公昭57−18049号公報に
開示された自動車動力伝達装置は、図4に示すように、
弾性板40の外周に質量体41を固定してなる第1のフ
ライホイール42をクランクシャフト43に固定する一
方、クラッチカバー44を取り付けた第2のフライホイ
ール45を出力軸46に回動可能に支持し、これら第1
のフライホイール42と第2のフライホイール45とを
捩りダンパ47を介して所定角度相対回動可能に連繋す
ることにより、クランクシャフト43の曲げ振動を弾性
板40で低減し、クランクシャフト43の捩り振動を捩
りダンパ47で低減するように工夫してある。
開示された自動車動力伝達装置は、図4に示すように、
弾性板40の外周に質量体41を固定してなる第1のフ
ライホイール42をクランクシャフト43に固定する一
方、クラッチカバー44を取り付けた第2のフライホイ
ール45を出力軸46に回動可能に支持し、これら第1
のフライホイール42と第2のフライホイール45とを
捩りダンパ47を介して所定角度相対回動可能に連繋す
ることにより、クランクシャフト43の曲げ振動を弾性
板40で低減し、クランクシャフト43の捩り振動を捩
りダンパ47で低減するように工夫してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例においては、図4に示すように、曲げ振動を低減す
るために使用する弾性板40と捩り振動を低減するため
に使用する捩りダンパ47とを半径方向に配置し、而も
第1のフライホイール42の外周端部に捩りダンパ47
を配置する構成になっているため、弾性板40の形状寸
法、とりわけ弾性板40の外径寸法が規制されることと
なる。又、弾性板40は、エンジンの駆動トルクを出力
軸46側へ伝達する機能をも有するため、エンジンの駆
動トルクを伝達するのに十分な強度となるように板厚を
設計する必要がある。
来例においては、図4に示すように、曲げ振動を低減す
るために使用する弾性板40と捩り振動を低減するため
に使用する捩りダンパ47とを半径方向に配置し、而も
第1のフライホイール42の外周端部に捩りダンパ47
を配置する構成になっているため、弾性板40の形状寸
法、とりわけ弾性板40の外径寸法が規制されることと
なる。又、弾性板40は、エンジンの駆動トルクを出力
軸46側へ伝達する機能をも有するため、エンジンの駆
動トルクを伝達するのに十分な強度となるように板厚を
設計する必要がある。
【0005】これら弾性板40の外径寸法及び板厚は弾
性板40の曲げ振動特性に大きな影響を及ぼすものであ
るが、上記したように弾性板40の外径寸法が規制され
るため、弾性板40の外径寸法と板厚の調整が難しく、
動力伝達条件に応じた曲げ振動特性を得ることが困難で
あった。
性板40の曲げ振動特性に大きな影響を及ぼすものであ
るが、上記したように弾性板40の外径寸法が規制され
るため、弾性板40の外径寸法と板厚の調整が難しく、
動力伝達条件に応じた曲げ振動特性を得ることが困難で
あった。
【0006】また、フライホイールが変速機のメインド
ライブシャフトに支持されているため、メインドライブ
シャフトの回転強度が弱くなる場合があった。
ライブシャフトに支持されているため、メインドライブ
シャフトの回転強度が弱くなる場合があった。
【0007】そこで、本発明は、弾性板40の外径寸法
と板厚の調整が容易で、動力伝達条件に応じた振動特性
を容易に得ることができると共に、強度的に有利な動力
伝達装置の提供を目的とする。
と板厚の調整が容易で、動力伝達条件に応じた振動特性
を容易に得ることができると共に、強度的に有利な動力
伝達装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の自動車用
動力伝達装置は、フライホイールを、質量体と、この質
量体とクランクシャフトとの間に設けられる捩りダンパ
および捩り剛性が大きく且つ曲げ剛性が小さい弾性板と
から構成して、これら捩りダンパおよび弾性板が直列的
に作用してクランクシャフトからの動力を質量体に伝達
するようになす一方、これら捩りダンパと弾性板とをク
ランクシャフトの軸方向にそれぞれ配置すると共に、フ
ライホイールをクランクシャフトに支持したことを特徴
としている。
動力伝達装置は、フライホイールを、質量体と、この質
量体とクランクシャフトとの間に設けられる捩りダンパ
および捩り剛性が大きく且つ曲げ剛性が小さい弾性板と
から構成して、これら捩りダンパおよび弾性板が直列的
に作用してクランクシャフトからの動力を質量体に伝達
するようになす一方、これら捩りダンパと弾性板とをク
ランクシャフトの軸方向にそれぞれ配置すると共に、フ
ライホイールをクランクシャフトに支持したことを特徴
としている。
【0009】
【作用】上記したように、弾性板と捩りダンパとをそれ
ぞれクランクシャフトの軸方向に配置してあるため、弾
性板の外径寸法が捩りダンパによって規制されず、弾性
板の外径寸法と板厚の設計の自由度が増大する。
ぞれクランクシャフトの軸方向に配置してあるため、弾
性板の外径寸法が捩りダンパによって規制されず、弾性
板の外径寸法と板厚の設計の自由度が増大する。
【0010】従って、弾性板の曲げ振動特性を動力伝達
条件に適合させることができ、一層効果的にクランクシ
ャフト系の曲げ振動を低減する。
条件に適合させることができ、一層効果的にクランクシ
ャフト系の曲げ振動を低減する。
【0011】又、フライホイールをクランクシャフトに
支持したので、強度的に有利に作用する。
支持したので、強度的に有利に作用する。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳述する
。
。
【0013】図1は本発明の一実施例を示す動力伝達装
置の断面図であり、この図において1はクランクシャフ
トである。このクランクシャフト1の軸端には、捩りダ
ンパ2をレインフォースプレート3とともにボルト4で
固定してある。
置の断面図であり、この図において1はクランクシャフ
トである。このクランクシャフト1の軸端には、捩りダ
ンパ2をレインフォースプレート3とともにボルト4で
固定してある。
【0014】この捩りダンパ2は、外周側に作動室5が
形成された入力部材6と、この入力部材6の作動室5に
所定角度相対回動可能に係合される出力部材7と、これ
ら入力部材6と出力部材7とを相対回動可能に弾性的に
連繋するばね部材8とを備えており、作動室5の内周端
に入力部材6と出力部材7との間の隙間を塞ぐシール9
,10を配置して作動室5を密閉し、この作動室5の内
部に、潤滑剤および減衰流体として機能する流体を封入
してある。
形成された入力部材6と、この入力部材6の作動室5に
所定角度相対回動可能に係合される出力部材7と、これ
ら入力部材6と出力部材7とを相対回動可能に弾性的に
連繋するばね部材8とを備えており、作動室5の内周端
に入力部材6と出力部材7との間の隙間を塞ぐシール9
,10を配置して作動室5を密閉し、この作動室5の内
部に、潤滑剤および減衰流体として機能する流体を封入
してある。
【0015】このうち、入力部材6は、環状のサブプレ
ート11,12をリベット13で固定した一対のドライ
ブプレート14,15を対峙して配置し、これらドライ
ブプレート14,15をストップピン16で一体化する
と共に、これらドライブプレート14,15の外周端を
溶接して形成してある。尚、サブプレート11,12に
は、ばね部材8を収容する窓17を円周方向に複数形成
してある。この窓17には、遊動子18のアーム19を
介して直列に作用する2個のばね部材8,8を収容して
ある。遊動子18は、入力部材6及び出力部材7に対し
て相対回動可能に配置してあり、直列に作用する2個の
ばね部材8,8を均等に変形させる。
ート11,12をリベット13で固定した一対のドライ
ブプレート14,15を対峙して配置し、これらドライ
ブプレート14,15をストップピン16で一体化する
と共に、これらドライブプレート14,15の外周端を
溶接して形成してある。尚、サブプレート11,12に
は、ばね部材8を収容する窓17を円周方向に複数形成
してある。この窓17には、遊動子18のアーム19を
介して直列に作用する2個のばね部材8,8を収容して
ある。遊動子18は、入力部材6及び出力部材7に対し
て相対回動可能に配置してあり、直列に作用する2個の
ばね部材8,8を均等に変形させる。
【0016】一方、出力部材7は、入力部材6のサブプ
レート11,12との間に所定の隙間が生じるようにプ
レート部20を形成してある。これにより、出力部材7
と入力部材6との相対回動時に、プレート部20とサブ
プレート11,12との間の隙間で流体の粘性抵抗が発
生することとなる。
レート11,12との間に所定の隙間が生じるようにプ
レート部20を形成してある。これにより、出力部材7
と入力部材6との相対回動時に、プレート部20とサブ
プレート11,12との間の隙間で流体の粘性抵抗が発
生することとなる。
【0017】又、出力部材7のプレート部20には、入
力部材6に対し所定角度相対回動した場合、ストップピ
ン16に当接して両者の相対回動が停止するように、ス
トップピン16に係合するストッパ溝21を形成してあ
る。
力部材6に対し所定角度相対回動した場合、ストップピ
ン16に当接して両者の相対回動が停止するように、ス
トップピン16に係合するストッパ溝21を形成してあ
る。
【0018】さらに、出力部材7の内周端にはボス部2
2を形成してあり、このボス部22をレインフォースプ
レート3(クランクシャフト1)に取り付けた軸受23
で回動可能に支持してある。そして、この出力部材7の
ボス部22には、捩り剛性が大きくかつ曲げ剛性が小さ
い略円板状の弾性板24を補強板25を介してボルト2
6で固定してある。これによって、捩りダンパ2と弾性
板24とが直列的に連繋されることとなる。
2を形成してあり、このボス部22をレインフォースプ
レート3(クランクシャフト1)に取り付けた軸受23
で回動可能に支持してある。そして、この出力部材7の
ボス部22には、捩り剛性が大きくかつ曲げ剛性が小さ
い略円板状の弾性板24を補強板25を介してボルト2
6で固定してある。これによって、捩りダンパ2と弾性
板24とが直列的に連繋されることとなる。
【0019】そして、この弾性板24の外周には、略環
状の質量体27を固定して、これら弾性板24と質量体
27および前記捩りダンパ2とでフライホイール28を
構成してある。そして、このフライホイール28の質量
体27にはクラッチカバー29を固定してある。
状の質量体27を固定して、これら弾性板24と質量体
27および前記捩りダンパ2とでフライホイール28を
構成してある。そして、このフライホイール28の質量
体27にはクラッチカバー29を固定してある。
【0020】30はフライホイール28の質量体27に
接合するクラッチフェーシング31を備えたクラッチデ
ィスクであり、このクラッチディスク30は出力軸32
にスプライン嵌合される。
接合するクラッチフェーシング31を備えたクラッチデ
ィスクであり、このクラッチディスク30は出力軸32
にスプライン嵌合される。
【0021】尚、出力部材7のボス部22と入力部材6
のドライブプレート14との間には、両者間の軸方向の
がた付きを防止し、かつ、摩擦減衰力を得るために、ワ
ッシャ33,プレート34及び皿ばね35を介装してあ
る。
のドライブプレート14との間には、両者間の軸方向の
がた付きを防止し、かつ、摩擦減衰力を得るために、ワ
ッシャ33,プレート34及び皿ばね35を介装してあ
る。
【0022】以上の実施例構造によれば、クラッチディ
スク30がフライホイール28の質量体27に接合し、
クランクシャフト1から出力軸32にエンジンの駆動ト
ルクが伝達される際に、質量体27を固定した出力部材
7とクランクシャフト1に固定した入力部材6とが相対
回動する。この際、捩りダンパ2は、出力部材7と入力
部材6の相対回動を阻止する方向に流体抵抗や摩擦抵抗
を作用させると共に、ばね部材8のばね力を作用させる
。そのため、エンジンの駆動トルクは入力部材6から出
力部材7(質量体27)へ円滑に伝達される。
スク30がフライホイール28の質量体27に接合し、
クランクシャフト1から出力軸32にエンジンの駆動ト
ルクが伝達される際に、質量体27を固定した出力部材
7とクランクシャフト1に固定した入力部材6とが相対
回動する。この際、捩りダンパ2は、出力部材7と入力
部材6の相対回動を阻止する方向に流体抵抗や摩擦抵抗
を作用させると共に、ばね部材8のばね力を作用させる
。そのため、エンジンの駆動トルクは入力部材6から出
力部材7(質量体27)へ円滑に伝達される。
【0023】又、この動力伝達時、トルク変動等によっ
てクランクシャフト1が捩り振動を生じると、このクラ
ンクシャフト1の捩り振動に起因して入力部材6と出力
部材7との間で振動を生じるが、この両者間に生じる振
動が捩りダンパ2の流体抵抗及びばね力等により減衰さ
れるため、クランクシャフト1からフライホイール28
を介して出力軸32に伝達される捩り振動を低減するこ
とができる。
てクランクシャフト1が捩り振動を生じると、このクラ
ンクシャフト1の捩り振動に起因して入力部材6と出力
部材7との間で振動を生じるが、この両者間に生じる振
動が捩りダンパ2の流体抵抗及びばね力等により減衰さ
れるため、クランクシャフト1からフライホイール28
を介して出力軸32に伝達される捩り振動を低減するこ
とができる。
【0024】又、本実施例構造によれば、捩りダンパ2
と弾性板24とをクランクシャフト1の軸方向に配置し
てあるため、弾性板24の外径寸法が捩りダンパ2によ
って規制されることがなく、弾性板24の外径寸法と板
厚の設計の自由度を増大することができる。そのため、
弾性板24の曲げ振動特性を動力伝達条件に適合させる
ことができる。これによって、クランクシャフト系の固
有曲げ振動数を常用域以外の周波数領域に変化させ、ク
ランクシャフト系の曲げ振動を低減できる。
と弾性板24とをクランクシャフト1の軸方向に配置し
てあるため、弾性板24の外径寸法が捩りダンパ2によ
って規制されることがなく、弾性板24の外径寸法と板
厚の設計の自由度を増大することができる。そのため、
弾性板24の曲げ振動特性を動力伝達条件に適合させる
ことができる。これによって、クランクシャフト系の固
有曲げ振動数を常用域以外の周波数領域に変化させ、ク
ランクシャフト系の曲げ振動を低減できる。
【0025】このように、本実施例によれば、捩りダン
パ2と弾性板24とが直列的に作用することにより、ク
ランクシャフト系の捩り振動及び曲げ振動を効果的に低
減して、エンジンルーム内のこもり音等の車両騒音を低
減できる。
パ2と弾性板24とが直列的に作用することにより、ク
ランクシャフト系の捩り振動及び曲げ振動を効果的に低
減して、エンジンルーム内のこもり音等の車両騒音を低
減できる。
【0026】さらに、本実施例は、前記したように、捩
りダンパ2と弾性板24及び質量体27とで構成される
フライホイール28をクランクシャフト1に支持してあ
るため、フライホイール28を出力軸32に支持させる
従来例に比較して、出力軸32に作用する負荷を低減す
ることができる。
りダンパ2と弾性板24及び質量体27とで構成される
フライホイール28をクランクシャフト1に支持してあ
るため、フライホイール28を出力軸32に支持させる
従来例に比較して、出力軸32に作用する負荷を低減す
ることができる。
【0027】図2は本発明の他の実施例を示すものであ
り、本実施例はフライホイール28の構成が前記実施例
と相違する。即ち、本実施例は、クランクシャフト1に
弾性板24を固定して、この弾性板24の側面に捩りダ
ンパ2を取り付けることにより、弾性板24と捩りダン
パ2をクランクシャフト1の軸方向に配置し、この捩り
ダンパ2の出力部材7に質量体27を固定してフライホ
イール28を構成してある。
り、本実施例はフライホイール28の構成が前記実施例
と相違する。即ち、本実施例は、クランクシャフト1に
弾性板24を固定して、この弾性板24の側面に捩りダ
ンパ2を取り付けることにより、弾性板24と捩りダン
パ2をクランクシャフト1の軸方向に配置し、この捩り
ダンパ2の出力部材7に質量体27を固定してフライホ
イール28を構成してある。
【0028】この実施例構造においても、弾性板24の
外径寸法は捩りダンパ2によって規制されることがなく
、弾性板24の外径寸法と板厚の設計の自由度を増大す
ることができる。そのため、前記実施例と同様に弾性板
24の曲げ振動特性を動力伝達条件に適合させることが
でき、クランクシャフト系の曲げ振動を低減できる。 そして、この弾性板24と共に直列的に作用する捩りダ
ンパ2がクランクシャフト系の捩り振動を減衰する。
外径寸法は捩りダンパ2によって規制されることがなく
、弾性板24の外径寸法と板厚の設計の自由度を増大す
ることができる。そのため、前記実施例と同様に弾性板
24の曲げ振動特性を動力伝達条件に適合させることが
でき、クランクシャフト系の曲げ振動を低減できる。 そして、この弾性板24と共に直列的に作用する捩りダ
ンパ2がクランクシャフト系の捩り振動を減衰する。
【0029】従って、本実施例によっても前記実施例と
同様に、クランクシャフト系の振動に起因する車両騒音
を低減できる。又、本実施例も前記実施例と同様に、フ
ライホイール28をクランクシャフト1に支持してある
ため、出力軸32に作用する負荷を低減することができ
る。
同様に、クランクシャフト系の振動に起因する車両騒音
を低減できる。又、本実施例も前記実施例と同様に、フ
ライホイール28をクランクシャフト1に支持してある
ため、出力軸32に作用する負荷を低減することができ
る。
【0030】図3は本発明の更に他の実施例を示すもの
である。即ち本実施例は、軸受23をゴム状弾性体36
を介してレインフォースプレート3(クランクシャフト
1)に取り付けることにより、クランクシャフト1側の
振動が軸受23を介して出力部材7及び質量体27に伝
わるのを防止している。
である。即ち本実施例は、軸受23をゴム状弾性体36
を介してレインフォースプレート3(クランクシャフト
1)に取り付けることにより、クランクシャフト1側の
振動が軸受23を介して出力部材7及び質量体27に伝
わるのを防止している。
【0031】本実施例のようにすれば、前記各実施例の
効果と相俟ってより一層効果的にクランクシャフト系の
曲げ振動を低減化することができる。
効果と相俟ってより一層効果的にクランクシャフト系の
曲げ振動を低減化することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の自動車用動
力伝達装置は、質量体と共にフライホイールを構成する
弾性板と捩りダンパとをクランクシャフトの軸方向にそ
れぞれ配置してあるため、弾性板の外径寸法が捩りダン
パによって規制されることがなく、弾性板の外径寸法と
板厚の設計の自由度を増大することができ、弾性板の曲
げ振動特性を動力伝達条件に適合させることができる。 又、フライホイールをクランクシャフトに支持してある
ため、回転強度を向上させることができる。従って、本
発明の自動車用動力伝達装置は、クランクシャフト系の
曲げ振動を一層効果的に低減して、エンジンルーム内の
こもり音等の車両騒音を有利に低減することができる。
力伝達装置は、質量体と共にフライホイールを構成する
弾性板と捩りダンパとをクランクシャフトの軸方向にそ
れぞれ配置してあるため、弾性板の外径寸法が捩りダン
パによって規制されることがなく、弾性板の外径寸法と
板厚の設計の自由度を増大することができ、弾性板の曲
げ振動特性を動力伝達条件に適合させることができる。 又、フライホイールをクランクシャフトに支持してある
ため、回転強度を向上させることができる。従って、本
発明の自動車用動力伝達装置は、クランクシャフト系の
曲げ振動を一層効果的に低減して、エンジンルーム内の
こもり音等の車両騒音を有利に低減することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す自動所用動力伝達装置
の断面図。
の断面図。
【図2】本発明の他の実施例を示す同装置の要部断面図
。
。
【図3】本発明の更に他の実施例を示す同装置の要部断
面図。
面図。
【図4】従来例を示す自動車用動力伝達装置の断面図。
1…クランクシャフト
2…捩りダンパ
24…弾性板
27…質量体
28…フライホイール
Claims (1)
- 【請求項1】 フライホイールを、質量体と、この質
量体とクランクシャフトとの間に設けられる捩りダンパ
および捩り剛性が大きく且つ曲げ剛性が小さい弾性板と
から構成して、これら捩りダンパおよび弾性板が直列的
に作用してクランクシャフトからの動力を質量体に伝達
するようになす一方、これら捩りダンパと弾性板とをク
ランクシャフトの軸方向にそれぞれ配置すると共に、フ
ライホイールをクランクシャフトに支持したことを特徴
とする自動車用動力伝達装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3006054A JPH04211744A (ja) | 1990-05-16 | 1991-01-23 | 自動車用動力伝達装置 |
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