JPH04219502A - 油圧シリンダの駆動回路 - Google Patents
油圧シリンダの駆動回路Info
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- JPH04219502A JPH04219502A JP41067590A JP41067590A JPH04219502A JP H04219502 A JPH04219502 A JP H04219502A JP 41067590 A JP41067590 A JP 41067590A JP 41067590 A JP41067590 A JP 41067590A JP H04219502 A JPH04219502 A JP H04219502A
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- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 35
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- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、重量物を昇降させる油
圧アクチュエータ等の駆動回路の改良に関する。
圧アクチュエータ等の駆動回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】重量物を昇降させる油圧アクチュエータ
は例えば図2のように構成されている。
は例えば図2のように構成されている。
【0003】この図において、油圧アクチュエータは油
圧シリンダ1から上方へ摺動自由に突出するピストンロ
ツド13の先端で負荷2を支持し、ピストンロッド13
に結合して油圧シリンダ1の内部に収装されたピストン
12が、その下方に画成された油室3の作動油の流出入
に応じて上下に摺動することで負荷2を昇降させるよう
になっている。
圧シリンダ1から上方へ摺動自由に突出するピストンロ
ツド13の先端で負荷2を支持し、ピストンロッド13
に結合して油圧シリンダ1の内部に収装されたピストン
12が、その下方に画成された油室3の作動油の流出入
に応じて上下に摺動することで負荷2を昇降させるよう
になっている。
【0004】油室3への作動油の供給は油圧ポンプ40
により通路41を介して行われる。通路41の途中には
パイロットチェック弁4、切換弁5及びチェック弁6が
設けられる。パイロットチェック弁4は油圧ポンプ40
の吐出圧で開き、切換弁5はオペレータの操作に基づい
て切り換わり、油室3を油圧ポンプ40とタンク14と
に選択的に接続する。
により通路41を介して行われる。通路41の途中には
パイロットチェック弁4、切換弁5及びチェック弁6が
設けられる。パイロットチェック弁4は油圧ポンプ40
の吐出圧で開き、切換弁5はオペレータの操作に基づい
て切り換わり、油室3を油圧ポンプ40とタンク14と
に選択的に接続する。
【0005】また、通路41の切換弁5とチェック弁6
の間にアキュームレータ8が接続され、油圧ポンプ40
の吐出口40Aにアンロード弁9とリリーフ弁10が接
続される。アンロード弁9はアキュームレータ8に付設
したプレッシャスイッチ11の圧力が設定値へと上昇す
ると切り換わり、油圧ポンプ40の吐出油をオリフィス
42を介してタンク14に流出させて油圧ポンプ40を
アンロードする。また、吐出圧がさらに上昇するとリリ
ーフ弁10が開いて吐出油を直接タンク14に流出させ
る。これにより、油圧ポンプ40の吐出圧は一定範囲に
保持される。
の間にアキュームレータ8が接続され、油圧ポンプ40
の吐出口40Aにアンロード弁9とリリーフ弁10が接
続される。アンロード弁9はアキュームレータ8に付設
したプレッシャスイッチ11の圧力が設定値へと上昇す
ると切り換わり、油圧ポンプ40の吐出油をオリフィス
42を介してタンク14に流出させて油圧ポンプ40を
アンロードする。また、吐出圧がさらに上昇するとリリ
ーフ弁10が開いて吐出油を直接タンク14に流出させ
る。これにより、油圧ポンプ40の吐出圧は一定範囲に
保持される。
【0006】負荷2を上昇させる時は、油圧ポンプ40
を運転し、切換弁5を切り換えて油室3を油圧ポンプ4
0の吐出口40Aに接続すると、油圧ポンプ40の吐出
油が油室3に送り込まれることでピストン12が上方へ
と移動し、ピストンロッド13が伸長して負荷2を上昇
させる。
を運転し、切換弁5を切り換えて油室3を油圧ポンプ4
0の吐出口40Aに接続すると、油圧ポンプ40の吐出
油が油室3に送り込まれることでピストン12が上方へ
と移動し、ピストンロッド13が伸長して負荷2を上昇
させる。
【0007】一方、負荷2を下降させる時は、切換弁5
を切り換えて通路41をタンク14に接続すると、負荷
2の重量に基づく圧力により油室3の作動油がタンク1
4に流出し、ピストン12が下方へ移動し、ピストンロ
ッド13が収縮して負荷2を下降させる。
を切り換えて通路41をタンク14に接続すると、負荷
2の重量に基づく圧力により油室3の作動油がタンク1
4に流出し、ピストン12が下方へ移動し、ピストンロ
ッド13が収縮して負荷2を下降させる。
【0008】なお、下降操作においても油圧ポンプ40
の運転は続行され、吐出圧でパイロットチェック弁4を
開いた状態に保持する。この吐出油はアキュームレータ
8に流入してアキュームレータ8を蓄圧する。負荷2を
再び上昇させる際にはこの蓄圧が利用される。
の運転は続行され、吐出圧でパイロットチェック弁4を
開いた状態に保持する。この吐出油はアキュームレータ
8に流入してアキュームレータ8を蓄圧する。負荷2を
再び上昇させる際にはこの蓄圧が利用される。
【0009】また、負荷2の昇降を停止させるには切換
弁5を操作して油室3の作動油の出入りを遮断する。な
お、油圧ポンプ40の停止時などはパイロットチェック
弁4が閉じ、負荷2の自重による落下を防止している。
弁5を操作して油室3の作動油の出入りを遮断する。な
お、油圧ポンプ40の停止時などはパイロットチェック
弁4が閉じ、負荷2の自重による落下を防止している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、負荷2の下
降時に油室3から流出する作動油は負荷2の重量に基づ
く大きな圧力エネルギーを持っているが、この駆動回路
においては油室3からの流出作動油がタンク14に還流
するため流出作動油の圧力エネルギーは負荷2の再上昇
に利用することができず、この点でエネルギー効率が十
分に高いとは言えなかった。
降時に油室3から流出する作動油は負荷2の重量に基づ
く大きな圧力エネルギーを持っているが、この駆動回路
においては油室3からの流出作動油がタンク14に還流
するため流出作動油の圧力エネルギーは負荷2の再上昇
に利用することができず、この点でエネルギー効率が十
分に高いとは言えなかった。
【0011】本発明は、以上の問題点を解決すべくなさ
れたもので、負荷に応じて油圧シリンダから流出する作
動油の圧力エネルギーを再利用することのできる駆動回
路を実現することを目的とする。
れたもので、負荷に応じて油圧シリンダから流出する作
動油の圧力エネルギーを再利用することのできる駆動回
路を実現することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷に抗して
油圧シリンダを作動させるべく可逆油圧ポンプの吐出油
を供給する通路と、負荷に従動する油圧シリンダから作
動油を流出させるべく前記油圧ポンプを逆転する手段と
、この逆転する油圧ポンプからの吐出作動油を蓄えるア
キュームレータと、油圧シリンダを負荷に抗して駆動す
る際にこのアキュームレータに蓄圧した作動油を油圧シ
リンダに供給する切換手段とを備えている。
油圧シリンダを作動させるべく可逆油圧ポンプの吐出油
を供給する通路と、負荷に従動する油圧シリンダから作
動油を流出させるべく前記油圧ポンプを逆転する手段と
、この逆転する油圧ポンプからの吐出作動油を蓄えるア
キュームレータと、油圧シリンダを負荷に抗して駆動す
る際にこのアキュームレータに蓄圧した作動油を油圧シ
リンダに供給する切換手段とを備えている。
【0013】
【作用】負荷に従動する油圧シリンダからの流出作動油
を油圧ポンプを逆転してアキュームレータに蓄えること
で、流出作動油の圧力エネルギーがアキュームレータに
蓄積される。また、油圧シリンダを負荷に抗して駆動す
る際に切換手段を介してこの蓄圧作動油を油圧シリンダ
に供給することにより、油圧シリンダの従動時に回収さ
れた圧力エネルギーが利用される。
を油圧ポンプを逆転してアキュームレータに蓄えること
で、流出作動油の圧力エネルギーがアキュームレータに
蓄積される。また、油圧シリンダを負荷に抗して駆動す
る際に切換手段を介してこの蓄圧作動油を油圧シリンダ
に供給することにより、油圧シリンダの従動時に回収さ
れた圧力エネルギーが利用される。
【0014】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。
【0015】図に示すように、油圧シリンダ1は負荷2
をピストンロッド13で上向きに支持し、ピストン12
の下側に画成された油室3の拡縮に応じて伸縮する。油
圧シリンダ1に油圧ポンプ7の吐出油を供給する通路と
して、パイロットチェック弁4を途中に設けた通路15
が油圧ポンプ7の一方のポート7Aと油室3を接続する
。油圧ポンプ7のもう一方のポート7Bには通路16と
チェック弁26を介して低圧アキュームレータ22が接
続される。またパイロットチェック弁4のパイロット回
路4Aが通路16に接続される。
をピストンロッド13で上向きに支持し、ピストン12
の下側に画成された油室3の拡縮に応じて伸縮する。油
圧シリンダ1に油圧ポンプ7の吐出油を供給する通路と
して、パイロットチェック弁4を途中に設けた通路15
が油圧ポンプ7の一方のポート7Aと油室3を接続する
。油圧ポンプ7のもう一方のポート7Bには通路16と
チェック弁26を介して低圧アキュームレータ22が接
続される。またパイロットチェック弁4のパイロット回
路4Aが通路16に接続される。
【0016】油圧ポンプ7は両吐出型かつ容量可変型で
、傾転角調整シリンダ32を介した傾転角の調整により
吸込方向と吐出方向を逆転する。なお、傾転角調整シリ
ンダ32はこの吸込と吐出方向を逆転させる手段を構成
し、逆転により吸込ポートとなるポート7Aに油圧シリ
ンダ1からの流出作動油を導く。
、傾転角調整シリンダ32を介した傾転角の調整により
吸込方向と吐出方向を逆転する。なお、傾転角調整シリ
ンダ32はこの吸込と吐出方向を逆転させる手段を構成
し、逆転により吸込ポートとなるポート7Aに油圧シリ
ンダ1からの流出作動油を導く。
【0017】油圧ポンプ7には一体回転するブーストポ
ンプ30が付設される。ブーストポンプ30は並列に配
置されたフィルタ34とチェック弁35を介してソレノ
イド弁31に接続される。ソレノイド弁31は傾転角調
整シリンダ32にブーストポンプ30とタンク14とを
選択的に接続することにより、傾転角調整シリンダ32
の駆動方向を制御するもので、ポート7Aの吐出量を増
やす方向に傾転角調整シリンダ32を駆動するポジショ
ンAと、逆方向に駆動するポジションCと、傾転角調整
シリンダ32の作動油の出入りを遮断するポジションB
からなる。
ンプ30が付設される。ブーストポンプ30は並列に配
置されたフィルタ34とチェック弁35を介してソレノ
イド弁31に接続される。ソレノイド弁31は傾転角調
整シリンダ32にブーストポンプ30とタンク14とを
選択的に接続することにより、傾転角調整シリンダ32
の駆動方向を制御するもので、ポート7Aの吐出量を増
やす方向に傾転角調整シリンダ32を駆動するポジショ
ンAと、逆方向に駆動するポジションCと、傾転角調整
シリンダ32の作動油の出入りを遮断するポジションB
からなる。
【0018】ソレノイド弁31はポート7Aの圧力に応
じてポジションAとCをポジションBに切り換えるパイ
ロット回路31Aを備える
じてポジションAとCをポジションBに切り換えるパイ
ロット回路31Aを備える
【0019】ブーストポンプ30の吐出油はまたチェッ
ク弁33を介して低圧アキュームレータ22に供給され
る。この低圧アキュームレータ22はチェック弁25と
26を介して通路15と16にそれぞれ接続される。
ク弁33を介して低圧アキュームレータ22に供給され
る。この低圧アキュームレータ22はチェック弁25と
26を介して通路15と16にそれぞれ接続される。
【0020】また、高圧アキュームレータ18がチェッ
ク弁17と24を介して通路15と16に接続される。 高圧アキュームレータ18は油圧ポンプ7が吸込方向と
吐出方向を逆転して油圧シリンダ1からの流出作動油を
吸い込んで加圧する場合にその吐出圧力を蓄えるもので
ある。高圧アキュームレータ18と低圧アキュームレー
タ22は可変オリフィス19と23を介してそれぞれソ
レノイド弁20に接続される。
ク弁17と24を介して通路15と16に接続される。 高圧アキュームレータ18は油圧ポンプ7が吸込方向と
吐出方向を逆転して油圧シリンダ1からの流出作動油を
吸い込んで加圧する場合にその吐出圧力を蓄えるもので
ある。高圧アキュームレータ18と低圧アキュームレー
タ22は可変オリフィス19と23を介してそれぞれソ
レノイド弁20に接続される。
【0021】ソレノイド弁20はアキュームレータ18
と22をオペレータの操作に応じて通路15に選択的に
接続するもので、通路15に低圧アキュームレータ22
を接続するポジションEと、高圧アキュームレータ18
を接続するポジションGと、これらの接続をともに遮断
するポジションFとを備え、油圧シリンダ1を負荷2に
抗して伸長させる際に、高圧アキュームレータ18の蓄
圧を油圧シリンダ1に供給する切換手段として機能する
。
と22をオペレータの操作に応じて通路15に選択的に
接続するもので、通路15に低圧アキュームレータ22
を接続するポジションEと、高圧アキュームレータ18
を接続するポジションGと、これらの接続をともに遮断
するポジションFとを備え、油圧シリンダ1を負荷2に
抗して伸長させる際に、高圧アキュームレータ18の蓄
圧を油圧シリンダ1に供給する切換手段として機能する
。
【0022】高圧アキュームレータ18には一定以上の
高圧を低圧アキュームレータ22に逃がす高圧リリーフ
弁21が付設される。また、低圧アキュームレータ18
にも一定以上の圧力上昇時に開いて作動油をタンク14
に還流させる低圧リリーフ弁27が付設される。28は
、通路15とタンク14を連通する可変オリフィス、2
9は可変オリフィス28と低圧リリーフ弁27からタン
ク14に還流する作動油を冷却するオイルクーラである
。
高圧を低圧アキュームレータ22に逃がす高圧リリーフ
弁21が付設される。また、低圧アキュームレータ18
にも一定以上の圧力上昇時に開いて作動油をタンク14
に還流させる低圧リリーフ弁27が付設される。28は
、通路15とタンク14を連通する可変オリフィス、2
9は可変オリフィス28と低圧リリーフ弁27からタン
ク14に還流する作動油を冷却するオイルクーラである
。
【0023】次に作用を説明する。油圧アクチュエータ
を使用する場合は、まずソレノイド弁20をポシション
Bに、ソレノイド弁31をポシションFにしたまま油圧
ポンプ7を運転する。なお、運転開始時点で回路内の油
圧はすべてタンク14に解放され、油圧シリンダ1は最
収縮状態、油圧ポンプ7は無負荷状態になっているもの
とする。
を使用する場合は、まずソレノイド弁20をポシション
Bに、ソレノイド弁31をポシションFにしたまま油圧
ポンプ7を運転する。なお、運転開始時点で回路内の油
圧はすべてタンク14に解放され、油圧シリンダ1は最
収縮状態、油圧ポンプ7は無負荷状態になっているもの
とする。
【0024】油圧ポンプ7が回転すると、ブーストポン
プ30の吐出油がチェック弁33、25、26を介して
通路15と16に供給され、回路全体に作動油を満たし
、低圧アキュームレータ22に蓄圧する。また、通路1
6の圧力上昇とともにパイロットチェック弁4が開く。
プ30の吐出油がチェック弁33、25、26を介して
通路15と16に供給され、回路全体に作動油を満たし
、低圧アキュームレータ22に蓄圧する。また、通路1
6の圧力上昇とともにパイロットチェック弁4が開く。
【0025】次に、ソレノイド弁31をAポジションに
切り換えると、ブーストポンプ30の吐出油で傾転角調
整シリンダ32が作動し、油圧ポンプ7の傾転角を増大
させる。これにより、油圧ポンプ7はポート7Bから通
路16の作動油を吸い込み、加圧してポート7Aに吐出
する。吐出油は通路15を介して油圧シリンダ1の油室
3に供給され、ピストン12を上方へと駆動し、ピスト
ンロッド13を伸長させて負荷2を上昇させる。
切り換えると、ブーストポンプ30の吐出油で傾転角調
整シリンダ32が作動し、油圧ポンプ7の傾転角を増大
させる。これにより、油圧ポンプ7はポート7Bから通
路16の作動油を吸い込み、加圧してポート7Aに吐出
する。吐出油は通路15を介して油圧シリンダ1の油室
3に供給され、ピストン12を上方へと駆動し、ピスト
ンロッド13を伸長させて負荷2を上昇させる。
【0026】ソレノイド弁31はポート7Aの圧力が設
定圧に達するとパイロット回路31Aにより自動的にポ
ジションBに切り換わる。この結果、油圧ポンプ7の傾
転角はソレノイド弁31が再び操作されるまで一定に維
持され、負荷2は一定速度で上昇する。
定圧に達するとパイロット回路31Aにより自動的にポ
ジションBに切り換わる。この結果、油圧ポンプ7の傾
転角はソレノイド弁31が再び操作されるまで一定に維
持され、負荷2は一定速度で上昇する。
【0027】負荷2が目的の高さに達したら、オペレー
タはソレノイド弁31をCポジションに切り換える。こ
の結果、ポート7Aの圧力が設定値まで減少すると、パ
イロット回路31Aがソレノイド弁31をCポジション
からBポジションへと切り換える。これにより、油圧シ
リンダ1はピストンロッド13の伸長を停止し、負荷2
は上昇位置に停止する。なお、この時の油圧ポンプ7の
吐出量が可変オリフィス28等からリークする作動油量
とほぼ一致するようにパイロット回路31Aの作動圧力
の設定が行われる。
タはソレノイド弁31をCポジションに切り換える。こ
の結果、ポート7Aの圧力が設定値まで減少すると、パ
イロット回路31Aがソレノイド弁31をCポジション
からBポジションへと切り換える。これにより、油圧シ
リンダ1はピストンロッド13の伸長を停止し、負荷2
は上昇位置に停止する。なお、この時の油圧ポンプ7の
吐出量が可変オリフィス28等からリークする作動油量
とほぼ一致するようにパイロット回路31Aの作動圧力
の設定が行われる。
【0028】上昇位置の負荷2を下降させる場合には、
オペレータが再びソレノイド弁31をCポジションに切
り換える。この結果、油圧ポンプ7は傾転角を負の方向
に変化させて吸込方向と吐出方向を逆転し、ポート7A
から作動油を吸い込んでポート7Bに吐出する。ポート
7Bに発生した圧力でパイロットチェック弁4が開き、
通路15に油圧シリンダ1からの流出作動油が送り込ま
れる。
オペレータが再びソレノイド弁31をCポジションに切
り換える。この結果、油圧ポンプ7は傾転角を負の方向
に変化させて吸込方向と吐出方向を逆転し、ポート7A
から作動油を吸い込んでポート7Bに吐出する。ポート
7Bに発生した圧力でパイロットチェック弁4が開き、
通路15に油圧シリンダ1からの流出作動油が送り込ま
れる。
【0029】この時、通路15からポート7Aに供給さ
れる作動油は負荷2の重量に応じて油圧シリンダ1の油
室3から流出する高い圧力エネルギーを持った作動油で
あり、油圧ポンプ7はこの作動油をさらに加圧してポー
ト7Bに吐出する。この高圧の吐出油は通路16からチ
ェック弁17を介して高圧アキュームレータ18に流入
し、高圧アキュームレータ18に蓄圧する。パイロット
回路31Aは油圧ポンプの吸込量の増加によりポート7
Aの圧力が設定圧力まで低下するとソレノイド弁31を
Bポジションに切り換え、以後の油圧ポンプ7の傾転角
を所定の角度に保持する。
れる作動油は負荷2の重量に応じて油圧シリンダ1の油
室3から流出する高い圧力エネルギーを持った作動油で
あり、油圧ポンプ7はこの作動油をさらに加圧してポー
ト7Bに吐出する。この高圧の吐出油は通路16からチ
ェック弁17を介して高圧アキュームレータ18に流入
し、高圧アキュームレータ18に蓄圧する。パイロット
回路31Aは油圧ポンプの吸込量の増加によりポート7
Aの圧力が設定圧力まで低下するとソレノイド弁31を
Bポジションに切り換え、以後の油圧ポンプ7の傾転角
を所定の角度に保持する。
【0030】負荷2の下降を停止させるにはソレノイド
弁31をAポジションにする。これにより傾転角調整シ
リンダ32は負の傾転角を減少させてさらに正の方向に
増加し、ポート7Aの圧力が上昇停止時と同じ値になっ
たところでパイロット回路31Aがソレノイド弁31を
AポジションからBポジションへと切り換える。
弁31をAポジションにする。これにより傾転角調整シ
リンダ32は負の傾転角を減少させてさらに正の方向に
増加し、ポート7Aの圧力が上昇停止時と同じ値になっ
たところでパイロット回路31Aがソレノイド弁31を
AポジションからBポジションへと切り換える。
【0031】さて下降位置の負荷2を再び上昇させる時
は、まずソレノイド弁20をGポジションに切り換え、
続いてソレノイド弁31をAポジションに切り換える。 これによりまず高圧アキュームレータ18の高圧作動油
が油室3に供給され、この作動油圧力で油圧シリンダ1
が伸長する。そして、油圧ポンプ7の吐出油が油圧シリ
ンダ1をさらに伸長させる。油圧ポンプ7からは負荷2
の上昇に必要な作動油の量と高圧アキュームレータ18
から油室3に供給される油量との差に等しい量の作動油
だけが供給される。
は、まずソレノイド弁20をGポジションに切り換え、
続いてソレノイド弁31をAポジションに切り換える。 これによりまず高圧アキュームレータ18の高圧作動油
が油室3に供給され、この作動油圧力で油圧シリンダ1
が伸長する。そして、油圧ポンプ7の吐出油が油圧シリ
ンダ1をさらに伸長させる。油圧ポンプ7からは負荷2
の上昇に必要な作動油の量と高圧アキュームレータ18
から油室3に供給される油量との差に等しい量の作動油
だけが供給される。
【0032】このようにして、負荷2の下降時に油室3
から流出した作動油の圧力エネルギーを高圧アキューム
レータ18に蓄え、このエネルギーを負荷2の再上昇に
利用するので、油圧ポンプ7の動力負担は最初に負荷2
を上昇させた時と比べてはるかに小さくなる。以後負荷
2は油圧ポンプ7から少しずつエネルギーの補給を受け
るだけで昇降する。なお、ソレノイド弁31をソレノイ
ド弁20と同時に切り換えれば油室3への作動油の流入
流量が増加するので、負荷2の上昇速度を速めることが
できる。また、負荷2を下降させる際にソレノイド弁2
0をEポジションに切り換えれば、油室3の作動油は低
圧リリーフ弁27を通ってタンク14に還流するので、
負荷2を急降下させることができる。
から流出した作動油の圧力エネルギーを高圧アキューム
レータ18に蓄え、このエネルギーを負荷2の再上昇に
利用するので、油圧ポンプ7の動力負担は最初に負荷2
を上昇させた時と比べてはるかに小さくなる。以後負荷
2は油圧ポンプ7から少しずつエネルギーの補給を受け
るだけで昇降する。なお、ソレノイド弁31をソレノイ
ド弁20と同時に切り換えれば油室3への作動油の流入
流量が増加するので、負荷2の上昇速度を速めることが
できる。また、負荷2を下降させる際にソレノイド弁2
0をEポジションに切り換えれば、油室3の作動油は低
圧リリーフ弁27を通ってタンク14に還流するので、
負荷2を急降下させることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明は、負荷に従動する
油圧シリンダからの流出作動油の圧力エネルギーをアキ
ュームレータに蓄積し、このエネルギーを油圧シリンダ
を負荷に抗して再作動させる際に利用するようにしたの
で、エネルギーの無駄が少なくなり、油圧シリンダを駆
動する油圧ポンプの小型化や動力コストの節減に好まし
い効果が得られる。
油圧シリンダからの流出作動油の圧力エネルギーをアキ
ュームレータに蓄積し、このエネルギーを油圧シリンダ
を負荷に抗して再作動させる際に利用するようにしたの
で、エネルギーの無駄が少なくなり、油圧シリンダを駆
動する油圧ポンプの小型化や動力コストの節減に好まし
い効果が得られる。
【図1】本発明の実施例を示す油圧シリンダの駆動回路
図である。
図である。
【図2】従来例を示す油圧シリンダの駆動回路図である
。
。
【符号の説明】
1 油圧シリンダ
2 負荷
7 油圧ポンプ
15 通路
18 高圧アキュームレータ
20 ソレノイド弁
32 傾転角調整シリンダ
Claims (1)
- 【請求項1】 負荷に抗して油圧シリンダを作動させ
るべく可逆油圧ポンプの吐出油を供給する通路と、負荷
に従動する油圧シリンダから作動油を流出させるべく前
記油圧ポンプを逆転する手段と、この逆転する油圧ポン
プからの吐出作動油を蓄えるアキュームレータと、油圧
シリンダを負荷に抗して駆動する際にこのアキュームレ
ータに蓄圧した作動油を油圧シリンダに供給する切換手
段とを備えたことを特徴とする油圧シリンダの駆動回路
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41067590A JPH04219502A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 油圧シリンダの駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP41067590A JPH04219502A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 油圧シリンダの駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04219502A true JPH04219502A (ja) | 1992-08-10 |
Family
ID=18519796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP41067590A Pending JPH04219502A (ja) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | 油圧シリンダの駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04219502A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998013603A1 (fr) * | 1996-09-25 | 1998-04-02 | Komatsu Ltd. | Systeme de recuperation/reutilisation d'huile hydraulique |
US6378301B2 (en) | 1996-09-25 | 2002-04-30 | Komatsu Ltd. | Pressurized fluid recovery/reutilization system |
JP2009515100A (ja) * | 2005-11-02 | 2009-04-09 | ハイダック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 油圧ユニット |
JP2009243684A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Robert Bosch Gmbh | タンク内の溢流容器内の電動モータ |
CN104728012A (zh) * | 2013-12-20 | 2015-06-24 | 哈姆股份公司 | 特别是用于自行式建筑机械、尤其是压路机的驱动系统 |
-
1990
- 1990-12-14 JP JP41067590A patent/JPH04219502A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998013603A1 (fr) * | 1996-09-25 | 1998-04-02 | Komatsu Ltd. | Systeme de recuperation/reutilisation d'huile hydraulique |
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JP2015121319A (ja) * | 2013-12-20 | 2015-07-02 | ハム アーゲーHamm AG | 特に自走式建設機械、特に土壌圧縮機のための駆動システム |
US9995007B2 (en) | 2013-12-20 | 2018-06-12 | Hamm Ag | Drive system, in particular for a self-propelled construction machine, in particular a soil compactor |
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