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JPH04202329A - テトラフルオロエチレン共重合体粉末の製造法 - Google Patents

テトラフルオロエチレン共重合体粉末の製造法

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Publication number
JPH04202329A
JPH04202329A JP32942790A JP32942790A JPH04202329A JP H04202329 A JPH04202329 A JP H04202329A JP 32942790 A JP32942790 A JP 32942790A JP 32942790 A JP32942790 A JP 32942790A JP H04202329 A JPH04202329 A JP H04202329A
Authority
JP
Japan
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powder
melting point
particle size
tetrafluoroethylene copolymer
copolymer
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Application number
JP32942790A
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Inventor
Susumu Nakamura
中村 勧
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Chemours Mitsui Fluoroproducts Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Fluorochemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Du Pont Mitsui Fluorochemicals Co Ltd filed Critical Du Pont Mitsui Fluorochemicals Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コーティング剤、潤滑剤、離型剤などのばか
粉末成形(回転ライニング、回転モールディング)とし
て有用であるテトラフルオロエチレン共重合体粉末の製
造法に関するものである。
[従来の技術] テトラフルオロエチレンと少量の他のコモノマーとを共
重合して得られたテトラフルオロエチレン共重合体は耐
熱性、耐薬品性、電気的性質、機械的性質に優れ、しか
もテトラフルオロエチレンの単独重合体であるポリテト
ラフルオロエチレンとは異なり、重合体の融点以上の温
度で流動性を有するところから、溶融押出成形および射
出成形による成形品の製造のほか、ピンホールの発生の
少ない優れたコーティング剤としても広く利用されてい
る。このようなコーティング用には通常テトラフルオロ
エチレン共重合体粉末が使用される。
従来、テトラフルオロエチレン共重合体のコーティング
用粉末を製造する方法として、特公昭53−11296
に凝集させたテトラフルオロエチレン共重合体粉末をガ
ス流と共に該共重合体の融点以上の温度に維持された雰
囲気を有する焼成室内に個々の粉末粒子が実質的に融着
しない状態で噴霧することが記載されている。
この方法によって、粒径22−150u、空隙率0.7
5以下、表面積10rs”/cm”u下のコーティング
に適した粉体な凝集粉末から直接に得られる。
しかしその製造には大型の専有設備が必要であり1品種
の切り替えには装置上多くの手間を伴った。また粒径は
原料粉末の粒径により決められるが、融点以上の温度に
なっている焼成炉中で粒子同志の融着が生じるため、コ
ーティングに適した粉末を得る番こは粗大粒子の取り除
きが必要となった。
また、コーティング用のテトラフルオロエチレン共重合
体粉末はしばしば他の重合体または無機フィラー等の充
填材粉末を配合させて使用するが、この方法では該共重
合体の融点以上の温度の焼成炉の中に粉末粒子を噴霧す
るため、可燃性で粉塵爆発の危険がある物質(たとえば
ポリフェニレンサルファイド)を充填材として配合使用
する場合には不活性ガスを同時に吹き込むことが必要で
あった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、簡便な設備により、不活性ガス等を使
用せずに有機可燃性充填材をも配合させることができる
任意の粒径、空隙率および全表面積を持つコーティング
および粉末成形に適したテトラフルオロエチレン共重合
体粉末の製造法を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は融点以上の温度で流動性を有するテトラフルオ
ロエチレン共重合体のコロイド粒子を凝集させ、該共重
合体の融解開始温度以上で、かつ融点を越えない温度で
熱融着させたのち粉砕し。
さらに共重合体の融解開始温度以上で、かつ融点を越え
ない温度で、粉砕された粉末の表面を溶融させて、その
後再融着した粉末を分離解砕し、比溶融粘度lXl0’
〜106ポイズ、平均粒径5〜500μm、空隙率07
5以下、全表面積0.2〜20 ni”/cm’である
テトラフルオロエチレン共重合体を得ることを特徴とす
るテトラフルオロエチレン共重合体粉末の製造法である
本発明において使用することができるテトラフルオロエ
チレン共重合体は、テトラフルオロエチレンと他のコモ
ノマーの共重合体で融点以上の温度で流動性を有する共
重合体であり、テトラフルオロエチレンとペルフルオロ
アルキルビニルエーテルとの共重合体(PFA)、テト
ラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとの共
重合体(FEP)、テトラフルオロエチレンとエチレン
との共重合体(ETFE)などを挙げることができる。
本発明はテトラフルオロエチレン共重合体のコロイド粒
子を凝集させた後、下記の4工程を必須工程として処理
する該共重合体粉末の製造法である。
■テトラフルオロエチレン共重合体の凝集粉末な該共重
合体の融解開始温度以上で、かつ融点を越えない温度で
熱融着させる。
凝集粉末は通常平均粒径150〜5000μm、全表面
積20〜60■2 / c m 3であるが、上記熱融
着工程によって、全表面積は通常凝集粉末の273〜I
/10にまで減少する。
■ついで上記熱融着された共重合体を粉砕する。
この粉砕によって共重合体粒子は通常平均粒径5〜50
0μmに粉砕される。
■その後再び共重合体の融解開始温度以上で、かつ融点
を越えない温度で熱処理を行ない、粉砕された粉末表面
を溶融させて形状を球状に近づける。
この再融着処理によって粒子の表面積は再び減少し、再
融着後の粉末の全表面積は、通常最初の凝集粉末のl/
3〜1/100になるようにする。
■ 次に個々の再融着した粉砕粉末を分離解砕する。
上記4工程を逐次行なうことによって比溶融粘度lX1
06〜106ボイズ、平均粒径5〜500um、空隙率
0.75以下、全表面積0.2−201112/c■3
であるテトラフルオロエチレン共重合体粉末が得られる
本発明でいう空11!率とは、粉体層中の空間の体積を
示すものであって下記の式によって表される。
空隙率=1−(粉末の見かけ比重/粉末を構成する物質
の真比重) 本発明において製造されるテトラフルオロエチレン共重
合体粉末の空隙率は0,75以下であり、特に好ましい
空隙率は0.34〜0.60である。
空隙率が075より大きくなると、塗膜にクラックが発
生し易くなったり、表面平滑性が得られない。
本発明でいう全表面積とは、粉末を構成する物質の単位
容積当りの該粉末の全表面積を表すものであって、下記
の式によって求められる。全表面積はW12/cI11
3で表される。
全表面積=(粉末1g当りの全表面積)×(粉末を構成
する物質の真比重) なお上記粉末1g当りの全表面積はBET法(窒素吸着
法)によって測定される。全表面積は粉末粒子の強度を
示す一つの尺度となり、全表面積が10 m2/cm”
以下の粉末は、機械的または物理的な力によって簡単に
は破壊されないことが見いだされている。
本発明方法によって得られるテトラフルオロエチレン共
重合体の全表面積は02〜20ff12/cI113で
あり、本発明における熱融着処理条件は、粒子の全表面
積で管理することができる。
第1段の熱融着では、コロイド粒子からなる凝集粒子の
全表面積が2/3〜l/10になるように熱融着させる
のが好ましい。この熱融着処理は、共重合体の融解開始
温度以上で、かつ融点を越えない温度で凝集粉末を構成
するコロイド粒子を融着させて、凝集粉末に機械的また
は物理的な破砕ないし解離作用に対する強度を与えるこ
とを目的としている。
この時全表面積が最初の凝集粉末のl/10以下になる
よう過度に融着させてしまうと、その後の粉砕に莫大な
エネルギーが必要となり、またaim状のヒゲを有する
粉末が多量に形成されるので好ましくない。
またこの凝集粉末を充分に融着させず、つまり全表面積
が充分に減少していない状態で粉砕操作に入ると凝集粉
末がほどけ易いために細かく粉砕されてしまい目的とす
る粒径が得られない。全表面積が最初の凝集粉末の27
3以下になるように融着させるのが好ましい。
この熱融着処理は、DSCを用いて融点を測定した場合
の樹脂の融解開始温度と融点のピークを示す温度の間で
行う。特に熱融着処理温度としては、 (樹脂が融解を開始する温度) +to、t〜0.99) XH融点)−(樹脂が融解を
開始する温度)) の範囲で行なうのが好ましい。
ここで融解開始温度とはDSC測定において、吸熱のピ
ークに向かってベースラインが変化し始めた温度を言い
、融点とは吸熱曲線の頂点を言う。本発明における融解
開始温度および融点の測定法は以下のとおりである。
使用装置:DuPont製DSC990型試料   1
0mg 昇温速度、lO°C/m1n N2雰囲気中 テトラフルオロエチレン共重合体の融点および融解開始
温度は、コモノマーの含量、共重合体の分子量および分
子量分布などにより異なるが、PFAの場合融解は26
0℃〜280°Cの温度範囲において開始され、融点は
290℃〜310℃の範囲である。FEPの場合融解は
210°C〜230℃の温度範囲において開始され、融
点は250℃〜280℃の範囲である。またETFEの
場合融解は200℃〜230℃の温度範囲において開始
され、融点は250℃〜280℃の範囲である。
樹脂が融解を始める温度より低い温度では粉末粒子同志
は融着せず、また融点を越える温度での熱処理は、コロ
イド粒子からなる造粒物が完全に溶融して大粒径の粒子
もしくは板状となり粉砕が不可能となるため好ましくな
い。
第1段の融着処理後、最終目的の粒径にあわせてこの凝
集粉末の平均粒径を5〜500μmに粉砕するが、その
方法および装置に制限はな(目的とする粒径が得られれ
ば良い。
コーティング用粉末としては、平均粒径が5〜150g
m、粉末成形用としては150〜500μmのものが好
ましい。
この粉砕処理によって、共重合体粉末は最終製品として
要求される粒径にまで粉砕されるが、得られた粉末の形
状は球状ではなく、様々な形状をしており、中には粉砕
時に強い応力により繊維状のヒゲを有する粉末も発生す
る。このような形状の粉末は空隙率が大きく、粉末成形
用には不適当である。
第2段の熱融着処理の目的は、このような粉砕時に発生
した繊維状のヒゲを丸めて、粉末と一体化させることに
より粒子形状を球に近づけて、空隙率を下げるためであ
る。熱処理温度は第1段の熱融着処理と同じく、該共重
合体の融解開始温度以上で、かつ融点を越えない温度で
あるが、第1段の熱融着より高温度で行ったほうがより
効果的である。
また、この第2段の熱処理条件としては凝集粒子の全表
面積が1/3〜1/100になるように行うのが好まし
い。
熱処理が不足するとヒゲが残り、空隙率が低くならない
ため、コーティング用粉末として使用した場合には塗膜
にクラックが発生したりする。
第2段の熱処理によって、粉末は繊維状のヒゲが丸まっ
て一体化するだけではなく、互いの粉末の接点でも融着
しているため、これらを個々の粉末に解砕分離する必要
がある。
この粉末の解砕分離工程では、粉末粒子に対して実質的
な破壊効果を生じさせない機械的攪拌を利用する。
本発明の製造方法においてテトラフルオロエチレン共重
合体凝集粉末は充填材を含有していても差し支えない。
含有することができる充填材は、例えば、金属、カーボ
ンブラック、炭化珪素、ガラス、グラファイト、耐熱性
プラスチック(例えばポリフェニレンサルファイド等)
をあげることができる。
本発明で使用される充填材は、少なくとも200℃以上
好ましくは300℃以上の耐熱性を有することが必要で
ある。
充填材含有粉末は、充填材と共重合体との混合分散液を
共凝集して得られる凝集粉末を用いて本発明により製造
される。
本発明の方法により製造された充填材含有共重合体粉末
は、充填材粉末と樹脂粉末とが混合され、粒子中に包含
されている形態であるため樹脂粉末と充填材粉末が分離
しない、そのため従来より行なわれている樹脂粉末に充
填材粉末を添加混合する方法で製造された充填材含有粉
末と比べて、静電塗装時に均一組成の塗膜を形成するの
で静電塗装用粉末として優れている。また塗装工程にお
いて組成の変化がないため、静電塗装時に被塗装物に塗
装しなかった粉末を捕集機にて口取して使用することが
可能となる。
本発明によって製造される粉末は、非粘着用途としては
コピー機、プリンター、ファクシミリの熱転写ロール、
工業ホッパー等に使用され、防蝕用途としては化学プラ
ント用の配管、タンク、フランジ等へ使用される。
[実施例1 以下実施例をあげて本発明を具体的に説明する。なお実
施例において塗膜の性状を評価するための塗膜形成試験
の方法は次のとおりである。
(Al  電°5による° 形成 静電粉体塗装機(小野田セメント■製GX−2007)
と静電粉体塗装ガン(小野田セメント■製GX−107
)を用いて、粉体を塗装電圧10kV(負)、吐出量的
50 g/a+inにて25cm離れているアースされ
た2X100X100mmのアルミ板に静電吹付塗装を
行った。
粉末重量は2.2g均一として焼成後100μmの塗膜
を形成させた。塗装環境は温度25℃、温度60RHで
あった。
この塗装されたアルミ板を強制通風循環炉中で370℃
×30分間焼成した。
室温まで空冷した後、塗膜を目視にてピンホール、発泡
、平滑度を含めて観察し、塗膜形成性の良好なものを○
、不良のものを×、きわめて不良のものを××とじ、3
段階で評価した。
(1盛 き・11による  形成 サンドブラスト処理した2X50X100mmの鉄板上
に6.5g (焼成後膜厚600uI11)を盛置き強
制通風循環炉で330℃×30分間焼成した。
室温にまで空冷した後、塗膜を目視にてピンホール、発
泡、平滑度を含めて評価した。
1嵐五ユ PFAコロイド分散液(平均粒径0.2μm、全表面積
33 m2/ cm3.融点309℃)に攪拌しながら
硝酸を加えてエマルジョンを破壊して、ついでトリクロ
ロトリフロロエタンを加え撹拌を続けることにより、平
均粒径が2.1ff+mの凝集粉末を得た。
この凝集粉末は崩壊し微粉化しやすく、例えば有機溶媒
中で超音波に曝すと容易にその凝集が壊れ溶媒に分散す
る性質を持っている。
この粉砕粉末をステンレスバットに2〜4cmの厚みに
盛って280°Cで5時間熱融着処理した。
その後超遠心ミル(RETCH社製ZM−1)を使用し
て回転数110000rpで平均粒子50LLIl以下
に粉砕した。
この粉砕粉末をステンレスバ・ントに2〜4cmの厚み
に盛って300℃で5時間熱融着処理した。
この粉末をクツキングミキサー(松下電気社製MX−9
15C)を用いて分離解砕を行った。
分離解砕条件・ 粉末 200g、 カッター回転数 105(10rpm X 1 mln
得られたPFAl’#を脂粉末を、試験法(Al に従
い塗膜を形成し塗膜形成性を評価した。
粉末性状および製造条件を表1に示す。
1血璽又ニユ 実施例1で用いたPFAコロイド分散液を実施例1と同
様に凝集させて平均粒径2.1mn+の凝集粉末を得た
この粉末を、第1段および第2段の熱融着温度を表1記
載の温度に代えた以外は実施例1の操作と同様に融着処
理等を行い、PFA粉末を得、実施例1と同し方法で塗
膜形成性を評価した。
粉末性状および製造条件を表1に示す。
1血廻A 実施例1で用いたPFAコロイド分散液に、アミノシラ
ン系表面処理剤(信越イし学製KBM−603)にて水
中で表面処理された平均粒径4μmの炭化珪素粒子(不
二見研磨剤工業製GC# 3000)をPFA樹脂分に
対して511℃%添加した後、実施例1と同様に凝集さ
せて平均粒径3mmの凝集粉末を得た。
この粉末に表1に記載した温度にて実施例1の操作と同
様に融着処理等を行い、炭化珪素を含有するPFA樹脂
粉末を得た。実施例1と同じ方法で塗膜形成性を評価し
、その粉末性状および製造条件を表1に示した。
1血溺j 実施例1で用いたPFAコロイド分散液に平均粒径14
μmのポリフェニレンサルファイド(東ソーサスティー
ル製PP5)をPFAFM脂分に対して10wt%を添
加した後、実施例1と同様に凝集させて平均粒径2.5
+++mの凝集粉末を11だ。
この粉末を表1に記載した温度にて実施例1の操作と同
様に融着処理等を行いPPSを含有する粉末を得た。実
施例1と同し方法で塗膜形成性を評価し、その粉末性状
および製造条件を表1に示した。
実施例6〜7 実施例1で用いたPFAコロイド分散液から得られた平
均粒径2.1mmの凝集粉末をステンレスバットに2〜
4c+++の厚みに盛って表1の温度にて5時間熱融着
した。
この後超遠心ミルを用いて平均粒子径500μm以下に
粉砕した。
この凝集粉末をステンレスバットに2〜4cmの厚みに
盛って、表1に記載した温度にて5時間熱融着処理した
この粒子に実施例1の操作と同様に表1に記載した温度
にて融着処理等を行い、粉末を得た。
得られたPFAI!l脂粉末を、試験法fBlに従い塗
膜を形成し塗膜形成性を評価した。
粉末性状および製造条件は、表1に示す通りであった。
宜W旦 FEPコロイド分散液(平均粒径0.2gm、全表面積
33 va”/ c+n3.融点260℃)に撹拌しな
がら硝酸を加えてエマルジョンを破壊して、ついでトリ
クロロトリフロロエタンを加え撹拌を続けることにより
、平均粒径が2.5m+mの凝集粉末を得た。
この凝集粉末をステンレスバットに2〜4cmの厚みに
盛って220℃で5時間熱融着処理した。
その後超遠心ミル(RETCH社製ZM−1)を使用し
て回転数11000Orpで平均粒子50μm以下に粉
砕した。
この粉砕粉末をステンレスバットに2〜4cmの厚みに
盛って250℃で5時間熱融着処理した。
得られたFEP樹脂粉末を、試験法(A)に従い塗膜を
形成し塗膜形成性を評価した。
粉末性状および製造条件を表1に示す。
工悴五土二A 実施例1で用いたPFAコロイド分散液から得られた平
均粒径2.1mmの凝集粉末をステンレスバットに2〜
4cmの厚みに盛って表1記載の温度にて第1段熱融着
を5時間行なったのち、超遠心ミルを用いて平均粒子5
0gm以下に粉砕し、第2段の熱融着処理を行なわずに
得られた粉末がら実施例1と同し方法で塗膜を形成し、
塗膜形成性を評価した。
粉末性状および製造条件を表2に示す。
比較例5 実施例1で用いたPFAコロイド分散液から得られた平
均粒径2.1mmの凝集粉末をステンレスバットに2〜
4ca+の厚みに盛って270℃にて5時間熱融着処理
した。
この凝集粉末を超遠心ミルを用いて平均粒子50um以
下に粉砕した。
この粉末をステンレスバットに2〜4cmの厚みに盛っ
て260℃にて5時間熱融着処理した。
この粉末をクツキングミキサーを用いて粉末の解砕操作
を行った。実施例1と同し方法で塗膜を形成し、塗膜形
成性を評価した。
粉末性状および製造条件を表2に示す。
比較±亙 実施例1で用いたPFAコロイド分散液から得られた平
均粒径2.1mmの凝集粉末をステンレスバットに2〜
4cmの厚みに盛って270 ’Cにて5時間熱融着処
理した。
この凝集粉末を超遠心ミルを用いて平均粒子50μm以
下に粉砕した。
この粉末をステンレスバラ十に2〜4cmの厚みに盛っ
て320℃にて5時間熱融着処理した。
粉末は粒子が全体的に融着しているためクツキングミキ
サーにて粉砕することは出来なかった。
粉末性状および製造条件は、表2に示す通りであった。
比較■ユ 実施例1で用いたPFAコロイド分散液から得られた平
均粒径2.1ms+の凝集粉末をステンレスバットに2
〜4c+sの厚みに盛って270’Cにて5時間熱融着
処理した。
この凝集粉末を超遠心ミルを用いて平均粒子500μm
以下に粉砕した。
この粉末をさらにステンレスバットに2〜4cmの厚み
に盛って260°Cにて5時間熱融着処理した。
この粉末をクツキングミキサーを用いて粉末の解砕操作
を行った。
実施例5と同し方法で塗膜を形成し、塗膜形成性を評価
した。粉末性状および製造条件は、表2に示すとおりで
あった。
比軟!上 実施例8で用いたFEPコロイド分散液から得られた平
均粒径2.5+++n+の凝集粉末をステンレスバット
に2〜4cmの厚みに盛って210℃にて5時間熱融着
処理した。
この後超遠心ミルを用いて平均粒子径50μm以下に粉
砕し、第2段の熱融着処理を行なわずに得られた粉末か
ら実施例1と同じ方法で塗膜を形成し、塗膜形成性を評
価した。
粉末性状および製造条件を表2に示す。−[発明の効果
] テトラフルオロエチレン共重合体を、特定の条件下での
熱融着、粉砕1分離解砕等の手段を組み合わせて処理す
ることにより使用用途に適した粒径、表面積、空隙率を
有するテトラフルオロエチレン共重合体粉末を、きわめ
て容易かつ簡便な手段および操作で製造することができ
る。また可燃性の有機物質を充填材として配合した充填
材入り共重合体粉末の製造にも適用でき、粉末成形やコ
ーティング用樹脂の製造法として有用である。
特許出願人 三井・デュポンフロロケミカル株式会社 ゛。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)融点以上の温度で流動性を有するテトラフルオロ
    エチレン共重合体のコロイド粒子を凝集させ、該共重合
    体の融解開始温度以上で、かつ融点を越えない温度で熱
    融着させたのち粉砕し、さらに共重合体の融解開始温度
    以上で、かつ融点を越えない温度で、粉砕された粉末の
    表面を溶融させて、その後再融着した粉末を分離解砕し
    、比溶融粘度1×10^4〜10^6ポイズ、平均粒径
    5〜500μm、空隙率0.75以下、全表面積0.2
    〜20m^2/cm^3であるテトラフルオロエチレン
    共重合体を得ることを特徴とするテトラフルオロエチレ
    ン共重合体粉末の製造法。
JP32942790A 1990-11-30 1990-11-30 テトラフルオロエチレン共重合体粉末の製造法 Expired - Lifetime JPH0764936B2 (ja)

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JP32942790A JPH0764936B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 テトラフルオロエチレン共重合体粉末の製造法

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JPH04202329A true JPH04202329A (ja) 1992-07-23
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Cited By (11)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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