JPH0418649Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0418649Y2 JPH0418649Y2 JP1790387U JP1790387U JPH0418649Y2 JP H0418649 Y2 JPH0418649 Y2 JP H0418649Y2 JP 1790387 U JP1790387 U JP 1790387U JP 1790387 U JP1790387 U JP 1790387U JP H0418649 Y2 JPH0418649 Y2 JP H0418649Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strainer
- exhaust gas
- exhaust
- mesh
- mist
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 claims description 9
- 238000000746 purification Methods 0.000 claims description 9
- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims description 9
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 claims description 6
- -1 polypropylene Polymers 0.000 claims description 6
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 claims description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 claims description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 4
- 229920001169 thermoplastic Polymers 0.000 claims description 4
- 239000004416 thermosoftening plastic Substances 0.000 claims description 4
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 36
- 239000003595 mist Substances 0.000 description 20
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 11
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 4
- 239000003513 alkali Substances 0.000 description 3
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N Hydrochloric acid Chemical compound Cl VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 241001062472 Stokellia anisodon Species 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 239000002253 acid Substances 0.000 description 1
- 238000003915 air pollution Methods 0.000 description 1
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000005183 environmental health Effects 0.000 description 1
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002655 kraft paper Substances 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000000243 solution Substances 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 239000002912 waste gas Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Gas Separation By Absorption (AREA)
- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Paper (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、デゾルビングタンク排気浄化装置に
係り、詳しくは回収炉の無機物質溶融物を溶解す
るタンクから排出する排ガス及びミストを効果的
に捕集する排気浄化装置に関する。
係り、詳しくは回収炉の無機物質溶融物を溶解す
るタンクから排出する排ガス及びミストを効果的
に捕集する排気浄化装置に関する。
ここにいうデゾルビングタンクとは、回収炉か
らの無機物質溶融物(以下スメルトという)を溶
解するタンクをいう。
らの無機物質溶融物(以下スメルトという)を溶
解するタンクをいう。
〈従来の技術〉
従来クラフト法パルプ蒸解における薬品回収工
程において、回収炉に接続するデゾルビングタン
クから排出する排ガスやミストは、大気汚染防止
のため排気筒内に前記排ガスやミスト等を捕集す
る手段としてステンレスワイヤー(#931)の複
数枚を積層状に重ねたストレーナーと、該ストレ
ーナーに並設してストレーナーの交換に際し、排
気を排出するためのバイパス用ダンパー(以下ダ
ンパーという)を設けるとともに、排ガスの捕集
と同時にストレーナーのミストを洗浄する目的
で、ストレーナーの上部に弱アルカリ液を噴霧す
る複数個のノズルを配した洗浄機構を備えた排気
浄化設置(以下排気デミスター装置という)を設
けていた。
程において、回収炉に接続するデゾルビングタン
クから排出する排ガスやミストは、大気汚染防止
のため排気筒内に前記排ガスやミスト等を捕集す
る手段としてステンレスワイヤー(#931)の複
数枚を積層状に重ねたストレーナーと、該ストレ
ーナーに並設してストレーナーの交換に際し、排
気を排出するためのバイパス用ダンパー(以下ダ
ンパーという)を設けるとともに、排ガスの捕集
と同時にストレーナーのミストを洗浄する目的
で、ストレーナーの上部に弱アルカリ液を噴霧す
る複数個のノズルを配した洗浄機構を備えた排気
浄化設置(以下排気デミスター装置という)を設
けていた。
〈考案が解決しようとする問題点〉
しかしながらこの排気デミスター装置にあつて
は、デゾルビングタンクからの排気が排気筒を通
して前記排気デミスター装置を構成する綿状ステ
ンレスワイヤーMからなる積層体(第6図参照)
を通過する際に、排気中のミストは捕集され、ス
トレーナー上部から噴霧される弱アルカリ液によ
り洗い落とされると同時に排ガスもまた前記洗浄
液と接触反応して除去されるが、前記ストレーナ
ーが綿状ステンレスワイヤーMの積層体からなつ
ているために、アルカリミストがステンレスワイ
ヤーに固着してストレーナーの目詰りを起して排
気機能を低下させるのが常である。
は、デゾルビングタンクからの排気が排気筒を通
して前記排気デミスター装置を構成する綿状ステ
ンレスワイヤーMからなる積層体(第6図参照)
を通過する際に、排気中のミストは捕集され、ス
トレーナー上部から噴霧される弱アルカリ液によ
り洗い落とされると同時に排ガスもまた前記洗浄
液と接触反応して除去されるが、前記ストレーナ
ーが綿状ステンレスワイヤーMの積層体からなつ
ているために、アルカリミストがステンレスワイ
ヤーに固着してストレーナーの目詰りを起して排
気機能を低下させるのが常である。
このため、運転中にしばしばダンパーを開放し
ては予備ストレーナーと交換しなければならなか
つたし、しかも目詰りしたストレーナーは、これ
を塩酸洗浄によつてワイヤーに固着したスケール
を除去するという危険な作業を強いられるばかり
か、ストレーナーの交換作業中に排ガスやミスト
の大気中への放出を余儀なくされ、環境衛生上決
して好ましいものではなかつた。
ては予備ストレーナーと交換しなければならなか
つたし、しかも目詰りしたストレーナーは、これ
を塩酸洗浄によつてワイヤーに固着したスケール
を除去するという危険な作業を強いられるばかり
か、ストレーナーの交換作業中に排ガスやミスト
の大気中への放出を余儀なくされ、環境衛生上決
して好ましいものではなかつた。
〈問題点を解決するための手段〉
本考案は、上記の欠点を解消すべく本考案者が
種々研究の結果、回収炉に接続するデゾルビング
タンクと排気筒を介して連通するストレーナーと
ダンパーとを備え、前記ストレーナーの上部に複
数個のノズルを配設した洗浄機構を有する排気浄
化装置において、前記ストレーナーの構成(第6
図参照)を耐熱130℃以上で厚さ2.5〜3.0mmから
なる1.0〜1.5メツシユの熱可塑性合成樹脂製ネツ
トの複数枚を第5図Bの如く積層するとともに、
該積層体の各部に複数個のノズルを配設し、かつ
排気浄化装置の下部に排ガスの冷却、被覆用シヤ
ワーノズルを対設したことによつて前記の欠点を
解消することに成功したものである。
種々研究の結果、回収炉に接続するデゾルビング
タンクと排気筒を介して連通するストレーナーと
ダンパーとを備え、前記ストレーナーの上部に複
数個のノズルを配設した洗浄機構を有する排気浄
化装置において、前記ストレーナーの構成(第6
図参照)を耐熱130℃以上で厚さ2.5〜3.0mmから
なる1.0〜1.5メツシユの熱可塑性合成樹脂製ネツ
トの複数枚を第5図Bの如く積層するとともに、
該積層体の各部に複数個のノズルを配設し、かつ
排気浄化装置の下部に排ガスの冷却、被覆用シヤ
ワーノズルを対設したことによつて前記の欠点を
解消することに成功したものである。
本考案の目的は、排気デミスター装置内に配設
したストレーナーへのスケールの固着による目詰
りをなくすとともに、排ガスやミストの大気中に
放出されるのを防止し、しかもストレーナーのス
ケール除去に必要な危険作業(前記)を不要とし
た排気デミスター装置を提供することにある。
したストレーナーへのスケールの固着による目詰
りをなくすとともに、排ガスやミストの大気中に
放出されるのを防止し、しかもストレーナーのス
ケール除去に必要な危険作業(前記)を不要とし
た排気デミスター装置を提供することにある。
本考案に使用されるストレーナーは、耐熱130
℃以上で厚さ2.5〜3.0mmからなる1.0〜1.5メツシ
ユの熱可塑性合成樹脂製ネツト(以下ネツトとい
う)の複数枚を積層体として用いるが、この積層
体はネツトの網目を交互にずらして重ね合わせて
なる(第5図B参照)。ここに使用するネツトと
しては、耐熱温度、厚さ及びメツシユの3条件を
同時に満足し、かつ経済的にも有利なポリプロピ
レン製とすることが実用上最適である。
℃以上で厚さ2.5〜3.0mmからなる1.0〜1.5メツシ
ユの熱可塑性合成樹脂製ネツト(以下ネツトとい
う)の複数枚を積層体として用いるが、この積層
体はネツトの網目を交互にずらして重ね合わせて
なる(第5図B参照)。ここに使用するネツトと
しては、耐熱温度、厚さ及びメツシユの3条件を
同時に満足し、かつ経済的にも有利なポリプロピ
レン製とすることが実用上最適である。
ネツトの耐熱温度が130℃未満となると、ネツ
トが排気筒内に流入する排気温度により溶融また
は変形等して前記目的を達成することができず、
またネツトの網目が1.5メツシユ未満で厚さが3.5
mm以上となると、網目が小さ過ぎてしかもネツト
とネツトとの間隙が少なくなるために、排ガスの
流通が悪く不適である。また上記網目が1.0メツ
シユ以上で厚さが2.5mm以下となると、上記の欠
点は一応解消はするが、排ガス中のミストの捕集
が不完全となるばかりか、排ガスの洗浄液との接
触が不充分となり、所望効果が得られない。
トが排気筒内に流入する排気温度により溶融また
は変形等して前記目的を達成することができず、
またネツトの網目が1.5メツシユ未満で厚さが3.5
mm以上となると、網目が小さ過ぎてしかもネツト
とネツトとの間隙が少なくなるために、排ガスの
流通が悪く不適である。また上記網目が1.0メツ
シユ以上で厚さが2.5mm以下となると、上記の欠
点は一応解消はするが、排ガス中のミストの捕集
が不完全となるばかりか、排ガスの洗浄液との接
触が不充分となり、所望効果が得られない。
このようなことから、ストレーナーに適用する
ネツトとしての使用条件を上記の如く決定した。
ネツトとしての使用条件を上記の如く決定した。
〈作用〉
本考案排気デミスター装置を前記の如く構成し
たために、次の如く作用する。
たために、次の如く作用する。
回収炉から排出されるスメルトが第1図の如く
デゾルビングタンクの入口で周知のように蒸気と
弱アルカリ液との噴出によつて上記タンク内で溶
解されると、発生する排ガスとミストは排気筒を
通して本デミスター装置に流入(第1、第2図参
照)するが、この場合その下部入口で排ガスの冷
却、被覆用シヤワー(弱アルカリ液)の噴霧によ
つて排気温度の低下と同時にアリカリ液と反応し
て排ガスの大半はミストとともに除去される。そ
して残余の排ガス及びミストは、耐熱130℃以上
の厚さ2.5〜3.0mmのポリプロピレンネツトの複数
枚を、該ネツトの網目を交互にずらして重ね合わ
せた積層体からなるストレーナー内を第5図Bの
ように、ちぐはぐ状にネツトの間隙を上昇する
が、その過程でストレーナーの各部から第2図示
の如く噴霧されるシヤワー(弱アルカリ液)によ
つて排ガスは完全に除去される一方ネツトに付着
するミストは網目から洗い落される。
デゾルビングタンクの入口で周知のように蒸気と
弱アルカリ液との噴出によつて上記タンク内で溶
解されると、発生する排ガスとミストは排気筒を
通して本デミスター装置に流入(第1、第2図参
照)するが、この場合その下部入口で排ガスの冷
却、被覆用シヤワー(弱アルカリ液)の噴霧によ
つて排気温度の低下と同時にアリカリ液と反応し
て排ガスの大半はミストとともに除去される。そ
して残余の排ガス及びミストは、耐熱130℃以上
の厚さ2.5〜3.0mmのポリプロピレンネツトの複数
枚を、該ネツトの網目を交互にずらして重ね合わ
せた積層体からなるストレーナー内を第5図Bの
ように、ちぐはぐ状にネツトの間隙を上昇する
が、その過程でストレーナーの各部から第2図示
の如く噴霧されるシヤワー(弱アルカリ液)によ
つて排ガスは完全に除去される一方ネツトに付着
するミストは網目から洗い落される。
〈実施例〉
以下本考案の実施の一例を図面を参照して説明
する。
する。
図において1は、本案排気デミスター装置を示
し、該排気デミスター装置1は第1図示の如く回
収炉12に接続するデゾルビングタンク13に連
通した排気筒14の中間(膨出部)に設けられて
いる。2は排気デミスター装置1の下部(排気筒
との連通部)に該デミスター装置1の中心を指向
して対設した排ガスの冷却、被覆用シヤワーノズ
ルで、該ノズル2は前記したように、デゾルビン
グタンク13内で発生する排ガスとミストとが排
気筒14を通して排気デミスター装置に流入時に
弱アルカリ液を噴霧して排気温度を低下させると
同時に排気ガスと接触反応して排ガスの大半とと
もに除去するに寄与する(第1処理)。3は排気
デミスター装置1の央部に配設したストレーナー
で、該ストレーナー3は「耐熱温度130℃以上で
厚さ2.5〜3.0mmからなる1.0〜1.5メツシユのポリ
プロピレン製ネツト4(第5図A参照)の複数枚
を、各ネツトの網目を交互にずらして重ねた積層
体5(同B図参照)をステンレス製枠6内に第4
図示の如く収納後、その複数個を第3図示の如く
大型ステンレス製枠7内に並列した後、これにス
テンレス製金網8を被せて該金網8と枠7とを固
定(ビス止め)9して所望するストレーナーSを
得る。
し、該排気デミスター装置1は第1図示の如く回
収炉12に接続するデゾルビングタンク13に連
通した排気筒14の中間(膨出部)に設けられて
いる。2は排気デミスター装置1の下部(排気筒
との連通部)に該デミスター装置1の中心を指向
して対設した排ガスの冷却、被覆用シヤワーノズ
ルで、該ノズル2は前記したように、デゾルビン
グタンク13内で発生する排ガスとミストとが排
気筒14を通して排気デミスター装置に流入時に
弱アルカリ液を噴霧して排気温度を低下させると
同時に排気ガスと接触反応して排ガスの大半とと
もに除去するに寄与する(第1処理)。3は排気
デミスター装置1の央部に配設したストレーナー
で、該ストレーナー3は「耐熱温度130℃以上で
厚さ2.5〜3.0mmからなる1.0〜1.5メツシユのポリ
プロピレン製ネツト4(第5図A参照)の複数枚
を、各ネツトの網目を交互にずらして重ねた積層
体5(同B図参照)をステンレス製枠6内に第4
図示の如く収納後、その複数個を第3図示の如く
大型ステンレス製枠7内に並列した後、これにス
テンレス製金網8を被せて該金網8と枠7とを固
定(ビス止め)9して所望するストレーナーSを
得る。
かくして得られたストレーナーSは第2図示の
如く、排気デミスター装置1の央部に配設され
る。配設手段は特に図示していないが、従来同様
該装置の所定位置に、前記ストレーナーSの出し
入れ自在な切欠き口(切欠き穴)を設けるととも
に、この切欠き部分を塞ぐに足る蓋を、切欠き口
の端縁部に蝶番を介して開閉自在に設けることに
よつて満足される。この配設構成は従来の場合と
何等変るものではない。
如く、排気デミスター装置1の央部に配設され
る。配設手段は特に図示していないが、従来同様
該装置の所定位置に、前記ストレーナーSの出し
入れ自在な切欠き口(切欠き穴)を設けるととも
に、この切欠き部分を塞ぐに足る蓋を、切欠き口
の端縁部に蝶番を介して開閉自在に設けることに
よつて満足される。この配設構成は従来の場合と
何等変るものではない。
10はダンパーで、該ダンパー10はストレー
ナーSと(第2図参照)並設され、その中心部に
固着した回転バー(装置外に突出する)10を操
作することによりその開閉を自在ならしめる。1
1はストレーナーSの上、下各部を洗浄する複数
の弱アルカリ液噴射ノズルで、該ノズル11は図
示の如くストレーナーSの上、下各面に対向して
設けられ、ストレーナーSを通過する排ガス及び
ストレーナーSを構成する各ネツトの網目に付着
したミストの洗浄(第2処理)に寄与する。なお
関連ノズルは前記第1次洗浄時のそれを含めてフ
ツシユスタイルとすることはいうまでもない。
ナーSと(第2図参照)並設され、その中心部に
固着した回転バー(装置外に突出する)10を操
作することによりその開閉を自在ならしめる。1
1はストレーナーSの上、下各部を洗浄する複数
の弱アルカリ液噴射ノズルで、該ノズル11は図
示の如くストレーナーSの上、下各面に対向して
設けられ、ストレーナーSを通過する排ガス及び
ストレーナーSを構成する各ネツトの網目に付着
したミストの洗浄(第2処理)に寄与する。なお
関連ノズルは前記第1次洗浄時のそれを含めてフ
ツシユスタイルとすることはいうまでもない。
〈考案の効果〉
本考案は次の特有の効果を有する。
排気デミスター装置の入口(排気筒との接続
部)に、排気筒を通して流入するデゾルビング
タンクで発生する熱排ガスやミストの冷却、捕
集を兼ねて弱アルカリ液を噴射するシヤワーノ
ズルを対設したために、前記熱排ガスやミスト
が本装置へ流入する時点で、それらを効果的に
冷却し、かつシヤワー中のアルカリと反応して
排ガスの大半をミストとともに、この第1次処
理によつて除去することができる。
部)に、排気筒を通して流入するデゾルビング
タンクで発生する熱排ガスやミストの冷却、捕
集を兼ねて弱アルカリ液を噴射するシヤワーノ
ズルを対設したために、前記熱排ガスやミスト
が本装置へ流入する時点で、それらを効果的に
冷却し、かつシヤワー中のアルカリと反応して
排ガスの大半をミストとともに、この第1次処
理によつて除去することができる。
ストレーナーの構成を前記の如く、耐熱130
℃以上で厚さ2.5〜3.0mmからなる1.0〜1.5メツ
シユのポリプロピレンネツトの複数枚を、各ネ
ツトの網目を交互にずらして重ねた積層体とし
たために、前記第1次処理後の残余の排ガス及
びミストは、ネツト間隙を上昇する間に排ガス
及びミスト特に後者はネツトの網目に付着する
が、この場合ストレーナーの上、下各部から複
数のノズルを介して弱アルカリ液がストレーナ
ー面にシヤワー状に噴霧されるために、この第
2次処理によつて排ガスは勿論、ネツトに付着
したミストを網目から完全に洗い落すことがで
きる。
℃以上で厚さ2.5〜3.0mmからなる1.0〜1.5メツ
シユのポリプロピレンネツトの複数枚を、各ネ
ツトの網目を交互にずらして重ねた積層体とし
たために、前記第1次処理後の残余の排ガス及
びミストは、ネツト間隙を上昇する間に排ガス
及びミスト特に後者はネツトの網目に付着する
が、この場合ストレーナーの上、下各部から複
数のノズルを介して弱アルカリ液がストレーナ
ー面にシヤワー状に噴霧されるために、この第
2次処理によつて排ガスは勿論、ネツトに付着
したミストを網目から完全に洗い落すことがで
きる。
従つて従来のように、ストレーナーへのスケ
ールの固着による目詰りを起こすことがなく、
排ガスやミストの大気中への放出もないし、し
かもストレーナーに固着したスケール除去に必
要とした危険作業(酸洗浄)を不要とすること
ができる等関連作業分野における実用上の効果
は特に大きい。
ールの固着による目詰りを起こすことがなく、
排ガスやミストの大気中への放出もないし、し
かもストレーナーに固着したスケール除去に必
要とした危険作業(酸洗浄)を不要とすること
ができる等関連作業分野における実用上の効果
は特に大きい。
第1図は本考案の使用状態を示す略示的説明
図、第2図は排気デミスター装置の内面構成を示
す拡大略示的説明図、第3図はストレーナーSの
平面図、第4図は第3図X−X切断断面図、第5
図Aはストレーナーに適用するネツトの一部を示
す拡大平面図、同Bはストレーナー内に流入する
排ガス等の流通経路を示す一部切欠拡大断面図、
第6図は従来例を示すストレーナーの一部切欠拡
大断面図である。 1……排気デミスター装置、2……冷却、被覆
用ノズル、3……ストレーナー、4……ポリプロ
ピレン製ネツト、5……ネツト積層体、6……ス
テンレス製枠、8……ステンレズ製金網、9……
ビス、10……ダンパー、11……アルカリ液噴
射ノズル、12……回収炉、13……デゾルビン
グタンク、14……排気筒、S……完成ストレー
ナー。
図、第2図は排気デミスター装置の内面構成を示
す拡大略示的説明図、第3図はストレーナーSの
平面図、第4図は第3図X−X切断断面図、第5
図Aはストレーナーに適用するネツトの一部を示
す拡大平面図、同Bはストレーナー内に流入する
排ガス等の流通経路を示す一部切欠拡大断面図、
第6図は従来例を示すストレーナーの一部切欠拡
大断面図である。 1……排気デミスター装置、2……冷却、被覆
用ノズル、3……ストレーナー、4……ポリプロ
ピレン製ネツト、5……ネツト積層体、6……ス
テンレス製枠、8……ステンレズ製金網、9……
ビス、10……ダンパー、11……アルカリ液噴
射ノズル、12……回収炉、13……デゾルビン
グタンク、14……排気筒、S……完成ストレー
ナー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回収炉に接続するデゾルビングタンクと排気
筒を介して連通するストレーナーとバイパス用
ダンパーとを備え、前記ストレーナーに複数個
のノズルを配設した洗浄機構を有する排気浄化
装置において、前記ストレーナーが耐熱130℃
以上で厚さ2.5〜3.0mmからなる1.0〜1.5メツシ
ユの熱可塑性合成樹脂製ネツトの複数枚からな
る積層体からなり、該積層体の上、下各部に複
数個のノズルを配設し、かつ排気浄化装置の下
部に排ガスの冷却、被覆用シヤワーノズルを対
設したことを特徴とするデゾルビングタンク排
気浄化装置。 (2) 熱可塑性合成樹脂製ネツトがポリプロピレン
製である実用新案登録請求の範囲第1項記載の
デゾルビングタンク排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1790387U JPH0418649Y2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1790387U JPH0418649Y2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63126015U JPS63126015U (ja) | 1988-08-17 |
JPH0418649Y2 true JPH0418649Y2 (ja) | 1992-04-27 |
Family
ID=33446595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1790387U Expired JPH0418649Y2 (ja) | 1987-02-12 | 1987-02-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0418649Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5675882B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2015-02-25 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | フィルタ洗浄装置およびフィルタ洗浄方法 |
-
1987
- 1987-02-12 JP JP1790387U patent/JPH0418649Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63126015U (ja) | 1988-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62114609A (ja) | 中空糸膜ろ過装置 | |
CA2093075C (en) | Multi-layer type mist eliminator | |
JPH0418649Y2 (ja) | ||
CN209123660U (zh) | 一种用于脱硫脱硝多级废气处理装置 | |
US3765659A (en) | Gas scrubber | |
CN211513896U (zh) | 气动分流喷淋脱硫脱硝除尘设备 | |
KR100367097B1 (ko) | 집수장치용 스트레이너 | |
CN206688446U (zh) | 清洁型废气处理塔 | |
JP2003260326A (ja) | 排ガス処理経路に設置されるベンチュリスクラバ | |
JPH10249140A (ja) | 廃ガス洗浄装置 | |
JPH0646491Y2 (ja) | フィルタ組立体 | |
CN207755923U (zh) | 烟气除雾净化联合系统 | |
JPH11351604A (ja) | 空気調和機の排水構造 | |
CN218741075U (zh) | 一种便于拆卸清理的负极材料生产反应釜尾气处理装置 | |
CN109405122A (zh) | 一种便于清洁的空气净化器 | |
CN216878500U (zh) | 一种高效多层过滤湿式除尘器 | |
CN213407787U (zh) | 一种硫化钠脱硫生成物回用设备 | |
CN212914978U (zh) | 一种利用洗涤剂自动清洗废气处理装置 | |
CN218421863U (zh) | 一种烟尘净化机 | |
CN208778303U (zh) | 一种带有异味消除装置的ffu风机过滤机组 | |
CN210385189U (zh) | 一种逆流式洗涤塔 | |
CN209934382U (zh) | 一种烤漆房的空气净化装置 | |
RU2050941C1 (ru) | Фильтр для мокрой очистки газов | |
JPH07100413A (ja) | 塗装設備の塗料ミスト除去装置 | |
US2191052A (en) | Save-all |