JPH04179463A - 味付け海苔製品 - Google Patents
味付け海苔製品Info
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- JPH04179463A JPH04179463A JP2305956A JP30595690A JPH04179463A JP H04179463 A JPH04179463 A JP H04179463A JP 2305956 A JP2305956 A JP 2305956A JP 30595690 A JP30595690 A JP 30595690A JP H04179463 A JPH04179463 A JP H04179463A
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Landscapes
- Edible Seaweed (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は吸湿性およびべとつき性が改善された味付は海
苔製品に関する。
苔製品に関する。
(従来の技術)
従来の味付は海苔は、焙焼した海苔に、だし液。
醤油、砂糖、水あめ、味腓、調味料等を主原料とした調
味液を塗布し、これを乾燥させて製していた。しかしな
から、この方法により製した味付は海苔は、調味液によ
る吸湿により短時間の間にしなだれ、表面にべとつきか
生しるという問題かあった。
味液を塗布し、これを乾燥させて製していた。しかしな
から、この方法により製した味付は海苔は、調味液によ
る吸湿により短時間の間にしなだれ、表面にべとつきか
生しるという問題かあった。
この問題点を解決するために、本発明者らは調味液につ
いて、種々の試みを行なった。例えは、調味液塗布量を
減したり、アラビアカム、アルギン酸、キサンタンガム
のような多糖類やセラチン等を調味液に混合したりして
、製品の性状を観察した。しかしながら、塗布量を減し
れば当然味や艶が低下し、また多糖類の混入により製品
の吸湿性を低下させるには多糖類をかなり大量に入れな
ければならず、そうすると調味液の粘度が上がり過ぎて
均一に塗布することが不可能となった。またゼラチンを
混合した場合には、塗布後の製品表面温度が35〜40
℃以上に上昇するとゼラチンか溶解滲出するという欠点
があった。
いて、種々の試みを行なった。例えは、調味液塗布量を
減したり、アラビアカム、アルギン酸、キサンタンガム
のような多糖類やセラチン等を調味液に混合したりして
、製品の性状を観察した。しかしながら、塗布量を減し
れば当然味や艶が低下し、また多糖類の混入により製品
の吸湿性を低下させるには多糖類をかなり大量に入れな
ければならず、そうすると調味液の粘度が上がり過ぎて
均一に塗布することが不可能となった。またゼラチンを
混合した場合には、塗布後の製品表面温度が35〜40
℃以上に上昇するとゼラチンか溶解滲出するという欠点
があった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明はこのような状況のもとてなされたものであって
、味や艶を低下させずに製品表面のべとっきやしなたれ
か生じないような味付は海苔を提供することを目的とす
るものである。
、味や艶を低下させずに製品表面のべとっきやしなたれ
か生じないような味付は海苔を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段および作用)本発明は、グ
ルコース分子重合度10個以上の分枝型多糖類を味付は
海苔製品重量に対して1重量%以上含有するように予め
調製された調味液を、海苔表面に塗布した味付は海苔製
品に関する。
ルコース分子重合度10個以上の分枝型多糖類を味付は
海苔製品重量に対して1重量%以上含有するように予め
調製された調味液を、海苔表面に塗布した味付は海苔製
品に関する。
本発明においてグルコース分子重合度が10個以上であ
る分枝型多糖類とは、でんぷんを加水分解して得られる
分枝部分を含むデキストリンであって、グルコース分子
重合度か10個以上の多糖類で構成されている。
る分枝型多糖類とは、でんぷんを加水分解して得られる
分枝部分を含むデキストリンであって、グルコース分子
重合度か10個以上の多糖類で構成されている。
このグルコース分子重合度が10個以上である分枝型多
糖類を調味液に加えて海苔に塗布すると、味や艶を損な
うことなく吸湿性やべとつきを低減させることができる
。また従来の調味液組成から砂糖、水あめ等の吸湿性お
よびべとつき性の原因となる成分を減らし、その分この
分枝型多糖類を増量すれば、塗布適性および艶出し効果
を損なうことなく一層高い吸湿性2べとつき性の低減効
果を得ることかできる。
糖類を調味液に加えて海苔に塗布すると、味や艶を損な
うことなく吸湿性やべとつきを低減させることができる
。また従来の調味液組成から砂糖、水あめ等の吸湿性お
よびべとつき性の原因となる成分を減らし、その分この
分枝型多糖類を増量すれば、塗布適性および艶出し効果
を損なうことなく一層高い吸湿性2べとつき性の低減効
果を得ることかできる。
上記分枝型多糖類のこのような効果は、分枝型多糖類の
被膜形成能、吸湿性、粘性、浸透圧等が海苔に適してい
るからである。
被膜形成能、吸湿性、粘性、浸透圧等が海苔に適してい
るからである。
従来の味付は海苔用の塗布調味液では、砂糖や水あめの
混合量を減らすと調味液の浸透圧、粘性。
混合量を減らすと調味液の浸透圧、粘性。
艶出し効果が崩れ、塗布調味液としての機能か著しく低
下するが、分枝型多糖類を添加することによって調味液
の浸透圧、粘性および艶出し効果を適性域に調整してこ
れを補い、しかも吸湿性か低いので吸湿やべとつきを低
減できる。なお、分枝型多糖類の艶出し効果には、いわ
ゆるニス効果と、調味液組成物が乾燥して粉化したため
に生ずる海苔表面の白濁を防止する効果の2つがある。
下するが、分枝型多糖類を添加することによって調味液
の浸透圧、粘性および艶出し効果を適性域に調整してこ
れを補い、しかも吸湿性か低いので吸湿やべとつきを低
減できる。なお、分枝型多糖類の艶出し効果には、いわ
ゆるニス効果と、調味液組成物が乾燥して粉化したため
に生ずる海苔表面の白濁を防止する効果の2つがある。
なお、でんぷんの加水分解が進みグルコース分子重合度
が10個以下となった多糖類では、浸透圧が高く粘性が
低く、しかも吸湿すると液状化しやすいので、海苔の塗
布液には適さない。
が10個以下となった多糖類では、浸透圧が高く粘性が
低く、しかも吸湿すると液状化しやすいので、海苔の塗
布液には適さない。
当該分枝型多糖類を調味液に混合する際は、予め一定時
間水に浸漬したものを80〜95℃程度に加熱した調味
液の中で混合するとよく、均一に溶解さぜることかてき
る。
間水に浸漬したものを80〜95℃程度に加熱した調味
液の中で混合するとよく、均一に溶解さぜることかてき
る。
塗布方法は調味液を浸み込ませた2本のスポンジロール
の間を通す最もポピユラーな手段を使うことかでき、従
来と同様の乾燥温度と時間で乾燥させることができる。
の間を通す最もポピユラーな手段を使うことかでき、従
来と同様の乾燥温度と時間で乾燥させることができる。
得られた製品は、開封後数分でしなたれべとついていた
従来の製品に比へ、長時間しなたれず、且つべとつかな
いため、通常の食事時間内であれば開封したまま随時パ
リッとした海苔本来の特徴を有した味付は海苔を味わう
ことかできる。
従来の製品に比へ、長時間しなたれず、且つべとつかな
いため、通常の食事時間内であれば開封したまま随時パ
リッとした海苔本来の特徴を有した味付は海苔を味わう
ことかできる。
また本発明の味付は海苔は調味液を塗布してから焙焼し
てもよい。従来の調味液ではこのようにすると焦げてチ
リヂリになってしまったが、本発明の場合はそのような
ことかなく、調味液をつけてから焙焼することによって
醤油の焦げて香ばしい、つけ焼風の風味を出すことがで
きる。
てもよい。従来の調味液ではこのようにすると焦げてチ
リヂリになってしまったが、本発明の場合はそのような
ことかなく、調味液をつけてから焙焼することによって
醤油の焦げて香ばしい、つけ焼風の風味を出すことがで
きる。
(実施例)
実験例1
醤油61%、水25%、砂糖8%、水あめ4%、味腓1
%、化学調味料1%の構成で炊き上げた調味液に、グル
コース分子重合度か10個以上に加水分解された分枝型
多糖類を味付は海苔製品重量に対して0%、 03%、
1%、5%、15%含有するように混合し、焙焼した焼
海苔に塗布し直ちに乾燥した後、これらを気温25℃、
相対湿度60%の環境下に置き、吸湿量およびべとつき
状態の経時変化を測定した。結果を第1図および第2図
に示す。
%、化学調味料1%の構成で炊き上げた調味液に、グル
コース分子重合度か10個以上に加水分解された分枝型
多糖類を味付は海苔製品重量に対して0%、 03%、
1%、5%、15%含有するように混合し、焙焼した焼
海苔に塗布し直ちに乾燥した後、これらを気温25℃、
相対湿度60%の環境下に置き、吸湿量およびべとつき
状態の経時変化を測定した。結果を第1図および第2図
に示す。
図に示すように当該分枝型多糖類を1%以上含有するも
のは、吸湿性およびべとつき性が低下した。
のは、吸湿性およびべとつき性が低下した。
なお、吸湿量は重量増加測定により行った。また、べと
つき度は、レオメータ−のプランジャー(直径10mm
)を測定する海苔の表面に付着させ、これを引き剥かす
に要する力(−g)を測定して行なった。
つき度は、レオメータ−のプランジャー(直径10mm
)を測定する海苔の表面に付着させ、これを引き剥かす
に要する力(−g)を測定して行なった。
実施例1
醤油481またし液3511味餠1. On 、砂糖1
.2嘘、水あめ0.5kg、カラメル1.okg、調味
料180g1アスパルテ一ム90g1香辛料15gにグ
ルコース分子重合度が10個以上に加水分解された分枝
型多糖類を23kgを加え、2時間加熱攪拌して冷却し
、調味液とした。この調味液1.5gを焼海苔に塗布し
、直ちに乾燥したところ、吸湿性およびべとつき性か低
く、且つ、味と艶のよい味付は海苔が得られた。
.2嘘、水あめ0.5kg、カラメル1.okg、調味
料180g1アスパルテ一ム90g1香辛料15gにグ
ルコース分子重合度が10個以上に加水分解された分枝
型多糖類を23kgを加え、2時間加熱攪拌して冷却し
、調味液とした。この調味液1.5gを焼海苔に塗布し
、直ちに乾燥したところ、吸湿性およびべとつき性か低
く、且つ、味と艶のよい味付は海苔が得られた。
実施例2
実施例1で製した調味液1.0gを乾海苔に塗布してか
ら直ちに180℃で10数秒焙焼したところ、焼色の良
好な味付は海苔が得られた。
ら直ちに180℃で10数秒焙焼したところ、焼色の良
好な味付は海苔が得られた。
実施例3
醤油811だし液5011味噌15 kg 、バターフ
レーバー100g、調味料80g1アスパルテーム20
g、グルコース分子重合度か10個以上に加水分解され
た分枝型多糖類10kgを混合し、濾過して調味液とし
た。この調味液50gに対して、脱水した生海苔1kg
を加えよく混合した後凍結乾燥し焙焼したところ、焼色
と艶の鮮やかで吸湿性およびべとつき性が低い味噌バタ
ー風味の海苔スナックが得られた。
レーバー100g、調味料80g1アスパルテーム20
g、グルコース分子重合度か10個以上に加水分解され
た分枝型多糖類10kgを混合し、濾過して調味液とし
た。この調味液50gに対して、脱水した生海苔1kg
を加えよく混合した後凍結乾燥し焙焼したところ、焼色
と艶の鮮やかで吸湿性およびべとつき性が低い味噌バタ
ー風味の海苔スナックが得られた。
(発明の効果)
本発明の味付は海苔は従来のような吸湿によるしなだれ
やべとつきを生することかなく、しかも味、艶を損なう
こともない。
やべとつきを生することかなく、しかも味、艶を損なう
こともない。
第1図は分枝型多糖類の添加量と味付は海苔の吸湿性の
関係を示す図、第2図は分枝型多糖類の添加量と味付は
海苔のべとつき度の関係を示す図である。 (8733)代理人 弁理士 猪 股 祥 晃(ほか
1名) 経過埼聞(介) 第1図 第2図
関係を示す図、第2図は分枝型多糖類の添加量と味付は
海苔のべとつき度の関係を示す図である。 (8733)代理人 弁理士 猪 股 祥 晃(ほか
1名) 経過埼聞(介) 第1図 第2図
Claims (2)
- (1)グルコース分子重合度10個以上の分枝型多糖類
を味付け海苔製品重量に対して1重量%以上含有するよ
うに予め調製された調味液が、海苔表面に塗布されてい
る味付け海苔製品。 - (2)グルコース分子重合度10個以上の分枝型多糖類
を味付け海苔製品重量に対して1重量%以上含有する調
味液を、海苔表面に塗布した後焙焼してなる請求項1記
載の味付け海苔製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2305956A JPH04179463A (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 味付け海苔製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2305956A JPH04179463A (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 味付け海苔製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04179463A true JPH04179463A (ja) | 1992-06-26 |
Family
ID=17951320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2305956A Pending JPH04179463A (ja) | 1990-11-14 | 1990-11-14 | 味付け海苔製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04179463A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010058591A (ko) * | 1999-12-30 | 2001-07-06 | 김동준 | 키토산 올리고당 첨가 구이김 및 그 제조방법 |
JP2012024031A (ja) * | 2010-07-24 | 2012-02-09 | Mamoru Kasahara | 味付海苔の製造方法 |
JP2018019707A (ja) * | 1998-10-28 | 2018-02-08 | 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 | スクラロースを含有する組成物及びその応用 |
JP2021119749A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-19 | 株式会社大森屋 | 味付板海苔の製造方法 |
JP2022027054A (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-10 | ハラダ製茶株式会社 | 味付け海苔の製造方法 |
-
1990
- 1990-11-14 JP JP2305956A patent/JPH04179463A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018019707A (ja) * | 1998-10-28 | 2018-02-08 | 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 | スクラロースを含有する組成物及びその応用 |
KR20010058591A (ko) * | 1999-12-30 | 2001-07-06 | 김동준 | 키토산 올리고당 첨가 구이김 및 그 제조방법 |
JP2012024031A (ja) * | 2010-07-24 | 2012-02-09 | Mamoru Kasahara | 味付海苔の製造方法 |
JP2021119749A (ja) * | 2020-01-30 | 2021-08-19 | 株式会社大森屋 | 味付板海苔の製造方法 |
JP2022027054A (ja) * | 2020-07-31 | 2022-02-10 | ハラダ製茶株式会社 | 味付け海苔の製造方法 |
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