JPH0415442A - 換気機能を有する空気調和装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、外気を強制的に給気するための換気機と、室
内の空気の還気のための吸込口を設けた空気調和機とを
備えた空気調和機に関する。

〈従来の技術〉 従来から、空気調和のだめのエネルギーを低減するとと
もに快適な空気調和を行うために、室外から室内へ給気
される外気と、室内から室外に排気される空気との間で
熱交換を行わせるようにした熱交換換気機を用いた空気
調和装置が用いられており、その基本的な構成は第６図
に示されている。

この空気調和装置は、室１の換気を熱交換換気機２によ
って行うとともに、室内機３ａ、３ｂおよび共通の室外
機４を有する複数台の空気調和機により、室１内の温度
および湿度の調節を行うようにしたものである。室１内
の空気は、天井６ａに設けた表装板７に形成した排気ロ
アａからダクト８を介して熱交換換気機２内に導かれ、
内部の熱交換器９を介して排気ファン１０からダクト１
１を介し、ベントキャップ１２から屋外に排出される。

一方圧外の空気はベントキャップ１３からダクト１４を
介して熱交換換気機２内に導かれ、熱交換器９を介して
給気ファン１５から通気ダクト１６を経て二手１６ａ、
１６ｂに別れ、室内機３ａ、３ｂの熱交換器２０ａ、２
０ｂの一次側の空間にそれぞれ導かれる。

空気調和機の室内機３ａ、３ｂは、室外機４との間で熱
媒が循環される熱交換器２０ａ、２０ｂを備えている。

天井６ａ、６ｂに設けた表装板２６ａ、２６ｂに形成し
た吸込口２１ａ、２１ｂから熱交換機２０ａ、２０ｂの
一次側の空間に還気されできた空気は、この熱交換器２
０ａ、２０ｂで加熱または冷却された後に、循環ファン
２２ａ。

２２ｂから表装板２６ａ、２６ｂに形成した吹出口２３
ａ、２３ｂを介して室ｌ内に吹き出される。

２４ａ、２４ｂは集塵のためのフィルタであり、２５ａ
、２５ｂはドレンパンである。

室１内の適所には、室内機３ａ　　３ｂのスイッチボッ
クス３１ａ、３１ｂに接続されて、空気調和機および熱
交換換気機２の動作を制御するためのリモコンユニット
３０ａ、３０ｂか設置されている。スイッチボックス３
１ａ、３１ｂと熱交換換気機２のスイッチボックス３２
との間は信号線３３を介して接続されており、これによ
りリモコンユニット３０ａ、３０ｂによる設定操作や空
気調和機の動作状態なとに対応して熱交換換気機２の動
作を変化させることができる。

〈発明が解決しようとする課題〉 上述の先行技術においては、熱交換器９を介して給気フ
ァン１５から通気ダクト１６を経た空気は二手に別れて
室内機３ａ、３ｂに導かれるので、室内機３ａ、３ｂを
同時運転することを考慮して排気ファン１０、給気ファ
ン１５の容量は、１台の室内機に対する容量の２倍にな
っている。

このため、室内機を１台のみ運転した場合、換気風量が
大きすぎてバランスがとれず、空調温度が設定温度に保
てないという問題がある。なお、室内機を１台のみ運転
する場合とは、例えば室内機の運転中にデフロスト、オ
フドライおよびホットスタートなどのために、循環ファ
ン２２ａ、２２ｂを停止する場合や、空気調和を行わな
い春や秋などの中間期において、１台のみ運転させる場
合がある。

また、運転を停止している室内機にも、熱交換換気機２
からの給気が入ってくる結果、熱交換器２０ａ、または
２０ｂにおける空気抵抗のために吸込口２１ａ、または
２１ｂを通って空気が室１内に吹き出しフィルタ２４ａ
、２４ｂ等に付着したゴミが室１内に落下するという問
題もある。

そこで本発明は上述の技術的課題を解決し、運転台数に
見合った換気風量の調節ができ、空気調和機の吹込口か
ら塵などが排出されるおそれがない空気調和装置を提供
することを目的とする。

く課題を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための本発明の空気調和装置は、
屋外の空気を強制的に給気するための給気ファンを有す
る換気機と、この換気機から給気された空気と、室内に
面して設けられた吸込口を通って還気された室内の空気
とが共通に導かれる熱交換器、およびこの熱交換器を介
した空気を室内に供給する循環ファンを有する複数台の
空気調和機とを備えた空気調和装置であって、上記換気
機から、上記複数台の空気調和機に設けられた熱交換器
に対してそれぞれ導かれる複数の通路と、上記複数の通
路を選択的に開閉する開閉手段と、上記複数台の空気調
和機のうち運転中の空気調和機に対応する通路を開状態
にするため開閉手段を制御する第１の手段、および第１
の手段の動作と連動して上記換気機に設けられた給気フ
ァンから適正量の風量を給気させるため給気ファンを駆
動制御する第２の手段とを含む制御手段とを具備するも
のである。

く作用〉 上記の構成によれば、換気機の給気ファンにより強制給
気された外気は、空気調和機の熱交換器に導かれる。こ
の熱交換器には、また室内に而して設けられた吸込口を
介して室内からの空気か還気される。したがって、熱交
換器の二次側に設けた循環ファンによって、外気と室内
から還気された空気とが共通に熱交換器を介して吸引さ
れて、空気調和を行うべき室内に供給される。

本発明では、空気調和機を複数台設置し、かつ制御手段
により上記開閉手段の駆動を行うので、運転していない
空気調和機への通路は閉じておくことができる。また、
これと連動して給気ファンによる風量の制御をも行うの
で、運転されている空気調和機の台数に見合った換気量
を維持することかできる。

〈実施例〉 以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。

第３図は本発明の一実施例の空気調和装置の基本的な構
成を示す簡略化した断面図である。この第３図において
前述の第６図に示された各部に対応する部分には同一の
参照符号を付して示す。この空気調和装置では、熱交換
換気機２の給気ファン１５からの空気は、通気ダクト１
６の分岐部］６ｃを介して室内機３ａ、３ｂの熱交換器
２０ａ。

２０ｂの一次側の空間に導かれ、この熱交換器２Ｑａ、
２０ｂを介して吹出口２３ａ　　２３ｂから室１へ給気
される。通気ダクト］６の分岐部１６Ｃと室内機３ａ、
３ｂとの間の通気ダクト］、　６　ａ１６ｂには、モー
タダンパＤａ、Ｄｂか付設され、室内機３ａ、３ｂに流
れ込む風の流れを開閉することができる。

熱交換換気機２の詳しい構成は第４図および第５図に示
されている。ダクト１４からの外気は、給気通路８１か
ら熱交換器９を通って給気ファン１５に至る経路８２に
従って流通し、給気ファン１５から通気ダク１〜１６を
介して室内機３ａ、３ｂに供給される。

ダクｌ−８を介する室］−からの空気は、ダンパモタＤ
Ｍおよび連結ロッド８３により駆動されて矢印８４方向
に回動されるダンパ８５の位置に応じて、経路８６．８
７のいずれか一方に従って流通ずる。すなわち、ダンパ
８５か、第４図において実線で示す位置にあるときには
、ダクト８からの空気は、熱交換器９を介して排気通路
８８から排気ファン］０に至る経路８６に従って流通す
る。

一方、ダンパ８５が第４図において二点鎖線で示す位置
にあるときには、熱交換器９を側路したバイパス通路９
０を介して排気通路８８から排気ファン］０に至る経路
８７に従って流通する。

このようにダンパ８５を設けた熱交換換気機２では、熱
交換器って外気と排気される室内空気との間での熱交換
を行いつつ換気を行う熱交換換気と、室］から排気され
る空気を熱交換器９をバイパスさせて熱交換を伴うこと
なく換気を行わせる普通換気とを切り換えることができ
る。

上記のような構成によって、熱交換換気機２て熱交換換
気を行わせることにより、室外からの空気か室内の気温
との温度差か低減された後に室］内に給気されるので、
ドラフト感を生じさせることなく快適な換気か行われる
とともに、空気調和機における熱損失を低減して省エネ
ルギーを図ることができる。また、たとえば春や秋など
の中間期において、熱交換換気機２を普通換気運転状態
として、外気を直接室１に給気するようにすれば、より
快適な換気が実現できる。

第１図は上記の空気調和装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。熱交換換気機２および室内機３ａ、３ｂは
、それぞれが有する伝送回路５１５２ａ、５２ｂを介し
て信号の伝送を行う。室内機３ａ、３ｂとリモコンユ＝
ッＩ□　３０　ａ、　　３０　ｂとの間の信号の授受は
、伝送回路５５ａ、５５ｂ５６ａ、５６ｂを介して達成
される。

リモコンユニッｌ□３０ａ、３０ｂは、空気調和機の運
転／停止、冷房運転、暖房運転、ドライ運転、送風運転
なとの運転モードの設定、温度の設定および風量の設定
なとを行うためスイッチ６０ａ、６０ｂを備え、このス
イッチ６０ａ、６０ｂからの信号をエンコーダで構成し
た制御回路６１ａ＋６１ｂに入力し、この制御回路６１
ａ、６１ｂで操作されたスイッチに対応した制御信号を
作成して伝送回路５６ａ、５６ｂから送信する構成とな
っている。

一方、室内機３ａ、３ｂには、リモコンユニット３０ａ
、３０ｂ、および熱交換換気機２からの信号が入力され
、またこれらに各種の制御信号を与える制御回路６２ａ
、６２ｂが備えられている。

この制御回路５２ａ、６２ｂにはまた循環ファン２２ａ
、２２ｂのモータＭａ、Ｍｂを駆動する駆動回路６３ａ
、６３ｂが接続されている。

また、熱交換換気機２は、室内機３ａ、３ｂからの信号
が入力され、また室内機３ａ、３ｂに各種の信号を与え
る制御回路６５が設けられている。

この制御回路６５には、サーミスタで構成され、たとえ
ばダクト１４を介する外気の温度を検出する温度検出器
Ｔｈｌおよびダクト８を介する室１内からの空気の温度
を検出する温度検出器Ｔｈ２（第４図参照）が接続され
ている。さらに、排気ファン１０．給気ファン１５の各
モータＭ３．Ｍ４およびダンパ８５を駆動するためのダ
ンパモタＤＭをそれぞれ駆動する駆動回路６６が接続さ
れている。ＰＧＩ、ＰＧ２はモータＭ３．Ｍ４の回転数
検出器である。

さらに制御回路６５は、モータダンパＤａ、Ｄｂを駆動
するモータＤＭａ、ＤＭｂをオンオフするための開閉ス
イッチＴａ、Ｔｂを接続しており、開閉スイッチＴａ、
Ｔｂの切り替え位置によってモータダンパＤａ、Ｄｂが
開状態になったり、閉状態になったりする。

本実施例では、室内機３ａ、３ｂの制御回路６２ａ、６
２ｂおよび熱交換換気機２の制御回路６５などを含んで
制御手段が構成されている。

第２図は上記の構成の動作を説明するためのフローチャ
ートである。ステップｎｌ、ｎ２の初期状態において、
モータダンパＤａ、Ｄｂを閉じ、熱交換換気機２のモー
タＭ３．Ｍ４も停止しておく。

空気調和機の運転が開始され、ステップｎ３において、
室内機３ａの制御回路６２ａが循環ファン２２ａのモー
タＭａがオンされているか否かを判断し、オンされてい
るときにはステップｎ４て開閉スイッチＴａによってモ
ータダンパＤａを開き、熱交換換気機２から室内機３ａ
への空気の流通を可能にする。そして、ステップｎ５に
おいて、室内機３ｂの制御回路６２ｂが循環ファン２２
ｂのモータＭｂがオンされているか否かを判断し、オン
されているときにはステップｎ６でモータダンパＤｂを
開き、熱交換換気機２から室内機３ｂへの空気の流通を
可能にする。同時に、熱交換換気機２のモータＭ３．Ｍ
４をフル能力Ｑて回転させる（ステップｎ７）。

もし、ステップｎ３において、循環ファン２２ａのモー
タＭａがオフであると判断すれば、ステップｎ９に進み
、モータダンパＤａを閉じ、熱交換換気機２から室内機
３ａへの空気の流通を不能にする。そして、ステップｎ
ｌＯにおいて、循環ファン２２ｂのモータＭｂがオンさ
れているか否かを判断し、オンされているときにはステ
ップｎ１２でモータダンパＤｂを開くが、オフであれば
、モータダンパＤｂを閉じて（ステップｎ１ｌ）、ステ
ップｎ２に進む。

また、ステップｎ５において、循環ファン２２ｂのモー
タＭｂがオフされている場合、ステップｎ８に進みモー
タダンパＤｂを閉じる。

ステップｎ８、ステップｎｉ２の後は、片方のモータダ
ンパＤａまたはＤｂが開かれている状態なので、ステッ
プｎ１３で熱交換換気機２のモータＭ３、Ｍ４を半分の
能力Ｑ／２で回転させるこのようなステップｎ３〜ｎ１
３の動作によって、空気調和機の運転状態に応じてモー
タダンパＤａ、Ｄｂを開閉し、モータダンパＤａ、Ｄｂ
の開閉状態に応して熱交換換気機２の送風能力を加減す
ることができる。

なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではない
。たとえば、前述の実施例では、室内機が２台の例を説
明したが、室内機を一般に複数台設置したときも熱交換
換気機２の送風能力を複数段階で切り替えることにして
同様の制御を行うことかできる。

また、ダンパ８５の制御により熱交換換気と普通換気と
の選択が可能な熱交換換気機２が適用される場合につい
て説明したが、熱交換換気のみが可能な熱交換換気機や
熱交換換気を行わすに普通換気のみか可能な換気機か適
用される場合についても本発明は容易に応用しうる。さ
らに前述の実施例で適用された熱交換換気機２には給気
および排気をともに強制的に行うために給気ファン１５
および給気ファン１０が備えられてるが、本発明は少な
くとも給気を強制的に行う換気機を用いた空気調和装置
に対して広〈実施することができるものである。その池
水発明の要旨を変更しない範囲内において、種々の設計
変更を施すことが可能である。

〈発明の効果〉 以上のように本発明の換気機能を有する空気調和装置に
よれば、空気調和機では運転中にたとえば霜取り運転な
とために循環ファンをオフして送風が中断される場合で
あっても、またたとえば春や秋などの中間期においては
空気調和機を運転ぜずに換気機のみを運転する場合であ
っても、複数台の空気調和機への通路を選択的に開閉す
ることによって、換気機から当該運転停止中の空気調和
機への空気の流れを遮断することかできる。このため、
空気調和機の吸込口の近傍の塵などが室内に掃き出され
るのを防くことかできる。

また、」二記開閉手段の開閉と連動して換気機の風量を
無段階制御することによって常に空気調和機への給気量
を適性値に保つことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の空気調和装置の電気的構成
を示すブロック図、 第２図はその動作を説明するためのフローチャート、 第３図は上記の空気調和装置の基本的な構成を示す簡略
化した断面図、 第４図は熱交換換気機２の内部構成を示す簡略化した平
面図、 第５図は同しくその内部構成を示す簡略化した］　６ 側面図、 第６図は従来の空気調和装置の基本的な構成を示す簡略
化した断面図である。 ２・・熱交換換気機、３ａ、３ｂ・・・室内機、４・・
・室外機、１５・・・給気ファン、１６・・通気ダクト
、 ２０ａ、２０ｂ−・・熱交換器、 ２１ａ、２１ｂ＝・吸込口、 ２２ａ、２２ｂ・・・循環ファン、 ２３ａ、２３ｂ・−・吹出口、 ６５・・制御回路（制御手段）、 Ｄａ、Ｄｂ・・モータダンパ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、屋外の空気を強制的に給気するための給気ファン（
   １５）を有する換気機（２）と、 この換気機（２）から給気された空気と、室内に面して
   設けられた吸込口（２１ａ、２１ｂ）を通って還気され
   た室内の空気とが共通に導かれる熱交換器（２０ａ、２
   ０ｂ）、およびこの熱交換器（２０ａ、２０ｂ）を介し
   た空気を室内に供給する循環ファン（２２ａ、２２ｂ）
   を有する複数台の空気調和機とを備えた空気調和装置で
   あって、 上記換気機（２）から、上記複数台の空気調和機に設け
   られた熱交換器（２０ａ、２０ｂ）に対して導かれる複
   数の通路（１６ａ、１６ｂ）と、上記複数の通路（１６
   ａ、１６ｂ）を選択的に開閉する開閉手段（Ｄａ、Ｄｂ
   ）と、 上記複数台の空気調和機のうち運転中の空 気調和機に対応する通路を開状態にするため開閉手段（
   Ｄａ、Ｄｂ）を制御する第１の手段、および第１の手段
   の動作と連動して上記換気機（２）に設けられた給気フ
   ァン（１５）から適正量の風量を給気させるため給気フ
   ァン（１５）を駆動制御する第２の手段とを含む制御手
   段（６５）とを具備することを特徴する換気機能を有す
   る空気調和装置。