JPH04130237A - 開缶力測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ジュース等を封入する缶の籠を開けるときの
開缶力を測定する開缶力測定装置に関する。

「従来の技術」 近年、缶蓋本体に設けられたタブを持ち上げることによ
り、缶本体に形成されたスコア部が可能に押し下げられ
る構成の、いわゆるステイオンタブタイプの缶蓋が広く
用いられている。

第４図および第５図はこのようなステイオンタブタイプ
の缶蓋の一例を示す図である。この缶蓋は、上面に柱状
の支点部１が突設された缶蓋本体２と、支点部１に取り
付けられたタブ３とから構成されている。このタブ３は
、支点部１を中心として前記缶蓋本体２の上面と直交す
る方向に回動可能なように構成されている。前記タブ３
は、このタブ３の一端側（第４図中右方）に位置する持
ち上げ部３ａと、前記タブ３の他端側に位置する作用部
３ｂと、前記持ち上げ部３ａと作用部３ｂとの間に設け
られて前記支点部Ｉに外嵌された取付穴３ｃとから構成
されている。前記缶蓋本体２には、前記タブ３の作用部
３ｂの下面側（第５図中下方）の位置にスコア部４が形
成されている。このスコア部４は、弱化線が破断して、
缶蓋を開缶させる構成となっている。

従来の缶蓋を開缶させるには、指（図示路）を持ち上げ
部３ａの端部（第４図中右端）と缶蓋本体２上面との間
に差し込むようにして、持ち上げ部３ａを上方に持ち上
げる。すると、支点部１を中心としてタブ３が回動し、
作用部３ｂがスコア部４の上面に当接する。つづいてや
や力を加えながら指（図示路）によって持ち上げ部３ａ
を上方に持ち上げ、作用部３ｂの下面によってスコア部
４をさらに下方に押し下げ、弱化線を破断させることに
より缶蓋を開缶させることができる。

「発明が解決しようとする課題」 ところで、前記ステイオンタブタイプの缶蓋の使い勝手
を向上させるためには、缶蓋を開缶させるために、指で
どのくらいの力で持ち上げ部３ａを持ち上げなければな
らないかを測定する必要があった。

しかしながら、従来の開缶力測定装置では、タブを垂直
方向へ引き上げて開缶し、その際の開缶力を測定するも
のであった。そして、このような装置では、缶蓋の開缶
時における垂直方向への分力のみを測定できるにすぎず
、正確な開缶力を測定することができなかった。

本発明は前記事情に鑑みてなされたものであって、缶蓋
の開缶力を正確に測定することのできる開缶力測定装置
を提供することを目的としている。

「課題を解決するための手段」 本発明の開缶力測定装置は、上面にタブが設けられた缶
蓋を収納する缶蓋収納部と、前記缶蓋を所定の向きに設
定する缶蓋位置決め部と、前記缶蓋の開缶力を測定する
開缶力測定部と、前記缶蓋収納部に収納された缶蓋を缶
蓋位置決め部および開缶力測定部へ搬送する搬送手段と
を備え、前記開缶力測定部は、前記缶蓋を載置する載置
台が固定台に縦回動自在に設けられ、前記載置台上に載
置された缶蓋のタブを係止可能な係止突片を有する係止
部材が前記載置台付近に設けられ、前記係止突片によっ
て缶蓋のタブを係止した状態で載置台を縦回動させてそ
の抵抗力を測定する圧力測定部が前記係止部材もしくは
前記載置台のうち少なくともいずれか一方に連動して設
けられていることを特徴としている。

「作用」 本発明に係る開缶力測定装置では缶蓋収納部から搬送手
段によって一枚ずつ缶蓋を搬出して、位置決め部へ移動
する。そして、位置決め部において、次工程の開缶力測
定でタブと係合部とが係合しやすいように缶蓋の向きを
調節する。

缶蓋の位置決めの後、搬送手段によってざらに開缶力測
定部の載置台へ缶蓋を移動する。

そして、缶蓋のタブに係合部の係合突片を係止させて前
記載置台を固定台に対して縦回動させてその抵抗力を圧
力測定部によって測定する。

「実施例」 以下、本発明に係る開缶力測定装置について、図面を参
照して説明する。

第１図ないし第３図は本発明に係る開缶力測定装置の一
実施例を示す図である。

図中、符号ｌＯは、上面にタブが設けられた缶蓋、１２
は前記缶ＭｌＯを収納する缶蓋収納部、１４は缶蓋収納
部１２に収納された缶蓋１０を搬送する搬送手段、１６
は前記缶蓋１０を所定の向きに設定する缶蓋位置決め部
、１８は缶蓋１０の開缶力を測定する開缶力測定部を示
している。

缶蓋収納部１２は、支持台２０に回転自在に設けられ、
缶！＋１１０を収納するターンテーブル２２と、このタ
ーンテーブル２２内の缶蓋１０を下方から押し上げるデ
ィスペンスリフター２４と、缶蓋１０の押し上げ状態を
検知するエンドレベルセンサ２６とを備えた構成となっ
ている。

ターンテーブル２２は、前記缶蓋１０を複数枚重ねたと
きの高さと同様の肉厚を有する外観円板状に形成され、
その縁周やや内方にはターンテーブル２２と同一方向の
軸線を有し、かつ前記缶蓋ｌＯと略画−径の缶蓋収納口
２２ｍが形成されている。そして、この缶蓋収納口２２
ａの下面は、前記缶ＭＩＯよりもやや縮径された下面開
口部２２ｂが形成されている。また、このターンテーブ
ル２２の下面中心からは、下方へ向って回転軸２２ｃが
突設されている。この回転軸２２ｃは、前記支持台２０
に固定された駆動装置２３に接続されて、その軸線を中
心に回転可能に設定されている。

ディスペンスリフター２４は、前記支持台２０上に固定
された上下駆動装置２４ｍと、この上下駆動装置２４ａ
によって前記ターンテーブル２２へ向って上下動する軸
体２４ｂと、この軸体２４ｂの先端に設けられ、前記タ
ーンテーブル２２の下面開口部２２ｂよりやや縮径され
たりフタ一部２４ｃから構成されている。

エンドレベルセンサ２６は、前記支持台２０上に固定さ
れて、その上端部が前記ターンテーブル２２の上面に略
一致するように設定されている。

そして、このエンドレベルセンサ２２のセンサ部は、前
記ターンテーブル２２の中心軸を向くように設定されて
いる。

搬送手段１４は、缶蓋収納部１２から開缶力測定部１８
へ延在するように設けられた走行軌道３０と、この走行
軌道３０に沿って走行する走行部３２と、この走行部３
２を駆動する駆動機構３４とを備えた構成となっている
。

走行軌道３０は、床面に対して水平に設けられ、走行部
３２を係合支持する係合部３０ａが全長に亙って刻設さ
れている。

走行部３２は、前記走行軌道３０の係合部３０ａに係合
する走行部本体３２ａと、この走行部本体３２ａに設け
られた把持機構３３とから概略構成されている。前記把
持機構３３は、軸体３３ａを鉛直方向に駆動する駆動装
置３３ｂと、前記軸体３３ａの下方に接続され、把持爪
３３ｃを開閉自在に保持する開閉装置３３ｄから構成さ
れている。

前記駆動機構３４は、ボールねじ等が用いられている。

位置決め部１６は、前記搬送手段１４によって搬送され
た缶ＭＩＯを一時的に載置するロータリーテーブル３８
と、缶蓋ｌＯの向きを検出する位置検出装置４０とを備
えた構成となっている。前記ロータリーテーブル３８は
、支持台４１に設けられた駆動装置４２から上方へ向っ
て延出された駆動軸４３に接続されて回転自在に支持さ
れている。前記位置検出装置４０は、前記走行部３２に
設けられ、位置検出の際、前記ロータリーテーブル３８
の上方に位置する様になっており、そのセンサ部（図示
路）を下方へ向けて設置されている。

そして、この位置検出装置４０の検出信号は、前記駆動
装置４２へ送られ、駆動装置４２は位置検出装置４０か
らの検出信号に基づいて前記ロータリーテーブル３８を
駆動させる。

開缶力測定部１８は、第１図ないし第３図に示すように
、床面に固定された固定台５０と、缶蓋ｌＯを一時的に
支持するとともに固定台５０に縦回動自在に支持された
載置台５２と、この載置台５２上に載置された缶ＩＭ１
０のタブ３を係止可能な係止突片５４ａを有する係止部
材５４と、この係上部材５４の基端部に連動するように
設けられた圧力測定部５６とから主要部が構成されてい
る。

載置台５２は、前記固定台５０の上部において軸部６０
によって縦回動自在に軸支された回転台６２と、この回
転台６２の上面に設けられた２つの缶蓋押え部材６４．
６４とから構成されている。

前記軸部６０．６０のうち一方には、プーリー６０ａが
設けられている。また、固定台５０の下部には、回転台
駆動用の駆動モータ６３が設けられ、この駆動モータ６
３の出力軸６３ａの先端部にはプーリー６３ｂが設けら
れている。そして、前記プーリー６０ａ、６３ｂには、
ベルト６５が巻回されて連結されている。

缶蓋押え部材６４は、外観略三角形の切欠部６４ａを互
いに対向配置した状態で、前記回転台６２の長芋方向に
沿ってスライド可能に支持されている。また、前記缶蓋
押え部材６４．６４の背面には、これら缶蓋押え部材６
４．６４を駆動するためのシリンダ（缶蓋押え部材駆動
装置）６６．６６が設けられている。

前記係合部５４は、前記固定台５０と一体に設けられた
係合部固定台６８の上面に配置されている。この係合部
固定台６８の上面には、前記載置台５２へ向って延在す
る案内軌道６９が設けられている。この案内軌道６９に
は、スライド台７０が設けられている。このスライド台
７０は、外観略し字状に形成されており、その底辺部か
らは係合部取付片７１が上方へ向って突設されている。

この係合部取付片７Ｉの上部には、前記係合部５４が回
動自在に取り付けられ、さらに、スライド台７０の立役
辺上部には前記係合部５４の基端部が接続されている。

前記スライド台７０の立役辺の背面には、ロードセル等
からなる圧力測定部５６が設けられている。

次に、本実施例に係る開缶力測定装置の使用例について
説明する。

まず、缶蓋収納部！２から搬送手段Ｉ４によって一枚ず
つ缶］１１０を搬出して、位置決め部１６へ移動する。

そして、位置決め部１６において、次工程の開缶力測定
でタブ３と係合部５２とが係合しやすいように缶蓋１０
の向きを調節する。

缶蓋１０の位置決めの後、搬送手段１４によってさらに
開缶力測定部■８の載置台５２へ缶Ｍ１０を移動する。

そして、缶蓋ｌＯのタブ３に係合部５４の係合突片５４
ａを係止させて前記載置台５２を固定台５０に対して縦
回動させてその抵抗力を圧力測定部５６によって測定す
る。

以上説明したように、本実施例の開缶力測定装置によれ
ば、タブ３の引き上げ方向と、載置台５２の回転方向が
一致するために、タブ３の引き上げ時の力、すなわち缶
蓋１０の開缶力を正確に測定することができる。

なお、本発明の開缶力測定装置は、前記実施例のみに限
られることはなく、他の変形例も可能である。たとえば
、圧力測定部５６は、係合部５４に連動するのではなく
、載置台５２に連動する構成としても前記実施例と同様
の作用効果を奏することができる。さらに、缶蓋のタイ
プもステイオンタブタイプの蓋のみならず、他のタイプ
のタブについても適用可能である。

「発明の効果」 本発明に係る開缶力測定装置は、タブの引き上げ方向と
、載置台の回転方向が一致するために、タブの引き上げ
時の力、すなわち缶蓋の開缶力を正確に測定することが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係る開缶力測定装置の一
実施例を示す図であって、第１図は装置の全体正面図、
第２図は同側面図、第３図は開缶力測定部の平面図、第
４図は缶蓋の一例を示す図であって、第４図は平面図、
第５図は側断面図である。 缶蓋、 缶蓋収納部、 搬送手段、 缶蓋位置決め部、 開缶力測定部、 固定台、５２　・・・・・・載置台、 係止部材、５６　・・・・・・圧力測定部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上面にタブが設けられた缶蓋を収納する缶蓋収納部と、
   前記缶蓋を所定の向きに設定する缶蓋位置決め部と、前
   記缶蓋の開缶力を測定する開缶力測定部と、前記缶蓋収
   納部に収納された缶蓋を缶蓋位置決め部および開缶力測
   定部へ搬送する搬送手段とを備え、前記開缶力測定部は
   、前記缶蓋を載置する載置台が固定台に縦回動自在に設
   けられ、前記載置台上に載置された缶蓋のタブを係止可
   能な係止突片を有する係止部材が前記載置台付近に設け
   られ、前記係止突片によって缶蓋のタブを係止した状態
   で載置台を縦回動させてその抵抗力を測定する圧力測定
   部が前記係止部材もしくは前記載置台のうち少なくとも
   いずれか一方に連動して設けられていることを特徴とす
   る開缶力測定装置。