JPH04138231A - 転写フィルム送り装置 - Google Patents
転写フィルム送り装置Info
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- JPH04138231A JPH04138231A JP26233990A JP26233990A JPH04138231A JP H04138231 A JPH04138231 A JP H04138231A JP 26233990 A JP26233990 A JP 26233990A JP 26233990 A JP26233990 A JP 26233990A JP H04138231 A JPH04138231 A JP H04138231A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/14—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor incorporating preformed parts or layers, e.g. injection moulding around inserts or for coating articles
- B29C45/14008—Inserting articles into the mould
- B29C45/14016—Intermittently feeding endless articles, e.g. transfer films, to the mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/84—Safety devices
- B29C45/842—Detection of insert defects, e.g. inaccurate position, breakage
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
産業上の利用分野
本発明は、金型内に注入された熔融樹脂の熱と圧力によ
り成形樹脂の表面に成形と同時に転写フィルムの絵柄を
転写させる成形同時絵付けにおいて、上記金型のパーテ
ィング面に対して転写フィルムを正確に位置決めする一
方、使用済みのフィルムを巻き取るため転写フィルム送
り装置に関する。 従来の技術 従来、この種の転写フィルムの位置決め装置は種々の構
造のらのか知られて
り成形樹脂の表面に成形と同時に転写フィルムの絵柄を
転写させる成形同時絵付けにおいて、上記金型のパーテ
ィング面に対して転写フィルムを正確に位置決めする一
方、使用済みのフィルムを巻き取るため転写フィルム送
り装置に関する。 従来の技術 従来、この種の転写フィルムの位置決め装置は種々の構
造のらのか知られて
【)る。例えば、第4図に示すよう
に、転写フィルム5は、所定間隔毎にフィルム長手方向
沿いに形成された長手方向位置決め用マーク5aとフィ
ルム幅方向一端部にフィルム長手方向に連続して形成さ
れた幅方向位置決め用マーク5bとを育している。この
ようなフィルムに対して、次のようなフィルム送り装置
が知られている(特開昭59−204522号)。フィ
ルムを長手方向沿いに送り、金型のキャピティに対する
フィルム長手方向の位置決めをまず行う。 その後、フィルム幅方向の位置決めを行うため、フィル
ムを支持するフレームをその初期位置まで復帰させたの
ち、該初期位置からフレームの移動を開始してフィルム
をその幅方向に移動させながら幅方向位置決めセンサで
フィルムの幅方向位置決め用マークの検出を開始する。 そして、フレームの初期位置からフレームの上記マーク
の位置ずれ量を検出しにときフィルムの移動を停止させ
てフィルムの位置決めを行うようにしている。 また、他の構造のものとして以下のような位置決め装置
もある(特公平1−59095号)。すなわち、フィル
ム送り出し側ユニットを固定し、フルム巻取側ユニット
をフィルム幅方向に移動することにより、フィルムの長
手方向の位置決めを終了したのち、フィルム巻取側ユニ
ットのみをフィルム幅方向に水平移動させてフィルムの
幅方向位置決めを行うようにしている。 発明か解決しようとする課題 しかしながら、上記前者の構造のものでは、フルム送り
出し側ユニットとフィルム巻取側ユニットとか同一フレ
ームに組み込まれているため、フルム送り出し側ユニッ
トに対してフィルム巻取側ユニットを移動させてフィル
ムの傾きを調整することかできないといった問題がある
。 また、上記後者のものでも、第9図に示すように、フィ
ルム送り出しωリユニット87か固定されているため、
フィルム巻取側ユニット88の移動による位置決めたけ
ては位置決め精度か劣りかつ位置決め作業に手間かかか
る上に、フィルム巻取側ユニット88かフィルム幅方向
の水平移動であるため、金型とフィルム送り装置との平
行度が狂っている場合やフィルム自体の変形により傾斜
が生じている場合には転写しようとするフィルムの絵柄
面に波打ち状のよごれ90か発生するといった問題があ
った。 従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、位置決め精度が良く、位置決め作業時間を短縮す
ることができ、かつ、フィルム幅方向位置決め時に発生
する転写フィルムの波打ち状よごれの発生を防止するこ
とができる転写フィルム送り装置を提供することにある
。 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、フィルム送り出
し装置又はフィルム巻取装置の少なくともいずれか一方
を金型に対して所定の支点回りに揺動可能に配置し、フ
ィルムを送るとき、いずれか一方の装置を支点回りに揺
動させてフィルムの傾きを調整しつつフィルムの長手方
向位置決めとフィルム幅方向位置決めとが同時的に行え
るように構成する。 すなわち、本発明は、所定間隔毎にフィルム長手方向沿
いに配置された長手方向位置決め用マークとフィルム幅
方向一端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅
方向位置決め用マークとを有しかつロール状に巻かれた
転写フィルムを送り出すフィルム送り出し装置と、上記
長手方向位置決め用マークを検出するフィルム長手方向
位置決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金型の
中心に対して上記フィルム巻取側に配置されかつ上記幅
方向位置決め用マークを検出する巻取側フィルム幅方向
位置決めセンサと、上記金型に対してフィルム送り面と
大略平行な面内で支点回りに揺動可能に配置され、かつ
、上記フィルムを巻取るフィルム巻取装置と、上記フィ
ルム巻取装置を上記支点回りに揺動させる第2駆動装置
と、を備えるように構成する。 上記構成においては、上記送り出し装置は上記金型にフ
ィルム幅方向に移動可能に配置される一方、フィルム送
り方向沿いの上記金型の中心に対して上記フィルム送り
出し側に配置されかつ上記幅方向位置決め用マークを検
出する送り出し側フィルム幅方向位置決めセンサ七、上
記送り出し装置をフィルム幅方向に移動させる第1駆動
装置と、をさらに備えるように構成することもできる。 また、本発明は、所定間隔毎にフィルム長手方向沿いに
配置された長手方向位置決め用マークとフィルム幅方向
一端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅方向
位置決め用マークとを有しかつロール状に巻かれた転写
フィルムを送り出すとともに、金型に対してフィルム送
り面と大略平行な面内で支点回りに揺動可能に配置され
たフィルム送り出し装置と、上記フィルム送り出し装置
を上記支点回りに揺動させる第1駆動装置と、上記長手
方向位置決め用マークを検出するフィルム長手方向位置
決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金型の中心
に対して上記フィルム送り出し側に配置されかつ上記幅
方向位置決め用マークを検出する送り出し側フィルム幅
方向位置決めセンサと、上記フィルムを巻取るフィルム
巻取装置と、を備えるように構成する。 上記構成においては、上記フィルム巻取装置はフィルム
幅方向に移動可能に配置される一方、フィルム送り方向
沿いの上記金型の中心に対して上記フィルム巻取側に配
置されかつ上記幅方向位置決め用マークを検出する巻取
側フィルム幅方向位置決めセンサと、上記フィルム巻取
装置をフィルム幅方向に移動させる第2駆動装置と、を
備えるように構成することもできる。 また、本発明は、所定間隔毎にフィルム長手方向沿いに
配置された長手方向位置決め用マークとフィルム幅方向
一端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅方向
位置決め用マークとを有しかつロール状に巻かれた転写
フィルムを送り出すとともに、金型に対してフィルム送
り面と大略平行な面内で支点回りに揺動可能に配置され
たフィルム送り出し装置と、上記フィルム送り出し装置
を上記支点回りに揺動させる第1駆動装置と、上記長手
方向位置決め用マークを検出するフィルム長手方向位置
決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金型の中心
に対して上記フィルム送り出し側に配置されかつ上記幅
方向位置決め用マークを検出する送り出し側フィルム幅
方向位置決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金
型の中心に対して上記フィルム巻取側に配置されかつ上
記幅方向位置決め用マークを検出する巻取側フィルム幅
方向位置決めセンサと、上記金型に対してフィルム送り
面と大略平行な面内て支点回りに揺動可能に配置され、
かつ、上記フィルムを巻取るフィルム巻取装置と、上記
フィルム巻取装置を上記支点回りに揺動させる第2駆動
装置と、を備えるように構成する。 上記各構成においては、上記フィルム送り出し装置と一
体的に配置され、かつ、上記フィルム送り出し装置より
送り出されたフィルムを挟み込みながら金型側に案内す
る一対の第1案内ローラを備えるように構成することも
できる。 また、上記各構成においては、上記フィルム巻取装置と
一体的に配置され、かつ、上記フィルムを挟み込みなが
ら金型側からフィルム巻取側に上記フィルムを案内する
一対の第2案内ローラを備えるように構成することもで
きる。 発明の作用・効果 上記構成によれば、フィルム送り出し装置又はフィルム
巻取装置の少なくともいずれか一方を金型に対して所定
の支点回りに揺動可能に配置し、フィルムを送るとき、
いずれか一方の一対の装置を支点回りに揺動させてフィ
ルムの傾きを調整しつつフィルムの長手方向位置決めと
フィルム幅方向位置決めとが同時的に行うことができる
。従って、位置決め精度が良く、位置決め作業時間を短
縮することができ、かつ、フィルム幅方向位置決め時に
発生する転写フィルムの波打ち状よごれの発生を防止す
ることができる。 尺敷厩 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜8.1011.
12図に基づいて詳細に説明する。 本実施例にかかる転写フィルム送り装置は、第1.2図
に示すように、可動側グイプレート14に支持されf二
可動金型54のキャピテイ54aに対してロール状転写
フィルム5をフィルム送り出し装置lから送り出して上
記キャビティ54aに対して位置決めする一方、成形終
了後、すなわち、金型54を閉じて熔融樹脂を金型54
のキャビティ54a内に注入して成形と同時に転写フィ
ルム5の転写用絵柄5cを転写させるとともに樹脂を冷
却し金型54を開けて成形品を取り出したのち、フィル
ム5を所定ピッチ送り、次の成形に備えるように構成し
ている。 詳しくは、上記フィルム送り装置は、ロール状に巻かれ
た転写フィルム5を巻き戻すフィルム送り出し装置1と
、金型54にフィルム幅方向に移動可能に支持された送
り出し側の第1フレーム7に支持されかつ上記送り出し
装置1より送り出されたフィルム5を挟み込みながら金
型側に案内する一対の第1案内ローラ2.12と、上記
第1案内ローラ2.12を支持する上記第1フレーム7
をフィルム幅方向に移動させる第1駆動装置16と、上
記金型54に支持されかつ下記する長手方向位置決め用
マーク5aを検出するフィルム長手方向位置決めセンサ
24と、上記金型54に対してそのフィルム送り方向沿
いの中心より上記フィルム送り出し装置側に配置されか
つ下記するフィルム幅方向位置決め用マーク5bを検出
する送り出し側の第1フィルム幅方向位置決めセンサ2
2と、上記金型54に対してそのフィルム送り方向沿い
の中心より上記フィルム巻取側に配置されかつ上記幅方
向位置決め用マーク5bを検出する巻取側の第2フィル
ム幅方向位置決めセンサ34と、上記金型54に対して
フィルム送り面と大略平行な面内で支点43回りに揺動
可能な巻取側の第2フレーム30に支持されかつ上記金
型54より排出されるフィルム5を挟み込みながらフィ
ルム巻取側に案内する一対の第2案内ローラ3637と
、上記第2案内ローラ36,37を支持する上記第2フ
レーム30をフィルム幅方向に移動させる第2駆動装置
39と、上記一対の第2案内ローラ36,37を介して
案内されたフィルム5を巻取るフィルム巻取装置35と
を備えている。 上記フィルム5には、第4図に示すように、所定間隔毎
に転写すべき絵柄5cに対応してフィルム長手方向沿い
に印刷形成された長手方向位置決め用マーク5aと、フ
ィルム幅方向一端部にフィルム長手方向に一定の幅寸法
を有する連続して印刷形成された幅方向位置決め用マー
ク5bとを有している。 上記金型54は可動側ダイプレート14に支持されてお
り、該金型54のキャビティ54aの上下には、フィル
ム幅方向に延びかつフィルム5を金型パーティング面に
押さえ付ける棒状押さえ部材50.50を備える。この
各押さえ部材50は、ロッド51を介してバネ52によ
りフィルム5をパーティング面に押さえ付ける方向に付
勢された駆動板53に連結されている。よって、常時は
バネ52.52により押さえ部材50.50によりフィ
ルム5が金型54のパーティング面に押さえ付けられる
一方、上記駆動板53をバネ52.52の付勢力に抗し
てキャピテイ側にすなわち第2図において右側に移動さ
せると、押さえ部材50によるフィルム5の押さえが解
除されて、フィルム5か自由に移動できる。 一方、上記フィルム送り装置の金型54の上側に配置さ
れたフィルム送り出し側ユニットは以下のような構成と
なっている。 上記金型54の上部にはアダプタプレート13が固定さ
れ、このアダプタプレート13に支点15て揺動可能に
第1フレーム7が取り付けられている。よって、この支
点15回りに第1フレーム7を図示しない駆動装置によ
り又は手動により揺動させると、フィルム5の送り出し
側における傾き調整を行うことができる。この第1フレ
ーム7は、その上部にアリ溝7aをフィルム送り方向と
は直交する方向にすなわち第3図において紙面貫通方向
に延びるように形成する。このアリ溝りa内には台形の
支持台6が移動可能に嵌合されている。 この支持台6の下面にはラック10を形成し、該ラック
10に噛合するピニオン26を固定した回転軸I9か上
記第1フレーム7を貫通して配置されている。この回転
軸19の外側端部にはハンドル20を配置する。よって
、金型54を交換又は最初に配置するとき、このハンド
ル20の回転操作によりビニオン26か回転し、ラック
1oを介して上記第1フレーム7が上記支持台6に対し
てフィルム送り方向と直交する方向に位置調整可能とな
る。 上記支持台6の上方にはケーシング32か配置されてい
る。このケーシング32には、第35図に示すように、
上記送り出し装置としての送り出しローラ1がその回転
軸1aが回転自在に支持され、同様に回転自在にブレー
キローラ2が支持され、このブレーキローラ2の両側に
案内ローラ11.12が上記ブレーキローラ2に接触す
るようにかつ自在に回転するように支持され、さら1、
ケーシング32の一端部に案内ローラ3か回転〔在に支
持されている。上記ブレーキローラ2の)面にはゴムが
備えられている。上記ブレーキローラ2と案内ローラI
2とによって上記第1案内ローラを構成する。よって、
上記送り出しローラ1から送り出されたフィルム5はブ
レーキローラ2と案内ローラ11との間とブレーキロー
ラ2と智内ローラ12との間に挟み込まれたのち、案内
ローラ3により金型側に下方に向かうように案内される
。上記ブレーキローラ2の回転軸にはカップリング28
を介してパウダーブレーキ27が連絆されている。なお
、上記送り出しローラlの回転軸には、好ましくは、具
体的には図示しないが、フィルム5を送るために回転し
たのちその回転に慣性力を停止させるため、上記回転軸
に円板を3定し、この円板にブレーキを摩擦力で作用さ
せてことにより上記慣性力による回転を停止さける1段
が取り付けるようにするとよい。よって、上計送り出し
ローラlはフィルム5が所定ピッチた(づ送られるとそ
の回転を停止するようにするようにする。 上記支持台6の上面と上記ケーシング32の下面との間
にはリニアスライドが備えられている。 すなわち、支持台6の上面に一対の直線レール99が固
定され、このレール9.9を移動可能に嵌合するレール
8.8か上記ケーシング32の下面に固定されている。 そして、上記支持台6よりケーシング32の開口32a
を貫通して突き出た突出部6aには、ナツトが内蔵され
、このナツトに螺合する台形ネジ軸18はカップリング
17を介してステッピングモータ16に連結されている
。 このステッピングモータ]6はケーシング32に固定さ
れている。従って、ステッピングモータ16の駆動によ
りネジ軸18か回転するとステッピングモータ16が固
定されたケーシング32か支持台6に対してフィルム幅
方向に移動する。 一方、上記支持台6の下方には、第3図においてフィル
ム5の幅方向の右端側に上記支持台6よりロット23を
介して光電管からなる第1幅方向位置決めセンサ22を
位置調整可能に配置する一方、第3図においてフィルム
5の幅方向の左端側に上記支持台6よりロット25を介
して光電管からなる長手方向位置決めセンサ24が位置
調整可能に配置されている。上記第1幅方向位置決めセ
ンサ22は、金型54の上方の送り出し側におけるフィ
ルム5の幅方向位置決めマーク5bの位置を検出し、セ
ンサ22からマーク5bか外れかけると上記ステッピン
グモータ16を駆動してフィルム送り出し側ユニットの
位置を調整するようにしている。このため、上記ステッ
ピングモータ16はフィルム送り動作中は常時回転駆動
されているまた、上記長手方向位置決めセンサ24は、
金型54の上方の送り出し側において所定間隔毎に形成
されたフィルム5の長手方向位置決めマーク5aの位置
を検出するものである。 また、上記フィルム送り装置の金型54の下側に配置さ
れたフィルム巻取側ユニットは以下のような構成となっ
ている。 第6.7図に示すように、上記金型54の下部にはアダ
プタプレート31が固定され、このアダプタプレート3
1の支点43に揺動可能に第2フレーム30が取り付け
られている。よって、この支点43回りに第2フレーム
30を下記の駆動装置により揺動させると、フィルム5
の巻取側における傾き調整を行うことかできる。この第
2フレーム30は、ステッピングモータ39が固定され
、その回転軸にカップリング40を介して台形ネジ軸4
1か連結され、ネジ軸41がナツト42に螺合されてい
る。このナツト42は、上記アダプタプレート31より
突き出て上記第2フレーム30の開口30aを貫通した
突出部31aに該突出部3]11の軸回りに回転自在に
支持されている。よって、上記ステッピングモータ39
の駆動によりネジ軸41が回転すると、ナツト42すな
わちアダプタプレート31に対してステッピングモータ
39が固定された第2フレーム30が上記支点43回り
に揺動するとともに、ナツト42か上記突出部31aの
軸まわりに回転してネジ軸4】に過負荷か作用しないよ
うにする。上記第2フレーム30は、さらに、上記送り
出し側ユニットの案内ローラ3に対向して下方に配置さ
れた案内ローラ4と、ケーシング29を備える。このケ
ーシング29には、案内ローラ38と、第2案内ローラ
を構成する押圧ローラ36と駆動ローラ37と、巻取装
置としての巻取ローラ35が回転自在に支持されている
。上記押圧ローラ36はその表面にゴムが備えられてい
る。上記駆動ローラ37はその回転軸にカップリング4
5を介してステッピングモータ44が連結される。この
ステッピングモータ44は上記ケーシング29に固定さ
れ、このステッピングモータ44の駆動により上記駆動
ローラ37を駆動して上記押圧ローラ36との間に挟み
込んだフィルム5を下方にすなわち巻取側に送る。この
一対の第2案内ローラ36.37でフィルム5を巻取側
に送る一方、上記第1案内ローラ122とによりフィル
ム5にブレーキをかけて、第1案内ローラ12.2と第
2案内ローラ36,37との間で上記フィルム5が任意
に設定した張力で常時支持されるようにする。また、上
記巻取ローラ35は、その回転軸がカップリング47を
介して巻取用モータ46に連結される。このモータ46
はケーシング29に固定され、該モータ46は常時駆動
されており使用済みのフィルム5を巻取ローラ35に巻
取る。 また、上記アダプタプレート3Iの上部には、ロッド3
3を介して光電管からなる第2幅方向位置決めセンサ3
4が位置調整可能に配置されている。このセンサ34は
、金型54の下方の巻取側におけるフィルム5の幅方向
位置決めマーク5bの位置を検出するものであり、セン
サ34からマーク5bが外れかけると上記ステッピング
モータ39を駆動してフィルム巻取側ユニットの位置を
調整するようにしている。このため、上記ステッピング
モータ39はフィルム送り動作中は常時回転駆動されて
いる。 上記構成によれば、以下のようにしてフィルム5の位置
決め並びに送り動作を行う。 まず、金型54を可動側ダイプレート14に取り付ける
とき、ハンドル20を回転させて、金型54のパーティ
ング面に対するフィルム送り出し側ユニットのフィルム
厚み方向の位置調整を行う。 その後、フィルム5を送り出しローラIから上記案内ロ
ーラなどを介して巻取ローラ35に巻き、所定ピッチ毎
にフィルム5の送り動作を行う。すなわち、ステッピン
グモータ44の駆動によりフィルム5を上記駆動ローラ
37の回転により巻取側に送る。このとき、長手方向位
置決めセンサ24により、第4図において、フィルム5
の大略正方形状長手方向位置決めマーク5aから所定パ
ルス数の間はフィルム5が高速で送り1こされ、所定パ
ルス数をパルスカウント手段でカウントした後はCPU
等の制御手段によりさらに所定のパルス数の間だけ低速
の定速度走行を行い、所定パルス数に達すると上記ステ
ッピングモータ44の駆動を停止する。これにより、セ
ンサ24は次の長手方向位置決めマーク5を検出した位
置でフィルム5が停止する。このフィルム5が送られる
間、第1幅方向位置決めセンサ22によりフィルム5の
幅方向位置決めマーク5bの外側縁を検出し続け、セン
サ22よりマーク5bがずれかけると、ステッピングモ
ータ16により支持台6に対してケーシング32をフィ
ルム幅方向に移動させて位置調整する。すなわち、例え
ば、センサ22の検出位置よりフィルム5の幅方向位置
決めマーク5bの外側縁が第1図において右側にずれか
けると、上記ステッピングモータ】6により支持台6に
対してケーシング32を左側に移動させ、センサ22の
検出位置から上記マーク5bがずれないように位置調整
する。このとき、上記フィルム5が送られる間、上記ス
テッピングモータ16を微少範囲内て正逆回転駆動し続
けて上記位置調整を行うので、より円滑な位置調整が行
える。また、上記フィルム5が送られる間、第2幅方向
位置決めセンサ34によりフィルム5の幅方向位置決め
マーク5bの外側縁を検出し続け、センサ34よりマー
ク5bがずれかけると、ステッピングモータ39により
アダプタプレート31すなわち金型54に対して第2フ
レーム30を支点43回りに揺動させて位置調整する。 すなわち、例えば、セッサ34の検出位置よりフィルム
5の幅方向位置決めマーク5bの外側縁が第1図におい
て右側にずれかけると、上記ステッピングモータ39に
よりアダプタプレート31に対して第2フレーム30を
支点43回りに左側に揺動させ、センサ34の検出位置
から上記マーク5bがずれないように位置調整する。 このとき、上記フィルム5が送られる間、上記ステッピ
ングモータ39を微少範囲内て正逆回転駆動し続けて上
記位置調整を行うので、より円滑な位置調整が行える。 上記フィルム5の長手方向の送り動作が終了すると、上
記ステッピングモータ16と39の駆動を停止する。こ
の結果、フィルム5の長手方向の位置決めが終了すると
同時に幅方向の位置決めも終了することになる。このよ
うに金型54に対して所定の位置にフィルム5が位置決
めされた状態で上記フィルム5を押さえ部材50.50
で金型54のパーティング面に押さえつける。そして、
可動側ダイプレート14を4本のタイバー21.・・、
21の案内で図示しない固定金型側に移動させて固定金
型と可動金型54とを閉じ、熔融樹脂を両金型間のキャ
ビティに注入し、樹脂成形と同時にフィルム5の絵柄5
cの転写を行う。金型を冷却したのち、可動側グイプレ
ート14の移動により可動金型54が固定金型から分離
され成形品が取り出されるとともに、転写済みのフィル
ム5か所定ピッチだけ上記したフィルム位置決め動作を
行いつつ送られ、転写済みのフィルム5は巻取ローラ3
5に順次巻取られる。 上記実施例によれば、フィルム5を長手方向沿いに送る
とき、ステッピングモータ44のパルス数をカウトして
長手方向位置決め動作を行いつつ、第8図に示すように
、ステッピングモータ16によりフィルム送り出し側ユ
ニットをフィルム幅方向に移動調整するとともに、ステ
ッピングモータ39によりフィルム巻取側ユニットを支
点43回りに揺動させてフィルム5傾き調整を行い、幅
方向位置決ぬ動作を行うことができる。従って、フィル
ム5の長手方向位置決め動作が終了すると同時的に幅方
向位置決め動作も終了するので、位置決め精度が良く、
位置決め作業時間を短縮することかでき、かつ、フィル
ム幅方向位置決め時に発生する転写フィルムの波打ち状
よごれの発生を防止することができる。また、特に、フ
ィルム5の巻取側すなわち転写済みの部分は熔融樹脂の
熱により熱変形しているため傾いており、上記ステッピ
ングモータ39を駆動制御してフィルム巻取側ユニット
を支点43回りに揺動させることにより、このようなフ
ィルム5の傾きを吸収しえるようにフィルム5の位置調
整を行うことかでき、フィルム5の位置調整の精度をさ
らに向上させることができる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるしのではなく、
その他種々の態様で実施できる。例えば、上記実施例で
は、フィルム送り動作中、第8図に示すように、フィル
ム送り出し側ユニットはフィルム幅方向に移動調整する
一方、フィルム巻取側ユニットは支点43回りに揺動す
るようにしたか、逆に、フィルム送り出し側ユニットを
支点15回りに揺動させる一方、フィルム巻取側ユニッ
トをフィルム幅方向に移動調整するようにしてしよい。 また、フィルム送り動作中、フィルム送り出し側ユニッ
トとフィルム巻取側ユニットの両方を金型54に対して
夫々支点15と43とで揺動させるようにしてもよい。 また、上記第1案内ローラ2,12と第2案内ローラ3
6,37を設けない代わりに、第10〜11図に示すよ
うにフィルム送り出しローラ1にブレーキ装置を組み込
むことにより、フィルム巻取0−ラ35との間でフィル
ム5を一定張力で保持するようにしてもよい。 すなわち、第1θ図に示すように、上記フィルム送り出
しローラlの回転軸1aの一端部にはプーリ121が一
体に回転するように設けられており、このプーリ121
はベルト122を介して別のプーリ123と連結されて
いる。このプーリ123は電磁式のブレーキ装置+24
の回転軸に設けられている。ブレーキ装置124は電磁
粉体を利用したものであり、通電量を制御することによ
り制動力を制御することができるものである。また、フ
ィルム送り出しローラlは第1+図及び第12図に示す
ようにポテンショメータ125(ロール径検出器)を有
している。ポテンショメータ125はケーシング32に
取付けられたブラケット126に取付けられており、レ
バー127の回転変位を検出することができるようにし
である。 レバー127は先端にローラ150を有しており、この
ローラ150が常にフィルムロール101の外周に接す
るようにスプリング152か設けられている。従って、
ポテンショメータ125はフィルムロール101の半径
を常に検出することかできる。よって、上記ブレーキ装
置124は、フィルムロール101の径を検出するロー
ル径検出器125からの信号に基づいてフィルムロール
101の径に比例する制動力を発生するよう構成されて
いる。 上記構成によれば、フィルム5は駆動ローラ37によっ
て駆動され巻取ローラ35に巻取られていくが、その際
のフィルム5の張力はブレーキ装置+24の作用により
一定の状態に維持される。すなわち、ブレーキ装置12
4はフィルムロール101の外径の減少に応じて次第に
減少する制動力を発生し、これにより常にフィルム5に
対して一定の張力が作用するようにしである。フィルム
5が順次使用されてフィルムロールI 01 +7)外
径が減少すると、ポテンショメータ+25によって外径
の減少が検出される。このフィルムロール101の外径
の減少に比例してブレーキ装置124の制動力か減少す
るようノこ制御される。従って、ブレーキ装置、124
の制動力をフィルムロール201の半径で割ったもの(
すなわち、張力)は常に一定に維持される。このように
してフィルム5には常に一定の張力が作用するためフィ
ルム5の伸びは常に一定であり、フィルム5の位置決め
精度を向上させることかできる。
に、転写フィルム5は、所定間隔毎にフィルム長手方向
沿いに形成された長手方向位置決め用マーク5aとフィ
ルム幅方向一端部にフィルム長手方向に連続して形成さ
れた幅方向位置決め用マーク5bとを育している。この
ようなフィルムに対して、次のようなフィルム送り装置
が知られている(特開昭59−204522号)。フィ
ルムを長手方向沿いに送り、金型のキャピティに対する
フィルム長手方向の位置決めをまず行う。 その後、フィルム幅方向の位置決めを行うため、フィル
ムを支持するフレームをその初期位置まで復帰させたの
ち、該初期位置からフレームの移動を開始してフィルム
をその幅方向に移動させながら幅方向位置決めセンサで
フィルムの幅方向位置決め用マークの検出を開始する。 そして、フレームの初期位置からフレームの上記マーク
の位置ずれ量を検出しにときフィルムの移動を停止させ
てフィルムの位置決めを行うようにしている。 また、他の構造のものとして以下のような位置決め装置
もある(特公平1−59095号)。すなわち、フィル
ム送り出し側ユニットを固定し、フルム巻取側ユニット
をフィルム幅方向に移動することにより、フィルムの長
手方向の位置決めを終了したのち、フィルム巻取側ユニ
ットのみをフィルム幅方向に水平移動させてフィルムの
幅方向位置決めを行うようにしている。 発明か解決しようとする課題 しかしながら、上記前者の構造のものでは、フルム送り
出し側ユニットとフィルム巻取側ユニットとか同一フレ
ームに組み込まれているため、フルム送り出し側ユニッ
トに対してフィルム巻取側ユニットを移動させてフィル
ムの傾きを調整することかできないといった問題がある
。 また、上記後者のものでも、第9図に示すように、フィ
ルム送り出しωリユニット87か固定されているため、
フィルム巻取側ユニット88の移動による位置決めたけ
ては位置決め精度か劣りかつ位置決め作業に手間かかか
る上に、フィルム巻取側ユニット88かフィルム幅方向
の水平移動であるため、金型とフィルム送り装置との平
行度が狂っている場合やフィルム自体の変形により傾斜
が生じている場合には転写しようとするフィルムの絵柄
面に波打ち状のよごれ90か発生するといった問題があ
った。 従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあ
って、位置決め精度が良く、位置決め作業時間を短縮す
ることができ、かつ、フィルム幅方向位置決め時に発生
する転写フィルムの波打ち状よごれの発生を防止するこ
とができる転写フィルム送り装置を提供することにある
。 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、フィルム送り出
し装置又はフィルム巻取装置の少なくともいずれか一方
を金型に対して所定の支点回りに揺動可能に配置し、フ
ィルムを送るとき、いずれか一方の装置を支点回りに揺
動させてフィルムの傾きを調整しつつフィルムの長手方
向位置決めとフィルム幅方向位置決めとが同時的に行え
るように構成する。 すなわち、本発明は、所定間隔毎にフィルム長手方向沿
いに配置された長手方向位置決め用マークとフィルム幅
方向一端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅
方向位置決め用マークとを有しかつロール状に巻かれた
転写フィルムを送り出すフィルム送り出し装置と、上記
長手方向位置決め用マークを検出するフィルム長手方向
位置決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金型の
中心に対して上記フィルム巻取側に配置されかつ上記幅
方向位置決め用マークを検出する巻取側フィルム幅方向
位置決めセンサと、上記金型に対してフィルム送り面と
大略平行な面内で支点回りに揺動可能に配置され、かつ
、上記フィルムを巻取るフィルム巻取装置と、上記フィ
ルム巻取装置を上記支点回りに揺動させる第2駆動装置
と、を備えるように構成する。 上記構成においては、上記送り出し装置は上記金型にフ
ィルム幅方向に移動可能に配置される一方、フィルム送
り方向沿いの上記金型の中心に対して上記フィルム送り
出し側に配置されかつ上記幅方向位置決め用マークを検
出する送り出し側フィルム幅方向位置決めセンサ七、上
記送り出し装置をフィルム幅方向に移動させる第1駆動
装置と、をさらに備えるように構成することもできる。 また、本発明は、所定間隔毎にフィルム長手方向沿いに
配置された長手方向位置決め用マークとフィルム幅方向
一端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅方向
位置決め用マークとを有しかつロール状に巻かれた転写
フィルムを送り出すとともに、金型に対してフィルム送
り面と大略平行な面内で支点回りに揺動可能に配置され
たフィルム送り出し装置と、上記フィルム送り出し装置
を上記支点回りに揺動させる第1駆動装置と、上記長手
方向位置決め用マークを検出するフィルム長手方向位置
決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金型の中心
に対して上記フィルム送り出し側に配置されかつ上記幅
方向位置決め用マークを検出する送り出し側フィルム幅
方向位置決めセンサと、上記フィルムを巻取るフィルム
巻取装置と、を備えるように構成する。 上記構成においては、上記フィルム巻取装置はフィルム
幅方向に移動可能に配置される一方、フィルム送り方向
沿いの上記金型の中心に対して上記フィルム巻取側に配
置されかつ上記幅方向位置決め用マークを検出する巻取
側フィルム幅方向位置決めセンサと、上記フィルム巻取
装置をフィルム幅方向に移動させる第2駆動装置と、を
備えるように構成することもできる。 また、本発明は、所定間隔毎にフィルム長手方向沿いに
配置された長手方向位置決め用マークとフィルム幅方向
一端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅方向
位置決め用マークとを有しかつロール状に巻かれた転写
フィルムを送り出すとともに、金型に対してフィルム送
り面と大略平行な面内で支点回りに揺動可能に配置され
たフィルム送り出し装置と、上記フィルム送り出し装置
を上記支点回りに揺動させる第1駆動装置と、上記長手
方向位置決め用マークを検出するフィルム長手方向位置
決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金型の中心
に対して上記フィルム送り出し側に配置されかつ上記幅
方向位置決め用マークを検出する送り出し側フィルム幅
方向位置決めセンサと、フィルム送り方向沿いの上記金
型の中心に対して上記フィルム巻取側に配置されかつ上
記幅方向位置決め用マークを検出する巻取側フィルム幅
方向位置決めセンサと、上記金型に対してフィルム送り
面と大略平行な面内て支点回りに揺動可能に配置され、
かつ、上記フィルムを巻取るフィルム巻取装置と、上記
フィルム巻取装置を上記支点回りに揺動させる第2駆動
装置と、を備えるように構成する。 上記各構成においては、上記フィルム送り出し装置と一
体的に配置され、かつ、上記フィルム送り出し装置より
送り出されたフィルムを挟み込みながら金型側に案内す
る一対の第1案内ローラを備えるように構成することも
できる。 また、上記各構成においては、上記フィルム巻取装置と
一体的に配置され、かつ、上記フィルムを挟み込みなが
ら金型側からフィルム巻取側に上記フィルムを案内する
一対の第2案内ローラを備えるように構成することもで
きる。 発明の作用・効果 上記構成によれば、フィルム送り出し装置又はフィルム
巻取装置の少なくともいずれか一方を金型に対して所定
の支点回りに揺動可能に配置し、フィルムを送るとき、
いずれか一方の一対の装置を支点回りに揺動させてフィ
ルムの傾きを調整しつつフィルムの長手方向位置決めと
フィルム幅方向位置決めとが同時的に行うことができる
。従って、位置決め精度が良く、位置決め作業時間を短
縮することができ、かつ、フィルム幅方向位置決め時に
発生する転写フィルムの波打ち状よごれの発生を防止す
ることができる。 尺敷厩 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜8.1011.
12図に基づいて詳細に説明する。 本実施例にかかる転写フィルム送り装置は、第1.2図
に示すように、可動側グイプレート14に支持されf二
可動金型54のキャピテイ54aに対してロール状転写
フィルム5をフィルム送り出し装置lから送り出して上
記キャビティ54aに対して位置決めする一方、成形終
了後、すなわち、金型54を閉じて熔融樹脂を金型54
のキャビティ54a内に注入して成形と同時に転写フィ
ルム5の転写用絵柄5cを転写させるとともに樹脂を冷
却し金型54を開けて成形品を取り出したのち、フィル
ム5を所定ピッチ送り、次の成形に備えるように構成し
ている。 詳しくは、上記フィルム送り装置は、ロール状に巻かれ
た転写フィルム5を巻き戻すフィルム送り出し装置1と
、金型54にフィルム幅方向に移動可能に支持された送
り出し側の第1フレーム7に支持されかつ上記送り出し
装置1より送り出されたフィルム5を挟み込みながら金
型側に案内する一対の第1案内ローラ2.12と、上記
第1案内ローラ2.12を支持する上記第1フレーム7
をフィルム幅方向に移動させる第1駆動装置16と、上
記金型54に支持されかつ下記する長手方向位置決め用
マーク5aを検出するフィルム長手方向位置決めセンサ
24と、上記金型54に対してそのフィルム送り方向沿
いの中心より上記フィルム送り出し装置側に配置されか
つ下記するフィルム幅方向位置決め用マーク5bを検出
する送り出し側の第1フィルム幅方向位置決めセンサ2
2と、上記金型54に対してそのフィルム送り方向沿い
の中心より上記フィルム巻取側に配置されかつ上記幅方
向位置決め用マーク5bを検出する巻取側の第2フィル
ム幅方向位置決めセンサ34と、上記金型54に対して
フィルム送り面と大略平行な面内で支点43回りに揺動
可能な巻取側の第2フレーム30に支持されかつ上記金
型54より排出されるフィルム5を挟み込みながらフィ
ルム巻取側に案内する一対の第2案内ローラ3637と
、上記第2案内ローラ36,37を支持する上記第2フ
レーム30をフィルム幅方向に移動させる第2駆動装置
39と、上記一対の第2案内ローラ36,37を介して
案内されたフィルム5を巻取るフィルム巻取装置35と
を備えている。 上記フィルム5には、第4図に示すように、所定間隔毎
に転写すべき絵柄5cに対応してフィルム長手方向沿い
に印刷形成された長手方向位置決め用マーク5aと、フ
ィルム幅方向一端部にフィルム長手方向に一定の幅寸法
を有する連続して印刷形成された幅方向位置決め用マー
ク5bとを有している。 上記金型54は可動側ダイプレート14に支持されてお
り、該金型54のキャビティ54aの上下には、フィル
ム幅方向に延びかつフィルム5を金型パーティング面に
押さえ付ける棒状押さえ部材50.50を備える。この
各押さえ部材50は、ロッド51を介してバネ52によ
りフィルム5をパーティング面に押さえ付ける方向に付
勢された駆動板53に連結されている。よって、常時は
バネ52.52により押さえ部材50.50によりフィ
ルム5が金型54のパーティング面に押さえ付けられる
一方、上記駆動板53をバネ52.52の付勢力に抗し
てキャピテイ側にすなわち第2図において右側に移動さ
せると、押さえ部材50によるフィルム5の押さえが解
除されて、フィルム5か自由に移動できる。 一方、上記フィルム送り装置の金型54の上側に配置さ
れたフィルム送り出し側ユニットは以下のような構成と
なっている。 上記金型54の上部にはアダプタプレート13が固定さ
れ、このアダプタプレート13に支点15て揺動可能に
第1フレーム7が取り付けられている。よって、この支
点15回りに第1フレーム7を図示しない駆動装置によ
り又は手動により揺動させると、フィルム5の送り出し
側における傾き調整を行うことができる。この第1フレ
ーム7は、その上部にアリ溝7aをフィルム送り方向と
は直交する方向にすなわち第3図において紙面貫通方向
に延びるように形成する。このアリ溝りa内には台形の
支持台6が移動可能に嵌合されている。 この支持台6の下面にはラック10を形成し、該ラック
10に噛合するピニオン26を固定した回転軸I9か上
記第1フレーム7を貫通して配置されている。この回転
軸19の外側端部にはハンドル20を配置する。よって
、金型54を交換又は最初に配置するとき、このハンド
ル20の回転操作によりビニオン26か回転し、ラック
1oを介して上記第1フレーム7が上記支持台6に対し
てフィルム送り方向と直交する方向に位置調整可能とな
る。 上記支持台6の上方にはケーシング32か配置されてい
る。このケーシング32には、第35図に示すように、
上記送り出し装置としての送り出しローラ1がその回転
軸1aが回転自在に支持され、同様に回転自在にブレー
キローラ2が支持され、このブレーキローラ2の両側に
案内ローラ11.12が上記ブレーキローラ2に接触す
るようにかつ自在に回転するように支持され、さら1、
ケーシング32の一端部に案内ローラ3か回転〔在に支
持されている。上記ブレーキローラ2の)面にはゴムが
備えられている。上記ブレーキローラ2と案内ローラI
2とによって上記第1案内ローラを構成する。よって、
上記送り出しローラ1から送り出されたフィルム5はブ
レーキローラ2と案内ローラ11との間とブレーキロー
ラ2と智内ローラ12との間に挟み込まれたのち、案内
ローラ3により金型側に下方に向かうように案内される
。上記ブレーキローラ2の回転軸にはカップリング28
を介してパウダーブレーキ27が連絆されている。なお
、上記送り出しローラlの回転軸には、好ましくは、具
体的には図示しないが、フィルム5を送るために回転し
たのちその回転に慣性力を停止させるため、上記回転軸
に円板を3定し、この円板にブレーキを摩擦力で作用さ
せてことにより上記慣性力による回転を停止さける1段
が取り付けるようにするとよい。よって、上計送り出し
ローラlはフィルム5が所定ピッチた(づ送られるとそ
の回転を停止するようにするようにする。 上記支持台6の上面と上記ケーシング32の下面との間
にはリニアスライドが備えられている。 すなわち、支持台6の上面に一対の直線レール99が固
定され、このレール9.9を移動可能に嵌合するレール
8.8か上記ケーシング32の下面に固定されている。 そして、上記支持台6よりケーシング32の開口32a
を貫通して突き出た突出部6aには、ナツトが内蔵され
、このナツトに螺合する台形ネジ軸18はカップリング
17を介してステッピングモータ16に連結されている
。 このステッピングモータ]6はケーシング32に固定さ
れている。従って、ステッピングモータ16の駆動によ
りネジ軸18か回転するとステッピングモータ16が固
定されたケーシング32か支持台6に対してフィルム幅
方向に移動する。 一方、上記支持台6の下方には、第3図においてフィル
ム5の幅方向の右端側に上記支持台6よりロット23を
介して光電管からなる第1幅方向位置決めセンサ22を
位置調整可能に配置する一方、第3図においてフィルム
5の幅方向の左端側に上記支持台6よりロット25を介
して光電管からなる長手方向位置決めセンサ24が位置
調整可能に配置されている。上記第1幅方向位置決めセ
ンサ22は、金型54の上方の送り出し側におけるフィ
ルム5の幅方向位置決めマーク5bの位置を検出し、セ
ンサ22からマーク5bか外れかけると上記ステッピン
グモータ16を駆動してフィルム送り出し側ユニットの
位置を調整するようにしている。このため、上記ステッ
ピングモータ16はフィルム送り動作中は常時回転駆動
されているまた、上記長手方向位置決めセンサ24は、
金型54の上方の送り出し側において所定間隔毎に形成
されたフィルム5の長手方向位置決めマーク5aの位置
を検出するものである。 また、上記フィルム送り装置の金型54の下側に配置さ
れたフィルム巻取側ユニットは以下のような構成となっ
ている。 第6.7図に示すように、上記金型54の下部にはアダ
プタプレート31が固定され、このアダプタプレート3
1の支点43に揺動可能に第2フレーム30が取り付け
られている。よって、この支点43回りに第2フレーム
30を下記の駆動装置により揺動させると、フィルム5
の巻取側における傾き調整を行うことかできる。この第
2フレーム30は、ステッピングモータ39が固定され
、その回転軸にカップリング40を介して台形ネジ軸4
1か連結され、ネジ軸41がナツト42に螺合されてい
る。このナツト42は、上記アダプタプレート31より
突き出て上記第2フレーム30の開口30aを貫通した
突出部31aに該突出部3]11の軸回りに回転自在に
支持されている。よって、上記ステッピングモータ39
の駆動によりネジ軸41が回転すると、ナツト42すな
わちアダプタプレート31に対してステッピングモータ
39が固定された第2フレーム30が上記支点43回り
に揺動するとともに、ナツト42か上記突出部31aの
軸まわりに回転してネジ軸4】に過負荷か作用しないよ
うにする。上記第2フレーム30は、さらに、上記送り
出し側ユニットの案内ローラ3に対向して下方に配置さ
れた案内ローラ4と、ケーシング29を備える。このケ
ーシング29には、案内ローラ38と、第2案内ローラ
を構成する押圧ローラ36と駆動ローラ37と、巻取装
置としての巻取ローラ35が回転自在に支持されている
。上記押圧ローラ36はその表面にゴムが備えられてい
る。上記駆動ローラ37はその回転軸にカップリング4
5を介してステッピングモータ44が連結される。この
ステッピングモータ44は上記ケーシング29に固定さ
れ、このステッピングモータ44の駆動により上記駆動
ローラ37を駆動して上記押圧ローラ36との間に挟み
込んだフィルム5を下方にすなわち巻取側に送る。この
一対の第2案内ローラ36.37でフィルム5を巻取側
に送る一方、上記第1案内ローラ122とによりフィル
ム5にブレーキをかけて、第1案内ローラ12.2と第
2案内ローラ36,37との間で上記フィルム5が任意
に設定した張力で常時支持されるようにする。また、上
記巻取ローラ35は、その回転軸がカップリング47を
介して巻取用モータ46に連結される。このモータ46
はケーシング29に固定され、該モータ46は常時駆動
されており使用済みのフィルム5を巻取ローラ35に巻
取る。 また、上記アダプタプレート3Iの上部には、ロッド3
3を介して光電管からなる第2幅方向位置決めセンサ3
4が位置調整可能に配置されている。このセンサ34は
、金型54の下方の巻取側におけるフィルム5の幅方向
位置決めマーク5bの位置を検出するものであり、セン
サ34からマーク5bが外れかけると上記ステッピング
モータ39を駆動してフィルム巻取側ユニットの位置を
調整するようにしている。このため、上記ステッピング
モータ39はフィルム送り動作中は常時回転駆動されて
いる。 上記構成によれば、以下のようにしてフィルム5の位置
決め並びに送り動作を行う。 まず、金型54を可動側ダイプレート14に取り付ける
とき、ハンドル20を回転させて、金型54のパーティ
ング面に対するフィルム送り出し側ユニットのフィルム
厚み方向の位置調整を行う。 その後、フィルム5を送り出しローラIから上記案内ロ
ーラなどを介して巻取ローラ35に巻き、所定ピッチ毎
にフィルム5の送り動作を行う。すなわち、ステッピン
グモータ44の駆動によりフィルム5を上記駆動ローラ
37の回転により巻取側に送る。このとき、長手方向位
置決めセンサ24により、第4図において、フィルム5
の大略正方形状長手方向位置決めマーク5aから所定パ
ルス数の間はフィルム5が高速で送り1こされ、所定パ
ルス数をパルスカウント手段でカウントした後はCPU
等の制御手段によりさらに所定のパルス数の間だけ低速
の定速度走行を行い、所定パルス数に達すると上記ステ
ッピングモータ44の駆動を停止する。これにより、セ
ンサ24は次の長手方向位置決めマーク5を検出した位
置でフィルム5が停止する。このフィルム5が送られる
間、第1幅方向位置決めセンサ22によりフィルム5の
幅方向位置決めマーク5bの外側縁を検出し続け、セン
サ22よりマーク5bがずれかけると、ステッピングモ
ータ16により支持台6に対してケーシング32をフィ
ルム幅方向に移動させて位置調整する。すなわち、例え
ば、センサ22の検出位置よりフィルム5の幅方向位置
決めマーク5bの外側縁が第1図において右側にずれか
けると、上記ステッピングモータ】6により支持台6に
対してケーシング32を左側に移動させ、センサ22の
検出位置から上記マーク5bがずれないように位置調整
する。このとき、上記フィルム5が送られる間、上記ス
テッピングモータ16を微少範囲内て正逆回転駆動し続
けて上記位置調整を行うので、より円滑な位置調整が行
える。また、上記フィルム5が送られる間、第2幅方向
位置決めセンサ34によりフィルム5の幅方向位置決め
マーク5bの外側縁を検出し続け、センサ34よりマー
ク5bがずれかけると、ステッピングモータ39により
アダプタプレート31すなわち金型54に対して第2フ
レーム30を支点43回りに揺動させて位置調整する。 すなわち、例えば、セッサ34の検出位置よりフィルム
5の幅方向位置決めマーク5bの外側縁が第1図におい
て右側にずれかけると、上記ステッピングモータ39に
よりアダプタプレート31に対して第2フレーム30を
支点43回りに左側に揺動させ、センサ34の検出位置
から上記マーク5bがずれないように位置調整する。 このとき、上記フィルム5が送られる間、上記ステッピ
ングモータ39を微少範囲内て正逆回転駆動し続けて上
記位置調整を行うので、より円滑な位置調整が行える。 上記フィルム5の長手方向の送り動作が終了すると、上
記ステッピングモータ16と39の駆動を停止する。こ
の結果、フィルム5の長手方向の位置決めが終了すると
同時に幅方向の位置決めも終了することになる。このよ
うに金型54に対して所定の位置にフィルム5が位置決
めされた状態で上記フィルム5を押さえ部材50.50
で金型54のパーティング面に押さえつける。そして、
可動側ダイプレート14を4本のタイバー21.・・、
21の案内で図示しない固定金型側に移動させて固定金
型と可動金型54とを閉じ、熔融樹脂を両金型間のキャ
ビティに注入し、樹脂成形と同時にフィルム5の絵柄5
cの転写を行う。金型を冷却したのち、可動側グイプレ
ート14の移動により可動金型54が固定金型から分離
され成形品が取り出されるとともに、転写済みのフィル
ム5か所定ピッチだけ上記したフィルム位置決め動作を
行いつつ送られ、転写済みのフィルム5は巻取ローラ3
5に順次巻取られる。 上記実施例によれば、フィルム5を長手方向沿いに送る
とき、ステッピングモータ44のパルス数をカウトして
長手方向位置決め動作を行いつつ、第8図に示すように
、ステッピングモータ16によりフィルム送り出し側ユ
ニットをフィルム幅方向に移動調整するとともに、ステ
ッピングモータ39によりフィルム巻取側ユニットを支
点43回りに揺動させてフィルム5傾き調整を行い、幅
方向位置決ぬ動作を行うことができる。従って、フィル
ム5の長手方向位置決め動作が終了すると同時的に幅方
向位置決め動作も終了するので、位置決め精度が良く、
位置決め作業時間を短縮することかでき、かつ、フィル
ム幅方向位置決め時に発生する転写フィルムの波打ち状
よごれの発生を防止することができる。また、特に、フ
ィルム5の巻取側すなわち転写済みの部分は熔融樹脂の
熱により熱変形しているため傾いており、上記ステッピ
ングモータ39を駆動制御してフィルム巻取側ユニット
を支点43回りに揺動させることにより、このようなフ
ィルム5の傾きを吸収しえるようにフィルム5の位置調
整を行うことかでき、フィルム5の位置調整の精度をさ
らに向上させることができる。 なお、本発明は上記実施例に限定されるしのではなく、
その他種々の態様で実施できる。例えば、上記実施例で
は、フィルム送り動作中、第8図に示すように、フィル
ム送り出し側ユニットはフィルム幅方向に移動調整する
一方、フィルム巻取側ユニットは支点43回りに揺動す
るようにしたか、逆に、フィルム送り出し側ユニットを
支点15回りに揺動させる一方、フィルム巻取側ユニッ
トをフィルム幅方向に移動調整するようにしてしよい。 また、フィルム送り動作中、フィルム送り出し側ユニッ
トとフィルム巻取側ユニットの両方を金型54に対して
夫々支点15と43とで揺動させるようにしてもよい。 また、上記第1案内ローラ2,12と第2案内ローラ3
6,37を設けない代わりに、第10〜11図に示すよ
うにフィルム送り出しローラ1にブレーキ装置を組み込
むことにより、フィルム巻取0−ラ35との間でフィル
ム5を一定張力で保持するようにしてもよい。 すなわち、第1θ図に示すように、上記フィルム送り出
しローラlの回転軸1aの一端部にはプーリ121が一
体に回転するように設けられており、このプーリ121
はベルト122を介して別のプーリ123と連結されて
いる。このプーリ123は電磁式のブレーキ装置+24
の回転軸に設けられている。ブレーキ装置124は電磁
粉体を利用したものであり、通電量を制御することによ
り制動力を制御することができるものである。また、フ
ィルム送り出しローラlは第1+図及び第12図に示す
ようにポテンショメータ125(ロール径検出器)を有
している。ポテンショメータ125はケーシング32に
取付けられたブラケット126に取付けられており、レ
バー127の回転変位を検出することができるようにし
である。 レバー127は先端にローラ150を有しており、この
ローラ150が常にフィルムロール101の外周に接す
るようにスプリング152か設けられている。従って、
ポテンショメータ125はフィルムロール101の半径
を常に検出することかできる。よって、上記ブレーキ装
置124は、フィルムロール101の径を検出するロー
ル径検出器125からの信号に基づいてフィルムロール
101の径に比例する制動力を発生するよう構成されて
いる。 上記構成によれば、フィルム5は駆動ローラ37によっ
て駆動され巻取ローラ35に巻取られていくが、その際
のフィルム5の張力はブレーキ装置+24の作用により
一定の状態に維持される。すなわち、ブレーキ装置12
4はフィルムロール101の外径の減少に応じて次第に
減少する制動力を発生し、これにより常にフィルム5に
対して一定の張力が作用するようにしである。フィルム
5が順次使用されてフィルムロールI 01 +7)外
径が減少すると、ポテンショメータ+25によって外径
の減少が検出される。このフィルムロール101の外径
の減少に比例してブレーキ装置124の制動力か減少す
るようノこ制御される。従って、ブレーキ装置、124
の制動力をフィルムロール201の半径で割ったもの(
すなわち、張力)は常に一定に維持される。このように
してフィルム5には常に一定の張力が作用するためフィ
ルム5の伸びは常に一定であり、フィルム5の位置決め
精度を向上させることかできる。
第1.2図は夫々本発明の一実施例にががるフィルム送
り装置の正面図及び側面図、第3図は上記装置のフィル
ム送り出し側ユニットの要部拡大正面図、第4図はフィ
ルムの部分正面図、第5図は上記フィルム送り出し側ユ
ニットの要部側面図、第6図は上記装置のフィルム巻取
側ユニットの要部側面図、第7図は該フィルム巻取側ユ
ニットの要部正面図、第8図は上記実施例におけるフィ
ルムの位置調整の概念図、第9図は従来のフィルム位置
調整の概念図、第10図は本発明の他の実施例にかかる
巻取ローラのブレーキ装置を示す一部断面正面図、第1
1.12図は上記他の実施例におけるポテンショメータ
を示す要部正面図及び側面図である。 ! ・送り出しローラ、2・ ブレーキローラ、34.
11.12.38・案内ローラ、5 フィルム、5a・
長手方向位置決めマーク、5b 幅方向位置決めマーク
、5c・・絵柄、6・支持台、7−第1フレーム、8.
9・・・レール、lO・・・ラック、133I アダプ
タプレート、14 可動側ダイプレート、15・支点、
16 39.44・・・ステッピングモータ、+ 7,
28,40,45.47・カップリング、+ 8.41
・・ネジ軸、19・・・回転軸、20・・ハンドル、
21・・・タイバー、22・・第1幅方向位置決めセン
サ、23.25.33・・・ロット、24フィルム長手
方向位置決めセ/す、26 ・ピニオン、27・・パウ
ダブレーキ、29.32・ケーシング、30・・第2フ
レーム、34 ・第2幅方向位置決めセンサ、35 巻
取ローラ、36・押圧ローラ、37・・・駆動ローラ、
42 ナツト、43支点、46・巻取用モータ、5o・
押さえ部材、01 ロット、52 バネ、53・駆動板
、54可動金型。 特許出願人 日本写真印刷株式会社 代理人 弁理士 前出 葆 はが2名 第1 図 第2図 第3図 第6図 第7図 嬉8図 第9図 第10図
り装置の正面図及び側面図、第3図は上記装置のフィル
ム送り出し側ユニットの要部拡大正面図、第4図はフィ
ルムの部分正面図、第5図は上記フィルム送り出し側ユ
ニットの要部側面図、第6図は上記装置のフィルム巻取
側ユニットの要部側面図、第7図は該フィルム巻取側ユ
ニットの要部正面図、第8図は上記実施例におけるフィ
ルムの位置調整の概念図、第9図は従来のフィルム位置
調整の概念図、第10図は本発明の他の実施例にかかる
巻取ローラのブレーキ装置を示す一部断面正面図、第1
1.12図は上記他の実施例におけるポテンショメータ
を示す要部正面図及び側面図である。 ! ・送り出しローラ、2・ ブレーキローラ、34.
11.12.38・案内ローラ、5 フィルム、5a・
長手方向位置決めマーク、5b 幅方向位置決めマーク
、5c・・絵柄、6・支持台、7−第1フレーム、8.
9・・・レール、lO・・・ラック、133I アダプ
タプレート、14 可動側ダイプレート、15・支点、
16 39.44・・・ステッピングモータ、+ 7,
28,40,45.47・カップリング、+ 8.41
・・ネジ軸、19・・・回転軸、20・・ハンドル、
21・・・タイバー、22・・第1幅方向位置決めセン
サ、23.25.33・・・ロット、24フィルム長手
方向位置決めセ/す、26 ・ピニオン、27・・パウ
ダブレーキ、29.32・ケーシング、30・・第2フ
レーム、34 ・第2幅方向位置決めセンサ、35 巻
取ローラ、36・押圧ローラ、37・・・駆動ローラ、
42 ナツト、43支点、46・巻取用モータ、5o・
押さえ部材、01 ロット、52 バネ、53・駆動板
、54可動金型。 特許出願人 日本写真印刷株式会社 代理人 弁理士 前出 葆 はが2名 第1 図 第2図 第3図 第6図 第7図 嬉8図 第9図 第10図
Claims (7)
- (1)所定間隔毎にフィルム長手方向沿いに配置された
長手方向位置決め用マーク(5a)とフィルム幅方向一
端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅方向位
置決め用マーク(5b)とを有しかつロール状に巻かれ
た転写フィルム(5)を送り出すフィルム送り出し装置
(1)と、 上記長手方向位置決め用マーク(5a)を検出するフィ
ルム長手方向位置決めセンサ(24)と、フィルム送り
方向沿いの上記金型(54)の中心に対して上記フィル
ム巻取側に配置されかつ上記幅方向位置決め用マーク(
5b)を検出する巻取側フィルム幅方向位置決めセンサ
(34)と、 上記金型(54)に対してフィルム送り面と大略平行な
面内で支点(43)回りに揺動可能に配置され、かつ、
上記フィルム(5)を巻取るフィルム巻取装置(35)
と、 上記フィルム巻取装置(35)を上記支点回りに揺動さ
せる第2駆動装置(39)と、を備えるようにしたこと
を特徴とする転写フィルム送り装置。 - (2)上記送り出し装置(1)は上記金型(54)にフ
ィルム幅方向に移動可能に配置される一方、フィルム送
り方向沿いの上記金型(54)の中心に対して上記フィ
ルム送り出し側に配置されかつ上記幅方向位置決め用マ
ーク(5b)を検出する送り出し側フィルム幅方向位置
決めセンサ(22)と、上記送り出し装置(1)をフィ
ルム幅方向に移動させる第1駆動装置(16)と、をさ
らに備えるようにした請求項1に記載の転写フィルム送
り装置。 - (3)所定間隔毎にフィルム長手方向沿いに配置された
長手方向位置決め用マーク(5a)とフィルム幅方向一
端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅方向位
置決め用マーク(5b)とを有しかつロール状に巻かれ
た転写フィルム(5)を送り出すとともに、金型(54
)に対してフィルム送り面と大略平行な面内で支点(1
5)回りに揺動可能に配置されたフィルム送り出し装置
(1)と、 上記フィルム送り出し装置(1)を上記支点回りに揺動
させる第1駆動装置(16)と、上記長手方向位置決め
用マーク(5a)を検出するフィルム長手方向位置決め
センサ(24)と、フィルム送り方向沿いの上記金型(
54)の中心に対して上記フィルム送り出し側に配置さ
れかつ上記幅方向位置決め用マーク(5b)を検出する
送り出し側フィルム幅方向位置決めセンサ(22)と、
上記フィルム(5)を巻取るフィルム巻取装置(35)
と、を備えるようにしたことを特徴とする転写フィルム
送り装置。 - (4)上記フィルム巻取装置(35)はフィルム幅方向
に移動可能に配置される一方、 フィルム送り方向沿いの上記金型(54)の中心に対し
て上記フィルム巻取側に配置されかつ上記幅方向位置決
め用マーク(5b)を検出する巻取側フィルム幅方向位
置決めセンサ(34)と、 上記フィルム巻取装置(35)をフィルム幅方向に移動
させる第2駆動装置(39)と、を備えるようにした請
求項3に記載の転写フィルム送り装置。 - (5)所定間隔毎にフィルム長手方向沿いに配置された
長手方向位置決め用マーク(5a)とフィルム幅方向一
端部にフィルム長手方向に連続して形成された幅方向位
置決め用マーク(5b)とを有しかつロール状に巻かれ
た転写フィルム(5)を送り出すとともに、金型(54
)に対してフィルム送り面と大略平行な面内で支点(1
5)回りに揺動可能に配置されたフィルム送り出し装置
(1)と、 上記フィルム送り出し装置(1)を上記支点回りに揺動
させる第1駆動装置(16)と、上記長手方向位置決め
用マーク(5a)を検出するフィルム長手方向位置決め
センサ(24)と、フィルム送り方向沿いの上記金型(
54)の中心に対して上記フィルム送り出し側に配置さ
れかつ上記幅方向位置決め用マーク(5b)を検出する
送り出し側フィルム幅方向位置決めセンサ(22)と、
フィルム送り方向沿いの上記金型(54)の中心に対し
て上記フィルム巻取側に配置されかつ上記幅方向位置決
め用マーク(5b)を検出する巻取側フィルム幅方向位
置決めセンサ(34)と、 上記金型(54)に対してフィルム送り面と大略平行な
面内で支点(43)回りに揺動可能に配置され、かつ、
上記フィルム(5)を巻取るフィルム巻取装置(35)
と、 上記フィルム巻取装置(35)を上記支点回りに揺動さ
せる第2駆動装置(39)と、を備えるようにしたこと
を特徴とする転写フィルム送り装置。 - (6)上記フィルム送り出し装置(1)と一体的に配置
され、かつ、上記フィルム送り出し装置(1)より送り
出されたフィルム(5)を挟み込みなから金型側に案内
する一対の第1案内ローラ(2、12)を備える請求項
1〜5のいずれかに記載の転写フィルム送り装置。 - (7)上記フィルム巻取装置(35)と一体的に配置さ
れ、かつ、上記フィルム(5)を挟み込みながら金型側
からフィルム巻取側に上記フィルム(5)を案内する一
対の第2案内ローラ(36、37)を備える請求項1〜
6のいずれかに記載の転写フィルム送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262339A JPH0675891B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 転写フィルム送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2262339A JPH0675891B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 転写フィルム送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04138231A true JPH04138231A (ja) | 1992-05-12 |
JPH0675891B2 JPH0675891B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=17374384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2262339A Expired - Lifetime JPH0675891B2 (ja) | 1990-09-28 | 1990-09-28 | 転写フィルム送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0675891B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994025244A1 (en) * | 1993-04-30 | 1994-11-10 | Kabushiki Kaisha Komatsu Seisakusho | Method of manufacturing laminate-molded products and apparatus therefor |
JP2004098514A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Ykk Corp | 転写成形装置 |
JP2010530320A (ja) * | 2007-06-14 | 2010-09-09 | レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー | 型押し加工を施す転写フィルムの生産量の増加方法および該方法に適切な装置 |
JP2019529195A (ja) * | 2016-09-27 | 2019-10-17 | レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー | フィルムの製造方法、搬送装置、射出成形金型、及び、システム |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6472873A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-17 | Navitas Kk | Registering method for belt-shaped film |
JPH01165414A (ja) * | 1987-12-22 | 1989-06-29 | Sanwa Kinpaku:Kk | 転写箔送り装置 |
JPH02231350A (ja) * | 1989-03-03 | 1990-09-13 | Hitachi Seiko Ltd | アキユームロール装置 |
-
1990
- 1990-09-28 JP JP2262339A patent/JPH0675891B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2004098514A (ja) * | 2002-09-10 | 2004-04-02 | Ykk Corp | 転写成形装置 |
JP2010530320A (ja) * | 2007-06-14 | 2010-09-09 | レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー | 型押し加工を施す転写フィルムの生産量の増加方法および該方法に適切な装置 |
US9162438B2 (en) | 2007-06-14 | 2015-10-20 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Method of increasing the output of a transfer film upon embossing and apparatus suitable for same |
US10144210B2 (en) | 2007-06-14 | 2018-12-04 | Leonhard Kurz Stiftung & Co. Kg | Method of increasing the output of a transfer film upon embossing and apparatus suitable for same |
JP2019529195A (ja) * | 2016-09-27 | 2019-10-17 | レオンハード クルツ シュティフトゥング ウント コー. カーゲー | フィルムの製造方法、搬送装置、射出成形金型、及び、システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0675891B2 (ja) | 1994-09-28 |
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