JPH04135267U - 除塵具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】凹凸のある被清掃面の塵埃も除去出来る。 【構成】基材として軟質発泡体が使用されている。 【効果】残存テープ量が多いときにも凹凸のある被清掃
面の塵埃を好適に除去出来、砂、菓子屑等比較的大粒の
塵埃も容易に除去可能である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カーペット、ソファ、自動車のシート等に付着した塵埃、毛髪等を 除去するのに使用される除塵具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

塵埃等を粘着させて除去する手段としては、紙よりなる基材の表面に粘着層が 形成されてなる除塵用粘着テープが公知であり、巻芯に粘着層を外側にして巻回 積層された粘着テープ巻重体を、支持具に枢着して被清掃面上に転動させて使用 される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、基材が紙であると、弾力性を有しないので、被清掃面の凹凸に 追随出来ない。そこで、粘着テープを軟質発泡体に巻付けることが提案されてい るが（実開平３-10860号公報) 、使用開始時のように、残存テープ量が多いと、 弾力性が充分に発現されないという問題があった。

【０００４】 本考案は、上記従来の問題点を解消し、常時被清掃面の凹凸に追随出来る除塵 具を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案除塵具は、軟質発泡体からなる基材の片面に粘着層が設けられたテープ が、粘着層を外側にして巻回積層されていることを特徴とするものである。

【０００６】 本考案に使用される軟質発泡体は、特に限定されず、独立気泡性の合成樹脂も しくは合成ゴム製発泡体が好適に使用される。厚みは２mm以下とするのが好まし い。

【０００７】 本考案に使用される粘着剤としては、特に限定されず、天然ゴム、合成ゴム、 n-ブチルアクリレート、n-ヘキシルアクリレート、n-オクチルアクリレート、2- エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート等のポリアクリル酸 エステルを主成分とする粘着剤が挙げられる。

【０００８】 基材の粘着層が設けられていない面には、離型処理が施されることが好ましい 。この離型処理に使用される離型処理剤としては、特に限定されず、シリコーン 系離型剤、長鎖アルキル基を有する有機系離型剤が挙げられる。

【０００９】

【作用】

本考案に於いては、基材が軟質発泡体からなるので、残存テープ量の如何に拘 らず、被清掃面の凹凸に追随することが出来る。

【００１０】

【実施例】

以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。 図１は本考案の一実施例を示す斜視図、図２は部分断面図である。

【００１１】 １は、発泡ポリエチレンシートからなる基材11の表面に、ゴム系もしくはアク リル系粘着剤を塗布、乾燥して粘着層12を、裏面には常温硬化型シリコーン系離 型剤を塗布硬化して剥離層13を形成した粘着テープである。この粘着テープ１は 、粘着層12を外側にして紙製巻芯２に巻回されて粘着テープ巻重体３を形成して いる。

【００１２】 使用に際しては、粘着テープ巻重体３を、後端に握り部41を有する杆体からな る支持具４の先端に、枢着すればよい。 尚、支持具４は、必須ではなく、巻芯２中に指先を挿入し、被清掃面に押圧し て使用してもよい。

【００１３】

【考案の効果】 本考案除塵具は、叙上の通り構成されているので、使い始め等残存テープ量が 多い場合にも、表面に凹凸のある被清掃面の塵埃を好適に除去することが出来、 砂や菓子屑等の比較的大粒の塵埃も容易に除去可能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案除塵具の使用態様を示す斜視図である。

【図２】本考案除塵具の部分断面図である。

【符号の説明】

１ 粘着テープ ２ 巻芯 ３ 粘着テープ巻重体 11 基材 12 粘着層 13 剥離層

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質発泡体からなる基材の片面に粘着層
   が設けられたテープが、粘着層を外側にして巻回積層さ
   れていることを特徴とする除塵具。