JPH04123825A - 耐圧強度が高いdi缶体の製造方法及び缶体 - Google Patents
耐圧強度が高いdi缶体の製造方法及び缶体Info
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- JPH04123825A JPH04123825A JP2241003A JP24100390A JPH04123825A JP H04123825 A JPH04123825 A JP H04123825A JP 2241003 A JP2241003 A JP 2241003A JP 24100390 A JP24100390 A JP 24100390A JP H04123825 A JPH04123825 A JP H04123825A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、アルミニウム、ブリキ等のDI成形により製
造されるDI缶体に関し、特に気体、液体を封入する缶
体のうち、耐圧強度が高いDI缶体の製造方法及びDI
缶体に関するものである。
造されるDI缶体に関し、特に気体、液体を封入する缶
体のうち、耐圧強度が高いDI缶体の製造方法及びDI
缶体に関するものである。
(従来の技術及び解決しようとする課題)従来、DI缶
体の製造方法としては、DI(絞り、しごき)成形後、
ポンチ及びダイにより脚部及びドーム部を有する缶底を
成形する方法が採用されていた。
体の製造方法としては、DI(絞り、しごき)成形後、
ポンチ及びダイにより脚部及びドーム部を有する缶底を
成形する方法が採用されていた。
DI缶体の場合、本来、この工程でのみ缶底の成形は終
了するのであるが、元板厚が薄い場合は、耐圧強度が低
下して、缶体内の陽圧によりドームの反転が生じ、缶体
としての性能を損なう。
了するのであるが、元板厚が薄い場合は、耐圧強度が低
下して、缶体内の陽圧によりドームの反転が生じ、缶体
としての性能を損なう。
これを避けるために、高圧力に耐え得る缶底形状が種々
開発されているが、これらの形状は、DI成形後の一回
の缶底成形だけで成形することは成形上不可能に近い。
開発されているが、これらの形状は、DI成形後の一回
の缶底成形だけで成形することは成形上不可能に近い。
このため、製造面では、高耐圧形状を実現すべく、例え
ば、特公平1−50493号に見られるように、缶底成
形後、回転するロールの作用により、缶底脚部な再成形
する方法が行われてきた。
ば、特公平1−50493号に見られるように、缶底成
形後、回転するロールの作用により、缶底脚部な再成形
する方法が行われてきた。
しかし、このように回転ロールによる缶底の再成形法は
、まず、第1に、缶体と缶体支持装置との中心軸を正確
に合わせる必要がある。そのために寸法精度のよい装置
が必要となる。第2に、成形のための回転装置及び加工
ロールが必要であり、複雑な装置となり、日常のメンテ
ナンスに多大の時間と労力を要する。また、1缶当りの
加工時間は、装置上の制約から長くなる。これらの問題
点より、総合的には缶体製造コストが高くなり、本来缶
体を薄肉化してコストを下げる趣旨に矛盾する。
、まず、第1に、缶体と缶体支持装置との中心軸を正確
に合わせる必要がある。そのために寸法精度のよい装置
が必要となる。第2に、成形のための回転装置及び加工
ロールが必要であり、複雑な装置となり、日常のメンテ
ナンスに多大の時間と労力を要する。また、1缶当りの
加工時間は、装置上の制約から長くなる。これらの問題
点より、総合的には缶体製造コストが高くなり、本来缶
体を薄肉化してコストを下げる趣旨に矛盾する。
本発明は、上述の従来技術の問題点を解決し。
比較的単純な装置で、耐圧強度の高い缶底を再成形し得
る01缶体の製造方法を提供し、及び01缶体を提供す
ることを目的とするものである。
る01缶体の製造方法を提供し、及び01缶体を提供す
ることを目的とするものである。
(課題を解決するための手段)
前記目的を達成するために、本発明者は種々研究を重ね
た結果、DI成形直後の缶底成形後に、比較的単純な形
状のダイを缶底脚部に押し込むことにより、簡単に耐圧
強度の高い缶底形状に再成形できることが判明し、本発
明を完成したものである。
た結果、DI成形直後の缶底成形後に、比較的単純な形
状のダイを缶底脚部に押し込むことにより、簡単に耐圧
強度の高い缶底形状に再成形できることが判明し、本発
明を完成したものである。
すなわち、本発明は、DI成形により製造される缶体の
製造工程において、曲率半径R,の脚部を有する缶底の
成形後、入側開口部の径が大きい台錐状空間を有するダ
イを用いて、缶体とダイとの中心軸を同一とし、缶底脚
部を押し込むことにより、缶底を再成形して1曲率半径
R(R<R8)の脚部にすることを特徴とする耐圧強度
が高い01缶体の製造方法を要旨とするものである。
製造工程において、曲率半径R,の脚部を有する缶底の
成形後、入側開口部の径が大きい台錐状空間を有するダ
イを用いて、缶体とダイとの中心軸を同一とし、缶底脚
部を押し込むことにより、缶底を再成形して1曲率半径
R(R<R8)の脚部にすることを特徴とする耐圧強度
が高い01缶体の製造方法を要旨とするものである。
また、他の本発明は、DI成形により製造される缶体で
あって、曲率半径R9の脚部を有する缶底を成形後、こ
の缶底をダイを用いて再成形した缶体において、再成形
後の缶底脚部(曲率半径R)がR<Roの関係を満たす
形状を有することを特徴とする耐圧強度が高い01缶体
を要旨とするものである。
あって、曲率半径R9の脚部を有する缶底を成形後、こ
の缶底をダイを用いて再成形した缶体において、再成形
後の缶底脚部(曲率半径R)がR<Roの関係を満たす
形状を有することを特徴とする耐圧強度が高い01缶体
を要旨とするものである。
以下に本発明を図面を参照しつつ更に詳細に説明する。
(作用)
上述の如く、本発明による01缶体の製造方法は、缶底
成形後1缶体と中心軸を一致させて動くダイか特定の形
状を有し、この押し込みにより、缶底脚部を再成形する
工程を含むものである。
成形後1缶体と中心軸を一致させて動くダイか特定の形
状を有し、この押し込みにより、缶底脚部を再成形する
工程を含むものである。
かへるダイは、第1図において、中心軸に対し軸対称の
形状をなし、かつ、入側開口部の径が大きい台錐状空間
を有しているダイ20である。
形状をなし、かつ、入側開口部の径が大きい台錐状空間
を有しているダイ20である。
まず、缶底成形により、第2図に示すように、深さhの
ドーム13と、中心軸とαの角度を持った立ち上がり部
12と、曲率半径R8の脚部11とからなる缶底が成形
される。
ドーム13と、中心軸とαの角度を持った立ち上がり部
12と、曲率半径R8の脚部11とからなる缶底が成形
される。
次いで、第2図に示すように、缶体の缶底部はダイの入
側開口部から挿入され、缶底脚部外側とダイ斜面21が
接する。この時、ダイ斜面21の潤滑条件が良く摩擦が
殆ど無視できるくらい小さいと、第3図に示すように、
脚部11は、ダイ斜面21を滑りながら変形し、ドーム
方向へ流入する。
側開口部から挿入され、缶底脚部外側とダイ斜面21が
接する。この時、ダイ斜面21の潤滑条件が良く摩擦が
殆ど無視できるくらい小さいと、第3図に示すように、
脚部11は、ダイ斜面21を滑りながら変形し、ドーム
方向へ流入する。
また、ダイの進行と共に脚部外側が中心軸方向に押され
、脚部曲率半径Rが小さくなる。このように、ある距離
だけ押し込まれた缶体の缶底形状は、再成形前の形状に
比較して、 ■脚部曲率半径Rが小さくなる。
、脚部曲率半径Rが小さくなる。このように、ある距離
だけ押し込まれた缶体の缶底形状は、再成形前の形状に
比較して、 ■脚部曲率半径Rが小さくなる。
■脚部からドーム部への立ち上がり部と中心軸とのなす
角度αがOoに近くなる。
角度αがOoに近くなる。
■ドームの深さhが深くなる。
このうち、耐圧強度に大きく影響するのは、■の脚部曲
率半径Rである。すなわち、缶体内に陽圧が作用すると
ドームを軸方向に移動する力が働き、この力は立ち上が
り部に伝達され、脚部内側の膨出を促がす。この場合、
脚部曲率半径Rが小さい程、膨出しにくくなり、ドーム
の反転が起りにくくなり、ひいては耐圧強度を上げるこ
とになる。
率半径Rである。すなわち、缶体内に陽圧が作用すると
ドームを軸方向に移動する力が働き、この力は立ち上が
り部に伝達され、脚部内側の膨出を促がす。この場合、
脚部曲率半径Rが小さい程、膨出しにくくなり、ドーム
の反転が起りにくくなり、ひいては耐圧強度を上げるこ
とになる。
勿論、前記の■、■も耐圧強度を上げる形状に変わって
いるが、■の形状変化は大きく、その効果も太きい。
いるが、■の形状変化は大きく、その効果も太きい。
なお、ダイの断面形状において、この台錐状斜面と中心
軸とのなす角(0)は特に規定しないが、一 30〜60°が望ましい。この角度の最小値は当然、缶
底の脚部の一部のみが接する角度でなければならず、缶
体の形状により定まる。角度の最大値は600を目安と
したが、これを超えると脚部のダイ斜面での滑り、ドー
ム方向への流入、中心軸方向への変形が小さくなる。ま
た、ダイ斜面法線方向から缶体に作用する加工力の大部
分が軸方向力となり、再成形時に缶体胴部の座屈を招く
ことになる。
軸とのなす角(0)は特に規定しないが、一 30〜60°が望ましい。この角度の最小値は当然、缶
底の脚部の一部のみが接する角度でなければならず、缶
体の形状により定まる。角度の最大値は600を目安と
したが、これを超えると脚部のダイ斜面での滑り、ドー
ム方向への流入、中心軸方向への変形が小さくなる。ま
た、ダイ斜面法線方向から缶体に作用する加工力の大部
分が軸方向力となり、再成形時に缶体胴部の座屈を招く
ことになる。
また、加工距離も特に規定しないが、加工後のスプリン
グバック等も考慮すれば大きい程よい。
グバック等も考慮すれば大きい程よい。
但し、再成形時、ダイか脚部以外の部分と接触しては本
来の作用を失うことになるので、再成形前の缶体の形状
により自ずと定まる。
来の作用を失うことになるので、再成形前の缶体の形状
により自ずと定まる。
次に本発明の実施例を示す。
(実施例)
缶底部板厚が0.3mmのアルミニウムDI缶につき、
ダイ断面形状において台錐状斜面と中心軸とのなす角(
θ)が45°のダイを用いて缶底を再成形し、耐圧試験
を実施した。試験結果並びに再成形後の缶底の形状の諸
元を第1表に示す。
ダイ断面形状において台錐状斜面と中心軸とのなす角(
θ)が45°のダイを用いて缶底を再成形し、耐圧試験
を実施した。試験結果並びに再成形後の缶底の形状の諸
元を第1表に示す。
比較のため、再成形しない缶体についても、耐圧試験を
実施した。
実施した。
耐圧試験は、密封した缶体の内部を加圧していき、脚部
が膨出してドームが反転する時の圧力を測定した。
が膨出してドームが反転する時の圧力を測定した。
第1表より、本発明例はいずれも、比較例に比べ、高い
耐圧強度を有していることがわかる。
耐圧強度を有していることがわかる。
【以下余白1
(発明の効果)
以上説明したとおり、本発明によれば、特定の比較的簡
単な装置で缶底再成形を行うことにより、高耐圧のDI
缶体を得ることができる。したがって、金属缶の薄肉化
に寄与する効果は大きい。
単な装置で缶底再成形を行うことにより、高耐圧のDI
缶体を得ることができる。したがって、金属缶の薄肉化
に寄与する効果は大きい。
第1図は本発明法により缶底を再成形する時の缶体とダ
イを示す説明断面図、 第2図及び第3図は本発明法により缶底を再成形する要
領を説明する部分断面図で、第2図は再成形時に缶底部
をダイに挿入した状態、第3図は缶底脚部をダイに押し
込んだ状態をそれぞれ示している。 10・・・DI缶体、11・・・脚部、12・立ち上が
り部、13 ・ドーム部、20・・・ダイ、21・・ダ
イ斜面部、θ・・ダイ斜面と中心軸とのなす角、α立ち
上がり部と中心軸とのなす角、h・・ドーム深さ。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中 村 尚
イを示す説明断面図、 第2図及び第3図は本発明法により缶底を再成形する要
領を説明する部分断面図で、第2図は再成形時に缶底部
をダイに挿入した状態、第3図は缶底脚部をダイに押し
込んだ状態をそれぞれ示している。 10・・・DI缶体、11・・・脚部、12・立ち上が
り部、13 ・ドーム部、20・・・ダイ、21・・ダ
イ斜面部、θ・・ダイ斜面と中心軸とのなす角、α立ち
上がり部と中心軸とのなす角、h・・ドーム深さ。 特許出願人 株式会社神戸製鋼所 代理人弁理士 中 村 尚
Claims (2)
- (1)DI成形により製造される缶体の製造工程におい
て、曲率半径R_0の脚部を有する缶底の成形後、入側
開口部の径が大きい台錐状空間を有するダイを用いて、
缶体とダイとの中心軸を同一とし、缶底脚部を押し込む
ことにより、缶底を再成形して、曲率半径R(R<R_
0)の脚部にすることを特徴とする耐圧強度が高いDI
缶体の製造方法。 - (2)DI成形により製造される缶体であって、曲率半
径R_0の脚部を有する缶底の成形後、この缶底をダイ
を用いて再成形した缶体において、再成形後の缶底脚部
(曲率半径R)がR<R_0の関係を満たす形状を有す
ることを特徴とする耐圧強度が高いDI缶体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2241003A JPH04123825A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 耐圧強度が高いdi缶体の製造方法及び缶体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2241003A JPH04123825A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 耐圧強度が高いdi缶体の製造方法及び缶体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123825A true JPH04123825A (ja) | 1992-04-23 |
Family
ID=17067886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2241003A Pending JPH04123825A (ja) | 1990-09-11 | 1990-09-11 | 耐圧強度が高いdi缶体の製造方法及び缶体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04123825A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021111798A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 東洋製罐株式会社 | 缶容器 |
WO2022054361A1 (ja) * | 2020-09-10 | 2022-03-17 | 東洋製罐株式会社 | プリフォーム缶及びその製造方法 |
-
1990
- 1990-09-11 JP JP2241003A patent/JPH04123825A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021111798A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 東洋製罐株式会社 | 缶容器 |
TWI757989B (zh) * | 2019-12-03 | 2022-03-11 | 日商東洋製罐股份有限公司 | 罐容器 |
CN114616185A (zh) * | 2019-12-03 | 2022-06-10 | 东洋制罐株式会社 | 罐容器 |
EP4071066A4 (en) * | 2019-12-03 | 2024-01-24 | Toyo Seikan Co., Ltd. | CAN CONTAINERS |
CN114616185B (zh) * | 2019-12-03 | 2024-05-24 | 东洋制罐株式会社 | 罐容器 |
US12077340B2 (en) | 2019-12-03 | 2024-09-03 | Toyo Seikan Co., Ltd. | Can container |
WO2022054361A1 (ja) * | 2020-09-10 | 2022-03-17 | 東洋製罐株式会社 | プリフォーム缶及びその製造方法 |
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