JPH0412373Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0412373Y2 JPH0412373Y2 JP1985141927U JP14192785U JPH0412373Y2 JP H0412373 Y2 JPH0412373 Y2 JP H0412373Y2 JP 1985141927 U JP1985141927 U JP 1985141927U JP 14192785 U JP14192785 U JP 14192785U JP H0412373 Y2 JPH0412373 Y2 JP H0412373Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- heat exchanger
- inner tube
- spiral
- inlet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 8
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 20
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 3
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は二重管式熱交換器、特に内外管の間に
油等の高粘度液を流通される用途に適した熱交換
器に関するものである。
油等の高粘度液を流通される用途に適した熱交換
器に関するものである。
[従来技術とその問題点]
一般に熱交換器では、熱交換量を大きく、しか
も圧力損失を小さくすることが性能上の重要な項
目になつている。特に流体が油等の高粘度液の場
合、水等に比べると熱伝達率が小さく、しかも流
体抵抗が大きいため、熱交換量と圧力損失は低い
次元でバランスすることになり、これをいかに高
く引き上げるかが大きなテーマとなる。
も圧力損失を小さくすることが性能上の重要な項
目になつている。特に流体が油等の高粘度液の場
合、水等に比べると熱伝達率が小さく、しかも流
体抵抗が大きいため、熱交換量と圧力損失は低い
次元でバランスすることになり、これをいかに高
く引き上げるかが大きなテーマとなる。
二重管式熱交換器の中でも、自動車のトルクコ
ンパータ作動油を冷却するオイルクーラは、コス
ト低減や燃費向上を達成すめためには小型、軽量
を保ちながら大きな熱交換量と、より小さな圧力
損失が要求される。
ンパータ作動油を冷却するオイルクーラは、コス
ト低減や燃費向上を達成すめためには小型、軽量
を保ちながら大きな熱交換量と、より小さな圧力
損失が要求される。
このオイルクーラは一般に、ラジエータの底に
入れられ、ラジエータ内の冷却水で冷却される。
冷却水は内管の内側の通路と、外管の外側の通路
(ラジエータ底タンク内)とを流れ、オイルは内
外管の間の環状路を流れて熱交換される。内管と
外管はオイル側の熱交換効率を高めるため、一般
に波付き管が使用される。
入れられ、ラジエータ内の冷却水で冷却される。
冷却水は内管の内側の通路と、外管の外側の通路
(ラジエータ底タンク内)とを流れ、オイルは内
外管の間の環状路を流れて熱交換される。内管と
外管はオイル側の熱交換効率を高めるため、一般
に波付き管が使用される。
このようなオイルクーラでは、オイル側の圧力
損失の中、熱交換に直接関与しないオイルの入口
部、出口部の圧力損失の割合が非常に高く、全体
の3〜5割に達する場合もある。
損失の中、熱交換に直接関与しないオイルの入口
部、出口部の圧力損失の割合が非常に高く、全体
の3〜5割に達する場合もある。
[考案の目的]
本考案の目的は、前記した従来技術の欠点を解
消し、圧力損失を大幅に減少させることができ
る、改良された二重管式熱交換器を提供すること
にある。
消し、圧力損失を大幅に減少させることができ
る、改良された二重管式熱交換器を提供すること
にある。
[考案の概要]
本考案は、上記目的を達成するため、次のよう
な方策を採用した。すなわち、内管のらせん状の
波付部を、外管に設けた流体の出入口の部分にま
で延ばすと共に、前記出入口部を夫々横断面中心
線からずらして設けることにより前記出入口付近
の流体の流れをスムースにした。
な方策を採用した。すなわち、内管のらせん状の
波付部を、外管に設けた流体の出入口の部分にま
で延ばすと共に、前記出入口部を夫々横断面中心
線からずらして設けることにより前記出入口付近
の流体の流れをスムースにした。
[考案の実施例]
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
オイルクーラに適した熱交換器は第1図に示す
ようにらせん状の波が付いた内管1と、適宜の波
が付いた外管2とが同心状に配置されて内外管の
間に環状路4が形成され、外管2の端部付近には
夫々オイルの入口部6と出入口部7とが形成され
ている。
ようにらせん状の波が付いた内管1と、適宜の波
が付いた外管2とが同心状に配置されて内外管の
間に環状路4が形成され、外管2の端部付近には
夫々オイルの入口部6と出入口部7とが形成され
ている。
内管1におけるらせん状の波は、入口部6及び
出口部7にまで延びており、入口部6及び出口部
7は夫々第2図及び第3図に示すように、内管1
の波のらせんの回転方向に沿うように、横断面の
中心線からずらして設置されている。
出口部7にまで延びており、入口部6及び出口部
7は夫々第2図及び第3図に示すように、内管1
の波のらせんの回転方向に沿うように、横断面の
中心線からずらして設置されている。
斯かる構成において、冷却水は通路3と外管の
外側5を流れ、オイルは入口部6から入つて環状
路4を流れる。この場合、オイル流れの主流はら
せんに沿つた流れとなるが、内管1のらせん状の
波付部が入口部6まであると共に、入口がそのら
せんに沿う流れに合うように横断面の中心線より
ずれているため、オイルの流れは直ちにらせん流
に移行する。このため、入口部6での圧力損失は
大幅に減少することになる。一方出口部7も同様
の理由により圧力損失が大幅に減少する。この結
果、オイルクーラのオイル側全体の圧力損失も大
幅に減少し、自動車用オイルクーラとして優れた
ものとなる。
外側5を流れ、オイルは入口部6から入つて環状
路4を流れる。この場合、オイル流れの主流はら
せんに沿つた流れとなるが、内管1のらせん状の
波付部が入口部6まであると共に、入口がそのら
せんに沿う流れに合うように横断面の中心線より
ずれているため、オイルの流れは直ちにらせん流
に移行する。このため、入口部6での圧力損失は
大幅に減少することになる。一方出口部7も同様
の理由により圧力損失が大幅に減少する。この結
果、オイルクーラのオイル側全体の圧力損失も大
幅に減少し、自動車用オイルクーラとして優れた
ものとなる。
図示例は、オイルの出入口が同一方向の場合を
示したが、互に異なる方向であつてもよい。ま
た、熱交換器の形状も、直線状に限らず、コイル
状や、蛇行したものでもよい。
示したが、互に異なる方向であつてもよい。ま
た、熱交換器の形状も、直線状に限らず、コイル
状や、蛇行したものでもよい。
[考案の効果]
本考案は、内管のらせん状波付部を延長すると
共に、外管に設けた流体の出入口の位置を変える
ことにより、流体の出入口部の圧力損失を減少さ
せて熱交換効率を向上させることができ、油等の
高粘度流用の熱交換器として極めて有効である。
共に、外管に設けた流体の出入口の位置を変える
ことにより、流体の出入口部の圧力損失を減少さ
せて熱交換効率を向上させることができ、油等の
高粘度流用の熱交換器として極めて有効である。
第1図は本考案に係る熱交換器の一実施例を示
す縦断面図、第2図はその入口部の横断面図、第
3図は同じく出口部の横断面図である。 1……内管、2……外管、3……内側流路、4
……環状路、5……外側流路、6……入口部、7
……出口部。
す縦断面図、第2図はその入口部の横断面図、第
3図は同じく出口部の横断面図である。 1……内管、2……外管、3……内側流路、4
……環状路、5……外側流路、6……入口部、7
……出口部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内管がらせん状の波付管である二重管式熱交
換器において、内管の波付部が外管に設けた流
体の出入口部まで延びていると共に、前記出入
口の夫々の位置が軸方向から見て、内管のらせ
んに沿つた回転方向に合うように、横断面中心
線からずれていることを特徴とする二重管式熱
交換器。 (2) 熱交換器がオイルクーラである、前記第1項
記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985141927U JPH0412373Y2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985141927U JPH0412373Y2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6252771U JPS6252771U (ja) | 1987-04-02 |
JPH0412373Y2 true JPH0412373Y2 (ja) | 1992-03-25 |
Family
ID=31050173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985141927U Expired JPH0412373Y2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0412373Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4728050B2 (ja) * | 2005-06-13 | 2011-07-20 | 株式会社パロマ | 温水機器 |
JP5003968B2 (ja) * | 2008-03-06 | 2012-08-22 | 日立電線株式会社 | 過冷却器用伝熱管及びその製造方法 |
US8201621B2 (en) * | 2008-12-08 | 2012-06-19 | General Electric Company | Heat exchanging hollow passages with helicoidal grooves |
JP6492586B2 (ja) * | 2014-11-28 | 2019-04-03 | 三菱自動車工業株式会社 | インタークーラ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855335U (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-14 | オムロン株式会社 | 流体圧スイツチ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6095464U (ja) * | 1983-12-07 | 1985-06-29 | 日立電線株式会社 | 二重管型熱交換器 |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP1985141927U patent/JPH0412373Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5855335U (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-14 | オムロン株式会社 | 流体圧スイツチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6252771U (ja) | 1987-04-02 |
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