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JPH04113280U - フロントサイドメンバ - Google Patents

フロントサイドメンバ

Info

Publication number
JPH04113280U
JPH04113280U JP1739091U JP1739091U JPH04113280U JP H04113280 U JPH04113280 U JP H04113280U JP 1739091 U JP1739091 U JP 1739091U JP 1739091 U JP1739091 U JP 1739091U JP H04113280 U JPH04113280 U JP H04113280U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bead
collision
component
side member
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1739091U
Other languages
English (en)
Inventor
宏次 古庄
Original Assignee
日産自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産自動車株式会社 filed Critical 日産自動車株式会社
Priority to JP1739091U priority Critical patent/JPH04113280U/ja
Publication of JPH04113280U publication Critical patent/JPH04113280U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体構造材として優れ、かつ、衝突時の荷重
を効果的に吸収可能とする。 【構成】 フロントサイドメンバ1は、押出材で成形さ
れリブ2aを有する剛性の高い主構成材2と、フードリ
ッジ4の一部が充当されている板状の副構成材3とを接
合して構成されている。副構成材3のバンパーステイ6
の取付部7には、該取付部を囲んで、衝突時に変形し易
いように、後端に後方ビード8、上端に上方ビード9、
下端に下方ビード10、前端に前方ビード11が設けら
れている。 【効果】 衝突はじめのピーク荷重が低く抑えられ、そ
の後の圧縮荷重が高く保たれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロントサイドメンバに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のフロントサイドメンバとしては、例えば図14に示すようなものがある 、(特開昭64−67482号公報参照)。
【0003】 この従来例は、衝突時のエネルギーを効果的に吸収することを意図したもので 、アルミ押出材で形成した部材を輪切にして複数に分離した後、再度溶接により 一体化してフロントサイドメンバ101を構成したもので、衝突時に、溶接ビー ド部102から変形させて、エネルギーを吸収させるようにしている。
【0004】 なお、103はフロント側クロスメンバーである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のフロントサイドメンバにあっては、アルミ押 出材を輪切にしたものを並べ、接合部を周方向に多数溶接して一体化した構造と なっていたため、製造工数と費用がかさみ、しかも溶接熱による歪により寸法精 度が充分でないという問題点があった。
【0006】 本考案はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、車体構造材 として優れ、かつエネルギーを効果的に吸収することができるフロントサイドメ ンバを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
フロントサイドメンバを剛性の高い主構成材と、剛性の低い板状の副構成材と を接合して構成するとともに、前記副構造材のバンパーステイ取付部に衝突時に 変形し易い毀弱部を設けた。
【0008】
【作用】
衝突のはじめには、剛性の低い副構成材の毀弱部が変形して、衝突時の荷重を 吸収する。従って、ピーク荷重は小さくなる。
【0009】 その後は、剛性の高い主構成材が荷重を支えるので、圧縮荷重は大きくなり、 大きな荷重を吸収できる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本考案の第1実施例を 示す図で、図1は斜視図、図2は側面図、図3は図1のA−A断面図、図4は図 1のB−B断面図である。
【0011】 まず構成を説明する。サイドメンバ1は、アルミ押出材で形成された主構成材 2と、板状の副構成材3とを、スポット溶接、アーク溶接、接着材等により接合 して構成されている。
【0012】 主構成材2には、剛性を上げ、変形に対する反力を高めるためにリブ2aが設 けられている。また副構成材3は、フードリッジ4の一部が充当されている。
【0013】 板状の副構成材3にはバンパーフェイシャ5がバンパーステイ6によって取付 けられており、副構成材3のバンパーステイ取付部7を囲って、バンパーステイ 取付部後端に後方ビード8、上端に上方ビード9、下端に下方ビード10、前端 に前方ビード11が設けられている。
【0014】 バンパーステイ6は、バンパーステイ取付部7にボルト12,ナット13によ って取付けられ、後方ビート8は、バンパーステイ6の前後方向の位置決めの役 割、上下方ビート9,10は上下方向の位置決めの役割もしている。
【0015】 次に作用を図5〜図9を参照しても説明する。車両が前面衝突すると、まず、 図5〜図6に示すように、バンパアマチュア5に前方から荷重Fが加わった場合 、バンパーステイ6からフードリッジ4の一部が充当されている副構成材3に荷 重が加わる。このとき、バンパーステイ6の後端が後方ビード8に接しており、 また後方ビード8の前方には上下方ビード9,10がサイドメンバ1の軸方向に 延びて前方ビード11まで達しているので、まず、後方ビード8がつぶれ、同時 に上方ビード9及び下方ビード10はせん断変形し、前方ビード11は伸びる。
【0016】 この状態から、更に荷重が加わると、図7に示すように、バンパーステイ6が つぶれはじめ、またバンパアマチュア5も若干つぶれる。
【0017】 更に、荷重が加わると、図8に示すように、バンパアマチュア5の後面がサイ ドメンバ1を圧縮しはじめ、サイドメンバ1は副構成材3のみでなく、主構成材 2も変形する。
【0018】 図9には、衝突による車体変形の変位と圧縮荷重との関係を、本考案の場合と 、従来の場合とを比較して示す。
【0019】 図5〜図6に図示した衝突のはじめ(図9中(2)の少し手前まで)において は、従来特に大きかった衝突初期のピーク荷重は、図中(1)で示すように、後 方ビード8、上下部ビード9,10、前方ビード11の変形により極めて低く抑 えられている。このため乗員に掛る衝撃荷重を大幅に減少することができる。
【0020】 更に荷重が加わった図7の状態(図9(2)から(3)の少し前まで)におい ても、圧縮荷重(図中(2))は従来に比較して小さい。なお、この状態におい ては、サイドメンバ1の主構成材2は、リブ2aが設けられているので未だ変形 は起らない。
【0021】 更に荷重が加わり図8の状態(図9(3)以後)になると、バンパアマチュア 5の後面がサイドメンバ1を圧縮しはじめる。しかし、バンパアマチュア5がサ イドメンバ1に衝突する速度は、フードリッジ4、バンパーステイ6、バンパア マチュア5の変形によりエネルギーが吸収されているため遅くなっており、衝突 によるピーク荷重は、図9中(3)で示すようにそれほど大きくならない。
【0022】 また、主構成材2にはリブ2aが設けられているので剛性が高くなっており、 それ以降の圧縮荷重は高くなっている。
【0023】 図10には、本考案の第2実施例を示す。この実施例は、後方ビード14をフ ードリッジ4の水平面4aまで延長して水平面4aに後方ビード14の上端14 aが接するようにしたものである。本実施例によれば、前記した第1実施例と同 様な効果が得られ、しかも図10に示す、モーメントMに対する剛性を高めるこ とができる。
【0024】 図11及び図12には、本考案の第3実施例を示す。この実施例は、ビードの 数を増加したもので、副構成材3の後方ビード8と前方ビード11との中間に中 間ビード15を増設し、この中間ビード15に対応させて、バンパーステイ6に もビード16を設け、更に、上下方のビードを中間ビード15で分けて、上方ビ ード17a,17b、下方ビード18a,18bとしたものである。
【0025】 本実施例によれば、中間ビード15及びバンパーステイ側ビード16が設けら れ、ビードの数が増加しているので、衝突初期の反力を更に低くすることができ る。
【0026】 なお、増設する中間ビードの数を変えることによって、衝突初期の特性をコン トロールすることができる。
【0027】
【考案の効果】 以上説明してきたように構成されているので、本考案によれば、衝突初期のピ ーク荷重を低く抑えることができ、かつ、その後の圧縮荷重を高く保つことがで きるので、乗員に加わる減速度を低くするとともにエネルギー吸収量を増加する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図。
【図2】同じく第1実施例の側面図。
【図3】図1A−A断面図。
【図4】図1のB−B断面図。
【図5】衝突はじめのビード変形状態を示す断面図。
【図6】衝突はじめのビード変形状態を示す側面図。
【図7】バンパーステイまで変形した状態を示す断面
図。
【図8】サイドメンバまで変形した状態を示す断面図。
【図9】衝突による変形変位と圧縮荷重との関係を、本
考案装置と従来例とを比較して示した図。
【図10】本考案の第2実施例を示す斜視図。
【図11】本考案の第3実施例を示す斜視図。
【図12】同じく第3実施例を示す断面図。
【図13】衝突によるビードの変形状態を示す断面図。
【図14】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1…サイドメンバー 2…主構成材 3…副構成材 4…フードリッジ 5…バンパーフェイシャ 6…バンパーステイ 7…バンパーステイ取付部 8…後方ビード 9…上方ビード 10…下方ビード 11…前方ビード 14…後方ビード 15…中間ビード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントサイドメンバを剛性の高い主構
    成材と剛性の低い板状の副構成材とを接合して構成する
    とともに、前記副構成材のバンパーステイ取付部に衝突
    時に変形しやすい毀弱部を設けたことを特徴とするフロ
    ントサイドメンバ。
JP1739091U 1991-03-22 1991-03-22 フロントサイドメンバ Pending JPH04113280U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1739091U JPH04113280U (ja) 1991-03-22 1991-03-22 フロントサイドメンバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1739091U JPH04113280U (ja) 1991-03-22 1991-03-22 フロントサイドメンバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04113280U true JPH04113280U (ja) 1992-10-02

Family

ID=31904165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1739091U Pending JPH04113280U (ja) 1991-03-22 1991-03-22 フロントサイドメンバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04113280U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002012165A (ja) * 2001-05-29 2002-01-15 Kobe Steel Ltd エネルギー吸収部材
JP2008247379A (ja) * 2007-03-02 2008-10-16 Sumitomo Metal Ind Ltd サイドメンバー

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