JPH04111782U

JPH04111782U - プリント配線板

Info

Publication number: JPH04111782U
Application number: JP1449391U
Authority: JP
Inventors: 親人石飛
Original assignee: 三菱電機株式会社
Priority date: 1991-03-14
Filing date: 1991-03-14
Publication date: 1992-09-29

Abstract

(57)【要約】【目的】プリント配線板上に実装された電子部品の端
子番号を容易に検出できるようにする。【構成】プリント配線板１１上に電子部品を実装する
ためのパッドを設ける際に、長さの異なる第１のパッド
１２および第２のパッド１３を用い、長い方の第２のパ
ッド１３を電子部品の端子番号の５番飛びの位置に来る
ようなパターンで設ける。また、３種類以上の形状の異
なるパッドを用い、組合せ数を変えて１つのパターンを
形成するよう構成することもできる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は電子部品を実装するためのパッドを備えたプリント配線板に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

例えば特開昭６３−１７９５９５号公報に記載されているように、プリント配線板上には、通常、電子部品を実装するためのパッドが設けられている。

【０００３】図３は、この種の従来のプリント配線板の要部を示すものである。このプリント配線板１においては、実装される電子部品の各端子位置に対応して、該電子部品を電気的に接続するための複数個のパッド２が設けられている。この場合、パッド２の形状は全て同一に設計されている。

【０００４】このようなプリント配線板１に対し電子部品を実装するには、プリント配線板１上に配線された各パッド２に図示しない電子部品の各端子を載せ、両者を半田付装置により半田付けする。

【０００５】なお、プリント配線板のパッド形状に関しては、プリント配線板にあける穴径に応じてパッド形状を異ならしめるようにしたものが、例えば特開昭５４−３２７５号公報に開示されている。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

従来のプリント配線板は、一般には上記のようにパッドの形状が同一に設計されているため、電子部品の端子番号を目視により検出する場合に、１番端子から順に端子数を数えていく必要があり、特に端子数の多い電子部品の場合に、検出時間がかかったり、また、数え間違いによって誤検出が発生したりするという問題があった。

【０００７】また、上記のようにパッド形状を穴径によって異ならしめたものもあるが、その場合には、単に穴径が容易に判別できるというだけであって、上記のような端子番号の検出に適用することはできない。

【０００８】この考案は上記のような問題点を解消するためになされたものであって、電子部品の端子番号を検出するための時間の短縮を図るとともに、誤検出をなくすようにすることを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

この考案に係るプリント配線板は、パッドの形状を電子部品の端子番号が識別できるように変化させたものである。

【００１０】

【作用】

この考案においては、電子部品を取り付けるパッドの形状を該電子部品の端子番号が識別できるように変化させたことによって、端子番号を検出する際の時間短縮が図れ、また、誤検出も防がれる。

【００１１】

【実施例】

以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。

【００１２】図１はこの考案によるプリント配線板の一実施例を示す要部平面図である。この実施例において、プリント配線板１１上には、長さの異なる第１のパッド１２と第２のパッド１３が設けられている。これらの各パッド１２，１３は、プリント配線板１の上に同一の電子部品の各端子を取り付けるためのものであって、長い方のパッドである第２のパッド１３は、電子部品の端子番号の５番飛び（５番端子，１０番端子，・・・）の位置に来るよう設けられている。ここで、第２のパッド１３の長さは、第１のパッド１２の長さより目視で判断できるぐらい長くされている。

【００１３】なお、上記実施例では、電子部品の端子番号の５番飛びの位置に来る第２のパッド１３の長さを第１のパッド１２の長さより長く形成した場合について説明したが、第２のパッド１３の方を逆に短くするようにしても上記と同様の作用効果が得られる。

【００１４】図２はこの考案の他の実施例を示している。この実施例においては、上記第１のパッド１２および第２のパッド１３に加えて、これらの各パッド１２，１３とは異なる尖頭形状の第３のパッド１４を設けたものである。そして、第２のパッド１３を５番端子，１５番端子の位置に来るよう、また、第３のパッド１４を１０番端子，２０番端子の位置に来るよう配置している。このように３個以上の複数のパッドを使用しても上記と同様の作用効果を奏するものである。

【００１５】

【考案の効果】

以上のようにこの考案によれば、電子部品を取り付けるパッドの形状を該電子部品の端子番号の識別が容易に行えるように変化させたので、端子番号を検出する際の時間を短縮することができ、また、誤検出もなくすことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案によるプリント配線板の一実施例を示
す要部平面図

【図２】この考案の他の実施例によるプリント配線板の
要部平面図

【図３】従来のプリント配線板の要部平面図

【符号の説明】

１１プリント配線板１２第１のパッド１３第２のパッド１４第３のパッド

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】電子部品を実装するためのパッドを備え
たプリント配線板において、前記パッドの形状を前記電
子部品の端子番号が識別できるように変化させたことを
特徴とするプリント配線板。