JPH04119196U - コードレスヘツドホン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードレスヘッドホンの装着感を向上させ、
長時間装着しても不快感を与えない。 【構成】 ヘッドホン本体１と受信器との間が接続コー
ド３により接続され、受信器は別体のケース２内に収納
され、ケース２には使用者の首に掛けられる首掛け部材
５を備えている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は視聴覚機器からの音声信号を無線で受信するようにしたコードレス ヘッドホンに関し、特に詳しく言うと、ヘッドホン側の受信器の支持構造に関す る。

【０００２】

【従来の技術】

従来のヘッドホンは、視聴覚機器との間を接続コードで接続しており、コード 長やリスニング範囲が限られるばかりでなく、視聴覚機器のヘッドホン端子の数 は１つあるいは２つのため多人数が同時にヘッドホンで聴くことができない欠点 があった。そこで近来、この欠点を改良するため、視聴覚機器からの音声信号を 、トランスミッタを介して例えば赤外線等の光信号に変換して送信し、ヘッドホ ン側に受光部を設けてこの光信号を受信し、音声信号に変換してヘッドホンを駆 動する、コードレスヘッドホンが提供されている。

【０００３】 このようなコードレスヘッドホンを用いることにより、光信号が到達できる範 囲内であれば、任意の位置で聴取することができるばかりでなく、受信器付きの ヘッドホンを複数個用意すれば、多人数がヘッドホンを使用できるので、上述し たような欠点は改良される。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

このようなコードレスヘッドホンにおいては、受光素子はトランスミッタとの 間に障害物がないように露呈させなければならず、ヘッドバンド形の場合には受 光素子や受信回路そして電源電池等をヘッドホン本体に組み込み、挿耳形の場合 にはイヤホーンが受光素子や受信回路等を収納した受信器を吊り下げるようにし ている。しかしながら、前者の場合にはヘッドホン自体が重くなり使用者の頭部 が重くなり装着感が劣化し、後者の場合は耳の孔に直接受信器の重量がかかり、 これも装着感が悪い。

【０００５】 そこでこの考案の目的は、上述したようなコードレスヘッドホンの装着感を向 上させ、長時間装着しても不快感を与えることがないコードレスヘッドホンを提 供することである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案のコードレスヘッドホンは、ヘッドホン本体と受信器との間が接続コ ードにより接続され、受信器は別体のケース内に収納され、ケースには使用者の 首に掛けられる首掛け部材を備えていることを特徴とするものである。

【０００７】

【作用】

したがって、ヘッドホン本体は従来のコード付きのヘッドホンと同様な重量に 押えることができ頭部に対する不快感は軽減され、受信器は別体のケース内に収 納され、首掛け部材により頭部より負荷に対して強い使用者の首に掛けられるの で、不快感なく使用することができる。

【０００８】

【実施例】

以下、この考案を図面に示す実施例について説明する。まず、図１および図２ に示す第１実施例について説明すると、ヘッドホン本体１は挿耳形のイヤホーン で構成され、ケース２との間は接続コード３により接続されている。ケース２の 正面には、赤外線等の光信号を受光する受光部４が取付けられており、ケース２ の両側面の上方には金属あるいは合成樹脂製の円弧状に形成された首掛け部材５ ，５の各一端が枢動可能にかつ揺動自在に取付けられている。これら首掛け部材 ５，５の各他端は互いに相接するように各一端側で弾性的に偏倚されている。ケ ース２内には、図示していないが、従来のコードレスヘッドホンの受信器と同様 に受信回路および電池電源等が収納されている。

【０００９】 したがって、使用時には、ケース２の正面を外側に向けながら首掛け部材５， ５の各他端側を手で広げるようにして使用者の首に掛け、首に通した後は手を放 せば、首掛け部材５，５の各一端側は相接するように近づくので、落ちることは ない。次いでヘッドホン本体１を耳に挿入すればよい。これにより受信器は首で 保持された形になり、従来の挿耳形コードレスヘッドホンのように耳に直接受信 器の重量がかかることはなく、不快感なくかつ長時間装着することができる。

【００１０】 図３に示す第２実施例は、リング状の首掛け部材６で構成し、ケース２の上面 に設けた支持部７に回動自在に支持した場合を示している。この首掛け部材６は 金属や合成樹脂の棒状体で構成しても、紐やベルトあるいは鎖等で構成してもよ い。

【００１１】 なお、第１実施例において、首掛け部材５，５の各他端は互いに相接するよう に各一端側で弾性的に偏倚させているが、首掛け部材５，５を復元力のある弾性 部材で構成してもよい。また、上述各実施例は挿耳形のヘッドホンについて説明 したが、ヘッドホンはヘッドバンド形でもよいことは勿論である。

【００１２】 更にまた、上述各実施例においては、接続コード３はケース２内の受信回路等 に直接的に取付けられているが、ケース２に受信回路等に接続されるジャックを 設けるとともに、接続コード３にこのジャックに着脱可能なプラグを接続して、 接続コード３からヘッドホン本体１をケース２に対して分離可能にしてもよい。

【００１３】

【考案の効果】

以上のように、この考案のコードレスヘッドホンはヘッドホン本体と受信器と の間が接続コードにより接続され、受信器は別体のケース内に収納され、ケース には使用者の首に掛けられる首掛け部材を備えているので、ヘッドホン本体は従 来のコード付きのヘッドホンと同様な重量に押えることができ頭部に対する不快 感は軽減され、受信器は別体のケース内に収納され、首掛け部材により頭部より 負荷に対して強い使用者の首に掛けられるので、不快感なく長時間使用すること ができる。また、ヘッドホン本体は挿耳形はもとより、ヘッドバンド形にも適用 することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の第１実施例を示す斜視図である。

【図２】第１実施例を装着した状態で示す正面図であ
る。

【図３】この考案の第２実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ ヘッドホン本体 ２ ケース ３ 接続コード ４ 受光部 ５，６ 首掛け部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 視聴覚機器からの音声信号を受信器によ
   り無線で受信するようにしたコードレスヘッドホンにお
   いて、ヘッドホン本体と前記受信器との間は接続コード
   により接続され、前記受信器は別体のケース内に収納さ
   れ、前記ケースには使用者の首に掛けられる首掛け部材
   を備えていることを特徴とするコードレスヘッドホン。