JPH04114349A

JPH04114349A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPH04114349A
Application number: JP2233196A
Authority: JP
Inventors: Hidetoshi Matsuoka; 英俊松岡
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1990-09-05
Filing date: 1990-09-05
Publication date: 1992-04-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は磁気記録再生装置、特に磁気テープガイド部材
をローディングリングを介して駆動し、磁気ヘッドドラ
ムに磁気テープをローディングないしアンローディング
する磁気記録再生装置に関するものである。

［従来の技術］従来よりＶＴＲ装置などの磁気記録再生装置において、
磁気ヘッドドラムに磁気テープをローディング、アンロ
ーディングするために、ヘッドドラム近傍に配置された
２枚のローディングリング上にガイドポストを設け、こ
れらのリングを互いに逆方向に回転させることにより磁
気テープを案内し、ローディング、アンローディングす
る機構が提案されている。

［発明が解決しようとする課題］ローディングリングは、ドラム駆動系などを取り囲むよ
うに配置するためにリング状に形成されており、２枚の
リングはそれぞれローラを介して適当な基台、たとえば
シャーシあるいはヘッドドラムの支持ベース（ドラムベ
ース）上に回動自在に支持される。

複数のガイドポストは、アームを介してリングにリンク
され、こρアームを介して駆動される。

ローディング、アンローディング時のガイドポスト、あ
るいはこれを支持するガイドベースの軌跡は、ローディ
ングリング上に来るように設定されるのが普通であり、
ガイドポスト（ベース）とリングを連結するところのア
ームも、リングに対する平面方向の角度を変えずに略々
リングの上を回動するよう構成される。

ところが、上記従来例では、ガイドポスト（ベース）と
リングが垂直方向に常時重なり合うことになり、近年よ
く用いられる装置の薄形化をねらってテープ巻取り側の
ガイドポストをホームポジションよりも下げた構成のテ
ープバスにおいて、そのテープバスの薄形化の効果を十
分に活用できないといった問題がある。また、リングと
ガイドベースの距離をジャムをふせぐために大きくする
必要があった。

逆に、ガイドポスト（ベース）とリングが垂直方向に常
時重ならないような構成とすると、リングとこれを駆動
するギア、アームが干渉してジャムを起こす可能性があ
った。

本発明の課題は、以上の問題に鑑み、磁気記録再生装置
のローディング機構の厚みを低減でき、また、確実なロ
ーディング、アンローディング動作を可能とする構造を
提供することにある。

［課題を解決するための手段１以上の課題を解決するために、本発明においては、磁気
テープガイド部材をローディングリングを介して駆動し
、磁気ヘッドドラムに磁気テープをロープインクないし
アンローディングする磁気記録再生装置において、前記
ローディングリングを回転駆動する駆動歯車手段と、前
記ローディングリング回転領域と異なる空間において、
リンク部材を介してローディングリングによりその回転
に応じて所定の軌跡で移動される磁気テープガイド部材
と、所定のローディングないしアンローディング動作中
において、前記ローディングリングの駆動歯車手段上を
通過する前記ローディングリングと前記テープガイド部
材の間に介在するリンク部材に、駆動歯車手段との干渉
防止手段を設けた構成を採用した。

［作　用］以上の構成によれば、干渉防止手段により、駆動歯車手
段とリンク部材の干渉を防止しつつ、前記ローディング
リング回転領域と異なる空間において、リンク部材を介
してローディングリングによりその回転に応じて磁気テ
ープガイド部材を所定の軌跡で移動し、磁気テープのロ
ーディングないしアンローディングを行なうことができ
る。

［実施例］以下、図面に示す実施例に基づき、本発明の詳細な説明
する。

第１図は、本発明の実施例によるＶＴＲのテープローデ
ィング機構を構成するローディングユニットの構造を説
明する分解斜視図である。まず同図に示したローディン
グユニットの各構成部材とその組立てを説明する。

符号ｌはドラムベースであり、不図示の回転する磁気ヘ
ッドを支持するドラムを支持するものである。ドラムベ
ースｌにはガイドベース２．３を位置決めするための位
置決め部材１ａ、ｌｂが一体に形成されている。テープ
供給側のガイドベース２、およびテープ巻取側のガイド
ベース３と７にはテープ案内するためのガイドポスト２
ａ、３ａ、７ａが植設されている。

ガイドベース２．３及び７はそれぞれ不図示の磁気テー
プに接してこれを案内するものである。

ガイドベース２は、アーム１５およびジヨイント板１５
ａを介して第１のローディングリング（以下、上リング
またはリングと略す）４に対し可動に結合される。アー
ム１５の構造については後に詳述する。

ガイドベース３はアーム１６およびジヨイント板１６ａ
を介して第２のリング（下リング）５の軸１７に対し可
動に結合される。ガイドベース７は、アーム１９を介し
て下リング５の軸２０に対し可動に結合される。軸１７
．２０は下リング５の周方向にスライド可能に設けられ
ており、バネ１８により反時計方向に付勢される６Ｊン
グ４．５は回転してガイドベース２．３．７を移動する
ための物であり、回転力の伝達を行なうために外周にギ
アの歯が形成されでいる。リング４．５はドラムベース
１の下側に３本（以」二）突設された軸１２に回転自在
に支持されたローラＩＩを介して取り付けられ、互いに
平行に正対し、ドラムベースｌに回転可能に取り付けら
れる。なお、下リング５の方が上リング４より外径が大
きく、後述するローディング時の回転角度も大きい。

さらに、本実施例では、より高精度かつ安定したリング
駆動を行なうため、リング４．５を、ローラ１１のみな
らずシャーシＣＨ上の軸３１ａに回転自在に支持された
ローラ３１によっても支持する。ローラ３１は、組み付
は後、ギアブレトロの近傍において下リング５の内側に
係合する。ローラ３１周辺の構造については後述する。

次に符号６はリング４．５間の回転力の伝達を行なうた
めのギアプレートであり、そのための２個のギア８．９
からなるギア列を支持している。ギアプレート６はリン
グ４．５の下からガイドベースｌの下側に取り付けられ
る。その場合にギア８が下リング５の外周の歯と噛み合
わされ、ギア９が上リング４の歯と噛み合わされ、ギア
８．９がリング４．５の外周に沿って可動なように、ギ
アプレート６はリング４．５の回転中心を回動中心とし
て回動可能に設けられる。またギアプレート６はバネＩ
Ｏにより時計方向に付勢される。

なお、ギアプレート６をリング４．５の下からドラムベ
ース１に取り付ける時に上側の上リング４に噛み合わさ
れるギア９が下側の下リング５に当たらないように、リ
ング５の外周の所定部位にはギア９を避ける切り欠き部
が形成されており、この部分でギア９が上側のリング４
に噛み合わされる。

次に符号１３．１４はそれぞれガイドベース２．３を案
内するガイド溝１３ａ、１４ａが形成されたガイドレー
ルであり、ドラムベース１に固定される。ガイド溝１３
ａ、１４ａは、ガイドベース２．３を案内するが、その
場合、リング４．５の外形との比較から明らかなように
、ガイドベース位置決め位置にてガイドベースとリング
が垂直方向に重ならないような形状に形成されでいる。

更に、ドラムベース１に対して不図示のドラムが取り付
はビスにより固定される。前記のビスは、ドラムベース
１においてリング４．５の板部分に正対する部位に形成
された不図示のビス穴に挿通される。従って、リング４
．５を通してドラムの着脱のための前記ビスの締め付は
又は取り外しを行なうために、リング４．５の所定の回
転位相において前記ビス穴に正対する部位に前記ビスを
通すための穴４ａ、４ｂ、５ａ、５ｂを形成しておく。

以上の各構成部材の組立てによりローディングユニット
が構成される６組み立てられたローディングユニットの
上面を第２図に、下面を第３図に示しである。そしてロ
ーディングユニ・ソトはＶＴＲの機構全体を支持するシ
ャーシＣＨに対してドラムベース１をビスで固定するこ
とにより組み付けられる。

次に上記ローディングユニットによるローディング動作
を説明する。

ローディング時には、まず不図示のローディングモータ
の駆動により下側のリング５が第１図中矢印ａのように
反時計方向に回転する。この回転力がギア８．９により
−Ｆ側の上リング４に伝達され、リング４が矢印すのよ
うに時計方向に回転する。リング４．５の回転に連動し
てガイドベース２．３が第２図中手前側の端の第１のポ
ジションからガイドレール１３．１４のガイド溝１３ａ
、１４ａに沿って奥側の端の第２のポジションに移動し
、不図示の磁気テープを移動させ、不図示のドラムに巻
き付ける。

第２のポジションに移動したガイドベース２．３は位置
決め部材１ａ、１ｂに係合し、位置決めされる、更に下
リング５が反時計方向に回転されることにより、ガイド
ベース３が動けないのでバネ１８が引き延ばされ、その
弾性力によりガイドベース３が位置決め部材１ｂに押し
つけられて不動に保持される。またガイドベース２が動
けないので上リング４の回転が阻止され、下リング５の
回転力によりギア８．９が回転してリング４．５に対し
反時計方向に回動（公転）し、バネ１０が引き延ばされ
る。そじてバネ１０の伸性力により上リング４が時計方
向に付勢され、ガイドベース２が位置決め部材１ａに押
し付けられ、不動に保持される。

このようにしてローディングが完了する。なおアンロー
ディングは上記と逆の動作でなされる。

第４図、第５図は、第２図、第３図と同様にローディン
グ終了時の機構の上面および下面を示している。

ローディングの途中で、ガイドベース２は、ガイドレー
ル１３によりリング４の外周を通過し、アーム１５がリ
ング４の外側にはみ出て、ギア８．９およびその軸８ａ
、９ａと近接する。したがって、部品公差のバラツキに
よっては、アームＩ５の端面がギア８．９、あるいはそ
の軸８ａ、９ａと干渉する危険がある。

そこで１本実施例では、第６図に示すように、アーム１
５の外側中央部に上方への折曲部１５ｃを設けている。

この折曲部１５ｃを設けることにより、第７図に示すよ
うに折曲部１５ｃの部分でアーム１５がギア８．９、あ
るいはその軸８ａ、９ａに接触（もし接触するならば）
するようにできるので、機構のジャムを防止できる。

このようにして、第２のポジションにてガイドベースと
リングが垂直方向に重ならないようにガイドベースとリ
ングの駆動領域を空間的にずらしてガイドベースの移動
軌跡を設定でき、機構を薄型に構成し、しかも上記のよ
うにリングとこれを駆動するギア、アームが干渉してジ
ャムを起こす可能性を低減できるという優れた効果を得
られる。

なお、以上では、アームが板金部材からなることを前提
としているが、アームが樹脂などの成型品の場合には、
上記の折曲部を一体成型などにより形成できる。

［発明の効果〕以上から明らかなように、本発明によれば、磁気テープ
ガイド部材をローディングリングを介して駆動し、磁気
ヘッドドラムに磁気テープをロディングないしアンロー
ディングする磁気記録再生装置において、前記ローディ
ングリングを回転駆動する駆動歯車手段と、前記ローデ
ィングリング回転領域と異なる空間において、リンク部
材を介してローディングリングによりその回転に応じて
所定の軌跡で移動される磁気テープガイド部材と、所定
のローディングないしアンローディング動作中において
、前記ローディングリングの駆動歯車手段上を通過する
前記ローディングリングと前記テープガイド部材の間に
介在するリンク部材に、駆動歯車手段との干渉防止手段
を設けた構成を採用しているので、干渉防止手段により
、駆動歯車手段とリンク部材の干渉を防止しつつ、前記
ローディングリング回転領域と異なる空間において、リ
ンク部材を介してローディングリングによりその回転に
応じて磁気テープガイド部材を所定の軌跡で移動し、磁
気テープのロープインクないしアンローディングを行な
える。すなわち、磁気テープガイド部材が前記ローディ
ングリング回転領域と異なる空間において移動されるの
でスペース効率を向上し、装置を小型、薄型に構成でき
るとともに、リンク手段と駆動歯車の干渉を防止し、安
定した高精度なローディングおよびアンローディングが
可能であるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例によるＶＴＲのテープローディ
ングユニットの構造を示す分解斜視図、第２図は同ユニ
ットの組み立てた状態の上面図、第３図は同ユニットの
組み立てた状態の下面図、第４図は同ユニットのローデ
ィング終了時の状態を示す上面図、第５図は同ユニット
のローディング終了時の状態を示す下面図、第６図はガ
イベース駆動アーム周辺の上面図、第７図はガイベース
駆動アーム周辺の側面図である。１・・・ドラムベース２．３．７−・・ガイドポスト４・−・上リング　　　　　　５・・・下リング６−・
・ギアプレート　　　　８．９・・・ギア１０．１８・
・・バネ１３．１４・・・ガイドレール１５．１６・・・アーム　　　１５ｃｍ・・折曲部１Ｆ
ラムベース＼第２図ローディングユニットの分解斜視図第１図ローディングユニットの下面図第３図鼾１乃しム記ｍの工面図第６因町１ｆｌ／Ｉｔアームｆｌｕのイβ１１灘万Ｓ［７日

Claims

【特許請求の範囲】１）磁気テープガイド部材をローディングリングを介し
て駆動し、磁気ヘッドドラムに磁気テープをローディン
グないしアンローディングする磁気記録再生装置におい
て、前記ローディングリングを回転駆動する駆動歯車手段と
、前記ローディングリング回転領域と異なる空間において
、リンク部材を介してローディングリングによりその回
転に応じて所定の軌跡で移動される磁気テープガイド部
材と、所定のローディングないしアンローディング動作中にお
いて、前記ローディングリングの駆動歯車手段上を通過
する前記ローディングリングと前記テープガイド部材の
間に介在するリンク部材に、駆動歯車手段との干渉防止
手段を設けたことを特徴とする磁気記録再生装置。