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JPH04101803A - 木材細断束を斜交させて多層に接着積層した長尺板状体とその製造方法ならびにその製造装置 - Google Patents

木材細断束を斜交させて多層に接着積層した長尺板状体とその製造方法ならびにその製造装置

Info

Publication number
JPH04101803A
JPH04101803A JP22045490A JP22045490A JPH04101803A JP H04101803 A JPH04101803 A JP H04101803A JP 22045490 A JP22045490 A JP 22045490A JP 22045490 A JP22045490 A JP 22045490A JP H04101803 A JPH04101803 A JP H04101803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
bundles
shredded
shredded wood
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22045490A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Aizawa
直 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hashimoto Denki Co Ltd
Original Assignee
Hashimoto Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hashimoto Denki Co Ltd filed Critical Hashimoto Denki Co Ltd
Priority to JP22045490A priority Critical patent/JPH04101803A/ja
Publication of JPH04101803A publication Critical patent/JPH04101803A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はaui方向に平行に、比較的繊維方向に長目に
採取した木材細断束を基材にして製造される建材用の長
尺板状体、および該長尺板状体の製造方法ならびにその
製造装置に関するものである。
〔従来の技術〕
繊維方向に平行に、比較的IIN方向に長目に採取した
木材細断束を所定の長さに平行に集成して製造される建
材用の定尺板状体、および該定尺板状体の製造方法なら
びにその製造装置は従来周知であり、例えば特許出願公
表昭61−500481号再固結木材製造のための改良
方法、昭61−500482号再固結木材製品製造に使
用するための改良方法および装置、昭61−50048
3号再固結木材製品製造における改良、昭61−500
4−84号再固結木材製品の製造の改良法、昭61−5
00485号再固結氷材製品形成のための連続のまたは
半連続方法や、特開昭52−44888号木質の棒状細
片から板状物を成型する方法、特開昭52−49282
N木質棒状細片から板状物を成型する装置等に多数の従
来技術が開示されている。
また繊維方向に平行に、比較的繊維方向に長目に採取し
た木材細断束を所定の長さに平行に集成した後に更にそ
の一部を斜交させて製造する建材用の定尺板状体、およ
び該定尺板状体の製造方法ならびにその製造装置も従来
周知であり、例えば実開昭49−34270号Il雑束
り料を斜交中芯とした合板や、木材繊維束に類似の端尺
単板を用いる特開昭47−20306号端尺単板による
合板用単板の製造方法等に多数の従来技術が開示されて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
黙しながら上記従来技術による木材細断束を所定の長さ
に平行に集成して製造される建材用の定尺板状体は、木
材細断束の繊維方向を製品の二辺に対して平行に集成し
、従って他の二辺に対しては直交して集成する、製品全
体としては一方向のみの繊維方向の強度を強調したバッ
チシステムによる定尺長さの板状体とその製造方法なら
びにその製造装置であったが為に、その製品長さは木材
細断束の定尺長さに限定され、従ってその製品材質は繊
維方向の直交方向の強度や繊維方向の縦つぎ部分の強度
に不足し、加えて板面が曲ったり捩れたりする難点があ
ったものである。また上記従来技術による木材細断束を
所定の長さに平行に集成した後に更にその一部を斜交さ
せて製造するものは、木材細断束の集成作業をバッチシ
ステムによる定尺長さを限定した手作業的な集成手段に
よっていたばかりでなく、他に複合材料として1枚板状
の広幅単板等を層間に介在させる複合手段によっていた
が為に、能率的な連続方式の定尺長さを限定しない自動
的な集成手段による長尺製品の生産が出来ず、加えて広
幅−枚板の複合材料を必要とする難点があったものであ
る。
因って本発明は、繊維方向に平行に、比較的Il緒力方
向長目に採取した木材細断束を基材にして、該木材細断
束を製品の四辺に対して略45度づつの繊維方向に斜交
させると共に、各層毎に左右交々その繊維方向を略9o
度づつ転換して多層に接着積層した、木材細断束の単体
、または該木材細断束の表裏に木材解繊綿を一体に被覆
した、新たな建材用の長尺板状体を得ることを目的とし
ており、更には該長尺板状体を連続的に生産するための
新たな製造方法とその製造装置の提供を目的としたもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明の長尺板状体は次のよ
うに構成されている。
1−a)製品の四辺に対して略45度づつの1MN方向
に斜交させた木材細断束。
1−b)該木材細断束のti&緒方肉方向9o度づつ左
右交々転換させて多層に接着積層してなる木材細断束を
斜交させて多層に接着積層した長尺板状体。
?)  前記1項記載の長尺板状体製品の表裏に木材解
繊綿を一体に被覆してなる木材細断束を斜交させて多層
に接着積層した長尺板状体。
また本発明の長尺板状体の製造方法は次のように構成さ
れている。
3−a)ベニヤ単板、木板等の木質材料を1MM方向に
平行に細断して木材細断束を生産する第1工程(A)。
3−b)前記第1工程(A)から吐出する前記木材細断
束に接着剤を塗布する第2工程 (B)。
3−C)前記第2工程(B)から吐出する前記接着剤を
塗布した木材細断束を略等厚状に集成しながらif+M
方向の直交方向に押し出す複数列の第3工程(C)。
3−d)前記複数列の第3工程(C)から吐出する前記
11i1方向の直交方向に押し出された木材細断束を集
成コンベヤ上に略45度づつの搬入角度で左右交々斜交
させながら順次多層に積層する第4工程(D>。
とからなる木材細断束を斜交させて多層に接着積層する
長尺板状体の製造方法。
4)  前記3項記載の集成コンベヤ上に予じめ接着剤
を含浸または混和してIItJした木材解繊綿を散布す
る第5工程(E)。
を付加してなる木材細断束を斜交させて多層に接着積層
する長尺板状体の製造方法。
次にまた本発明の長尺板状体の製造装置は次のように構
成されている。
5)  集成コンベヤの両側部に左右交々斜交させて配
設した複数台の木材細断束の押し出し機からなる木材細
断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板状体の製造
装置。
6)  前記5項記載の集成コンベヤ上の最前部と最後
部のそれぞれに木材解繊綿の散布機を付加してなる木材
細断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板状体の製
造装置。
7)  ベニヤ単板、木板等の木質材料を繊維方向に平
行に細断した木材細断束に接着剤を塗布して調製した木
材細断束の堆積から略一定量の木材細断束を繊維方向の
直交方向に繰り出す繰り出しコンベヤと、該繰り出しコ
ンベヤから繰り出された前記木材細断束を略等厚状に集
成しながら繊維方向の直交方向に押し出すレール部材と
スライド部材とプッシャーおよびクランクを備えた木材
細断束の押し出し機からなる前記5項記載の木材細断束
を斜交させて多層に接着積層する長尺板状体の製造装置
前記5項、7項記載の一連工程中に、ずらし重ねにされ
た木質材料を繊維方向の直交方向へ搬送する搬入コンベ
ヤと該搬入コンベヤの搬出側に配設したベニヤクリッパ
ーと、該ベニヤクツバーの直下に配設した搬出コンベヤ
と、前記ベニヤクリッパーを駆動するクランクに前記搬
入コンベヤを連繋した間欠送り機構とを備えた木材細断
束の切断機を付加してなる木材細断束を斜交させて多層
に接着積層する長尺板状体の製造装置。
前記5項、7項、8項記載の一連工程中に、堆積された
木材細断束から略一定量の木材細断束を繊維方向の直交
方向に繰り出す繰り出しコンベヤと、該繰り出しコンベ
ヤから繰り出された前記木材細断束に振動を付与しなが
ら接着剤を塗布するベルトコンベヤと振動器とスプレー
ノズルとを備えた木材細断束の糊付は機を付加してなる
木材細断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板状体
の製造装置。
堆積された木材解繊綿から略一定量の木材解繊綿を繰り
出す繰り出しコンベヤを備えた散布機からなる前記6項
記載の木材細断束を斜交させて多層に接着積層する長尺
板状体の製造装置。
前記5項、6項記載の一連工程中に、中間製品を熱圧す
る単段または複数段の熱盤を上下に対峙した熱圧機を付
加してなる木材細断束を斜交させて多層に接着積層する
長尺板状体の製造装置。
〔作 用〕
本発明の長尺板状体は、その基材となる木材細断束をベ
ニヤ単板、木板等の木質材料から繊維方向に平行に、比
較的V&維力方向長目に採取したものを、製品の四辺に
対してそのili緒方面方向45度づつ斜交させ、更に
各層間も略90度づつ繊維方向を左右交々転換させて多
層に接着積層したものであるから、各層毎の木材細断束
の繊維方向の直交方向に対する本来の強度不足は層間相
互の木材細断束の斜交作用によって補償され、製品板面
の曲りも捩れも同時にその斜交作用によって補償される
ので、建材用の長尺板状体としての物性を合板並に、ま
たその長尺性をLVL並に高めることが出来たものであ
るばかりでなく、更にその表裏面に間伐材等の木材チッ
プから解繊した木材解繊綿を一体に被覆したものは、木
材細断束相互の過大な空隙が繊細な木材解繊綿の被覆に
よって充填されるので、建材用の長尺板状体としての製
品表裏の平滑性や見ばえを111m板並に高めることが
出来たものである。
また本発明の長尺板状体の製造方法およびその製造装置
は、連続状の長尺製品を生産するために集成コンベヤ上
に供給する基材となる木材細断束の集成手段を、略45
度づつの搬入角度から左右交々斜交させながら順次多層
に積層して行く、連続方式の自動斜交集成手段に構成し
ているので、従来工法による製品の二辺に対して木材細
断束を平行に集成し、従って他の二辺に対しては木材細
断束が直交して集成される、間断方式の手動直交集成手
段に構成したバッチシステムによる時のような、繊維方
向に縦つぎ部分が発生したり、供給往路と供給復路の折
り返し地点で木材細断束の供給作業が都度中断されたり
、前記折り返し地点付近で木材細断束が局部的に厚く重
なったりすることがないので、作業能率も品質も高めら
れ、しかも連続工程のため工程装備も著しく簡素化出来
たものであるばかりでなく、その連続的な斜交集成作用
は、建材用の長尺板状体としての長手方向に対する木材
細断束のm維方向に対する縦つぎ部分を実質的に皆無に
出来、製品の長手方向に対する強度斑の完全排除も同時
に出来たものである。
更にまた上記本発明の長尺板状体の製造方法およびその
製造装置に用いられる個々の機械装置の第1である木材
細断束の押し出し機は、比較的繊維方向を長目に採取し
た木材細断束を略等厚状に集成しなからIi¥a方向の
直交方向に押出す等厚集成作用によって、製品の密度斑
を極力排除するようにしたものである。またその第2の
木材細断束の切断機は、ずらし重ねにされた大量の木質
材料を一挙にベニヤクリッパーにより細片状に切断する
大量切断作用によって、木材細断束の能率的な大量生産
方式を可能にしたものである。またその第3の木材細断
束の糊付は機は、比較的繊維方向を長目に採取した木材
細断束に振動を付与しながら接着剤を噴霧する振動噴霧
作用によって、該木材細断束を移動中に反転させながら
その全周域に満遍なく接着剤を塗布するようにしたもの
である。またその第4の木材解繊綿の散布機は、間伐材
等の木材チップをデイファイブレータ−、リファイナー
等の解miに掛けて繊細に解繊した木材解繊綿を堆積か
ら略一定量づつ繰り出す定量供給作用によって、製品表
面への被覆厚を任意に調整出来るようにしたものである
。またその第5の木材細断束および木材解繊綿を含む多
層に堆積された中間製品の熱圧機は、上下に対峙した通
常構造の熱部による熱圧作用の伯、該熱部に高周波印加
機構や蒸気噴射機構等を加味した急速熱圧作用によって
、比較的厚手の製品に対しても高能率な生産を可能にし
たものである。
〔実施例〕
本発明の実施の一例を図面により説明すれば、第1図は
繊維方向に平行に、比較的IIN方向に長目に採取した
、例えばベニヤ単板等の罫引幅を1〜2m程度に設定し
て採取した木材細断束2の単体から生産された3層構造
の製品1の層間を分解した斜視図であって、各層毎の木
材細断束2は製品1の四辺に対して略45度づつの繊維
方向に斜交しており、また各層間の木材細断束2は略9
0度づつその繊維方向を左右交々転換した、各層毎のそ
れぞれがクロスパント様の姿態で多層に接着積層されて
いる木材細断束2の単体から生産された、幅0.5〜1
.5 m程度、長さ任意長さ、厚さ任意厚さ、積層数任
意数の建材用の長尺板状体である。またその第2図は前
記同様の1174M方向に平行に、比較的繊維方向に長
目に採取した、例えばベニヤ単板等の罫引幅を1〜2m
程度に設定して採取した木材細断束2を基材として、そ
の表裏に間伐材等の木材チップから解繊した木材解繊綿
3を一体に被覆した4層構造の製品1の層間を分解した
斜視図であって、木材細断束2と木材解繊綿3の複合体
から生産された、幅0.5〜1.5m程度、長さ任意長
さ、厚さ任意厚さ、積層数任意数の建材用の長尺板状体
である。
次に第3図と第4図は本発明の繊維方向に平行に、比較
的繊維方向に長目に採取した木材細断束を斜交させて多
層に接着積層する長尺板状体の製造方法の工程図であっ
て、間伐材等をベニヤレースやベニヤスライサーに掛け
て生産した、例えば罫引幅1〜2m程度、厚さ2〜5j
wI程度、板幅任意幅のベニヤ単板や、間伐材等から製
材した木板等の木質材料4を原材料にして、これを第1
工程(A)に配設されたベニヤクリッパー等の切断機に
より繊維方向に平行な細片状に切断した、例えば切断幅
5〜10jIllI程度の細片状に切断した木材細断束
2aを生産するか、或いは前記木板等をローラーで押し
潰して網目状に押し潰された木材細断束2aを生産する
次で前記第1工程(A>から吐出する木材細断束2aに
ユリア樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、ビニール
ウレタン樹脂等の接着剤5を第2工程(B)に配設され
たスプレー装置等の塗布機によってその全周域に満遍な
く塗布する。
次で前記第2工程(B)から吐出する接着剤5を塗布し
た木材細断束2bを、第3工程(C)で積層数に応じて
複数列配設された押し出し機によって略等厚状に集成し
ながらIli緒方内方向交方向から集成コンベヤ6上に
木材細断束2cを連続的に押し出す。この場合前記集成
コンベヤ6に対する複数台の押し出し機の搬入角度は略
45度づつに設定され、左右交々斜交させながら順次多
層に積層して木材細断束2の単体からなる中間製品を生
産する第4工程(D)に形成される他、第4図に例示し
たように前記第4工程(D>の複数台の押し出し機の前
後には更に間伐材等の木材チップをデイファイブレータ
、リファイナー等の解繊機に掛けて生産した木材解繊綿
を供給する2台の散布機からなる第5工程(E)を配設
して、前記第3図に例示した第1〜4工程(A−D>に
より生産した木材細断束2cを芯にしてその表裏に前記
木材解繊綿3を被覆した、木材細断束2と木材解繊綿3
の複合体からなる中間製品を連続的に生産する、木材細
断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板状体の製造
方法である。
次にまた第5図と第6図は本発明の繊維方向に平行に、
比較的繊維方向に長目に採取した木材細断束を斜交させ
て多層に接着積層する長尺板状体の製造装置の配置図で
あって、スチールベルト等からなる集成コンベヤ6の両
側部に左右交々木材細断束2cの押し出し117を略4
5度づつ傾斜させて配設して木材細断束2の単体を多層
に積層した連続状の中間製品1aを生産する(第5図参
照)か、または前記集成コンベヤ6の最前部と最後部の
直上に木材解繊綿3aの散布機8を配設して、前記木材
細断束2の表裏が木材解繊綿3で被覆された複合化され
た連続状の中間製品1aを生産する(第6図参照)よう
に装置されているものである。尚、前記製造装置によっ
て生産された中間製品1aは、第11図に例示したよう
に、前記スチールベルト等からなる集成コンベヤ6を間
に挟んで油圧機構28等により加圧される単段の熱部2
6a。
26bを上下に対峙した通常型式のものや、高周波印加
機構や蒸気噴射機構をこれに加味した複合型式の熱圧1
11127によって、そのまま連続的に熱圧するように
装備するか、或いは前記中間製品1aを適宜長さにクロ
スカットソー等により切断した後に一旦周知の多段供給
機等に収納し、これを更に複数段の前記型式の熱圧機2
7に供給して一挙に熱圧するように装備するものである
次にまた第7図は本発明に用いられる前記木材細断束2
cの押し出し1I17を例示したものであって、ベニヤ
単板や木板等の木質材料を繊維方向に平行な細片状に切
断或いは押し潰したものに接着剤を塗布して調製した木
材細断束2bの堆積から略一定量の木材細断束2dを繰
り出し可能に、水平爪付きコンベヤに傾斜爪付きコンベ
ヤ等を組合せた繰り出しコンベヤ9a、9bが初段に配
設されており、該繰り出しコンベヤ9a、9bによって
直下に繰り出された略−定量の前記木材細断束2dを一
旦レール部材10とスライド部材11とプッシャー12
およびクランク13等を備えた押し出し部7aに供給す
ると共に、該押し出し部7aにより前記木材細断束2d
を略等厚状に集成しながら繊維方向の直交方向にこれを
押し出して、任意厚さの略等厚状に集成された木材細断
束2cを直下の集成コンベヤ上に連続的に押し出すよう
に装置されているものである。
次にまた第8図は本発明に用いられる前記木材細断束2
aの切断機1つを例示したものであって、ベニヤ単板等
の木質材料4は下段の搬入コンベヤ14a上に略所定厚
のずらし重ねの連続姿態になるように供給されて上段の
搬入コンベヤ14bと共にベニヤクリッパー15の刃口
まで圧送され、該ベニヤクリッパー15のクランク17
による上下駆動によって前記木質材料4は繊維方向に平
行な任意切断幅の細片状に切断されて直下の搬出コンベ
ヤ16上に落下し、該搬出コンベヤ16により次工程へ
木材細断束2aとして連続的に供給される。尚、前記連
続姿態の木質材料4を任意の細片状に切断する動作は、
前記ベニヤクリッパー15のクランク17の連続回転動
力を、周知のクランクやカムフロア−等を備えた送り量
の調整可能な間欠送り機構8を介して前記搬入コンベヤ
14a、14bにこれを伝送することによって、任意の
切断幅の切断動作にこれを設定することが出来るもので
ある。
次にまた第9図は本発明に用いられる前記木材細断束2
bの糊付けl1124を例示したものであって、堆積さ
れた木材細断束2aから略一定量の木材細断束2eを繰
り出し可能に、水平爪付きコンベヤに傾斜爪付きコンベ
ヤを組合せた繰り出しコンベヤ20a、20bが初段に
配設されており、該繰り出しコンベヤ20a、20bに
よって直下に繰り出された略一定量の前記木材細断束2
eの全周域に接着剤5を塗布可能に弗素樹脂等の非粘着
性の表面材料からなるベルトコンベヤ21の内側にバイ
ブロモータ等の振動器22を配設して、前記ベルトコン
ベヤ21上を移送される前記木材細断束2eを振動によ
り交々反転させながら上方に架設したスプレーノズル2
3によりその全周域に接着剤5を塗布して次工程へ接着
剤が塗布された木材細断束2bとして連続的に供給する
ように装置されているものである。
次にまた第10図は本発明に用いられる前記木材解繊綿
3の散布機8を例示したものであって、堆積された木材
解繊綿3aから略一定量の木材解繊綿3を繰り出し可能
に、水平爪付きコンベヤに傾斜爪付きコンベヤを組合せ
た繰り出しコンベヤ25a、25bによって略一定量の
木材解繊綿3を直下の集成コンベヤ上に連続的に繰り出
すように装置されているものである。
〔発明の効果〕
本発明は以上に説明したように、繊維方向に平行に、比
較的繊維方向に長目に採取した木材細断束を基材にして
、該木材細断束を製品の四辺に対して略45度づつの繊
維方向に斜交させると共に、各層毎に左右交々その繊維
方向を略90度づつ転換して多層に接着積層した木材細
断束の単体、または該木材細断束の表裏に木材解繊綿を
一体に被覆した、新たな建材用の長尺板状体と、該長尺
板状体を得るための新たな製造方法とその製造装置であ
るから、従来技術の木材細断束を所定長さに平行に集成
し、或いは更にその一部を斜交させて製造していたバッ
チシステムによる建材用の定尺板状体の難点であった、
その製品長さが木材細断束の定尺長ざに限定され、従っ
てその製品材質が繊維方向の直交方向の強度や繊維方向
の縦つぎ部分の強度に不足し、それに伴う板面の曲りや
捩れがあった難点を払拭し、また従来技術のバッチシス
テムによる製造方法およびその製造装置の難点であった
、木材細断束の集成作業が定尺長さを限定した手作業的
な集成手段のために、自動的な集成手段による長尺製品
の生産が出来なかった難点や、広幅−枚板の複合材料を
必要としていた難点等も併せて払拭し、本発明による時
は建材用の長尺板状体としての物性を合板並に、またそ
の長尺性をLVL並に高めることが出来たばかりでなく
、更にその表裏面に木材解繊綿を一体に被覆したものは
製品表裏の平滑性や見ばえをIIM板並に高めることが
出来たものである。
特に本発明が始めて採用した、長尺板状体の基材となる
木材細断束を、略45度づつの搬入角度から左右交々斜
交させながら順次多層に積層して行く連続方式の自動斜
交集成手段は、従来技術の製品の二辺に対して木材細断
束を平行に集成し、従って他の二辺に対しては木材細断
束が直交して集成されるバッチシステムによる手動直交
集成手段の材質的、品質的、能率的難点を悉く払拭する
ことに成功したものであって、本発明の完成によってこ
の種建材用長尺板状体における木材細断束のIl緒力方
向対する縦つぎ部分を実質的に皆無に出来、従って製品
の長手方向に対する強度斑を排除した任意長さの長尺製
品を、極めて簡素化された工程装備によって能率的に生
産することが始めて出来たものであり、実施効果の極め
て顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は木材細断束を斜交させて多層に接着積層した長
尺板状体の層間を分解した斜視図、第2図は同じくその
表裏に木材解繊綿を一体に被覆した長尺板状体の層間を
分解した斜視図、第3図および第4図は製造方法の工程
図、第5図および第6図は製造vL置の配置図、第7図
は押し出し機の構成図、第8図は切断機の構成図、第9
図は糊付は機の構成図、第10図は散布機の構成図、第
11図は熱圧機の構成図である。 1・・・製品、1a−・・中間製品、2,2a、2b。 2c、2d、2e−・・木材細断束、3.38−・・木
材解繊綿、4・・・木質材料、5・・・接着剤、6・・
・集成コンベヤ、7・・・押し出し機、8・・・散布機
、9a、9b、20a、20b、25a、25b・・・
繰り出しコンベヤ、10・・・レール部材、11−・・
スライド部材、12・・・プッシャー、13.17・・
・クランク、14a、14b・・・搬入コンベヤ、15
・・・ベニヤクリッパー、16・・・搬出コンベヤ、1
8・・・間欠送り機構、19・・・切断機、21・・・
ベルトコンベヤ、22・・・振動器、23・・・スプレ
ーノズル、24・・・糊付は機、26a、26b・・・
熱部、27・・・熱圧機。 特許出願人 橋本電機工業株式会社 第1図 第2図 第7図 第9図 第1O図 5a

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、製品(1)の四辺に対して略45度づつの繊維方向
    に斜交させた木材細断束(2)、該木材細断束(2)の
    繊維方向を略90度づつ左右交々転換させて多層に接着
    積層してなる木材細断束を斜交させて多層に接着積層し
    た長尺板状体。 2、製品(1)の表裏に木材解繊綿(3)を一体に被覆
    してなる請求項1記載の木材細断束を斜交させて多層に
    接着積層した長尺板状体。 3、ベニヤ単板、木板等の木質材料(4)を繊維方向に
    平行に細断して木材細断束(2a)を生産する第1工程
    (A)と、前記第1工程(A)から吐出する前記木材細
    断束(2a)に接着剤(5)を塗布する第2工程(B)
    と、前記第2工程(B)から吐出する前記接着剤(5)
    を塗布した木材細断束(2b)を略等厚状に集成しなが
    ら繊維方向の直交方向に押し出す複数列の第3工程(C
    )と、前記複数列の第3工程(C)から吐出する前記繊
    維方向の直交方向に押し出された木材細断束(2c)を
    集成コンベヤ(6)上に略45度づつの搬入角度で左右
    交々斜交させながら順次多層に積層する第4工程(D)
    とからなる木材細断束を斜交させて多層に接着積層する
    長尺板状体の製造方法。 4、集成コンベヤ(6)上に予じめ接着剤を含浸または
    混和して調製した木材解繊綿(3)を散布する第5工程
    (E)を付加してなる請求項3記載の木材細断束を斜交
    させて多層に接着積層する長尺板状体の製造方法。 5、集成コンベヤ(6)の両側部に左右交々斜交させて
    配設した複数台の木材細断束(2c)の押し出し機(7
    )からなる木材細断束を斜交させて多層に接着積層する
    長尺板状体の製造装置。 6、集成コンベヤ(6)上の最前部と最後部のそれぞれ
    に木材解繊綿(3)の散布機(8)を付加してなる請求
    項5記載の木材細断束を斜交させて多層に接着積層する
    長尺板状体の製造装置。 7、ベニヤ単板、木板等の木質材料(4)を繊維方向に
    平行に細断した木材細断束(2a)に接着剤(5)を塗
    布して調製した木材細断束(2b)の堆積から略一定量
    の木材細断束(2d)を繊維方向の直交方向に繰り出す
    繰り出しコンベヤ(9a、9b)と、該繰り出しコンベ
    ヤ(9a、9b)から繰り出された前記木材細断束(2
    d)を略等厚状に集成しながら繊維方向の直交方向に押
    し出すレール部材(10)とスライド部材(11)とプ
    ッシャー(12)およびクランク(13)を備えた木材
    細断束(2c)の押し出し機(7)からなる請求項5記
    載の木材細断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板
    状体の製造装置。 8、ずらし重ねにされた木質材料(4)を繊維方向の直
    交方向へ搬送する搬入コンベヤ(14a、14b)と、
    該搬入コンベヤ(14a、14b)の搬出側に配設した
    ベニヤクリッパー(15)と、該ベニヤクリッパー(1
    5)の直下に配設した搬出コンベヤ(16)と、前記ベ
    ニヤクリツパー(15)を駆動するクランク(17)に
    前記搬入コンベヤ(14a、14b)を連繋した間欠送
    り機構(18)とを備えた木材細断束(2a)の切断機
    (19)を一連工程中に付加してなる請求項5、7記載
    の木材細断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板状
    体の製造装置。 9、堆積された木材細断束(2a)から略一定量の木材
    細断束(2e)を繊維方向の直交方向に繰り出す繰り出
    しコンベヤ(20a、20b)と、該繰り出しコンベヤ
    (20a、20b)から繰り出された前記木材細断束(
    2e)に振動を付与しながら接着剤(5)を塗布するベ
    ルトコンベヤ(21)と振動器(22)とスプレーノズ
    ル(23)とを備えた木材細断束(2b)の糊付け機(
    24)を一連工程中に付加してなる請求項5、7、8記
    載の木材細断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板
    状体の製造装置。 10、堆積された木材解繊綿(3a)から略一定量の木
    材解繊綿(3)を繰り出す繰り出しコンベヤ(25a、
    25b)を備えた散布機 (8)からなる請求項6記載の木材細断束を斜交させて
    多層に接着積層する長尺板状体の製造装置。 11、中間製品(1a)を熱圧する単段または複数段の
    熱盤(26a、26b)を上下に対峙した熱圧機(27
    )を一連工程中に付加してなる請求項5、6記載の木材
    細断束を斜交させて多層に接着積層する長尺板状体の製
    造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111113586A (zh) * 2019-12-26 2020-05-08 广西大学 一种定向刨花板的制备方法

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