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JP7518534B2 - ロボット手術システム、特に顕微手術用のマスターコントローラアセンブリ - Google Patents

ロボット手術システム、特に顕微手術用のマスターコントローラアセンブリ Download PDF

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Description

本発明は、ロボット手術システム用のマスターコントローラアセンブリが対象である。
更に、本発明は、ロボット手術システムに関する。
特に、前記ロボット手術システムは顕微手術に適している。
マスターインターフェースとスレーブ手術用ツールを備えるロボット手術アセンブリは、この分野で一般に知られている。具体的には、既知のタイプのロボット手術アセンブリは、例えば、米国特許第5876325号に示されるように、スレーブ手術用エンドエフェクタ(slave surgical end-effector)の動きを制御することができるマスター制御ステーションを備える。本特許は、マスター制御ステーションにしっかりと拘束されたビームに取り付けられ、非携帯型ロボットに取り付ける関節式付属器を開示し、前記付属器は、患者の解剖学的構造(anatomy)で手術するスレーブ手術用エンドエフェクタを制御するためのマスターツールを含む。
同様の非携帯型ロボット保持マスターツールソリューションは、例えば、米国特許第6063095号、第6424885号、及び第6594552号に示されるように、スレーブ手術用エンドエフェクタを制御するマスターツールとして機能するマスター制御ステーションの付属器は、付属器本体を含み、当該付属器本体は、マスターコントロールステーションに固く拘束される。スレーブエンドエフェクタへの動きの伝達は、マスターコントロールステーションの付属器本体をさまざまな空間方向に押すことによって引き起こされる機械的応力の検出に基づいて実現される。そのような付属器本体は、一対の対向するフィンに関連付けることができ、前記フィンのそれぞれは、カンチレバーフィンを形成するように、その一方の端部が付属器本体に拘束され、スレーブエンドエフェクタのグリップ自由度を作動するように指示する手動指令を受信するのに適している。
しかし、上述したタイプの非携帯型、ロボットに取り付ける、又はロボット保持式のマスターツール解決策には、いくつかの欠点がある。ロボット手術アセンブリのマスター制御ステーションに機械的に拘束されたそのような制御付属器を提供することで、手術中に外科医の自然な動きの自由を強く制限し、外科医が予め決められた場所で手術する必要がある。なぜなら、その予め決められた場所から、マスター制御ステーション、特に、そこに取り付けられた制御付属器に簡単にアクセスできるためである。そのような付属器の位置、例えば、地面からの高さについて、手術中にリアルタイムで調整することができないため、外科医の不快感が更に増大する。それによって、手術中に外科医が早すぎる疲れ(untimely tiredness)を感じ、早く集中力を失うことになる。
多くの場合、外科医は、患者の解剖学的構造で直接に手術するのに適した手術器具を適切に操作するために何年も訓練されてきた。手術用ツールは、一般に携帯用ツールであって、外科医が手に持って操作するのに適したツールハンドルを備え、当該ツールハンドルは、患者の解剖学的構造で手術するのに適したツール先端に機械的に直接に接続される。米国特許第5634918号、及び国際公開WO2012/064361号に、従来の眼科手術器具のいくつかの例を示している。このような従来の手術用ツールにより、外科医はツール先端が患者の解剖学的構造に触れていないことを確実に知ることができる。このようにして、外科医が安全に(すなわち、患者の解剖学的構造に作用を伝達することなく)ツールハンドルの長手軸を中心にツールハンドルを指の間で転がすことができるようにすることができる。このような動きは、外科医の間で一般に必要とされており、ジェスチャーストレスを軽減する、例えば、手術中に手の筋肉をリラックスさせ、筋肉のけいれんを予防するために有用である。
一方、ロボットマイクロ手術において、外科医はマスターツールを使用して、患者の解剖学的構造での手術に関連するスレーブエンドエフェクタの動きを制御する必要がある。通常、前記マスターツールは、手術中の外科医の快適さを制限し、多くの場合、外科医は、マスターツールを適切に使用してスレーブエンドエフェクタを制御するために、追加のトレーニング期間が必要である。マスターツールの形状及び機能が従来の手術用ツールとは異なる場合、追加のトレーニング期間が更に長くなる可能性がある。
例えば、米国特許第8996173号に開示されているように、着用型マスターツールが提供されている。着用型マスターツールでは、一対のリングは、外科医の指にフィットするように設計され、ロボットスレーブアセンブリとは有線で繋がる。外科医の指の一連の体系化されたジェスチャは、患者の解剖学的構造に対する予め規定されたスレーブエンドエフェクタの動作をトリガする。明らかに、この解決策において、意図しない指令がスレーブエンドエフェクタに送信されないようにするためには、外科医は、このような着用型マスターリングを適切に操作するために非常に長いトレーニングを受ける必要がある。患者の安全のために、スレーブへの意図しない指令の送信を避ける必要がある。また、ドイツ特許第102014006264号、及び102010009065号にも、着用型マスターツールを開示している。
上記の既知の解決策の欠点を克服し、ほとんどの外科医に馴染みのある形状を有する手持ち式マニピュランダム(すなわち、ラテン語による「操作されるもの」)マスターツールを提供するために、同じ出願人名義の国際公開WO2017/064303号、及びWO2017/064306号は、従来の外科用ピンセットの外観を実質的に複製するマスターツールデバイスを示している。そのようなマスターツールデバイスは、一端で一緒に溶接された一対の可撓性の金属ストリップを有し、ピンセットのようなマスター入力デバイスを形成する。適切に配置されたセンサによって、磁気パッドはピンセットの動きを追跡し、ピンセットが閉じられることを検出し、検出された動きをスレーブ手術用エンドエフェクタに送信することによって対象物の把持を模倣する。
手術中の外科医の快適さを改善する目的には満足できるが、このような解決策には欠点がある。特に、ピンセットのようなデバイスを形成するそのような可撓性の金属ストリップは、金属ストリップの自由端に配置されたセンサを非線形運動させる。従って、物体を把持するような動作を模倣するために、手動的に引き起こしたピンセットの閉じる動作の検出において、測定の不確実及び検出分解能の低下がしばしば生じる。弾性的に曲げている間に、各金属ストリップで発生する機械的振動によって、追跡パッドによって検出されるノイズが生じる。その結果、スレーブエンドエフェクタの不十分な(unsatisfactory)動作応答が発生し、手術後の患者の体に深刻な問題を引き起こす可能性さえあり得る。更に、追跡パッドは、パッドの片側からのみ追跡磁場を生成するのに適しており、パッドの裏側にあるマニピュランダム手持ち式マスターツールの動きを追跡できないため、指令信号をエンドエフェクタに送信することはできない。そのため、外科医は、パッドの裏側にあるマニピュランダム手持ち式マスターツールを動かさないようにする必要がある。
更に、米国特許出願公開第2013/0035697号、国際公開WO2014/151621号、及び米国特許出願公開第2015/038981号は、手術アリーナの様々な場所で移動しながら外科医が操作できる携帯型の手持ち式マスター入力ツールを開示している。この解決策は、携帯型の手持ち式マスターツール本体から片持ち梁として突出する適切に設計されたボールのビデオカメラ追跡を利用する。言い換えれば、マスターツールに取り付けられた3つの非対称的なボールセットは、ロボットに設けられたカメラ装置により追跡されることによって、マスター入力ツールの位置と向きを決定し、スレーブ手術用エンドエフェクタに指令信号を送信する。
いくつかの観点において満足のいくものであるが、これらの解決策には、欠点がありがちである。視覚ベースの追跡システムにより、外科医が手術アリーナの様々な場所で移動しながら手術を行うことができるようにすると同時に、ロボットが強力な制御システムを備えることが必要とされ、そして、スレーブエンドエフェクタへの動きの伝達の望ましくない遅延が生じ、外科医に不快感をもたらす。
従来技術を参照して言及された欠点を克服することができるロボット手術用のマスターツールの解決策を提供する必要性が感じられる。
外科医の快適さを向上させるのに適したロボット手術用のマスターツールを提供すると同時に、高いセンシング精確性を提供できるようにする必要性が感じられる。
外科医のトレーニング期間を最小限に短縮することができるロボット手術用のマスターツールを提供する必要性が感じられる。
スレーブエンドエフェクタへの不要な指令信号の送信を回避するのに適したロボット手術用のマスターツールを提供する必要性が感じられる。
マスター制御ステーション又はスレーブロボットに機械的に拘束されないロボット手術用のマスター入力ツールを提供する必要性が感じられる。
従来技術を参照して言及された欠点を克服することは、本発明の目的である。
これら及び他の目的は、請求項1に記載のマスターコントローラアセンブリ、及び請求項18に記載のロボット手術システムによって達成される。
いくつかの好ましい実施形態は、従属請求項の対象である。
本発明の一態様によれば、マスターコントローラアセンブリは、少なくとも1つのマスター入力ツールと少なくとも1つのセンシングアセンブリを備える。前記マスター入力ツールは、外科医の指によって把持されるように設計され、スレーブロボットアセンブリに機械的に拘束されない少なくとも1つのマニピュランダム表面(manipulandum surface)を有することによって、当該マスター入力ツールは、外科医によって自然に移動可能であり、回転可能であり、且つ旋回可能である。前記少なくとも1つのマニピュランダム表面が凸面であるため、前記マスター入力ツール(106)は、ツール長手方向軸を中心に外科医の指の間で転がすことができる。これによって、手術中に外科医の快適さが維持される。前記マスター入力ツールは、第1の要素の細長い本体を含む第1の細長い要素と、第2の要素の細長い本体を含む第2の細長い要素と、ツール接合とを含み、前記第1の要素の細長い本体は剛体であり、前記第2の要素の細長い本体は剛体である。前記ツール接合は、前記第1の要素の細長い本体と前記第2の要素の細長い本体とを接続させて関節運動させ、前記第1の要素の細長い本体と前記第2の要素の細長い本体との間で単一の運動自由度を提供する。
少なくとも1つのセンシングアセンブリは、少なくとも前記第1の要素の細長い本体と前記第2の要素の細長い本体との相対位置を検出する。このようにして、前記第1の要素の細長い本体と前記第2の要素の細長い本体とを互いに近づくように移動させる、外科医の指によって前記マスター入力ツールに加えられる把持圧力作用は、前記手術把持デバイスの一対の把持動作を決定する。
前記センシングアセンブリは、マスター入力ツール本体のそれぞれのスロットに受け入れられた一対のセンサを備えてもよい。各スロットは、1つのセンサのみに対応するように機械的に成形されてもよい。
センシングアセンブリの各センサは、再利用可能にするために、無菌の防護、例えば、プラスチック製バッグ及び/又はプラスチック製ボックスによってカプセル化されてもよい。マスター入力ツール本体は使い捨てであってもよい。
本発明に係るマスターコントローラアセンブリ及びロボット手術システムの更なる特徴及び有利な効果は、添付の図を参照して、以下に示す、例示として記載され、且つ限定する意図ではない好ましい実施形態の説明から明らかになるであろう。
いくつかの実施形態に係るロボット手術システムを示す斜視図である。 いくつかの実施形態に係るロボット手術システムを示す斜視図である。 いくつかの実施形態に係る、外科医によって手持ちされているマスターコントローラアセンブリを示す斜視図である。 いくつかの実施形態に係る、外科医によって手持ちされているマスターコントローラアセンブリを示す斜視図である。 いくつかの実施形態に係る、外科医によって手持ちされているマスターコントローラアセンブリを示す斜視図である。 いくつかの実施形態に係る、外科医によって手持ちされているマスターコントローラアセンブリを示す斜視図である。 一実施形態に係るマスターコントローラアセンブリを示す斜視図である。 いくつかの実施形態に係るマスターコントローラアセンブリの斜視図であって、センシングアセンブリとマスター入力ツールとを、分離した部品として示している図である。 いくつかの実施形態に係るマスターコントローラアセンブリの斜視図であって、センシングアセンブリとマスター入力ツールとを、分離した部品として示している図である。 一実施形態に係るマスター入力ツールの分解斜視図である。 図8のX-X-X-Xで示す切断面に沿って得られたマスター入力ツールの縦断面図である。 一実施形態に係るマスターコントローラアセンブリの斜視図である。 一実施形態に係る閉じた位置にあるマスター入力ツールの縦断面図である。 一実施形態に係る閉じた位置にあるマスター入力ツールの縦断面図である。 一実施形態に係るマスター入力ツールのトリガの縦断面図である。 一実施形態に係るマスター入力ツールのツール接合の縦断面図である。 一実施形態に係るマスターコントローラアセンブリの斜視図であって、センシングアセンブリは、マスター入力ツールに対して分離した部品として示された図である。 一実施形態に係るマスターコントローラアセンブリの斜視図である。 一実施形態に係る、外科医によって手持ちされているマスターコントローラアセンブリの斜視図である。 一実施形態に係る、ペアであるマスターコントローラアセンブリとスレーブ手術把持デバイスとを備えるロボット手術システムを示す斜視概略図である。 一実施形態に係るマスターコントローラアセンブリを示す斜視図である。 一実施形態に係るロボット手術システムを示す斜視図である。 いくつかの実施形態に係るロボット手術アセンブリを示すブロック図である。 いくつかの実施形態に係るロボット手術アセンブリを示すブロック図である。
一般的な実施形態によれば、ロボット手術システム101は、手動指令161を検出するのに適した少なくとも1つのマスターコントローラアセンブリ102と、患者の解剖学的構造で手術するように設計されたスレーブ手術器具104を含む少なくとも1つのスレーブロボットアセンブリ103とを備える。
前記スレーブ手術器具104は、当該スレーブ手術器具104に、把持動作自由度を提供する少なくとも1つの手術把持デバイス117を備える。
一実施形態によれば、前記手術把持デバイス117は、手術把持デバイスの第1の細長い要素142と手術把持デバイスの第2の細長い要素143とを備え、前記手術把持デバイスの第1の細長い要素142と手術把持デバイスの第2の細長い要素143とは、互いに関節接合されて手術把持接合144を形成する。好ましくは、前記手術把持接合144は、ピン接合である。好ましくは、前記手術把持デバイスの第1の細長い要素142と手術把持デバイスの第2の細長い要素143とのそれぞれは、前記手術把持接合144の少なくとも一部を形成する手術把持デバイスの接合部145と、手術把持デバイスの片持ち梁の自由端146とを含む。
好ましい実施形態によれば、制御ユニット105を備え、当該制御ユニット105は、前記手動指令161に関する情報を含む第1の指令信号162を受信し、前記スレーブ手術器具104を作動させるために、前記手動指令161に関する情報を含む第2の指令信号163を、スレーブロボットアセンブリ103に送信するのに適している。
好ましい実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102は、前記スレーブ手術器具104とは、マスター対スレーブの関係で、ペアとなっている。好ましい実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102と前記スレーブ手術器具104とは、前記制御ユニット105を介して、マスター対スレーブのペアを形成する。
前記マスターコントローラアセンブリ102は、手術中に、外科医により手持ちされて、手術アリーナの様々な場所から操作されるのに適した、少なくとも1つの携帯型の手持ち式マスター入力ツール本体106(又はマスター入力ツール106)を備える。このようにして、前記マスターコントローラアセンブリ102は、例えば、手術中に手術アリーナ内で携帯性を備えている。好ましくは、前記携帯型の手持ち式マスター入力ツール106は、外科医によって、手術中に手術領域の様々な場所から手持ちされて操作される。好ましくは、前記マスター入力ツール106は、前記手動指令を受ける。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツールについて言及された「携帯型」という用語は、マスター入力ツールが、例えば、手術中に外科医によって運ばれるか、又は動かされることができることを指す。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツールについて言及された「手持ち式」という用語は、マスター入力ツールが、手、例えば、外科医の手によって把持されながら操作されるように設計されたことを指す。
好ましい実施形態によれば、「手術アリーナ」という用語は、患者の解剖学的構造を少なくとも部分的に取り囲む空間の一部を指す。好ましくは、手術アリーナの内部は、患者の解剖学的構造付近の様々な場所を含む。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツールについて言及された「操縦される(manipulated)」という用語は、マスター入力ツールが、手、又は手に相当するものにより扱われる又は操作されることができることを指す。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、前記スレーブ手術器具104とは、マスター対スレーブの関係で、ペアとなっている。好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106と前記スレーブ手術器具104とは、前記制御ユニット105を介して、マスター対スレーブのペアを形成する。
前記マスターコントローラアセンブリ102は、前記スレーブロボットアセンブリ103に動作可能に接続されている。一実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102は、電磁通信によって前記スレーブロボットアセンブリ103に接続されている。
前記マスター入力ツール106は、外科医の指111、112によって把持されるように設計された少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110を有する。このようにして、マスター入力ツール106の携帯性が高められる。
前記マスター入力ツール106は、前記スレーブロボットアセンブリ103により機械的に拘束されない。このようにして、前記マスター入力ツール106は、好ましくは、外科医によって自然に移動可能であり、回転可能であり、旋回可能である。
前記マスター入力ツール106は、機械的に接地されていない。
一実施形態によれば、前記マスター入力ツールは、力のフィードバックを提供するのに適していない。
前記少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110は凸面であり、それによって、前記マスター入力ツール106は、ツール長手方向軸X-Xを中心に外科医の指111、112の間で転がすことができる。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、第1の要素の細長い本体114を有する第1の細長い要素113を含み、前記第1の要素の細長い本体114は、剛体である。好ましい実施形態によれば、「剛体」という用語は、そのような物体は、可撓性が不十分であるか又は欠いていることを意味する。一実施形態によれば、「剛体」という用語は、そのような物体が、動作状態にあるときに弾性的な湾曲変形を提供することができないことを意味する。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114は、前記第1の要素の細長い本体114の長手方向展開軸と実質的に一致する第1の要素の方向X1-X1を規定する。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、第2の要素の細長い本体116を有する第2の細長い要素115を含み、前記第2の要素の細長い本体116は、剛体である。
一実施形態によれば、前記第2の要素の細長い本体116は、前記第2の要素の細長い本体116の長手方向展開軸と実質的に一致する第2の要素の方向X2-X2を規定する。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、前記第1の要素の細長い本体114と、前記第2の要素の細長い本体116とを接続させて関節運動させるツール接合118を有し、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との間で単一の運動自由度を提供する。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との間の前記単一の運動自由度は、所定の平面内にある。
好ましい実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との少なくとも相対位置、好ましくは相対位置及び相対向きを検出する少なくとも1つのセンシングアセンブリ119を備える。このようにして、外科医の指111、112によって前記マスター入力ツール106に加えられた把持圧力作用147は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とを、互いに近づくように移動させ、前記手術把持デバイス117の一対のスレーブ把持動作148を決定する。
前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との両方が剛体であることによって、前記センシングアセンブリ119のセンシング分解能は、既知の解決策に対して改善される。
一実施形態によれば、前記手動指令161は、前記把持圧力作用147を含む。
一実施形態によれば、前記一対のスレーブ把持動作148は、手術把持デバイスの第1の細長い要素142と、手術把持デバイスの第2の細長い要素143とを、互いに近づくように移動させる。
一実施形態によれば、前記把持圧力作用147は、外科医の指111、112によって、マスター入力ツール106の前記少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110に加えられる。
一実施形態によれば、前記センシングアセンブリ119は、少なくとも1つの容量性増分位置センサ、例えば、容量性エンコーダを含む。
一実施形態によれば、前記ロボット手術システム201、好ましくは、前記マスターコントローラアセンブリ102は、所定のフィールドボリュームを生成する少なくとも1つのフィールドジェネレータ107を備える。好ましい実施形態によれば、前記少なくとも1つのフィールドジェネレータ107は、磁場を生成する。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのセンシングアセンブリ119は、前記所定のフィールドボリューム内の前記マスター入力ツール106の少なくとも位置、好ましくは、少なくとも位置及び向きを検出する。
一実施形態によれば、前記フィールドジェネレータ107は、前記フィールドジェネレータ107と一体の基準ゼロ点X0、Y0、Z0を規定する。そこで、生成されたフィールド局所ベクトルX1、Y1、Z1;X2、Y2、Z2を検出する少なくとも1つのセンシングアセンブリ119は、少なくとも前記センシングアセンブリ119の位置を決定する。このようにして、センシングアセンブリ119は、少なくとも、前記所定のフィールドボリューム内で前記センシングアセンブリ119と一体の前記マスターツールアセンブリ106の位置を決定する。
一実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102は、有線電気接続によって前記スレーブロボットアセンブリ103に動作可能に接続されている。
一実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102は、無線接続によって前記スレーブロボットアセンブリ103に動作可能に接続されている。
一実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、フィールドジェネレータ107とスレーブロボットアセンブリ103との両方から機械的に拘束されない、それによって、前記マスター入力ツール106は、前記所定のファイルボリューム内で外科医によって自然に移動可能であり、回転可能であり、且つ旋回可能である。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との少なくとも1つは、前記少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110を有する。
好ましい実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とのそれぞれは、前記少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110を有する。このようにして、前記第1の要素の細長い本体114は、第1のマニピュランダム表面109を有し、前記第2の要素の細長い本体116は、第2のマニピュランダム表面110を有する。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110は、その上で外科医の指111、112の把持を改善するのに適した摩擦増強部分121を有する。
一実施形態によれば、前記少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110は、円筒形表面の一部である。これによって、マスター入力ツール106がツール長手軸X-Xを中心とした回転性が向上される。
一実施形態によれば、前記第1のマニピュランダム表面109と前記第2のマニピュランダム表面110とは、協働して、円筒形表面の少なくとも一部を形成する。これによって、マスター入力ツール106がツール長手軸X-Xを中心とした回転性が向上される。
一実施形態によれば、前記ツール接合118は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との間で単一の回転運動自由度を提供するヒンジである。このようにして、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とは、互いに関して角運動による動きが可能である。
一実施形態によれば、マスター把持角度α+γは、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との間の角度として規定される。一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と第2の要素の細長い本体116との間の角度は、マスター把持角度α+γを規定する。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とは、少なくとも1つの開位置と少なくとも1つの閉位置との間において、互いに関して角運動による動きが可能である。前記少なくとも1つの開位置において、前記マスター把持角度α+γは、所定の把持閾値角度γよりも大きい、前記少なくとも1つの閉位置において、前記マスター把持角度α+γは、所定の把持閾値角度γよりも小さい。
好ましい実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とが開位置にあるとき、前記マスター把持角度α+γは60度以下である。好ましくは、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とが開位置にあるとき、前記マスター把持角度α+γは45度以下である。前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とが開位置にあるとき、前記マスター把持角度α+γは35度以下である。
一実施形態によれば、前記ツール接合118は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との間の単一の回転運動自由度、好ましくは角運動自由度を提供するピン接合である。
一実施形態によれば、ツール長手方向軸X-Xは、前記マスター把持角度α+γの二等分線と一致するように規定される。
一実施形態によれば、ツール長手方向軸X-Xは、前記第1の要素の方向X1-X1から、及び前記第2の要素の方向X2-X2から、等距離である一連の点として規定される。
一実施形態によれば、ツール長手方向軸X-Xは、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とが閉位置にあるときに、前記マスター入力ツール106の長手方向展開軸として規定される。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114は、前記ツール接合118の一部を形成する第1の要素の接合部分132と、第1の要素の方向X1-X1に沿って前記第1の要素の接合部分132の反対側に位置する第1の要素の片持ち梁部分122とを含む。
一実施形態によれば、前記第2の要素の細長い本体116は、前記ツール接合118の一部を形成する第2の要素の接合部分133と、第2の要素の方向X2-X2に沿って前記第2の要素の接合近位部分132の反対側に位置する第2の要素の片持ち梁部分123とを含む。
好ましくは、前記第1の要素の片持ち梁部分122は自由端を形成し、前記第2の要素の片持ち梁部分123は自由端を形成する。
一実施形態によれば、前記第1の要素の片持ち梁部分122と前記第2の要素の片持ち梁部分123との相対的な空間位置は、前記マスター把持角度α+γの幅によって厳密に決定される。これによって、前記センシングアセンブリ119のセンシング分解能が向上される。
好ましい実施形態によれば、前記第1の要素の接合部分132と前記第2の要素の接合部分133とは、協調して、前記ツール接合118を形成する。
一実施形態によれば、前記第1の要素の接合部分132と前記第2の要素の接合部分133とは、ツール接合ピン124によって互いに拘束されて、前記ツール接合118を形成する。
一実施形態によれば、前記第1の要素の片持ち梁部分122と前記第2の要素の片持ち梁部分123とは、それぞれ、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とに沿って、前記ツール接合118から所定の距離を置いて配置される。
一実施形態によれば、前記センシングアセンブリ119は、前記ツール接合118内に配置された少なくとも1つの接合センサ、好ましくはエンコーダを含む。
一実施形態によれば、前記センシングアセンブリ119は、少なくとも1つの近接センサ166と少なくとも1つのターゲット物体167とを含み、前記近接センサ166は、少なくとも前記第1の細長い要素と前記第2の細長い要素との相対位置、好ましくは、前記第1の細長い要素と前記第2の細長い要素との相対位置及び相対向きを検出するように前記ターゲット物体167と協調する。好ましくは、前記第1の要素の細長い本体と前記第2の要素の細長い本体とのうち、一方は、前記近接センサを含み、他方は、前記ターゲット物体を含む。
一実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、少なくとも1つの接合スプリング120を備え、当該接合スプリング120は、前記第1の要素の細長い本体114の少なくとも前記第1の要素の片持ち梁部分122に対して、前記第2の要素の細長い本体116の前記第2の要素の片持ち梁部分123から離れるように、前記単一の運動自由度に沿ってバイアスをかける。
一実施形態によれば、前記接合スプリング120は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とに対して、前記少なくとも1つの開位置に向かって、角度バイアスをかける。
一実施形態によれば、前記接合スプリング120は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との間に挿入される。
一実施形態によれば、前記接合スプリング120は、前記第1の要素の接合部122と前記第2の要素の接合部123との間に挿入される。
一実施形態によれば、前記接合スプリング120は、ねじりばねである。
一実施形態によれば、前記接合スプリング120は軸ばねである。
一実施形態によれば、前記接合スプリング120は、前記ツール接合118の周りに配置される。一実施形態によれば、前記接合スプリング120は、前記ツール接合118のツール接合ピン124の周りに配置される。
一実施形態によれば、前記接合スプリング120は、マスター把持角度α+γを増加させるように働く弾性バイアス作用を与える。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とのそれぞれは、単一の部品に作製される。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とのそれぞれは、ポリマー素材で作製される。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とのそれぞれは、モールディングによって、好ましくは射出成形によって作製される。このようにして、前記マスター入力ツール106を形成するために組み合わせられる部品の数を減少する。
一実施形態によれば、手術把持デバイスの前記第1の細長い要素142と手術把持デバイスの前記第2の細長い要素143との間の角度は、マスター対スレーブの関係でペアであるマスター把持角度α+γに等しい。
一実施形態によれば、手術把持デバイスの前記第1の細長い要素142と手術把持デバイスの前記第2の細長い要素143とは、それらの間のスレーブ把持角度βを規定する。好ましくは、前記手術把持デバイス117の前記第1の細長い要素142と手術把持デバイスの前記第2の細長い要素143とは、少なくとも1つの開位置と少なくとも1つの閉位置との間において、互いに関して移動可能である。前記少なくとも1つの開位置において、前記スレーブ把持角度βは、所定のスレーブ把持閾値よりも大きい、前記少なくとも1つの閉位置において、前記スレーブ把持角度βは、所定のスレーブ把持閾値よりも小さく、好ましくは実質的にゼロに等しい。好ましくは、手術把持デバイスの前記第1の細長い要素142と手術把持デバイスの前記第2の細長い要素143とが閉位置にあるとき、手術把持デバイスの前記第1の細長い要素142と手術把持デバイスの前記第2の細長い要素143とは、整列し、好ましくは、スレーブ把持デバイスの長手軸Y-Yに沿って整列している。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とが閉位置にあるとき、ペアであるスレーブ手術把持デバイス117は閉位置にある。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、外科医の指111、112によって加えられる把持圧力作用147を検出する把持力検出器デバイス125を備える。当該把持圧力作用147は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とを、その間の角度が前記所定の把持閾値角度γ未満となるように互いに閉じるように移動させる。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106の前記把持力検出器デバイス125は、前記マスター把持角度が前記把持閾値角度γよりも小さいときに、把持圧力作用147を検出する。
一実施形態によれば、外科医の指111、112によって加えられる把持圧力作用147は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とを、前記所定の把持閾値角度γ未満となるように、互いに近づくように移動させるとき、前記手術把持デバイス117により加えられるペアの把持力の増加を決定する。このようにして、外科医は、機械的な力フィードバックによって、スレーブ手術把持デバイス117が、患者の解剖学的構造の少なくとも一部を切断していることを認識することができる。
一実施形態によれば、前記把持力検出器デバイス125は、少なくとも1つのトリガ126を備え、当該トリガ126は、前記第1の要素の細長い本体114に回転可能に接続され、トリガ接合127を形成する。
一実施形態によれば、前記トリガ接合127は、トリガピン164を含むピン接合である。一実施形態によれば、前記トリガ接合127は、ヒンジである。
一実施形態によれば、前記トリガ126は、前記トリガ接合127の一部を形成するトリガルート128と、前記トリガ接合127に対して片持ち梁で延びるトリガ自由端129とを備える。
一実施形態によれば、前記把持力検出器デバイス125は、少なくとも1つの把持ばね130を含み、当該把持ばね130は、前記トリガ自由端129を前記第1の要素の細長い本体114から離れるようにバイアスをかけ、それによって、前記トリガ126は、前記第2の要素の細長い本体116に面して片持ち梁で延びる。
一実施形態によれば、前記トリガ自由端129が、外科医の指111、112によって加えられる把持圧力作用によって前記第1の要素の細長い本体114に向かって動かされるとき、前記把持ばね130は、外科医の指111、112によって加えられる把持圧力作用に対抗するように弾性的戻り作用を発生する。そのように、外科医は、機械的な力フィードバックによって、前記スレーブ手術把持デバイス117によって加えられる前記ペアの把持力の増加を認識することができる。
一実施形態によれば、前記第2の要素の細長い本体116は、トリガ当接部140を備える。外科医の指111、112によって加えられる前記把持圧力作用が、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とを、その間の角度が前記所定の把持閾値角度γ未満となるように互いに閉じるように移動させるとき、前記トリガ当接部140は、トリガ自由端129の当接部を形成する。
一実施形態によれば、前記トリガ当接部140は、前記マスター入力ツール106が閉位置にあるときに、前記トリガ126の少なくとも一部を受け入れるためのトリガシート149を規定する。
一実施形態によれば、前記トリガ当接部140は、トリガシート149を規定する。外科医の指111、112によって加えられる前記把持圧力作用が前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とを、その間の角度が前記所定の把持閾値角度γ未満となるように互いに閉じるように移動させるとき、前記トリガシート149は、少なくとも前記トリガ自由端129を受け入れるのに適している。
一実施形態によれば、前記把持力検出器デバイス125は、少なくとも1つのロードセルを含む。
一実施形態によれば、前記センシングアセンブリ119は、少なくとも1つの第1のセンサ134を含む。好ましくは、前記第1のセンサ134は、前記第1の細長い要素113と一体であり、好ましくは、前記第1の要素の細長い本体114と一体である。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114は、前記センシングアセンブリ119の少なくとも一部を受け入れる少なくとも1つの第1のスロット138を区切る。一実施形態によれば、前記少なくとも1つの第1のスロット138は、取り外し可能なように前記センシングアセンブリ119の少なくとも一部を受け入れ、それによって、前記センシングアセンブリ119を含む又は含まないマスター入力ツール106は自由に使える。
一実施形態によれば、前記センシングアセンブリ119は、少なくとも1つの滅菌センサ収容部165、例えば、プラスチック製バッグ又はプラスチック製ボックス等を含み、当該滅菌センサ収容部165は、前記第1のセンサ134又は前記第2のセンサ135の少なくとも1つを封入する。このようにして、一回の手術後にセンサ134、135の交換を必要とすることなく、センシングアセンブリ119の滅菌性を達成することができる。それにより、マスター入力ツール本体106を使い捨てにすることができ、センサ134、135は、それらの滅菌性が維持されているので、複数回利用可能である。好ましくは、センサ134、135への有線接続136、137も、滅菌ボックス165又はその付属器によって封入される。
一実施形態によれば、前記第1のスロット138は、前記第1のセンサ134を受け入れる。
一実施形態によれば、前記第1のセンサ134は、第1のセンサ接続136によって前記フィールドジェネレータ107に動作可能に接続される。一実施形態によれば、前記第1のセンサ接続136は、有線接続である。一実施形態によれば、前記第1のセンサ接続136は、無線接続である。
好ましい実施形態によれば、前記センシングアセンブリ119は、少なくとも1つの第2のセンサ135を含む。好ましくは、前記第2のセンサ135は、前記第2の細長い要素115と一体である。
一実施形態によれば、前記第2の要素の細長い本体116は、前記センシングアセンブリ119の少なくとも一部を受け入れる少なくとも1つの第2のスロット139を区切る。一実施形態によれば、前記第2のスロット139は、前記センシングアセンブリ119の少なくとも一部を取り外し可能なように受け入れる。これによって、前記センシングアセンブリ119を含む又は含まないマスター入力ツール106は自由に使える。
一実施形態によれば、前記第2のスロット139は、前記第2のセンサ135を受け入れる。
一実施形態によれば、前記第2のセンサ135は、第2のセンサ接続137によって前記フィールドジェネレータ107に動作可能に接続される。一実施形態によれば、前記第2のセンサ接続137は、有線接続である。一実施形態によれば、前記第2のセンサ接続137は、無線接続である。
一実施形態によれば、前記第1のスロット138は、前記第2のスロット139に対して反対向きである。それによって、前記センシングアセンブリ119の独自の配置が可能となる。このようにして、センシングアセンブリ119の置き間違える可能性が大幅に低減される。
一実施形態によれば、前記スロット138、139は、少なくとも1つのフラグ要素、例えばノッチ等を有し、当該フラグ要素は、センサ134、135がスロット138、139のそれぞれに動作可能に受け入れているか否かを示す。
一実施形態によれば、前記スロット138、139は、互いに異なるフラグ要素を有し、それによって、センサ134、135は、スロット138、139のうちの1つのみに動作可能に接続することができる。
一実施形態によれば、前記スロット138、139の配置は非対称的である。一実施形態によれば、前記センサ134、135の配置は非対称的である。
一実施形態によれば、前記第1のスロット138は、前記ツール長手方向軸X-Xに関して、前記第2のスロット139の反対側にある。
一実施形態によれば、前記スロット138、139は、実質的に同じ形状及びサイズを有する。
一実施形態によれば、前記スロット138、139は、実質的に平行六面体の形状を有する。
一実施形態によれば、前記スロット138、139は、細長い本体114、116のそれぞれの自由端部分の付近に設けられ、それによって、一定の角度変位を保って最大の線形変位を有するとともに、センサ134、135は、スロット138、139のそれぞれに受け入れられる。
一実施形態によれば、前記スロット138、139は、ツール接合118から最大距離を離れて設けられる。それによって、一定の角度変位を保って最大の線形変位を有するとともに、センサ134、135は、スロット138、139のそれぞれに受け入れられる。
例えば、ツール接合118が細長い本体114、116のそれぞれの近位端の付近又はその近位端にあるとき、スロット138、139及びセンサ134、135は、細長い本体114、116のそれぞれの遠位端の付近又はその遠位端に設けられる。
一実施形態によれば、前記マスター入力ツール106の前記第1の要素の片持ち梁部分122及び前記第2の要素の片持ち梁部分123は、第1の長手方向側150を規定し、第2の長手方向側151は、前記ツール接合118に対して、前記第1の長手方向側150の反対側に規定される。
一実施形態によれば、前記第1のセンサ接続136と前記第2のセンサ接続137との両方は有線接続であり、前記第1のセンサ接続136と前記第2のセンサ接続137とのワイヤは、ともに前記マスター入力ツール106の同じ長手方向側150、151に集まる。このようにして、前記センサ接続の煩雑さが軽減される。
一実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、手術状態にあるときに、外科医の手の甲141の少なくとも一部に接触するように設計された、少なくとも1つの手の甲の載置部131を有する。
一実施形態によれば、ツール長手方向軸X-Xに沿った前記マニピュランダム表面109、110の位置は、前記第1のツール長手方向側150と前記センシングアセンブリ119との間に設けられる。一実施形態によれば、ツール長手方向軸X-Xに沿った前記マニピュランダム表面109、110の位置は、前記第1のツール長手方向側150と前記把持力検出器デバイス125との間に設けられる。
一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114は、少なくとも1つのマニピュランダム表面109,110を有し、前記マニピュランダム表面109,110は、前記第1の細長い要素の方向X1-X1に沿って、前記第1の要素の片持ち梁部分122と前記トリガ接合127との間に位置する。一実施形態によれば、前記第1の要素の細長い本体114は、少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110を有し、前記マニピュランダム表面109,110は、前記第1の細長い要素の方向X1-X1に沿って、前記第1の要素の接合部分132と前記トリガ接合127との間に位置する。
一実施形態によれば、ツール長手方向軸X-Xに沿った前記マニピュランダム表面109、110の位置は、前記第2のツール長手方向側151と前記センシングアセンブリ119との間に設けられる。一実施形態によれば、ツール長手方向軸X-Xに沿った前記マニピュランダム表面109、110の位置は、前記第2のツール長手方向側151と前記把持力検出器デバイス125との間に設けられる。一実施形態によれば、前記スレーブロボットアセンブリ103は、前記スレーブ手術器具104を操作する少なくとも1つの手術アーム152を更に備える。一実施形態によれば、前記スレーブロボットアセンブリ103は、前記スレーブ手術器具104を操作する少なくとも1つのマイクロマニピュレータ153を備える。好ましくは、前記少なくとも1つのマイクロマニピュレータ153は、前記手術アーム152に直列に直接接続され、前記手術アーム152と運動連鎖を形成し、前記マイクロマニピュレータ153は、前記スレーブ手術器具104を操作する。一実施形態によれば、少なくとも2つのマイクロマニピュレータ153は、前記手術アーム152に直列に直接接続され、前記手術アーム153と少なくとも2分岐運動連鎖を形成する。
一実施形態によれば、前記ロボット手術システム101は、少なくとも1つのロボットカート154を備え、当該ロボットカート154は、少なくとも1つのカート接地接触ユニット155と、カートハンドル156とを含み、前記カートハンドル156は、ロボット手術システム101の少なくとも一部、好ましくは、前記スレーブロボットアセンブリ103を、手術アリーナ内で動かすのに適している。好ましくは、前記ロボットカート154は、スレーブロボットアセンブリ103に対して、機械的及び構造的支持、好ましくは、可動の機械的及び構造的支持を形成する。
一実施形態によれば、前記ロボットカート154は、電源ケーブル157に接続される。
一実施形態によれば、前記ロボットカート154は、前記制御ユニット105を含む。好ましくは、前記制御ユニット105は、前記ロボットカート154と一体に配置される。
一実施形態によれば、前記ロボットカート154は、前記フィールドジェネレータ107を含む。
一実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102は、外科医が手術中にその上に着座するための少なくとも1つの着座面159を有する少なくとも1つの手術用椅子158を更に含む。
一実施形態によれば、前記手術用椅子158は、機械的接触によって手術用椅子158からスレーブロボットアセンブリ103への振動運動の伝播を防ぐために、スレーブロボットアセンブリ103から機械的に拘束されない。このようにして、不要なコマンドがスレーブ手術ロボット103に、特に前記スレーブ手術器具104に送信されるリスクが低減される。
一実施形態によれば、前記外科用椅子158は、前記フィールドボリュームが前記手術用椅子158の少なくとも一部と一体になるように、前記フィールドジェネレータ107を含む。
一実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、椅子動作接続160によって前記手術用椅子158に動作可能に接続される。一実施形態によれば、前記椅子動作接続160は、有線接続である。一実施形態によれば、前記椅子動作接続160は無線接続である。
一般的な実施形態によれば、ロボット手術システム101用のマスターコントローラアセンブリ102が提供され、前記ロボット手術システム101は、スレーブ手術器具104を含むスレーブロボットアセンブリ103を更に備え、前記スレーブ手術器具104は、把持運動自由度をスレーブ手術器具104に提供する手術把持デバイス117を有する。
前記マスターコントローラアセンブリ102は、上述した実施形態のいずれか1つに係るマスター入力ツール本体106及びセンシングアセンブリ119を備える。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、手術中に外科医により手持ちされ、手術アリーナ内の様々な場所から操作されるのに適しており、前記マスター入力ツール106は、手動指令を受けるのに適している。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、外科医の指111、112によって把持されるように設計された少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110を有する。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、前記スレーブロボットアセンブリ103により機械的に拘束されておらず、外科医によって自然に移動可能であり、回転可能であり、且つ旋回可能である。
好ましい実施形態によれば、前記少なくとも1つのマニピュランダム表面109、110は凸面であり、それによって、前記マスター入力ツール106は、ツール長手方向軸X-Xを中心に外科医の指111、112の間で転がすことができる。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、第1の要素の細長い本体114を有する第1の細長い要素113を含み、前記第1の要素の細長い本体114は剛体である。また、前記マスター入力ツール106は、第2の要素の細長い本体116を有する第2の細長い要素115を含み、前記第2の要素の細長い本体116は、剛体である。
好ましい実施形態によれば、前記マスター入力ツール106は、ツール接合118を含み、当該ツール接合118は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とを接続させて関節運動させ、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との間で単一の運動自由度を提供する。
好ましい実施形態によれば、前記マスターコントローラアセンブリ102は、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116との少なくとも相対位置を検出する少なくとも1つのセンシングアセンブリ119を備える。このようにして、外科医の指111、112により前記マスター入力ツール106に加えられ、前記第1の要素の細長い本体114と前記第2の要素の細長い本体116とを、互いに近づくように移動させる把持圧力作用は、前記手術把持デバイス117の一対の把持運動を決定する。
個別に又は特定の実施形態において、適用可能な場合に、組み合わせて提供される上記の特徴により、時には上記に開示されたニーズと対照的なニーズを満たすことができ、また、前述した有利な効果、特に以下の効果を得ることができる。すなわち、
製造が簡単で、同時に正確且つ信頼性の高いセンシングが可能である、手持ち式接地されないマスターコントローラアセンブリが提供される。
ロボットとの構造的制約を必要としないマスターコントローラアセンブリが提供され、ロボットへの接続は、データ送信目的での有線接続であってもよい。
外科医に、向上した運動自由度、及びロボット手術を実施するための使い慣れたツールが提供される。
ロボットマイクロ手術に特に適したマスターコントローラアセンブリが提供される。
センシングアセンブリと、センサを受け入れるスロットとの機械的な特徴により、センサの独自の配置が可能になり、置き間違えが回避され、既知の解決策に対して安全性が向上するとともに、製造するための高いコストを必要としない。
マスター入力ツール本体は使い捨てにすることができ、センシングアセンブリは使い捨てにはしない。
当業者は、上記の実施形態に対し、多くの変更及び適合を行うことができ、又は、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、個別なニーズに応じて、構成要素を機能的に同等である他の要素に置き換えることができる。
101 ロボット手術システム
102 マスターコントローラアセンブリ
103 スレーブロボットアセンブリ
104 スレーブ手術器具、又は手術器具
105 制御ユニット
106 マスター入力ツール本体、又はマスター入力ツール
107 フィールドジェネレータ
109 第1のマニピュランダム表面
110 第2のマニピュランダム表面
111 外科医の指
112 外科医の他の指
113 第1の細長い要素
114 第1の要素の細長い本体、又は第1の細長い要素本体
115 第2の細長い要素
116 第2の要素の細長い本体、又は第2の細長い要素本体
117 手術把持デバイス、又はスレーブ手術把持デバイス
118 ツール接合
119 センシングアセンブリ
120 接合スプリング
121 摩擦増強部分
122 第1の要素の片持ち梁部分
123 第2の要素の片持ち梁部分
124 ツール接合ピン
125 把持力検出器デバイス
126 トリガ
127 トリガ接合
128 トリガルート
129 トリガ自由端
130 トリガばね
131 手の甲の載置部
132 第1の要素の接合部分
133 第2の要素の接合部分
134 第1のセンサ
135 第2のセンサ
136 第1のセンサ接続
137 第2のセンサ接続
138 第1のスロット
139 第2のスロット
140 トリガ当接部
141 外科医の手の甲
142 手術把持デバイスの第1の細長い要素
143 手術把持デバイスの第2の細長い要素
144 手術把持接合
145 手術把持デバイスの接合部
146 手術把持デバイスの自由端
147 把持圧力作用
148 一対のスレーブ把持動作
149 トリガシート
150 第1の長手方向側
151 第2の長手方向側
152 手術アーム、又はスレーブ手術アーム
153 マイクロマニピュレータ
154 ロボットカート
155 カート接地接触ユニット
156 カートハンドル
157 電源ケーブル
158 手術用椅子
159 着座面
160 椅子動作接続
161 手動指令
162 第1の指令信号
163 第2の指令信号
164 トリガピン
165 滅菌センサ収容部
166 近接センサ
167 ターゲット物体
X-X ツール長手軸
X1-X1 第1の要素の方向
X2-X2 第2の要素の方向
Y-Y スレーブ把持デバイスの長手軸
α+γ マスター把持角度
β スレーブ把持角度
γ 把持閾値角度

Claims (17)

  1. スレーブ手術器具(104)に把持運動自由度を提供する手術把持デバイス(117)を有するスレーブ手術器具(104)を含むスレーブロボットアセンブリ(103)を備えるロボット手術システム(101)用のマスターコントローラアセンブリ(102)であって、
    手術中に、外科医に手持ちされて、手術アリーナの様々な場所から操作されるのに適した少なくとも1つのマスター入力ツール(106)と、
    少なくとも1つのセンシングアセンブリ(119)と、
    を備え、
    前記マスター入力ツール(106)は、手動指令を受けるのに適しており、
    前記マスター入力ツール(106)は、外科医の指(111、112)によって把持されるように設計された少なくとも1つのマニピュランダム表面(109、110)を有し、少なくとも1つの前記マニピュランダム表面(109、110)は凸面であり、それによって、前記マスター入力ツール(106)は、ツール長手方向軸(X-X)を中心に外科医の指(111、112)の間で転がし可能であり、
    前記マスター入力ツール(106)は、接地されていないマスター入力ツールであって、外科医によって自然に移動可能であり、回転可能であり、且つ旋回可能であり、
    記マスター入力ツール(106)は、第1の要素の細長い本体(114)を有する第1の細長い要素(113)を含み、前記第1の要素の細長い本体(114)は剛体であり、
    前記マスター入力ツール(106)は、第2の要素の細長い本体(116)を有する第2の細長い要素(115)を含み、前記第2の要素の細長い本体(116)は剛体であり、
    前記マスター入力ツール(106)は、前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)とを接続させて関節運動させるツール接合(118)を含み、前記ツール接合(118)は、前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)との間で単一の運動自由度を提供し、
    なくとも1つの前記センシングアセンブリ(119)は、前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)との少なくとも相対位置を検出し、このようにして、前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)とを互いに近づくように移動させる、外科医の指(111、112)によって前記マスター入力ツール(106)に加えられる把持圧力作用は、前記手術把持デバイス(117)の一対の把持動作を決定
    前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)との少なくとも相対位置を検出する前記センシングアセンブリ(119)は、少なくとも1つの第1のセンサ(134)と少なくとも1つの第2のセンサ(135)とを備え、
    前記第1の要素の細長い本体(114)は、前記第1のセンサ(134)と前記第1の細長い要素(113)と一体になるように、前記第1のセンサ(134)を受け入れる少なくとも1つの第1のスロット(138)を区切り、
    前記第2の要素の細長い本体(116)は、前記第2のセンサ(135)と前記第2の細長い要素(115)と一体になるように、前記第2のセンサ(135)を受け入れる少なくとも1つの第2のスロット(139)を区切る、
    マスターコントローラアセンブリ(102)。
  2. 記第1のスロット(138)は、取り外し可能なように前記第1のセンサ(134)を受け入れ、前記第1のスロット(139)は、取り外し可能なように前記第2のセンサ(135)を受け入れ、これによって、前記センシングアセンブリ(119)を含む又は含まない前記マスター入力ツール(106)は自由に使える、
    請求項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  3. 前記第1のセンサ(134)は、第1のセンサ接続(136)によってマスター追跡デバイス(107)に動作可能に接続され、前記第1のセンサ接続(136)は、有線接続又は無線接続であ
    前記第2のセンサ(135)は、第2のセンサ接続(137)によって前記マスター追跡デバイス(107)に動作可能に接続され、前記第2のセンサ接続(137)は、有線接続又は無線接続である、
    請求項又はに記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  4. 前記第1のセンサ(134)と前記第2のセンサ(135)とは、それぞれ第1のセンサ接続(136)と第2のセンサ接続(137)とによってマスター追跡デバイス(107)に動作可能に接続され、
    前記第1のセンサ接続(136)と前記第2のセンサ接続(137)との両方は、有線接続であり、前記第1のセンサ接続(136)及び前記第2のセンサ接続(137)のワイヤは、ともに前記マスター入力ツール(106)の同じ長手方向側に集まる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  5. 前記第1のスロット(138)は、前記第2のスロット(139)に対して反対に向いていることによって、前記センシングアセンブリ(119)は、独自の配置が可能である、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  6. 前記第1のスロット(138)と前記第2のスロット(139)とは、細長い本体(114、116)のそれぞれの自由端部分の付近に設けられることによって、一定の角度変位を保って最大の線形変位を有するとともに、センサ(134、135)は、前記第1のスロット(138)と前記第2のスロット(139)とのそれぞれに受け入れられる、
    請求項からのいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  7. 記センシングアセンブリ(119)は、少なくとも1つの滅菌センサ収容部(165)を含み、
    前記滅菌センサ収容部(165)は、前記第1のセンサ(134)又は前記第2のセンサ(135)の少なくとも1つを封入することによって、前記センシングアセンブリ(119)の滅菌性を維持する、
    請求項からのいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  8. 前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)とのそれぞれは、単一の部品に作製される、
    請求項1からのいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  9. なくとも1つの前記マニピュランダム表面(109、110)は、その上で外科医の指(111、112)の把持を改善するのに適した摩擦増強部分(121)を有する、
    請求項1からのいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  10. なくとも1つの前記マニピュランダム表面(109、110)は、円筒面の一部であって前記マスター入力ツール(106)の前記ツール長手方向軸(X-X)を中心とした回転性を向上させる、
    請求項1からのいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  11. 前記マスター入力ツール(106)は、外科医の指(111、112)によって加えられる把持圧力作用を検出するのに適した把持力検出器デバイス(125)を備え、前記把持圧力作用は、前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)とを、その間の角度が所定の把持閾値角度(γ)未満となるように互いに閉じるように移動させる、
    請求項1から10のいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  12. 前記マスターコントローラアセンブリ(102)は、所定のフィールドボリュームを発生する少なくとも1つのフィールドジェネレータ(107)を備え、
    前記センシングアセンブリ(119)は、前記所定のフィールドボリューム内の前記マスター入力ツール(106)の少なくとも位置を検出する、
    請求項1から11のいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  13. 前記センシングアセンブリ(119)は、前記ツール接合118内に配置された少なくとも1つの接合センサを含む、
    請求項1から12のいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  14. 前記第1の要素の細長い本体(114)は、前記第1の要素の細長い本体(114)の長手方向展開軸と実質的に一致する第1の要素の方向(X1-X1)を規定し、
    前記第2の要素の細長い本体(116)は、前記第2の要素の細長い本体(116)の長手方向展開軸と実質的に一致する第2の要素の方向(X2-X2)を規定し、
    前記ツール長手方向軸(X-X)は、前記第1の要素の方向(X1-X1)から、及び前記第2の要素の方向(X2-X2)から、等距離である一連の点として規定される、
    請求項1から13のいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  15. 前記センシングアセンブリ(119)は、前記第1の要素の細長い本体(114)と前記第2の要素の細長い本体(116)との相対向きを更に検出する、
    請求項1から14のいずれか1項に記載のマスターコントローラアセンブリ(102)。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載の前記マスターコントローラアセンブリ(102)の少なくとも1つと、
    患者の解剖学的構造で手術するように設計されたスレーブ手術器具(104)を含む少なくとも1つのスレーブロボットアセンブリ(103)であって、前記スレーブ手術器具(104)は、把持運動自由度を前記スレーブ手術器具(104)に提供する少なくとも1つの手術把持デバイス(117)を含む、なくとも1つの前記スレーブロボットアセンブリ(103)と、
    前記手動指令に関する情報を含む第1の指令信号を受信し、前記スレーブ手術器具(104)を作動させるために、前記手動指令に関する情報を含む第2の指令信号を前記スレーブロボットアセンブリ(103)に送信するのに適した制御ユニット(105)と、
    を備える、
    ロボット手術システム(101)。
  17. 前記マスターコントローラアセンブリ(102)は、所定のフィールドボリュームを発生する少なくとも1つのフィールドジェネレータ(107)を備え、
    前記フィールドジェネレータ(107)は、磁場発生器である、請求項16に記載のロボット手術システム(101)。
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