JP7506301B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7506301B2 JP7506301B2 JP2020067926A JP2020067926A JP7506301B2 JP 7506301 B2 JP7506301 B2 JP 7506301B2 JP 2020067926 A JP2020067926 A JP 2020067926A JP 2020067926 A JP2020067926 A JP 2020067926A JP 7506301 B2 JP7506301 B2 JP 7506301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- profile
- tread
- width direction
- curve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 20
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 14
- 238000011161 development Methods 0.000 description 6
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 5
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 238000004073 vulcanization Methods 0.000 description 4
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 230000008961 swelling Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013461 design Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 230000001953 sensory effect Effects 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Description
以下に、本発明に係る空気入りタイヤについて、その基本形態を説明する。以下の説明において、タイヤ径方向とは、空気入りタイヤの回転軸と直交する方向をいい、タイヤ径方向内側とはタイヤ径方向において回転軸に向かう側、タイヤ径方向外側とはタイヤ径方向において回転軸から離れる側をいう。また、タイヤ周方向とは、上記回転軸を中心軸とする周り方向をいう。さらに、タイヤ幅方向とは、上記回転軸と平行な方向をいい、タイヤ幅方向内側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面(タイヤ赤道線)に向かう側、タイヤ幅方向外側とはタイヤ幅方向においてタイヤ赤道面から離れる側をいう。なお、タイヤ赤道面とは、空気入りタイヤの回転軸に直交するとともに、空気入りタイヤのタイヤ幅の中心を通る平面である。
従来、特許文献1に開示されているように、ドライ操安性を高めるべく、トレッド部のタイヤ幅方向全体での接地性を改善することが行われてきたが、近年においては、ドライ操安性が益々高いレベルで要請されるに至っている。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの上記基本形態に対して、任意選択的に実施可能な、付加的形態1から7を説明する。
基本形態においては、図1におけるタイヤ外側プロファイルPo1、Po2の少なくともいずれかを構成する部分(曲線)のうちタイヤ幅方向最内側の曲線(同図では、プロファイル部分Po104及び/又はプロファイル部分Po204)の曲率半径(以下、「曲率半径1」と称する場合がある。)が、タイヤ内側プロファイルPiを構成する部分(曲線)のうちタイヤ幅方向最外側の曲線(図1に示す例では陸部24のプロファイル及び/又は陸部26のプロファイル)の曲率半径(以下、「曲率半径2」と称する場合がある)の0.40倍以上0.60倍以下であること(付加的形態1)が好ましい。
基本形態又は基本形態に付加的形態1を加えた形態においては、図1に示すタイヤ外側プロファイルPo1(タイヤ外側プロファイルPo2)を構成する曲線のうちタイヤ幅方向内側から2番目のプロファイル部分Po105(Po205)の曲率半径(以下、「曲率半径3」と称する場合がある。)が、タイヤ外側プロファイルPo1(タイヤ外側プロファイルPo2)を構成する曲線のうちタイヤ幅方向最内側のプロファイル部分Po104(Po204)の曲率半径1の0.70倍以上0.90倍以下であること(付加的形態2)が好ましい。
基本形態又は基本形態に付加的形態1、2の少なくともいずれかを加えた形態においては、図1に示すタイヤ外側プロファイルPo1(Po2)を構成する各プロファイル部分Po104~Po110(各プロファイル部分Po204~Po210)の寸法(各曲線の寸法)が、トレッド展開幅の2.0%以上5.0%以下であること(付加的形態3)が好ましい。ここで、トレッド展開幅とは、図1における接地端E1、E2間のタイヤ幅方向寸法TDWをいう。
図2は、図1に示すタイヤ内側プロファイルを含む領域を拡大して示すタイヤ子午断面図である。基本形態又は基本形態に付加的形態1から3の少なくともいずれかを加えた形態においては、図2に示すように、基準輪郭線Lからのタイヤプロファイル(同図の陸部22、24、26のプロファイルに限る)の膨出量Bが0.1mm以上1.0mm以下であること(付加的形態4)が好ましい。なお、図2においては、図1と同様、実際のプロファイルを実線で、基準輪郭線Lを点線で示している。
図3は、タイヤ最大幅位置におけるタイヤ厚みを説明するためのタイヤ子午断面図である。基本形態又は基本形態に付加的形態1から4の少なくともいずれかを加えた形態においては、正規内圧を付与した無負荷状態でのタイヤ最大幅位置におけるタイヤ厚みTが2.5mm以上6.5mm以下であること(付加的形態5)が好ましい。なお、タイヤ最大幅位置におけるタイヤ厚みTとは、タイヤ子午断面視で、静荷重時のタイヤ幅Wを規定する際に用いられるタイヤ表面位置同士を結んだ線分上において測定されるタイヤ厚みをいう。
基本形態又は基本形態に付加的形態1から5の少なくともいずれかを加えた形態においては、図2に示す周方向主溝の深さDが5.0mm以上10.0mm以下であること(付加的形態6)が好ましい。ここで、周方向主溝の溝深さDとは、図2に示す基準輪郭線Lから溝底までの寸法をいう。
基本形態又は基本形態に付加的形態1から6の少なくともいずれかを加えた形態においては、トレッド部が、タイヤ径方向内側から外側に向かって、インナーライナ、カーカス層、ベルト層、及びトレッドゴムからなること(付加的形態7)が好ましい。
上記供試タイヤをリムサイズ5JのJATMA標準リムのリムホイールにリム組みして、空気圧を230kPaに調整し、排気量が約650ccの試験車両を用い、試験タイヤを試験車両の総輪に装着した。そして、平坦な周回路を有するドライ路面のテストコースを、試験車両によって10km/hから180km/hで走行し、テストドライバーがレーンチェンジ時及びコーナリング時における操舵性、及び直進時における安定性についての官能評価を行った。ドライ操安性は、従来例を100とする評点で表示され、その数値が大きいほど優れていることを示す。その結果を表1、表2に併記する。
各供試タイヤの重量を測定し、当該重量は従来例を100とする評点で表示され、その数値が大きいほど軽量化が図られていることを示す。その結果を表1、表2に併記する。
上記供試タイヤをリムサイズ5JのJATMA標準リムのリムホイールにリム組みして、空気圧を230kPaに調整し、排気量が約650ccの試験車両を用い、試験タイヤを試験車両の総輪に装着した。そして、平坦な周回路を有するウェット路面のテストコースを、試験車両によって180km/hから停止するまで減速走行し、走行距離の逆数を算出した。ウェット制動性は、従来例を100とする評点で表示され、その数値が大きいほど優れていることを示す。その結果を表1、表2に併記する。
12 トレッド表面
14、16、18、20 周方向主溝
22、24、26、28、30 陸部
40 ショルダー部
CL タイヤ赤道面
L 基準輪郭線
E1、E2 接地端
Pi タイヤ内側プロファイル
Po1、Po2 タイヤ外側プロファイル
TDW トレッド展開幅
Claims (7)
- トレッド表面に複数の周方向主溝が形成され、正規内圧を付与した無負荷状態のタイヤ子午断面視で、両接地端間のタイヤプロファイルが、タイヤプロファイルに沿った両接地端間寸法に対して20%以上35%以下のタイヤプロファイルに沿った寸法を有する2つのタイヤ外側プロファイルと、前記2つのタイヤ外側プロファイル以外のタイヤ内側プロファイルと、から構成され、少なくとも前記内側プロファイルに帰属する陸部の表面プロファイルが、トレッド部全体の基準輪郭線に対してタイヤ径方向外側に膨出した空気入りタイヤであって、
トレッドゴム最大厚みが4mm以上12mm以下であり、
前記タイヤ外側プロファイルが、少なくとも4つの異なる形状の曲線から構成されており、前記タイヤ外側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向最内側の曲線の曲率半径が、前記タイヤ内側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向最外側の曲線の曲率半径の0.40倍以上0.60倍以下であることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記タイヤ外側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向内側から2番目の曲線の曲率半径が、前記タイヤ外側プロファイルを構成する曲線のうちタイヤ幅方向最内側の曲線の曲率半径の0.70倍以上0.90倍以下である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記タイヤ外側プロファイルを構成する各曲線のタイヤプロファイルに沿った寸法が、トレッド展開幅の2.0%以上5.0%以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記基準輪郭線からの前記タイヤプロファイルの膨出量が0.1mm以上1.0mm以下である、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 正規内圧を付与した無負荷状態でのタイヤ最大幅位置におけるタイヤ厚みが2.5mm以上6.5mm以下である、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向主溝の深さが5.0mm以上10.0mm以下である、請求項1から5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- タイヤ子午断面視で、トレッド部が、タイヤ径方向内側から外側に向かって、インナーライナ、カーカス層、ベルト層、及びトレッドゴムからなる、請求項1から6のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020067926A JP7506301B2 (ja) | 2020-04-03 | 2020-04-03 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020067926A JP7506301B2 (ja) | 2020-04-03 | 2020-04-03 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021160696A JP2021160696A (ja) | 2021-10-11 |
JP7506301B2 true JP7506301B2 (ja) | 2024-06-26 |
Family
ID=78002239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020067926A Active JP7506301B2 (ja) | 2020-04-03 | 2020-04-03 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7506301B2 (ja) |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301916A (ja) | 2001-04-03 | 2002-10-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | トレッド面の輪郭線決定方法及び装置 |
JP2002301914A (ja) | 2001-04-03 | 2002-10-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ランフラットタイヤ |
JP2004210189A (ja) | 2003-01-07 | 2004-07-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2014213639A (ja) | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2015054618A (ja) | 2013-09-12 | 2015-03-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2017128267A (ja) | 2016-01-21 | 2017-07-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2017132284A (ja) | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2017222243A (ja) | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2019098983A (ja) | 2017-12-04 | 2019-06-24 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2019104889A (ja) | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 株式会社ブリヂストン | ゴム組成物およびタイヤ |
JP2019181990A (ja) | 2018-04-02 | 2019-10-24 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2020006729A (ja) | 2018-07-03 | 2020-01-16 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤおよび空気入りタイヤの製造方法 |
-
2020
- 2020-04-03 JP JP2020067926A patent/JP7506301B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301916A (ja) | 2001-04-03 | 2002-10-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | トレッド面の輪郭線決定方法及び装置 |
JP2002301914A (ja) | 2001-04-03 | 2002-10-15 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | ランフラットタイヤ |
JP2004210189A (ja) | 2003-01-07 | 2004-07-29 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 空気入りタイヤ |
JP2014213639A (ja) | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 東洋ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2015054618A (ja) | 2013-09-12 | 2015-03-23 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2017128267A (ja) | 2016-01-21 | 2017-07-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2017132284A (ja) | 2016-01-25 | 2017-08-03 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2017222243A (ja) | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 株式会社ブリヂストン | タイヤ |
JP2019098983A (ja) | 2017-12-04 | 2019-06-24 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2019104889A (ja) | 2017-12-14 | 2019-06-27 | 株式会社ブリヂストン | ゴム組成物およびタイヤ |
JP2019181990A (ja) | 2018-04-02 | 2019-10-24 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP2020006729A (ja) | 2018-07-03 | 2020-01-16 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤおよび空気入りタイヤの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021160696A (ja) | 2021-10-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4670880B2 (ja) | 重荷重用空気入りタイヤ | |
US8925598B2 (en) | Pneumatic tire | |
US9139047B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP6375851B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US11560018B2 (en) | Tyre | |
JP6375850B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6992533B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6446979B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6494156B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
WO2019220680A1 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US8517071B2 (en) | Pneumatic tire | |
JP2019137334A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7545022B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6446980B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7506301B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP5239566B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7293889B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7553807B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7481614B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7156149B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP6094249B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP2000238506A (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7381844B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JP7529972B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
US20230241926A1 (en) | Pneumatic tire |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240123 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240514 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240527 |