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JP7570592B2 - 枕 - Google Patents

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JP7570592B2
JP7570592B2 JP2021077297A JP2021077297A JP7570592B2 JP 7570592 B2 JP7570592 B2 JP 7570592B2 JP 2021077297 A JP2021077297 A JP 2021077297A JP 2021077297 A JP2021077297 A JP 2021077297A JP 7570592 B2 JP7570592 B2 JP 7570592B2
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本発明は、使用者が寝臥時に使用する枕に関する。
通気性を有する布地によって袋状に形成された外装体及びこの外装体内に収容されたクッション体を有し、クッション体が弾性材によって上下方向に貫通する通気孔を有する筒状に形成され、補強凸部を周方向全長にわたって設けた複数の中間支持部材が外周面において行列状に配置された枕が開示されている。この枕は、クッション体を構成する中間支持部材が上下方向に貫通する通気孔を有するから、枕全体の通気性を向上させることができる。
特開2016-87340号公報
前記特許文献1に開示の枕は、その全域の高さ寸法が同一であり、その使用者が仰向けに仰臥した状態から横向きに横臥した場合、使用者の肩幅によって使用者の頸部が肩部から頭部に向かって下方へ曲がり、質の良い睡眠を得ることができないのみならず、そのまま横臥すると、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の原因になる場合がある。又、使用者が横向きに横臥した状態から仰向けに仰臥した場合、枕の高さ寸法にもよるが、使用者の頸部が頭部から肩部に向かって下方へ曲がる場合があり、質の良い睡眠を得ることができないのみならず、そのまま仰臥すると、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の原因になる場合がある。
本発明の目的は、使用者が仰向けに仰臥した状態から横向きに横臥したとしても、頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま横臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる枕を提供することにある。本発明の他の目的は、使用者が横向きに横臥した状態から仰向けに仰臥したとしても、頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま仰臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる枕を提供することにある。
前記課題を解決するための本発明の前提は、使用者が寝臥時に使用する枕である。
前記前提における本発明の特徴は、枕が、底面及び頂面を有して使用者の頸部を支持する所定面積の第1クッションエリアと、第1クッションエリアに繋がって第1クッションエリアの前後方向前方に位置し、底面及び頂面を有して使用者の頭部を支持する所定面積の第2クッションエリアとを備え、第1クッションエリアが、仰向けに仰臥する使用者の頸部を支持する所定面積の中央第1クッションエリアと、中央第1クッションエリアの幅方向一方と幅方向他方とに位置し、横向きに横臥する使用者の頸部を支持する所定面積の両側第1クッションエリアとから形成され、第2クッションエリアが、中央第1クッションエリアの前後方向前方に位置し、仰向けに仰臥する使用者の頭部を支持する所定面積の中央第2クッションエリアと、両側第1クッションエリア前後方向前方に位置しつつ中央第2クッションエリアの幅方向一方と幅方向他方とに位置し、横向きに横臥する使用者の頭部を支持する所定面積の両側第2クッションエリアとから形成され、中央第1クッションエリアの頂面が、中央第1クッションエリアの中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第1頂面と、両側第1頂面の間に位置して幅方向へ水平に延びる中央第1頂面とを有し、中央第2クッションエリアの頂面が、中央第2クッションエリアの中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第2頂面と、両側第2頂面の間に位置して幅方向へ水平に延びる中央第2頂面とを有し、枕が、両側第2クッションエリアの頂面であって両側第2クッションエリアの中央第2クッションエリアに隣接する内側縁に位置し、両側第2クッションエリアの上方へ隆起して前後方向へ延びる一対のストッパー部材を含み、中央第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、両側第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低く、中央第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、中央第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低いとともに、両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低く、両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法にストッパー部材の上下方向の高さ寸法を加えた高さ寸法が、両側第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低いことにある。
本発明の一例としては、中央第1クッションエリアの中央第1頂面が、前後方向へ向かって弧を画き、両側第1クッションエリアの頂面が、前後方向へ向かって弧を画いている。
本発明の他の一例としては、中央第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、中央第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法よりも長く、両側第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、両側第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法よりも長い。
本発明の他の一例としては、中央第1クッションエリアの底面から中央第1頂面までの最大高さ寸法が、7.5~8.5cmの範囲、両側第1クッションエリアの底面から頂面までの最大高さ寸法が、17.5~18.5cmの範囲にあり、中央第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、1.5~2.5cmの範囲、両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、15.5~16.5cmの範囲にあり、ストッパー部材の上下方向の高さ寸法が、1~1.5cmの範囲にある
本発明の他の一例としては、中央第1クッションエリア及び両側第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、9.5~10.5cmの範囲、中央第2クッションエリア及び両側第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、19.5~20.5cmの範囲にあり、中央第1クッションエリア及び中央第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法が、23.5~24.5cmの範囲、両側第1クッションエリア及び両側第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法が、22.5~23.5cmの範囲にある。
本発明の他の一例としては、記枕が、通気透湿性及び柔軟性並びにクッション性を有して第1クッションエリアの頂面及び第2クッションエリアの頂面に載置するカバー部材を含み、カバー部材が、第1クッションエリアの中央第1クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第1ポケットを備えた所定面積の中央第1カバーエリアと、第1クッションエリアの両側第1クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第2ポケットを備えた所定面積の両側第1カバーエリアと、第2クッションエリアの中央第2クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第3ポケットを備えた所定面積の中央第2カバーエリアと、第2クッションエリアの両側第2クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第4ポケットを備えた所定面積の両側第2カバーエリアとから形成されている。
本発明の他の一例としては、枕が、中央第2クッションエリアの中央第2頂面に形成されて中央第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材又は中央第2クッションエリアの中央第2頂面を冷却する冷却材或いは中央第2クッションエリアの中央第2頂面を加温する加温材を挿脱可能に収容する第5ポケットと、両側第2クッションエリアの両側第2頂面に形成されて両側第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材又は両側第2クッションエリアの両側第2頂面を冷却する冷却材或いは両側第2クッションエリアの両側第2頂面を加温する加温材を挿脱可能に収容する一対の第6ポケットとを含む。
本発明に係る枕によれば、第1クッションエリアが仰向けに仰臥する使用者の頸部を支持する所定面積の中央第1クッションエリアと横向きに横臥する使用者の頸部を支持する所定面積の両側第1クッションエリアとから形成され、第2クッションエリアが仰向けに仰臥する使用者の頭部を支持する所定面積の中央第2クッションエリアと横向きに横臥する使用者の頭部を支持する所定面積の両側第2クッションエリアとから形成され、中央第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が両側第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低く、中央第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が中央第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低いとともに両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低いから、使用者が仰向けに仰臥した状態から横向きに横臥した場合、底面から頂面までの高さ寸法が中央第2クッションエリアのそれよりも高い両側第2クッションエリアのいずれか一方に使用者の頭部が移動し、底面から頂面までの高さ寸法が中央第1クッションエリアのそれよりも高い両側第1クッションエリアのいずれか一方に使用者の頸部が移動し、使用者の肩部の高さが両側第1クッションエリア及び両側第2クッションエリアの高さに吸収されるから、使用者の頸部が肩部から頭部に向かって下方へ不自然に湾曲することはなく、頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま横臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる。枕は、使用者が横向きに横臥した状態から仰向けに仰臥した場合、底面から頂面までの高さ寸法が両側第2クッションエリアのそれよりも低い中央第2クッションエリアに使用者の頭部が移動し、底面から頂面までの高さ寸法が両側第1クッションエリアのそれよりも低い中央第1クッションエリアに使用者の頸部が移動するから、使用者の頭部及び頸部の高さが低くなったとしても、使用者の頸部が頭部から肩部に向かって下方へ不自然に湾曲することはなく、使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま仰臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる。枕は、それを使用して使用者が仰向けに仰臥しているときに、使用者の頸部が中央第1クッションエリアに支持されることで、使用者の頸椎の前方に弯曲(前弯)状態(使用者の頸椎の通常のあるべき状態)を保持することができ、それを使用して使用者が横向きに横臥しているときに、使用者の頸部が両側第1クッションエリアに支持されることで、使用者の背骨と頸椎との直線形状を保持することができ、使用者の神経の圧迫を防ぐことができる。
中央第1クッションエリアの頂面が中央第1クッションエリアの中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第1頂面と両側第1頂面の間に位置して幅方向へ水平に延びる中央第1頂面とを有し、中央第2クッションエリアの頂面が中央第2クッションエリアの中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第2頂面と両側第2頂面の間に位置して幅方向へ水平に延びる中央第2頂面とを有する枕は、使用者が仰向けに仰臥したときに、中央第2クッションエリアの幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第2頂面と幅方向へ水平に延びる中央第2頂面とが使用者の頭部を包み込むように支持し、中央第1クッションエリアの幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第1頂面と幅方向へ水平に延びる中央第1頂面とが使用者の頸部を包み込むように支持するから、使用者の頭部の中央第1クッションエリアから両側第1クッションエリアへの不用意な移動を防ぐことができ、使用者の頸部の中央第2クッションエリアから両側第2クッションエリアへの不用意な移動を防ぐことができ、仰向けに仰臥した使用者の頭部を中央第1クッションエリアに保持するとともに仰向けに仰臥した使用者の頸部を中央第2クッションエリアに保持することで、使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができる。
中央第1クッションエリアの中央第1頂面が前後方向へ向かって弧を画き、両側第1クッションエリアの頂面が前後方向へ向かって弧を画いている枕は、仰向けに仰臥した使用者の頸部が前後方向へ向かって弧を描く中央第1クッションエリアの中央第1頂面に支持されるから、使用者の頸部が中央第1クッションエリアに点で支えられ、中央第1クッションエリアが使用者の頸部を圧迫することはなく、仰向けに仰臥した使用者の頸部を中央第1クッションエリアが圧迫することによる不快感を防ぐことができる。枕は、横向きに横臥した使用者の頸部が前後方向へ向かって弧を描く両側第1クッションエリアの頂面に支持されるから、使用者の頸部が両側第1クッションエリアに点で支えられ、両側第1クッションエリアが使用者の頸部を圧迫することはなく、横向きに横臥した使用者の頸部を両側第1クッションエリア圧迫することによる不快感を防ぐことができる。枕は、それを使用して使用者が仰向けに仰臥しているときに、使用者の頸部が前後方向へ向かって弧を画く中央第1クッションエリアに支持されることで、使用者の頸椎の前方に弯曲(前弯)状態を保持することができ、それを使用して使用者が横向きに横臥しているときに、使用者の頸部が前後方向へ向かって弧を画く両側第1クッションエリアに支持されることで、使用者の背骨と頸椎との直線形状を保持することができ、使用者の神経の圧迫を確実に防ぐことができる。
中央第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が中央第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法よりも長く、両側第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が両側第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法よりも長い枕は、前後方向の長さ寸法が中央第1クッションエリアのそれよりも長い中央第2クッションエリアが仰向けに仰臥した使用者の頭部全体を確実に支持し、前後方向の長さ寸法が両側第1クッションエリアのそれよりも長い両側第2クッションエリアが横向きに横臥した使用者の頭部全体を確実に支持するから、使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができる。
両側第2クッションエリアの頂面であって両側第2クッションエリアの中央第2クッションエリアに隣接する内側縁に位置し、両側第2クッションエリアの上方へ隆起して前後方向へ延びる一対のストッパー部材を含む枕は、枕の両側第2クッションエリアの内側縁から上方へ隆起する一対のストッパー部材によって仰向けに仰臥した使用者の頭部が押さえられ、使用者の頭部及び頸部を中央第1クッションエリア及び中央第2クッションエリアに位置させることができ、仰向けに仰臥した使用者の頭部や頸部の両側第1クッションエリアや両側第2クッションエリアへの不用意な移動を防ぐことができるとともに、仰向けに仰臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。枕は、それら一対のストッパー部材によって横向きに横臥した使用者の頭部が押さえられ、使用者の頭部及び頸部を両側第1クッションエリア及び両側第2クッションエリアに位置させることができ、横向きに横臥した使用者の頭部や頸部の中央第1クッションエリアや中央第2クッションエリアへの不用意な移動を防ぐことができるとともに、横向きに横臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。
中央第1クッションエリアの底面から中央第1頂面までの最大高さ寸法が7.5~8.5cmの範囲、両側第1クッションエリアの底面から頂面までの最大高さ寸法が17.5~18.5cmの範囲にあり、中央第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が1.5~2.5cmの範囲、両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が15.5~16.5cmの範囲にある枕は、使用者が仰向けに仰臥した状態から横向きに横臥した場合、底面から頂面までの高さ寸法が15.5~16.5cmの範囲にある両側第2クッションエリアのいずれか一方に使用者の頭部が移動し、底面から頂面までの最大高さ寸法が17.5~18.5cmの範囲にある両側第1クッションエリアのいずれか一方に使用者の頸部が移動し、使用者の肩部の高さが両側第1クッションエリア及び両側第2クッションエリアの高さに吸収されるから、それら高さ寸法を有する両側第2クッションエリア及び両側第1クッションエリアに支持された使用者の頭部及び頸部が不自然に湾曲することはなく、頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま横臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる。枕は、使用者が横向きに横臥した状態から仰向けに仰臥した場合、底面から頂面までの高さ寸法が1.5~2.5cmの範囲にある中央第2クッションエリアに使用者の頭部が移動し、底面から中央第1頂面までの最大高さ寸法が7.5~8.5cmの範囲にある中央第1クッションエリアに使用者の頸部が移動するから、使用者の頭部及び頸部の高さが低くなったとしても、それら高さ寸法を有する中央第2クッションエリア及び中央第1クッションエリアに支持された使用者の頭部及び頸部が不自然に湾曲することはなく、頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま仰臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる。
中央第1クッションエリア及び両側第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法が9.5~10.5cmの範囲、中央第2クッションエリア及び両側第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が19.5~20.5cmの範囲にあり、中央第1クッションエリア及び中央第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法が23.5~24.5cmの範囲、両側第1クッションエリア及び両側第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法が22.5~23.5cmの範囲にある枕は、前後方向の長さ寸法が9.5~10.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法が23.5~24.5cmの範囲にある中央第1クッションエリアに仰向けに仰臥した使用者の頸部全体が確実に支持され、前後方向の長さ寸法が19.5~20.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法が23.5~24.5cmの範囲にある中央第2クッションエリアに仰向けに仰臥した使用者の頭部全体が確実に支持されるから、それら長さ寸法を有する中央第2クッションエリア及び中央第1クッションエリアに支持された使用者の頭部及び頸部が不自然に湾曲することはなく、頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができる。枕は、前後方向の長さ寸法が9.5~10.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法が22.5~23.5cmの範囲にある両側第1クッションエリアに横向きに横臥した使用者の頸部全体が確実に支持され、前後方向の長さ寸法が19.5~20.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法が19.5~20.5cmの範囲にある両側第2クッションエリアに横向きに横臥した使用者の頭部全体が確実に支持されるから、それら長さ寸法を有する両側第2クッションエリア及び両側第1クッションエリアに支持された使用者の頭部及び頸部が不自然に湾曲することはなく、頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができる。
通気透湿性及び柔軟性並びにクッション性を有して第1クッションエリアの頂面及び第2クッションエリアの頂面に載置するカバー部材を含み、カバー部材が、第1クッションエリアの中央第1クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第1ポケットを備えた所定面積の中央第1カバーエリアと、第1クッションエリアの両側第1クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第2ポケットを備えた所定面積の両側第1カバーエリアと、第2クッションエリアの中央第2クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第3ポケットを備えた所定面積の中央第2カバーエリアと、第2クッションエリアの両側第2クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第4ポケットを備えた所定面積の両側第2カバーエリアとから形成されている枕は、通気透湿性及び柔軟性並びにクッション性を有するカバー部材によって枕の第1クッションエリアの頂面及び第2クッションエリアの頂面が被覆されるから、枕の汚れを防ぐことができるとともに、枕への雑菌や臭いの付着を防ぐことができる。枕は、中央第1カバーエリアの第1ポケットに所定厚みのシート部材を収容することで中央第1クッションエリアの高さ寸法を調節することができ、中央第2カバーエリアの第3ポケットに所定厚みのシート部材を収容することで中央第2クッションエリアの高さ寸法を調節することができるから、使用者の頭部や頸部のサイズによってそれらエリアの高さ寸法を合わせることができ、仰向けに仰臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。枕は、両側第1カバーエリアの第2ポケットに所定厚みのシート部材を収容することで両側第1クッションエリアの高さ寸法を調節することができ、両側第2カバーエリアの第4ポケットに所定厚みのシート部材を収容することで両側第2クッションエリアの高さ寸法を調節することができるから、使用者の頭部や頸部のサイズによってそれらエリアの高さ寸法を合わせることができ、横向きに横臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。
中央第2クッションエリアの中央第2頂面に形成されて中央第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材又は中央第2クッションエリアの中央第2頂面を冷却する冷却材或いは中央第2クッションエリアの中央第2頂面を加温する加温材を挿脱可能に収容する第5ポケットと、両側第2クッションエリアの両側第2頂面に形成されて両側第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材又は両側第2クッションエリアの両側第2頂面を冷却する冷却材或いは両側第2クッションエリアの両側第2頂面を加温する加温材を挿脱可能に収容する一対の第6ポケットとを含む枕は、中央第2クッションエリアの第5ポケットに嵩上げ部材を収容することで、中央第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法を嵩上げすることができるから、使用者の頭部や頸部のサイズによって中央第2クッションエリアの高さ寸法を調節することができ、仰向けに仰臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。枕は、中央第2クッションエリアの第5ポケットに冷却材や加温材を収容することで、中央第2クッションエリアの中央第2頂面を冷却又は加温することができるから、夏場での使用時に枕の中央第2頂面を冷やすことができ、冬場での使用時に枕の中央第2頂面を温めることができ、枕を快適に使用することができる。枕は、両側第2クッションエリアのそれら第6ポケットに嵩上げ部材を収容することで、両側第2クッションエリアの高さ寸法を調節することができ、横向きに横臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。枕は、両側第2クッションエリアのそれら第6ポケットに冷却材や加温材を収容することで、両側第2クッションエリアの両側第2頂面を冷却又は加温することができるから、夏場での使用時に枕の両側第2頂面を冷やすことができ、冬場での使用時に枕の両側第2頂面を温めることができ、枕を快適に使用することができる。
一例として示す枕の斜視図。 枕の上面図。 枕の正面図。 枕の側面図。 枕の背面図。 使用状態の一例を示す枕の上面図。 図6の使用状態の枕の側面図。 使用状態の他の一例を示す枕の上面図。 図8の使用状態の枕の側面図。 枕の頂面に掛けるカバー部材の一例を示す平面図。 図10のA-A線端面図。 カバー部材を枕の頂面に載置したときのそれらの斜視図。 他の一例として示す枕の斜視図。 図13の枕の背面図。 図13の枕の上面図。
一例として示す枕10の斜視図である図1等の添付の図面を参照し、本発明に係る枕の詳細を説明すると、以下のとおりである。尚、図2は、枕10の上面図であり、図3は、枕10の正面図である。図4は、枕10の側面図であり、図5は、枕10の背面図である。図1では、前後方向を矢印X、幅方向を矢印Yで示し、上下方向を矢印Zで示す。
枕10は、その使用者11が寝臥時に使用する。枕10は、頂面12及び底面13を有して使用者11の頸部14を支持する所定面積の第1クッションエリア15と、頂面16及び底面17を有して使用者11の頭部18を支持する所定面積の第2クッションエリア19とを備えている。第2クッションエリア19は、第1クッションエリア15の前後方向前方に位置して第1クッションエリア15に繋がり、第1クッションエリア15と一体になっている。
第1クッションエリア15は、その平面形状が幅方向へ長い矩形に成形されている。第1クッションエリア15は、仰向けに仰臥する使用者11の頸部14を支持する所定面積の中央第1クッションエリア20と、横向きに横臥する使用者11の頸部14を支持する所定面積の一対の両側第1クッションエリア21とから形成されている。中央第1クッションエリア20は、その平面形状が幅方向へ長い矩形に成形され、その底面13から頂面12に向かって上下方向上方へ膨隆している。
中央第1クッションエリア20の頂面は、中央第1クッションエリア20の中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる一対の両側第1頂面22と、それら両側第1頂面22の間に位置する中央第1頂面23とを有する。中央第1クッションエリア20のそれら両側第1頂面22は、幅方向に離間対向して前後方向へ延びている。中央第1クッションエリア20の中央第1頂面23は、幅方向へ水平に延びるとともに、前後方向へ向かって上下方向上方へ凸となるように円弧を画いている。中央第1クッションエリア20の底面13は、前後方向及び幅方向へ水平に延びている。
中央第1クッションエリア20は、その前後方向の長さ寸法L1が9.5~10.5cmの範囲にある。中央第1クッションエリア20の好ましい前後方向の長さ寸法L1は10cmである。中央第1クッションエリア20は、その底面13から中央第1頂面23(頂面12)までの上下方向の最大高さ寸法L2が7.5~8.5cmの範囲にある。中央第1クッションエリア20の好ましい上下方向の最大高さ寸法L2は8cmである。中央第1クッションエリア20は、その幅方向の長さ寸法L3が23.5~24.5cmの範囲にある。中央第1クッションエリア20の好ましい幅方向の長さ寸法L3は24cmである。中央第1クッションエリア20の両側第1頂面22の幅方向の長さ寸法L4は、6.5~7.5cmの範囲、好ましくは7cmであり、中央第1クッションエリア20の中央第1頂面23の幅方向の長さ寸法L5は、9.5~10.5cmの範囲、好ましくは10cmである。
それら両側第1クッションエリア21は、中央第1クッションエリア20を挟んで中央第1クッションエリア20の幅方向一方と幅方向他方とに位置し、中央第1クッションエリア20に繋がって中央第1クッションエリア20と一体になっている。それら両側第1クッションエリア21は、同形同大であってその平面形状が幅方向へ長い矩形に成形され、その底面13から頂面12に向かって上下方向上方へ膨隆している。両側第1クッションエリア21の頂面12は、幅方向へ水平に延びるとともに、前後方向へ向かって上下方向上方へ凸となるように円弧を画いている。両側第1クッションエリア21の底面13は、前後方向及び幅方向へ水平に延びている。
両側第1クッションエリア21は、その前後方向の長さ寸法L6が9.5~10.5cmの範囲にある。両側第1クッションエリア21の好ましい前後方向の長さ寸法L4は10cmである。両側第1クッションエリア21は、その底面13から頂面12までの上下方向の最大高さ寸法L7が17.5~18.5cmの範囲にある。両側第1クッションエリア21の好ましい最大高さ寸法L7は18cmである。両側第1クッションエリア21は、その幅方向の長さ寸法L8が22.5~23.5cmの範囲にある。両側第1クッションエリア21の好ましい幅方向の長さ寸法L8は23cmである。枕10では、中央第1クッションエリア20の底面13から中央第1頂面23(頂面12)までの上下方向の最大高さ寸法L2が両側第1クッションエリア21の底面13から頂面12までの上下方向の最大高さ寸法L7よりも低く、最大高さ寸法L2と最大高さ寸法L7との差が10cmである。
中央第1クッションエリア20及びそれら両側第1クッションエリア21は、それらエリア20,21が低反発弾性ウレタンフォームや高反発弾性ウレタンフォーム、ラテックスから作られている場合、又は、中央第1クッションエリア20と両側第1クッションエリア21とがそれぞれ区画されるように、それらエリア20,21が通気透湿性及び柔軟性を有する織物や編み物等の布地を縫製することで袋状に作られている場合がある。それらエリア20,21が低反発弾性ウレタンフォームや高反発弾性ウレタンフォーム、ラテックスから作られている場合は、それらエリア20,21(低反発弾性ウレタンフォームや高反発弾性ウレタンフォーム、ラテックス)の全体が通気透湿性及び柔軟性を有する織物や編み物等の布地から作られた枕カバーに包被される。
中央第1クッションエリア20と両側第1クッションエリア21とが袋状に作られている場合は、袋状の各エリア20,21に低反発弾性ウレタンフォーム小片や高反発弾性ウレタンフォーム小片、スマッシュフォーム、ポリエチレンパイプ小片、スチロールビーズ小片、そば殻、羽毛(ダウン80%異常)、羽根(フェザー80%以上)、ポリエチレンフレイク、ポリエステル綿、マイクロビーズ、ヒノキ、小豆のいずれかの中身素材が収容され、又は、それら中身素材のうちの少なくとも2種類をブレンドした混合材が収容される。尚、それら中身素材とともに、珪藻土を粉状に粉砕した吸湿性及び脱臭性を有する珪藻土粉末と、脱臭性及び殺菌性を有するミョウバン粉末と、殺菌性を有する酸化亜鉛粉末とのうちの少なくとも1つが袋状の各エリア20,21に収容されていてもよい。
第2クッションエリア19は、その平面形状が幅方向へ長い矩形に成形されている。第2クッションエリア19は、仰向けに仰臥する使用者11の頭部18を支持する所定面積の中央第2クッションエリア24と、横向きに横臥する使用者11の頭部14を支持する所定面積の一対の両側第2クッションエリア25とから形成されている。中央第2クッションエリア24は、中央第1クッションエリア20の前後方向前方に位置し、その平面形状が幅方向へ長い矩形に成形され、その底面17から頂面16に向かって上下方向上方へ膨隆している。
中央第2クッションエリア24の頂面16は、中央第2クッションエリア24の中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる一対の両側第2頂面26と、それら両側第2頂面26の間に位置する中央第2頂面27とを有する。中央第2クッションエリア24の両側第2頂面26は、幅方向に離間対向して前後方向へ延びている。中央第2クッションエリア24の中央第2頂面27は、前後方向及び幅方向へ水平に延びている。中央第2クッションエリア24の底面17は、前後方向及び幅方向へ水平に延びている。
中央第2クッションエリア24は、その前後方向の長さ寸法L9が19.5~20.5cmの範囲にある。中央第2クッションエリア24の好ましい前後方向の長さ寸法L9は20cmである。中央第2クッションエリア24は、その底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L10が1.5~2.5cmの範囲にある。中央第2クッションエリア24の好ましい上下方向の高さ寸法L10は2cmである。中央第2クッションエリア24は、その幅方向の長さ寸法L11が23.5~24.5cmの範囲にある。中央第2クッションエリア24の好ましい幅方向の長さ寸法L11は24cmである。中央第2クッションエリア24の両側第2頂面26の幅方向の長さ寸法L12は、6.5~7.5cmの範囲、好ましくは7cmであり、中央第2クッションエリア24の中央第1頂面27の幅方向の長さ寸法L13は、9.5~10.5cmの範囲、好ましくは10cmである。
それら両側第2クッションエリア26は、両側第1クッションエリア21の前後方向前方に位置しつつ、中央第2クッションエリア24を挟んで中央第2クッションエリア24の幅方向一方と幅方向他方とに位置している。両側第2クッションエリア26は、両側第1クッションエリア21及び中央第2クッションエリア24に繋がり、両側第1クッションエリア21及び中央第2クッションエリア24と一体になっている。それら両側第2クッションエリア26は、同形同大であってその平面形状が幅方向へ長い矩形に成形され、その底面17から頂面16に向かって上下方向上方へ膨隆している。両側第2クッションエリア26の頂面16は、前後方向及び幅方向へ水平に延びている。両側第2クッションエリア26の底面17は、前後方向及び幅方向へ水平に延びている。
両側第2クッションエリア25は、その前後方向の長さ寸法L14が19.5~20.5cmの範囲にある。両側第2クッションエリア25の好ましい前後方向の長さ寸法L14は20cmである。両側第2クッションエリア25は、その底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L15が15.5~16.5cmの範囲にある。両側第2クッションエリア25の好ましい最大高さ寸法L15は16cmである。両側第2クッションエリア25は、その幅方向の長さ寸法L16が22.5~23.5cmの範囲にある。両側第2クッションエリア25の好ましい幅方向の長さ寸法L16は23cmである。
両側第2クッションエリア25には、幅方向へ離間対向して前後方向へ延びる一対のストッパー部材33が配置されている。それら一対のストッパー部材33は、両側第2クッションエリア25の中央第2クッションエリア24に隣接する(両側第2頂面26に隣接する)内側縁に位置し、両側第2クッションエリア25の頂面16から上方へ凸となるように隆起して前後方向へ直状に延びている。ストッパー部材33は、両側第2クッションエリア25の頂面16に縫製によって取り付けられている。ストッパー部材33には、ウレタンフォームを使用することが好ましいが、厚手の織物や編み物の生地を使用することもできる。尚、ストッパー部材33を枕10と一体成形することもできる。ストッパー部材33の上下方向の高さ寸法は、1~2.5cmの範囲にある。
枕10では、中央第2クッションエリア24の底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L10が中央第1クッションエリア20の底面13から中央第1頂面23(頂面12)までの上下方向の最大高さ寸法L2よりも低く、両側第2クッションエリア25の底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法15よりも低い。最大高さ寸法L2と高さ寸法L10との差が6cmであり、高さ寸法L15と高さ寸法L10との差が14cmである。枕10では、中央第2クッションエリア24の前後方向の長さ寸法L9が中央第1クッションエリア20の前後方向の長さ寸法L1よりも長く、両側第2クッションエリア25の前後方向の長さ寸法L14が両側第1クッションエリア21の前後方向の長さ寸法L4よりも長い。長さ寸法L1と長さ寸法L9との差が10cmであり、長さ寸法L4と長さ寸法L14との差が10cmである。
中央第2クッションエリア24及びそれら両側第2クッションエリア25は、それらエリア24,25が低反発弾性ウレタンフォームや高反発弾性ウレタンフォーム、ラテックスから作られている場合、又は、中央第2クッションエリア24と両側第2クッションエリア25とがそれぞれ区画されるように、それらエリア24,25が通気透湿性及び柔軟性を有する織物や編み物等の布地を縫製することで袋状に作られている場合がある。それらエリア24,25が低反発弾性ウレタンフォームや高反発弾性ウレタンフォーム、ラテックスから作られている場合は、それらエリア24,25(低反発弾性ウレタンフォームや高反発弾性ウレタンフォーム、ラテックス)の全体が通気透湿性及び柔軟性を有する織物や編み物等の布地から作られた枕カバーに包被される。
中央第2クッションエリア24と両側第2クッションエリア25とが袋状に作られている場合は、袋状の各エリア24,25に低反発弾性ウレタンフォーム小片や高反発弾性ウレタンフォーム小片、スマッシュフォーム、ポリエチレンパイプ小片、スチロールビーズ小片、そば殻、羽毛(ダウン80%異常)、羽根(フェザー80%以上)、ポリエチレンフレイク、ポリエステル綿、マイクロビーズ、ヒノキ、小豆のいずれかの中身素材が収容され、又は、それら中身素材のうちの少なくとも2種類をブレンドした混合材が収容される。尚、それら中身素材とともに、珪藻土を粉状に粉砕した吸湿性及び脱臭性を有する珪藻土粉末と、脱臭性及び殺菌性を有するミョウバン粉末と、殺菌性を有する酸化亜鉛粉末とのうちの少なくとも1つが袋状の各エリア24,25に収容されていてもよい。
枕10では、中央第1クッションエリア20及び中央第2クッションエリア24が高反発弾性ウレタンフォームから形成され、それら両側第1クッションエリア21及びそれら両側第2クッションエリア25が低反発弾性ウレタンフォームから形成された場合、中央第1クッションエリア20及び中央第2クッションエリア24が高反発エリアになり、それら両側第1クッションエリア21及びそれら両側第2クッションエリア25が低反発エリアになる。
この場合、中央第1クッションエリア20が使用者11の頸部14をしっかりと支持しつつ、中央第2クッションエリア24が使用者11の頭部18をしっかりと支持し、仰向けに仰臥する使用者の頭部18及び頸部14を安定させることができ、使用者11が中央第1クッションエリア20及び中央第2クッションエリア24において寝返りを打ち易くなる。又、両側第1クッションエリア21が使用者11の頸部14を包み込むように支持しつつ、両側第2クッションエリア25が使用者11の頭部18を包み込むように支持し、横向きに横臥する使用者の頭部18及び頸部14が両側第1クッションエリア21や両側第2クッションエリア25にフィットする。
図6は、使用状態の一例を示す枕10の上面図であり、図7は、図6の使用状態の枕10の側面図である。図6,7では、仰向けに仰臥した使用者11がその頭部18及び頸部14を枕10に載せている。枕10の使用者11は、それを使用して寝臥する場合、枕10をベッドの上又は床に置き、図6に示すように、仰向けに仰臥する使用者11がその頭部18を中央第2クッションエリア24に置き、使用者11がその頸部14を中央第1クッションエリア20に置く。
使用者11がその頭部18を中央第2クッションエリア24に置き、その頸部14を中央第1クッションエリア20に置くと、中央第2クッションエリア24の幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第2頂面26と幅方向へ水平に延びる中央第2頂面27とが使用者11の頭部18を包み込むように支持し、中央第1クッションエリア20の幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第1頂面22と幅方向へ水平に延びる中央第1頂面23とが使用者11の頸部14を包み込むように支持する。
使用者11が仰向けに仰臥した場合、使用者11が横向きに横臥した場合と比較し、使用者11の頭部18及び頸部14の高さが低くなるが、底面13から中央第1頂面23までの上下方向の最大高さ寸法L2が7.5~8.5cmの範囲(好ましくは、8cm)にある中央第1クッションエリア20に使用者11の頸部14が位置し、底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L10が1.5~2.5cmの範囲(好ましくは、2cm)にある中央第2クッションエリア24に使用者11の頭部18が位置するから、枕10の上において頭部18と頸部14との高さが最適に保持され、使用者11の頸部14が不自然に湾曲することはなく、枕10における使用者11の頭部18や頸部14の位置が理想的な状態に保持される。使用者11は、仰向けに仰臥しつつ、その頭部18を中央第2クッションエリア24の上に載置し、その頸部14を中央第1クッションエリア20の上に載置した状態で睡眠をとる。
枕10は、それを使用して使用者11が仰向けに仰臥したときに、中央第2クッションエリア24の幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第2頂面26と幅方向へ水平に延びる中央第2頂面27とが使用者11の頭部18を包み込むように支持し、中央第1クッションエリア20の幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第1頂面22と幅方向へ水平に延びる中央第1頂面23とが使用者11の頸部14を包み込むように支持するから、使用者11の頭部18の中央第1クッションエリア20から両側第1クッションエリア21への不用意な移動を防ぐことができ、使用者11の頸部14の中央第2クッションエリア24から両側第2クッションエリア25への不用意な移動を防ぐことができ、仰向けに仰臥した使用者11の頭部18を中央第1クッションエリア20に保持するとともに仰向けに仰臥した使用者11の頸部14を中央第2クッションエリア24に保持することで、使用者11の頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができる。枕10は、それを使用して使用者11が仰向けに仰臥しているときに、使用者11の頸部14が前後方向へ向かって弧を画く中央第1クッションエリア20に支持されることで、使用者11の頸椎14の前方に弯曲(前弯)状態(使用者11の頸椎の通常のあるべき状態)を保持することができる。
枕10は、仰向けに仰臥した使用者11の頸部14が前後方向へ向かって弧を描く中央第1クッションエリア20の中央第1頂面23に支持されるから、使用者11の頸部14が中央第1クッションエリア20に点で支えられ、中央第1クッションエリア20が使用者11の頸部14を圧迫することはなく、仰向けに仰臥した使用者11の頸部14を中央第1クッションエリア20が圧迫することによる不快感を防ぐことができる。
枕10は、前後方向の長さ寸法L1が9.5~10.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法L3が23.5~24.5cmの範囲にある中央第1クッションエリア20に仰向けに仰臥した使用者11の頸部14全体が確実に支持され、前後方向の長さ寸法L9が19.5~20.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法L11が23.5~24.5cmの範囲にある中央第2クッションエリア24に仰向けに仰臥した使用者11の頭部18全体が確実に支持されるから、それら長さ寸法L1,L3,L9,L11を有する中央第2クッションエリア24及び中央第1クッションエリア20に支持された使用者11の頭部18及び頸部14が不自然に湾曲することはなく、頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができる。
枕10は、両側第2クッションエリア25の内側縁から上方へ隆起する一対のストッパー部材33によって仰向けに仰臥した使用者11の頭部18が押さえられ、使用者11の頭部18及び頸部14を中央第1クッションエリア20及び中央第2クッションエリア24に位置させることができ、仰向けに仰臥した使用者11の頭部18や頸部14の両側第1クッションエリア21や両側第2クッションエリア25への不用意な移動を防ぐことができるとともに、仰向けに仰臥した使用者11の頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができる。
図8は、使用状態の他の一例を示す枕10の上面図であり、図9は、図8の使用状態の枕10の側面図である。図8,9では、横向きに横臥した使用者11がその頭部18及び頸部14を枕10に載せている。図6,7に示す仰向けに仰臥した使用者11が寝返りを打ち、仰向けに仰臥した状態から横向きに横臥すると、図8,9に示すように、使用者11の頭部18が中央第2クッションエリア24からそれら両側第2クッションエリア25のいずれか一方に移動し、使用者11の頸部14が中央第1クッションエリア20からそれら両側第1クッションエリア21のいずれか一方に移動する。
両側第2クッションエリア25の底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L15(15.5~16.5cmの範囲、好ましくは、16cm)が中央第2クッションエリア24の底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L10(1.5~2.5cmの範囲、好ましくは、2cm)よりも高く、両側第1クッションエリア21の底面13から中央第2頂面27(頂面12)までの上下方向の最大高さ寸法L7(17.5~18.5cmの範囲、好ましくは、18cm)が中央第1クッションエリア20の底面13から中央第1頂面23(頂面12)までの上下方向の最大高さ寸法L2(7.5~8.5cmの範囲、好ましくは、8cm)よりも高いから、横向きに横臥する使用者11の肩部28の高さが両側第1クッションエリア21及び両側第2クッションエリア25の高さによって吸収される。
枕10は、使用者11が仰向けに仰臥した状態から横向きに横臥した場合、底面17から頂面16までの高さ寸法L15が15.5~16.5cmの範囲にある両側第2クッションエリア25のいずれか一方に使用者11の頭部18が移動し、底面13から両側第2頂面26(頂面12)までの最大高さ寸法L7が17.5~18.5cmの範囲にある両側第1クッションエリア21のいずれか一方に使用者11の頸部14が移動し、使用者11の肩部28の高さが両側第1クッションエリア21及び両側第2クッションエリア25の高さに吸収されるから、それら高さ寸法L7,L15を有する両側第2クッションエリア25及び両側第1クッションエリア21に支持された使用者11の頭部18及び頸部14が不自然に湾曲することはなく、頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま横臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる。枕10は、それを使用して使用者が横向きに横臥しているときに、使用者の頸部が前後方向へ向かって弧を画く両側第1クッションエリア21に支持されることで、使用者11の背骨と頸椎との直線形状を保持することができ、使用者11の神経の圧迫を確実に防ぐことができる。
枕10は、横向きに横臥した使用者11の頸部14が前後方向へ向かって弧を描く両側第1クッションエリア21の両側第1頂面22(頂面12)に支持されるから、使用者11の頸部14が両側第1クッションエリア21に点で支えられ、両側第1クッションエリア21が使用者11の頸部14を圧迫することはなく、横向きに横臥した使用者11の頸部14を両側第1クッションエリア21が圧迫することによる不快感を防ぐことができる。
枕10は、前後方向の長さ寸法L6が9.5~10.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法L8が22.5~23.5cmの範囲にある両側第1クッションエリア21に横向きに横臥した使用者11の頸部14全体が確実に支持され、前後方向の長さ寸法L14が19.5~20.5cmの範囲にあるとともに幅方向の長さ寸法L16が19.5~20.5cmの範囲にある両側第2クッションエリア25に横向きに横臥した使用者11の頭部18全体が確実に支持されるから、それら長さ寸法L6,L8,L14,L16を有する両側第2クッションエリア25及び両側第1クッションエリア21に支持された使用者11の頭部18及び頸部14が不自然に湾曲することはなく、頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができる。
枕10は、両側第2クッションエリア25の内側縁から上方へ隆起する一対のストッパー部材33によって横向きに横臥した使用者11の頭部18が押さえられ、使用者11の頭部18及び頸部14を両側第1クッションエリア21及び両側第2クッションエリア25に位置させることができ、横向きに横臥した使用者11の頭部18や頸部14の中央第1クッションエリア20や中央第2クッションエリア24への不用意な移動を防ぐことができるとともに、横向きに横臥した使用者11の頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができる。
図8,9に示す横向きに横臥した使用者11が寝返りを打ち、横向きに横臥した状態から仰向けに仰臥すると、図6,7に示すように、使用者11の頭部18が両側第2クッションエリア25のいずれか一方から中央第2クッションエリア24に移動し、使用者11の頸部14が両側第1クッションエリア21のいずれか一方から中央第1クッションエリア20に移動する。
横向きに横臥した状態から仰向けに仰臥した場合、使用者11の頭部18及び頸部14の高さが低くなるが、中央第2クッションエリア24の底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L10(1.5~2.5cmの範囲、好ましくは、2cm)が両側第2クッションエリア25の底面17から頂面16までの上下方向の高さ寸法L15(15.5~16.5cmの範囲、好ましくは、16cm)よりも低く、中央第1クッションエリア20の底面13から中央第1頂面23までの上下方向の最大高さ寸法L2(7.5~8.5cmの範囲、好ましくは、8cm)が両側第1クッションエリア21の底面13から両側第1頂面22までの上下方向の最大高さ寸法L7(17.5~18.5cmの範囲、好ましくは、18cm)よりも低く、前記最大高さ寸法L2の中央第1クッションエリア20に使用者11の頸部14が位置し、前記高さ寸法L10の中央第2クッションエリア24に使用者11の頭部18が位置するから、枕10の上において頭部18と頸部14との高さが最適に保持され、使用者11の頭部18や頸部14が不自然に湾曲することはなく、枕10における使用者11の頭部18や頸部14の位置が理想的な状態に保持される。
枕10は、使用者11が横向きに横臥した状態から仰向けに仰臥した場合、底面17から頂面16までの高さ寸法L10が1.5~2.5cmの範囲にある中央第2クッションエリア24に使用者11の頭部18が移動し、底面13から中央第1頂面22までの最大高さ寸法L2が7.5~8.5cmの範囲にある中央第1クッションエリア20に使用者11の頸部14が移動するから、使用者11の頭部18及び頸部14の高さが低くなったとしても、それら高さ寸法L2,L10を有する中央第2クッションエリア24及び中央第1クッションエリア20に支持された使用者11の頭部18及び頸部14が不自然に湾曲することはなく、頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができ、質の良い睡眠を得ることができるとともに、そのまま仰臥したとしても、頭痛や腰痛、肩こりや首のこり、その他の体調不良の発生を防ぐことができる。
図10は、枕10の頂面12,16に掛けるカバー部材29の一例を示す平面図であり、図11は、図10のA-A線端面図である。図12は、カバー部材29を枕10の頂面12,16に載置したときのそれらの斜視図である。枕10は、第1クッションエリア15の頂面12及び第2クッションエリア19の頂面16に載置するカバー部材29を有する。
カバー部材29は、通気透湿性を有する織物や編み物等の布地を縫製することから作られた袋30と、その袋30に挿脱可能に収容された通気透湿性及び柔軟性並びにクッション性を有するクッション部材31とから形成されている。クッション部材31は、綿又は各種のウレタンフォームから作られ、袋30(カバー部材29)の全域に配置されている。
カバー部材29は、図12に示すように、それを枕10の頂面12,16に載置したときに、枕10の第1クッションエリア15の中央第1クッションエリア20全域を被覆する所定面積の中央第1カバーエリア34と、第1クッションエリア15の両側第1クッションエリア21全域を被覆する所定面積の一対の両側第1カバーエリア35と、第2クッションエリア19の中央第2クッションエリア24全域を被覆する所定面積の中央第2カバーエリア36と、第2クッションエリア19の両側第2クッションエリア25全域を被覆する所定面積の一対の両側第2カバーエリア37とから形成されている。
中央第1カバーエリア34におけるクッション部材31の下方には、所定厚みのシート部材38を挿脱可能に収容する第1ポケット39が作られている。第1ポケット39は、袋30を形成する布地を縫製することから作られている。それら両側第1カバーエリア35におけるクッション部材31の下方には、所定厚みのシート部材38を挿脱可能に収容する一対の第2ポケット40が作られている。第2ポケット40は、袋30を形成する布地を縫製することから作られている。中央第2カバーエリア36におけるクッション部材31の下方には、所定厚みのシート部材38を挿脱可能に収容する第3ポケット41が作られている。第3ポケット41は、袋30を形成する布地を縫製することから作られている。それら両側第2カバーエリア37におけるクッション部材31の下方には、所定厚みのシート部材38を挿脱可能に収容する一対の第4ポケット42が作られている。第4ポケット42は、袋30を形成する布地を縫製することから作られている。
それらポケット39~42に収容するシート部材38としては、使用者11の頭部18や頸部14を冷やす場合、冷却シート(冷却ジェルシート)や接所冷感タオル(接触冷却タオル)、接触冷感生地から作られた各種の接触冷感布等を使用することが好ましい。使用者11の頭部18や頸部14を温める場合、温感シートや温感タオル、保温シート、保温布等を使用することが好ましい。尚、シート部材38としてウレタンフォームや織物、編み物を使用することもできる。シート部材38として頭部18や頸部14を冷やす素材を使用することで、枕10を利用して仰向けに仰臥し又は横向きに横臥する利用者11の頭部18や頸部14を冷やすことができる。シート部材38として頭部18や頸部14を温める素材を使用することで、枕10を利用して仰向けに仰臥し又は横向きに横臥する利用者11の頭部18や頸部14を温めることができる。
第1ポケット39にそれらシート部材38を収容することで、カバー部材29の中央第1カバーエリア34の高さ寸法(嵩)が調節され、カバー部材29を載置した枕10の中央第1クッションエリア20の高さ寸法L2が調節される。第2ポケット40にそれらシート部材38を収容することで、カバー部材29の両側第1カバーエリア35の高さ寸法(嵩)が調節され、カバー部材29を載置した枕10の両側第1クッションエリア21の最大高さ寸法L7が調節される。第3ポケット41にそれらシート部材38を収容することで、カバー部材29の中央第2カバーエリア36の高さ寸法(嵩)が調節され、カバー部材29を載置した枕10の中央第2クッションエリア24の高さ寸法L10が調節される。第4ポケット42にそれらシート部材38を収容することで、カバー部材29の両側第2カバーエリア37の高さ寸法(嵩)が調節され、カバー部材29を載置した枕10の両側第2クッションエリア25の高さ寸法L15が調節される。
枕10は、通気透湿性及び柔軟性並びにクッション性を有するカバー部材29によって枕の第1クッションエリア15の頂面12及び第2クッションエリア19の頂面16が被覆されるから、枕10の汚れを防ぐことができるとともに、枕10への雑菌や臭いの付着を防ぐことができる。枕10は、中央第1カバーエリア34の第1ポケット39に所定厚みのシート部材38を収容することで中央第1クッションエリア20の最大高さ寸法L2を調節することができ、中央第2カバーエリア36の第3ポケット41に所定厚みのシート部材38を収容することで中央第2クッションエリア24の高さ寸法L10を調節することができるから、使用者11の頭部18や頸部14のサイズによってそれらエリア20,24の高さ寸法を合わせることができ、仰向けに仰臥した使用者11の頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができる。
枕10は、両側第1カバーエリア35の第2ポケット40に所定厚みのシート部材38を収容することで両側第1クッションエリア21の最大高さ寸法L7を調節することができ、両側第2カバーエリア37の第4ポケット42に所定厚みのシート部材38を収容することで両側第2クッションエリア25の高さ寸法L15を調節することができるから、使用者11の頭部18や頸部14のサイズによってそれらエリア20,21,24,25の高さ寸法L2,L7,L10,L15を合わせることができ、横向きに横臥した使用者11の頭部18や頸部14の位置の理想的な状態を保持することができる。
図13は、他の一例として示す枕43の斜視図であり、図14は、図13の枕43の背面図である。図15は、図13の枕43の上面図である。図13に示す枕43が図1に示すそれと異なるところは、中央第2クッションエリア24の中央第2頂面27に第5ポケット44が形成され、両側第2クッションエリア25の両側第2頂面26に一対の第6ポケット45が形成されている点にあり、その他の構成は図1の枕10のそれらと同一であるから、図1の説明を援用するとともに図1と同様の符号を付すことで、この枕43のその他の構成の詳細な説明は省力する。
枕43は、その使用者11が寝臥時に使用する(図6参照)。枕43は、頂面12及び底面13を有して使用者11の頸部14を支持する所定面積の第1クッションエリア15と、頂面16及び底面17を有して使用者11の頭部18を支持する所定面積の第2クッションエリア19とを備えている。第1クッションエリア15は、その平面形状が幅方向へ長い矩形に成形されている。第1クッションエリア15は、仰向けに仰臥する使用者11の頸部14を支持する所定面積の中央第1クッションエリア20と、横向きに横臥する使用者11の頸部14を支持する所定面積の一対の両側第1クッションエリア21とから形成されている。
第2クッションエリア19は、その平面形状が幅方向へ長い矩形に成形されている。第2クッションエリア19は、仰向けに仰臥する使用者11の頭部18を支持する所定面積の中央第2クッションエリア24と、横向きに横臥する使用者11の頭部14を支持する所定面積の一対の両側第2クッションエリア25とから形成されている。中央第2クッションエリア24の中央第2頂面27には、所定容積の第5ポケット44が形成されている(作られている)。第5ポケット44は、その形状が中央第2クッションエリア24の中央第2頂面27と同様の前後方向へ長い矩形であり、その大きさが中央第2頂面27のそれと略同様である。
第5ポケット44は、前後方向後方へ開口する開口部46と、前後方向へ長い矩形の収容部47とを有する。第5ポケット44の収容部47には、中央第2クッションエリア24の上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材(図示せず)、又は、中央第2クッションエリア24の中央第2頂面27を冷却する冷却材(図示せず)、或いは、中央第2クッションエリア24の中央第2頂面27を加温する加温材(図示せず)が挿脱可能に収容される。
両側第2クッションエリア25の両側第2頂面26には、所定容積の一対の第6ポケット45が形成されている(作られている)。それら第6ポケット45は、その形状が両側第2クッションエリア25の両側第2頂面26と同様の前後方向へ長い矩形であり、その大きさが両側第2頂面26のそれと略同様である。それら第6ポケット45は、前後方向後方へ開口する開口部46と、前後方向へ長い矩形の収容部47とを有する。第6ポケット45の収容部47には、両側第2クッションエリア25の上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材25、又は、両側第2クッションエリア25の両側第2頂面26を冷却する冷却材25、或いは、両側第2クッションエリア25の両側第2頂面26を加温する加温材25が挿脱可能に収容される。
嵩上げ部材としては、低反発弾性ウレタンフォームや高反発弾性ウレタンフォーム、ラテックス、織物や編み物等の布地を使用することができる。冷却材としては、高含水性基剤を使用した含水率85%以上のシートであってシートに含まれる水分が熱を取り込みながら蒸発する吸熱シート又は水枕等を使用することができる。加温材としては、酸化反応を利用した使い捨てカイロ又は懐炉等を使用することができる。
図13の枕43は、図1の枕10が有する効果に加え、以下の効果を有する。枕43は、中央第2クッションエリア24の第5ポケット44に嵩上げ部材を収容することで、中央第2クッションエリア24の上下方向の高さ寸法を嵩上げすることができるから、使用者の頭部や頸部のサイズによって中央第2クッションエリア24の高さ寸法を調節することができ、仰向けに仰臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。枕43は、中央第2クッションエリア24の第5ポケット44に冷却材や加温材を収容することで、中央第2クッションエリア24の中央第2頂面27を冷却又は加温することができるから、夏場での使用時に枕43の中央第2頂面27を冷やすことができ、冬場での使用時に枕43の中央第2頂面27を温めることができ、枕43を快適に使用することができる。
枕43は、両側第2クッションエリア25のそれら第6ポケット45に嵩上げ部材を収容することで、両側第2クッションエリア25の高さ寸法を調節することができ、横向きに横臥した使用者の頭部や頸部の位置の理想的な状態を保持することができる。枕43は、両側第2クッションエリア25のそれら第6ポケット45に冷却材や加温材を収容することで、両側第2クッションエリア25の両側第2頂面26を冷却又は加温することができるから、夏場での使用時に枕43の両側第2頂面26を冷やすことができ、冬場での使用時に枕43の両側第2頂面26を温めることができ、枕43を快適に使用することができる。
10 枕
11 使用者
12 頂面
13 底面
14 頸部
15 第1クッションエリア
16 頂面
17 底面
18 頭部
19 第2クッションエリア
20 中央第1クッションエリア
21 両側第1クッションエリア
22 両側第1頂面
23 中央第1頂面
24 中央第2クッションエリア
25 両側第2クッションエリア
26 両側第2頂面
27 中央第2頂面
28 肩部
29 カバー部材
30 袋
31 クッション部材
32 頂面
33 ストッパー部材
34 中央第1カバーエリア
35 両側第1カバーエリア
36 中央第2カバーエリア
37 両側第2カバーエリア
38 シート部材
39 第1ポケット
40 第2ポケット
41 第3ポケット
42 第4ポケット
43 枕
44 第5ポケット
45 第6ポケット
46 開口部
47 収容部
L1 中央第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法
L2 中央第1クッションエリアの上下方向の最大高さ寸法
L3 中央第1クッションエリアの幅方向の長さ寸法
L4 中央第1クッションエリアの両側第1頂面の幅方向の長さ寸法
L5 中央第1クッションエリアの中央第1頂面の幅方向の長さ寸法
L6 両側第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法
L7 両側第1クッションエリアの上下方向の最大高さ寸法
L8 両側第1クッションエリアの幅方向の長さ寸法
L9 中央第2クッションエリア前後方向の長さ寸法
L10 中央第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法
L11 中央第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法
L12 中央第2クッションエリアの両側第2頂面の幅方向の長さ寸法
L13 中央第2クッションエリアの中央第1頂面の幅方向の長さ寸法
L14 両側第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法
L15 両側第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法
L16 両側第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法


Claims (7)

  1. 使用者が寝臥時に使用する枕において、
    前記枕が、底面及び頂面を有して前記使用者の頸部を支持する所定面積の第1クッションエリアと、前記第1クッションエリアに繋がって該第1クッションエリアの前後方向前方に位置し、底面及び頂面を有して前記使用者の頭部を支持する所定面積の第2クッションエリアとを備え、
    前記第1クッションエリアが、仰向けに仰臥する前記使用者の頸部を支持する所定面積の中央第1クッションエリアと、前記中央第1クッションエリアの幅方向一方と幅方向他方とに位置し、横向きに横臥する前記使用者の頸部を支持する所定面積の両側第1クッションエリアとから形成され、
    前記第2クッションエリアが、前記中央第1クッションエリアの前後方向前方に位置し、仰向けに仰臥する前記使用者の頭部を支持する所定面積の中央第2クッションエリアと、前記両側第1クッションエリア前後方向前方に位置しつつ前記中央第2クッションエリアの幅方向一方と幅方向他方とに位置し、横向きに横臥する前記使用者の頭部を支持する所定面積の両側第2クッションエリアとから形成され、
    前記中央第1クッションエリアの頂面が、該中央第1クッションエリアの中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第1頂面と、前記両側第1頂面の間に位置して幅方向へ水平に延びる中央第1頂面とを有し、前記中央第2クッションエリアの頂面が、該中央第2クッションエリアの中心に向かって幅方向内方へ下り勾配に傾斜して延びる両側第2頂面と、前記両側第2頂面の間に位置して幅方向へ水平に延びる中央第2頂面とを有し、
    前記枕が、前記両側第2クッションエリアの頂面であって該両側第2クッションエリアの前記中央第2クッションエリアに隣接する内側縁に位置し、該両側第2クッションエリアの上方へ隆起して前後方向へ延びる一対のストッパー部材を含み、
    前記中央第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、前記両側第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低く、前記中央第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、前記中央第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低いとともに、前記両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低く、前記両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法に前記ストッパー部材の上下方向の高さ寸法を加えた高さ寸法が、前記両側第1クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法よりも低いことを特徴とする枕。
  2. 前記中央第1クッションエリアの中央第1頂面が、前後方向へ向かって弧を画き、前記両側第1クッションエリアの頂面が、前後方向へ向かって弧を画いている請求項1に記載の枕。
  3. 前記中央第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、前記中央第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法よりも長く、前記両側第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、前記両側第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法よりも長い請求項1又は請求項2に記載の枕。
  4. 前記中央第1クッションエリアの底面から中央第1頂面までの最大高さ寸法が、7.5~8.5cmの範囲、前記両側第1クッションエリアの底面から頂面までの最大高さ寸法が、17.5~18.5cmの範囲にあり、前記中央第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、1.5~2.5cmの範囲、前記両側第2クッションエリアの底面から頂面までの高さ寸法が、15.5~16.5cmの範囲にあり、前記ストッパー部材の上下方向の高さ寸法が、1~1.5cmの範囲にある請求項1ないし請求項3いずれかに記載の枕。
  5. 前記中央第1クッションエリア及び前記両側第1クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、9.5~10.5cmの範囲、前記中央第2クッションエリア及び前記両側第2クッションエリアの前後方向の長さ寸法が、19.5~20.5cmの範囲にあり、前記中央第1クッションエリア及び前記中央第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法が、23.5~24.5cmの範囲、前記両側第1クッションエリア及び前記両側第2クッションエリアの幅方向の長さ寸法が、22.5~23.5cmの範囲にある請求項1ないし請求項4いずれかに記載の枕。
  6. 前記枕が、通気透湿性及び柔軟性並びにクッション性を有して前記第1クッションエリアの頂面及び前記第2クッションエリアの頂面に載置するカバー部材を含み、前記カバー部材が、前記第1クッションエリアの中央第1クッションエリア全域を被覆し、所定厚みのシート部材を収容する第1ポケットを備えた所定面積の中央第1カバーエリアと、前記第1クッションエリアの両側第1クッションエリア全域を被覆し、前記所定厚みのシート部材を収容する第2ポケットを備えた所定面積の両側第1カバーエリアと、前記第2クッションエリアの中央第2クッションエリア全域を被覆し、前記所定厚みのシート部材を収容する第3ポケットを備えた所定面積の中央第2カバーエリアと、前記第2クッションエリアの両側第2クッションエリア全域を被覆し、前記所定厚みのシート部材を収容する第4ポケットを備えた所定面積の両側第2カバーエリアとから形成されている請求項1ないし請求項5いずれかに記載の枕。
  7. 前記枕が、前記中央第2クッションエリアの中央第2頂面に形成されて該中央第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材又は該中央第2クッションエリアの中央第2頂面を冷却する冷却材或いは該中央第2クッションエリアの中央第2頂面を加温する加温材を挿脱可能に収容する第5ポケットと、前記両側第2クッションエリアの両側第2頂面に形成されて該両側第2クッションエリアの上下方向の高さ寸法を嵩上げする柔軟な嵩上げ部材又は該両側第2クッションエリアの両側第2頂面を冷却する冷却材或いは該両側第2クッションエリアの両側第2頂面を加温する加温材を挿脱可能に収容する一対の第6ポケットとを含む請求項1ないし請求項6いずれかに記載の枕。
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