JP7425667B2 - 防水パン及びこれを備えた浴室ユニット - Google Patents
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Description
例えば、ホテル、マンション、一般住宅等、建築物の劣化現象による浴室内部の改造の際は、従来から設置されている防水パン、壁パネル、天井等からなる浴室ユニットを分解して室外に運び出し、新たな防水パン、壁パネル、天井等を搬入して新たな浴室ユニットが組み立てられる。この際、浴室内部の入口は狭いので、浴槽載置場と洗い場とを一体成形した防水パンの搬入は、そのままでは困難であった。
そこで、一体成形した防水パンを搬入前に切断し、浴室内へ搬入後に両者を再度一体に接続固定し、浴室ユニットを設置する構造が知られている。
(1)本発明に係る防水パンは、浴槽載置場パンと洗い場パンとを堤部を介し連結し一体成形した防水パンであって、前記浴槽載置場パンと前記洗い場パンとを仕切る前記堤部の裏面側または表面側に、前記堤部の全長に沿って平行かつ下方または上方に突出し、前記堤部の壁厚と略同等の厚さを有する少なくとも2本の突条体が設けられたことを特徴とする。
(3)本発明に係る防水パンにおいて、前記洗い場パン側に形成された前記突条体の前記洗い場パン側の部分、あるいは、前記浴槽載置場パン側に形成された前記突条体の前記浴槽載置場パン側の部分のいずれかに、前記堤部の天部下方に位置するように前記天部より肉厚の突部が形成されたことが好ましい。
(5)本発明に係る防水パンは、(4)に記載の防水パンにおいて、前記堤部の天部に被着される上板と該上板の下方に延出される差込片とを有する連結部材が備えられ、前記浴槽載置場パン側と前記洗い場パン側の前記突条体のどちらか一方をガイドとして取り付けた前記連結部材により、前記浴槽載置場パンと前記洗い場パンが連結されたことが好ましい。
(7)本発明に係る浴室ユニットは(1)~(6)のいずれか一項に記載の防水パンを備えたことを特徴とする。
接合の場合、浴槽載置場パンの切断側の端部と洗い場パンの切断側の端部には、いずれも突条体が存在するので、これらを目安に浴槽載置場パンと洗い場パンを目的の状態に接合する場合の作業が容易となり、突条体どうしを介し確実な接合ができるとともに、突条体が堤部に位置する構造の防水パンを浴室内に構築できる。
また、浴槽載置場パンと洗い場パンに分割不要な場合は、後加工を行うことなく、一体成形品のまま防水パンを使用できる。このため、分割専用に新たな金型や設備への投資を抑制することができ、さらに、品種増加に伴う管理費の増加を抑制できる。
分割した浴槽載置場パンと洗い場パンに関し、浴槽載置場パン側の堤部と洗い場パン側の堤部をビスなどの結合具を用いて接合する場合、堤部の天部下方に設けた肉厚の突部をビス止め部として利用することができる。
以下、本発明の第1実施形態について図面を挙げて詳細に説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。また、以下の実施形態では、本実施形態に係る防水パン1(これを分割した分割防水パン1a)を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を説明する。
図4に示す構成では、洗い場パン20において浴槽載置場パン10側の長辺側中央部に排水口形成部20Aが形成されている。洗い場パン20の底壁20aは平面視台形状の3つの領域に区分され、各領域は排水口形成部20Aに向けて傾斜する下がり勾配が付与されている。
図4に示す構成では、洗い場パン20の一方の長辺側と浴槽載置場パン10の一方の長辺側が堤部30を介し一体化されているので、堤部30は洗い場パン20と浴槽載置場パン10の境界部分に直線状に延在されている。
図4に示す構成では、浴槽載置場パン10において洗い場パン20側の長辺側中央部に排水口形成部10Aが形成されている。
防水パン1の全周に壁載置部50が形成されているので、図7に示すように浴槽載置場パン10の周囲と洗い場パン20の周囲に壁パネル111を設置し、浴室ユニット100の入口に相当する壁載置部50上にドア110を設置し、天井112を配することで浴室ユニット100が構成される。
浴槽載置場パン10において、排水口形成部10Aの周縁部分から斜め上方に傾斜するように傾斜壁10Bが形成され、この傾斜壁10Bの上端部が水平に延在されて堤部30の浴槽載置場パン側を構成している。図4に示すように傾斜壁10Bは浴槽載置場パン10の一方の長辺側に沿って該長辺の一端側から他端側にかけて延在され、堤部30に連続されている。
洗い場パン20において、排水口形成部20Aの周縁部分から斜め上方に傾斜するように傾斜壁20Bが形成され、この傾斜壁20Bの上端部が水平に延在されて堤部30の洗い場パン側を構成している。図4に示すように傾斜壁20Bは洗い場パン20の一方の長辺側に沿って該長辺の一端側から他端側にかけて延在され、堤部30に連続されている。
さらに、洗い場パン側突条体60aの基端部側に堤部30の長さ方向に沿って複数個、突部70が一体成形されている。突部70は、図1(a)に示すように、洗い場パン側突条体60aの長さ(上下方向長さ)の半分程度の上下方向長さを有し、洗い場パン側突条体60aの厚さの数倍程度の横幅を有する。
また、洗い場パン側突条体60aの切断面と浴槽載置場パン側突条体60bの切断面を円滑に仕上げることが可能であり、円滑な切断面とすることで接合時の止水面を確保することができる。切断には、ディスクグラインダーやジグソーや丸鋸等の切断電動工具、パネルソー等の切断機を使用できる。これらの切断機を用いて切断する場合、洗い場パン側突条体60aの肉厚の一部と浴槽載置場パン側突条体60bの肉厚の一部をそれぞれ減じるように正確に切断することができる。
例えば、図7に示す浴室ユニット100の場合、ドア110を取り付ける部分の幅は小さいので、浴室ユニット100を設置する場所の入口部は狭小通路となる。この狭小通路を介し洗い場パン20のみを最初に浴室内に搬入して位置合わせしつつ設置後、狭小通路を介し浴槽載置場パン10を浴室内に設置するならば、狭小通路を介し支障なく容易に搬入と設置ができる。
新築の場合、浴室周囲の仕切壁を設置する前に防水パン1の設置を行えば、分割していない状態の防水パン1であっても搬入は容易であるが、浴室の改造やリフォームなどの場合は、浴室ユニット100を取り囲む仕切壁が既に設けられている。この場合、仕切壁を部分的に除去したり撤去しないことを前提に、浴室ユニットの入口部となる通路のみを利用し、防水パン1の搬入を行う必要が生じるが、上述のように分割防水パン1aとすれば、搬入は容易となる。
以下、さらに詳細な構造について、図面を参照しつつ説明する。
ここで言及する2回切断とは、堤部30を切断して洗い場パン側突条体60aの厚さを減じ、第1切断面141を形成するまでの加工が1回目の切断であり、堤部30を切断して浴槽載置場パン側突条体60bの厚さを減じ、第2切断面142を形成するまでの加工が2回目の切断である。2回切断する場合の順序は、浴槽載置場パン10側の切断を1回目とし、洗い場パン20側の切断を2回目としても良く、切断の順番は問わない。
上板120Aは、堤部30の全長に渡り被着可能なように堤部30の長さと同等の長さを有する。差込片120Bの長さも堤部30の全長に渡り装着可能なように堤部30の長さと同等の長さを有する。
上板120Aにおいて浴槽側堤部30bに被着される側の端部付近には、下向きの連結部材突部120dが形成され、上板120Aにおいて洗い場側堤部30aに被着される側の端部付近には、下向きの連結部材突部120eが形成されている。連結部材突部120dと連結部材突部120eは、上板120Aの全長に渡り(図2Aの紙面に直交する方向の全長に渡り)形成されている。
連結部材突部120aと連結部材突部120bの間に位置するように差込片120Bに止具穴121aが形成され、連結部材突部120bと連結部材突部120cの間に止具穴121bが形成されている。これらの止具穴121aと止具穴121bは、差込片120Bの全長に渡り(図2Aの紙面に直交する方向の全長に渡り)間欠的に複数形成されている。
前記連結部材突部120a、120b、120bにより、後述する防水パッキン122a、122bとシーリング123のための隙間を確保できる。
連結部材120は、分割防水パン1aにおける浴槽載置場パン10側に固定される。
浴槽載置場パン側突条体60bの第2切断面142に、連結部材突部120a、120b、120cのそれぞれの先端を接触させ、浴槽側提部30bに連結部材突部120dを接触させた位置で、ビス等の第1固定材131を浴槽載置場パン側突条体60bにねじ込むことにより連結部材120が浴槽載置場パン10に固定されている。
なお、図2Aは部分断面であるので、上下に2個の第1固定材131のみ描かれているが、止具穴121aと止具穴121bは、差込片120Bの長さ方向に沿って間欠的に複数形成されている。また、差込片120Bの長さ方向に沿って止具穴121a、121bは差込片120Bの上部側とそれよりも若干下方側に個々に形成されている。一例として例えば、差込片120Bの長さ方向両端側では差込片120Bの上部側に2つ揃って止具穴121aが形成され、それらより差込片120Bの長さ方向内側では差込片120Bの上部側とそれより若干下方側の位置に1つずつなどの個別パターンで形成され、各止具穴121a、121bに第1固定材131が挿通されている。
このため、各止具穴に対応するように差込片120Bの長さ方向に複数の第1固定材131が取り付けられ、差込片120Bが全長に渡り複数の第1固定材131により浴槽載置場パン10に固定されている。
図2Aは、浴槽載置場パン10における浴槽側堤部30bの端部から連結部材120の上板120Aを洗い場パン20側に水平に突き出した状態で浴槽載置場パン10を洗い場パン20に隣接させた状態を示している。
また、連結部材突部120eの形成位置よりも若干浴槽載置場パン10側に上板120Aの長さ方向に沿って間欠的に複数の止具穴121cが形成されている。
この例では上板120Aの長さ方向に沿って6つの止具穴121cが所定の間隔で形成され、6つの止具穴121cを挿通した図4に示す6つの第2固定材132により、図2Bに示す如く上板120Aが洗い場側堤部30aに固定されている。
また、浴槽側提部30bと連結部材120の上板120Aとの間、第2切断面142と連結部材120の差込片120Bとの間に、第2防水パッキン122bを介在させ、連結部材120の上板120Aと、浴槽側提部30bとの間にシーリング123を充填した構造とされている。
これらの第1防水パッキン122a、第2防水パッキン122bは、洗い場側提部30a、浴槽側提部30bと連結部の全長に亘って設けるようにしてもよい。
また、第1防水パッキン122a、第2防水パッキン122bの貼着は、施工現場への搬送前の工場内等においてなされるものとしてもよく、または、施工現場等においてなされるものとしてもよい。第1防水パッキン122a、第2防水パッキン122bは、連結部材120の上板120Aに貼着されるものとしてもよい。
また、図3に示す構造では、第1切断面141と連結部材120との間にも防水パッキン126を貼り付けることが可能となり、水密の信頼性も向上する。
以上説明のような連結部材120は、適宣の形状とされた合成樹脂系材料やアルミニウム合金等の金属系材料等から形成されたものが好ましい。
本実施形態の構造によれば、提部30の一部と壁載置部50の一部が切り落とされた後でも、水密性を確保できる構造を提供できる。
連結部材150においては、浴槽載置部パン11の浴槽載置場側パン側突条体60bに連結部材突部150aが接触するように固定される。連結部材150は、上板150Aと差込部150Bを有する略T字形状で、差込部150Bは横断面略ロ形である。差込部150Bは、上板150Aの幅方向中央部から下方に延在する板状の支持片150bとこの支持片150bの下方に断面口形に形成された取付部150cを有する。
浴槽側提部30bと連結部材150との間に、第2防水パッキン122bを介在させ、連結部材150と、浴槽側提部30bとの間にシーリング123を充填した構造とされている。
まず、浴室に洗い場パン20を設置する。この際、洗い場パン20の支持脚の長さを調整し、洗い場パン20の上下のレベル調整を行う。
次いで、図2Bに示すように連結部材120が取り付けられた浴槽載置場パン10を洗い場パン10の側方に設置する。
この際に、洗い場パン20、浴槽載置場パン10の各提部30a、30bの上面部が略同一面状となるように、適宣、位置調整する。例えば、浴槽載置場パン10の支持脚を調整し、浴槽載置場パン10の上下のレベル調整を行うようにしてもよい。
このような場合、浴槽載置場パン10において堤部30形成側と反対側の長辺側を下に位置するように浴槽載置場パン10を斜めに支持しながら、堤部30形成側と反対側の長辺側を浴室ユニット設置場所の床に設置し、傾斜支持している浴槽載置場パン10の堤部30側を徐々に下降させて図2Aに示す状態とする必要がある。
図2A、図2B、図3に示す構造において浴槽載置場パン10の設置作業は図6の構造と対比し、容易であり、堤部30の防水性という面では図3に示す構造が有利となる。
浴槽載置場パン10の設置作業について考慮すると、2回切断を考慮し、洗い場パン側突条体60a、浴槽載置場パン側突条体60bは、各々の厚さ方向中心の水平方向間隔で15~30mm程度開けて設けられていることが好ましい。
図8は図2Bに示す分割防水パン1aと異なる構造の分割防水パン1bについて、図2Bに示す連結部材120と異なる構造の連結部材170により連結した第2実施形態の構造を示す断面図である。
図8に示す分割防水パン1bは、先の第1実施形態の分割防水パン1aと同様に、浴槽載置場パン10と洗い場パン20を有し、それらの境界部に堤部30を有する構造については同等である。
第1実施形態の分割防水パン1aにおいて突条体60a、60bが堤部30の裏面側に下方に延出されていたのに対し、第2実施形態の分割防水パン1bにおいては、突条体60c、60dが堤部30の表面側に上方に突出されている点が異なる。突条体60cの高さと幅、厚さは先の形態の突条体60aの高さと幅、厚さと同等程度に形成されている。突条体60dの高さと幅、厚さは先の形態の突条体60bの高さと幅、厚さと同等に形成されている。なお、突条体60c、60dの高さと幅、厚さは突条体60a、60bと同等に限るものではない。
図8は突条体60c、60dを基準として分割防水パン1bを浴槽載置場パン10と洗い場パン20に分割した後の状態を示す。分割する前は、第1実施形態において図1(a)を基に説明した場合と同様、浴槽載置場パン10と洗い場パン20は堤部30を介し一体化されている。この点について第1実施形態と第2実施形態の構造は同等である。
連結部材170は、上板170Aと差込片170Bを有し、これらを断面略T字形状に配置し、差込片170Bの上部を断面ロ形の補強部175として剛性を高めた構造については、図3に示す連結部材120と同等の構造を有する。
連結部材170は、上板170Aを突条体60c、60dの上端に跨がるように被せてこれらに上方に設置されている。また、上板170Aの洗い場パン20側の端部から下方に延出されて突条体60cに被着される第1側壁部170Dと、上板170Aの浴槽載置場パン10側の端部から下方に延出されて突条体60dに被着される第2側壁部170Eが形成されている。
第3固定材176と第4固定材177は連結部材170の長さ方向(図8の断面と垂直方向)に所定の間隔で複数形成されているので、連結部材170は突条体60cと突条体60dを、換言すると、浴槽載置場パン10と洗い場パン20を連結している。
連結部材170の第2側壁部170Eは、上方に起立している突条体60dの浴槽載置場パン10側を覆うとともに、突条体60dの上部を覆うように第2防水パッキン172bを設けている。このため、浴槽載置場パン10と連結部材170との間の防水性も優れている。
第2実施形態において、突条体60c、60dは第1実施形態の突条体60a、60bと同様に防水パンを浴槽設置場パン10と洗い場パン20に切断する場合の目安とすることができる。第1実施形態において突条体60a、60bを設けたことによる作用効果と同等の作用効果を第2実施形態の突条体60c、60dにより得ることができる。
なお、図8の構造においては、突条体60c、60dが上方に突出されているので、図1(a)に示すように突条体60a、60bが下方に突出されている構造よりも突条体60c、60dの位置を目視で確認し易い特徴を有する。この構造であるならば、現場施工で防水パン1bを切断する場合に突条体60c、60dの位置を確認しながら切断位置を正確に把握し易い特徴を有する。
また、図1~図6に示す実施形態では突条体60a、60bを下方に突出させ、図8に示す実施形態では突条体60c、60dを上方に突出させて設けたが、下方に突出させる突条体と上方に突出させる突条体の両方を堤部30に設けても良い。また、下方に突出させる突条体と上方に突出させる突条体の高さが異なる形状であっても良い。
10・・・浴槽載置場パン、11・・・浴槽載置場パン、20・・・洗い場パン、
21・・・洗い場パン、30・・・堤部、30a・・・洗い場側提部、30b・・・浴槽側提部、
31a・・・洗い場側提部、31b・・・浴槽側提部、
50・・・壁載置部、60a・・・洗い場パン側突条体、60b・・・浴槽載置場パン側突条体、70・・・突部、
100・・・浴室ユニット、110・・・ドア、111・・・壁パネル、112・・・天井、
113・・・浴槽、114・・・浴槽エプロン、
120・・・連結部材、120a・・・連結部材突部、120b・・・連結部材突部、
120c・・・連結部材突部、120d・・・連結部材突部、120e・・・連結部材突部、
121a・・・止具穴、121b・・・止具穴、121c・・・止具穴、
122a・・・第1防水パッキン、122b・・・第2防水パッキン、123・・・シーリング、
124a…連結部材側端部、124b・・・連結部材側面、125・・・補強部、
126・・・防水パッキン、131・・・第1固定材、132・・・第2固定材、
141・・・第1切断面、142・・・第2切断面、143・・・第3切断面、
150・・・連結部材、150a・・・連結部材突部、150b・・・連結部材突部。
Claims (7)
- 浴槽載置場パンと洗い場パンを堤部を介し連結し一体成形した防水パンであって、前記浴槽載置場パンと前記洗い場パンとを仕切る前記堤部の裏面側または表面側に、前記堤部の全長に沿って平行かつ下方または上方に突出し、前記堤部の壁厚と略同等の厚さを有する少なくとも2本の突条体が設けられたことを特徴とする防水パン。
- 請求項1において、前記堤部の裏面側または表面側において前記浴槽載置場パン側と前記洗い場パン側にそれぞれ位置して隣接する前記2本の突条体は、前記突条体の厚さ方向中心の間隔が15mm~30mmで配置されていることを特徴とする防水パン。
- 前記洗い場パン側に形成された前記突条体の前記洗い場パン側の部分、あるいは、前記浴槽載置場パン側に形成された前記突条体の前記浴槽載置場パン側の部分のいずれかに、前記堤部の天部下方に位置するように前記天部より肉厚の突部が形成されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水パン。
- 請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の防水パンにおいて、前記浴槽載置場パン側と前記洗い場パン側にそれぞれ前記突条体が残るように前記浴槽載置場パンと前記洗い場パンに2分割可能としたことを特徴とする防水パン。
- 請求項4に記載の防水パンにおいて、前記堤部の天部に被着される上板と該上板の下方に延出される差込片とを有する連結部材が備えられ、前記浴槽載置場パン側と前記洗い場パン側の前記突条体のどちらか一方をガイドとして取り付けた前記連結部材により、前記浴槽載置場パンと前記洗い場パンが連結されたことを特徴とする防水パン。
- 前記連結部材が、前記上板と前記差込片を備えた側面視略T字型あるいは側面視略逆L字型であることを特徴とする請求項5に記載の防水パン。
- 請求項1~請求項6のいずれか一項に記載の防水パンを備えたことを特徴とする浴室ユニット。
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