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JP7425176B2 - マスク処理装置及び基板処理装置 - Google Patents

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JP7425176B2 JP2022212313A JP2022212313A JP7425176B2 JP 7425176 B2 JP7425176 B2 JP 7425176B2 JP 2022212313 A JP2022212313 A JP 2022212313A JP 2022212313 A JP2022212313 A JP 2022212313A JP 7425176 B2 JP7425176 B2 JP 7425176B2
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Description

本発明はマスク処理装置及び基板処理装置に関する。
半導体素子を製造するためにウエハのような基板には写真、蝕刻、アッシング、イオン注入、そして薄膜蒸着等の様々な工程が遂行される。各々の工程には様々な処理液、処理ガスが使用される。また、基板を処理するのに使用される処理液を基板から除去するために、基板に乾燥工程が遂行される。
ウエハ上にパターンを形成するための前記写真工程は露光工程を含む。露光工程はウエハ上に付着された半導体集積材料を望むパターンに削り出すための作業である。露光工程は蝕刻のためのパターンを形成、イオン注入をためのパターンの形成等の様々な目的を有することができる。露光工程は、一種の‘フレーム’であるマスク(Mask)を利用して、ウエハ上に光でパターンを描く。ウエハ上の半導体集積材料、例えばウエハ上のレジストに光が露出されれば、光及びマスクによって、パターンに合わせてレジストの化学的性質が変化する。パターンに合わせて化学的性質が変化したレジストに現像液が供給されれば、ウエハ上にはパターンが形成される。
露光工程を精密に遂行するためには、マスクに形成されたパターンが精密に製作されなければならない。場合によっては、マスクに形成されたパターンの線幅の調整が必要とすることができる。パターン線幅が望むサイズではない場合、マスクを新しく製作する方法を考慮することができるが、マスク1つの価額は非常に高価であるので、適切ではない。したがって、マスクを追加に加工してマスクに形成されたパターンの線幅を調整することが必要とする。
図1はDUV光を利用してウエハ上にパターンを描く形状を示す図面である。従来、DUV(Deep Ultraviolet)光を利用してウエハ上にパターンを描くのに利用されるDUVマスクは、DUV光が通過されるように構成される。したがって、DUVマスク上に形成されたパターンの線幅を調整するために、DUVマスク上のパターン又はパターンの周辺領域にレーザービームを照射してパターンの線幅を調整することが可能である。例えば、パターンの線幅を大きくするために、パターンにレーザービームを照射することができる。また、パターンの線幅を狭くするために、パターン周辺領域にレーザービームを照射してパターン周辺領域にクラックを形成することができる。パターン周辺領域にクラックが形成される場合、パターン周辺領域が熱膨張しながら、パターンの線幅が狭くなることができる。しかし、このようなパターン線幅の調整方法はEUVマスクには適用しにくい。
図2はEUV光を利用してウエハ上にパターンを描く形状を示す図面である。図2を参照すれば、EUVマスクは、DUVマスクと異なりにEUV光を反射する方式にウエハ上にパターンを描く。EUV光は、DUV光よりその波長が非常に短い。したがって、EUV光はマスクを通過できなく、マスクに吸収される。したがって、EUVマスクはEUV光を反射する方式にウエハ上にパターンを描く。このような理由で、単純にレーザービームをマスク上のパターン又はパターンの周辺領域に照射してマスクの線幅を調整する方式はEUVマスクには適用しにくい。
韓国特許公開第10-2020-0043767号公報
本発明の目的は基板を効率的に処理することができるマスク処理装置及び基板処理装置を提供することにある。
本発明の目的は基板を効率的に処理することができるマスク処理装置及び基板処理装置を提供することにある。
本発明が解決しようとする課題が上述した課題に限定されることはなく、言及されなかった課題は本明細書及び添付された図面から本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
本発明はマスクを処理するマスク処理装置を提供する。マスク処理装置は、マスクを支持する支持ユニット、及びマスクに光を照射してマスクに形成されたパターンの線幅を調整する光照射ユニットを含み、前記光照射ユニットは、光を発生させる光ソース、及び前記光ソースで発生される光を変調して照射パターンを形成する光変調素子を含むことができる。
一実施形態によれば、前記光変調素子は、回転可能に提供されるマイクロミラー、及び前記マイクロミラーが設置される素子基板を含むことができる。
一実施形態によれば、前記光照射ユニットは、前記マイクロミラーによって反射方向が変更されてマスクに伝達されない光を除去するための光ダンパーをさらに含むことができる。
一実施形態によれば、前記光ダンパーは内部空間を有する筒形状を有し、前記光変調素子が変調した光が通過するホールが形成されることができる。
一実施形態によれば、前記光ダンパーの内側面の中で少なくとも一部は、前記マイクロミラーによって反射方向が変更されてマスクに伝達されない光を除去できるように構成されるグルーブが形成されることができる。
一実施形態によれば、前記光照射ユニットは、前記光ダンパーを冷却させる冷却器具をさらに含むことができる。
一実施形態によれば、前記マスク処理装置は、前記光変調素子が変調した光の照射位置を変更する照射位置変更器具をさらに含み、前記照射位置変更器具は、回転駆動器、及び前記回転駆動器に結合された回転可能な回転ミラーを含むことができる。
一実施形態によれば、前記回転駆動器及び前記回転ミラーが複数設けられ、複数の前記回転ミラーのいずれか1つの回転軸と、他の前記回転ミラーの1つの回転軸は、互いに平行でないように設置されることができる。
一実施形態によれば、前記マスク処理装置は、前記照射位置変更器具と前記支持ユニットとの間に設置され、前記照射位置変更器具によって傾くように進行する光を垂直方向に屈折させるF-Thetaレンズをさらに含むことができる。
一実施形態によれば、前記マスク処理装置は、前記光照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、前記制御器は光照射が要求されるマスクの複数の領域の各々に要求される照射パターンを形成するように前記光変調素子を制御し、複数の領域に対する照射順序をランダムに決定することができる。
また、本発明は基板を処理する基板処理装置を提供する。基板処理装置は、基板を支持する支持ユニット、前記支持ユニットに支持された基板に薬液を供給する薬液供給ユニット、及び前記支持ユニットに支持された基板にレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットを含み、前記レーザービーム照射ユニットは、レーザービームを発生させるレーザービームソース、及び前記レーザービームソースで発生されるレーザービームを変調して照射パターンを形成するDMD(Digital Micro-mirror Device)素子を含むことができる。
一実施形態によれば、前記基板処理装置は、基板を処理する処理空間(前記支持ユニットは、前記処理空間で基板を支持する)を定義するボウルをさらに含むことができる。
一実施形態によれば、前記基板処理装置は、前記レーザービーム照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、前記制御器は基板の第1領域にレーザービームを照射する時、前記DMD素子が第1照射パターンを形成し、基板の前記第1領域と異なる第2領域にレーザービームを照射する時、前記DMD素子が第2照射パターンを形成するように前記レーザービーム照射ユニットを制御することができる。
一実施形態によれば、前記基板処理装置は、前記レーザービーム照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、前記制御器はレーザービームの照射が必要である基板の複数の領域に対する照射順序をランダムに決定し、決定された前記照射順序に応じて基板にレーザービームを照射するように前記レーザービーム照射ユニットを制御することができる。
一実施形態によれば、前記基板処理装置は、前記DMD素子が変調したレーザービームの照射位置を変更する照射位置変更器具をさらに含み、前記支持ユニットはレーザービームが基板に照射される間に、及び/又はレーザービームの照射位置が変更される間に基板の水平方向位置を固定された状態に維持させるように構成されることができる。
一実施形態によれば、前記基板処理装置は、前記薬液供給ユニット及び前記レーザービーム照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、前記制御器は前記薬液供給ユニットが前記支持ユニットに支持された基板に薬液を供給して液膜を形成し、液膜が形成された基板に前記レーザービーム照射ユニットがレーザービームを照射するように前記薬液供給ユニット、そして前記レーザービーム照射ユニットを制御することができる。
一実施形態によれば、前記基板処理装置は、前記レーザービームソースで照射されるガウシアン形状のレーザービームをフラットトップ形状のレーザービームに変換するフラットトップ光学器具をさらに含むことができる。
一実施形態によれば、前記DMD素子は前記レーザービームソースが発生させるレーザービームの幅をそのまま維持するか、又はその幅を狭める方法でレーザービームを変調することができる。
また、EUV光を反射して基板上にパターンを形成するEUVマスクを処理するマスク処理装置を提供する。マスク処理装置は、マスクを支持する支持ユニット、マスクにエッチャントである薬液を供給する液供給ユニット、及び前記液供給ユニットが供給した薬液によって液膜が形成されたマスクにレーザービームを照射してマスクに形成されたパターンの線幅を調整するレーザービーム照射ユニットを含み、前記レーザービーム照射ユニットは、ガウシアン形状のレーザービームを発生させるレーザービームソース、前記レーザービームソースで発生されるレーザービームを変調して照射パターンを形成するDMD素子、前記DMD素子によって反射方向が変更されて基板に照射されないレーザービームを除去するレーザービームダンパー-前記レーザービームダンパーには前記DMD素子によって変調されたレーザービームが通過するホールが形成され、前記レーザービームダンパーの内側面には基板に照射されないレーザービームを除去できるように構成される複数のグルーブが形成され、前記レーザービームソースと前記DMD素子との間に設置されて、ガウシアン形状のレーザービームをフラットトップ形状のレーザービームに変換するフラットトップ光学器具、前記DMD素子によって変調されたレーザービームがマスクに照射される位置を変更するガルバノスキャナである照射位置変更器具、及び前記照射位置変更器具と前記支持ユニットとの間に位置し、前記照射位置変更器具を通過したレーザービームの進行方向を垂直方向に変更するF-Thetaレンズを含むことができる。
一実施形態によれば、前記マスク処理装置は、前記レーザービーム照射ユニット及び前記薬液供給ユニットを制御する制御器をさらに含み、前記制御器は、前記薬液供給ユニットが前記支持ユニットに支持されたマスクに薬液を供給して液膜を形成するように前記薬液供給ユニットを制御する動作、前記制御器がレーザービームの照射が必要であるマスクの複数の領域に対するレーザービームの照射順序をランダムに決定する動作、前記DMD素子が複数の領域の中でレーザービームの照射が進行される領域に対応される照射パターンを形成するように前記DMD素子を制御する動作、及び形成された照射パターン及び前記照射順序に応じてレーザービームをマスクに照射する動作を遂行するように構成されることができる。
また、本発明はマスクを処理する方法を提供する。マスク処理方法は、ビジョン検査を通じて前記マスクに形成されたパターンの線幅調整が必要である領域をマッピングするマスク検査段階、前記マスクに薬液を供給して液膜を形成する薬液供給段階、及び前記液膜が形成された前記マスクの前記線幅調整が必要である領域に光変調素子によって照射パターンが形成されたレーザービームを照射する光照射段階を含むことができる。
一実施形態によれば、前記マスク処理方法は、前記マスクが支持ユニットに置かれる位置、前記マスクが前記支持ユニットに置かれる方向、前記レーザービームが照射される位置の中で少なくとも1つ以上をアラインメントするアラインメント段階をさらに含むことができる。
一実施形態によれば、前記アラインメント段階は、前記光照射段階より先に遂行されることができる。
一実施形態によれば、前記アラインメント段階で、前記マスクが前記支持ユニットに置かれる位置、前記マスクが前記支持ユニットに置かれる方向は前記マスクに表示されたアラインメントマークをビジョンセンサーで撮像して確認することができる。
一実施形態によれば、前記アラインメント段階で、前記レーザービームが照射される位置は、前記レーザービームの照射位置を変更するガルバノスキャナの下方にアラインメントプレートを位置させ、前記アラインメントプレートに前記レーザービームを照射し、前記アラインメントプレートをビジョンセンサーで撮像して確認することができる。
一実施形態によれば、前記光照射段階が遂行される間に前記マスクの水平方向位置及び垂直方向位置は固定された状態に維持されることができる。
一実施形態によれば、前記線幅調整が必要である領域に対する照射順序を決定し、前記照射順序は前記領域の位置と関わらずランダムに決定されることができる。
一実施形態によれば、前記レーザービームはガウシアン形状からフラットトップ形状に変換され、前記フラットトップ形状に変換された前記レーザービームが前記光変調素子によって変調されて前記照射パターンを形成することができる。
一実施形態によれば、前記光変調素子はレーザービームソースから発生される前記レーザービームの幅をそのまま維持するか、又はその幅を狭める方法で前記レーザービームを変調することができる。
また、本発明は基板を処理する方法を提供する。基板処理方法は、ビジョン検査を通じて前記基板で加熱が必要である領域をマッピングする基板検査段階、前記基板に薬液を供給して液膜を形成する薬液供給段階、前記液膜が形成された前記基板にDMD素子によって変調されて照射パターンが形成されたレーザービームを照射するレーザービーム照射段階を含むことができる。
一実施形態によれば、前記基板処理方法は、前記基板が支持ユニットに置かれる位置、前記基板が前記支持ユニットに置かれる方向、前記レーザービームが照射される位置の中で少なくとも1つ以上をアラインメントするアラインメント段階をさらに含むことができる。
一実施形態によれば、前記加熱が必要である領域に対する照射順序を決定し、前記照射順序はランダムに決定されることができる。
一実施形態によれば、前記レーザービームはガウシアン形状からフラットトップ形状に変換され、前記フラットトップ形状に変換された前記レーザービームが前記DMD素子によって変調されて前記照射パターンを形成することができる。
一実施形態によれば、前記DMD素子の前記照射パターンは前記加熱が必要である領域ごとに各々形成することができる。
一実施形態によれば、前記DMD素子はレーザービームソースから発生する前記レーザービームの幅をそのまま維持するか、又はその幅を狭める方法で前記レーザービームを変調することができる。
本発明の一実施形態によれば、マスクを効果的に処理することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、マスクに形成されたパターンの線幅を効果的に調整することができる。
本発明の効果が上述した効果によって限定されることではなく、言及されない効果は本明細書及び添付された図面から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解されるべきである。
DUV光を利用してウエハ上にパターンを描く形状を示す図面である。 EUV光を利用してウエハ上にパターンを描く形状を示す図面である。 本発明の一実施形態による基板処理システムを概略的に示す平面図である。 図3の液処理チャンバーで処理される基板の形状を概略的に示した図面である。 図3の液処理チャンバーの一実施形態を概略的に示す図面である。 光照射器具で出力される光の分布を示したグラフである。 フラットトップ光学器具を通過した光の分布を示したグラフである。 光変調素子の形状を概略的に示した図面である。 光変調素子で出力された光が基板に照射される形状を示す図面である。 光変調素子で出力された光が光ダンパーで除去される形状を示す図面である。 光ダンパーで光が除去される原理を説明するための図面である。 光変調素子で出力される光の照射パターンを説明するための図面である。 照射位置変更器具が光の照射位置を変更する形状を示す図面である。 照射位置変更器具で斜めの方向に進行する光の進行方向を垂直方向に変換する形状を示す図面である。 本発明の一実施形態による基板処理方法を示したフローチャートである。 図15のアラインメント段階を遂行する基板処理装置の形状を示す図面である。 図15の薬液供給段階を遂行する基板処理装置の形状を示す図面である。 図15の光照射段階を遂行する基板処理装置の形状を示す図面である。 図15の光照射段階を遂行する基板処理装置の形状を示す図面である。 光照射ユニットの照射順序を説明するためのマスクの形状である。
以下では添付した図面を参考として本発明の実施形態に対して本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。しかし、本発明は様々な異なる形態に具現されることができ、ここで説明する実施形態に限定されない。また、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明することにおいて、関連された公知機能又は構成に対する具体的な説明が本発明の要旨を不必要に曖昧にすることができていると判断される場合にはその詳細な説明を省略する。また、類似な機能及び作用をする部分に対しては図面の全体に亘って同一な符号を使用する。
ある構成要素を‘含む’ということは、特別に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除外することではなく、他の構成要素をさらに含むことができることを意味する。具体的に、“含む”又は“有する”等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとすることであり、1つ又はそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品、又はこれらを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないことと理解されなければならない。
単数の表現は文脈の上に明確に異なりに表現しない限り、複数の表現を含む。また、図面で要素の形状及びサイズ等はより明確な説明のために誇張されることができる。
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するために使用されることができるが、前記構成要素は前記用語によって限定されてはならない。前記用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的として使用されることができる。例えば、本発明の権利範囲から離脱されないまま、第1構成要素は第2構成要素と称されることができ、類似に第2構成要素も第1構成要素と称されることができる。
ある構成要素が他の構成要素に“連結されて”あるか、或いは“接続されて”いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されているか、又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解されるべきである。反面に、ある構成要素が他の構成要素に“直接連結されて”いるか、或いは“直接接続されて”いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないことと理解されるべきである。構成要素間の関係を説明する他の表現、即ち“~間に”と“すぐ~間に”又は“~に隣接する”と“~に直接隣接する“等も同様に解析されなければならない。
異なりに定義されない限り、技術的であるか、或いは科学的な用語を含んで、ここで使用されるすべての用語は本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されることと同一な意味である。一般的に使用される事前に定義されていることと同一の用語は関連技術の文脈の上に有する意味と一致する意味であることと解析されるべきであり、本出願で明確に定義しない限り、理想的であるか、或いは過度に形式的な意味として解釈されない。
以下では、図3乃至図19を参照して本発明の実施形態を説明する。
図3は本発明の一実施形態による基板処理システムを概略的に示す平面図である。
図3を参照すれば、基板処理装置はインデックスモジュール10、処理モジュール20、および制御器30を含む。上部から見る時、インデックスモジュール10と処理モジュール20は一方向に沿って配置される。以下、インデックスモジュール10と処理モジュール20が配置された方向を第1の方向Xとし、上部から見る時、第1の方向Xと垂直になる方向を第2方向Yとし、第1の方向X及び第2方向Yに全て垂直になる方向を第3方向Zとする。
インデックスモジュール10は基板Mが収納された容器CRから基板Mを処理モジュール20に搬送し、処理モジュール20で処理が完了された基板Mを容器CRに収納する。インデックスモジュール10の長さ方向は第2方向Yに提供される。インデックスモジュール10はロードポート12とインデックスフレーム14を有する。インデックスフレーム14を基準にロードポート12は処理モジュール20の反対側に位置される。基板Mが収納された容器CRはロードポート12に置かれる。ロードポート12は複数が提供されることができ、複数のロードポート12は第2方向Yに沿って配置されることができる。
容器CRとしては前面開放一体式ポッド(Front Open Unified Pod:FOUP)のような密閉用容器が使用されることができる。容器CRはオーバーヘッドトランスファー(Overhead Transfer)、オーバーヘッドコンベア(Overhead Conveyor)、又は自動案内車両(Automatic Guided Vehicle)のような移送手段(図示せず)や作業者によってロードポート12に置かれることができる。
インデックスフレーム14にはインデックスロボット120が提供される。インデックスフレーム14内には長さ方向が第2方向Yに提供されたガイドレール124が提供され、インデックスロボット120はガイドレール124上で移動可能に提供されることができる。インデックスロボット120は基板Mが置かれるハンド122を含み、ハンド122は前進及び後進移動、第3方向Zを軸とする回転、そして第3方向Zに沿って移動可能に提供されることができる。ハンド122は複数が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド122は互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
制御器30は基板処理装置が有する構成を制御することができる。制御器30は基板処理装置の動作制御を実行するマイクロプロセッサー(コンピュータ)で成されるプロセスコントローラと、オペレータが基板処理装置を管理するためにコマンド入力操作等を行うキーボードや、基板処理装置の稼動状況を可視化して表示するディスプレー等で成されるユーザインターフェイスと、基板処理装置で実行される処理をプロセスコントローラの制御で実行するための制御プログラムや、各種データ及び処理条件に応じて各構成部に処理を実行させるためのプログラム、即ち処理レシピが格納された格納部を具備することができる。また、ユーザインターフェイス及び格納部はプロセスコントローラに接続されていることができる。処理レシピは格納部の中で記憶媒体に記憶されていることができ、記憶媒体は、ハードディスクであってもよく、CD-ROM、DVD等の可搬性ディスクや、フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよい。
制御器30は以下では説明する基板処理方法を遂行できるように基板処理装置を制御することができる。例えば、制御器30は以下では説明する基板処理方法を遂行できるように液処理チャンバー400に提供される構成を制御することができる。
処理モジュール20はバッファユニット200、搬送チャンバー300、および液処理チャンバー400を含む。バッファユニット200は処理モジュール20に搬入される基板Mと処理モジュール20から搬出される基板Mが一時的に留まる空間を提供する。液処理チャンバー400は基板M上に液を供給して基板Mを液処理する液処理工程を遂行する。搬送チャンバー300はバッファユニット200、液処理チャンバー400、および乾燥チャンバー500の間に基板Mを搬送する。
搬送チャンバー300はその長さ方向が第1の方向Xに提供されることができる。バッファユニット200はインデックスモジュール10と搬送チャンバー300との間に配置されることができる。液処理チャンバー400と乾燥チャンバー500は搬送チャンバー300の側部に配置されることができる。液処理チャンバー400と搬送チャンバー300は第2方向Yに沿って配置されることができる。乾燥チャンバー500と搬送チャンバー300は第2方向Yに沿って配置されることができる。バッファユニット200は搬送チャンバー300の一端に位置されることができる。
一例によれば、液処理チャンバー400は搬送チャンバー300の両側に配置されることができる。搬送チャンバー300の一側で液処理チャンバー400は第1の方向X及び第3方向Zに沿って各々AXB(A、Bは各々1又は1より大きい自然数)配列に提供されることができる。
搬送チャンバー300は搬送ロボット320を有する。搬送チャンバー300内には長さ方向が第1の方向Xに提供されたガイドレール324が提供され、搬送ロボット320はガイドレール324上で移動可能に提供されることができる。搬送ロボット320は基板Mが置かれるハンド322を含み、ハンド322は前進及び後進移動、第3方向Zを軸とする回転、そして第3方向Zに沿って移動可能に提供されることができる。ハンド322は複数が上下方向に離隔されるように提供され、ハンド322は互いに独立的に前進及び後進移動することができる。
バッファユニット200は基板Mが置かれる複数のバッファ220を具備する。バッファ220は第3方向Zに沿って相互間に離隔されるように配置されることができる。バッファユニット200は前面(front face)と背面(rear face)が開放される。前面はインデックスモジュール10と対向する面であり、後面は搬送チャンバー300と対向する面である。インデックスロボット120は前面を通じてバッファユニット200に接近し、搬送ロボット320は背面を通じてバッファユニット200に接近することができる。
以下では、液処理チャンバー400で処理される基板Mに対して詳細に説明する。
図4は図3の液処理チャンバーで処理される基板の形状を概略的に示した図面である。
図4を参照すれば、液処理チャンバー400で処理される被処理物はウエハ、ガラス、フォトマスクの中でいずれか1つの基板であり得る。例えば、液処理チャンバー400で処理される基板Mは、露光工程の時使用される‘フレーム’であるフォトマスク(Photo Mask)であり得る。
基板Mは方形の形状を有することができる。基板Mは露光工程の時使用される‘フレーム’であるフォトマスクであり得る。基板M上には少なくとも1つ以上の基準マークAKが表示されていることができる。例えば、基準マークAKは基板Mの角領域の各々に複数が形成されることができる。基準マークAKはアラインメントキー(Align Key)と称される、基板Mを整列する時、使用されるマークであり得る。また、基準マークAKは基板Mの位置情報を導出するのに利用されるマークであり得る。例えば、液処理チャンバー400にはカメラ等のビジョンセンサー(図示せず)が具備され、ビジョンセンサーは基準マークAKを撮像してイメージを獲得し、制御器30は基準マークAKを含むイメージを分析して、基板Mの位置及び方向を検出することができる。また、基準マークAKは基板Mを搬送する時、基板Mの位置を把握するのに使用されてもよい。
基板M上にはセルCEが形成されることができる。セルCEは少なくとも1つ以上、例えばセルCEは複数が形成されることができる。各々のセルCEには複数のパターンが形成されることができる。各々のセルCEに形成されたパターンは1つのパターングループとして定義されることができる。セルCEに形成されるパターンは露光パターンEP、および第1パターンP1を含むことができる。露光パターンEPは基板M上に実際パターンを形成するのに使用されることができる。また、第1パターンP1は1つのセルCEに形成された露光パターンEPを代表するパターンであり得る。また、セルCEが複数に提供される場合、第1パターンP1は複数に提供されることができる。また、1つのセルCEに複数の第1パターンP1が形成されてもよい。第1パターンP1は各露光パターンEPの一部が合わされた形状を有することができる。第1パターンP1はモニターリングパターンと称されることもあり得る。また、第1パターンP1は線幅モニターリングマクロ(Critical Dimension Monitoring Macro)と称されることもあり得る。
作業者が走査電子顕微鏡SEMを通じて第1パターンP1を検査する場合、1つのセルCEに形成された露光パターンEPの形状の良/不良の可否を推定するすることができる。また、第1パターンP1は検査用パターンであり得る。また、第1パターンP1は実際露光工程に参加する露光パターンEPの中でいずれか1つのパターンであってもよい。また、第1パターンP1は検査用パターンでありながら、実際の露光に参加する露光パターンであってもよい。
第2パターンP2は基板M全体に形成された露光パターンEPを代表するパターンであり得る。例えば、第2パターンP2は各第1パターンP1の一部が合わされた形状を有することができる。
作業者が走査電子顕微鏡SEMを通じて第2パターンP2を検査する場合、1つの基板Mに形成された露光パターンEPの形状の良/不良の可否を推定するすることができる。また、第2パターンP2は検査用パターンであり得る。また、第2パターンP2は実際露光工程には参加しない検査用パターンであり得る。第2パターンP2はアンカーパターン(Anchor Pattern)と称されることもあり得る。
以下では、液処理チャンバー400に提供される基板処理装置に対して詳細に説明する。液処理チャンバー400に搬入される基板Mは、第1パターンP1と第2パターンP2、露光パターンEPの中で少なくとも1つ以上のパターンの線幅調整が必要とすることができる。
図5は図3の液処理チャンバーの一実施形態を概略的に示す図面である。図5を参照すれば、液処理チャンバー400は支持ユニット420、ボウル430、薬液供給ユニット440、および光照射ユニット500を含むことができる。
支持ユニット420は後述するボウル430が定義する処理空間431で基板Mを支持することができる。支持ユニット420は基板Mを支持することができる。支持ユニット420は基板Mを回転させることができる。
支持ユニット420はチャック422、支持軸424、駆動部材425、および支持ピン426を含むことができる。チャック422には支持ピン426が設置されることができる。チャック422は一定厚さを有する板形状を有することができる。チャック422の下部には支持軸424が結合されることができる。支持軸424は中空軸であり得る。また、支持軸424は駆動部材425によって回転されることができる。駆動部材425は中空モーターであり得る。駆動部材425が支持軸424を回転させれば、支持軸424と結合されたチャック422は回転されることができる。チャック422に設置された支持ピン426に置かれる基板Mも、チャック422の回転に共に回転されることができる。
支持ピン426は基板Mを支持することができる。支持ピン426は上部から見る時、大体に円形状を有することができる。また、支持ピン426は上部から見る時、基板Mの角領域と対応する部分が下方向に湾入された形状を有することができる。即ち、支持ピン426は基板Mの角領域の下部を支持する第1面と、基板Mが回転される場合、基板Mの側方向への動きを制限できるように基板Mの角領域の側部と対向する第2面を含むことができる。支持ピン426は少なくとも1つ以上提供されることができる。支持ピン426は複数が提供されることができる。支持ピン426は方形の形状を有する基板Mの角領域の数に対応する数で提供されることができる。支持ピン426は基板Mを支持して基板Mの下面とチャック422の上面を離隔させることができる。
ボウル430は上部が開放された筒形状を有することができる。ボウル430は処理空間431を定義することができる。基板Mは処理空間431内で液処理及び加熱処理されることができる。ボウル430は基板Mに供給される処理液が飛散されて薬液供給ユニット440、および光照射ユニット500に伝達されることを防止することができる。
ボウル430は底部433、垂直部434、および傾斜部435を含むことができる。底部433は上部から見る時、支持軸424が挿入されることができる開口が形成されることができる。垂直部434は底部433から第3方向Zに沿って延長されることができる。傾斜部435は垂直部434から上方向に傾くように延長されることができる。例えば、傾斜部435は支持ユニット420に支持された基板Mに向かう方向に傾くように延長されることができる。底部433には薬液供給ユニット440が供給する処理液を外部に排出することができる排出ホール432が形成されることができる。
また、ボウル430は昇降部材(図示せず)と結合されて、第3方向Zに沿ってその位置が変更されることができる。昇降部材はボウル430を上下方向に移動させる駆動装置であり得る。昇降部材は基板Mに対する液処理及び/又は加熱処理が遂行される間にはボウル430を上方向に移動させ、基板Mが液処理チャンバー400に搬入又は基板Mが液処理チャンバー400から搬出される場合にはボウル430を下方向に移動させることができる。
薬液供給ユニット440は基板Mを液処理する薬液を供給することができる。薬液供給ユニット440は支持ユニット420に支持された基板Mに薬液を供給することができる。薬液は蝕刻液、又はリンス液であり得る。蝕刻液はケミカルであり得る。蝕刻液は基板M上に形成されたパターンを蝕刻することができる。蝕刻液はエッチャント(Etchant)と称されることもあり得る。リンス液は基板Mを洗浄することができる。リンス液は公知された薬液で提供されることができる。
薬液供給ユニット440はノズル441、固定本体442、回転軸443、および回転部材444を含むことができる。
ノズル411は支持ユニット420に支持された基板Mに処理液を供給することができる。ノズル411は固定本体442に一端が連結され、他端が固定本体442から基板Mに向かう方向に延長されることができる。ノズル411は固定本体442から第1方向Xに沿って延長されることができる。また、ノズル411の他端は支持ユニット420に支持された基板Mに向かう方向に一定角度に曲がって延長されることができる。
必要によっては、ノズル441は複数が具備されることができる。ノズル441の中でいずれか1つは上述した蝕刻液を吐出するノズルであり、ノズル441の中で他の1つは上述したリンス液を吐出するノズルであり得る。
本体442はノズル441を固定支持することができる。本体442は回転部材444によって第3方向Zを基準に回転される回転軸443と連結されることができる。回転部材444が回転軸443を回転させれば、本体442は第3方向Zを軸に回転されることができる。したがって、ノズル441の吐出口は基板Mに処理液を供給する位置である液供給位置、そして基板Mに処理液を供給しない位置である待機位置の間で移動されることができる。
光照射ユニット500はマスクである基板Mに光を照射することができる。光照射ユニット500はマスクである基板Mにレーザービームを照射することができる。光照射ユニットはレーザービーム照射ユニットと称されることもあり得る。光照射ユニット500は薬液供給ユニット440が供給する薬液(例えば、蝕刻液)によって、その上面に液膜が形成された基板Mに光を照射して基板Mに形成されたパターンの線幅を調整することができる。光照射ユニット500が照射する光が照射されたマスクMの領域の温度は高くなることができる。したがって、光が照射された領域では相対的に蝕刻がさらに行われ、光が照射されない領域では相対的に蝕刻が少なく行われることができる。このような方式に基板Mに形成されたパターンの線幅を調整することができる。
光照射ユニット500は光ソース510、フラットトップ光学器具520、ミラー530、プリズム光学器具540、光変調素子550、光ダンパー560、冷却器具570、照射位置変更器具580、及びレンズ590を含むことができる。
光ソース510は光Lを発生させることができる。光ソース510は直進性を有する光Lを発生させることができる。光ソース510はレーザービームを発生させることができる。光ソース510はレーザービームソースと称されることもあり得る。光ソース510が発生させる光Lは基板Mに照射されて基板Mを加熱することができる。光ソース510は単位面積(Cm)当たり20W以内の範囲の出力を有することができる。光ソース510は単位面積(Cm2)当たり20W以内の範囲の出力を有する場合、光変調素子550が損傷されなく、適切に駆動されることができる。
フラットトップ光学器具520は光ソース510から出力される光の形状を変換することができる。
図6は光ソースで出力される光の分布を示したグラフであり、図7はフラットトップ光学器具を通過した光の分布を示したグラフである。
図5乃至図7を参照すれば、光ソース510から出力されるレーザービームは図6に図示されたように強度分布がガウシアン分布を有するガウシアン形状を有することができる。より詳細には、光ソース510から出力されるレーザービームは、レーザービームの中心ではその強さが大きく、レーザービームの中心から遠くなるほど、その強さ(強度)がだんだん小さくなることができる(図6参照)。したがって、光ソース510から出力されるレーザービームを基板Mに照射すれば、レーザービームの中心に近い領域はさらに加熱され、レーザービームの縁に近い領域は少なく加熱されることができる。したがって、本発明の一実施形態による光照射ユニット500は光ソース510で出力される光Lの進行経路上にフラットトップ光学器具520を配置することができる。フラットトップ光学器具520は光ソース510で出力されるガウシアン形状の光Lをフラットトップ形態の光Lに変換するレーザービームシェーパーであり得る。光ソース510で出力される光Lはフラットトップ光学器具520を経て強さ(光度)分布が比較的均一なフラットトップ分布を有するフラットトップ形状に変換されることができる(図7参照)。
再び図5を参照すれば、フラットトップ光学器具520を通過した光Lは、ミラー530の中で、第1ミラー531によって反射されることができる。第1ミラー531によって反射された光はプリズム光学器具530に伝達されることができる。
プリズム光学器具530はフラットトップ光学器具520を通過し、第1ミラー531によって反射された光Lを、光変調素子550に再び反射することができる。光変調素子550に伝達された光Lは光変調素子550で変調されて、出力されることができる。光変調素子550で変調されて出力される光Lはプリズム光学器具530を通過してミラー530の中で第2ミラー532に伝達されることができる。第2ミラー532に伝達された光Lは反射されて照射位置変更器具580に伝達されることができる。
光変調素子550は伝達された光Lを変調することができる。光変調素子550は光ソース510が発生させる光Lを変調して照射パターンを形成することができる。光変調素子550はDMD(Digital Micro-mirror Device)素子であり得る。
図8は光変調素子の形状を概略的に示した図面である。光変調素子550は素子基板SBと複数のマイクロミラーMIを含むことができる。素子基板SBには複数のマイクロミラーMIの各々に対応される電極が設置されることができる。制御器30は素子基板SBに設置される電極に“0”又は“1”のデジタル信号を伝送することができる。マイクロミラーMIは回転可能に構成されることができる。マイクロミラーMIは第1方向X、第2方向Y、又は第1方向Xと第2方向Yを通る平面と平行である方向を回転軸として回転可能に構成されることができる。“0”のデジタル信号が伝達された電極と対応するマイクロミラーMIはオフ(Off)状態になることができ、“1”のデジタル信号が伝達された電極と対応するマイクロミラーMIはオン(On)状態になることができる。オン(On)状態のマイクロミラーMIは基板Mに光Lを照射することができ、オフ(Off)状態のマイクロミラーMIが反射する光Lは基板Mに照射されなくともよい。
図9は光変調素子で出力された光が基板に照射される形状を示す図面である。図9では説明の便宜をために、マイクロミラーMIの中でいずれか1つのマイクロミラーMIが反射する光の進行経路を図示した。図5、図8、及び図9を参照すれば、オン(On)状態のマイクロミラーMIは基板Mに伝達されることができる。
図10は光変調素子で出力された光が光ダンパーで除去される形状を示す図面である。図10では説明の便宜のために、マイクロミラーMIの中でいずれか1つのマイクロミラーMIが反射する光Lの進行経路を図示した。図5、図8、及び図10を参照すれば、オフ(Off)状態のマイクロミラーMIは光Lを反射して、基板Mに光Lを伝達しないことがあり得る。具体的に、マイクロミラーMIは上述したように回転可能に構成される。オフ状態のマイクロミラーMIは回転されて、光ソース510から伝達された光Lの進行経路を変更して基板Mに光が伝達されないようにすることができる。オフ状態のマイクロミラーMIが吐出する光Lは後述する光ダンパー560の第2ホール562を通過できなく、光ダンパー560の内側面に照射されて消滅されることができる。
図11は光ダンパーで光が除去される原理を説明するための図面である。図5及び図11を参照すれば、光ダンパー560は内部空間を有する筒形状を有することができる。光ダンパー560は光Lを吸収して除去することができる合成樹脂等の素材で形成されることができる。光ダンパー560の内部空間にはプリズム光学器具540が配置されることができる。光変調素子550は光ダンパー560の内部空間に配置されてもよく、又は光ダンパー560の外側に設置されてもよい。
光ダンパー560には第1ホール561と第2ホール562が形成されることができる。第1ホール561は光ダンパー560の側部に形成されることができる。第1ホール561は光ソース510で発生してフラットトップ光学器具520を経て変換された光Lが通過するホールであり得る。第2ホール562は光学変調素子550で変調された光Lが通過するホールであり得る。第2ホール562は光ダンパー560の下部に形成されることができる。
光ダンパー560の内側面563にはグルーブGが形成されることができる。光ダンパー561の内側面563に形成されたグルーブGはオフ状態のマイクロミラーMIが反射する光を吸収できるように構成されることができる。具体的に、グルーブGに光Lが伝達されれば、光LはグルーブGで反射が数回行って除去されることができる。光LはグルーブGで数回反射されて光ダンパー560に熱エネルギーを取り除きながら、除去されることができる。図5及び図11では、光ダンパー560の下部のみにグルーブGが形成されることを例として図示したが、これに限定されることではなく、グルーブGは光ダンパー560の内側面563の全体に亘って形成されることができる。
再び図5を参照すれば、光ダンパー560が光Lを除去することによって、光ダンパー560の温度は高くなることができる。したがって、本発明の一実施形態による光照射ユニット500は光ダンパー560を冷却させる冷却器具570を含むことができる。冷却器具570は光ダンパー560を冷却させるための気流を形成するファン(Fan)であり得る。
図12は光変調素子で出力される光の照射パターンを説明するための図面である。図5、図8、及び図12を参照すれば、上述したようにマイクロミラーMIはオン状態とオフ状態との間で転換されることができる。各々のマイクロミラーMIのオン状態とオフ状態での状態転換は非常に短い時間内に行われることができる。各々のマイクロミラーMIのオンーオフ状態の転換によって、光変調素子550は非常に様々な照射パターンHPを形成することができる。例えば、図12では単位時間(例えば、1秒)の間に各マイクロミラーMIで反射する光Lが基板Mに単位時間当たり伝達する熱量を表示した。照射パターンHPは各マイクロミラーMIと対応する複数のパターンPで構成されることができる。各マイクロミラーMIで単位時間当たり基板Mに伝達する熱量を大きくしようとする場合、単位時間当たりマイクロミラーMIのオン状態を長く、オフ状態を短く維持することができる。各マイクロミラーMIで単位時間当たり基板Mに伝達する熱量を小さくしようとする場合、単位時間当たりマイクロミラーMIのオン状態を短く、オフ状態を長く維持することができる。
図13は照射位置変更器具が光の照射位置を変更する形状を示す図面である。図5及び図13を参照すれば、照射位置変更器具580は光変調素子550で変調されて特定照射パターンHPを有する光Lを反射させて、照射位置を変更することができる。照射位置変更器具580は液処理チャンバー400内にその位置が固定されて設置されることができる。照射位置変更器具580は第1反射器具581及び第2反射器具583を含むことができる。第1反射器具581は第1回転駆動器581a及び第1回転ミラー581bを含むことができる。第2反射器具583は第2回転駆動器583a及び第2回転ミラー583bを含むことができる。第1回転駆動器581aと第2回転駆動器583aはモーターであり得る。光変調素子550で変調された光Lは第1反射器具581で反射されて、第2反射器具583に伝達されることができる。第2反射器具583に伝達された光Lは第2反射器具583で再び反射されてレンズ590に伝達されることができる。照射位置変更器具580はガルバノスキャナ(Galvano Scanner)であり得る。
第1回転ミラー581bの回転軸と第2回転ミラー583bの回転軸は互いに平行でないことがあり得る。また、必要によって第1回転ミラー581bの回転軸と第2回転ミラー583bの回転軸は垂直でないこともあり得る。したがって、第2ミラー532を通じて反射されて伝達される光Lの照射位置は第1回転ミラー581b及び第2回転ミラー583bの回転によって多様に変化されることができる。
図14は照射位置変更器具で斜めの方向に進行する光の進行方向を垂直方向に変換する形状を示す図面である。図5及び図14を参照すれば、照射位置変更器具580で照射位置が変更される光Lは傾いた方向に進行されることができる。照射位置変更器具580によって傾いた方向に進行される光Lが直ちに基板Mに伝達されれば、基板Mには光Lが斜めに入射されることができる。このような問題を解消するために、本発明の一実施形態による光照射器具500は照射位置変更器具580と支持ユニット42との間にレンズ590が配置されることができる。レンズ590はF-Thetaレンズであり得る。レンズ590は照射位置変更器具580によって地面に垂直になる第3方向Zに対して傾くように進行する光を垂直になる方向である第3方向Zに屈折させるように構成されることができる。
図15は本発明の一実施形態による基板処理方法を示したフローチャートである。本発明の一実施形態による基板処理方法はマスクを処理するマスク処理方法であり得る。以下では説明する基板処理方法は、上述した制御器30が、基板処理装置が具備する構成を制御して遂行されることができる。、
図4、図5、及び図15を参照すれば、本発明の一実施形態による基板処理方法は、マスク検査段階(S10)、アラインメント段階(S20)、薬液供給段階(S30)、及び光照射段階(S40)を含むことができる。
マスク検査段階(S10)には基板Mに形成されたパターンの線幅を検査することができる。例えば、マスク検査段階(S10)には基板Mに形成された第1パターンP1、第2パターンP2、及び露光パターンEPの線幅を検査することができる。マスク検査段階(S10)には基板Mに形成された第1パターンP1、第2パターンP2、及び露光パターンEPの中でパターン線幅の調整が必要であるパターンを特定することができる。マスク検査段階(S10)には基板M上に光Lの照射が必要である領域を特定することができる。マスク検査段階(S10)はカメラ等のビジョンセンサー等を利用した基板Mを撮像する方式に行われることができる。マスク検査段階(S10)は本発明の基板処理装置に具備される検査チャンバー(図示せず)で行われることができ、又は基板処理装置の外部に具備される別の検査チャンバーでも行われることができる。マスク検査段階(S10)にはビジョン検査を通じて基板Mに形成されたパターンの線幅調整が必要である領域(即ち、光Lによって加熱が必要である領域)をマッピングすることができる。マスク検査段階(S10)でマッピングされた線幅調整が必要である領域に対するマッピングデータは、線幅調整が必要である領域の基板M上位置及びサイズ、並びに、パターンの線幅情報等を含むことができる。マッピングデータは制御器30が記憶することができる。
図15を参照すれば、アラインメント段階(S20)には基板Mの位置及び方向に対するアラインメントと、光照射ユニット500が照射する光Lの照射位置に対するアラインメントが遂行されることができる。
まず、基板Mの位置及び方向に対するアラインメントは、基板M上に表示されるアラインメントマークAKを利用して遂行されることができる。例えば、液処理チャンバー400が有する未図示のカメラ等のビジョンセンサーを利用して基板Mを撮像し、基板Mに表示されたアラインメントマークAKを通じて支持ユニット420に基板Mが置かれる位置、および基板Mの方向を確認し、アラインメントすることができる。例えば、基板Mの位置がずれた場合、搬送ロボット320によって基板Mの位置をアラインメントすることができる。また、基板Mの位置がずれた場合、ずれた位置を反映して光照射ユニット500が光Lを照射してもよい。また、基板Mの方向がずれた場合、支持ユニット420は基板Mを回転させて基板Mの方向をアラインメントすることができる。
図16は図15のアラインメント段階を遂行する基板処理装置の形状を示す図面である。図16を参照すれば、光照射ユニット500が照射する光Lの照射位置に対するアラインメントはアラインメントユニット610、620を活用して適用することができる。例えば、液処理チャンバー400はアラインメントユニット610、620を具備することができる。アラインメントユニット610、620は基板Mとレンズ590との間で水平方向に移動可能に構成されるアラインメントプレート610と、アラインメントカメラ620を含むことができる。
アラインメント段階(S20)で、光照射ユニット500によって照射される光Lが照射される位置は、光Lの照射位置を変更する照射位置変更器具580(ガルバノスキャナ)の下方にアラインメントプレート610を位置させて、光照射ユニット500がアラインメントプレート610に光Lを照射することができる。アラインメントプレート610に照射された光Lはアラインメントプレート610に光Lが照射された痕跡を残すことができる。アラインメントプレート610は未図示の移動器具によってビジョンセンサーであるアラインメントカメラ620の下側に移動することができる。アラインメントカメラ620は光Lが照射された痕跡を撮像することができる。アラインメントカメラ620が撮像したアラインメントプレート610のイメージは制御器30に伝送され、制御器30は伝送されたイメージから光照射ユニット500の照射位置がずれているか否かを確認することができる。
例えば、光照射ユニット500の照射位置変更器具580が設定位置に光Lを照射するようにセッティングされた状態で、アラインメントプレート610に光を照射し、アラインメントプレート610が移動した方向及び距離、並びに、アラインメントプレート610に光Lが照射された位置座標値を総合して、照射位置変更器具580が実際に光Lを照射した実際照射位置を推定し、実際の照射位置と前記設定位置が互いに同一であるか否かを比較して、光照射ユニット500の光Lが照射された位置のアラインメントが一致しているか否かを確認し、アラインメントが一致していないか場合、その誤差値を反映して照射位置変更器具580が動作することができる。
図17は図15の薬液供給段階を遂行する基板処理装置の形状を示す図面である。図4、図15、及び図17を参照すれば、薬液供給段階(S30)には基板Mに薬液Cを供給することができる。薬液供給段階(S30)には基板Mを回転させながら、薬液Cを供給することができ、これと異なりに基板Mを回転させずに薬液Cを供給してもよい。薬液供給段階(S30)で供給される薬液Cは蝕刻液であり得る。薬液Cはエッチャント(Etchant)と称されることもあり得る。薬液供給段階(S30)が終了されれば、基板M上には薬液Cによる液膜が形成されている。薬液供給段階(S30)で、支持ユニット420は基板Mを回転させることもでき、又は基板Mのアラインメントがずれることを防止するために基板Mを回転させなく、支持してもよい。
図18及び図19は図15の光照射段階を遂行する基板処理装置の形状を示す図面であり、図20は光照射ユニットの照射順序を説明するためのマスクの形状である。図15、図18、乃至図20を参照すれば、光照射段階(S40)には薬液Cによる液膜が形成された基板Mの上面に光を照射して基板Mの特定領域を加熱することができる。薬液Cによって基板M上のパターンの全体的な蝕刻が行われ、光Lが照射された特定領域は加熱されて蝕刻がさらに行われることができる。蝕刻が行われる程度は光Lが単位時間当たり伝達する熱量によって変わることになり、本発明の光変調素子550は様々な形状を有する照射パターンを形成することができるので、基板Mに対する蝕刻を様々な形状に制御することができるようになる。光照射段階(S40)に支持ユニット420は基板Mを回転させなく、支持することができる。
また、図20に図示されたようにマスク検査段階(S10)で特定された光Lの照射が必要である領域、言い換えれば加熱が必要である領域(A1乃至A8)の各々には光照射ユニット500が特定照射パターンを有する光Lを照射することができる。例えば、第1領域A1に光Lを照射する時は、光変調素子550が第1照射パターンを形成し、第1領域A1と異なる第2領域A2に光Lを照射する時は、光変調素子550が第2照射パターンを形成することができる。また、光L照射が必要である領域A1乃至A8に対する光Lの照射順序は、その位置によって順次的に照射することではなく、照射順序をランダムに決定することができる。制御器30はマスク検査段階(S10)で特定された光Lの照射が必要である領域に対する照射順序を、ランダムに決定するアルゴリズムが記憶されていることができる。光L照射が必要である領域A1乃至A8に対する光Lの照射順序は、その位置によって順次的に照射するようになれば、特定領域に対する熱伝達が行われる時間が過度に長くなることができる。例えば、A1、A2、A3領域に対する加熱を順次的に遂行すれば、A2領域はA1領域を加熱しながら、発生する熱を間接的に受けるようになり、A3領域を加熱しながら、発生する熱も間接的に受けるようになる。また、A1、A2、A3領域と遠く離れているA4乃至A8領域は熱伝達を受けることができない状態に薬液Cに露出される時間が長くなる。言い換えれば、光L照射が必要である領域A1乃至A8に対する光Lの照射順序は、その位置によって順次的に照射すれば、パターン線幅の調整を精密に遂行することを難しくする。
したがって、本発明の制御器30は光Lの照射順序をランダムに決定して上述した問題が発生することを最小化することができる。また、本発明が光Lの照射順序をランダムにすることが可能なことは、本発明で光Lの照射位置を変更することを、基板Mを移動させて変更することではなく、光L自体の進行方向を照射位置変更器具580が変更するので、可能である。例えば、光Lは固定された状態に基板Mを支持するステージを移動する方式に光Lの照射位置を変更する場合、照射順序をランダムに下面ステージが移動するのに所要される時間が長くなるので、基板Mを処理するのに所要される時間を長くすることができる。
しかし、本発明は光Lが基板Mに照射される間に、及び/又は光Lの照射位置が変更される間に、支持ユニット420は基板Mの水平方向位置が固定された状態に維持し、光L自体の進行方向を照射位置変更器具580が変更するので、照射順序をランダムにしても基板Mを処理するのに所要される時間がほとんど長くならない。
また、本発明の光変調素子550は光ソース510が発生させる光Lの幅をそのまま維持するか、又は光Lの幅を狭める方法で光Lを変調することができる。このような光Lが基板Mに伝達される場合、単位面積を加熱するのに適用されるマイクロミラーMIの数が多くなる。したがって、単位面積を加熱するマイクロミラーMIの中で一部が故障しても、他のマイクロミラーMIによって加熱を十分に遂行することができるようになる。
上述した例では基板Mがマスクであることを例として説明したが、これに限定されることではない。例えば、基板はウエハ、ガラス基板等の蝕刻又はパターン線幅の調整が必要である多様な種類の基板で提供されることができる。
以上の詳細な説明は本発明を例示するものである。また、前述した内容は本発明の好ましい実施形態を例として説明することであり、本発明は多様な他の組合、変更、及び環境で使用することができる。即ち、本明細書に開示された発明の概念の範囲、前述した開示内容と均等な範囲、及び/又は当業界の技術又は知識の範囲内で変更又は修正が可能である。前述した実施形態は本発明の技術的思想を具現するための最善の状態を説明することであり、本発明の具体的な適用分野及び用途で要求される様々な変更も可能である。したがって、以上の発明の詳細な説明は開示された実施状態に本発明を制限しようとする意図ではない。添付された請求の範囲は他の実施状態も含むことと解析されなければならない。
M 基板
AK 基準マーク
C セル
EP 露光パターン
P1 第1パターン
P2 第2パターン
420 支持ユニット
422 チャック
424 支持軸
425 駆動部材
426 支持ピン
430 ボウル
431 処理空間
432 排出ホール
433 底部
434 垂直部
435 傾斜部
436 昇降部材
440 液供給ユニット
441 ノズル
442 固定本体
443 回転軸
444 回転部材
500 光照射ユニット
510 光ソース
520 フラットトップ光学器具
530 ミラー
531 第1ミラー
532 第2ミラー
540 プリズム光学器具
550 光変調素子
560 光ダンパー
561 第1ホール
562 第2ホール
563 内側面
G グルーブ
570 冷却器具
580 照射位置変更器具
590 レンズ


Claims (20)

  1. 所定のパターンが形成されたマスクを処理するマスク処理装置であって、
    マスクを支持する支持ユニットと、
    薬液によって液膜が形成されたマスクのパターンに光を照射してパターンの線幅を調整する光照射ユニットと、を含み、
    前記光照射ユニットは、
    光を発生させる光ソースと、
    前記光ソースで発生される光を変調して照射パターンを形成する光変調素子と、を含む
    マスク処理装置。
  2. 前記光変調素子は、
    回転可能に提供されるマイクロミラーと、
    前記マイクロミラーが設置される素子基板と、を含む請求項1に記載のマスク処理装置。
  3. 前記光照射ユニットは、
    前記マイクロミラーによって反射方向が変更されてマスクに伝達されない光を除去するための光ダンパーをさらに含む請求項2に記載のマスク処理装置。
  4. 前記光ダンパーは、内部空間を有する筒形状を有し、前記光変調素子が変調した光が通過するホールが形成される請求項3に記載のマスク処理装置。
  5. 前記光ダンパーの内側面の中で少なくとも一部は、前記マイクロミラーによって反射方向が変更されてマスクに伝達されない光を除去できるように構成されるグルーブが形成される請求項4に記載のマスク処理装置。
  6. 前記光照射ユニットは、
    前記光ダンパーを冷却させる冷却器具をさらに含む請求項3に記載のマスク処理装置。
  7. 前記光変調素子が変調した光の照射位置を変更する照射位置変更器具をさらに含み、
    前記照射位置変更器具は、
    回転駆動器と、
    前記回転駆動器に結合された回転可能な回転ミラーと、を含む請求項1に記載のマスク処理装置。
  8. 複数の前記回転駆動器及び複数の前記回転ミラーが設けられ、
    複数の前記回転ミラーのうちのいずれかの前記回転ミラーの1つの回転軸と、他の前記回転ミラーの1つの回転軸とは、互いに平行でないように設置される請求項7に記載のマスク処理装置。
  9. 前記照射位置変更器具と前記支持ユニットとの間に設置され、前記照射位置変更器具によって傾くように進行する光を垂直になる方向に屈折させるF-Thetaレンズをさらに含む請求項7に記載のマスク処理装置。
  10. 前記光照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、
    前記制御器は、光照射が要求されるマスクの複数の領域の各々に要求される照射パターンを形成するように前記光変調素子を制御し、複数の領域に対する照射順序をランダムに決定する請求項1に記載のマスク処理装置。
  11. 所定のパターンが形成された基板を処理する基板処理装置であって、
    基板を支持する支持ユニットと、
    前記支持ユニットに支持された基板に薬液を供給する薬液供給ユニットと、
    前記支持ユニットに支持されるとともに前記薬液供給ユニットが供給した薬液によって液膜が形成された基板のパターンにレーザービームを照射するレーザービーム照射ユニットと、を含み、
    前記レーザービーム照射ユニットは、
    レーザービームを発生させるレーザービームソースと、
    前記レーザービームソースで発生されるレーザービームを変調して照射パターンを形成するDMD(Digital Micro-mirror Device)素子と、を含む基板処理装置。
  12. 基板を処理する処理空間を定義するボウルをさらに含み、
    前記支持ユニットは、前記処理空間で基板を支持する請求項11に記載の基板処理装置。
  13. 前記レーザービーム照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、
    前記制御器は、基板の第1領域にレーザービームを照射する時、前記DMD素子が第1照射パターンを形成し、基板の前記第1領域と異なる第2領域にレーザービームを照射する時、前記DMD素子が第2照射パターンを形成するように前記レーザービーム照射ユニットを制御する請求項11に記載の基板処理装置。
  14. 前記レーザービーム照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、
    前記制御器は、レーザービームの照射が必要である基板の複数の領域に対する照射順序をランダムに決定し、決定された前記照射順序に応じて基板にレーザービームを照射するように前記レーザービーム照射ユニットを制御する請求項11に記載の基板処理装置。
  15. 前記DMD素子が変調したレーザービームの照射位置を変更する照射位置変更器具をさらに含み、
    前記支持ユニットは、レーザービームが基板に照射される間に、及び/又はレーザービームの照射位置が変更される間に基板の水平方向位置を固定された状態に維持させるように構成される請求項14に記載の基板処理装置。
  16. 前記薬液供給ユニット及び前記レーザービーム照射ユニットを制御する制御器をさらに含み、
    前記制御器は、前記薬液供給ユニットが前記支持ユニットに支持された基板に薬液を供給して液膜を形成し、液膜が形成された基板に前記レーザービーム照射ユニットがレーザービームを照射するように前記薬液供給ユニット、および前記レーザービーム照射ユニットを制御する請求項11に記載の基板処理装置。
  17. 前記レーザービームソースで照射されるガウシアン形状のレーザービームをフラットトップ形状のレーザービームに変換するフラットトップ光学器具をさらに含む請求項11に記載の基板処理装置。
  18. 前記DMD素子は、前記レーザービームソースが発生させるレーザービームの幅をそのまま維持するか、又はその幅を狭める方法でレーザービームを変調する請求項11に記載の基板処理装置。
  19. EUV光を反射して基板上に基板パターンを形成するEUVマスクを処理するマスク処理装置であって、
    所定のマスクパターンが形成されたマスクを支持する支持ユニットと、
    マスクにエッチャントである薬液を供給する液供給ユニットと、
    前記液供給ユニットが供給した薬液によって液膜が形成されたマスクのマスクパターンにレーザービームを照射してマスクパターンの線幅を調整するレーザービーム照射ユニットと、を含み、
    前記レーザービーム照射ユニットは、
    ガウシアン形状のレーザービームを発生させるレーザービームソースと、
    前記レーザービームソースで発生されるレーザービームを変調して照射パターンを形成するDMD素子と、
    前記DMD素子によって反射方向が変更されて基板に照射されないレーザービームを除去するレーザービームダンパーと、
    前記レーザービームダンパーには前記DMD素子によって変調されたレーザービームが通過するホールが形成され、前記レーザービームダンパーの内側面には基板に照射されないレーザービームを除去できるように構成される複数のグルーブが形成され、
    前記レーザービームソースと前記DMD素子との間に設置されて、ガウシアン形状のレーザービームをフラットトップ形状のレーザービームに変換するフラットトップ光学器具と、
    前記DMD素子によって変調されたレーザービームがマスクに照射される位置を変更するガルバノスキャナである照射位置変更器具と、
    前記照射位置変更器具と前記支持ユニットとの間に位置し、前記照射位置変更器具を通過したレーザービームの進行方向を垂直になる方向に変更するF-Thetaレンズと、
    を含むマスク処理装置。
  20. 前記レーザービーム照射ユニット及び前記液供給ユニットを制御する制御器をさらに含み、
    前記制御器は、
    前記液供給ユニットが前記支持ユニットに支持されたマスクに薬液を供給して液膜を形成するように前記液供給ユニットを制御する動作と、
    前記制御器がレーザービームの照射が必要であるマスクの複数の領域に対するレーザービームの照射順序をランダムに決定する動作と、
    前記DMD素子が複数の領域の中でレーザービームの照射が進行される領域に対応される照射パターンを形成するように前記DMD素子を制御する動作と、
    形成された照射パターン及び前記照射順序に応じてレーザービームをマスクに照射する動作と、を遂行するように構成される請求項19に記載のマスク処理装置。
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