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JP7424623B2 - 差し込み継手 - Google Patents

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JP7424623B2
JP7424623B2 JP2020076548A JP2020076548A JP7424623B2 JP 7424623 B2 JP7424623 B2 JP 7424623B2 JP 2020076548 A JP2020076548 A JP 2020076548A JP 2020076548 A JP2020076548 A JP 2020076548A JP 7424623 B2 JP7424623 B2 JP 7424623B2
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Description

この発明は、合成樹脂製の角型のケーブル保護管をハンドホールに接続する際に好適に用いられるような差し込み継手に関する。
角型のケーブル保護管は、断面形状円形の円形部と断面形状角形の角形部が交互に連続形成されたものである。角型構造を有するので、角型のケーブル保護管は高い外圧強度を有し、多条敷設の際に位置安定性が良い。このため敷設に際して円筒管の場合のような管台は不要となり、コンパクトに多条管路を形成することができる。
多条敷設される角型ケーブル保護管をハンドホールに接続する際には、下記特許文献1に開示されている管接続具が用いられる。
この管接続具は、ハンドホールに設けられた設置孔と略同一の外径を有するコンクリート基部と、コンクリート基部内に一部が埋設される複数の筒状体で構成されている。筒状体は、コンクリート基部に埋設される埋設部と、ケーブル保護管の端部が差し込まれる管接続口を同一軸線上に有している。
複数の筒状体の埋設部は、コンクリート基部に対して、縦横に並べられた状態で固定されている。また管接続口は、角型のケーブル保護管における角形部が嵌る断面略四角形状である。
このような管接続具は、工場で製造されて現場に搬入され、設置したハンドホールの側壁にあらかじめ形成された設置孔に嵌めたのち、設置孔とコンクリート基部との間にモルタル等の充填材を充填して固定される。
しかし、管接続具は筒状体の一部を型枠に入れてからコンクリートを流し込んで製造されるので、製造するのに時間がかかる。しかもコンクリート基部は重いので運搬とハンドホールに対する固定は容易ではない。
この点、円筒管をハンドホールに接続するための管継手であるが、下記特許文献2に開示されたものがある。この管継手は、受け継手の基端をハンドホールの側壁に形成された丸穴に挿入したのち、丸穴の周囲をベルマウスと締め付け部材で内外に挟みつけて容易に固定する構造である。
また、特許文献1の筒状体の管接続口に対してケーブル保護管の差し込み端部を接続する際には、ケーブル保護管の差し込み端部の外周面に別体の抜止部材を嵌合させてから管接続口に差し込む必要がある。このため、抜止部材を現場で嵌合する手間が必要であり、作業性は良くない。
この点、下記特許文献3には、ケーブル保護管を差し込むだけで接続できる接続雌部構造が開示されている。接続雌部構造は、ケーブル保護管の端部が挿入される角筒状部の開口部側の内面に抜け止め部材を有している。この抜け止め部材は、角筒状部とは別体の板バネで構成されている。
抜け止め部材を備えているので、特許文献3の構造では、現場においてはケーブル保護管を差し込むだけで接続ができる。しかも、角筒状部の開口部とは反対側の内面には吸水膨張布が貼着されているので、埋め戻したときに吸水膨張布が膨張して、水の侵入を阻止できる。
しかしながら、特許文献3の構造は別体の板バネからなる抜け止め部材を角筒状部に対して固定する必要があるので、製造において手間がかかる。
特許第5085944号公報 特許第4961174号公報 特許第5183281号公報
この発明は、例えば多条敷設される角型のケーブル保護管をハンドホールに接続するための構成が、コンクリートの打設なしに容易に製造でき、接続作業も容易であるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、断面形状円形の円形部と断面形状角形の角形部を長手方向に交互に有する角型管の端部が差し込まれる角筒部と、前記角筒部に一体形成されて受け継手に差し込まれる円筒部を有する差し込み継手であって、前記角筒部が、少なくとも2個の前記角形部を挿入可能な長さに形成されるとともに、前記角筒部における差し込まれた前記角型管の前記円形部に対応する部位に、前記角筒部の入り口側の一部を除いた周囲に切り欠き溝を有し内外に弾性変位する変位板が一体形成され、前記変位板の内面に、内方へ突出する係止突起が幅方向に沿って複数並設され、前記係止突起における前記角筒部の入り口側の面に、奥ほど内方に傾く傾斜面が形成された差し込み継手である。
この構成では、角型管をハンドホール等に接続するのに際しては、角型管の差し込み端部を角筒部に差し込んで接続してから、円筒部を適宜の受け継手に接続する。円筒部を受け継手に接続したのち、角型管の差し込み端部を角筒部に接続してもよい。
角型管の差し込み端部を角筒部に差し込むと、角型管の角形部に係止突起が押されて、変位板が外方に弾性変形し、先端の角形部が通過した時点で変位板が弾性復帰する。これによって、係止突起が円形部に嵌り、先端の角形部における反差し込み方向側の面に対して抜け止めを行う。
変位板の幅方向に複数存在する係止突起は、幅広い範囲に抜け止め作用を発揮する。また、係止突起の傾斜面は、角型管の差し込みを容易にするとともに、係止突起の強度を高める。
この発明によれば、円筒部を有し、円筒部を適宜の受け継手に差し込んで接続するので、コンクリートに埋設した継手を用いずとも多条敷設の角型管の接続が容易に行える。
また円筒部と一体の角筒部は、一体の変位板と係止突起を有しており、角型管を差し込むだけで接続できるので、現場での接続作業は容易である。
角型管と差し込み継手の斜視図。 角型管をハンドホールに接続する概要を示す斜視図。 角型管のハンドホールへの接続状態を示す断面図。 差し込み継手の本体部の各面と断面を表す図。 角型管を差し込み継手に接続する際の動きを示す断面図。 角型管を差し込み継手に接続した状態の一部断面側面図。 差し込み継手を受け継手に接続する態様を示す正面図。 他の例に係る差し込み継手の斜視図。 図8の差し込み継手における本体部の各面と断面を表す図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1に、角型管11と、角型管11の差し込み先端部11aに装着される差し込み継手31の斜視図を示す。
角型管11は、断面形状円形の円形部12と断面形状角形の角形部13を長手方向に沿って交互に有する構造であり、内部の空間14にケーブルが挿通され収容される。円形部12は角形部13よりも小径である。また、角形部13は正面視略長方形のものを図示したが、八角形に近い形状のものであってもよい。
差し込み継手31は、図2に示したように角型管11をハンドホール51に接続するための構成の一部であり、角型管11の差し込み先端部11aが差し込まれる角筒部32と、角筒部32に一体形成されて受け継手71に差し込まれる円筒部33を有している。すなわち、差し込み継手31は、先端側の円筒部33をハンドホール51に固定された受け継手71に対して接続され、これによって後端側の角筒部32部に装着した角型管11をハンドホール51に接続する。
まず、受け継手71の概略構造を説明する。受け継手71は、図3に示したように、円筒状の本体部材72と、ハンドホール51の側壁52の内面側に固定されるベルマウス73と、外面側に固定される締め付け部材74で構成されている。
本体部材72は、ハンドホール51の側壁52の厚さよりも長く形成され、長手方向の基部側にねじ部75が形成されている。ねじ部75は内周面に雌ねじ75aを、外周面に雄ねじ75bを有している。
他方、長手方向の遊端には、差し込み継手31の円筒部33が差し込まれる受け筒部76が形成されている。受け筒部76には長手方向の中間部における内周面に、拡径する方向に弾性変形する環状の係止リング77が装着されている。
ベルマウス73は、円環板状をなしハンドホール51の側壁52における内面に当接する当接面部73aと、当接面部73aの内周位置から当接面部73aに対して垂直に延びる円筒状部73bを有している。当接面部73aにおける円筒状部73bを有する側の面には、水分を吸収すると膨張する水膨張性シート78が装着されている。円筒状部73bの外周面には、本体部材72のねじ部75に形成された雌ねじ75aに螺合する雄ねじ73cが形成されている。
締め付け部材74は、短円筒状であり、本体部材72のねじ部75の外周面に螺合する大きさである。つまり、内周面には本体部材72のねじ部75に形成された雄ねじ75bに螺合する雌ねじ74aが形成されている。雌ねじ74aはその面に水膨張性シート79を有している。また、一方の端面には、鍔状にわずかに広がりハンドホール51の側壁52における外面に当接する締め付け面74bが形成されている。この締め付け面74bは、ベルマウス73の当接面部73aと同様に水膨張性シート78を有している。
このような受け継手71に接続される差し込み継手31は、合成樹脂で一体成形された本体部31aと、本体部31aに取り付けられる水膨張性シート34で構成される。本体部31aは、前述のように角筒部32と円筒部33を有し、円筒部33の少なくとも先端側の部分は受け筒部76に挿入嵌合可能な大きさの円筒状である。円筒部33は先端部に、前述した受け継手71の係止リング77が係止する円環状の係止凹溝35を有している。また係止凹溝35よりも先端の外周面には、先端側ほど小径となるテーパ面36が形成されている。
図4に、差し込み継手31の本体部31aの正面、平面、側面の各面と、断面(図4の(c)におけるA-A断面図)を示す。
この図に示したように、差し込み継手31の円筒部33は、大径部33aと、大径部33aよりも若干小径の小径部33bを有し、小径部33bが受け継手71の受け筒部76に挿入される部分である。大径部33aと小径部33bとの間には段差面33cが形成されている。大径部33aを有する部分の内部は、差し込まれた角型管11の円形部12が入る部分である。大径部33aと小径部33bとの間に相当する部分の内部には、角型管11の円形部12よりも小径となる内周方向に突出したリブ状の環状突部33dが形成されている。
差し込み継手31の角筒部32は、角型管11の角形部13が嵌る大きさの略断面四角形であり、隣接する少なくとも2個の角形部13が挿入可能な長さに形成されている。角筒部32は四隅にアール部32aを有している。
角筒部32における差し込まれた角型管11の角形部13間に位置する円形部12に対応する部位、換言すれば、角筒部32における軸方向の中間部に相当する部位には、切り欠き溝37の形成により得られる変位板38が設けられている。つまり、変位板38は、角筒部32の入り口側の一部を除いた周囲に厚み方向に貫通する切り欠き溝37に囲まれて、角筒部32に対して内外に弾性変位可能に一体形成されている。この例では、変位板38は四角形であり、切り欠き溝37は軸方向に延びる平行な2本の縦線部37aと縦線部37aの先端同士を連結する横線部37bで構成されている。
変位板38が、角筒部32の幅方向の中間位置に形成され、その幅方向の長さは、角筒部32の幅方向における長さの3分の1より大きく平らである。具体的には、4隅にアール部32aを有しているので、アール部32aに近い位置に、前述した2本の縦線部37aが形成されている。
このような変位板38は、角筒部32の中心線(角筒部32の中心の仮想の軸線)を挟んで一対設けられている。つまり、角筒部32の断面形状が略四角形であるので、角筒部32を横向きに置いたときに上下になる2面、または左右になる2面に形成されている。
そして、変位板38の内面には、内方へ突出する係止突起39が幅方向に沿って複数並設されている。この例では、係止突起39は変位板38の幅方向の両側縁に一対形成されている。
係止突起39は三角形状であり、係止突起39における角筒部32の入り口側の面に、奥ほど内方に傾く傾斜面39aを有している。係止突起39における角筒部32の奥側の面は、垂直に切り立つ垂直面39bであり、切り欠き溝37の横線部37bと面一である。
また係止突起39は、変位板38における角筒部32の長手方向の途中から先端側にかけて形成されている。換言すれば、係止突起39の変位板38に接する部分の長さは、切り欠き溝37の縦線部37aよりも短い。なお、係止突起39の高さや大きさは、接続する角型管11の各部の大きさによって適宜設定される。
前述した水膨張性シート34は、水分を吸収すると膨張するものであり、例えば、水分を吸収して膨張する水膨張材を不織布内に含有させることで得られる。水膨張材としては、粉粒状のもの、シート状のもの、液状のものなどが適宜使用できるが、繊維状のものを用いると、不織布を構成する繊維との一体性が高まるのでよい。水膨張性シート34は水膨張性の不織布以外のもので構成してもよい。
この水膨張性シート34は、本体部31aの角筒部32の内面における切り欠き溝37の横線部37bに接する位置から奥側に備えられている。水膨張性シート34の取付け位置は、四角筒状をなす内周面の全周であり、貼着などの適宜手段で取り付けられる。
以上のように構成された差し込み継手31を用いて角型管11をハンドホール15に接続する作業は次のように行う。
まず、角型管11の差し込み先端部11aを差し込み継手31の角筒部32に差し込んで接続する。その後、差し込み継手31の円筒部33をハンドホール51の側壁52に固定した受け継手71に接続する。手順は逆にして、差し込み継手31の円筒部33を受け継手71に接続したのち、角型管11の差し込み先端部11aを角筒部32に接続してもよい。
角型管11は適宜位置の円形部12において端部側を切除して、差し込み先端部11aが準備される。
角型管11の差し込み先端部11aを角筒部32に差し込むと、角型管11の角形部13に係止突起39が押されて、図5に仮想線で示したように、変位板38が縦線部37aの入り口側の基端部を支点にして外方に弾性変形する。係止突起39は傾斜面39aを有するので、角型管11の差し込みは容易である。また、傾斜面39aを有することにより係止突起39と変位板38の一体化されている部位を長くすることができるので、係止突起39の強度を高めることができる。
係止突起39は変位板38における角筒部32の長手方向の途中から先端側にかけて形成されているので、変位板38の変位は、係止突起39を変位板38の基部から先端側に形成する場合に比して、変形しやすくできる。このため、所望に応じて差し込み易さが得られる。
差し込み先端部11aにおける先端の角形部13が係止突起39を通過すると、変位板38は弾性復帰して係止突起39を内方に突き立てる。これによって、係止突起39が角型管11の円形部12に嵌り、先端の角形部13の反差し込み方向側の面に対して抜け止めを行う。
図6は、角筒部32に角型管11の角形部13を係止した状態を示す、角筒部32の入り口側から見た断面図である。
この図に示すように、係止突起39は変位板38の幅方向の両側縁に存在するので、幅広い範囲に抜け止め作用を発揮する。また、変位板38は角筒部32の中心線を挟んで一対設けられているので、バランスよく抜け止めが行える。
つぎに、図7に示したように、ハンドホール51の側壁52に形成された丸穴53に固定された受け継手71の受け筒部76に対して、差し込み継手31を挿し込む。多条敷設の場合、図2に示したように複数の受け継手71がハンドホール51の側壁52に対して縦横に定間隔で並べて取り付けられる。受け継手71の間隔は角型管11を縦横に重ねられる間隔である。
これらの受け継手71に対して複数本の角型管11の差し込み継手31を順次差し込むと、接続が完了する。受け継手71に対する差し込み継手31の接続においては、円筒部33の先端部に、受け継手71に設けられた係止リング77が係止する円環状の係止凹溝35を有した構成であるので、受け継手71と差し込み継手31の相対角度は適宜変更可能である。つまり、角型管11が軸周りに傾いていても接続ができる。
複数の角型管11をハンドホール51に接続したのち埋め戻すと、地中の水分を受け継手71の水膨張性シート78、79と同様に、差し込み継手31の水膨張性シート34も吸収して膨張する。膨張することによって、それぞれ対向部位との間で止水を行う。
差し込み継手31の水膨張性シート34の場合には、図3に示したように、対向部位である角型管11の円形部12と角形部13に密着して止水する。そしてこれと同時に、水膨張性シート34は角筒部32と円筒部33の間の段差部31bを支えにして角形部13を角筒部32の入り口側に後退させて、角形部13と係止突起39とを密着させる。つまり、止水が行えるうえに安定した固定状態が得られる。
特に係止突起39は、図5に示したように幅方向に間隔を隔てて広い範囲に抜け止め作用を発揮するので、より安定した固定状態が得られる。
しかも、水膨張性シート34は、角筒部32の内面における切り欠き溝37に接する位置から奥側、具体的には切り欠き溝37の横線部37bに接して設けられているので、水分の吸収は速やかに行われ、所望の効果を確実に得られる。
以上のように、角型管11をハンドホール51に対して接続する作業は、ハンドホール51に丸穴53を形成して受け継手71を固定して、この受け継手71に差し込み継手31を差し込むだけでよい。つまり、コンクリートに埋設した継手を用いる必要はなく、コンクリートの打設が不要であり、従来とは異なって製造に時間はかからない。しかも、接続作業に重量物の移動は不要であるため、従来に比べて極めて容易で、迅速に行える。
しかも、差し込み継手31の角筒部32は、角型管11を係止するための構成である変位板38と係止突起39を一体に有しているので、角型管11を差し込むだけで容易に接続できる。このため、現場での接続作業は容易である。しかも、前述したように強固に安定した接続状態を維持できる。
以下、他の例に係る差し込み継手31について説明する。この説明において、前述の構成と同一の部位については同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
図8は他の例に係る差し込み継手31の斜視図であり、図9は、その本体部31aの正面、平面、側面の各面と、断面(図9の(c)におけるB-B断面図)を示す。前述例の差し込み継手31と同様に、本体部31aと水膨張性シート34を有し、本体部31aは角筒部32と円筒部33を有している。
円筒部33は前述例とは異なり、全体が受け継手71の受け筒部76に差し込まれる部分である。円筒部33の係止凹溝35より角筒部32側の部分が角型管11の円形部12が嵌る部分であるので、円筒部33の内周面における係止凹溝35に対応する部位にリブ状の環状突部33dが形成されている。
この差し込み継手31は、呼び径が、例え100mmのように大きい角型管11の接続に適したものであり、角筒部32の係止突起39は、幅広に形成されている。このため、係止突起39にはぬすみが形成される。
以上のように構成された差し込み継手31においても、前述例の差し込み継手31と同様の作用を有し、効果を発揮する。
前述の構成はこの発明を実施するための一形態を示し、この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
例えば、差し込み継手31は、ハンドホール51に固定された受け継手71に接続するほか、角型管11同士の接続のために角型管11に設けられた受け継手に接続するものであってもよい。
変位板38は、四角形以外の形状であってもよく、角筒部32の幅方向に複数備えてもよい。
11…角型管11
11a…差し込み先端部
12…円形部
13…角形部
31…差し込み継手
32…角筒部
33…円筒部
34…水膨張性シート
35…係止凹溝
37…切り欠き溝
38…変位板
39…係止突起
39a…傾斜面
51…ハンドホール
53…丸穴
71…受け継手
77…係止リング

Claims (5)

  1. 断面形状円形の円形部と断面形状角形の角形部を長手方向に交互に有する角型管の端部が差し込まれる角筒部と、前記角筒部に一体形成されて受け継手に差し込まれる円筒部を有する差し込み継手であって、
    前記角筒部が、少なくとも2個の前記角形部を挿入可能な長さに形成されるとともに、
    前記角筒部における差し込まれた前記角型管の前記円形部に対応する部位に、前記角筒部の入り口側の一部を除いた周囲に切り欠き溝を有し内外に弾性変位する変位板が一体形成され、
    前記変位板の内面に、内方へ突出する係止突起が幅方向に沿って複数並設され、
    前記係止突起における前記角筒部の入り口側の面に、奥ほど内方に傾く傾斜面が形成され
    前記係止突起が、前記変位板における前記角筒部の長手方向の途中から先端側にかけて形成された
    差し込み継手。
  2. 前記変位板が前記角筒部の中心線を挟んで一対設けられた
    請求項1に記載の差し込み継手。
  3. 前記変位板が、前記角筒部の幅方向の中間位置に、前記角筒部の幅方向における長さの3分の1より大きく平らに形成されるとともに、
    前記係止突起が前記変位板の幅方向の両側縁に形成された
    請求項1または請求項2に記載の差し込み継手。
  4. 前記角筒部の内面における前記切り欠き溝に接する位置から奥側に水膨張性シートが備えられた
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の差し込み継手。
  5. 前記受け継手がハンドホールに形成された丸穴に固定されたものであり、
    前記円筒部の先端部に、前記受け継手に設けられた係止リングが係止する円環状の係止凹溝が形成された
    請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の差し込み継手。
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