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JP7421055B2 - シートバックフレーム - Google Patents

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JP7421055B2
JP7421055B2 JP2019093505A JP2019093505A JP7421055B2 JP 7421055 B2 JP7421055 B2 JP 7421055B2 JP 2019093505 A JP2019093505 A JP 2019093505A JP 2019093505 A JP2019093505 A JP 2019093505A JP 7421055 B2 JP7421055 B2 JP 7421055B2
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Description

本発明は、車両用シートにおけるシートバックフレームに関する。
従来、車両用シートにおけるシートバックフレームを、略矩形の金属板からなるパネル材と、枠状に形成され、パネル材に対して接合されたフレーム材とを用いて構成したものが知られている(例えば特許文献1等参照)。
また、燃費向上等のために車両の軽量化が進む中、車両用シートにも軽量化が求められている。
特許第6245294号公報
ところで、特許文献1に記載されているようなシートバックパネルでは、鋼等の金属製のパイプで構成されたフレーム材がパネル材の外周縁部に沿うように配設されていたため、パイプの円管状の形状と平板状のパネル材との接触面積が小さく、シートバックフレーム全体の剛性が十分ではない場合がある。
また、シートバックフレームのフレーム材にパイプを用いると、シートバックフレームが重くなり、記載のシートバックパネルでは、サイドフレームとロアーフレームとが接続されていないなど、車両用シートの軽量化を図れない場合がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、車両用シートにおいて、剛性を維持、向上させつつ、軽量化を図ることが可能なシートバックパネルを提供することを目的とする。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
パネル材と、少なくとも前記パネル材の外周縁部に接合されたフレーム材とを備えたシートバックフレームであって、
前記フレーム材は、平面部を有する断面ハット形の開断面形状とされており、前記平面部から前記パネル材に向かって立ち上げられた一対の側壁部が、前記パネル材に向かうに従って幅広になるように形成されており、かつ、前記各側壁部にそれぞれ段が形成され、前記一対の側壁部のうち一方の前記側壁部に形成された前記段の前記パネル材からの高さは、他方の前記側壁部に形成された前記段の前記パネル材からの高さと異なることを特徴とする
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のシートバックフレームにおいて、前記パネル材の下端部に接合され左右方向に延在する前記フレーム材であるロアーフレーム材と、前記パネル材の左右端部に接合され上下方向に延在する前記フレーム材であるサイドフレーム材とを連結する連結ブラケットを備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシートバックフレームにおいて、前記連結ブラケットは、前記ロアーフレーム材及び前記サイドフレーム材とそれぞれ当接する各端部部分が前記パネル材から離れる方向に突出した凸部とされ、中央部分が前記パネル材側に向かって窪んだ凹部とされていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシートバックフレームにおいて、前記連結ブラケットの前記凹部は、長円状に窪むように形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項から請求項のいずれか一項に記載のシートバックフレームにおいて、前記連結ブラケットは、端部部分に、前記パネル材に向かって突出し、前記パネル材と接合される爪部が形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のシートバックフレームにおいて、前記パネル材の上端部に接合され左右方向に延在するアッパーフレーム材は、前記パネル材に接合され上下方向に延在する前記フレーム材と交差する部分が、前記上下方向に延在する前記フレーム材の外形に沿って湾曲されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシートバックフレームにおいて、前記アッパーフレーム材が、少なくとも1本の前記上下方向に延在する前記フレーム材を跨ぐように配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のシートバックフレームにおいて、前記アッパーフレーム材は、前記パネル材から離れる方向に膨出する膨出部を有していることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項又は請求項に記載のシートバックフレームにおいて、前記アッパーフレーム材にはヘッドレストが取り付けられており、前記ヘッドレストは、少なくとも下面側に開口部を有していることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1から請求項のいずれか一項に記載のシートバックフレームであって、前記パネル材には、ビードが複数の幾何学形状に形成されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載のシートバックフレームにおいて、前記複数の幾何学形状のうち上下に隣り合う幾何学形状が上下対称であることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項10又は請求項11に記載のシートバックフレームにおいて、前記ビードの前記幾何学形状の中央部分に孔が形成されていることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のシートバックフレームにおいて、
前記パネル材は、前記パネル材に接合され上下方向に延在する前記フレーム材で複数の区画に分けられており、
前記各区画における前記ビードの複数の前記幾何学形状は、隣接する前記各区画で互いに上下方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、断面ハット形のフレーム材の側壁部をパネル材に向かうに従って幅広になるように形成するとともに各側壁部に段を形成することで、フレーム材を軽量にしても十分な剛性を得ることができる。
そのため、このようなフレーム材を用いたシートバックフレームやそれを用いて構成される車両用シートを、剛性を維持、向上させつつ、軽量化を図ることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、シートバックフレームの角部の剛性、特にねじれに対する剛性を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、連結ブラケットの凸部とパネル材とでロアーフレーム材とサイドフレーム材を挟持する状態になり、連結ブラケットでロアーフレーム材とサイドフレーム材とを確実に連結することが可能となる。そのため、シートバックフレームの角部の剛性をさらに向上させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、連結ブラケットの成形性が向上するとともに、連結ブラケットをパネル材に容易に溶接することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、連結ブラケットをパネル材に的確かつ容易に接合することが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、アッパーフレーム材と他のフレーム材とが交差する部分を前方に盛り上がらせることなくフラットな状態でそれらを交差させることが可能となり、それらを強固に結合させることが可能となる。そのため、シートバックフレームの剛性をより向上させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、アッパーフレーム材を2本に分けてフレーム材の左右に配置するのではなく、1本のアッパーフレーム材がフレーム材を跨ぐように配置されているため、アッパーフレーム材を2本に分ける場合に比べて、アッパーフレーム材を1本で構成する分、剛性を向上させることが可能となり、シートバックフレームの剛性をより向上させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、アッパーフレーム材に、パネル材から離れる方向に膨出する膨出部を設けることで、アッパーフレーム材の剛性をより向上させることが可能となる。
請求項に記載の発明によれば、ヘッドレストは少なくとも下面側に開口部を有しているため、ヘッドレストの軽量化を図ることが可能となり、シートバックフレームの軽量化を図ることが可能となる。また、ヘッドレストをプレス加工で形成することが可能となるため、より安価にかつ軽量に形成することが可能となる。
請求項10に記載の発明によれば、パネル材にビードを形成することで、パネル材に変形が生じにくくなりパネル材の剛性を高め、シートバックフレームの剛性を向上させることが可能となる。
請求項11に記載の発明によれば、パネル材の剛性をさらに向上させることが可能となり、シートバックフレームの剛性を向上させることが可能となる。
請求項12に記載の発明によれば、ビードによるパネル材の剛性が維持された状態で、パネル材の軽量化を図ることが可能となり、シートバックフレームの軽量化を図ることが可能となる。
請求項13に記載の発明によれば、ねじれや折れに対するパネル材の剛性をより向上させることが可能となり、シートバックフレームの剛性をさらに向上させることが可能となる。
本実施形態に係るシートバックフレームの構成を表す正面図である。 ビードが各区画で上下方向にずれた位置に配置されたシートバックフレームの構成を表す正面図である。 (A)本実施形態に係るサイドフレーム材の構成を表す図であり、(B)(A)におけるX-Xに沿う断面図である。 (A)本実施形態に係るロアーフレーム材やミドルフレーム材の構成を表す図であり、(B)(A)におけるY-Yに沿う断面図である。 (A)~(D)比較例1~4の構成を表す断面図である。 本実施形態に係る連結ブラケットの構成を表す斜視図である。 シートバックフレームのうち2人掛けの部分のアッパーフレーム材の平面図である。 アッパーフレーム材の前面に形成した凹部曲面にヘッドレストピラーを当接させて取り付けた状態を表す斜視図である。 (A)ヘッドレストの構成例を表す斜視図であり、(B)(A)のヘッドレストをやや下側から見た図である。 (A)ヘッドレストの別の構成例をやや下側から見た図を表す図であり、(B)(A)のヘッドレストの平面図である。 図10(A)のヘッドレストの側面図である。 (A)ストライカーの構成例の斜視図であり、(B)(A)のストライカーの取付部分の断面図である。 (A)別の構成例のストライカーの取り付け構造の分解斜視図であり、(B)(A)のストライカーの取付部分の断面図である。 ストライカーのさらに別の構成例やその取り付け構造等を表す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の技術的範囲を以下の実施形態および図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態に係るシートバックフレームの構成を表す正面図である。図示を省略するが、シートバックフレーム10は、車両の室内に設けられる車両用シートのシートバックを構成するものである。
図示を省略するが、シートバックは、シートバックフレーム10の前方にクッションパッドが配置され、それらが表皮によって被覆されて構成される。そして、クッションパッドに凹凸を付けたり表皮の縫目を付けたりすることで、車両用シートに着座する乗員の着座領域が分けられている。
なお、図1では、車両用シートが3人掛けのリアシートであり、シートバックが2人掛けの部分と1人掛けの部分とに分離されている場合が示されているが、以下の説明では、シートバックが分離されていないように(すなわち後述するパネル材20が1枚のパネル材であるかのように)説明する場合がある。
また、本発明は、シートバックが2人掛けの部分と1人掛けの部分とに分離されておらず1つの3人掛けの(又は2人掛けの)シートバックとして形成されている場合にも適用される。また、1人掛けの車両用シートのシートバックフレームにも適用される。
さらに、以下では、方向については、車両の進行方向を前方とした場合の方向(前後、左右、上下)に基づいて説明する。
また、図1では、シートバックの中央部分のシートクッション等が、下端部に設けられた軸部材50、50を中心に前方に揺動可能とされており、前方に倒れされた状態でアームレストとして機能し得るように構成されている場合が示されている。
シートバックフレーム10は、パネル材20と、パネル材20の外周縁部等に接合されたフレーム材30とを備えて構成されている。
パネル材20(パンフレームとも言う。)は、スチールやアルミ合金等の金属板であり、正面視において矩形状に形成されている。このパネル材20は、矩形の各辺が左右方向や上下方向に向くように配置されている。
また、フレーム材30として、パネル材20の前面の上端部及び下端部に、左右方向に延在するアッパーフレーム材31及びロアーフレーム材32がそれぞれパネル材20に接合されて取り付けられており、パネル材20の前面の左右両端部に、上下方向に延在するサイドフレーム材33、33がそれぞれパネル材20に接合されて取り付けられている。
また、パネル材20の前面の、サイドフレーム33、33の間の部分に、上下方向に延在するミドルフレーム材34、34、34がそれぞれパネル材20に接合されて取り付けられている。
なお、これらのフレーム材30(31~34)については、後で詳しく説明する。また、これらのフレーム材30はパネル材20にレーザー溶接により接合されているが、この点についても後で説明する。
本実施形態では、パネル材20は、サイドフレーム材33やミドルフレーム34で複数の区画20A~20Cに分けられており、パネル材20の各区画20A~20Cにはそれぞれビード21が複数の幾何学形状に形成されている。
なお、ビードとは、パネル材20の前面から前方に膨出するように構成された凸条(レール状)の構造である。
パネル材20を構成する金属板は、仮に平坦な状態であると湾曲や曲折といった変形が生じやすいが、凸条のビード21を塑性加工によって形成することにより、パネル材20に変形が生じにくくなりパネル材20の剛性を高めることが可能となる。
また、本実施形態では、図1に示すように、ビード21を、その幾何学形状(本実施形態では主に台形を組み合わせた形状)が上下方向で対称になるように配置することで、パネル材20の剛性のさらなる向上が図られている。
また、本実施形態では、各ビード21の幾何学形状の中央部分に、それぞれ孔22が形成されている。
このように構成することで、ビード21によるパネル材20の剛性が維持された状態で、パネル材20の軽量化を図ることが可能となる。
一方、図1では、パネル材20の各区画20A~20Bにおけるビード21の複数の幾何学形状が、隣接する各区画(区画20Aと20Bや区画20Bと20C)で互いに上下方向に同じ位置になるように配置されている場合が示されており、このように構成することも可能である。
また、図2に示すように、パネル材20の各区画20A~20Bにおけるビード21の複数の幾何学形状を、隣接する各区画(区画20Aと20Bや区画20Bと20C)で互いに上下方向にずれた位置に配置するように構成することも可能である。
このように構成すれば、ねじれや折れに対するパネル材20の剛性をより向上させることが可能となる。
なお、パネル材20の外周縁部を前方や後方に折り曲げて外周フランジ(図示省略)を形成するように構成することも可能である。このように構成すれば、パネル材20の剛性をさらに向上させることが可能となる。
また、パネル材20の中央の区画20Bの下側には、前述したように、シートバックの中央部分のシートクッション等を前方に揺動させてアームレストとする際の揺動軸となる軸部材50、50が取り付けられている。
本実施形態では、フレーム材30(31~34)は、スチールやアルミ合金等の金属で形成されている。
そして、フレーム材30(32~34)は、平面部を有する断面ハット形の開断面形状とされており、平面部からパネル材20に向かって立ち上げられた一対の側壁部が、パネル材20に向かうに従って幅広になるように形成されており、かつ、各側壁部にそれぞれ段が形成されている。
以下、具体的に説明する。
本実施形態では、サイドフレーム材33は、図3(A)、(B)に示すように、断面ハット形の開断面形状とされている。そして、平面部33Aと、平面部33Aからパネル材20に向かって立ち上げられた一対の側壁部33B、33Bとを有しており、側壁部33B、33Bは、パネル材20に向かうに従って幅広になるように形成されている。
そして、サイドフレーム材33の各側壁部33B、33Bには、それぞれ段33C、33Cが形成されている。また、各側壁部33B、33Bの端部には、サイドフレーム材33をパネル材20に接合するためのフランジ部33D、33Dがそれぞれ形成されている。
また、本実施形態では、ロアーフレーム材32やミドルフレーム材34も、図4(A)、(B)に示すように、断面ハット形の開断面形状とされている。なお、図4(A)、(B)ではそれらを代表してミドルフレーム材34の場合が示されているが、ロアーフレーム材32も同様に構成されている。
そして、平面部34Aからパネル材20に向かって立ち上げられた一対の側壁部34B、34Bは、パネル材20に向かうに従って幅広になるように形成されており、それぞれ段34C、34Cが形成されている。また、各側壁部34B、34Bの端部にフランジ部34D、34Dがそれぞれ形成されている。
しかし、サイドフレーム材33の場合とは異なり、ミドルフレーム材34(ロアーフレーム材32)では、段34C、34Cのパネル材20からの高さが互いに異なるように構成されている。
なお、ミドルフレーム材34やロアーフレーム材32においても、サイドフレーム材33と同様に、段34C、34Cのパネル材20からの高さが同じ高さになるように構成することも可能である。また、サイドフレーム材33において、段33C、33Cのパネル材20からの高さが互いに異なるように構成することも可能であり、フレーム材30の構造は適切な構造が適宜選択される。
フレーム材30を上記のように構成した場合(実施例)と、フレーム材30を他の形状に構成した場合(比較例1~4)とを比較した結果を表Iに示す。
なお、実施例としては、図3(A)、(B)に示したサイドフレーム材33のように構成したものを用い、比較例1~4としては、図5(A)~(D)に示した断面形状を有するものを用い、いずれも材質は一般冷間圧延鋼板(SPCC)である。また、ねじれ剛性は二次極モーメントを計測した。なお、図5(A)~(D)は断面形状を示すものであり、厚さ等は実際の値が反映されていない。
Figure 0007421055000001
上記の結果から分かるように、本実施形態に係るフレーム材30(実施例)は、板厚を薄くし(0.6mm)、重量を比較例1~4よりも軽量にしても(0.189Kg)、比較例1~4と同等若しくはより良好な断面係数(曲げに対する強さ)やねじれ剛性を得ることができる。なお、フレーム材30を図4(A)、(B)に示したように構成しても、同様の良好な結果が得られる。
そして、フレーム材30は、フランジ部33D(34D)を介してレーザー溶接によりパネル材20に接合されて取り付けられる。
そのため、上記のようなフレーム材30を用いた本実施形態に係るシートバックフレーム10は、軽量化を図りつつ、かつ、剛性を維持したりさらなる向上を図ることが可能となる。
また、このようなシートバックフレーム10を用いて構成される車両用シートも、剛性を維持、向上させつつ、軽量化を図ることが可能となる。
ところで、上記のようなロアーフレーム材32をパネル材20の下端部に接合し、サイドフレーム材33をパネル材20の左右端部に接合する際、それらをパネル材20の下側の左右の角部で確実に連結するように構成すれば、シートバックフレーム10の角部の剛性、特にねじれに対する剛性をさらに向上させることができる。
そこで、図1に示すように、パネル材20の下側の左右の角部に、ロアーフレーム材32とサイドフレーム材33とを連結する連結ブラケット40を設けるように構成することが可能である。
なお、連結ブラケット40は、ロアーフレーム材32とサイドフレーム材33とが連結される部分だけでなく、図1に40Aとして示されるように、ロアーフレーム材32とミドルフレーム材34とが連結される部分に設けることも可能である。
また、アッパーフレーム材31とサイドフレーム材33やミドルフレーム材34とが連結される部分に連結ブラケット40を設けるように構成することも可能である。
連結ブラケット40は金属製であり、図6に示すように、左右いずれか(図6では左側)の端部部分に前方(すなわちパネル材20から離れる方向。以下同じ。)に突出した凸部41が設けられており、上側の端部部分に前方に突出した凸部42が設けられている。
また、連結ブラケット40は、その中央部分がパネル材20側(すなわち後方)に向かって窪んだ凹部43とされている。本実施形態では、連結ブラケット40の凹部43は、長円状に窪むように形成されている。
また、連結ブラケット40の端部部分には、パネル材20に向かって突出する爪部44が形成されている。
そして、パネル材20の角部には位置決め用のピン(図示省略)が設けられており、連結ブラケット40の凹部43に設けられた位置決め用の孔45にこれらのピンを挿入して連結ブラケット40の凹部43の背面側をパネル材20に当接させると、ピンと孔45とが係合して、連結ブラケット40がパネル材20に対して位置決めされる。
そして、連結ブラケット40の凹部43の背面側をパネル材20に当接させると、連結ブラケット40の凸部41がロアーフレーム材32と当接して、図1に示すように凸部41とパネル材20との間でロアーフレーム材32を挟み付ける状態になる。また、連結ブラケット40の凸部42がサイドフレーム材33と当接して、凸部42とパネル材20との間でサイドフレーム材33を挟み付ける状態になる。
また、連結ブラケット40の凹部43の背面側をパネル材20に当接させると、連結ブラケット40の爪部44がパネル材20に当接する。
そのため、連結ブラケット40の凹部43や爪部44をパネル材20にレーザー溶接により接合することで、連結ブラケット40がパネル材20に接合されるとともに、連結ブラケット40の凸部41、42がパネル材20との間でロアーフレーム材32とサイドフレーム材33を挟持する状態になるため、連結ブラケット40でロアーフレーム材32とサイドフレーム材33とを確実に連結することが可能となる。
また、ロアーフレーム材32とサイドフレーム材33とがパネル材20の角部で確実に連結されるため、シートバックフレーム10の角部の剛性、特にねじれに対する剛性をさらに向上させることが可能となる。
なお、本実施形態のように、連結ブラケット40の凹部43を長円状に窪むように形成することで、連結ブラケット40の成形性が向上するとともに、連結ブラケット40をパネル材20に容易にレーザー溶接することが可能となる。
一方、本実施形態では、アッパーフレーム材31は、後述するようにヘッドレストピラー保持部51等の必要部品を取り付けやすいように、図5(A)に示したようなフランジ部を有する断面コ字状に形成されている。
しかし、アッパーフレーム材31も、ロアーフレーム32やサイドフレーム33、ミドルフレーム34等と同様に図3(A)、(B)や図4(A)、(B)に示したように構成することも可能である。
アッパーフレーム材31は、スチールやアルミ合金等の金属で形成されており、本実施形態では、図7に示すように構成されている。
図7は、シートバックフレーム10のうち2人掛けの部分のアッパーフレーム材31の平面図である。
以下、具体的に説明する。
図1に示したように、アッパーフレーム材31は、パネル材20の前面の上端部でサイドフレーム材33やミドルフレーム材34と交差している。
そのため、アッパーフレーム材31は、サイドフレーム材33やミドルフレーム材34と交差する部分A~Cが、サイドフレーム材33やミドルフレーム材34の外形に沿って前方に湾曲するように構成されている。
なお、図7において、符号Aはアッパーフレーム材31とサイドフレーム材33とが交差する部分、符号B、Cはアッパーフレーム材31とミドルフレーム材34とが交差する部分を表している。
このように構成すれば、アッパーフレーム材31とサイドフレーム材33やミドルフレーム材34とが交差する部分A~Cを前方に盛り上がらせることなくフラットな状態でそれらを交差させることが可能となる。
また、アッパーフレーム材31をサイドフレーム材33やミドルフレーム材34の外形に沿って湾曲させているため、アッパーフレーム材31とサイドフレーム材33やミドルフレーム材34とをレーザー接合等により接合することでそれらを強固に結合させることが可能となり、シートバックフレーム10の剛性をより向上させることが可能となる。
また、符号Bで示される部分では、アッパーフレーム材31を2本に分けてミドルフレーム材34の左右に配置するのではなく、1本のアッパーフレーム材31がミドルフレーム材34を跨ぐように配置されている(図1、図7参照)。
このように構成すれば、アッパーフレーム材31を2本に分ける場合に比べて、アッパーフレーム材31を1本で構成するため剛性を向上させることが可能となり、シートバックフレーム10の剛性をより向上させることが可能となる。
また、図1に示すように、アッパーフレーム材31に、図示しないヘッドレストのヘッドレストピラーを保持するためのヘッドレストピラー保持部51が取り付けられる場合がある。
その際、図7に示すように、ヘッドレストピラー保持部51等が取り付けられるアッパーフレーム材31の部分Dを前方に膨出させ、その膨出部Dにヘッドレストピラー保持部51を取り付けることで、アッパーフレーム材31にヘッドレストピラー保持部51等を容易かつ的確に取り付けることが可能となる。また、膨出部Dを設けることで、アッパーフレーム材31の剛性をより向上させることが可能となる。
また、図1に示すように、アッパーフレーム材31に、ヘッドレストピラー52が直接取り付けられる場合もある。
この場合は、例えば、図7に示すようにアッパーフレーム材31の前面を窪ませて凹部曲面E、Eを形成し、図8に示すようにその凹部曲面E、Eにヘッドレストピラー52を当接させてレーザー溶接等で取り付けるように構成することが可能である。
このように構成すれば、平板状のアッパーフレーム材31(すなわち凹部曲面E、Eが形成されていないアッパーフレーム材31)にヘッドレストピラー52を取り付ける場合に比べて、アッパーフレーム材31とヘッドレストピラー52との接触面積が大きくなる。
そのため、ヘッドレストピラー52をアッパーフレーム材31に確実に取り付けることが可能となる。
なお、以上では、アッパーフレーム材31に、ヘッドレストピラー保持部51やヘッドレストピラー52を取り付ける場合について説明したが、例えば、図9(A)、(B)に示すように、アッパーフレーム材31にヘッドレスト60を直接取り付けるように構成することも可能である。
この場合、ヘッドレスト60は、例えばスチールやアルミ合金等の金属板等で前面61や上面62、側面63等がプレス加工等で一体成形された箱形に形成することが可能であり、例えば、後方にパネル材20への取付部64、左右の側面63の後ろ側にアッパーフレーム材31への取付部65、65をそれぞれ備えるように構成することが可能である。
また、図9(A)、(B)に示すように、例えば、ヘッドレスト60の前面61等に孔66を設けたり、下面側に開口部67を備えるように構成すれば、ヘッドレスト60の軽量化を図ることが可能となり、シートバックフレーム10の軽量化を図ることが可能となる。さらに、ヘッドレスト60をプレス加工で形成することが可能となるため、安価にかつ軽量に形成することが可能となる。
また、ヘッドレスト60を図10(A)、(B)や図11に示すように構成することも可能である。図10(A)はこのヘッドレスト60の構成例をやや下側から見た図、図10(B)、図11はこのヘッドレスト60の構成例の平面図及び側面図である。
このヘッドレスト60の構成例においても、下面側に開口部67が設けられている。そして、前面61や左右の側面63の下端部分に内側に向けて延びるフランジ68が形成されている。このようにヘッドレスト60の前面61や左右の側面63の下端に内向きにフランジ68を形成することで、ヘッドレスト60の剛性を向上させることが可能となる。
また、この構成例では、ヘッドレスト60には、前面61からフランジ68にかけて、及び側面63からフランジ68にかけて、それぞれ切欠き69が形成されている。
このように、ヘッドレスト60の前面61や側面63からフランジ68にかけて切欠き69を設けることで、ヘッドレスト60を曲げ加工してフランジ68を形成する際にフランジ68部分等にシワが発生することを防止することが可能となる。なお、図10(A)等では切欠き69をヘッドレスト60の前面61と側面63の両方に設けた場合が示されているが、切欠き69をヘッドレスト60の前面61のみ、あるいは側面63のみに設けることも可能である。また、前面61や側面63に設ける切欠き69の数は適宜決められる。
また、図10(B)や図11に示すように、ヘッドレスト60の上面62とパネル材20への取付部64との間の連結部70に、ビード71を形成することも可能である。なお、図11に示すように、連結部70は、取付部64から前方にかつ上向きに弧を描くように形成されており、ヘッドレスト60の上面62に連続している。
そして、例えば連結部70の数か所を上方に膨出させるなどして連結部70にビード71を形成することで、連結部70の剛性を向上させることが可能となる。
なお、ビード71の上端がヘッドレスト60の上面62の上端より高いとヘッドレスト60の取り付け時などにビード71が作業の邪魔になる可能性があるため、図11に示すように、ビード71は、その上端がヘッドレスト60の上面62の上端より下側になるように形成されていることが望ましい。
また、ヘッドレスト60の上面62に設けられる溶接治具用位置決め穴72(図10(B)参照)は、上面62の適宜の位置に適宜の数だけ設けられる。
ところで、図示を省略するが、アッパーフレーム材31のヘッドレスト60が取り付けられた部分等にも孔や開口を設けるように構成すれば、シートバックフレーム10をより軽量化することが可能となる。
なお、図1では、アッパーフレーム材31に、車両用シートの中央列に着座する乗員のためのシートベルトを取り付けるためのシートベルト取付部53が取り付けられている場合が示されている。
シートベルト取付部53はアッパーフレーム材31の所定の取付位置F(図7参照)に取り付けられるが、その際、シートベルト取付部53を取り付けやすくするために、アッパーフレーム材31の取付位置Fに膨出部を設けたり凹部を設けたりすることも可能である。
一方、本実施形態では、シートバックフレーム10に、ストライカー54、56が取り付けられている。ストライカー54、56は、車両本体に設けられた図示しないロック機構と係合して、シートバックフレーム10やシートバックの姿勢を維持するためのものである。
本実施形態では、ストライカー54、56は、以下のようにしてシートバックフレーム10に取り付けられている。
図12(A)は、ストライカー54の斜視図であり、図12(B)はストライカー54の取付部分の断面図である。
ストライカー54は、金属の丸棒からなる一本の線材を枠状に曲げ加工して形成されており、両端部54A、54Bがそれぞれプレス加工によって平板状とされている。
また、図1や図12(B)に示すように、パネル材20には、切り欠き20aが、パネル材20の端部からアッパーフレーム材31の下側まで延在するように形成されており、アッパーフレーム材31の下側のパネル材20の前面側に、切り欠き20aを被覆するように補強板55が取り付けられている。なお、補強板55は、例えばアッパーフレーム材31のフランジ部を下側に延ばす等してアッパーフレーム材31と一体的に形成されていてもよい。
そして、ストライカー54の下側の端部54Aが補強板55の前面にレーザー溶接で接合されており、ストライカー54は、補強板55の開口やパネル材20の切り欠き20aに挿通されて、パネル材20の後方に伸びている。
また、ストライカー54は、上側の部分が、パネル材20の後方から切り欠き20aを通って前方に引き回されており、上側の端部54Bがアッパーフレーム材31の前面にレーザー溶接で接合されている。
本実施形態では、このようにして、ストライカー54が、シートバックフレーム10の上側の部分に、後方に突き出るように取り付けられている。
なお、後述するように、ストライカー54の端部54Bは、アッパーフレーム材31の背面側からレーザー溶接してアッパーフレーム材31に接合される。その際、アッパーフレーム材31を真後ろから見た場合(すなわちレーザーの照射方向(後方から前方に向かう方向)に見た場合)に、ストライカー54の端部54Bとアッパーフレーム材31との接合位置が、ストライカー54のロック機構との係合部54C(図12(A)、(B)参照)と重なっていると、接合位置にレーザーを照射することが難しくなる。
そのため、本実施形態では、図1や図12(A)に示すように、ストライカー54の上側の端部54Bが下向きではなく斜め下向きとされている。このように構成することで、ストライカー54の端部54Bとアッパーフレーム材31との接合位置が、ストライカー54のロック機構との係合部54Cと重ならなくなり、接合位置にレーザーを容易かつ的確に照射することが可能となる。
図13(A)は、ストライカー56の取り付け構造の分解斜視図であり、図13(B)はストライカー54の取付部分の断面図である。
ストライカー54と同様に、ストライカー56も金属の丸棒からなる一本の線材を枠状に曲げ加工して形成されており、両端部56A、56Bがそれぞれプレス加工によって平板状とされている。
パネル材20の上部には、開口部20bが設けられている。
また、アッパーフレーム材31は、パネル材20の開口部20bに対応する部分のフランジ部31aが上下方向にそれぞれ張り出した張出部31b、31bがそれぞれ形成されている。
そして、図13(B)に示すように、パネル材20の前面に接合されたアッパーフレーム材31の張出部31b、31bの前面に、ストライカー56の下側の端部56Aと上側の端部56Bとがそれぞれ接合されており、ストライカー56は、パネル材20の開口部20bに挿通されて、パネル材20の後方に伸びている。
本実施形態では、このようにして、ストライカー56が、シートバックフレーム10の上側の部分に、後方に突き出るように取り付けられている。
なお、ストライカー54、56のシートバックフレーム10への取り付け方等は、本実施形態における取り付け方等に限定されない。
また、ストライカー54、56の構造等も、本実施形態のように金属の丸棒からなる一本の線材を曲げ加工し、両端部をそれぞれプレス加工して平板状とした構造に限定されず、他の構造を採用することが可能である。
例えば、図14に示すように、中央に開口を有する枠状の平板を折り曲げてストライカー57を形成して、ロック機構との係合部57Aとパネル材20に取り付けるためのフランジ部57Bを有するように構成することが可能である。
そして、パネル材20に切り欠き20cを設けておき、パネル材20の切り欠き20cにストライカー57を嵌め込み、フランジ部57Bの背面側をパネル材20に接合することで、ストライカー57をパネル材20に取り付けるように構成することが可能である。
なお、この場合、ストライカー57が取り付けられたパネル材20の前方側から図示しないアッパーフレーム材31を取り付けるように構成される。
その際、ストライカー57のフランジ部57Bの厚み分だけパネル材20を窪ませたり、或いはアッパーフレーム材31の方をストライカー57のフランジ部57Bの厚み分だけ窪ませるようにして、アッパーフレーム材31をパネル材20に確実に接合するとともに、ストライカー57をパネル材20に的確に取り付けるように構成することが望ましい。
このようにして、ストライカー57を、シートバックフレーム10の上側の部分に、後方に突き出るように取り付けることができる。
そして、このように構成すれば、ストライカー57をプレス加工で形成することが可能となるため、ストライカーを金属の丸棒等で形成するよりも安価にかつ軽量に形成することが可能となる。
ところで、本実施形態に係るシートバックフレーム10では、軽量化のために剛性等を損なわない範囲でパネル材20の厚さを薄くしたため、パネル材20の背面側からレーザーを照射してレーザー溶接により各部材を接合することが可能になった。
そこで、図示を省略するが、本実施形態に係るシートバックフレーム10の製造工程では、ビード21や孔22等が形成されたパネル材20に対して、各フレーム材30(アッパーフレーム材31やロアーフレーム材32、サイドフレーム材33、ミドルフレーム材34等)や連結ブラケット40、必要部品(ヘッドレストピラー保持部51やヘッドレストピラー52(或いはヘッドレスト60)、シートベルト取付部53、ストライカー54、56等)を図示しない治具を用いて所定の各位置に配置し、パネル材20の背面側からレーザーを照射して予め決められた溶接箇所を一気にレーザー溶接することでシートバックフレーム10を製造するようになっている。
このように構成することで、比較的広い面積を有するパネル材20に対する各部材の溶接を速やかにかつ的確に行うことが可能となる。
その際、例えば、レーサー溶接とともに例えばアーク溶接等を併用するように構成することも可能である。また、アッパーフレーム材31に対するヘッドレストピラー保持部51の溶接など、背後にパネル材20があるとレーザー溶接しにくくなる(或いはレーザー溶接できなくなる)場合は、パネル材20のその部分に孔や切り欠き等を適宜設けてパネル材20がレーザー溶接の邪魔にならないように構成することが可能である。
なお、本発明は上記の実施形態等に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、シートバックフレーム10の剛性等を損なわない範囲で、パネル材20や各フレーム材30、連結ブラケット40、必要部品等に孔や切り欠き等を設けて、軽量化を図るように構成することも可能である。
10 シートバックフレーム
20 パネル材
20A~20C 区画
21 ビード
22 孔
30 フレーム材
31 アッパーフレーム材
32 ロアーフレーム材
33 サイドフレーム材(サイドフレーム材、上下方向に延在するフレーム材)
33A、34A 平面部
33B、34B 側壁部
33C、34C 段
34 ミドルフレーム材(上下方向に延在するフレーム材)
40 連結ブラケット
41、42 凸部
43 凹部
44 爪部
60 ヘッドレスト
67 開口部
D 膨出部

Claims (13)

  1. パネル材と、少なくとも前記パネル材の外周縁部に接合されたフレーム材とを備えたシートバックフレームであって、
    前記フレーム材は、平面部を有する断面ハット形の開断面形状とされており、前記平面部から前記パネル材に向かって立ち上げられた一対の側壁部が、前記パネル材に向かうに従って幅広になるように形成されており、かつ、前記各側壁部にそれぞれ段が形成され、
    前記一対の側壁部のうち一方の前記側壁部に形成された前記段の前記パネル材からの高さは、他方の前記側壁部に形成された前記段の前記パネル材からの高さと異なる
    ことを特徴とするシートバックフレーム。
  2. 前記パネル材の下端部に接合され左右方向に延在する前記フレーム材であるロアーフレーム材と、前記パネル材の左右端部に接合され上下方向に延在する前記フレーム材であるサイドフレーム材とを連結する連結ブラケットを備えることを特徴とする請求項1に記載のシートバックフレーム。
  3. 前記連結ブラケットは、前記ロアーフレーム材及び前記サイドフレーム材とそれぞれ当接する各端部部分が前記パネル材から離れる方向に突出した凸部とされ、中央部分が前記パネル材側に向かって窪んだ凹部とされていることを特徴とする請求項に記載のシートバックフレーム。
  4. 前記連結ブラケットの前記凹部は、長円状に窪むように形成されていることを特徴とする請求項に記載のシートバックフレーム。
  5. 前記連結ブラケットは、端部部分に、前記パネル材に向かって突出し、前記パネル材と接合される爪部が形成されていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか一項に記載のシートバックフレーム。
  6. 前記パネル材の上端部に接合され左右方向に延在するアッパーフレーム材は、前記パネル材に接合され上下方向に延在する前記フレーム材と交差する部分が、前記上下方向に延在する前記フレーム材の外形に沿って湾曲されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のシートバックフレーム。
  7. 前記アッパーフレーム材が、少なくとも1本の前記上下方向に延在する前記フレーム材を跨ぐように配置されていることを特徴とする請求項に記載のシートバックフレーム。
  8. 前記アッパーフレーム材は、前記パネル材から離れる方向に膨出する膨出部を有していることを特徴とする請求項に記載のシートバックフレーム。
  9. 前記アッパーフレーム材にはヘッドレストが取り付けられており、前記ヘッドレストは、少なくとも下面側に開口部を有していることを特徴とする請求項又は請求項に記載のシートバックフレーム。
  10. 前記パネル材には、ビードが複数の幾何学形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のシートバックフレーム。
  11. 前記複数の幾何学形状のうち上下に隣り合う幾何学形状が上下対称であることを特徴とする請求項10に記載のシートバックフレーム。
  12. 前記ビードの前記幾何学形状の中央部分に孔が形成されていることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載のシートバックフレーム。
  13. 前記パネル材は、前記パネル材に接合され上下方向に延在する前記フレーム材で複数の区画に分けられており、
    前記各区画における前記ビードの複数の前記幾何学形状は、隣接する前記各区画で互いに上下方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のシートバックフレーム。
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