JP7409011B2 - Belt conveyance device, image forming device, and belt conveyance device control method - Google Patents
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Description
本発明は、ベルト搬送装置、画像形成装置、およびベルト搬送装置の制御方法に関する。 The present invention relates to a belt conveying device, an image forming apparatus, and a method of controlling the belt conveying device.
画像形成装置は、記録媒体を搬送するためのベルト搬送装置を備える。ベルト搬送装置は、複数のローラーに無端状の搬送ベルトを掛け渡した構成を有する。このようなベルト搬送装置においては、搬送ベルトの厚さバラツキに起因してベルト搬送速度が変化し、これによって記録媒体に形成される画像に色ずれが発生することが知られている。 The image forming apparatus includes a belt conveyance device for conveying a recording medium. The belt conveyance device has a configuration in which an endless conveyance belt is stretched around a plurality of rollers. In such a belt conveying device, it is known that the belt conveying speed changes due to variations in the thickness of the conveying belt, which causes color misregistration in images formed on a recording medium.
これを防止するための技術として、下記特許文献1には、搬送ベルトの周方向における厚みプロファイルデータと、搬送ベルトの厚みの変化によるエンコーダの検出結果とを対応させた厚み-回転速度変動データを、不揮発性メモリに格納する、と記載されている。また、CPUは、磁気センサの検出結果から搬送ベルトの従動ローラに対応する位置の基準位置に対する位置を判別して、該従動ローラ位置に基づいて不揮発性メモリの厚みー回転速度変動データから該従動ローラ位置の搬送ベルトの厚みに対するエンコーダの従動ローラ回転速度値の変動値を取得し、該エンコーダの従動ローラ回転速度値に基づいて搬送ベルトを目標搬送速度で搬送するためにドライバへ出力する駆動信号を、該変動値に基づいて補正することで、搬送ベルトの厚みムラによる速度変動を防止する、と記載されている。
As a technique to prevent this,
ところで、上述したベルト搬送装置においては、経年的な搬送ベルトの摩耗により、搬送ベルトの厚みが全周にわたって薄型化する。薄型化した搬送ベルトは、上述したようにベルト搬送速度が変化するとともに、蛇行補正の際のステアリング動作によって破断し易くなるため搬送ベルトの寿命を短縮化する要因となっていた。 By the way, in the above-mentioned belt conveyance device, the thickness of the conveyor belt decreases over the entire circumference due to wear of the conveyor belt over time. As described above, the thinner conveyor belt changes the belt conveyance speed and becomes more likely to break due to the steering operation during meandering correction, which is a factor that shortens the life of the conveyor belt.
そこで本発明は、搬送ベルトの破断を防止して長寿命化を図ることが可能なベルト搬送装置を提供すること、さらにはこのベルト搬送装置を用いた画像形成装置、およびベルト搬送装置の制御方法を提供することを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION Therefore, it is an object of the present invention to provide a belt conveying device that can prevent breakage of the conveying belt and extend its service life, as well as an image forming apparatus using this belt conveying device, and a method for controlling the belt conveying device. The purpose is to provide
このような目的を達成するための本発明は、無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトを駆動する駆動ローラーと、前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトの張力を調整する張力制御ローラーと、前記張力制御ローラーの位置を、前記張力制御ローラーの軸に対して垂直な方向に移動させるための駆動部と、前記駆動部による前記張力制御ローラーの移動を制御することによって前記搬送ベルトのベルト張力を調整する制御部とを備え、前記制御部は、前記ベルト張力が、前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された目標値となるように、前記駆動部を制御して前記張力制御ローラーを移動させるベルト搬送装置である。 To achieve such an object, the present invention includes an endless conveyor belt, a drive roller disposed on the inner circumference of the conveyor belt to drive the conveyor belt, and a drive roller disposed on the inner circumference of the conveyor belt to drive the conveyor belt. a tension control roller that adjusts the tension of the belt; a drive unit that moves the position of the tension control roller in a direction perpendicular to the axis of the tension control roller; and movement of the tension control roller by the drive unit. a control unit that adjusts the belt tension of the conveyor belt by controlling the belt tension of the conveyor belt, and the control unit adjusts the belt tension of the conveyor belt so that the belt tension reaches a target value set according to the belt thickness of the conveyor belt. This is a belt conveying device that controls a drive unit to move the tension control roller.
本発明によれば、搬送ベルトの破断を防止して長寿命化を図ることが可能なベルト搬送装置を提供すること、さらにはこのベルト搬送装置を用いた画像形成装置、およびベルト搬送装置の制御方法を提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a belt conveying device that can prevent breakage of the conveying belt and extend its life, and furthermore, to provide an image forming apparatus using this belt conveying device and control of the belt conveying device. method can be provided.
以下、本発明を適用した、画像形成装置、画像形成装置に設けたベルト搬送装置、およびベルト搬送装置の制御方法の実施の形態を、この順に説明する。なお、以下の実施形態においては、画像形成装置としてインクジェット方式の画像形成装置を例示するが、本発明の画像形成装置は、ベルト搬送装置を有する構成であれば広く適用可能である。さらに実施形態において説明するベルト搬送装置は、画像形成装置に設けられるものに限定されることはなく、無端ベルトに対して高い走行性能が要求されるベルト搬送装置に広く適用可能である。 Embodiments of an image forming apparatus, a belt conveying apparatus provided in the image forming apparatus, and a method of controlling the belt conveying apparatus to which the present invention is applied will be described below in this order. In the following embodiments, an inkjet image forming apparatus is exemplified as an image forming apparatus, but the image forming apparatus of the present invention can be widely applied as long as it has a belt conveying device. Further, the belt conveyance device described in the embodiments is not limited to one provided in an image forming apparatus, and can be widely applied to belt conveyance devices that require high running performance for an endless belt.
≪画像形成装置≫
図1は、実施形態に係る画像形成装置の要部構成図であって、インクジェット方式の画像形成装置における画像形成部を側方から見た図である。この図に示すように、インクジェット方式の画像形成装置1は、ベルト搬送装置1a、インク供給装置1b、および操作装置1cを備えている。
≪Image forming device≫
FIG. 1 is a configuration diagram of main parts of an image forming apparatus according to an embodiment, and is a side view of an image forming section in an inkjet image forming apparatus. As shown in this figure, an inkjet type
このうちベルト搬送装置1aは、記録媒体Pを所定方向に搬送するためのものである。記録媒体Pは、通常の紙材の他、厚紙、段ボール紙、さらには樹脂材料や布材によって構成されたシート状のものが広く用いられる。
Among these, the
このベルト搬送装置1aは、駆動ローラー10、従動ローラー11、張力制御ローラー12、およびこれらに張架された無端状の搬送ベルト13を備え、駆動ローラー10の回転によって搬送ベルト13を周回動作させる。これにより、搬送ベルト13の外周面を記録媒体Pの載置面13sとし、この載置面13s上に保持された記録媒体Pを、搬送ベルト13の周回方向に搬送する構成である。このようなベルト搬送装置1aは、本実施形態に特徴的な駆動機構20を備えている。これらのベルト搬送装置1aおよび駆動機構20の構成は、以降に詳細に説明する。
This
インク供給装置1bは、ベルト搬送装置1aによって搬送される記録媒体Pに対してインクを供給するためのものである。このインク供給装置1bは、ベルト搬送装置1aによる搬送される記録媒体Pの搬送方向に沿って、各色のインクを供給するインクヘッドが設けられた構成となっている。一例として、記録媒体Pの搬送方向に沿って、イエローインクヘッド100y、マゼンタインクヘッド100m、シアンインクヘッド100c、ブラックインクヘッド100kが順に配置された構成を図示したが、この順に限定されることはない。
The
操作装置1cは、画像形成装置1を用いて実施される印刷ジョブの設定を入力する部分である。このような操作装置1cは、表示パネルおよび操作ボタンを備え、操作ボタンは表示パネルと一体に設けたタッチパネルであってもよい。なお、このような操作を実施する操作装置1cは、画像形成装置1に接続されたパーソナルコンピューターや他の外部装置であってもよい。またこの操作装置1cは、次に説明するベルト搬送装置1aの構成要素として設けられたものであってもよい。
The
以上のように構成された画像形成装置1は、ベルト搬送装置1aによって所定方向に搬送されている状態の記録媒体Pに対し、インク供給装置1bから各色のインクを順次に供給することにより記録媒体Pに画像を形成する。次に、この画像形成装置1に設けられるベルト搬送装置1aの構成を説明する。
The
≪ベルト搬送装置1a≫
図2は、実施形態に係る画像形成装置に設けたベルト搬送装置1aの上面図である。先の図1および図2に示すベルト搬送装置1aは、上述した駆動ローラー10、従動ローラー11、張力制御ローラー12、および搬送ベルト13の他に、搬送ベルト13を内周側から支持する支持体14、吸引ファン15、および加熱装置16を備えている。さらにベルト搬送装置1aは、駆動機構20を備えている。以下、これらの構成を順に説明する。
<<
FIG. 2 is a top view of the
<駆動ローラー10>
このうち駆動ローラー10は、ここでの図示を省略した駆動モーターを備えたものであって、所定方向に自在に回転するローラーである。この駆動ローラー10には、例えばロータリーエンコーダーのような回転速度の測定部が設けられており、この測定部で測定された回転速度を駆動モーターにフィードバックすることにより、回転速度が自在に制御される構成となっている。
<
Among these, the
<従動ローラー11>
従動ローラー11は、駆動ローラー10との間にインク供給装置1bが配置される間隔を隔てて駆動ローラー10と平行に配置されたローラーである。この従動ローラー11は、駆動ローラー10の回転による搬送ベルト13の周回動作に追従して回転自在である。このような従動ローラー11には、ロータリーエンコーダー11aが設けられており、このロータリーエンコーダー11aで測定された回転速度を、インク供給装置1bの制御部にフィードバックする。これにより、ベルト搬送装置1aによる記録媒体Pの搬送速度に同期させて、インク供給装置1bから各色のインクを吐出させ、記録媒体Pにカラー画像が形成される構成となっている。
<
The driven
<張力制御ローラー12>
張力制御ローラー12は、駆動ローラー10と従動ローラー11との間で、駆動ローラー10および従動ローラー11に対して略平行に配置されたローラーであって、搬送ベルト13に対して内周側から外周側に向かう圧力を加える。この張力制御ローラー12は、従動ローラーであり、ここでは搬送ベルト13の蛇行を制御するためのステアリングローラーとしての機能も有する。このような張力制御ローラー12は、搬送ベルト13に加える圧力を制御するための駆動機構20を備えている。駆動機構20の構成は、以降に詳細に説明する。
<
The
<搬送ベルト13>
搬送ベルト13は、駆動ローラー10、従動ローラー11、および張力制御ローラー12に対して張架される無端ベルトである。この搬送ベルト13は、外周面と内周面との間で空気の通過が可能な複数の貫通孔13aを有している。これらの貫通孔13aは、搬送ベルト13の幅方向において、記録媒体Pが載置される箇所に対応して設けられている。
<
The
またこのような搬送ベルト13は、例えばスチール製であるが、これに限定されることはない。この搬送ベルト13は、温度変化によって伸縮する。このため、以降に説明する加熱装置16によって加熱されることにより、特に周回方向の長さが延伸するものとなっている。
Further, such a
<支持体14>
支持体14は、駆動ローラー10と従動ローラー11との間において、搬送ベルト13を内周側から支持する板状の部材である。この支持体14は、周回動作する搬送ベルト13に設けられた貫通孔13aに連通して空気が通過可能な複数の貫通孔を有している。このような支持体14は、多孔質材料によって構成されていてもよい。
<
The
このような支持体14は、その支持面において搬送ベルト13を摺動させながら支持するため、搬送ベルト13との間に摩擦を生じる。このため、ベルト搬送装置1aの経年的な駆動により、搬送ベルト13を摩耗させてベルト厚[t]を減少させる要因となっている。
Since such a
<吸引ファン15>
吸引ファン15は、駆動ローラー10と従動ローラー11との間において、支持体14を介して搬送ベルト13の内周側に設けられたものである。この吸引ファン15は、支持体14の貫通孔および搬送ベルト13の貫通孔13aを介して搬送ベルト13における載置面13s側の空気を吸引する。ベルト搬送装置1aは、このような吸引ファン15の駆動により、駆動ローラー10と従動ローラー11との間において、搬送ベルト13の載置面13s上に供給された記録媒体Pを載置面13sに対して吸着させ、吸着させた状態の記録媒体Pを搬送ベルト13の周回方向に搬送する。
<
The
<加熱装置16>
加熱装置16は、搬送ベルト13を介して搬送ベルト13上の記録媒体Pを加熱するためのものであって、例えば搬送ベルト13を両側面から挟んで配置されたヒーターによって構成される。このような加熱装置16は、媒体供給部からベルト搬送装置1a側に供給される記録媒体Pを加熱する構成のものであってもよい。この加熱装置16による搬送ベルト13の直接的または間接的な加熱が、搬送ベルト13を延伸させる要因となっている。
<
The
<駆動機構20>
図3および図4は、実施形態に係る画像形成装置に設けたベルト搬送装置1aの要部構成図(その1)および(その2)であり、図1に示したベルト搬送装置1aにおける張力制御ローラー12を正面側から見た図である。また図5は、実施形態に係るベルト搬送装置1aの駆動機構20のブロック図である。以下、これらの図3~図5に基づき、さら先の図1を参照しつつ、駆動機構20の詳細を説明する。
<Drive
3 and 4 are main part configuration diagrams (Part 1) and (Part 2) of the
これらの図に示すように、駆動機構20は、駆動部21、圧力検出部22、位置検出部23、ベルト厚検出部24、エッジ検出部25、および制御部26を備えている。このうち駆動部21、圧力検出部22、および位置検出部23は、張力制御ローラー12の両端にそれぞれ設けられている。これにより、張力制御ローラー12は、搬送ベルト13に対して内周側から外周側に向かう圧力を加えて搬送ベルト13の張力を制御するとともに、両端の位置をそれぞれ個別に制御可能なステアリングローラーとしても機能する構成となっている。以下、駆動機構20を構成する各部材を説明する。
As shown in these figures, the
[駆動部21]
駆動部21は、張力制御ローラー12の両端を回動自在に支持するシャフト21aと、各シャフト21aを延設方向に独立して移動させるためのアクチュエーター21bとを有している。2つのシャフト21aは、平行に配置され、かつ駆動ローラー10および従動ローラー11の軸方向に対して垂直に延設されている。これにより駆動部21は、駆動ローラー10および従動ローラー11の軸方向に対して垂直な方向に、張力制御ローラー12の両端を同時に移動させ、搬送ベルト13に印加される張力を制御する。例えば、搬送ベルト13が、加熱装置16によって加熱されたことで延伸した場合、駆動部21は、2本のシャフト21aを同一量だけ押し下げることで、延伸した搬送ベルト13に印加される張力を所定値に保つ張力補正を行う。
[Drive section 21]
The
また駆動部21は、駆動ローラー10および従動ローラー11の軸方向に対して垂直な方向に、張力制御ローラー12の一方の端部を移動させ張力制御ローラー12をステアリング動作させる。例えば搬送ベルト13が、基準位置に対して幅方向に位置ずれしていて蛇行走行する場合、駆動部21は、2本のシャフト21aのうちの何れかを、押し下げる。例えば図4に示した例では、図面上の右側のシャフト21aを押し下げる。これにより、搬送ベルト13の右側のベルト張力を増加させて、搬送ベルト13を左側に移動させて基準位置に戻す。なお、以上のような駆動部21による張力制御ローラー12の動作の手順は、以降のベルト搬送装置1aの制御方法において詳細に説明する。
Further, the
[圧力検出部22]
圧力検出部22は、張力制御ローラー12に張架された搬送ベルト13によって、張力制御ローラー12に加わる圧力を検出するためのロードセルである。この圧力検出部22によって検出される圧力は、駆動部21のシャフト21aの延設方向であって、搬送ベルト13の内周側に向かう圧力であって、搬送ベルト13に掛かる張力に依存する。このような圧力検出部22は、張力制御ローラー12に加わる圧力を継続的に検出するものである。
[Pressure detection unit 22]
The
[位置検出部23]
位置検出部23は、駆動部21によって移動する張力制御ローラー12の端部の位置であって、シャフト21aの延設方向の位置を検出するためのものである。この位置検出部23は、例えば2つの駆動部21のアクチュエーター21bがそれぞれ備えているアクチュエーター制御部に設けられたものであってよい。このような位置検出部23は、アクチュエーター21bの駆動位置によって、張力制御ローラー12の端部の位置を検知するものである。このような位置検出部23は、張力制御ローラー12の端部の位置を継続的に検出するものである。
[Position detection unit 23]
The
[ベルト厚検出部24]
ベルト厚検出部24は、搬送ベルト13の厚みを検出するためのものである。このベルト厚検出部24は、例えば従動ローラー11との間に搬送ベルト13を挟持する位置において、搬送ベルト13に対向して配置された測距センサーであって、一例として反射型の光学式センサーであってよい。
[Belt thickness detection section 24]
The belt
[エッジ検出部25]
エッジ検出部25は、搬送ベルト13の両側の端縁のうちの一方の端縁の位置を、基準位置からのズレ量として測定するものである。このようなエッジ検出部25は、搬送ベルト13の端縁の位置を継続的に検出するものである。
[Edge detection unit 25]
The
[制御部26]
制御部26は、2つの駆動部21、圧力検出部22、位置検出部23、さらにベルト厚検出部24、およびエッジ検出部25に接続されている。このような制御部26は、圧力検出部22、位置検出部23、ベルト厚検出部24、およびエッジ検出部25によって検出した値に基づいて、2つの駆動部21による張力制御ローラー12の動作を制御する。制御部26による張力制御ローラー12の動作の制御は、搬送ベルト13がスリップすることなく、また蛇行することなく良好な走行性で周回動作するように実施される。このような制御部26は、入出力制御部26a、記憶部26b、および設定値抽出部26cを備えている。以下、これらの詳細を説明する。
[Control unit 26]
The
-入出力制御部26a-
入出力制御部26aは、先に説明した駆動部21(詳しくは駆動部21のアクチュエーター21b)、圧力検出部22、位置検出部23、ベルト厚検出部24、およびエッジ検出部25、さらに記憶部26bおよび設定値抽出部26cに接続されている。また入出力制御部26aは、駆動ローラー10、吸引ファン15、加熱装置16、さらに操作装置1cに接続されている。
-Input/
The input/
この入出力制御部26aは、圧力検出部22、位置検出部23、ベルト厚検出部24、およびエッジ検出部25において検出した各値と、記憶部26bに保存されたデータとに基づいて、駆動部21の駆動を制御する。また入出力制御部26aは、駆動ローラー10、吸引ファン15、および加熱装置16の駆動を制御する。このような入出力制御部26aによる制御の詳細は、以降のベルト搬送装置の制御方法で説明する。
The input/
このような入出力制御部26aは、コンピューターとして用いられるハードウェアであって、計算機によって構成されている。計算機は、ここでの図示を省略したCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、およびROM(Read Only Memory)やHDD(hard disk drive)のような不揮発性の記憶部を備え、CPUが、ROMやRAMに記録されたプログラムを実行することにより、以降に説明するベルト搬送装置1aの制御方法を実施する。
Such an input/
-記憶部26b-
記憶部26bは、搬送ベルト13のベルト厚[t]に対して関連付けたベルト張力に関する各設定値を保存するROMまたはRAMである。図6は、実施形態に係るベルト搬送装置におけるベルト張力に関する各設定を説明するための図である。図6に示すように、搬送ベルト13のベルト厚[t]に対して関連付けたベルト張力に関する各設定値は、上限値[Tmax]、補正許容張力[Tc]/補正移動量[dc]、補正前上限値[T1]、および目標値[Td]である。なお、このベルト厚[t]は、搬送ベルト13に対して一定のベルト張力を印可した場合にベルト厚検出部24で検出される値である。この際、搬送ベルト13に印可する一定のベルト張力は、各ベルト厚[t]の搬送ベルト13がスリップすることなく走行可能な値であり、一例として400(N)であることとする。
-
The
先ず上限値[Tmax]は、各ベルト厚[t]の搬送ベルトに印加できる張力の最大値である。このような上限値[Tmax]は、搬送ベルトの長さ、幅、材質、貫通孔の配置などの構成が異なる搬送ベルト毎、およびベルト搬送装置1a毎に実験的に求められた値であって、搬送ベルトが弾性変形可能に保たれる最大値である。図7は、実施形態に係るベルト搬送装置におけるベルト張力の上限値[Tmax]を説明するための図であって、各ベルト厚[t]においての、搬送ベルトに印加するベルト張力と搬送ベルトの延伸率との関係を示すグラフである。 First, the upper limit value [Tmax] is the maximum value of the tension that can be applied to the conveyor belt of each belt thickness [t]. Such upper limit value [Tmax] is a value experimentally determined for each conveyor belt having a different configuration such as length, width, material, and arrangement of through holes, and for each belt conveyor 1a. , is the maximum value at which the conveyor belt remains elastically deformable. FIG. 7 is a diagram for explaining the upper limit value [Tmax] of belt tension in the belt conveyance device according to the embodiment, and shows the belt tension applied to the conveyance belt and the belt tension applied to the conveyance belt at each belt thickness [t]. It is a graph showing the relationship with the stretching ratio.
図7のグラフに示すように、各ベルト厚[t]を有する搬送ベルトは、印加するベルト張力[T]の増加にともなって延伸し、第1延伸率[A](図示した例では1.25%)を超えると、弾性が失われて塑性変形材料となる。さらに各ベルト厚[t]を有する搬送ベルトは、第2延伸率[B](図示した例では1.3%)に達すると破断する。 As shown in the graph of FIG. 7, the conveyor belt having each belt thickness [t] is stretched as the applied belt tension [T] increases, and the first stretching rate [A] (1. 25%), elasticity is lost and the material becomes plastically deformable. Further, the conveyor belt having each belt thickness [t] breaks when it reaches the second stretching ratio [B] (1.3% in the illustrated example).
そこで、搬送ベルトのベルト厚[t]毎に、搬送ベルトが弾性変形領域に保たれるベルト張力の最大値、すなわち上述した第1延伸率[A]となる値を、ベルト張力の上限値[Tmax]に設定する。図6には、このようにして設定したベルト厚[t]毎の上限値[Tmax]を示した。 Therefore, for each belt thickness [t] of the conveyor belt, the maximum value of the belt tension at which the conveyor belt is kept in the elastic deformation region, that is, the value corresponding to the above-mentioned first stretching ratio [A], is determined as the upper limit value of the belt tension [ Tmax]. FIG. 6 shows the upper limit value [Tmax] for each belt thickness [t] set in this way.
また補正許容張力[Tc]は、図4を用いて説明した張力制御ローラー12のステアリング動作によって搬送ベルト13の蛇行補正を効果的に実施するために必要とされるベルト張力の上限値であって、搬送ベルト13に対して追加可能なベルト張力の上限値である。このような補正許容張力[Tc]は、搬送ベルト13のベルト厚[t]によらずに一定の値として設定され、ここでは一例として50(N)が補正許容張力[Tc]として設定されている。
Further, the correction allowable tension [Tc] is the upper limit value of the belt tension required to effectively correct the meandering of the
さらに補正移動量[dc]は、所定のベルト張力の搬送ベルト13に対して補正許容張力[Tc]を追加で印可する場合のシャフト21aの押し下げ量、すなわち張力制御ローラー12の端部の移動量である。この補正移動量[dc]は、搬送ベルト13のベルト厚[t]に依存し、搬送ベルト13のベルト厚[t]が大きいほど大きな値となる。
Further, the correction movement amount [dc] is the amount by which the
また補正前上限値[T1]は、上述した搬送ベルト13の蛇行補正を実施しない状態において、各ベルト厚[t]の搬送ベルトに印加できる張力の最大値である。このような補正前上限値[T1]は、下記式(1)に示すように、各ベルト厚[t]について、上限値[Tmax]から補正許容張力[Tc]を差し引いた値となる。
[T1]=[Tmax]-[Tc]…(1)
Further, the pre-correction upper limit value [T1] is the maximum value of the tension that can be applied to the conveyor belt of each belt thickness [t] in a state where the above-described meandering correction of the
[T1] = [Tmax] - [Tc]...(1)
さらに目標値[Td]は、各ベルト厚[t]の搬送ベルト13に印加するベルト張力の設定値である。この目標値[Td]は、補正前上限値[T1]以下の範囲で、搬送ベルト13がスリップすることなく走行性可能な張力であることとする。このような目標値[Td]は、下記式(2)に示すように、目標値[Td]と補正許容張力[Tc]との和が、ベルト張力の上限値[Tmax]を超えない値に設定される。ここでは一例として、補正前上限値[T1]に対して、50(N)のマージンを差し引いた値を、目標値[Td]とした。
[Td]+[Tc]≦[Tmax]…(2)
Further, the target value [Td] is a set value of the belt tension to be applied to the
[Td]+[Tc]≦[Tmax]…(2)
-設定値抽出部26c-
図5に戻り、設定値抽出部26cは、入出力制御部26aからの指示により、記憶部26bに保存されたベルト張力の設定値の中から、目的とする設定値を抽出する。
-Setting
Returning to FIG. 5, the setting
≪ベルト搬送装置の制御方法≫
図8は、実施形態に係るベルト搬送装置の制御方法を示すフローチャートである。このフローチャートに示すベルト搬送装置の制御方法は、上述した駆動機構20の制御部26において実施されるベルト搬送装置1aの制御方法である。以下、図8のフローチャートに沿って、先の図1~図7を参照しつつ、ベルト搬送装置1aの制御方法の手順を説明する。なお、図8のフローチャートに示す処理は、例えばベルト搬送装置1aの電源、またはベルト搬送装置1aを備えた画像形成装置の電源がオンとなったことをトリガーとして開始される。
≪Control method of belt conveying device≫
FIG. 8 is a flowchart showing a method of controlling the belt conveying device according to the embodiment. The method of controlling the belt conveying device shown in this flowchart is a method of controlling the
[ステップS101]
ステップS101において、入出力制御部26aは、搬送ベルト13に対するベルト張力の均一化処理を実施する。この際、入出力制御部26aは、圧力検出部22で検出される圧力に基づいて駆動部21を駆動し、搬送ベルト13に所定のベルト張力を印可する。ここで印可するベルト張力は、図6に示した各ベルト厚[t]を測定した場合の一定のベルト張力であって、一例として400(N)であることとする。
[Step S101]
In step S101, the input/
次に入出力制御部26aは、搬送ベルト13に一定のベルト張力を印可した状態で、駆動ローラー10を駆動させ、搬送ベルト13を少なくとも1周させる。これにより、搬送ベルト13に印可される張力を周方向において均一化する。
Next, the input/
[ステップS102]
ステップS102において、入出力制御部26aは、ベルト厚検出部24に対して、搬送ベルト13のベルト厚[t]を測定させる。この際、入出力制御部26aは、加熱装置16によって搬送ベルト13を所定温度に加熱する。次いで、駆動ローラー10を駆動させ搬送ベルト13を周回させ、ベルト厚検出部24に対して搬送ベルト13の1周分のベルト厚[t]を測定させ、測定値のうちの最低値をベルト厚[t]とする。
[Step S102]
In step S102, the input/
[ステップS103]
ステップS103において、入出力制御部26aは、ステップS102で得たベルト厚[t]は、予め設定された下限値以上の値であるか否かの判断を実施する。ここで、予め設定された下限値とは、搬送ベルト13の交換が必要と判断される程度の大きさであることとする。ここでは一例として、搬送ベルト13のベルト厚[t]が50μm未満となった場合に交換が必要と判断される場合、下限値として50μmが予め設定され、ステップS102で得たベルト厚[t]が、下限値50μm以上であるか否かの判断がなされる。
[Step S103]
In step S103, the input/
そして、下限値以上である(YES)と判断された場合には、次のステップS104に進む。一方、下限値以上ではない(NO)と判断された場合には、次のステップS103aに進む。 If it is determined that it is equal to or higher than the lower limit (YES), the process advances to the next step S104. On the other hand, if it is determined that it is not equal to or greater than the lower limit (NO), the process advances to the next step S103a.
[ステップS103a]
ステップS103aにおいて、入出力制御部26aは、操作装置1cに対して、搬送ベルト13の交換を促す通知を送信し、処理を終了させる。操作装置1cは、この通知を受信したことにより、搬送ベルト13の交換の告知を表示する。
[Step S103a]
In step S103a, the input/
[ステップS104]
ステップS104において、入出力制御部26aは、設定値抽出部26cに対して、記憶部26bに保存した設定値の中から、ステップS102で得られたベルト厚[t]に対応するベルト張力の目標値[Td]と、補正移動値[dc]を抽出させる。ここでは例えば、ステップS102で得られたベルト厚[t]が85(μm)であった場合、目標値[Td]=350(N)、補正移動値[dc]=0.90(mm)が抽出される。
[Step S104]
In step S104, the input/
[ステップS105]
ステップS105において、入出力制御部26aは、圧力検出部22で検出される圧力に基づいて駆動部21を駆動し、搬送ベルト13のベルト張力をステップS104で抽出した目標値[Td]=350(N)とする。この状態で、搬送ベルト13を少なくとも1周させる。これにより、搬送ベルト13に印可される張力を均一化する。
[Step S105]
In step S105, the input/
[ステップS106]
ステップS106において、入出力制御部26aは、搬送ベルト13の蛇行補正を行う。この際、入出力制御部26aは、エッジ検出部25で検出された搬送ベルト13のエッジ位置の基準位置からのズレ量をフィードバックしつつ、このズレ量がゼロになるように駆動部21の駆動を制御する。この際、入出力制御部26aは、張力制御ローラー12の一方の端部の移動量の上限が、ステップS104で抽出した補正移動値[dc]=0.90(mm)となるように、アクチュエーター21bの駆動を制御する。この制御には、PID(Proportinal Integral Derivative)制御を適用することが好ましく、これによってスムーズな蛇行制御を実施する。
[Step S106]
In step S106, the input/
図9は、実施形態に係る画像形成装置に設けたベルト搬送装置1aの蛇行補正を説明するグラフである。この図に示すように、入出力制御部26aは、エッジ検出部25で検出された搬送ベルト13のズレ量に基づいて、張力制御ローラー12の端縁のうちの一方を押し下げるようにアクチュエーター21bを駆動させる。この際、張力制御ローラー12の端部の移動量の最大値は、補正移動値[dc]とする。このような駆動において、搬送ベルト13のエッジ位置と基準位置との差分が小さくなり、さらにエッジ位置が基準位置を通り過ぎた場合には、押し下げた張力制御ローラー12の端縁を引き戻す。
FIG. 9 is a graph illustrating meandering correction of the
入出力制御部26aは、エッジ検出部25で検出された搬送ベルト13のエッジ位置のズレ量をフィードバックしつつ、このようなアクチュエーター21bの駆動を繰り返す。これにより、エッジ位置のズレ量をゼロに収束させて蛇行補正を行う。また、アクチュエーター21bの駆動によって移動させた張力制御ローラー12の端縁のうちの一方も、元の位置に収束させ、これによって搬送ベルト13のベルト張力を目標値[Td]=350(N)に戻す。
The input/
この状態で、搬送ベルト13を少なくとも1周させる。これにより、搬送ベルト13に印可される張力を均一化する。
In this state, the
[ステップS107]
ステップS107において、入出力制御部26aは、操作装置1cに対して、ジョブ印刷の開始許可を通知する。操作装置1cは、この通知を受信したことにより、ベルト搬送装置1aおよびインク供給装置1bに対してジョブ印刷の動作を実施させる。
[Step S107]
In step S107, the input/
[ステップS108]
ステップS108において、入出力制御部26aは、補正実施するか否かの判断を行う。この判断は、ベルト張力の補正と、蛇行補正とについて実施される。そしてこれらの補正を実施するか否かの判断は、予め設定された補正実施のタイミングに達したか否かによって判断されるか、または圧力検出部22およびエッジ検出部25からフィードバックされた値によって判断されるか、またはその両方によって判断される。補正実施する(YES)と判断された場合に、次のステップS109に進む。また補正実施しない(NO)と判断した場合には、ステップS110に進む。
[Step S108]
In step S108, the input/
[ステップS109]
ステップS109において、入出力制御部26aは、ベルト張力の補正であれば、ステップS105で説明した手順と同様の手順を実施する。一方、蛇行補正であれば、ステップS106で説明した手順と同様の手順を実施する。
[Step S109]
In step S109, the input/
[ステップS110]
ステップS110において、入出力制御部26aは、電源オフの入力がなされたか否かの判断を行う。電源オフ(YES)と判断された場合には、ステップS111に進み、電源オフではない(NO)と判断された場合には、ステップS108に戻る。
[Step S110]
In step S110, the input/
[ステップS111]
ステップS111において、入出力制御部26aは、駆動部21を駆動させることにより、搬送ベルト13に印可するベルト張力を、予め設定された待機時のベルト張力にして処理を終了させる。ここで、待機時のベルト張力とは、搬送ベルト13に対する負荷ができるだけ小さく抑えられる値に設定されていることとする。
[Step S111]
In step S111, the input/
<実施形態の効果>
以上説明した実施形態の画像形成装置1、ベルト搬送装置1a、およびベルト搬送装置の制御方法によれば、搬送ベルト13のベルト厚[t]に対応したベルト張力の目標値[Tc]および上限値[Tmax]を設定し、この設定値に基づいてベルト張力の調整や蛇行補正のためのステアリング動作を行われる。このため、搬送ベルト13に無理なベルト張力が印可されることがなく、搬送ベルト13の破断が防止されて長寿命化を図ることが可能になる。
<Effects of embodiment>
According to the
1 画像形成装置
1a ベルト搬送装置
1b インク供給装置
1c 操作装置
10 駆動ローラー
11 従動ローラー
11a ロータリーエンコーダー
12 張力制御ローラー
13 搬送ベルト
14 支持体
16 加熱装置
20 駆動機構
21 駆動部
21a シャフト
21b アクチュエーター
22 圧力検出部
23 位置検出部
24 ベルト厚検出部
25 エッジ検出部
26 制御部
26a 入出力制御部
26b 記憶部
26c 設定値抽出部
[dc]…補正移動量
[t]…ベルト厚
[Td]…目標値
[Tmax]…上限値
1 Image forming
Claims (16)
前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトを駆動する駆動ローラーと、
前記搬送ベルトの内周に配置され前記搬送ベルトの張力を調整する張力制御ローラーと
、
前記張力制御ローラーの位置を、前記張力制御ローラーの軸に対して垂直な方向に移動
させるための駆動部と、
前記駆動部による前記張力制御ローラーの移動を制御することによって前記搬送ベルト
のベルト張力を調整する制御部とを備え、
前記駆動部は、前記張力制御ローラーの両端を独立して移動させる構成を有し、
前記制御部は、
前記ベルト張力が、前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された目標値となるように
、前記駆動部を制御して前記張力制御ローラーを移動させ、
前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された補正移動量を上限として、前記張力制御ローラーの一方の端部の位置を移動させるように前記駆動部を制御し、前記搬送ベルトの蛇行補正を実施する
ベルト搬送装置。 An endless conveyor belt,
a drive roller disposed on the inner periphery of the conveyor belt and driving the conveyor belt;
a tension control roller arranged on the inner periphery of the conveyor belt and adjusting the tension of the conveyor belt;
a drive unit for moving the position of the tension control roller in a direction perpendicular to the axis of the tension control roller;
a control unit that adjusts belt tension of the conveyor belt by controlling movement of the tension control roller by the drive unit,
The drive unit has a configuration that independently moves both ends of the tension control roller,
The control unit includes:
controlling the drive unit to move the tension control roller so that the belt tension reaches a target value set according to the belt thickness of the conveyor belt;
Controlling the drive unit to move the position of one end of the tension control roller up to a correction movement amount set according to the belt thickness of the conveyor belt, and correcting the meandering of the conveyor belt. do
Belt conveyor device.
る記憶部を有する
請求項1に記載のベルト搬送装置。 The belt conveying device according to claim 1, wherein the control section includes a storage section that stores data associating the belt thickness with the target value of the belt tension.
前記制御部は、前記ベルト厚検出部で得られたベルト厚に基づいて前記記憶部から前記
目標値を抽出する
請求項2に記載のベルト搬送装置。 comprising a belt thickness detection unit that measures the belt thickness of the conveyor belt,
The belt conveyance device according to claim 2, wherein the control section extracts the target value from the storage section based on the belt thickness obtained by the belt thickness detection section.
前記制御部は、前記圧力検出部で検出された圧力に基づいて、前記搬送ベルトのベルト張力が前記目標値となるように、前記駆動部を制御して前記張力制御ローラーを移動させる
請求項1~3のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 comprising a pressure detection unit for detecting the pressure applied to the tension control roller by the conveyor belt,
The control unit controls the drive unit to move the tension control roller so that the belt tension of the conveyor belt reaches the target value based on the pressure detected by the pressure detection unit. 3. The belt conveying device according to any one of items 3 to 3.
請求項1~4のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 The belt conveying device according to any one of claims 1 to 4, wherein the control unit includes a storage unit that stores data associating the belt thickness with the corrected movement amount.
請求項1~5のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 The target value and the belt tension are set such that the sum of the target value and the belt tension applied to the conveyor belt corresponding to the corrected movement amount is equal to or less than the upper limit value of the belt tension set according to the belt thickness. The belt conveying device according to any one of claims 1 to 5, wherein a correction movement amount is set.
請求項6に記載のベルト搬送装置。 The belt conveyance device according to claim 6 , wherein the upper limit of the belt tension is the upper limit of a range in which the conveyor belt can be elastically deformed.
前記制御部は、前記エッジ位置検出部で得られたズレ量に基づいて前記駆動部を制御し、前記搬送ベルトの蛇行補正を実施する
請求項1~7のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 comprising an edge position detection unit that measures the amount of deviation of the edge position of the conveyor belt,
The control unit controls the drive unit based on the amount of deviation obtained by the edge position detection unit, and performs meandering correction of the conveyor belt. Belt conveyor device.
請求項1~8のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 The belt conveyance device according to any one of claims 1 to 8, wherein the belt thickness of the conveyance belt is a value measured with a predetermined belt tension applied to the conveyance belt.
請求項1~9のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 The belt thickness of the conveyor belt is the smallest value among the values measured for the conveyor belt stretched between the drive roller and the tension control roller. Belt conveyance device described in.
請求項1~10のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 Any one of claims 1 to 10 , wherein the belt thickness of the conveyor belt is the smallest value among the values measured for the entire circumference of the conveyor belt stretched between the drive roller and the tension control roller. 2. The belt conveying device according to item 1.
請求項1~11のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 The belt conveyance device according to any one of claims 1 to 11 , further comprising a heating device that heats the conveyance belt.
請求項1~12のうちの何れか1項に記載のベルト搬送装置。 The belt conveyance device according to any one of claims 1 to 12 , further comprising a notification section for notifying when the belt thickness of the conveyance belt is smaller than a preset lower limit value.
画像形成装置。 An image forming apparatus comprising the belt conveying device according to any one of claims 1 to 13 .
前記制御部によって、前記ベルト張力が、前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された目標値となるように、前記駆動部を制御して前記張力制御ローラーを移動させ、前記搬送ベルトのベルト厚に応じて設定された補正移動量を上限として、前記張力制御ローラーの一方の端部の位置を移動させるように前記駆動部を制御し、前記搬送ベルトの蛇行補正を実施する
ベルト搬送装置の制御方法。 an endless conveyor belt, a drive roller disposed on the inner circumference of the conveyor belt to drive the conveyor belt, a tension control roller disposed on the inner circumference of the conveyor belt to adjust the tension of the conveyor belt, and the tension control roller a drive section for independently moving both ends of a control roller in a direction perpendicular to the axis of the tension control roller; and a belt of the conveyor belt by controlling movement of the tension control roller by the drive section. A control method for a belt conveying device comprising a control unit for adjusting tension, the method comprising:
The control unit controls the driving unit to move the tension control roller so that the belt tension reaches a target value set according to the belt thickness of the conveyor belt, and the belt tension of the conveyor belt is controlled by the control unit to move the tension control roller. Controlling the drive unit to move the position of one end of the tension control roller with a correction movement amount set according to the thickness as an upper limit, and correcting the meandering of the conveyor belt.
A method of controlling a belt conveying device.
前記制御部は、前記駆動部による前記張力制御ローラーの移動を制御することによって前記搬送ベルトに印可されるベルト張力を緩める
請求項15に記載のベルト搬送装置の制御方法。 After the rotation of the conveyor belt by the drive roller is completed,
The method for controlling a belt conveying device according to claim 15 , wherein the control section loosens the belt tension applied to the conveyance belt by controlling movement of the tension control roller by the drive section.
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