JP7496982B2 - 情報処理装置、特定方法及びプログラム - Google Patents
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Description
本章では、本実施形態に係る情報処理装置について説明する。図1は、情報処理装置3及びそれに付随する装置を含むシステム100の模式図である。
通信部31は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。即ち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。特に、外付けされる視線計測装置4及びマイクロホン5とは、所定の通信規格において通信可能に構成されることが好ましい。
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えばソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。特に、記憶部32は、視線計測装置4及びマイクロホン5が検出したデータを記憶する。また、記憶部32は、取得プログラム、特定プログラム、特徴設定プログラム、特徴取得プログラム、時間測定プログラム、生成プログラム、変換プログラム、前処理プログラム、結果保存プログラム、及び表示制御プログラムを記憶する。また、記憶部32は、これ以外にも制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶している。
制御部33は、情報処理装置3に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部33は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置3に係る種々の機能を実現する。具体的には取得機能、特定機能、特徴設定機能、特徴取得機能、時間測定機能、生成機能、変換機能、前処理機能、結果保存機能、及び表示制御機能が該当する。即ち、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、取得部331、特定部332、特徴設定部333、特徴取得部334、時間測定部335、生成部336、変換部337、前処理部338、結果保存部339、及び表示制御部33aとして実行されうる。なお、図2においては、単一の制御部33として表記されているが、実際はこれに限るものではなく、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
表示部34は、例えば、情報処理装置3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部34は、ユーザーが操作可能なグラフィカルユーザーインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。これは例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ及びプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、情報処理装置3の種類に応じて使い分けて実施することが好ましい。当該表示デバイスは、制御部33における表示制御部33aの制御信号に応答して、表示画面を選択的に表示しうる。例えば、テスト文書D1、検査結果(不図示)等をユーザーが視認可能に表示することができる。
入力部35は、情報処理装置3の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部35は、表示部34と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザーは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部35がユーザーによってなされた操作入力を受け付ける。また、入力部35は、情報処理装置3の筐体に内蔵される、又は外付けされる視線計測装置4及びマイクロホン5を含む。これらの装置によって、ユーザーは、被検者2の視線の動き及び音声を情報処理装置3に入力することができる。当該入力が信号として通信バス30を介して制御部33に転送され、制御部33が必要に応じて所定の制御や演算を実行しうる。
本章では、本実施形態の機能構成について説明する。図3に示されるように、制御部33は、取得部331と、特定部332と、特徴設定部333と、特徴取得部334と、時間測定部335と、生成部336と、変換部337と、前処理部338と、結果保存部339と、表示制御部33aとを備える。以下、各構成要素についてさらに説明する。
取得部331は、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されているものである。取得部331は、視線計測装置4及びマイクロホン5が検出した電気的データを、通信部31を介して取得するように構成されている。
特定部332は、取得した視線の動きが、視線運動データGのうち、いずれの症例に該当するかを特定可能に構成される。ここで、視線運動データGは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものである、図6は、テスト文書D1を用いて対照実験をした結果である。図6Aは、対照区であるコントロール画像DCを表す図である。図6Bは、実験区である多系統萎縮症画像DMを表す図である。図6A及び図6Bに示されるように、健常者の視線運動6と多系統萎縮症患者の視線運動6には異なる特徴が見られる。同様に、他の神経疾患患者の視線運動6においても固有の傾向がある。このような傾向の違いに基づいて、特定部332は、被検者2が健常者であるか神経疾患患者であるかを特定することができる。さらに、被検者2がどのような神経疾患を患っているかを特定することができる。
特徴設定部333は、視線運動データGに対応する複数の症例毎に特徴FTを設定可能に構成される。図7は、神経疾患を特定する特徴量FQ及び特徴FTを記した特徴量一覧Fである。これらの特徴量FQは一例であり、図7に記載されているものに限定されない。特徴FTは、特徴量一覧Fに記載されているように、特徴量FQから得られた注視点61の数、接続線62の数等である。さらに、特徴FTは、これら特徴量FQを複数組合せて生成した合成数も含む。例えば、注視点61の数と接続線62の長さの平均値を掛け合わせた値が合成数に含まれる。特徴設定部333は、このような特徴FTを、神経疾患の症例毎に設定する。
特徴取得部334は、取得した被検者2の視線の動きから特徴FTを取得可能に構成される。被検者2が神経疾患を患っているのか否か、また、神経疾患を患っている場合には神経疾患の種別を特定するために、特徴取得部334は、被検者2の視線の動きから特徴FTを取得する。特定部332は、被検者2から取得した特徴FT及び設定された特徴FTに基づいて、取得した視線の動きが、視線運動データGのうち、いずれの症例に該当するかを特定可能に構成される。被検者2の特徴FTが健常者の特徴FTの標本に属する場合、被検者2は健常者であると特定される。一方、被検者2の特徴FTが、例えば、多系統萎縮症の特徴FTの標本に属する場合、被検者2は、多系統萎縮症であると特定される。
被検者2の神経疾患の有無又は神経疾患の種別を特定する精度を高めるには、より多くの特徴量FQが必要となる。そのため時間測定部335は、被検者2が文書を読んでいる間の時間を測定可能に構成される。文字を注視している時間や視線を動かす視線移動速度に神経疾患固有の傾向がある場合、被検者2が文書を読んでいる間の時間を測定することは有効である。
生成部336は、特徴取得部334が取得した種々の特徴FT、例えば、被検者2の視線の動き、検査中の測定時間、及び被検者2が読んでいるテスト文書D1の文字から二次データを生成する。以下、各二次データについて説明する。
変換部337は、取得した音声をテキストデータに変換可能に構成される。変換部337は、被検者2が発した音声を認識し、音声をテキストデータに変換する。変換部337は、自動的に音声をテキストデータに変換してもよいし、ユーザーが被検者2の音声を聞きながらテキストデータに変換してもよい。なお、ユーザーは、音声をテキストデータに変換した結果を編集することができる。
前処理部338は、取得した被検者2の視線の動きから特徴FTに寄与する動きを抽出可能に構成される。被検者2の視線の動きに関するデータは、被検者2の意図しない動きも含んでいる。このようなデータ、特に外れ値は、特定部332が被検者2の神経疾患の有無又は神経疾患の特定をする精度を下げる恐れがある。そのため前処理部338は、ノイズデータを予め除去する。
結果保存部339は、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されているものである。結果保存部339は、情報処理装置3の利用に関するデータを記憶部32に保存する。例えば、結果保存部339は、被検者2の視線運動データG、取得した特徴FTに関するデータ、及び検査結果を記憶部32に保存する。
表示制御部33aは、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されているものである。表示制御部33aは、テスト文書D1を表示部34に表示させる。表示制御部33aは、被検者2が情報処理装置3を使用している間の視線運動データG、検査結果(不図示)等を表示部34に表示させる。視線運動データGは、検査中のみならず、検査後も表示部34に表示させることができる。
本章では、被検者2から取得した視線の動きに基づいて、いずれの症例に該当するか特定する検査について説明する。
ユーザーは、被検者2を検査する前に、結果保存部339を実行し、複数の神経疾患の患者の視線運動データGを記憶部32に記憶する。視線運動データGは、神経疾患の患者がテスト文書D2を読んでいるときにおける視線の動きを、症例毎に記憶したものである。結果保存部339は、同様に健常者の視線運動データGも記憶部32に記憶する。また、ユーザーは、時間測定部335及び生成部336を実行し、視線の動きにテスト文書D2を読んでいる間の時間を紐付けてもよく、取得部331及び変換部337を実行し、音読中に取得した音声を変換したテキストデータを紐付けてもよい。
被検者2は、表示部34に表示された文書を読む。図11は、被検者2が読むテスト文書D2の一例である。このようにテスト文書D2は、「あいうえお」を単に五十音順に並べた文書でもよい。なお、テスト文書D2に記載された文字の大きさ及び色は任意であり、テスト文書D2の背景色は、文字の色と異なることが好ましい。文書は、横書き文書と縦書き文書を含んでもよい。例えば、進行性核上性麻痺の患者は、病気の初期より、視線を上下方向に動かすことが困難であることが多い。そのため、横書き文書及び縦書き文書を検査に用いることにより、視線を上下方向に動かすことが困難な患者の特定を容易にすることができる。
ここでは、被検者2が、テスト文書D2を3回読んでいる間に取得部331が取得した被検者2の視線の動きについて説明する。図12は、図11に示される縦書き文書を読ませた場合における、健常者及び多系統萎縮症の検査結果を表す図である。図12Aは、健常者のコントロール画像ECを表す図である。図12Bは、多系統萎縮症画像EMを表す図である。多系統萎縮症の患者の視線運動6の傾向として、滑動性眼球運動が衝動的になる、又は視線を意図した場所に動かせない等の症状がある。そのため、多系統萎縮症患者の注視点61の数は、健常者の注視点61の数よりも多い。多系統萎縮症の患者の滑動性眼球運動が衝動的であることが、多系統萎縮症画像EMに反映されている。また、健常者の視線運動6と比べて、多系統萎縮症患者の視線運動6の方が、図9に示される距離が大きくなる傾向がある。多系統萎縮症患者は、視線を意図した場所に動かしにくいことが、多系統萎縮症画像EMに反映されている。
被検者2が、健常者であるか、神経疾患患者であるかの特定、及び神経疾患の種別を特定する方法を以下に説明する。健常者及び神経疾患患者の視線の動きの特徴FTはそれぞれ異なりる。また、健常者及び神経疾患患者の類型ごとに特徴FTは共通の傾向がある。そのため、健常者及び神経疾患患者の類型ごとの特徴FTの標本は、特定の確率分布に従う。そのため、被検者2の視線の動きから上述した特徴FTを算出し、算出した特徴FTがどの特徴FTの確率分布に属するか、特定部332が統計的手法に基づいて特定する。
本章では、上述で説明した情報処理装置3を用いた神経疾患の特定方法について説明する。特定方法は、取得ステップと、特定ステップとを備える。取得ステップでは、テスト文書D1を読んでいる被検者2の視線の動きを取得する。特定ステップでは、取得した視線の動きが、視線運動データGのうち、いずれの症例に該当するかを特定する。視線運動データGは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものである。具体的に、この特定方法を説明する。
本節では、テスト文書D1を用いた神経疾患の特定方法の一例を説明する。図14は、実施形態に係る神経疾患の特定方法の一例を表すアクティビティ図である。
(アクティビティA01)
被検者2を検査するために、取得部331は、被検者2の視線の動きに関するデータを取得する。
(アクティビティA02)
特徴取得部334は、取得した被検者2の視線の動きから特徴FTを取得する。
(アクティビティA03)
特定部332は、被検者2から取得した特徴FTと、神経疾患患者に予め設定された特徴FTに基づいて、取得した視線の動きが、神経疾患患者の視線運動データGのうち、いずれの症例に該当するかを特定する。
(アクティビティA04)
表示制御部33aは、検査した結果を表示部34に表示する。
(アクティビティA05)
結果保存部339は、検査した結果を記憶部32に記憶する。
[ここまで]
本節では、視線の動きデータの取得方法の一例について説明をする。図15は、実施形態に係る神経疾患の特定方法の一例を表すサブアクティビティ図である。図15Aは、視線の動きに関するデータの取得方法(A01)の一例を表すサブアクティビティ図である。
(サブアクティビティA11)
取得部331は、被検者2の視線の動きに関するデータの取得を開始する。
(サブアクティビティA12)
取得部331は、テスト文書D1を読んでいる被検者2の視線の動きを取得する。
(サブアクティビティA13)
時間測定部335は、被検者2がテスト文書D1を読んでいる間の時間を測定する。
(サブアクティビティA14)
取得部331は、被検者2の発した音声を取得する。
(サブアクティビティA15)
変換部337は、音声をテキストデータに変換する。
(サブアクティビティA16)
取得部331は、被検者2の視線の動きデータの取得を終了する。
[ここまで]
本節では、特徴FTの取得方法の一例について説明をする。図15Bは、特徴FTの取得方法(A02)の一例を表すサブアクティビティ図である。
(サブアクティビティA21)
特徴設定部333は、被検者2の視線の動きの特徴FTの取得を開始する。
(サブアクティビティA22)
生成部336は、取得した被検者2の視線の動きと、測定した時間とを紐付けた第1視線データGD1を生成する。
(サブアクティビティA23)
生成部336は、取得した被検者2の視線の動きと、変換したテキストデータとを紐付けた第2視線データGD2を生成する。
(サブアクティビティA24)
前処理部338は、取得した被検者2の視線の動きから特徴FTに寄与する動きを抽出するための前処理を実行する。
(サブアクティビティA25)
特徴設定部333は、視線運動データG、第1視線データGD1及び第2視線データGD2から、特徴FTを取得し、処理を終了する。
[ここまで]
本章では、情報処理装置3に係る変形例について説明する。即ち、下記のような態様によって前述の実施形態を実施してもよい。
(2)ユーザーがテスト文書D1及びテスト文書D2の特定文字をポインターで示し、被検者2がトラッキングをして、特定文字の色が変わったときに音読させてもよい。特定文字を読むことによる脳の特定領域の負荷が被検者2の視線運動6に反映される。
(3)プログラムであって、コンピュータを情報処理装置3として機能させるものが提供されてもよい。
このように、テスト文書を黙読又は音読させることで、発話の障害や滑動性眼球運動に障害のある神経疾患の患者を十分に特定することができる情報処理装置を提供することができる。さらに、検査を継続的に行うことで、神経疾患の進行状況も把握できる。治療薬の投与の判定にも活かすことができる。
前記情報処理装置において、特徴設定部をさらに備え、前記特徴設定部は、前記視線運動データに対応する複数の症例毎に特徴を設定可能に構成される、もの。
前記情報処理装置において、特徴取得部をさらに備え、前記特徴取得部は、取得した前記被検者の視線の動きから特徴を取得可能に構成され、前記特定部は、前記取得した特徴及び前記設定された特徴に基づいて、前記取得した視線の動きが、前記視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定可能に構成される、もの。
前記情報処理装置において、前記文書は、横書き文書と縦書き文書を含む、もの。
前記情報処理装置において、時間測定部と、生成部とをさらに備え、前記時間測定部は、前記被検者が前記文書を読んでいる間の時間を測定可能に構成され、前記生成部は、前記取得した前記視線の動きと、前記測定した時間とを紐付けた第1視線データを生成可能に構成される、もの。
前記情報処理装置において、変換部をさらに備え、前記取得部は、前記被検者の発声した音声を取得可能に構成され、前記変換部は、前記音声をテキストデータに変換可能に構成され、前記生成部は、前記取得した前記視線の動きと、前記変換した前記テキストデータとを紐付けた第2視線データを生成可能に構成される、もの。
前記情報処理装置において、前記視線運動データは、人物が前記文書を読んでいた間の時間を含む、もの。
前記情報処理装置において、前記視線運動データは、人物が前記文書を音読した際における視線の動きである、もの。
前記情報処理装置において、特徴取得部と、前処理部とを備え、前記特徴取得部は、取得した前記被検者の視線の動きから特徴を取得可能に構成され、前記前処理部は、前記取得した前記被検者の視線の動きから前記特徴に寄与する動きを抽出可能に構成される、もの。
特定方法であって、取得ステップと、特定ステップとを備え、前記取得ステップでは、文書を読んでいる被検者の視線の動きを取得し、前記特定ステップでは、前記取得した視線の動きが、視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定し、前記視線運動データは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものである、方法。
プログラムであって、コンピュータを、前記情報処理装置の各部として機能させるもの。
もちろん、この限りではない。
2 :被検者
3 :情報処理装置
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :取得部
332 :特定部
333 :特徴設定部
334 :特徴取得部
335 :時間測定部
336 :生成部
337 :変換部
338 :前処理部
339 :結果保存部
33a :表示制御部
34 :表示部
35 :入力部
4 :視線計測装置
5 :マイクロホン
6 :視線運動
61 :注視点
62 :接続線
D1 :テスト文書
D2 :テスト文書
DC :コントロール画像
DM :多系統萎縮症画像
EC :コントロール画像
ED :パーキンソン病画像
EM :多系統萎縮症画像
ES :進行性核上性麻痺画像
F :特徴量一覧
FQ :特徴量
FT :特徴
G :視線運動データ
GC :重心
GD1 :第1視線データ
GD2 :第2視線データ
L1 :接続線
L2 :接続線
M1 :接続線
P1 :端点
Claims (12)
- 情報処理装置であって、
取得部と、特定部と、変換部と、生成部とを備え、
前記取得部は、文書を読んでいる被検者の視線の動きと、前記被検者の発声した音声とを取得可能に構成され、
前記特定部は、前記取得した視線の動きが、視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定可能に構成され、
前記視線運動データは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものであり、
前記変換部は、前記音声をテキストデータに変換可能に構成され、
前記生成部は、前記取得した前記視線の動きと、前記変換した前記テキストデータとを紐付けた第2視線データを生成可能に構成される、
もの。 - 請求項1に記載の情報処理装置において、
特徴設定部をさらに備え、
前記特徴設定部は、前記視線運動データに対応する複数の症例毎に特徴を設定可能に構成される、
もの。 - 請求項2に記載の情報処理装置において、
特徴取得部をさらに備え、
前記特徴取得部は、取得した前記被検者の視線の動きから特徴を取得可能に構成され、
前記特定部は、前記取得した特徴及び前記設定された特徴に基づいて、前記取得した視線の動きが、前記視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定可能に構成される、
もの。 - 請求項1~請求項3の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記文書は、横書き文書と縦書き文書を含む、
もの。 - 請求項1~請求項4の何れか1つに記載の情報処理装置において、
時間測定部をさらに備え、
前記時間測定部は、前記被検者が前記文書を読んでいる間の時間を測定可能に構成され、
前記生成部は、前記取得した前記視線の動きと、前記測定した時間とを紐付けた第1視線データを生成可能に構成される、
もの。 - 請求項1~請求項5の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記視線運動データは、人物が前記文書を読んでいた間の時間を含む、
もの。 - 情報処理装置であって、
取得部と、特定部とを備え、
前記取得部は、文書を読んでいる被検者の視線の動きを取得可能に構成され、
前記特定部は、前記取得した視線の動きが、視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定可能に構成され、
前記視線運動データは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものであり、人物が前記文書を音読した際における視線の動きである、
もの。 - 情報処理装置であって、
取得部と、特定部と、特徴取得部と、前処理部とを備え、
前記取得部は、文書を読んでいる被検者の視線の動きを取得可能に構成され、
前記特定部は、前記取得した視線の動きが、視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定可能に構成され、
前記視線運動データは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものであり、
前記特徴取得部は、取得した前記被検者の視線の動きから特徴を取得可能に構成され、
前記前処理部は、前記取得した前記被検者の視線の動きから前記特徴に寄与する動きを抽出可能に構成される、
もの。 - 情報処理装置が実行する特定方法であって、
取得ステップと、特定ステップと、変換ステップと、生成ステップとを備え、
前記取得ステップでは、文書を読んでいる被検者の視線の動きと、前記被検者の発声した音声とを取得し、
前記特定ステップでは、前記取得した視線の動きが、視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定し、
前記視線運動データは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものであり、
前記変換ステップでは、前記音声をテキストデータに変換し、
前記生成ステップでは、前記取得した前記視線の動きと、前記変換した前記テキストデータとを紐付けた第2視線データを生成する、
方法。 - 情報処理装置が実行する特定方法であって、
取得ステップと、特定ステップとを備え、
前記取得ステップでは、文書を読んでいる被検者の視線の動きを取得し、
前記特定ステップでは、前記取得した視線の動きが、視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定し、
前記視線運動データは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものであり、人物が前記文書を音読した際における視線の動きである、
方法。 - 情報処理装置が実行する特定方法であって、
取得ステップと、特定ステップと、特徴取得ステップと、前処理ステップとを備え、
前記取得ステップでは、文書を読んでいる被検者の視線の動きを取得し、
前記特定ステップでは、前記取得した視線の動きが、視線運動データのうち、いずれの症例に該当するかを特定し、
前記視線運動データは、文書を読んでいるときにおける人物の視線の動きを、複数の症例毎に記憶したものであり、
前記特徴取得ステップでは、取得した前記被検者の視線の動きから特徴を取得し、
前記前処理ステップでは、前記取得した前記被検者の視線の動きから前記特徴に寄与する動きを抽出する、
方法。 - プログラムであって、
コンピュータを、請求項1~請求項8のいずれか1つに記載の情報処理装置の各部として機能させるもの。
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