JP7495204B2 - Vacuum cleaner - Google Patents
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Description
本発明の実施形態は、吸引源に連通する吸込口を備える電気掃除機に関する。 An embodiment of the present invention relates to a vacuum cleaner having a suction port that communicates with a suction source.
従来、電気掃除機においては、被掃除面の塵埃の多寡をセンサにより判断し、塵埃が多い場合には吸引源である電動送風機の出力を増加させて、塵埃を効率よく吸い込むようにする制御が広く実施されている。この制御の場合、例えば掃除ロボットやコードレス掃除機等の電池を用いる電気掃除機では、稼働可能な時間が短縮されることとなるので、限られた電池容量を有効に利用するために、電動送風機の出力を増加させることなく塵埃を効率よく吸い込めるようにすることが望ましい。 Conventionally, electric vacuum cleaners have widely implemented a control system that uses a sensor to determine the amount of dust on the surface to be cleaned, and when there is a lot of dust, increases the output of the electric blower, which is the suction source, to efficiently suck up the dust. With this control, for example, in battery-powered vacuum cleaners such as cleaning robots and cordless vacuum cleaners, the operating time is shortened, so in order to make effective use of the limited battery capacity, it is desirable to be able to efficiently suck up dust without increasing the output of the electric blower.
例えば、吸込口を複数に分割した電気掃除機や、電動送風機の吸込側に連通する複数の風路を備える電気掃除機が知られている。このような電気掃除機において、塵埃が多い位置に電動送風機の吸引力を集中させることで吸塵効率を向上可能とすることが望ましい。 For example, there are known vacuum cleaners with a suction port divided into multiple sections, and vacuum cleaners with multiple air passages that communicate with the suction side of the electric blower. In such vacuum cleaners, it is desirable to be able to improve the suction efficiency by concentrating the suction force of the electric blower in an area where there is a lot of dust.
本発明が解決しようとする課題は、吸引源の出力を増加させなくても吸塵効率を向上できる電気掃除機を提供することである。 The problem that this invention aims to solve is to provide a vacuum cleaner that can improve dust suction efficiency without increasing the output of the suction source.
実施形態の電気掃除機は、電池を電源として動作する電気掃除機である。電気掃除機は、電動送風機である吸引源と、吸込口と、風路と、調整手段と、を備える。風路は、二つの吸引部に分割され、吸引源と一つの吸込口とを連通する。調整手段は、一方の吸引部と他方の吸引部との間に配置され、一方の吸引部の風路面積を増加させることに応じて他方の吸引部の風路面積を減少させるように動作して風路における吸引部の風路面積の配分を変える弁体であって、吸引源による吸引力を各吸引部に割り振る割合を、塵埃量が多いまたは塵埃量が多いと推定される吸引部ほど大きくするように調整可能である。 The vacuum cleaner of the embodiment is a vacuum cleaner that operates using a battery as a power source. The vacuum cleaner includes a suction source that is an electric blower, an inlet, an air passage, and an adjustment means. The air passage is divided into two suction sections and communicates the suction source with one suction port. The adjustment means is a valve body that is disposed between one suction section and the other suction section, and operates to reduce the air passage area of the other suction section in response to increasing the air passage area of one suction section, thereby changing the distribution of the air passage area of the suction sections in the air passage, and is capable of adjusting the ratio of the suction force from the suction source allocated to each suction section so as to be larger for suction sections with a larger amount of dust or estimated to have a larger amount of dust.
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について、図面を参照して説明する。
First Embodiment
Hereinafter, the first embodiment will be described with reference to the drawings.
図1及び図2において、1は電気掃除機である。電気掃除機1は、床面上を自律走行しつつ床面を掃除する。本実施形態では、自律走行式のロボットクリーナを例に挙げて説明する。なお、以下、本実施形態において、走行方向である前後方向、左右方向、及び、上下方向は、電気掃除機1を床面等の平面に載置した状態を基準として説明する。図面においては、前方向を矢印FR、後方向を矢印RRで示すものとする。
In Figures 1 and 2, 1 denotes a vacuum cleaner. The
電気掃除機1は、本体2を備えている。本体2は、走行面となる被掃除面に対し走行輪3により支持される。走行輪3は、ロボットクリーナの場合、モータ等の駆動手段により駆動される駆動輪を備える。駆動手段は、走行制御手段により制御される。
The
また、本体2には、吸込口4が形成されている。吸込口4は、塵埃を空気とともに吸い込む。吸込口4は、本実施形態では、左右方向に沿って長手状に形成されている。吸込口4は、本実施形態において、本体2の被掃除面に対向する下部に開口されている。これに限られず、吸込口4は本体2の前部等に配置されていてもよい。吸込口4には、回転清掃体5が配置されていてもよい。回転清掃体5としては、例えば回転により床面を掃除する回転ブラシが用いられる。回転清掃体5は、例えばモータ等の回転駆動手段により回転駆動される。回転駆動手段は、回転制御手段により制御される。
The
さらに、吸込口4には、含塵空気が通過する風路6が接続されている。風路6は、本体2の内部に形成されている。風路6は、吸込口4よりも幅狭に形成されている。また、風路6には、下流端に集塵部7が連通されている。集塵部7は、吸込口4から吸い込まれた塵埃を集積する。また、集塵部7は、吸引源である電動送風機8の吸込側に接続されている。電動送風機8は、集塵部7及び風路6を介して吸込口4に負圧を作用させる。電動送風機8は、送風機制御手段により制御される。
Furthermore, an
また、風路6には、隔壁10が形成されている。隔壁10は、風路6を複数に分割するように形成されている。隔壁10は、風路6を通過する含塵空気の流れ方向に沿って形成されている。また、隔壁10は、一端部が風路6から吸込口4まで延びて、複数の吸引部を形成している。複数の吸引部は、集塵部7と連通している。集塵部7が電動送風機8の吸込側と連通していることで、複数の吸引部が電動送風機8の吸込側と吸込口4とを連通する。隔壁10の一端部は、吸込口4の縁部と連なって、又は、吸込口4の縁部に近接して形成されてもよい。本実施形態において、隔壁10は一つ形成され、風路6及び吸込口4を左右方向の中央部で左右二つに分割している。すなわち、隔壁10を挟んで、左右方向の一側に吸引部である第一吸引部4aが形成され、左右方向の他側に吸引部である第二吸引部4bが形成される。また、隔壁10は、他端部が風路6中の一定位置まで延びている。このため、風路6には、各吸引部が合流して集塵部7と連通する合流部6aが形成されている。また、第一吸引部4aと第二吸引部4bとは、共通の電動送風機8の吸込側に連通されている。
In addition, a
また、隔壁10には、調整手段12が設けられている。調整手段12は、吸込口4の複数の吸引部のそれぞれの吸引力を調整可能なものである。本実施形態の調整手段12は、吸引部の風路面積を変えることで各吸引部の吸引力をそれぞれ調整する弁体である。調整手段12は、隔壁10の他端部に基端部が回動可能に支持され、先端部が自由端状となっている。つまり、調整手段12は、吸込口4の吸引部の下流側の位置で風路部の風路面積を変えることにより、各吸引部に流れる風量を調整して、各吸引部の吸引力をそれぞれ調整するようになっている。調整手段12は、風路面積を小さくする場合、風路を完全に閉塞してもよいし、風路の開き具合を狭くするのみであってもよい。
The
また、調整手段12は、吸込口4の各吸引部の塵埃量に応じて、各吸引部の吸引力を調整する。つまり、調整手段12は、塵埃量が相対的に多い吸引部の吸引力を塵埃量が相対的に少ない吸引部の吸引力よりも大きくするように、各吸引部の吸引力を調整する。各吸引部の塵埃量は、塵埃量検出手段により検出してもよいし、推定手段により推定してもよい。
The adjustment means 12 also adjusts the suction force of each suction part depending on the amount of dust in each suction part of the
塵埃量検出手段は、吸込口4の各吸引部の塵埃量を直接的又は間接的に検出する。塵埃量検出手段としては、例えば発光部と受光部とが対向配置された光センサ等が用いられる。本実施形態の場合、塵埃量検出手段は、図3(a)ないし図3(c)に示すように、第一吸引部4aに配置される塵埃量検出手段である第一塵埃量検出手段14aと、第二吸引部4bに配置される塵埃量検出手段である第二塵埃量検出手段14bとを設定してよい。
The dust amount detection means directly or indirectly detects the amount of dust in each suction section of the
一方、推定手段は、吸込口4の各吸引部のうち、相対的に塵埃量が多い吸引部を推定する。推定手段としては、床面である被掃除面から突出する突出部を認識する認識手段が用いられてよい。被掃除面から突出する突出部とは、部屋の壁や設置物、机や椅子の脚、電気掃除機1が乗り越え不能な凸段差等の走行障害の他に、部屋の扉等であり、その近傍の被掃除面に塵埃が溜まりやすい所定高さ以上の対象物をいう。つまり、推定手段として認識手段を用いる場合においては、突出部を認識した側に近い吸引部の塵埃量が、それ以外の吸引部の塵埃量よりも多く、その吸引部から離れるほど塵埃量が少ないと推定できる。なお、被掃除面から突出していても、電気掃除機1が乗り越えられる又は乗り上げられる程度のものは、平面状の被掃除面と同様に掃除できるので、認識手段によって突出部と認識しなくてもよい。
On the other hand, the estimation means estimates which of the suction parts of the
推定手段は、所定高さ以上の突出部を検出するセンサを備えていてもよい。センサの場合、光センサ、超音波センサ、画像センサ等の非接触センサでもよいし、マイクロスイッチ等の接触センサでもよいし、それらの任意の組み合わせでもよい。センサは、好ましくは、吸込口4の各分室の位置に応じてそれぞれ本体2に配置されている。本実施形態の場合、第一吸引部4aと第二吸引部4bとが左右に配置されていることから、図4(a)ないし図4(c)に示すように、本体2の左右にそれぞれ推定手段である第一センサ16aと推定手段である第二センサ16bとが配置されていることが好ましい。
The estimation means may be equipped with a sensor that detects protrusions of a predetermined height or more. In the case of a sensor, it may be a non-contact sensor such as an optical sensor, ultrasonic sensor, image sensor, etc., or a contact sensor such as a microswitch, or any combination thereof. The sensors are preferably arranged in the
また、推定手段は、電気掃除機1が走行領域の地図データを有する場合、その地図データを用いてもよい。地図データとしては、電気掃除機1がセンサ等を用いて既知のSLAM(simultaneous localization and mapping)技術等により作成してメモリ等に保持しているものや、ユーザにより入力されてメモリ等に保持しているものでもよいし、外部装置等から受け取るものでもよい。
In addition, if the
調整手段12は、塵埃量検出手段、又は推定手段からのいずれかの情報に基づき、モータ等の駆動手段によって動作されるものでもよい。電気掃除機1が塵埃量検出手段を備える場合には、塵埃量検出手段により検出された塵埃量が多い吸引部の吸引力を塵埃量が少ないと検出された吸引部の吸引力よりも大きくするように調整手段12で調整すれば、推定手段を備えなくてもよい。また、電気掃除機1が推定手段を備える場合には、推定手段により塵埃量が相対的に多いと推定された吸引部の吸引力を塵埃量が相対的に少ないと推定された吸引部の吸引力よりも大きくするように調整手段12で調整すれば、塵埃量検出手段を備えなくてもよい。このように、塵埃量検出手段と、推定手段とは、いずれか一方のみを備える構成としてもよいし、双方を備える構成としてもよい。
The adjustment means 12 may be operated by a driving means such as a motor based on information from either the dust amount detection means or the estimation means. When the
また、電気掃除機1は、図1及び図2に示すように、サイドブラシ等の掃除手段18を備えていてもよい。
The
さらに、電気掃除機1は、自律走行のための情報を取得するセンサ等の情報取得手段、外部装置又はネットワーク等との通信手段等をさらに備えていてもよい。
Furthermore, the
また、電気掃除機1は、電動送風機8や各制御部等の電動部に給電する電源部として二次電池を備えていてもよい。二次電池は、充電装置により充電可能となっている。
The
次に、第1の実施形態の動作を説明する。 Next, the operation of the first embodiment will be described.
電気掃除機1は掃除を開始すると、被掃除面上を走行しながら、電動送風機8の吸引力を吸込口4から被掃除面に作用させ、塵埃を空気とともに吸い込む。掃除の際、電気掃除機1は、走行領域の地図データに基づき予め決められた走行ルートに沿って走行してもよいしセンサにより検出した走行障害を回避しながら任意に、又は、予め決められた所定のルールに従って走行してもよい。
When the
通常、被掃除面上の塵埃量は、位置によって偏りがある。塵埃量が多い位置を走行する際、電気掃除機1が、塵埃量が多い位置の中央部を吸込口4の中央部が通るように走行する場合、吸込口4の吸引力を各位置で均等又は略均等とする。また、電気掃除機1が、塵埃量が多い位置の中央部に対して吸込口4の中央部がずれて走行する場合、吸込口4において、塵埃量が多い側の吸引力を相対的に大きくする。このようにすることにより、吸塵効率を向上することができる。
Normally, the amount of dust on the surface being cleaned varies depending on the position. When the
そこで、図3(a)に示すように、第一塵埃量検出手段14aによって検出された塵埃量が第二塵埃量検出手段14bによって検出された塵埃量よりも所定以上多い場合には、調整手段12により、第二吸引部4bの風路面積を狭くすることで、第一吸引部4aに作用する吸引力を第二吸引部4bに作用する吸引力よりも大きくする。一方、図3(b)に示すように、第二塵埃量検出手段14bによって検出された塵埃量が第一塵埃量検出手段14aによって検出された塵埃量よりも所定以上多い場合には、調整手段12により、第一吸引部4aの風路面積を狭くすることで、第二吸引部4bに作用する吸引力を第一吸引部4aに作用する吸引力よりも大きくする。また、第一塵埃量検出手段14aによって検出された塵埃量と第二塵埃量検出手段14bによって検出された塵埃量との差が所定未満である場合には、図3(c)に示すように、調整手段12は、いずれか一方に偏らずに隔壁10に沿う中間の位置となることで、第一吸引部4aと第二吸引部4bとに作用する吸引力を略均等とする。
3(a), when the amount of dust detected by the first dust amount detection means 14a is greater than the amount of dust detected by the second dust amount detection means 14b by a predetermined amount or more, the adjustment means 12 narrows the air passage area of the
また、被掃除面から突出する突出部の近傍の被掃除面は、空気の流れが突出物により阻害されていることから、塵埃が溜まりやすい。そこで、電気掃除機1が壁や障害物等の突出部に沿って走行する場合、調整手段12が風路を調整することで突出部側の吸引力を相対的に大きくすることにより、吸塵効率を向上することができる。
In addition, dust tends to accumulate near the protruding parts of the surface to be cleaned because the air flow is obstructed by the protruding parts. Therefore, when the
そこで、図4(a)に示すように、第一センサ16aによって突出部Pを検出した場合には、第二吸引部4bの風路面積を狭くすることで、第一吸引部4aに作用する吸引力を第二吸引部4bに作用する吸引力よりも大きくする。一方、図4(b)に示すように、第二センサ16bによって突出部Pを検出した場合には、調整手段12により、第一吸引部4aの風路面積を狭くすることで、第二吸引部4bに作用する吸引力を第一吸引部4aに作用する吸引力よりも大きくする。また、第一センサ16a及び第二センサ16bによって突出部Pを検出しない場合には、図4(c)に示すように、調整手段12は、いずれか一方に偏らずに隔壁10に沿う中間の位置となることで、第一吸引部4aと第二吸引部4bとに作用する吸引力を略均等とする。
As shown in FIG. 4(a), when the
本実施形態において、調整手段12は、隔壁10に対して交差する方向に回動することで、第一吸引部4a又は第二吸引部4bの風路面積を狭くする。調整手段12は、隔壁10に対する傾斜角度を所定角度以下に小さくすることで、含塵空気が通過する風路を調整手段12に沿って徐々に拡げて、調整手段12に回り込む含塵空気の乱流を抑制し、円滑に空気を流すことができる。
In this embodiment, the adjustment means 12 narrows the air passage area of the
含塵空気は、風路6を通過した後、集塵部7に吸い込まれる。集塵部7では、塵埃が分離されて集積され、空気が電動送風機8に吸い込まれる。電動送風機8は、吸い込まれた空気により冷却され、本体2の排気口から排気される。
After passing through the
掃除が終了すると、電気掃除機1は、掃除を開始した位置、又は充電用の充電装置等に帰還する。
When cleaning is finished, the
このように、第1の実施形態によれば、吸込口4の複数の吸引部の吸引力を調整手段12により調整することで、吸込口4の必要箇所に吸引力を集中させ、電動送風機8の出力を増加させなくても吸塵効率を向上できる。
In this way, according to the first embodiment, by adjusting the suction force of the multiple suction parts of the
調整手段12が、塵埃量検出手段により検出された塵埃量が多い吸引部の吸引力を塵埃量が少ない吸引部の吸引力よりも大きくするように調整することで、塵埃を効率よく吸い込むことができる。 The adjustment means 12 adjusts the suction force of the suction section with a large amount of dust detected by the dust amount detection means so that it is greater than the suction force of the suction section with a small amount of dust, thereby making it possible to efficiently suck in dust.
また、調整手段12が、推定手段により塵埃量が相対的に多いと推定された吸引部の吸引力を塵埃量が相対的に少ないと推定された吸引部の吸引力よりも大きくするように調整することで、塵埃を効率よく吸い込むことができる。 In addition, the adjustment means 12 adjusts the suction force of the suction section estimated by the estimation means to have a relatively large amount of dust to be greater than the suction force of the suction section estimated to have a relatively small amount of dust, thereby making it possible to efficiently suck in dust.
また、推定手段として、被掃除面から突出する突出部を認識する認識手段を用い、調整手段12が、認識手段により認識された突出部側の吸引部の吸引力をそれ以外の吸引部の吸引力よりも大きくするように調整することで、一般に塵埃が溜まりやすい突出部の近傍の被掃除面を効率よく掃除できる。認識手段は、電気掃除機1がロボットクリーナである場合、自律走行の制御用として予め備えられているセンサや地図データ等を利用できるため、部品等をさらに追加する必要がなく、安価で容易に構成できる。
In addition, as the estimation means, a recognition means is used that recognizes a protruding portion protruding from the surface to be cleaned, and the adjustment means 12 adjusts the suction force of the suction portion on the protruding portion side recognized by the recognition means so that it is greater than the suction force of the other suction portions, thereby making it possible to efficiently clean the surface to be cleaned near the protruding portion where dust generally tends to accumulate. When the
また、調整手段12は、風路面積を変えることで各吸引部の吸引力を容易に調整可能となる。本実施形態では、調整手段12が、吸引部の下流側の位置で風路面積を変えることで、各吸引部の吸引力を容易に調整可能となる。 The adjustment means 12 can easily adjust the suction force of each suction section by changing the air passage area. In this embodiment, the adjustment means 12 can easily adjust the suction force of each suction section by changing the air passage area at a position downstream of the suction section.
そして、自律走行式の電気掃除機1であるため、塵埃量検出手段や推定手段を用いて調整手段12により吸込口4の吸引部の吸引力を自動的に調整することで、全自動で効率よい掃除が可能となる。
And because the
特に、二次電池を用いる電気掃除機1の場合、単に電動送風機8の出力を大きくすると、稼働時間が短縮され、静音性も損なわれやすい。したがって、上記のように、電動送風機8の出力を大きくすることなく吸引力を変えることで、二次電池の容量を有効に利用して稼働時間の短縮を抑制し、静音性を保ちつつ、効率よく掃除をすることが可能になる。また、電動送風機8も大型のものを用いる必要がなく、電動送風機8や電源基板の大型化を防ぐことができる。
In particular, in the case of a
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図5を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
Second Embodiment
Next, a second embodiment will be described with reference to Fig. 5. Note that the same components and functions as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
本実施形態の電気掃除機1は、調整手段12が、吸込口4の長手方向の両側に配置されているものである。つまり、調整手段12は、吸込口4の吸引部に対して、含塵空気が流れる方向において電動送風機8側とは反対の上流側の位置で風路面積を変えることで吸引力を調整する弁体である。吸込口4に回転清掃体5を設置する場合には、隔壁10を基準として左右に設置してよい。
In the
このように、調整手段12が、吸引部の上流側の位置で風路面積を変えることで、各分室の吸引力を容易に調整可能となる。 In this way, the adjustment means 12 can easily adjust the suction force of each compartment by changing the air passage area at a position upstream of the suction section.
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図6を参照して説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
Third embodiment
Next, a third embodiment will be described with reference to Fig. 6. Note that the same components and functions as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
本実施形態の電気掃除機1は、吸込口4が複数の隔壁により、複数の吸引部と、これら吸引部に連通する連通部とに分割されているものである。
In this embodiment, the
図6に示す例では、隔壁10a,10bにより吸込口4が第一吸引部4aと第二吸引部4bとに分割され、これら第一吸引部4aと第二吸引部4bとの間に、風路6と連通する連通部4cが形成されている。連通部4cを挟んで第一吸引部4aと第二吸引部4bとが位置する。また、隔壁10a,10bには、第一吸引部4a及び第二吸引部4bと連通部4cとを連通する開口部21a,21bがそれぞれ形成されている。開口部21a,21bは、開口量が第一調整手段12aと第二調整手段12bとにより調整されるようになっている。
In the example shown in FIG. 6, the
また、第1及び第2の実施形態と同様に塵埃量検出手段や推定手段を適用してもよい。 Furthermore, dust amount detection means and estimation means may be applied as in the first and second embodiments.
このため、第3の実施形態によれば、吸込口4の複数の吸引部の吸引力を調整手段12a,12bにより調整することで、吸込口4の必要箇所に吸引力を集中させ、電動送風機8の出力を増加させなくても吸塵効率を向上できる等、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
Therefore, according to the third embodiment, by adjusting the suction force of the multiple suction parts of the
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について図7及び図8を参照して説明する。なお、上記各実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
Fourth embodiment
Next, a fourth embodiment will be described with reference to Figures 7 and 8. Note that the same components and functions as those in the above-described embodiments are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
図8に示すように、本実施形態の電気掃除機1は、本体2に接続される風路形成体である管部23を備える。電気掃除機1は、ユーザが床面上で本体2を走行させつつ、管部23を介して床面を掃除する。本実施形態では、キャニスタ型の電気掃除機を例に挙げて説明する。また、本実施形態の電気掃除機1は、二次電池を電源部として備えるコードレス式のものを例に挙げて説明するが、これに限られず、商用電源を用いるものでもよい。
As shown in FIG. 8, the
管部23は、基端部が本体2に接続されるホース体24と、ホース体24の先端部に基端部が接続される管体である延長管25と、延長管25の先端部に接続される吸込口体26とを備える。
The
図7及び図8に示すように、吸込口体26は、ケース体28を備えている。ケース体28には、吸込口4及び風路6が形成されている。吸込口4及び風路6は、本体2に配置された集塵部7と連通している。また、吸込口4、風路6、調整手段12は、第1の実施形態と同様に構成されているが、第2の実施形態や第3の実施形態と同様に構成されていてもよい。また、吸込口体26には、塵埃量検出手段や推定手段が配置されていてもよい。
As shown in Figs. 7 and 8, the
このように、キャニスタ型の電気掃除機1であっても、第1ないし第3の実施形態と同様に構成することで、ユーザが被掃除面上で吸込口体26を塵埃量が多い箇所に移動させた際に、塵埃量が多い箇所に吸引力を集中させて効率よく塵埃を吸い込むことができ、同様の効果を奏することができる。
In this way, even if the
特に、二次電池を電源部として駆動するコードレス式の電気掃除機1の場合には、単に電動送風機8の出力を大きくすると、稼働時間が短縮され、静音性も損なわれやすいので、電動送風機8の出力を大きくすることなく吸引力を変えることで、二次電池の容量を有効に利用して稼働時間の短縮を抑制し、静音性を保ちつつ、効率よく掃除をすることが可能になる。
In particular, in the case of a
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について図9を参照して説明する。なお、上記各実施形態と同様の構成及び作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
Fifth embodiment
Next, a fifth embodiment will be described with reference to Fig. 9. Note that the same components and functions as those of the above-mentioned embodiments are denoted by the same reference numerals and the description thereof will be omitted.
図9に示すように、隔壁10の一端部は、吸込口4の前端まで延びていなくてもよい。このように、隔壁10によって風路6で複数の吸引部を形成することにより、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。
As shown in FIG. 9, one end of the
なお、各実施形態において、調整手段12は、塵埃量検出手段や推定手段からの情報に応じて自動的に動作されるものに限られず、キャニスタ型の電気掃除機1等の場合、被掃除面の塵埃量等に応じてユーザが手動で切り換えるものとしてもよい。
In each embodiment, the adjustment means 12 is not limited to being automatically operated in response to information from the dust amount detection means or the estimation means, and in the case of a canister-
調整手段12は、吸込口4の吸引部を流れる含塵空気の風量を調整することで吸引力を調整するものとしたが、吸引部の真空度を調整することで吸引力を調整するものとしてもよい。
The adjustment means 12 adjusts the suction force by adjusting the volume of dust-laden air flowing through the suction section of the
また、調整手段12は、推定手段がスイッチ等の接触センサの場合、推定手段が突出部と接触して突出部を検出する動作に機械的に連動されるものでもよい。 In addition, if the estimation means is a contact sensor such as a switch, the adjustment means 12 may be mechanically linked to the operation of the estimation means to come into contact with the protrusion and detect the protrusion.
吸込口4の吸引部は、二つに限られず、三つ以上形成されていてもよい。その場合、塵埃量検出手段や推定手段は、吸引部毎に対応して設けられていることが好ましい。
The number of suction sections of the
電気掃除機1は、自律走行式やキャニスタ型に限定されず、本体2に延長管25を介して吸込口体26が接続されるスティック型や、本体2に吸込口体26が直接接続されるアップライト型やハンディ型等でも適用可能である。
The
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented as examples and are not intended to limit the scope of the invention. These novel embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, substitutions, and modifications can be made without departing from the gist of the invention. These embodiments and their modifications are included in the scope and gist of the invention, and are included in the scope of the invention and its equivalents described in the claims.
1 電気掃除機
4 吸込口
4a 吸引部である第一吸引部
4b 吸引部である第二吸引部
6 風路
8 吸引源である電動送風機
12 調整手段
14a 塵埃量検出手段である第一塵埃量検出手段
14b 塵埃量検出手段である第二塵埃量検出手段
16a 推定手段及び認識手段である第一センサ
16b 推定手段及び認識手段である第二センサ
1
4a: a first suction part which is a suction part
4b A second suction part which is a suction part
6 Wind Path
8. Electric blower as suction source
12 Adjustment methods
14a: First dust amount detection means
14b: second dust amount detection means
16a First sensor as estimation means and recognition means
16b Second sensor as estimation means and recognition means
Claims (7)
電動送風機である吸引源と、
吸込口と、
二つの吸引部に分割され、前記吸引源と一つの前記吸込口とを連通する風路と、
一方の前記吸引部と他方の前記吸引部との間に配置され、一方の前記吸引部の風路面積を増加させることに応じて他方の前記吸引部の風路面積を減少させるように動作して前記風路における前記吸引部の風路面積の配分を変える弁体であって、前記吸引源による吸引力を各前記吸引部に割り振る割合を、塵埃量が多いまたは塵埃量が多いと推定される前記吸引部ほど大きくするように調整可能な調整手段と、
を備えることを特徴とする電気掃除機。 A vacuum cleaner that operates using a battery as a power source,
a suction source which is an electric blower;
A suction port,
an air passage that is divided into two suction sections and communicates the suction source with one of the suction ports;
an adjustment means for adjusting a ratio of the suction force from the suction source allocated to each of the suction sections so as to be larger for a suction section that has a larger amount of dust or is estimated to have a larger amount of dust; and a valve body for adjusting an air passage area of the suction sections in the air passage so as to reduce an air passage area of the other suction section in response to an increase in the air passage area of one of the suction sections.
A vacuum cleaner comprising:
前記調整手段は、前記塵埃量検出手段により検出された塵埃量が多い一方の前記吸引部の前記割合を塵埃量が少ない他方の前記吸引部の前記割合よりも大きくするように前記風路における前記吸引部の風路面積の配分を調整する
ことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。 a dust amount detection unit for detecting the amount of dust for each suction unit;
2. The vacuum cleaner according to claim 1, wherein the adjustment means adjusts the distribution of air passage areas of the suction sections in the air passage so that the proportion of one of the suction sections having a larger amount of dust detected by the dust amount detection means is larger than the proportion of the other of the suction sections having a smaller amount of dust.
前記調整手段は、前記推定手段により塵埃量が相対的に多いと推定された一方の前記吸引部の前記割合を塵埃量が相対的に少ないと推定された他方の前記吸引部の前記割合よりも大きくするように前記風路における前記吸引部の風路面積の配分を調整する
ことを特徴とする請求項1記載の電気掃除機。 An estimation unit is provided for estimating the amount of dust for each suction unit,
2. The vacuum cleaner according to claim 1, wherein the adjustment means adjusts the distribution of air passage areas of the suction units in the air passage so that the proportion of one of the suction units estimated by the estimation means to have a relatively large amount of dust is made larger than the proportion of the other of the suction units estimated to have a relatively small amount of dust.
前記調整手段は、前記認識手段により認識された前記突出部側に位置する一方の前記吸引部の前記割合を他方の前記吸引部の前記割合よりも大きくするように前記風路における前記吸引部の風路面積の配分を調整する
ことを特徴とする請求項3記載の電気掃除機。 the estimation means is a recognition means for recognizing a protrusion protruding from a floor surface,
The vacuum cleaner according to claim 3, characterized in that the adjustment means adjusts the distribution of air passage areas of the suction parts in the air passage so that the proportion of one of the suction parts located on the side of the protrusion recognized by the recognition means is larger than the proportion of the other of the suction parts.
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機。 The vacuum cleaner according to any one of claims 1 to 4, wherein the adjustment means adjusts the ratio by changing an air passage area at an upstream position opposite the suction source with respect to the suction section in the direction in which the dust-laden air flows.
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の電気掃除機。 5. The vacuum cleaner according to claim 1, wherein the adjustment means adjusts the ratio by changing an air passage area at a downstream position on the suction source side with respect to the suction unit in a direction in which the dust-laden air flows.
ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか一記載の電気掃除機。 7. The vacuum cleaner according to claim 1, wherein the vacuum cleaner is an autonomous vacuum cleaner.
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