添付の図面を参照しながら、本出願の実施形態での技術的解決策を以下に明確に記載する。本出願の実施形態の説明では、「/」は、別段の規定がない限り、「又は」を意味する。例えば、A/Bは、A又はBを表してよい。テキスト中の「及び/又は」は、関連するオブジェクトを記述するための関連関係のみを記述し、3つの関係が存在してよいことを表す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在する、A及びBの両方が存在する、Bのみが存在するという3つの場合を表してよい。また、本出願の実施形態の記載では、「複数の」とは、2つ以上を意味する。
以下の用語、「第1」及び「第2」は、単に説明の目的のために意図されたものであり、相対的な重要性を暗示又は暗示するもの、又は、示された技術的特徴の量を暗示的に示すものとは、理解されないものとする。従って、「第1」又は「第2」によって制限される特徴は、明示的又は暗示的に、1つ以上の特徴を含んでよい。本出願の実施形態の説明では、別段の記載がない限り、「複数の」は、2つ以上を意味する。
本出願の実施形態は、デバイス位置特定方法を提供する。ユーザが端末をシェークするプロセスの中で、端末は、端末に対する近傍デバイスの位置を決定することができ、共有されようとするデバイス、接続されようとするデバイス、又は共有用デバイスを迅速に位置特定することをユーザに可能にするために、端末は、近傍デバイスと端末との間の相対的な方向と相対的な距離とを表示することができる。
図1は、端末100の構造の概略図である。
以下では、端末100を例として使用して、この実施形態を具体的に説明する。図1に示す端末100は、単なる一例であり、端末100は、図1に示されているものよりも多い又は少ない構成要素を含んでよく、2つ以上の構成要素を組み合わせてよく、又は異なる構成要素の構成があってよいことを理解するものとする。図に示す種々の部分は、1つ以上の信号処理及び/又は特定用途向け集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせで実施してよい。
端末100は、プロセッサ110、外部メモリインターフェース120、内部メモリ121、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus, USB)インターフェース130、充電管理モジュール140、電源管理モジュール141、バッテリ142、アンテナ1、アンテナ2、移動通信モジュール150、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受話機170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、センサモジュール180、ボタン190、モータ191、表示部192、カメラ193、ディスプレイ194、加入者識別モジュール(subscriber identification module, SIM)カードインターフェース195などを含んでよい。センサモジュール180は、圧力センサ180A、ジャイロセンサ180B、気圧センサ180C、磁気センサ180D、加速度センサ180E、距離センサ180F、光近接センサ180G、指紋センサ180H、温度センサ180J、タッチセンサ180K、周囲光センサ180L、骨伝導センサ180Mなどを含んでよい。
本発明のこの実施形態に示される構造は、端末100に対する特定の制限を構成しないことが理解可能である。本出願の他のいくつかの実施形態では、端末100は、図に示されているものよりも多い又は少ない構成要素を含んでよく、又は、いくつかの構成要素を組み合わせてよく、又は、いくつかの構成要素を分割してよく、又は、異なる構成要素レイアウトがあってよい。図に示す構成要素は、ハードウェア、ソフトウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実現してよい。
プロセッサ110は、1つ以上の処理ユニットを含んでよい。例えば、プロセッサ110は、アプリケーションプロセッサ(application processor, AP),モデムプロセッサ,グラフィックス処理ユニット(graphics processing unit, GPU),画像信号プロセッサ(image signal processor, ISP),コントローラ,メモリ,ビデオコーデック,デジタル信号プロセッサ(digital signal processor, DSP),ベースバンドプロセッサ,及び/又は,ニューラルネットワーク処理ユニット(neural-network processing unit, NPU)を含んでよい。異なる処理ユニットは、独立した構成要素であってよく、又は1つ以上のプロセッサに統合されてよい。
コントローラは、端末100の神経センター及びコマンドセンターであってよい。コントローラは、命令フェッチと命令実行との制御を完了するために、命令動作コードと時間シーケンス信号とに基づいて動作制御信号を生成することができる。
メモリは、さらに、プロセッサ110内に配置されてよく、命令及びデータを記憶するように構成されている。いくつかの実施形態では、プロセッサ110内のメモリはキャッシュである。メモリは、プロセッサ110によって使用された、又は周期的に使用された命令又はデータを記憶してよい。プロセッサ110が命令又はデータを再度使用する必要がある場合に、プロセッサ110は、メモリから命令又はデータを直接呼び出してよい。これは、繰り返されるアクセスを回避し、プロセッサ110の待ち時間を短縮し、それによって、システムの効率を向上させる。
いくつかの実施形態では、プロセッサ110は、1つ以上のインターフェースを含んでよい。このインターフェースは、集積回路間(inter-integrated circuit, I2C)インターフェース,集積回路間音響(inter-integrated circuit sound, I2S)インターフェース,パルスコード変調(pulse code modulation, PCM)インターフェース,汎用非同期受信機/送信機(universal asynchronous receiver/transmitter, UART)インターフェース,モバイル産業用プロセッサインターフェース(mobile industry processor interface, MIPI),汎用入出力(general-purpose input/output, GPIO)インターフェース,加入者識別モジュール(subscriber identity module, SIM)インターフェース,及び/又は汎用シリアルバスインターフェース(universal serial bus, USB)を含んでよい。
I2Cインターフェースは、シリアルデータライン(serial data line, SDA)とシリアルクロックライン(derail clock line, SCL)とを含む双方向同期シリアルバスである。いくつかの実施形態では、プロセッサ110は、複数のI2Cバスを含んでよい。プロセッサ110は、異なるI2Cバスインターフェースを使用して、タッチセンサ180K、充電器、フラッシュ、カメラ193などに別々に結合されてよい。例えば、プロセッサ110は、I2Cインターフェースを使用してタッチセンサ180Kに結合されてよく、その結果、プロセッサ110は、端末100のタッチ機能を実現するために、I2Cバスインターフェースを使用してタッチセンサ180Kと通信する。
I2Sインターフェースはオーディオ通信に使用してよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ110は、複数のI2Sバスを含んでよい。プロセッサ110は、プロセッサ110とオーディオモジュール170との間の通信を実現するために、I2Sバスを使用してオーディオモジュール170に結合されてよい。いくつかの実施形態では、ブルートゥースヘッドセットを使用して呼び出しに応答する機能を実現するために、オーディオモジュール170は、I2Sインターフェースを使用してオーディオ信号を無線通信モジュール160に転送してよい。
PCMインターフェースはまた、オーディオ通信のために使用されてよく、アナログ信号をサンプリングし、量子化し、エンコードする。いくつかの実施形態では、オーディオモジュール170は、PCMバスインターフェースを使用して無線通信モジュール160に結合されてよい。いくつかの実施形態では、代替的に、オーディオモジュール170は、ブルートゥースヘッドセットを使用して呼び出しに応答する機能を実現するために、PCMインターフェースを使用してオーディオ信号を無線通信モジュール160に転送してよい。I2SインターフェースとPCMインターフェースとはともに、オーディオ通信を行うように構成されてよい。
UARTインターフェースは、非同期通信に使用されるユニバーサルシリアルデータバスである。バスは双方向通信バスであってよい。シリアル通信とパラレル通信との間で送信するデータを変換する。いくつかの実施形態では、UARTインターフェースは、通常、プロセッサ110と無線通信モジュール160とを接続するように構成されている。例えば、プロセッサ110は、ブルートゥース機能を実施するために、UARTインターフェースを使用して、無線通信モジュール160内のブルートゥースモジュールと通信する。いくつかの実施形態では、オーディオモジュール170は、ブルートゥースヘッドセットを使用して音楽を再生する機能を実現するために、UARTインターフェースを使用してオーディオ信号を無線通信モジュール160に転送してよい。
MIPIインターフェースは、プロセッサ110を、ディスプレイ194及びカメラ193のような周辺デバイスに接続するように構成してよい。MIPIインターフェースは、カメラシリアルインターフェース(camera serial interface, CSI)、ディスプレイシリアルインターフェース(display serial interface, DSI)などを含む。いくつかの実施形態では、プロセッサ110は、端末100の写真撮影機能を実現するために、CSIインターフェースを使用してカメラ193と通信する。プロセッサ110は、端末100のディスプレイ機能を実現するために、DSIインターフェースを使用してディスプレイ194と通信する。
GPIOインターフェースは、ソフトウェアを使用して設定してよい。GPIOインターフェースは、制御信号又はデータ信号として構成されてよい。いくつかの実施形態では、GPIOインターフェースは、プロセッサ110をカメラ193、ディスプレイ194、無線通信モジュール160、オーディオモジュール170、センサモジュール180などに接続するように構成してよい。GPIOインターフェースは、さらに、I2Cインターフェース、I2Sインターフェース、UARTインターフェース、MIPIインターフェースなどとして構成してよい。
USBインターフェース130は、USB標準仕様を満たすインターフェースであり、具体的に、ミニUSBインターフェース、マイクロUSBインターフェース、USBタイプCインターフェースなどであってよい。USBインターフェース130は、端末100を充電する充電器に接続するように構成してよく、端末100と周辺デバイスとの間でデータを伝送するように構成してよく、又は、ヘッドセットを使用してオーディオを再生するためにヘッドセットに接続するように構成してよい。インターフェースはさらに、ARデバイスなど、別の端末に接続するように構成されてよい。
本発明のこの実施形態で示されるモジュール間のインターフェース接続関係は、単なる説明の例であって、端末100の構造に対する制限を構成しないことが理解可能である。本出願のいくつかの他の実施形態では、端末100は、代替的に、前述の実施形態とは異なるインターフェース接続方式、又は複数のインターフェース接続方式の組み合わせを使用してよい。
充電管理モジュール140は、充電器からの充電入力を受容するように構成されている。充電器は、無線充電器又は有線充電器であってよい。有線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール140は、USBインターフェース130を使用して有線充電器の充電入力を受容してよい。無線充電のいくつかの実施形態では、充電管理モジュール140は、端末100の無線充電コイルを使用して、無線充電入力を受容してよい。バッテリ142を充電するとき、充電管理モジュール140は、電源管理モジュール141を使用して端末に電力をさらに供給することができる。
電源管理モジュール141は、バッテリ142と、充電管理モジュール140と、プロセッサ110とに接続するように構成されている。電源管理モジュール141は、バッテリ142の入力及び/又は充電管理モジュール140の入力を受容し、プロセッサ110、内部メモリ121、外部メモリ、ディスプレイ194、カメラ193、無線通信モジュール160などに電力を供給する。さらに、電源管理モジュール141は、バッテリ容量、バッテリサイクルの数量、及びバッテリの健全性状態(漏電又はインピーダンス)などのパラメータを監視するように構成してよい。代替的に、いくつかの他の実施形態では、電源管理モジュール141は、プロセッサ110内に配置されてよい。代替的に、いくつかの他の実施形態では、電源管理モジュール141と充電管理モジュール140とは、同じ構成要素内に配置されてよい。
端末100の無線通信機能は、アンテナ1、アンテナ2、移動通信モジュール150、無線通信モジュール160、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサなどを使用して実現してよい。
アンテナ1とアンテナ2とは、電磁波信号を送受信するように構成されている。端末100内の各アンテナは、1つ以上の通信周波数帯域をカバーするように構成してよい。アンテナの利用を向上させるために、異なるアンテナが多重化されてよい。例えば、アンテナ1は、無線ローカルエリアネットワークのダイバーシティアンテナとして多重化されてよい。いくつかの他の実施形態では、アンテナは、同調スイッチと組み合わせて使用されてよい。
移動通信モジュール150は、2G/3G/4G/5Gを含む端末100に適用される無線通信の解決策を提供することができる。移動通信モジュール150は、少なくとも1つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器(low noise amplifier, LNA)などを含んでよい。移動通信モジュール150は、アンテナ1を使用して電磁波を受信し、受信した電磁波のフィルタリングや増幅などの処理を行い、復調のために電磁波をモデムプロセッサへ送信することができる。移動通信モジュール150は、モデムプロセッサによって変調された信号をさらに増幅し、アンテナ1を使用して、信号を放射用の電磁波に変換することができる。いくつかの実施形態では、移動通信モジュール150内の少なくともいくつかの機能モジュールをプロセッサ110内に配置してよい。いくつかの実施形態では、移動通信モジュール150の少なくともいくつかの機能モジュールは、プロセッサ110の少なくともいくつかのモジュールとともに、同じデバイス内に配置されてよい。
モデムプロセッサは、変調器と復調器とを含んでよい。変調器は、送信されようとする低周波ベースバンド信号を中高周波信号に変調するように構成されている。復調器は、受信した電磁波信号を低周波ベースバンド信号に復調するように構成されている。次に、復調器は、復調によって取得された低周波ベースバンド信号を、処理のためにベースバンドプロセッサに転送する。ベースバンドプロセッサによって処理された後、低周波ベースバンド信号はアプリケーションプロセッサへ送信される。アプリケーションプロセッサは、オーディオデバイス(スピーカ170A、受話機170Bなどに限らない)を使用して音声信号を出力し、又は、ディスプレイ194を使用して画像又はビデオを表示する。いくつかの実施形態では、モデムプロセッサは、独立した構成要素であってよい。いくつかの他の実施形態では、モデムプロセッサは、プロセッサ110から独立していてよい。移動通信モジュール150又は別の機能モジュールと同じデバイスに配置される。
無線通信モジュール160は、端末100に適用される無線通信の解決策を提供することができる。無線通信の解決策は、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area networks, WLAN)(例えば、ワイヤレスフィデリティ(wireless fidelity, Wi-Fi)ネットワーク),ブルートゥース(bluetooth(登録商標), BT),グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system, GNSS),周波数変調(frequency modulation, FM),近接場通信(near field communication, NFC)技術,赤外線(infrared, IR)技術などを含む。無線通信モジュール160は、少なくとも1つの通信処理モジュールを統合する1つ以上の構成要素であってよい。無線通信モジュール160は、アンテナ2を使用して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタ処理を行い、処理された信号をプロセッサ110へ送信する。無線通信モジュール160は、さらに、プロセッサ110から送信されようとする信号を受信し、送信されようとする信号に対して周波数変調及び増幅を行い、アンテナ2を使用して、放射のための電磁波に信号を変換することができる。
本出願の実施形態では、端末100内のブルートゥースモジュールは、ブルートゥース低エネルギー(bluetooth low energy, BLE)と、ブルートゥースクラシック(basic rate/enhanced data rate, BR/EDR)とをサポートすることができる。
ブルートゥースモジュールは、BLEを使用して、端末100の周りの近傍デバイスを発見するように構成してよい。端末100の周囲の近傍デバイスを発見した後、端末100は、近傍デバイスのデバイス名を取得し、ディスプレイ上に、近傍デバイスに対応するデバイス選択肢とデバイス名とを表示してよい。
ブルートゥースモジュールは、ブルートゥース位置特定信号を2つ以上の位置で別のデバイスへ送信するように構成してよい。ブルートゥース位置特定信号を受信した後、他のデバイスは、ブルートゥース位置特定信号の受信信号強度に基づいて他のデバイスと端末100との間の距離を計算してよく、端末100にブルートゥース応答を返してよい。ブルートゥース応答は、他のデバイスと端末100との間の距離に関する情報を含む。
可能な実施では、ブルートゥースモジュールは、ブルートゥース位置特定信号を2つ以上の位置で別のデバイスへ送信してよい。ブルートゥース位置特定信号を受信した後、他のデバイスは、ブルートゥース位置特定信号の受信信号強度値を、端末100のブルートゥースモジュールに直接返すことができる。ブルートゥースモジュールは、受信信号強度値をプロセッサ110へ送信してよい。プロセッサ110は、2つ以上の位置の受信信号強度値に基づいて、端末100に対する別のデバイスの位置情報を計算してよい。
可能な実施では、端末100でのブルートゥースモジュールは、2つ以上の位置で、他のデバイスによって送信されたブルートゥース信号を受信してよい。ブルートゥースモジュールは、2つ以上の位置で別々に受信されたブルートゥース信号の信号強度値をプロセッサ110に報告することができる。プロセッサ110は、2つ以上の位置の受信信号強度値に基づいて、端末100に対する別のデバイスの位置情報を計算してよい。
いくつかの実施形態では、端末100のアンテナ1は移動通信モジュール150に結合され、アンテナ2は無線通信モジュール160に結合されている。その結果、端末100は、無線通信技術を使用して、ネットワーク及び他のデバイスと通信することができる。無線通信技術は、移動通信用グローバルシステム(global system for mobile communications, GSM),一般パケット無線サービス(general packet radio service, GPRS),符号分割多元接続(code division multiple access, CDMA),広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access, WCDMA(登録商標)),時分割符号分割多元接続(time-division code division multiple access, TD-SCDMA),ロングタームエボリューション(long term evolution, LTE),BT,GNSS,WLAN,NFC,FM,及び/又はIR技術を含んでよい。GNSSは、全地球測位システム(global positioning system, GPS),全地球航法衛星システム(global navigation satellite system, GLONASS),北斗衛星導航システム(Beidou navigation satellite system, BDS),準天頂衛星システム(quazi-zenith satellite system, QZSS),及び/又は,衛星航法補強システム(satellite based augmentation system, SBAS)を含んでよい。
端末100は、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサなどを使用して、ディスプレイ機能を実現してよい。GPUは画像処理のためのマイクロプロセッサであり、ディスプレイ194とアプリケーションプロセッサとに接続される。GPUは、数学的及び幾何学的計算を実行し、画像をレンダリングするように構成されている。プロセッサ110は、1つ以上のGPUを含んでよい。GPUは、ディスプレイ情報を生成又は変更するためのプログラム命令を実行する。
ディスプレイ194は、画像、ビデオなどを表示するように構成されている。ディスプレイ194は、ディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ(liquid crystal display, LCD),有機発光ダイオード(organic light-emitting diode, OLED),アクティブマトリックス有機発光ダイオード(active-matrix organic light emitting diode, AMOLED),フレックス発光ダイオード(flex light-emitting diode, FLED),MiniLED,MicroLED,Micro-OLED,量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diodes, QLED)などであってよい。いくつかの実施形態では、端末100は、1つ又はN個のディスプレイ194を含んでよく、ここで、Nは、1よりも大きい正の整数である。
本出願の実施形態では、ディスプレイ194は、データ共有インターフェース(例えば、ピクチャー、オーディオ、ビデオ、又は文書などのファイルの共有インターフェース)を表示することができる。ユーザが端末100をシェークして、ブルートゥースを使用して近傍デバイスを端末100が位置特定することを可能にした場合に、ディスプレイ194は、共有インターフェースでの近傍デバイスの位置情報を表示してよい。いくつかの応用シナリオでは、ディスプレイ194は、デバイス接続インターフェース(例えば、ブルートゥース接続インターフェース)を表示してよい。ユーザが端末100をシェークして、ブルートゥースを使用して近傍デバイスを端末100が位置特定することを可能にすると、ディスプレイ194は、デバイス接続インターフェースでの近傍デバイスの位置情報を表示してよい。いくつかの応用シナリオでは、ディスプレイ194は、デバイスサーチインターフェース(例えば、アクセサリーサーチインターフェース)を表示してよい。ブルートゥースを使用して特定のデバイスを端末100が位置特定することを可能にするために、ユーザが端末100をシェークした後、ディスプレイ194は、デバイスサーチインターフェースの上に、端末100に対する特定のデバイスの位置情報を表示してよい。特定の内容については、後続の実施形態を参照するものとする。詳細は、本明細書では再度説明しない。
端末100は、ISP、カメラ193、ビデオ符号化器/復号化器、GPU、ディスプレイ194、アプリケーションプロセッサなどを使用して、撮影機能を実現してよい。
ISPは、カメラ193によってフィードバックされたデータを処理するように構成されている。カメラ193は、静止画像又はビデオを取り込むように構成されている。物体は、レンズを介して、感光素子に投影される光学画像を生成する。感光素子は、電荷結合素子(charge coupled device, CCD)又は相補型金属酸化物半導体(complementary metal-oxide-semiconductor, CMOS)光電子トランジスタであってよい。感光素子は、光信号を電気信号に変換した後、電気信号をISPへ伝送して、電気信号をデジタル画像信号に変換する。ISPは、デジタル画像信号を処理のためのDSPに出力する。DSPは、デジタル画像信号をRGB又はYUVのようなフォーマットで標準画像信号に変換する。いくつかの実施形態では、端末100は、1つ又はN個のカメラ193を含んでよく、ここで、Nは、1よりも大きい正の整数である。
デジタル信号プロセッサは、デジタル信号を処理するように構成されている。デジタル画像信号に加えて別のデジタル信号をさらに処理してよい。
ビデオコーデックは、デジタルビデオを圧縮又は解凍するように構成されている。端末100は、1つ以上のビデオコーデックをサポートすることができる。このようにして、端末100は、複数の符号化フォーマット、例えば、動画専門家グループ(moving picture experts group, MPEG)1,MPEG2,MPEG3及びMPEG4においてビデオを再生又は記録することができる。
NPUは、ニューラルネットワーク(neural-network, NN)演算プロセッサである。生物学的ニューラルネットワーク構造を参照することによるものである。
外部メモリインターフェース120は、端末100の記憶能力を拡張するために、外部記憶カード、例えばマイクロSDカードに接続するように構成してよい。外部メモリカードは、外部メモリインターフェース120を使用してプロセッサ110と通信し、データ記憶機能を実現する。
内部メモリ121は、コンピュータ実行可能なプログラムコードを記憶するように構成してよい。実行可能なプログラムコードは命令を含む。プロセッサ110は、内部メモリ121に記憶された命令を実行し、端末100の様々な機能アプリケーションと、データ処理とを実行する。内部メモリ121は、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステムや、少なくとも1つの機能(例えば、音声再生機能又は画像再生機能)によって必要とされるアプリケーションなどを記憶してよい。データ記憶領域は、端末100の使用中に作成されたデータ(オーディオデータ及び電話帳など)を記憶してよい。さらに、内部メモリ121は、高速ランダムアクセスメモリを含んでよく、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュ記憶デバイス、又はユニバーサルフラッシュ記憶部(universal flash storage, UFS)をさらに含んでよい。
本出願の実施形態では、内部メモリ121に記憶された命令を実行することによって、プロセッサ110は、ユーザが端末を移動させるプロセスの中で、端末100に対する近傍デバイスの位置を決定することができる。データ共有インターフェース又はデバイス接続インターフェースでの端末と他のデバイスとの間の、相対的な方向と距離とを表示するように、ディスプレイ194を制御する。
端末100は、オーディオモジュール170、スピーカ170A、受話機170B、マイクロホン170C、ヘッドセットジャック170D、アプリケーションプロセッサなどを使用して、オーディオ機能を実現してよい。例えば、音楽の再生や録音などを実現してよい。
圧力センサ180Aは、圧力信号を検出するように構成され、圧力信号を電気信号に変換することができる。いくつかの実施形態では、圧力センサ180Aは、ディスプレイ194に配置されてよい。圧力センサ180Aは、多くのタイプのもの、例えば、抵抗性圧力センサ、誘導性圧力センサ、及び容量性圧力センサであってよい。容量性圧力センサは、導電性材料で作られた少なくとも2つの平行プレートを含んでよい。圧力センサ180Aに力が加えられると、電極間のキャパシタンスが変化する。端末100は、キャパシタンスの変化に基づいて圧力の強度を決定する。タッチ操作がディスプレイ194で実行されると、端末100は、圧力センサ180Aに基づいてタッチ操作の強さを検出する。また、端末100は、圧力センサ180Aの検出信号に基づいてタッチ位置を計算してよい。いくつかの実施形態では、同じタッチ位置で実行されるが、異なるタッチ操作の強さを有するタッチ操作が、異なる操作命令に対応してよい。
ジャイロセンサ180Bは、端末100の運動姿勢を決定するように構成されてよい。いくつかの実施形態では、3つの軸(即ち、軸x、y及びz)の周りの端末100の角速度は、ジャイロセンサ180Bを使用して決定されてよい。ジャイロセンサ180Bは、撮影中に画像安定化を実現するように構成されてよい。例えば、シャッタが押されると、ジャイロセンサ180Bは、端末100がジッタする角度を検出し、その角度に基づいた計算により、レンズモジュールが補償する必要のある距離を取得し、反転動作によって端末100のジッタをレンズが打ち消すことを可能にして、画像安定化を実現する。さらにジャイロセンサ180Bは、ナビゲーションシナリオと体感ゲームシナリオとに使用されてよい。
気圧センサ180Cは、気圧を測定するように構成されている。いくつかの実施形態では、端末100は、位置特定とナビゲーションとを支援するために、気圧センサ180Cによって測定された気圧値を使用して高度を計算する。
磁気センサ180Dは、ホール効果センサを含む。
加速度センサ180Eは、様々な方向(通常は3軸)での端末100の加速度の大きさを検出することができる。端末100が静止している場合には、重力の大きさと方向とが検出されてよい。さらに、加速度センサは、端末の姿勢を識別するように構成されてよい。風景姿勢/ポートレート姿勢の切り替えや、歩数計などの用途に使用される。
本出願の実施形態では、ジャイロセンサ180Bと加速度センサ180Eとは、端末100の移動軌道を検出し、ブルートゥース位置特定信号が送信される位置を検出するように構成されてよい。ジャイロセンサ180Bは検出されたジャイロデータをプロセッサ110へ送信することができ、加速度センサ180Eは加速度データをプロセッサ110へ送信することができる。プロセッサ110は、加速度データとジャイロデータとに基づいて、端末100の移動軌道と、ブルートゥース位置特定信号が送信される位置とを計算してよい。
距離センサ180Fは、距離を測定するように構成されている。端末100は、赤外線又はレーザを使用して距離を測定してよい。いくつかの実施形態では、撮影シナリオにおいて、端末100は、高速焦点合わせを実施するために、距離センサ180Fを使用して距離を測定してよい。
光学近接センサ180Gは、例えば、発光ダイオード(LED)と、光学検出器、例えば、フォトダイオードとを含んでよい。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードであってよい。端末100は、発光ダイオードを使用して赤外光を発光する。端末100は、フォトダイオードを使用して、近傍の物体からの赤外線反射光を検出する。多くの反射光が検出された場合に、端末100の近くに物体が存在すると決定してよい。
周囲光センサ180Lは、周囲光の輝度を検出するように構成されている。
指紋センサ180Hは、指紋を収集するように構成されている。
温度センサ180Jは、温度を検出するように構成されている。
タッチセンサ180Kは、「タッチパネル」とも呼ばれる。タッチセンサ180Kは、ディスプレイ194に配置されてよく、タッチセンサ180Kとディスプレイ194とは、「タッチ制御スクリーン」とも呼ばれるタッチスクリーンを形成する。タッチセンサ180Kは、タッチセンサ180Kの上、又はその近傍で実行されるタッチ操作を検出するように構成されている。タッチセンサは、タッチイベントのタイプを決定するために、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサに転送することができる。タッチ操作に関連する視覚出力は、ディスプレイ194を使用して提供されてよい。いくつかの他の実施形態では、タッチセンサ180Kは、代替的に、ディスプレイ194とは異なる位置の端末100の表面に配置されてよい。
骨伝導センサ180Mは、振動信号を取得することができる。
ボタン190は、電源ボタン、音量ボタンなどを含む。
モータ191は、振動プロンプトを生成することができる。モータ191は、着信振動プロンプトを提供するように構成されてよく、又はタッチ振動フィードバックを提供するように構成されてよい。例えば、異なる応用(例えば、写真撮影及びオーディオ再生)に対して実行されるタッチ操作は、異なる振動フィードバック効果に対応してよい。さらに、モータ191は、ディスプレイ194の異なる領域で実行されるタッチ操作に対する異なる振動フィードバック効果に対応してよい。異なる応用シナリオ(例えば、時間リマインダ、情報受信、アラーム時計、及びゲーム)もまた、異なる振動フィードバック効果に対応してよい。さらに、タッチ振動フィードバック効果はカスタマイズしてよい。
表示部192は、表示部ライトであってよく、充電状態及び電力変化を示すように構成されてよく、又はメッセージ、不在着信、通知などを示すように構成されてよい。
SIMカードインターフェース195は、SIMカードに接続するように構成されている。
以下に、本出願のブルートゥースプロトコルのアーキテクチャー図を説明する。
図2に示すように、本出願の一実施形態は、ブルートゥースプロトコルフレームワークを提供する。これは、ホスト(host)プロトコルスタックと、ホストコントローラインターフェース(host controller interface, HCI)と、コントローラ(controller)とを含むが、これらに限定されない。
ホストプロトコルスタックは、ブルートゥースフレームワークにおいて複数のプロファイル(profile)とコアプロトコル(protocol)とを定義し、各profileは対応するメッセージフォーマットとアプリケーションルールとを定義し、profileはブルートゥースサービスである。異なるプラットフォーム上で異なるデバイス間の相互接続及び相互運用を実現するために、ブルートゥースプロトコルは、例えば、高度オーディオ配信プロファイル(advanced audio distribution profile, A2DP)、ハンズフリープロファイル(hands-free profile, HFP)などのような、様々な可能性のある普遍的な応用シナリオのために定式化された仕様である。
コアプロトコルは、ブルートゥース基本サービス発見プロトコル(service discover protocol, SDP)、論理リンク制御及び適応プロトコル(logical link control and adaptation protocol, L2CAP)などを含むが、これらに限定されない。コアプロトコルは、ブルートゥースプロトコルスタックに不可欠である。
HCIは、リンク管理デバイスに進入するための統一インターフェースと、ベースバンドに進入するための統一された方式とを有する、上位層プロトコルを提供する。ホストコアプロトコルスタックとコントローラの間には、いくつかのトランスポート層が存在する。これらのトランスポート層は透明であり、データ転送タスクを完了する。ブルートゥースSpecial Interest Group(Bluetooth(登録商標) Special Interest Group, SIG)は、ハードウェアに接続する4つの物理的なバス方式、即ち、4つのHCIトランスポート層である、USB,RS232,UART,及びPCカードを規定する。
コントローラは、無線周波数、ベースバンド、及びリンク管理を含む下位層のハードウェア部分を定義する。無線周波数層は、認可される必要のない2.4GHz ISM周波数帯のマイクロ波を使用してデータビットストリームのフィルタリング及び伝送を実施し、主に、ブルートゥーストランシーバがこの周波数帯で正常に動作するために満たされる必要のある条件を定義する。ベースバンドは、ブルートゥースデータと情報フレームとの周波数ホッピングと伝送とを担当する。リンク管理は、リンクの接続、確立、切断と、セキュリティ制御とを行うことを担当する。リンクマネージャー(Link Manager, LM)層は、ブルートゥースプロトコルスタックのリンク管理層プロトコルであり、上位層のHCIコマンドをベースバンドに受け入れられる動作に変換することを担当し、非同期コネクション指向リンク(asynchronous connection-oriented link, ACL)及び同期コネクション指向/拡張リンク(synchronous connection-oriented/extended, SCO)を確立し、ブルートゥースデバイスが省エネルギー状態の動作モードにはいることを可能にする。リンク制御(link control, LC)層は、データパケットのバッチ伝送中に、上位層のリンク制御コマンド(例えば、データパケットの伝送リンクを確立し、リンクを維持することなどの機能を実行するためのリンク制御コマンド)に応答することを担当する。
本出願のこの実施形態に記載される方法の一部の内容は、図1に示された端末100の無線通信モジュール160によって実現される。具体的に、ブルートゥースモジュール又はブルートゥースチップによって実行されてよい。
以下に、本出願の関連技術におけるデータ共有プロセスについて説明する。
以下では、例として、ピクチャーファイルを共有することを使用する。
1、まず、ユーザは端末でのギャラリーアプリケーションのユーザインターフェースを開く必要がある。
図3Aは、スマートフォンなどの端末に表示されるギャラリーアプリケーションのユーザインターフェース310の一例を示す図である。「ギャラリー」とは、スマートフォン又はタブレットコンピュータなどの端末でピクチャー管理を行うアプリケーションであり、さらに「アルバム」と呼んでよい。ギャラリーアプリケーションのユーザインターフェース310は、1つ以上のピクチャーのサムネイルを含む。
2、ユーザは、ギャラリーアプリケーションでピクチャー表示インターフェースを開く。
端末は、図3Aのサムネイル311上でユーザによって行われる入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。入力動作に応答して、端末は、図3Bに示されるピクチャー表示インターフェース320を表示してよい。
図3Bに示すように、ピクチャー表示インターフェース320は、ピクチャー326と、共有ボタン321と、お気に入りボタン322と、編集ボタン323と、削除ボタン324と、さらにボタン325とを含む。ピクチャー326は、例えば、「2019年7月15日」のような標題を有してよい。共有ボタン321は、ピクチャー共有インターフェースを開くことをトリガーするために使用されてよい。お気に入りボタン322は、お気に入りピクチャーフォルダーにピクチャー326を追加することをトリガーするのに使用されてよい。編集ボタン323は、ピクチャー326の回転、プルーニング、フィルタの追加、ぼかしなどの編集機能をトリガーするように構成してよい。削除ボタン324は、ピクチャー326の削除をトリガーするように構成してよい。この、さらにボタン325は、ピクチャーに関連するさらに多くの機能の有効化をトリガーするために使用されてよい。
3、ユーザは、ピクチャー表示インターフェースでの共有ボタンをタップして、ピクチャー共有インターフェースを開く。
端末は、図3Bの共有ボタン321でユーザによって行われる入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。入力動作に応答して、端末は、図3Cに示されるファイル共有インターフェース330を表示してよい。
図3Cに示すように、ファイル共有インターフェース330は、領域331と、領域337と、領域339とを含む。
領域331は、ギャラリー内に1つ以上のピクチャー又はビデオを表示するために使用してよく、1つ以上のピクチャー又はビデオは、ユーザによって選択されたピクチャー又はビデオ、例えば、選択されたピクチャー332を含んでよい。マーク334は、選択されたピクチャー332上に表示されてよく、マーク334に対応するピクチャー332が端末によって選択される(即ち、ピクチャーがユーザによって選択される)ことを示すために、マーク334が使用されてよい。制御要素335と制御要素336とが、領域331内にさらに表示されてよい。2つの制御要素(制御要素335及び制御要素336)を使用して、領域331に表示されるピクチャーを切り替え又は更新してよい。領域331に表示されるピクチャー又はビデオ画像は、サムネイルであってよい。領域331に表示されるピクチャー又はビデオ画像に対応するオリジナル画像を、端末に保存してよい。
領域337は、端末によって発見された近傍デバイスの選択肢と、1つ以上のユーザオプションとを表示するために、使用されてよい。ユーザオプションは、端末が発見した近傍デバイスに対応する。端末が近傍デバイスをサーチした場合に、端末は、サーチプロンプト338を領域337に表示してよい(例えば、「近傍デバイスがサーチされています。デバイスはブルートゥース又はWLANを有効化する必要があります」のようなテキストプロンプト)。
1つ以上のサービス選択肢(例えば、電子メールアイコン、ブラウザアイコン、情報アイコン、及びWLAN直接接続アイコン)が、領域339に表示されてよい。サービス選択肢に対応するアプリケーション又はプロトコルは、ユーザが選択したピクチャーを連絡先又はサーバとで共有することを、サポートしてよい。ユーザは、サービス選択肢に対応するアプリケーション又はプロトコルを使用して、データを共有してよい。例えば、選択したピクチャーは、WeChat(登録商標)での1つ以上の連絡先に共有される。別の例では、選択したピクチャーは、フェイスブックの動的な公開用プラットフォーム(即ちサーバ)に共有される。
4、端末が近傍デバイスを見つけたら、ユーザはピクチャー共有インターフェースでの近傍デバイス選択肢をタップして、選択したピクチャーを近傍デバイスに共有することができる。
図3Dに示すように、端末は、近傍デバイスを見つけた後、領域337に近傍デバイス選択肢を表示することができる。例えば、デバイス選択肢341(デバイス名は「HUAWEI(登録商標) P40」)、デバイス選択肢342(デバイス名は「HUAWEI P40」)、デバイス選択肢343(デバイス名は「HUAWEI P40」)、デバイス選択肢344(デバイス名は「HUAWEI P40」)、及びデバイス選択肢345(デバイス名は「HUAWEI Mate 30」)である
端末は、デバイス選択肢341上でユーザの入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。端末は、入力動作に応じて、デバイス選択肢341に対応するデバイスへの通信接続を確立してよく、その後、通信接続を使用して選択したピクチャーをユーザオプションに対応するデバイスへ送信してよい。
ユーザが端末でのピクチャーなどのファイルを近傍デバイスと共有する場合に、端末に近接するデバイスのうちいくつかのデバイスは、同一のモデルのデバイスであり、当該デバイスは一般的に、デフォルトで、デバイス名としてデバイスのモデルを使用することが、関連技術における前述のデータ共有プロセスから分かる。従って、端末がデータ共有インターフェース(例えば、図3Dに示すピクチャー共有インターフェース330)上に近傍デバイスのデバイス名を表示する場合に、これらのデバイスのデバイス名は重複する可能性がある。例えば、図3Dに示すピクチャー共有インターフェース330では、デバイス選択肢341、デバイス選択肢342、デバイス選択肢343、及びデバイス選択肢344のデバイス名は、全て「HUAWEI P40」である。従って、ユーザは、端末のデータ共有インターフェースの上で、どのデバイス選択肢をユーザが望むかを決定することができず、それによって、端末のデータ共有効率が減少され、ユーザ体験が損なわれる。
別の関連技術では、図3Eに示すように、ブルートゥースプロトコル5.1は、到達角度(angle of arrival, AoA)測定技術を提供する。端末は、ブルートゥースを使用して近傍デバイスから送信されたデータパケットを、3つのアンテナを使用して受信することができ、次に、3つのアンテナを使用して受信されたデータパケットの信号位相差に基づいて、近傍デバイスから送信されたデータパケットの到達角度を計算することができる。端末はさらに、近傍デバイスにより送信された受信したブルートゥースデータパケットの信号強度に基づいて、近傍デバイスと端末との間の距離を計算することができる。しかし、ブルートゥースプロトコル5.1は、ハードウェアプロトコルによってサポートされる必要があり、以前のリリースの別のブルートゥースプロトコルには適用できず、古いデバイスには使用できない。
従って、本出願は、デバイス位置特定方法を提供する。ユーザが接続される必要のある近傍デバイスを選択する前に、端末100は、端末を左及び右に動かすようにユーザに促すことができる。次に、移動プロセスの中で、端末100は、ブルートゥースを使用して、ブルートゥース位置特定信号を別々に2つ以上の位置で近傍デバイスへ送信し、受信したブルートゥース位置特定信号の信号強度値に基づいて近傍デバイスが算出した距離値を受信することができる。そして、端末100は、2つ以上の位置の情報と、端末100と近傍デバイスとの間の距離に関する情報とに基づいて、端末100に対する近傍デバイスの位置を決定し、近傍デバイスの位置をユーザに出力する。このように、ファイルを共有する際に、ユーザは、共有のために接続する必要のある受信デバイスを正確に選択することができ、ユーザに利便性を提供する。
応用シナリオを参照して、本出願で提供されるデバイス位置特定方法を以下に説明する。
最初に、応用シナリオでのシステムのアーキテクチャー図を説明する。
図4は、本出願の一実施形態によるシステムアーキテクチャーの概略図である。図4に示すように、システム40は、端末100と、近傍デバイスとを含む。近傍デバイスは、端末101、端末102、端末103などを含む。図4は、本出願のいくつかの応用シナリオでの、水平面での端末100と、端末101と、端末102と、端末103との間の位置関係の例を示す。
本出願の後続の実施形態では、端末100と近傍デバイスとの間の位置関係の記述を容易にするために、デバイス上の基準点(例えば、中央位置点)を使用して、平面図での端末100の位置を表すことができる。例えば、端末100の中央位置点は、水平面での端末100の位置を表すために使用されてよい。本出願のこの実施形態では、端末100の中心位置点が開始点であるベクトルであり、端末100のタッチスクリーンの上縁に対して垂直であるベクトルによって示される方向を、端末100の基準方向として使用してよく、さらに端末100のちょうど前方向(0度方向)と呼んでよい。端末100の時計回りの90度方向を端末100のちょうど右方向と呼んでよい。端末100の180度方向を端末100のちょうど後方向と呼んでよい。端末100の270度方向を端末100のちょうど左方向と呼んでよい。
従って、図4に示すように、端末101は、端末100の時計回り方向330度(即ち、前部の左30度)の方向に、端末100から0.8m離れていてよい。端末102は、端末100の時計回り方向45度(即ち、前部の右45度)の方向に、端末100から1.2m離れていてよい。端末103は、端末100の時計回り方向120度(即ち、後部の右60度)の方向に、端末100から1m離れていてよい。
本出願のこの実施形態では、端末100の近くには、一層多い又は一層少ないデバイスが存在してよく、端末100の近くのデバイスは、図4の3つのデバイスに限定されない。図4において、端末100近傍の3つのデバイスは、本出願を説明するための一例として使用されるに過ぎず、限定を構成しないものとする。図4は、端末100と、3つの近傍デバイス(端末101、端末102及び端末103)との相対位置関係の一例を示す図である。これは、本出願のこの実施形態を説明するための例としてのみ使用されるのであって、限定として解釈されないものとする。
図4の端末100、端末101、端末102及び端末103は、スマートフォンやタブレットコンピュータなどの端末であってよい。端末100の概略構造図については、図1に示す実施形態を参照するものとする。端末101、端末102及び端末103の構成については、端末100を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
いくつかの応用シナリオでは、端末100をトリガーして、ピクチャー、ビデオ又は文書のようなファイルの共有インターフェースを開いた後、端末100をシェーク(例えば、左及び右にシェーク)してよい。その結果、端末100は、ブルートゥースを使用して近傍デバイスを位置特定し、その近傍デバイスの位置情報を共有インターフェースの上に表示することができる。このようにして、ユーザは、複数のデバイス選択肢の中から、データを共有すべきデバイスを正確に選択することができる。
例えば、図5Aないし図5Pに示すUIの実施形態では、ユーザがピクチャー共有をトリガーした後、端末100は、ピクチャー共有インターフェースの上に、近傍デバイスに対応するデバイス選択肢を表示してよい。端末100は、端末100を左及び右に動かすようにユーザに指示してよい。それにより端末100は、ピクチャー共有インターフェースでの端末100に対する近傍デバイスの位置情報を表示する。
例えば、図5Aに示すように、端末100はホーム画面のインターフェース510を表示し、インターフェース510はアプリケーションアイコンが配置されたページを表示する。ページは、複数のアプリケーションアイコンを含む(例えば、天気アプリケーションアイコン、株式アプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン512A、電子メールアプリケーションアイコン、音楽アプリケーションアイコン、ビデオアプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、ギャラリーアプリケーションアイコン512B、及び、マイデバイスを探すアプリケーションアイコン512C)。ページ表示部は、現在表示されているページと別のページとの間の位置関係を示すために、複数のアプリケーションアイコンの下にさらに表示される。ページ表示部の下には複数のトレイアイコン(例えば、ダイヤルアプリケーションアイコン、メッセージアプリケーションアイコン、連絡先アプリケーションアイコン、及びカメラアプリケーションアイコン)があり、トレイアイコンはページ切り替え中も表示されたままである。これに代えて、いくつかの実施形態では、ページは、複数のアプリケーションアイコンとページ表示部とを含んでよい。ページ表示部は、ページの一部ではなく、独立して存在してよい。アプリケーションアイコンはさらに、任意である。これは、本出願のこの実施形態において限定されない。ステータスバー511は、インターフェース510の上部に表示される。ステータスバー511は、移動通信信号(さらにセルラー信号と称してよい)の1つ以上の信号強度表示部、バッテリステータス表示部、時間表示部などを含んでよい。端末がブルートゥース機能を有効化すると、ステータスバー511は、ブルートゥース有効化表示部をさらに表示してよい。ナビゲーションバー516は、トレイアイコンの下に表示される。ナビゲーションバー516は、もどるボタン517、ホームスクリーン(home screen)ボタン518、及びアウトバウンドタスク履歴ボタン519のようなシステムナビゲーションボタンを含んでよい。ユーザがもどるボタン517をタップしたことを検出した場合に、端末100は、現在のページの前のページを表示してよい。ユーザがホームスクリーンボタン518をタップしたことを検出した場合に、端末100は、ホームスクリーンを表示してよい。ユーザがアウトバウンドタスク履歴ボタン519をタップしたことを検出した場合に、端末100は、ユーザによって最近開かれたタスクを表示してよい。これに代えて、ナビゲーションボタンは、別の方式で命名されてよい。これは、本出願において限定されない。仮想ボタンに限定されないが、ナビゲーションバー516内の各ナビゲーションボタンは、さらに、物理的ボタンとして実施されてよい。いくつかの実施形態では、ナビゲーションバー516はさらに、任意であり、ユーザは、別の動作を使用して、ナビゲーションバー516内の各ナビゲーションボタンの機能を完了してよい。
端末100は、ユーザによってギャラリーアプリケーションアイコン512B上で行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図5Bに示すギャラリーアプリケーションインターフェース520を表示してよい。
図5Bに示すように、ギャラリーアプリケーションインターフェース520は、1つ以上のアルバム選択肢(例えば、全写真アルバム521、ビデオアルバム522、カメラアルバム、スクリーンショットディレクトリーアルバム、WeChatアルバム、マイクロブログアルバムなど)を含む。各アルバム選択肢の下には、アルバムの名前と、アルバム内の写真及び/又はビデオの量とが表示される。例えば、全写真アルバム521は、2160枚の写真を含み、ビデオアルバム522は、6つのビデオを含む。さらに、ギャラリーアプリケーションインターフェース520は、アルバム生成制御要素523を含む。アルバム生成制御要素523は、ギャラリーアプリケーションインターフェース520での新しいアルバムの生成をトリガーするように構成されてよい。
端末100は、全写真アルバム521上でユーザによって行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図5Cに示されるアルバムインターフェース530を表示してよい。
図5Cに示すように、アルバムインターフェース530の標題は、「全写真」であってよい。アルバムインターフェース530は、1つ以上のピクチャーのサムネイル(例えば、サムネイル531)を含む。
端末100は、ユーザによってサムネイル531上で行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図5Dに示されるピクチャー表示インターフェース540を表示してよい。
図5Dに示すように、ピクチャー表示インターフェース540の標題は、「2019年7月15日」であってよい。ピクチャー表示インターフェース540は、ピクチャー541とメニュー547とを表示する。メニュー547は、共有ボタン542と、お気に入りボタン543と、編集ボタン544と、削除ボタン545と、さらにボタン546とを含む。共有ボタン542は、ファイル共有インターフェース(図3Cのファイル共有インターフェース330を参照)を開くことをトリガーするために使用されてよい。お気に入りボタン543は、お気に入りピクチャーフォルダーにピクチャー541を追加することをトリガーするのに使用されてよい。編集ボタン544は、ピクチャー541の回転、プルーニング、フィルタの追加、ぼかしなどの編集機能をトリガーするように構成してよい。削除ボタン545は、ピクチャー541の削除をトリガーするように構成してよい。この、さらにボタン546は、ピクチャー541に関連するさらに多くの機能を有効化するために使用されてよい。
いくつかの実施形態において、メニュー547は、任意である。メニュー547は、ピクチャー表示インターフェース540上に隠されてよい。例えば、ユーザは、ピクチャー541をタップしてメニュー547を隠し、ピクチャー541を再度タップしてメニュー547を表示する。これは、本出願において限定されない。
端末100は、共有ボタン542上でユーザによって行われる入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。共有ボタン542上で行われる入力動作に応答して、端末100は、図5Eに示されるピクチャー共有インターフェース550を表示してよい。
図5Eに示すように、ピクチャー共有インターフェース550は、領域551と、領域552と、領域557とを含む。
領域551は、ギャラリー内に1つ以上のピクチャー又はビデオを表示するために使用してよく、1つ以上のピクチャー又はビデオは、ユーザによって選択されたピクチャー又はビデオを含んでよい。領域551のテキスト記述については、図3Cに示された実施形態での領域331のテキスト記述を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
領域552は、端末100によって発見された近傍デバイスの選択肢を表示するために使用されてよい。例えば、近傍デバイスを見つけた後、端末100は、領域552内にデバイス選択肢553と、デバイス選択肢554と、デバイス選択肢555とを表示してよい。デバイス選択肢553は、図4の端末101に対応し、デバイス選択肢554は、図4の端末102に対応し、デバイス選択肢555は、図4の端末103に対応してよい。デバイス選択肢553は、端末101のデバイス名(例えば、「HUAWEI P40」)を表示してよく、デバイス選択肢554は、端末102のデバイス名(例えば、「HUAWEI P40」)を表示してよく、デバイス選択肢555は、端末103のデバイス名(例えば、「HUAWEI P40」)を表示してよい。領域552に、端末100によって発見された近傍デバイスの選択肢を表示するとき、端末100は、領域552に、近傍デバイスを位置特定するための操作プロンプト556を表示してよい(例えば、テキストプロンプト「デバイスを左及び右に『シェーク』して近傍デバイスの正確な位置を取得してください」)。
1つ以上のサービス選択肢(例えば、電子メールアイコン、ブラウザアイコン、情報アイコン、WLAN直接アイコンなど)が、領域557に表示されてよい。領域557のテキスト記述については、図3Cに示された実施形態での領域337のテキスト記述を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
端末100は、ユーザによって端末100を左及び右にシェークする動作を受容することができる。端末100を左及び右にシェークする動作に応答して、端末100は、ブルートゥース技術を使用して端末100に対する近傍デバイスの位置を決定することができる。次の実施形態では、左及び右に移動するプロセスの中で、端末100に対する近傍デバイスの位置情報をどのようにして端末100が決定するかを説明する。詳細は、ここでは再度説明しない。
端末100に対する近傍デバイスの位置を決定した後、端末100は、ピクチャー共有インターフェースの上に近傍デバイスの位置情報を表示してよい。
図5Fに示すように、端末100は、デバイス選択肢553の下に、端末100に対する端末101の位置情報561を表示してよい(例えば、テキストプロンプト「前方の左30度かつ距離0.8m」)。端末100は、デバイス選択肢554の下に、端末100に対する端末102の位置情報562を表示してよい(例えば、テキストプロンプト「前方の右45度かつ距離1.2m」)。端末100は、デバイス選択肢555の下に、端末100に対する端末103の位置情報563を表示してよい(例えば、テキストプロンプト「後方の右60度かつ距離1m」)。本出願のこの実施形態では、端末100に対する近傍デバイスの位置情報の形態は、テキストに限定されなくてよく、又はピクチャー(例えば、近傍デバイスの位置を指す距離スケールを有する矢印)、アニメーションなどであってよい。
端末100は、近傍デバイスに対応するデバイス選択肢(例えば、端末101に対応するデバイス選択肢553)上でユーザによって行われる入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。Wi-Fiダイレクト(例えば、ワイヤレスフィデリティピアツーピア(wireless fidelity peer to peer, Wi-Fi P2P)),Wi-Fi SoftAP,及び超広帯域(ultra-wideband,UWB)のような通信技術を使用して、入力動作に応答して、端末100は、ピクチャー541をユーザが選択した近傍デバイス(例えば、端末101)へ送信してよい。
いくつかの実施形態では、ユーザが端末100を左及び右に動かすこと(例えば、まず左に動かし次に右に動かすこと、又は、まず右に動かし次に左に動かすこと)を端末100が検出した場合に、端末100が近傍デバイスの位置情報を決定した後、端末100は、端末100のちょうど前方に最も近い近傍デバイス(例えば、端末101)を好適なデバイスとしてマークすることができる。
例えば、図5Gに示すように、ユーザが端末100を左及び右に動かすこと(例えば、まず左に動かし次に右に動かすこと、又は、まず右に動かし次に左に動かすこと)を端末100が検出した場合に、端末100は、端末100のちょうど前方に最も近い近傍デバイスが端末101であると決定してよい。端末100は、端末101に対応するデバイス選択肢553の下に、マーク564を表示してよい。マーク564は、デバイス選択肢553に対応する端末101が、端末100のちょうど前方に最も近い近傍デバイスであることを提示するために使用されてよい。マーク564は、テキストマーク(例えば、「あなたが向かう方向に最も近いデバイス」)、ピクチャーマークなどであってよい。
いくつかの実施形態では、端末100は、ユーザが端末100を単に左(又は単に右)に移動することを検出した場合に、端末100がその近傍デバイスの位置情報を決定した後、端末100は、好適なデバイスとして、その最も左側(又は最も右側)の近傍デバイス(例えば、端末101)をマークすることができる。
例えば、図5Hに示すように、ユーザが端末100を左及び右に動かすこと(例えば、まず左に動かし次に右に動かすこと、又は、まず右に動かし次に左に動かすこと)を端末100が検出した場合に、端末100は、端末100の最も右側の近傍デバイスが端末103であると決定することができる。端末100は、端末103に対応するデバイス選択肢555の下に、マーク565を表示してよい。マーク565は、デバイス選択肢555に対応する端末103が、端末100の最も右側の近傍デバイスであることを提示するために使用されてよい。マーク565は、テキストマーク(例えば、「最も右側のデバイス」)、ピクチャーマークなどであってよい。
いくつかの実施形態では、近傍デバイスを発見した後、端末100は、ピクチャー共有インターフェースの上に位置特定制御要素を表示してよく、位置特定制御要素は、端末100をトリガーして近傍デバイスを位置特定するために使用されてよい。ユーザが位置特定制御要素をトリガーした後、端末100は、操作プロンプトを出力してよい。操作プロンプトは、端末100が近傍デバイスの位置特定を完了するのを支援するために、端末100を左に、右に、又は左及び右にシェークすることをユーザに指示するために使用される。このようにして、ユーザは、端末100を移動するように指示されてよい。ユーザ動作が標準化でき、近傍デバイスの位置特定の精度を向上させることができる。
例えば、図5Iに示すように、端末100は、近傍デバイスを見つけた後、ピクチャー共有インターフェース550上に位置特定制御要素571を表示してよい。端末100は、位置特定制御要素571上でユーザの入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。端末100は、入力動作に応答して、図5Jに示す操作プロンプト572を表示してよい。
図5Jに示すように、端末100は、領域552に操作プロンプト572を表示してよい。操作プロンプト572は、テキストプロンプト(例えば、「デバイスを水平に保持し左に動かしてください」)、及び/又はピクチャープロンプト、及び/又は機械的振動プロンプトなどであってよい。端末100が操作プロンプト572を表示した後、ユーザは、操作プロンプト572に基づいて、操作プロンプト572に対応する操作(例えば、端末100を左に動かす)を完了することができる。
可能な実施では、端末100は、指定された動作を完了するためにユーザに段階的に指示するために、複数の操作プロンプトを逐次的に表示してよい。
例えば、図5Kに示すように、端末100が操作プロンプト572に対応する操作を完了したことを検出した後、端末100は、引き続き、ピクチャー共有インターフェース550上に操作プロンプト573を表示してよい。操作プロンプト572は、テキストプロンプト(例えば、「デバイスを水平に保持し右に動かしてください」)、及び/又はピクチャープロンプト、及び/又は機械的振動プロンプトなどであってよい。端末100が操作プロンプト573を表示した後、ユーザは、操作プロンプト573に基づいて、操作プロンプト573に対応する操作(例えば、端末100を右に移動する)を完了することができる。
図5Lに示すように、ユーザが指定された動作又は動作の組み合わせを完了したことを検出した後、端末100は、ブルートゥース技術を使用して端末100に対する近傍デバイスの位置を決定し、近傍デバイスの位置情報をピクチャー共有インターフェース550の上に表示してよい。
任意には、移動方向を提示することに加えて、操作プロンプト572はさらに、端末100の移動距離又は角度を示すことができる。例えば、操作プロンプト572は、「前方の左30度へ0.1m移動する」というテキストプロンプトであってよく、端末100は、端末100が前方の左30度へ0.1m移動することを検出した後、操作プロンプト573(例えば、「後方の右30度へ0.1m移動する」)を出力してよい。
いくつかの実施形態では、ユーザは、受信用デバイスの位置を知っているが、受信用デバイスのデバイス名又はモデルを知らない。ユーザは、端末100を操作して、受信用デバイスの方向にシェークすることができる。端末100は、ブルートゥースを使用して端末100に対して受信用デバイスの位置情報を決定した後、好適なデバイス選択肢として、受信用デバイスに対応するデバイス選択肢にマークを付けることができる。
例えば、ユーザは、端末100に対する端末103の位置を知っている。例えば、この場合に、端末100の後部の右60度の方向に配置された端末103は、受信用デバイスである。しかし、ユーザは、端末103に対応するデバイス名を知らない。ユーザは、端末100を端末103への方向にシェークすることができる(例えば、端末100を端末100の後部の右60度の方向にシェークする)。図5Mに示すように、端末100は、端末103への方向のユーザのシェークを受容した後、ブルートゥースを使用して、近傍デバイス(例えば、端末101、端末102及び端末103)を位置特定してよい。ピクチャー共有インターフェース550に、端末100に対する近傍デバイスの位置情報を表示し、好適なデバイス選択肢として端末103に対応するデバイス選択肢をマークしてよい。例えば、端末100は、端末103に対応するデバイス選択肢555を左端に表示し、デバイス選択肢555の下にマーク574を表示してよい。マーク574は、デバイス選択肢555に対応する端末103が、ユーザのシェーク方向での近傍デバイスであることを、ユーザに提示するために使用されてよい。マーク574は、テキストマーク(例えば、「シェークと同じ方向のデバイス」)、ピクチャーマークなどであってよい。
いくつかの実施形態において、端末100の周囲には、複数の近傍デバイス(例えば、端末101、端末102及び端末103)が存在する。ユーザは、受信用デバイスのデバイス名と端末100に対する受信用デバイスの位置とを知っているが、複数の近傍デバイスのうちいくつかはデバイス名が同一であり、ユーザは、どのデバイスが受信用デバイスであるかを決定することはできない。従って、ユーザは、デバイス選択肢に対応するデバイスの位置情報を別々に問い合わせてよく、デバイス名と位置情報とに基づいて、ユーザが選択したデバイス選択肢に対応するデバイスが受信用デバイスであるか否かを決定してよい。端末100がデータ共有インターフェース(例えば、ピクチャー共有インターフェース)上に、近傍デバイスに対応するデバイス選択肢を表示した後、端末100は、ユーザの動作を受容してよい。独立して近傍デバイスを位置特定し、位置特定が完了した後に、近傍デバイスの位置情報をデータ共有インターフェースの上に表示してよい。このようにして、端末100は、ユーザの要求に基づいてデバイスを独立して位置特定することができる。独立しての位置特定時には、比較的少量のデータを計算することを必要とするため、位置特定速度を向上させることができる。
例えば、図5Nに示すように、デバイス選択肢553に対応する端末101のデバイス名を「HUAWEI P40」、デバイス選択肢554に対応する端末102のデバイス名を「HUAWEI Mate 30」、デバイス選択肢555に対応する端末103のデバイス名を「HUAWEI P40」としてよい。ユーザは、受信用デバイスのデバイス名が「HUAWEI P40」であることを知っていて、受信用デバイスが端末100の背後に右方向に配置されていることを知っている。しかし、この場合に、デバイス選択肢553とデバイス選択肢555とに対応するデバイス名は、両方とも「HUAWEI P40」である。ユーザは、端末101及び端末103のいずれか一方が受信用デバイスであるかを決定する必要がある。端末100は、デバイス選択肢553上で、ユーザの入力動作(例えば、タッチ及び保持)を受容することができる。入力動作に応答して、図5Oに示すように、端末100は、ピクチャー共有インターフェース550の領域552にデバイス選択肢553を表示し、操作プロンプト581を出力するだけでよい。デバイス選択肢553に対応する端末(例えば、端末101)の位置特定を完了する際に端末100を支援するために、操作プロンプト581は、指定された操作を完了するようにユーザに指示するのに使用される。
図5Pに示すように、ユーザが指定された動作を完了した後、端末100は、デバイス選択肢553に対応する端末を位置特定し、ピクチャー共有インターフェース550に、デバイス選択肢553に対応する端末の位置情報(例えば、「前方の左30度かつ距離0.8m」)を表示してよい。ユーザは、受信用デバイスが端末100の背後に右方向に位置することを知っているので、デバイス選択肢553に対応する端末101は受信用デバイスではなく、デバイス選択肢555に対応する端末103は受信用デバイスであると、ユーザは決定してよい。ユーザはさらに、端末103とファイル又はデータを共有するために、デバイス選択肢555をタップしてよい。
いくつかの実施形態では、端末101と端末103とが同じ方向に配置されているが、端末100に対しての端末101と端末103との距離が異なる場合に、端末101又は端末103を別々に位置特定することにより、かつ位置特定結果に表示される距離情報に基づいて、端末101と端末103とが既知のデバイス名及び距離を持つ受信用デバイスであるか否かが、決定される。
いくつかの応用シナリオでは、端末100をトリガーしてデバイス接続インターフェースを開いた後、ユーザが端末100を左及び右にシェークすることによって、端末100がブルートゥースを使用して近傍デバイスを位置特定し、近傍デバイスの位置情報をデバイス接続インターフェースの上に表示することができる。このようにして、ユーザは、複数のデバイス選択肢から、接続されるデバイスを正確に選択することができる。
例として図6Aないし図6Kに示すUIの実施形態では、ユーザがブルートゥース接続インターフェースを開くことをトリガーした後、端末100は、ブルートゥースが有効化されている近傍デバイスに対応するデバイス選択肢をブルートゥース接続インターフェースの上に表示してよい。端末100は、端末100を左及び右に動かすようにユーザに指示することができ、端末100は、端末100に対する近傍デバイスの位置情報をブルートゥース接続インターフェースの上に表示してよい。
例えば、図6Aに示すように、端末100は、ホーム画面のインターフェース510を表示し、インターフェース510は、アプリケーションアイコンが配置されたページを表示する。ページは、複数のアプリケーションアイコン(例えば、天気アプリケーションアイコン、株式アプリケーションアイコン、計算機アプリケーションアイコン、設定アプリケーションアイコン512A、電子メールアプリケーションアイコン、音楽アプリケーションアイコン、ビデオアプリケーションアイコン、ブラウザアプリケーションアイコン、ギャラリーアプリケーションアイコン512B、及びマイデバイスを探すアプリケーションアイコン512C)を含む。インターフェース510のテキスト記述については、図5Aに示された実施形態を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
端末100は、設定アプリケーションアイコン512A上でユーザが行う動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図6Bに示される設定インターフェース620を表示してよい。
図6Bに示すように、設定インターフェース620は、無線及びネットワーク設定項目、デバイス接続設定項目621、アプリケーション及び通知設定項目、バッテリ設定項目、ディスプレイ設定項目、音声設定項目、記憶設定項目、セキュリティ及びプライバシー設定項目、ユーザ及びアカウント設定項目などを表示する。
端末100は、デバイス接続設定項目621上でユーザによって行われる入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。端末100は、デバイス接続設定項目621上で行われる入力動作に応答して、図6Cに示されるデバイス接続インターフェース630を表示してよい。
図6Cに示すように、デバイス接続インターフェース630は、ブルートゥース設定項目631、NFC設定項目、Huawei Beam設定項目、Huawei Share設定項目、携帯電話投影設定項目、USB設定項目、プリント設定項目などを表示する。
端末100は、デバイス接続インターフェース630でのブルートゥース設定項目631上でユーザによって行われる入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。ブルートゥース設定項目631上で行われる入力動作に応答して、端末100は、図6Dに示されるブルートゥース接続インターフェース640を表示してよい。
図6Dに示すように、ブルートゥース接続インターフェース640は、ブルートゥーススイッチ項目641、デバイス名設定項目、ファイル受信設定項目などを表示する。ブルートゥーススイッチ642は、ブルートゥーススイッチ項目641に表示される。端末100をトリガーしてブルートゥース機能を有効化/無効化するユーザ動作を受容するために、ブルートゥーススイッチ642は使用されてよい。
例えば、ブルートゥーススイッチ642は、現在、オフ状態にある。端末100は、ブルートゥーススイッチ642上のユーザの入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。端末100は、ブルートゥーススイッチ642上で行われる入力動作に応答して、ブルートゥース機能を有効化することができる。
図6Eに示すように、ブルートゥース機能を有効化した後、端末100は、ブルートゥース接続インターフェース640上に、ペアリングしたデバイスのリスト643と、利用可能なデバイスリスト644と、位置特定制御要素648とを表示することができる。1つ以上のペアリングしたデバイスの選択肢(例えば、「HUAWEI AM08」デバイス選択肢)が、ペアリングしたデバイスのリスト643に表示されてよい。利用可能なデバイスリスト644は、例えば、デバイス選択肢645、デバイス選択肢646、及びデバイス選択肢647のような、1つ以上のペアリングされない近傍デバイスに対応するデバイス選択肢を表示してよい。デバイス選択肢645は、図4に示された実施形態での端末101に対応してよく、端末101のデバイス名(例えば、「HUAWEI P40」)がデバイス選択肢645上に表示されてよい。デバイス選択肢646は、図4に示された実施形態での端末102に対応してよい。端末102のデバイス名(例えば、「HUAWEI P40」)は、デバイス選択肢646上に表示されてよい。デバイス選択肢647は、図4に示された実施形態での端末103に対応してよい。端末103のデバイス名(例えば、「HUAWEI P40」)は、デバイス選択肢647上に表示されてよい。位置特定制御要素648は、ブルートゥースを使用して、端末100をトリガーして近傍デバイスを位置特定するために使用されてよい。
端末100は、位置特定制御要素648上でユーザの入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。入力動作に応答して、端末100は、図6Fに示す操作プロンプトボックス651を出力してよい。
図6Fに示すように、端末100は、ブルートゥース接続インターフェース640上に操作プロンプトボックス651を表示してよい。操作プロンプトボックス651は、端末100がブルートゥースを使用して近傍デバイスを位置特定するのを支援するために、指定された操作を完了するようにユーザに指示するために使用されてよい。操作プロンプトボックス651は、さらに、取り消しボタン652を含んでよく、取り消しボタン652は、端末100をトリガーして、ブルートゥースを使用して近傍デバイスの位置特定を取り消すために使用されてよい。操作プロンプトボックス651は、テキストプロンプト(例えば、「デバイスを左及び右にシェークして近傍デバイスの正確な位置を取得してください」)、ピクチャープロンプトなどを表示してよい。
図6Gに示すように、ユーザが端末100を補助して指定された動作を完了させることを端末100が検出した後、端末100は、ブルートゥースを使用して端末100が近傍デバイスを位置判定することができ、ブルートゥース接続インターフェース640での近傍デバイスに対応するデバイス選択肢の上に端末100に対する近傍デバイスの位置情報を表示することができる。例えば、デバイス選択肢645は、デバイス選択肢645に対応する端末101の位置情報655(例えば、前方の左30度かつ距離0.8m)を表示してよい。デバイス選択肢646は、デバイス選択肢646に対応する端末102の位置情報656(例えば、前方の右45度かつ距離1.2m)を表示してよい。デバイス選択肢647は、デバイス選択肢647に対応する端末103の位置情報657(例えば、後方の右60度かつ距離1m)を表示してよい。
可能な実施では、図6Gに示すように、端末100は、近傍デバイスの位置特定を完了した後、ブルートゥース接続インターフェースの上に位置特定完了プロンプトボックス653をさらに表示することができる。位置特定完了プロンプトボックス653は、近傍デバイスの位置特定が完了したことをユーザに通知するために使用されてよい。位置特定完了プロンプトボックス653は、取り消しボタン654を含んでよく、取り消しボタン654は、近傍デバイスの位置情報の表示を取り消すためにトリガーするために使用されてよい。
可能な実施では、端末100は再び、ユーザの左方向及び右方向のシェーク動作を受容し、応答し、近傍デバイスを再位置特定し、ブルートゥース接続インターフェースの上に表示される近傍デバイスの位置情報を更新してよい。
端末100は、ブルートゥース接続インターフェース640でのデバイス選択肢(例えば、デバイス選択肢645)上でユーザによって行われる入力動作を受容することができる。入力動作(例えば、タッピング)に応答して、端末100は、デバイス選択肢に対応するデバイス(例えば、端末101)にブルートゥース接続要求を送信して、デバイス選択肢に対応するデバイスへのブルートゥース接続を確立してよい。
いくつかの実施形態では、端末100は、ブルートゥースデバイス(ブルートゥースヘッドセット又はブルートゥーススピーカなど)へのブルートゥース接続を確立するが、ユーザがアクセサリーデバイスの位置を見ることができないため、ユーザはアクセサリーデバイスを見つけることができない。従って、端末100は、ユーザのシェーク動作を受容し、シェーク動作に応答し、接続されたアクセサリーデバイスを位置特定し、端末100に対するブルートゥースデバイスの方向位置を表示することができる。これにより、近傍の接続されているブルートゥースデバイスを見つけるのにユーザを支援することができ、ユーザの体験を向上させることができる。
例えば、図6Hに示すように、端末100は、ブルートゥース接続インターフェース640を表示する。端末100は、デバイス選択肢661に対応するブルートゥースデバイスとペアリングを行い、ブルートゥース接続を確立する。ブルートゥースデバイスのデバイス名は「HUAWEI AM08」であってよい。ブルートゥースデバイスに対応する設定制御要素662が、デバイス選択肢661上に表示される。
端末100は、設定制御要素662上でユーザによって行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図6Iに示されるブルートゥースデバイス設定インターフェース670を表示してよい。
図6Iに示すように、ブルートゥースデバイス設定インターフェース670は、名称変更設定項目671と、通話オーディオ設定項目672と、メディアオーディオ設定項目673と、精密位置特定設定項目674とを含んでよい。名称変更設定項目671は、ブルートゥースデバイスのデバイス名を変更するために使用されてよい。通話オーディオ設定項目672は、端末100での呼び出しをブルートゥースデバイスに転送することを有効化又は無効化することをトリガーするのに使用されてよい。メディアオーディオ設定項目673は、端末100でのオーディオデータを再生用のブルートゥースデバイスへ出力することを有効化又は無効化することをトリガーするのに使用されてよい。精密位置特定設定項目674は、位置特定スイッチ制御要素675を含んでよい。位置特定スイッチ制御要素675は、端末100をトリガーして、ブルートゥースデバイスの位置特定を有効化又は無効化にするように構成してよい。
端末100は、位置特定スイッチ制御要素675上でユーザの入力動作(例えば、タッピング)を受容することができる。端末100は、入力動作に応答して、位置特定スイッチ制御要素675をオフ状態からオン状態に切り替え、図6Jに示す操作プロンプトボックス676を出力してよい。
図6Jに示すように、端末100が位置特定スイッチ制御をオフ状態からオン状態に切り替えることにより、端末100は、ブルートゥースデバイス設定インターフェース670上に操作プロンプトボックス676を表示してよい。操作プロンプトボックス676は、端末100がブルートゥースを使用して近傍デバイスを位置特定するのを支援するために、指定された操作を完了するようにユーザに指示するために使用されてよい。操作プロンプトボックス676は、テキストプロンプト(例えば、「デバイスを左及び右にシェークして近傍デバイスの正確な位置を取得してください」)、ピクチャープロンプトなどを表示してよい。
図6Kに示すように、端末100は、ユーザが端末100を補助して指定された動作を完了することを検出した後、端末100は、ブルートゥースを使用してブルートゥースデバイス(例えば、デバイス名は「HUAWEI AM08」)を位置判定し、ブルートゥースデバイス設定インターフェース670上に端末100に対するブルートゥースデバイスの位置情報を表示してよい。例えば、ブルートゥースを使用してブルートゥースデバイスを位置特定した後、端末100は、位置プロンプトボックス677を表示してよい。位置プロンプトボックス677は、端末100に対するブルートゥースデバイスの位置情報678(例えば、前方の左45度、距離1m)と、再位置特定制御要素679とを含む。再位置特定制御要素679は、端末100をトリガーしてブルートゥースデバイスを再位置特定するために使用されてよい。
いくつかの応用シナリオでは、端末100のアクセサリーデバイス(例えば、ブルートゥースヘッドセット又はブルートゥーススピーカ)が片隅で失われ、アクセサリーデバイスが端末100に接続されていない場合に、ユーザは、肉眼でアクセサリーデバイスを見つけることができない。本出願のこの実施形態では、端末100は、ユーザの左右へのシェーク動作を受容して応答し、ブルートゥースを使用して端末100に対してアクセサリーデバイスを位置特定し、端末100に対してアクセサリーデバイスの方向位置をタッチスクリーン上に表示することができる。これは、ユーザが近傍のアクセサリーデバイスを見つけるのを支援し、それによってユーザの体験を向上させることができる。
例えば、図7Aに示すように、端末100は、ホーム画面のインターフェース510を表示してよい。インターフェース510のテキスト記述については、図5Aに示された実施形態を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。端末100は、マイデバイスを探すアプリケーションアイコン512C上でユーザによって行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図7Bに示されるアプリケーションインターフェース710を表示してよい。
図7Bに示すように、アプリケーションインターフェース710の標題は、「マイデバイスを探す」であってよい。アプリケーションインターフェース710は、地図720と、位置更新制御要素711と、1つ以上のデバイス選択肢(例えば、デバイス選択肢712及びアクセサリーデバイス選択肢713)とを含んでよい。地図720は、端末100の位置マーク721と、1つ以上のアクセサリーデバイスの位置マークとを含む。例えば、デバイス選択肢712に対応するデバイスは、携帯電話であってよく、携帯電話のデバイス名は、「HUAWEI P30」であってよい。デバイス選択肢713に対応するデバイスは、ブルートゥースヘッドセットであってよく、ブルートゥースヘッドセットのデバイス名は、「HUAWEI Free Buds 2」であってよい。
地図720は、端末100の位置マーク(例えば、位置マーク721)と、1つ以上の他のデバイスの位置マーク(例えば、位置マーク722及び位置マーク723)とを含んでよい。位置マーク721は、地図720での端末100の現在位置を示すために使用されてよい。現在、携帯電話「HUAWEI P30」は、全地球測位システム(global positioning system, GPS)位置を端末100へ送信することができる。従って、位置マーク722は、地図720での携帯電話「HUAWEI P30」の位置を示すために使用されてよい。現在、ブルートゥースヘッドセット「HUAWEI Free Buds 2」は、GPS位置を端末100へ送信することができない。又は、ブルートゥースヘッドセット「HUAWEI Free Buds 2」は、GPS測位機能を持たない。従って、位置マーク723は、地図720内のブルートゥースヘッドセット「HUAWEI Free Buds 2」の位置であって、最後にブルートゥースヘッドセット「HUAWEI Free Buds 2」が端末100から接続解除された位置を示すために使用されてよい。位置更新制御要素711は、ディスプレイ端末100と他のデバイスとの位置マークを更新するために、端末100をトリガーするのに使用される。
端末100は、デバイス選択肢713上でユーザによって行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図7Cに示されるデバイスサーチインターフェース730を表示してよい。
図7Cに示すように、デバイス選択肢713に対応するデバイスは、ブルートゥースヘッドセットであってよい。ブルートゥースヘッドセットの名前は、例えば、「HUAWEI Free Buds 2」のように、デバイスサーチインターフェース730での標題に表示されてよい。デバイスサーチインターフェース730は、地図740と、デバイス位置特定制御要素731と、音声再生制御要素1132と、精密位置特定制御要素733とを含む。地図740は、端末100の位置マーク741と、ブルートゥースヘッドセットの位置マーク742とを表示する。位置マーク741は、地図740での端末100の現在位置を示すために使用される。端末100は、ブルートゥースヘッドセットのGPS位置を取得できないため、地図740内のブルートゥースヘッドセットの位置であり、端末100からブルートゥースヘッドセットが接続解除された位置を示すために、位置マーク742は使用される。図7Bのマーク723と同じく、位置マーク742は、ブルートゥースヘッドセットが端末100から接続解除された位置を示すために使用される。
デバイス位置特定制御要素731が、端末100をトリガーして、端末100とブルートゥースヘッドセットとの位置マークを、地図上で更新及び表示するように使用されてよい。音声再生制御要素732は、端末100をトリガーして、音声再生要求をブルートゥースヘッドセットへ送信し、ブルートゥースヘッドセットに音声再生を要求するように構成してよい。精密位置特定制御要素733は、端末100をトリガーして、ブルートゥースを使用して近傍デバイスの位置を測定するように構成されてよい。このように、ブルートゥースを使用して近傍デバイスの位置を計測し、GPSを使用してアクセサリーデバイスが位置特定を行うことができない場合に、ユーザがアクセサリーデバイスを見つけることを支援する。
図7Dに示すように、端末100の位置が変化すると、地図740での位置マーク741の位置も地図上で変化する。端末100が位置マーク742によって示された地理的位置の近傍(例えば、2mの距離内)に移動した場合に、端末100は、プロンプト情報734を表示してよい。これは、ブルートゥースを使用して、アクセサリーデバイス(例えば、ブルートゥースヘッドセット)を正確に位置特定するために端末100をトリガーするように、ユーザに促すために使用される。例えば、プロンプト情報734は、テキストプロンプト(例えば、「アクセサリー『HUAWEI Free Buds 2』に到達しました。一層正確にアクセサリーを見つけるためにシェーク機能が使用できます」)であってよい。これはテキストプロンプトに限定されない。あるいは、プロンプト情報734は、ピクチャープロンプト、音声プロンプトなどであってよい。
端末100は、精密位置特定制御要素733上でユーザによって行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、図7Eに示される精密位置特定インターフェース750を表示してよい。また、端末100は、ブルートゥース機能を有効化し、ブルートゥースを使用して近傍デバイスをサーチする。
図7Eに示すように、精密位置特定インターフェース750は、座標グラフ760と、左耳ミュート制御要素751と、音声再生制御要素752と、右耳ミュート制御要素753とを含んでよい。座標グラフ760の中央位置は、端末100に対応する位置マーク761を有してよい。さらに、端末100は、精密位置特定インターフェース750上に操作プロンプト754を表示してよい。操作プロンプト754は、端末100がブルートゥースを使用してアクセサリー位置特定を完了するのを支援するために、ユーザに指定された操作を完了するように促すために使用されてよい。操作プロンプト754は、テキストプロンプト(例えば、「デバイスを左及び右にシェークしてアクセサリーの正確な位置を取得してください」)、ピクチャープロンプト、音声プロンプトなどであってよい。
端末100は、ユーザが左及び右に移動する動作を受容して応答し、ブルートゥースを使用してアクセサリーデバイスを位置特定し、アクセサリーデバイスの位置情報を座標グラフ760に表示することができる。
図7Fに示すように、ブルートゥースを使用してアクセサリーデバイスの位置を決定した後、端末100は、座標グラフ760にアクセサリーデバイスの位置マーク762を表示し、位置マーク762付近の端末100に対するアクセサリーデバイスの位置情報を表示してよい(例えば、アクセサリーデバイスは、端末100の前部の左30度の方向に端末100から0.8m離れている)。
一部の実施形態では、端末100は、BLEブロードキャストを使用して、さらに音声再生要求をアクセサリーデバイスへ送信し、音声を再生するようにアクセサリーデバイスに要求してよい。このようにして、ユーザは音声を聞くことによってアクセサリーデバイスを位置判定することができ、アクセサリーデバイスの位置を迅速に見つけることができる。
例えば、図7Fに示すように、端末100は、音声再生制御要素752上でユーザによって行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、音声再生要求をアクセサリーデバイス(例えば、ブルートゥースヘッドセット)へ送信してよい。アクセサリーデバイス(ブルートゥースヘッドセットなど)は、音声再生要求に応じて、特定の音声(1つの音楽や1つの声など)を再生してよい。
図7Gに示すように、音声再生要求を受信した後、アクセサリーデバイス(例えば、ブルートゥースヘッドセット)は、端末100に対して音声再生応答を返してよい。音声再生応答を受信した後、端末100は、プロンプト情報755を表示し、表示のために音声再生制御要素752を停止再生制御要素754に置き換えてよい。プロンプト情報755は、アクセサリーデバイスが現在音声を再生中であることをユーザに提示するために使用されてよい。プロンプト情報755は、テキストプロンプト、例えば、「HUAWEI Free Buds 2が音声を再生中...」であってよい。プロンプト情報755はこれに限定されない。さらに、プロンプト情報755は、ピクチャー又は音声のような別のタイプのプロンプトであってよい。停止再生制御要素754は、端末100をトリガーして、再生停止要求をアクセサリーデバイス(例えば、ブルートゥースヘッドセット)へ送信し、アクセサリーデバイス(例えば、ブルートゥースヘッドセット)に音声の再生を停止するよう要求するように構成されている。
一部の実施形態では、アクセサリーデバイスは、ブルートゥースヘッドセットであってよい。いくつかのタイプのブルートゥースヘッドセット(例えば、完全ワイヤレスステレオ(true wireless stereo, TWS)タイプ)は、左耳ヘッドセットと右耳ヘッドセットとを含んでよく、左耳ヘッドセットと右耳ヘッドセットとは、機械構造で分離される。端末100は、左耳ヘッドセットのみを使用して音を再生するか、又は右耳ヘッドセットのみを使用して音を再生するように、ブルートゥース低エネルギーブロードキャストを通じて、ブルートゥースヘッドセットを制御することができる。例えば、端末100は、ユーザによって左耳ミュート制御要素751上で行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、左耳ミュート要求をブルートゥースヘッドセットへ送信してよい。ブルートゥースヘッドセットは、左耳のミュート要求を受信した場合に、左耳のヘッドセットの再生を禁止することができる。端末100は、ユーザによって右耳ミュート制御要素753上で行われる動作(例えば、タッピング)を受容することができる。動作に応答して、端末100は、右耳ミュート要求をブルートゥースヘッドセットへ送信してよい。ブルートゥースヘッドセットは、右耳のミュート要求を受信した場合に、右耳のヘッドセットの音声再生を禁止することができる。このようにして、ユーザは、単一の左耳ヘッドセット又は右耳ヘッドセットを便利に見つけることができる。
以下では、本出願の実施形態で提供されるソフトウェアシステムアーキテクチャーについて説明する。
図8を参照する。図8は、本出願の一実施形態によるソフトウェアシステムアーキテクチャーの概略図である。ソフトウェアシステムは、端末100と、1つ以上の近傍デバイスとを含んでよい。図8に示す実施形態では、説明の例として、近傍の1つのデバイス(例えば、デバイスA)を使用する。
図8に示すように、端末100は、アプリケーション層と、フレームワーク層(Framework)と、カーネル層とを含んでよい。
アプリケーション層は、一連のアプリケーションを含んでよい。例えば、アプリケーションは、データ共有アプリケーション811(例えば、「HUAWEI Share」)、カメラアプリケーション、ギャラリーアプリケーション、カレンダーアプリケーション、通話アプリケーション、地図アプリケーション、ナビゲーションアプリケーション、WLANアプリケーション、ブルートゥースアプリケーション、音楽アプリケーション、ビデオアプリケーション、及びメッセージアプリケーションなどのアプリケーションを含んでよい。
フレームワーク層は、アプリケーションプログラミングインターフェース(application programming interface, API)とプログラミングフレームワークとを、アプリケーション層でのアプリケーションに提供する。アプリケーションフレームワーク層は、いくつかの定義済みの関数を含む。フレームワーク層は、位置特定演算モジュール812と移動検出モジュール813とを含んでよい。
カーネル層は、ハードウェアとソフトウェアとの間の層である。カーネル層は、少なくともブルートゥースドライバ814と、加速度センサドライバ815と、ディスプレイドライバ(図示せず)と、オーディオドライバ(図示せず)とを含む。
以下では、データ共有シナリオを参考に、ソフトウェアシステムの作業プロセスを例として説明する。
端末100が、ユーザによって端末100を左及び右に動かす動作を受容すると、端末100での加速度センサが加速度データを加速度センサドライバ815に報告し、加速度センサドライバ815が加速度データを移動検出モジュール813に報告してよい。ジャイロセンサは、ジャイロセンサドライバ816へジャイロデータを送信することができる。ジャイロセンサドライバ816は、ジャイロデータを移動検出モジュール813に報告してよい。移動検出モジュール813は、加速度データとジャイロデータとに基づいて、移動プロセスでの端末100の位置情報を決定し、移動プロセスでの端末100の位置情報を位置特定演算モジュール812へ送信してよい。端末100がブルートゥース位置特定信号をブロードキャストするたびに、ブルートゥース位置特定信号を3回よりも多くブロードキャストし、移動プロセスでの端末100の位置を記録するように、位置特定演算モジュール812は、ブルートゥースドライバ814に指示してよい。
ブルートゥースドライバ814は、ブルートゥース位置特定信号を3回以上ブロードキャストするように、ブルートゥースモジュール(図示せず)に指示してよい。端末100からブロードキャストされるブルートゥース位置特定信号を受信した後、デバイスAのブルートゥースモジュールは、ブルートゥース位置特定信号をデバイスAのブルートゥースドライバ821に報告してよい。デバイスAは、受信したブルートゥース位置特定信号の信号強度に基づいてデバイスAと端末100との間の距離を算出してよく、ブルートゥースドライバ821を使用して、端末100にブルートゥース応答を返信するように、デバイスAのブルートゥースモジュールに指示してよい。ブルートゥース応答は、デバイスAと端末100との間の距離に関する情報を含む。端末100でのブルートゥースドライバ814は、ブルートゥースモジュールによって受信されるデバイスAと端末100との間の距離に関する複数の情報を、位置特定演算モジュール812に報告することができる。
毎回ブルートゥース位置特定信号が送信される端末100の位置と、デバイスAと端末100との間の距離に関する複数の情報とに基づいて、位置特定演算モジュール812は、端末100に対するデバイスAの位置情報を計算してよい。位置特定演算モジュール812は、端末100に対するデバイスAの位置情報を上位層アプリケーション(例えば、データ共有アプリケーション811)に報告してよい。データ共有アプリケーション811は、端末100に対するデバイスAの位置情報を表示してよい。
可能な実施では、デバイスA上のブルートゥースドライバ821は、端末100のブルートゥースドライバ814に、ブルートゥース位置特定信号が受信されたときの受信信号強度値を直接送信してよい。ブルートゥースドライバ814は、受信信号強度値を位置特定演算モジュール812へ送信する。位置特定演算モジュール812は、受信信号強度値に基づいて、デバイスAと端末100との間の距離に関する情報を計算する。
可能な実施では、デバイスAによってブロードキャストされ、端末100の移動プロセスの中の2つ以上の位置で受信された、ブルートゥース信号の信号強度値を、ブルートゥースドライバ814は位置特定演算モジュール812へ送信する。位置特定演算モジュール812は、デバイスAによってブロードキャストされたブルートゥース信号の受信信号強度値に基づいて、デバイスAと端末100との間の距離を計算することができる。
以下では、本出願の本実施形態で、ユーザが端末100を左及び右に移動させるプロセスの中で、ブルートゥースを使用して近傍デバイスを位置特定する方法について説明する。
図9Aを参照する。図9Aは、本出願の一実施形態によるブルートゥース位置特定の原理図である。図9Aに示すように、送信機はブルートゥース信号送信機であってよく、送信機は端末100に統合されてよい。受信機は、ブルートゥース信号受信機であってよく、受信機は、端末101、端末102及び端末103に統合されてよい。図9Aでは、端末100が3つの異なる位置でのブルートゥース位置特定信号を送信する例が、本出願で提供されるブルートゥース位置特定原理を説明するために使用される。
1、端末100のシェークプロセスの中で、送信機は、ブルートゥース低エネルギー(BLE)又はブルートゥースクラシック(BR/EDR)を介して、3つの異なる位置(例えば、位置1、位置2及び位置3)から、ブルートゥース位置特定信号を周辺デバイスへ送信することができる。送信機から送信されたブルートゥース位置特定要求を受信した後、近傍デバイスの受信機は、受信したブルートゥース位置特定信号の信号強度値を検出し、送信機と3つの位置での受信機との間の距離(即ち、端末100と近傍デバイスとの距離)を、3つの異なる位置の信号強度値に基づいて決定し、3つの距離の値を端末100へ返すことができる。
信号強度値に基づいて距離を算出する計算式は、次式(1)で表すことが可能である。
上述の式(1)において、dは、計算された距離値であり、RSSIは、受信信号強度値であり、Aは、送信機と受信機との距離が1mの場合の信号強度値であり、nは、プリセットの環境減衰係数である。
2、近傍デバイス(端末101、端末102又は端末103)は、近傍デバイスと端末100との間の距離を算出した後、3つの位置での端末100と近傍デバイスとの間の距離の値を、端末100に返すことができる。
3、端末100は、近傍デバイスから返された3つの位置の距離情報を受信した後、3つの距離の値と、端末100がブルートゥース位置特定信号を送信する3つの位置に関する情報とに基づいて、近傍デバイスの位置を決定することができる。
図9Bは、本出願の一実施形態による、3つの位置間の距離に基づいて、近傍デバイスの位置を決定する原理の概略図である。図9Bに示すように、端末100の送信機がブルートゥース位置特定信号を送信する3つの位置が、円の中心として使用される。その位置に対応する距離値が半径である。3つの円が描かれ、3つの円が1点で交わる可能性があり、3つの円の交点が近傍デバイスの位置である可能性がある。
以下に、本出願で提供されるデバイス位置特定方法の手順を説明する。
図10を参照する。図10は、デバイス位置特定方法のフローチャートである。方法フローチャートのデバイスは、端末100(第1電子デバイスと称してよい)と、近傍デバイス(第2電子デバイス又は第3電子デバイスと称してよい)とを含む。近傍デバイスは、図4に示す端末101、端末102又は端末103のいずれかであってよい。また、近傍デバイスは、前述の実施形態の中の、ブルートゥースデバイス又はアクセサリーデバイスであってよい。例えば、端末100、端末101、端末102、端末103の位置については、図4に示すシステムアーキテクチャーを参照するものとする。
図10に示すように、本方法は、以下のステップを含む。
S1001。端末100は、第1インターフェースを表示する。第1インターフェースは、プロンプト情報と、近傍デバイスの識別子とを含む。
プロンプト情報を使用して、ユーザに端末100をシェークするように促してよい。近傍デバイスの識別子は、デバイス名又はデバイスモデル(例えば、「HUAWEI P40」)である。
第1インターフェースは、前述のデータ共有インターフェース、ブルートゥース接続インターフェース、ブルートゥースデバイス設定インターフェース、又はデバイスサーチインターフェースであってよい。
第1インターフェースがデータ共有インターフェースである場合に、データ共有インターフェースは、ユーザによって選択されたファイルオブジェクトと、近傍デバイスの識別子と、プロンプト情報とを表示してよい。
例えば、ファイルオブジェクトは、ピクチャー、ビデオ又は文書のようなファイルオブジェクトであってよい。データ共有インターフェースについては、図5Eに示すピクチャー共有インターフェース550を参照するものとする。具体的な内容については、上述の実施形態を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
第1インターフェースがブルートゥース接続インターフェースである場合に、例えば、ブルートゥース接続インターフェースについては、図6Fに示すブルートゥース接続インターフェース640を参照するものとする。具体的な内容については、上述の実施形態を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
ブルートゥースデバイス設定インターフェースについては、図6Jに示すブルートゥースデバイス設定インターフェース670を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
デバイスサーチインターフェースについては、図7Eに示した前述の精密位置特定インターフェース750を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
S1002。端末100は、ユーザのシェーク動作を受容することができる。
このシェーク動作は、ユーザが端末100を保持し、端末100を左及び右にシェークすることであってよく、あるいはユーザが端末100を左にのみシェークすることであってよく、あるいは端末100を右にのみシェークすることであってよい。シェーク動作の軌道は直線であってよいし、又は曲線であってよい。これは、本出願において限定されない。
S1003。端末100は、2つ以上の位置、例えば、第1位置と第2位置とでブルートゥースを別々に使用して、ブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ送信する。
端末100がユーザによってシェークされるプロセスの中で、端末100は、ブルートゥースを使用して、別々に2つの位置で位置特定要求を、近傍デバイスへ送信してよい。端末100は、BLEブロードキャストを使用して、ブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ送信してよい。端末100が近傍デバイスへのブルートゥースクラシック(BR/EDR)接続を確立すると、端末100はブルートゥースクラシックを使用してブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ送信してよい。
S1004。近傍デバイスは、異なる瞬間で受信したブルートゥース位置特定信号のブルートゥース信号強度値を決定する。
近傍デバイスは第1の瞬間に、第1位置での端末100によって送信されたブルートゥース位置特定信号を受信し、近傍デバイスは第2の瞬間に、第2位置での端末100によって送信されたブルートゥース位置特定信号を受信することが、理解可能である。
可能な実施では、近傍デバイスは、異なる瞬間に受信されたブルートゥース位置特定信号のブルートゥース信号強度値に基づいて、端末100のブルートゥース位置特定信号送信位置(例えば、第1位置及び第2位置)までの距離を決定する。
ブルートゥース信号強度値に基づいて、近傍デバイスが距離を算出する処理については、上述の式(1)を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
S1005。近傍デバイスは、端末100に第1応答情報を返す。
可能な実施では、第1応答情報は、近傍デバイスと、端末100の位置特定要求が送信される位置との間の距離を含む。
可能な実施では、第1応答情報は、近傍デバイスによって受信された2つ以上のブルートゥース位置特定信号の信号強度値を含む。受信したブルートゥース位置特定信号の信号強度値を検出した後、近傍デバイスは、受信したブルートゥース位置特定信号の信号強度値を端末100に直接返すことができる。端末100は、上述の式(1)により、2つ以上の位置のそれぞれと周辺デバイスとの間の距離の値を算出することができる。
可能な実施では、近傍デバイスがブルートゥース信号を連続的にブロードキャストすることができ、端末100は、近傍デバイスによってブロードキャストされた受信ブルートゥース信号の信号強度値を、3つの位置で別々に検出してよい。端末100は、3つの位置での信号強度の値に基づいて、上述の式(1)により、3つの位置での端末100と周辺デバイスとの距離の値を算出することができる。
S1006。端末100は、応答情報に基づいて、近傍デバイスの第1位置情報を決定する。
近傍デバイスの第1位置情報は、近傍デバイスの第1方向及び/又は第1距離を含む。第1方向は、端末100に対する近傍デバイスの方向であり、第1距離は、近傍デバイスと端末100との間の距離である。
図11Aに示すように、端末100のちょうど前方(即ち、図4に示す実施形態で端末100の0度方向)を縦軸の正方向として、端末100のちょうど右方(即ち、図4に示す実施形態で端末100の90度方向)を横軸の正方向として、端末100は座標系を確立することができる。端末100のシェークの開始位置は、座標系の原点であってよい。端末100がユーザによってシェークされるプロセスの中で、端末100は、位置点1と位置点2とで別々にブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ送信することができる。端末100は、加速度センサとジャイロセンサとに基づいて、座標系での位置点1と位置点2との座標を測定してよい。位置点1における端末100と近傍デバイスとの間の距離はR1であってよく、位置点2における端末100と近傍デバイスとの間の距離はR2であってよい。
端末100は、位置点1を中心に使用し、R1を半径に使用することで、座標系に円を描画することができる。端末100は、位置点2を中心に使用し、R2を半径に使用することで、座標系に円を描画することができる。2つの円の交点は、2つある。端末100は、端末100の前方(即ち、座標系での縦軸の正方向)に位置する交点を、近傍デバイスの位置点として使用してよい。端末100は、位置点1と位置点2との座標を測定したので、端末100は、2つの円の交点の座標(即ち、近傍デバイスの座標)を算出してよい。次に、端末100は、2つの円の交点の座標に基づいて、座標系の原点に対する近傍デバイスの距離及び方向(即ち、近傍デバイスの位置情報)を算出してよい。
図11Bに示すように、端末100のちょうど前方(即ち、図4に示す実施形態で端末100の0度方向)を縦軸の正方向として使用し、端末100のちょうど右側(即ち、図4に示す実施形態で端末100の90度方向)を横軸の正方向として使用して、端末100は座標系を確立することができる。端末100のシェークの開始位置は、座標系の原点であってよい。端末100がシェークされるプロセスの中で、端末100は、位置点1と、位置点2と、位置点3とで、別々にブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ送信することができる。端末100は、加速度センサとジャイロセンサとに基づいて、座標系での位置点1と、位置点2と、位置点3との座標を測定することができる。位置点1での端末100と近傍デバイスとの間の距離は、R1であってよい。位置点2での端末100と近傍デバイスとの間の距離は、R2であってよい。位置点3での端末100と近傍デバイスとの間の距離は、R3であってよい。
端末100は、位置点1を中心に使用し、R1を半径に使用することで、座標系に円を描いてよい。端末100は、位置点2を中心に使用し、R2を半径に使用することで、座標系に円を描いてよい。端末100は、位置点3を中心に使用し、R3を半径に使用することで、座標系に円を描いてよい。3つの円の交点は、座標系での近傍デバイスの位置である。端末100は、位置点1の座標と、位置点2の座標と、位置点3の座標とを測定したので、端末100は、3つの円の交点の座標(即ち、近傍デバイスの座標)を算出することができる。次に、端末100は、3つの円の交点の座標に基づいて、座標系の原点に対する近傍デバイスの距離及び方向(即ち、近傍デバイスの位置情報)を算出することができる。
可能な実施では、端末100がシェークされる開始位置は、座標系の原点以外の別の点であってよい。例えば、端末100がシェークされるプロセスの中で、端末100は、位置点2、位置点1、及び位置点3において順次、ブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ送信してよい。あるいは、ブルートゥース位置特定信号は、位置点3、位置点1、及び位置点2で順次、近傍デバイスへ送信される。あるいは、ブルートゥース位置特定信号は、位置点2、位置点3、及び位置点1で順次、近傍デバイスへ送信される。
可能な実施では、端末100をシェークする軌道が厳密な直線である場合に、前述の3つの円は、2つの点で交差し、端末100は、座標系の第1象限又は第2象限内の交差点を、近傍デバイスの位置点として使用してよい。代わりに、ブルートゥースを使用して、近傍デバイスを再位置特定するように、端末100は、ユーザに携帯電話を再度シェークさせるように促すプロンプトを出力してよい。
S1007。端末100は、第2インターフェースを表示し、第2インターフェースは、第1位置情報とブルートゥースデバイスの識別子とを含む。
図5Fに示すように、第1インターフェースがデータ共有インターフェース(例えば、ピクチャー共有インターフェース)である場合に、端末100は、近傍デバイスの位置情報をピクチャー共有インターフェース550に表示してよい。例えば、近傍デバイスは端末101であってよい。端末101の位置情報は「前方の左30度かつ距離0.8m」であってよい。端末101のデバイス名(即ち、デバイス識別子)は「HUAWEI P40」であってよい。
可能な実施では、複数の近傍デバイス、例えば、端末101、端末102及び端末103が、端末100の周囲に存在する場合に、端末100は、複数のブルートゥースデバイスの中で第3電子デバイスの識別子を、指定された位置(例えば、第2インターフェースの左端)に表示してよい。第3電子デバイスは、ブルートゥース位置特定信号が送信される第1位置又は最後の位置に最も近い位置にある。
可能な実施では、端末100の周囲に複数の近傍デバイス、例えば、端末101、端末102及び端末103が存在する場合に、端末100は、好適な近傍デバイスをマークしてよい。
例えば、ユーザのシェーク動作が左右へのシェークであることを端末100が検出した場合に、端末100は、好適なデバイスとして、端末100のちょうど前方に最も近いデバイスを使用してよい。図12Aに示すように、端末100の周囲の近傍デバイスは、端末101と、端末102と、端末103とを含んでよい。端末100は、好適なデバイスとして、最大の夾角αを有する近傍デバイスを使用してよい。夾角αは、近傍デバイスの位置点と、互いに比較的離れた2つの他の位置点とによって形成される2つの直線の夾角であってよい。例えば、端末101の夾角αは、位置点2と端末101の位置とがある直線と、位置点3と端末101の位置とがある直線との間の夾角である。最大の夾角αを有する近傍デバイスは、端末100のちょうど前方に最も近い。例えば、端末101の夾角αが最大の場合に、端末100は、データ共有インターフェースの上で、端末101に対応するデバイス選択肢を、好適なデバイス選択肢としてマークすることができる。
別の例では、ユーザのシェーク動作が一方向の左シェーク、又は一方向の右シェークであることを端末100が検出した場合には、端末100は、好適なデバイスとして、シェーク動作方向がスタート位置に最も遠い、又は最も近いデバイスを使用してよい。図12Bに示すように、端末100の周囲の近傍デバイスは、端末101と、端末102と、端末103とを含んでよい。端末100は、ユーザのシェーク動作が一方向の右シェークであることを検出することができ、即ち、位置点1、位置点2及び位置点3において、ブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ順次送信することができる。端末103が端末100の最も右側にある場合に、端末100は、データ共有インターフェースの上で、端末103に対応するデバイス選択肢を好適なデバイス選択肢としてマークすることができる。
第1インターフェースがブルートゥース接続インターフェースである場合に、図6Gに示すように、端末100は、ブルートゥース接続インターフェース640内のブルートゥースデバイスに対応するデバイス選択肢の上に、端末100に対するブルートゥースデバイスの位置情報を表示してよい。具体的な内容については、図6Gに示した上述の実施形態を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
端末100は、第1インターフェースがデバイスサーチインターフェースである場合に、図7Fに示すように、ブルートゥースを使用してアクセサリーデバイスの位置を決定した後、座標グラフ760にアクセサリーデバイスの位置マーク762を表示し、位置マーク762の周囲で端末100に対するアクセサリーデバイスの位置情報(例えば、アクセサリーデバイスは、端末100の前面から30度左側に0.8m離れている)を表示してよい。具体的な内容については、図7Fに示した実施形態を参照するものとする。詳細は、ここでは再度説明しない。
いくつかの実施形態では、第1インターフェースが前述のデータ共有インターフェースである場合に、端末100は、近傍デバイスに対してユーザによって実行される選択動作を受容してよい。例えば、選択動作は、図5Fに示される実施形態でのデバイス選択肢561に対するユーザの入力動作(例えば、タッピング)であってよい。端末100は、データ共有要求を近傍デバイスへ送信する。端末100は、近傍デバイスへのデータ伝送接続を確立する。データ伝送接続は、Wi-Fiピアツーピア(Wi-Fi P2P),Wi-Fi softAP,又は超広帯域(ultra-wideband, UWB)などの通信接続であってよい。受信デバイスが端末100へのファイル転送接続を確立した後、端末100は、ユーザが選択したファイルデータを近傍デバイスへ伝送することができる。
可能な実施では、第1インターフェースが上述のデータ共有インターフェースである場合に、端末100が、ブルートゥースを使用して、端末100の周囲にただ1つの近傍デバイスを見つけたならば、端末100は、ユーザのシェーク動作に応答して、端末100に対する近傍デバイスの位置情報を決定し、データ共有インターフェースでの位置情報を表示し、近傍デバイスへのデータ伝送接続を確立することができる。
本出願のデバイス位置特定方法によれば、ユーザが接続する必要のある近傍デバイスを選択する前に、端末は端末を左及び右に動かすようにユーザに促すことができる。その後、端末は、移動プロセスの中の2つ以上の位置でブルートゥースを使用してブルートゥース位置特定信号を近傍デバイスへ送信し、受信したブルートゥース位置特定信号の信号強度値に基づいて近傍デバイスが算出した距離値を受信する。そして、2つ以上の位置の情報と、端末100と近傍デバイスとの間の距離情報とに基づいて、端末100は、端末100に対する近傍デバイスの位置を決定し、近傍デバイスの位置をユーザに出力する。このように、データを共有する際に、ユーザは、共有のために接続する必要のある受信デバイスを正確に選択することができ、ユーザに利便性を提供する。
結論として、以上の実施形態は、本出願の技術的解決策を記載することを単に意図したものであって、本出願を限定しない。本出願は、前述の実施形態を参照して詳細に説明されているが、当業者は、本出願の実施形態の技術的解決策の範囲から逸脱することなく、前述の実施形態に記載された技術的解決策を変更したり、その技術的特徴のいくつかを同等に置き換えたりすることができることを理解するものとする。