[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP7485624B2 - 緩衝器 - Google Patents

緩衝器 Download PDF

Info

Publication number
JP7485624B2
JP7485624B2 JP2021020665A JP2021020665A JP7485624B2 JP 7485624 B2 JP7485624 B2 JP 7485624B2 JP 2021020665 A JP2021020665 A JP 2021020665A JP 2021020665 A JP2021020665 A JP 2021020665A JP 7485624 B2 JP7485624 B2 JP 7485624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
port
shock absorber
cylinder
choke passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021020665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022123383A (ja
Inventor
隆久 望月
卓宏 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
KYB Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KYB Corp filed Critical KYB Corp
Priority to JP2021020665A priority Critical patent/JP7485624B2/ja
Priority to US18/265,809 priority patent/US20240052908A1/en
Priority to DE112021007082.7T priority patent/DE112021007082T5/de
Priority to PCT/JP2021/047058 priority patent/WO2022172601A1/ja
Publication of JP2022123383A publication Critical patent/JP2022123383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7485624B2 publication Critical patent/JP7485624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/34Special valve constructions; Shape or construction of throttling passages
    • F16F9/3405Throttling passages in or on piston body, e.g. slots

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

本発明は、緩衝器に関する。
緩衝器は、たとえば、シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるピストンロッドと、シリンダ内に摺動自在に挿入されるとともにピストンロッドに連結されるピストンと、ピストンでシリンダ内に区画されるとともに作動油が充填される伸側室と圧側室と、ピストンに設けられて伸側室と圧側室とを連通する伸側ポートと圧側ポートと、ピストンの圧側室側端に積層されるとともにピストンロッドに内周が固定されて外周の撓みが許容されて伸側ポートを開閉する環状の伸側リーフバルブと、ピストンの伸側室側端に積層されるとともにピストンロッドに内周が固定されて外周の撓みが許容されて圧側ポートを開閉する環状の圧側リーフバルブと、ピストンに設けられて伸側室と圧側室とを連通するチョーク通路とを備えるものがある。
このように構成された緩衝器が低速で伸縮作動する場合、伸側リーフバルブ或いは圧側リーフバルブが開弁しないので、作動油がチョーク通路を通って伸側室と圧側室とを行き来する。よって、従来の緩衝器は、低速で伸縮作動する際には、チョーク通路のみを作動油が通過する際の圧力損失に依存した減衰力を発揮する(特許文献1参照)。チョーク通路のみを作動油が通過する際に緩衝器が発生する減衰力の伸縮速度に対する特性(減衰力特性)は、所謂チョーク特性と称される伸縮速度に概ね比例して減衰力が大きくなる特性となっている。よって、このようにチョーク通路をピストンに設ける場合、緩衝器の減衰力が伸長速度の二乗に比例する特性となるオリフィスに比べると減衰力の設定が比較的容易になる。
特開2007-132389号公報
ここで、チョーク通路の通路長さが長くなれば長くなるほど、作動油の流れに対して与える抵抗が大きくなり、緩衝器の減衰力を大きくできる。以上から、従来の緩衝器において、オリフィスに代えてチョーク通路をピストンに設ける場合、要求される減衰力特性に応じてチョーク通路の長さを設定すればよい。
しかしながら、従来の緩衝器では、ピストンにチョーク通路を設ける場合、ピストンの伸側室端から圧側室端へ軸方向に貫通するように設けられており、チョーク通路の長さをピストンの軸方向の長さ以上に設定できない。また、ピストンの軸方向長さを長くすると緩衝器のストローク長が犠牲になるので、ピストンの軸方向長さを長くするにも限界がある。
以上より、オリフィスを用いると減衰力特性の設定が難しくなるのでチョーク通路を利用したいものの、従来の緩衝器では、チョーク通路を長くとることができないために、低速で伸縮する際の減衰力を高く設定できないという問題があった。
そこで、本発明は、低速で伸縮する際の減衰力を大きくでき減衰力特性の設定も容易となる緩衝器の提供を目的としている。
前記した課題を解決するために、本発明の緩衝器は、シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、円盤状であってシリンダ内に挿入されてシリンダ内に二つの作動室を区画する区画部材とを備え、区画部材は二つの作動室を連通するとともに区画部材の内周或いは外周の一方に屈曲する屈曲部を有するポートと、二つの作動室を連通するとともに区画部材のポートの屈曲部より内周側或いは外周側であって屈曲部の屈曲側とは反対側を周方向に沿って通る部分を有するチョーク通路とを備えている。このように構成された緩衝器では、チョーク通路が円盤状の区画部材のポートより内周側或いは外周側のデッドスペースに周方向に沿って設けられる部分を備えているので、区画部材の軸方向長さを長くせずに、チョーク通路の通路長を長くできる。チョーク通路の通路長を長くできるから、チョーク通路の通路長の設計自由度が向上し、区画部材に十分な長さのチョーク通路を形成できる。さらに、このように構成された緩衝器によれば、区画部材の屈曲部より内周側或いは外周側にチョーク通路の周方向に沿って区画部材のポートより内周側或いは外周側を通る部分を設けるスペースが形成され、ピストンに無理なくチョーク通路を形成できる。
他の発明の緩衝器は、シリンダと、シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、円盤状であってシリンダ内に挿入されてシリンダ内に二つの作動室を区画する区画部材とを備え、区画部材は、二つの作動室を連通するポートと、二つの作動室を連通するとともに区画部材のポートより内周側或いは外周側を周方向に沿って通る部分を有するチョーク通路と、一端外周にシリンダとの間に作動室の一方に面する環状隙間を形成する小径部とを有し、チョーク通路は、小径部から開口して区画部材の他端へ通じることを特徴とする。このように構成された緩衝器では、チョーク通路が円盤状の区画部材のポートより内周側或いは外周側のデッドスペースに周方向に沿って設けられる部分を備えているので、区画部材の軸方向長さを長くせずに、チョーク通路の通路長を長くできる。チョーク通路の通路長を長くできるから、チョーク通路の通路長の設計自由度が向上し、区画部材に十分な長さのチョーク通路を形成できる。さらに、このように構成された緩衝器によれば、区画部材に形成されるポートを囲む環状弁座の直径を大きく確保でき、リーフバルブの開弁応答性を向上させることができ、製品毎の減衰力特性のばらつきを少なくすることができる。また、他の発明の緩衝器では、チョーク通路における前記部分は、螺旋状であって区画部材のポートより内周側或いは外周側に配置されてもよい。このように構成された緩衝器によれば、区画部材のデッドスペースを有効に利用して区画部材内を周方向に周回させる回数の設定でチョーク通路の長さを設定でき、チョーク通路の通路長の設計自由度を大きく向上できる。
そしてさらに、本発明の緩衝器における区画部材は、一端外周にシリンダとの間に一方の作動室に面する環状隙間を形成する小径部を備え、チョーク通路は、小径部から開口して区画部材の他端へ通じるよう形成されてもよい。このように構成された緩衝器によれば、区画部材に形成されるポートを囲む環状弁座の直径を大きく確保でき、リーフバルブの開弁応答性を向上させることができ、製品毎の減衰力特性のばらつきを少なくすることができる。
また、本発明の緩衝器における区画部材は、作動室の一方から他方へ向かう流体の流れを許容する複数のポートと、区画部材の各ポートより内周側であって各ポートと径方向で並ばない位置に設けられるとともに作動室の他方から一方へ向かう流体の流れを許容する複数の第2ポートとを備え、チョーク通路の一端が各ポートのうち一つに接続され、チョーク通路の他端が各第2ポートのうち一つに接続されてもよい。このように構成された緩衝器によれば、区画部材に形成されるポートおよび第2ポートを囲む環状弁座の直径を大きく確保でき、リーフバルブの開弁応答性を向上させることができ、製品毎の減衰力特性のばらつきを少なくすることができる。
以上より、本発明の緩衝器によれば、低速で伸縮する際の減衰力を大きくでき減衰力特性の設定も容易となる。
一実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの平面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンのAA断面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの底面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの第1変形例における断面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの第2変形例における断面図である。 第3変形例のピストンを備えた一実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの第3変形例における平面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの第3変形例におけるBB断面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの第3変形例における底面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの第4変形例における平面図である。 一実施の形態における緩衝器のピストンの第5変形例における断面図である。
以下、図に示した実施の形態に基づき、本発明を説明する。図1に示すように、一実施の形態における緩衝器Dは、シリンダ1と、シリンダ1内に移動自在に挿入されるロッド2と、シリンダ1内に挿入されてシリンダ1内に二つの作動室としての伸側室R1と圧側室R2とを区画する区画部材としてのピストン3とを備えている。そして、この緩衝器Dの場合、たとえば、図示しない車両における車体と車軸との間に介装されて使用され、車体および車輪の振動を抑制する。
以下、緩衝器Dの各部について詳細に説明する。図1に示すように、シリンダ1の上端には、環状のロッドガイド10が装着されており、シリンダ1の下端はキャップ11で閉塞されている。そして、シリンダ1内には、先端にピストン3が装着されたロッド2が移動自在に挿入されている。
ロッド2は、ロッドガイド10内に摺動自在に挿通されてシリンダ1内に挿入されており、ロッドガイド10によって軸方向への移動が案内される。また、シリンダ1内は、ピストン3によって、作動油等の流体が充填される伸側室R1と圧側室R2とに区画されている。なお、流体は、作動油以外にも、たとえば、水、水溶液といった液体の使用もできる。また、流体を液体に代えて気体としてもよい。
なお、シリンダ1内であって圧側室R2よりも下方には、シリンダ1内に摺動自在に挿入されるフリーピストン6によって気室Gが区画されている。そして、気室Gは、シリンダ1に対してロッド2が軸方向に変位すると、ロッド2のシリンダ1内に出入りする体積に応じてフリーピストン6がシリンダ1に対して軸方向へ変位することで拡縮され、この気室Gの容積変化によりシリンダ1内に出入りするロッド2の体積補償がなされる。このように緩衝器Dは、所謂単筒型の緩衝器とされているが、シリンダ1外にリザーバを備える復筒型の緩衝器として構成されてもよい。
戻って、ロッド2は、その図1中下端となる先端部2aの外周に設けた螺子部2bと、先端部2aより上方の外周に装着されるCリング2cとを備えている。ロッド2の先端部2aの外周に、環状に形成された伸側のリーフバルブ7および圧側のリーフバルブ8が環状のピストン3とともに装着される。これらリーフバルブ7,8およびピストン3は、螺子部2bに螺着されるピストンナット9とCリング2cとで挟持されてロッド2の先端部2aの外周に固定されている。
ピストン3は、図2から図4に示すように、円盤状であって、中央にロッド2の先端部2aが挿通される挿通孔3aと、同一円周上に設けられた軸方向視で円弧状の伸側ポート3bおよび圧側ポート3cとを備えている。また、伸側ポート3bと圧側ポート3cは、ピストン3に3つずつ同一円周上に交互に並べて設けられており、区画部材としてのピストン3におけるポートとされている。
また、ピストン3は、図4に示すように、圧側室R2側に面する端部に伸側ポート3bをそれぞれ取り囲む花弁型の弁座3dを備えるとともに、図2に示すように、伸側室R1側に面する端部に圧側ポート3cをそれぞれ取り囲む花弁型の弁座3eを備えている。このように、本実施の形態の緩衝器Dのピストン3に設けられた伸側ポート3bは、それぞれが連通されない独立開口のポートとされ、圧側ポート3cもまた、それぞれが連通されない独立開口のポートとされている。
そして、ピストン3は、図2から図4に示すように、ピストン3の伸側ポート3bと圧側ポート3cより外周側に配置されて、これら伸側ポート3bと圧側ポート3cを取り囲む螺旋状のチョーク通路T1を備えている。つまり、チョーク通路T1は、螺旋状に形成されて、ピストン3のポートとしての伸側ポート3bと圧側ポート3cの外周側を周方向に沿って通る螺旋状の部分を含んで形成されている。より詳細には、チョーク通路T1は、螺旋状であって、ピストン3の伸側室R1側端の弁座3eの外周側から開口してピストン3の圧側室R2側端の弁座3dの外周側へ通じて、伸側室R1と圧側室R2とを連通している。
なお、チョーク通路T1は、図示はしないが、ピストン3の伸側ポート3bと圧側ポート3cより外周側に配置される螺旋状の部分と、ピストン3の伸側室R1側端の弁座3eの外周側から軸方向に開口して螺旋状の前記部分に接続される部分と、ピストン3の圧側室R2側端の弁座3dの外周側から軸方向に開口して螺旋状の前記部分に接続される部分とで形成されてもよい。また、螺旋状のチョーク通路T1は、図5に示す第1変形例および図6に示す第2変形例におけるピストン3のように、ピストン3の伸側ポート3bと圧側ポート3cより内周側に配置されてもよい。チョーク通路T1がピストン3の伸側ポート3bと圧側ポート3cより内周側に配置される場合、図5に示すように、チョーク通路T1の螺旋状の部分T1aを、それぞれピストン3の伸側室R1側端と圧側室R2側端に連通させる部分T1b,T1cをピストン3の伸側ポート3bと圧側ポート3cとの間に設ければよい。また、チョーク通路T1をピストン3の伸側ポート3bと圧側ポート3cより内周側に配置する場合、図6に示すように、チョーク通路T1の一端および他端を挿通孔3aにそれぞれ開口させて、ロッド2に開口の一方を伸側室R1に連通する通路2dと開口の他方を圧側室R2に連通する通路2eを設けるようにしてもよい。
なお、前述のように構成されたピストン3は、3Dプリンタを利用して製造することができる。3Dプリンタを利用すれば、簡単に複雑な構造を持つチョーク通路T1を伸側ポート3bおよび圧側ポート3cとともにピストン3に形成することができる。
伸側のリーフバルブ7は、複数枚の環状板を積み重ねた積層リーフバルブとされており、ピストン3の図1中圧側室R2を向く下面に積層されている。伸側のリーフバルブ7は、内周がピストンナット9とCリング2cとで挟持されて固定されており、自由端である外周側の撓みが許容され、弁座3dに対して離着座して伸側ポート3bの出口端を開閉する。このように、伸側のリーフバルブ7は、ピストン3に重ねてピストンナット9とロッド2のCリング2cとで挟持されてロッド2に固定されると、弁座3dに当接してピストン3に積層される。そして、伸側のリーフバルブ7は、外周が弁座3dに着座した状態では、伸側ポート3bを閉塞して伸側ポート3bを介しての伸側室R1と圧側室R2との連通を断つ。また、伸側のリーフバルブ7は、伸側ポート3bを介して伸側室R1の圧力を受けて撓んで弁座3dから離座すると、伸側ポート3bを開放し、伸側室R1と圧側室R2とを連通し、伸側室R1から圧側室R2へ向かう作動油の流れに抵抗を与える。
また、圧側のリーフバルブ8は、複数枚の環状板を積み重ねた積層リーフバルブとされており、ピストン3の図1中伸側室R1を向く上面に積層されている。圧側のリーフバルブ8は、内周がピストンナット9とCリング2cとで挟持されて固定されており、自由端である外周側の撓みが許容され、弁座3eに対して離着座して圧側ポート3cの出口端を開閉する。このように、圧側のリーフバルブ8は、ピストン3に重ねてピストンナット9とロッド2のCリング2cとで挟持されてロッド2に固定されると、弁座3eに当接してピストン3に積層される。そして、圧側のリーフバルブ8は、外周が弁座3eに着座した状態では、圧側ポート3cを閉塞して圧側ポート3cを介しての圧側室R2と伸側室R1との連通を断つ。また、圧側のリーフバルブ8は、圧側ポート3cを介して圧側室R2の圧力を受けて撓んで弁座3eから離座すると、圧側ポート3cを開放し、圧側室R2と伸側室R1とを連通し、圧側室R2から伸側室R1へ向かう作動油の流れに抵抗を与える。
緩衝器Dは、以上のように構成され、以下に、緩衝器Dの作動について説明する。まず、シリンダ1に対してロッド2が図1中上方へ移動して緩衝器Dが伸長作動する場合の作動について説明する。緩衝器Dが伸長作動すると、ピストン3がシリンダ1に対して図1中上方へ移動するので、伸側室R1が圧縮され圧側室R2が拡大される。
すると、伸側室R1内の圧力が上昇する。この圧力がピストン3の図1中上端に積層されているリーフバルブ8によって閉塞されていない伸側ポート3bを通じて伸側のリーフバルブ7に作用する。緩衝器Dの伸長速度が低速であって、伸側室R1内の圧力がリーフバルブ7の開弁圧に達しない場合、作動油はチョーク通路T1のみを介して伸側室R1から圧側室R2へ移動する。よって、緩衝器Dは、伸長速度が低速である場合、チョーク通路T1がこれを通過する作動油に抵抗を与えて減衰力を発生する。また、緩衝器Dの伸長速度が低速を超えて高速域に達するとリーフバルブ7が撓んで弁座3dから離座して、伸側ポート3bを開放するので、伸側室R1内の作動油は、伸側ポート3bおよびチョーク通路T1を通過して圧側室R2へ移動するようになる。チョーク通路T1は、流量が多くなるとリーフバルブ7よりも作動油の流れに対して大きな抵抗を与えるようになる。よって、緩衝器Dの伸長速度が高速となると、作動油はチョーク通路T1を通過し難くなるため、伸側ポート3bを優先的に通過するようになる。よって、緩衝器Dは、伸長速度が低速を超えて高速域に達する場合、ほぼリーフバルブ7が作動油の流れに与える抵抗によって減衰力を発生する。なお、緩衝器Dの伸長時には、シリンダ1内からロッド2が退出するため、フリーピストン6がシリンダ1に対して図1中上方へ移動し、ロッド2がシリンダ1内から退出する体積分だけ気室Gの容積が拡大し、シリンダ1内から退出するロッド2の体積補償がなされる。
つづいて、シリンダ1に対してロッド2が図1中下方へ移動して緩衝器Dが収縮作動する場合の作動について説明する。緩衝器Dが収縮作動すると、ピストン3がシリンダ1に対して図1中下方へ移動するので、圧側室R2が圧縮され伸側室R1が拡大される。
すると、圧側室R2内の圧力が上昇する。この圧力がピストン3の図1中下端に積層されているリーフバルブ7によって閉塞されていない圧側ポート3cを通じて圧側のリーフバルブ8に作用する。緩衝器Dの収縮速度が低速であって、圧側室R2内の圧力がリーフバルブ8の開弁圧に達しない場合、作動油はチョーク通路T1のみを介して圧側室R2から伸側室R1へ移動する。よって、緩衝器Dは、収縮速度が低速である場合、チョーク通路T1がこれを通過する作動油に抵抗を与えて減衰力を発生する。また、緩衝器Dの収縮速度が低速を超えて高速域に達するとリーフバルブ8が撓んで弁座3eから離座して、圧側ポート3cを開放するので、圧側室R2内の作動油は、圧側ポート3cおよびチョーク通路T1を通過して伸側室R1へ移動するようになる。チョーク通路T1は、流量が多くなるとリーフバルブ8よりも作動油の流れに対して大きな抵抗を与えるようになる。よって、緩衝器Dの収縮速度が高速となると、作動油はチョーク通路T1を通過し難くなるため、圧側ポート3cを優先的に通過するようになる。よって、緩衝器Dは、収縮速度が低速を超えて高速域に達する場合、ほぼリーフバルブ8が作動油の流れに与える抵抗によって減衰力を発生する。なお、緩衝器Dの収縮時には、シリンダ1内へロッド2が侵入するため、フリーピストン6がシリンダ1に対して図1中下方へ移動し、ロッド2がシリンダ1内へ侵入する体積分だけ気室Gの容積が縮小し、シリンダ1内へ侵入するロッド2の体積補償がなされる。
このように、緩衝器Dの伸縮速度が低速である場合、緩衝器Dは、チョーク通路T1によって減衰力を発生し、緩衝器Dの伸縮速度が高速である場合、緩衝器Dは、リーフバルブ7,8によって減衰力を発生する。よって、本実施の形態の緩衝器Dの減衰力特性は、緩衝器Dの伸縮速度が低速時には前記伸縮速度にほぼ比例するチョーク特性となり、緩衝器Dの伸縮速度が高速となるとリーフバルブ7,8のバルブ特性に変化する特性となる。
本実施の形態の緩衝器Dは、前述したように、シリンダ1と、シリンダ1内に移動自在に挿入されるロッド2と、円盤状であってシリンダ1内に挿入されてシリンダ1内を二つの作動室としての伸側室R1と圧側室R2とに区画するピストン(区画部材)3とを備え、ピストン(区画部材)3は、伸側室R1と圧側室R2とを連通する伸側ポート(ポート)3bおよび圧側ポート(ポート)3cと、伸側室R1と圧側室R2とを連通するとともにピストン(区画部材)3の伸側ポート(ポート)3bおよび圧側ポート(ポート)3cより外周側を周方向に沿って通る部分を有するチョーク通路T1とを備えている。
このように構成された緩衝器Dでは、チョーク通路T1が円盤状のピストン(区画部材)3の伸側ポート(ポート)3bおよび圧側ポート(ポート)3cの外周のデッドスペースに周方向に沿って設けられる部分を備えているので、ピストン(区画部材)3の軸方向長さを長くせずに、チョーク通路T1の通路長を長くできる。チョーク通路T1の通路長を長くできるから、チョーク通路T1の通路長の設計自由度が向上し、ピストン(区画部材)3に十分な長さのチョーク通路T1を形成できる。このように、本実施の形態の緩衝器Dによれば、チョーク通路T1の通路長を長くでき、減衰力不足の対策として減衰力特性の設定が難しいオリフィスを利用しなくてもよいので、低速で伸縮する際の減衰力を大きくできるとともに、減衰力特性の設定も容易となる。
なお、チョーク通路T1は、前述した通り、チョーク通路T1が円盤状のピストン(区画部材)3の伸側ポート(ポート)3bおよび圧側ポート(ポート)3cより内周のデッドスペースに周方向に沿って設けられる部分を備えてもよい。このように構成された緩衝器Dでも、チョーク通路T1の通路長を長くでき、減衰力不足の対策として減衰力特性の設定が難しいオリフィスを利用しなくてもよいので、低速で伸縮する際の減衰力を大きくできるとともに、減衰力特性の設定も容易となる。
また、本実施の形態の緩衝器Dでは、チョーク通路T1におけるピストン(区画部材)3の伸側ポート(ポート)3bおよび圧側ポート(ポート)3cより内周或いは外周に設けられる部分は、螺旋状であるので、ピストン(区画部材)3のデッドスペースを有効に利用してピストン(区画部材)3内を周方向に周回させる回数の設定でチョーク通路T1の長さを設定でき、チョーク通路T1の通路長の設計自由度を大きく向上できる。
なお、本実施の形態の緩衝器Dでは、区画部材をピストン3としているが、シリンダ1に固定される態様で使用される隔壁等を区画部材としてもよい。たとえば、シリンダの外方にリザーバを備える複筒型の緩衝器においてシリンダの端部に固定されるバルブケースを区画部材として、バルブケースで区画されるリザーバと圧側室とを作動室として、バルブケースにチョーク通路を形成してもよい。
また、図7に示すように、区画部材の第3変形例としてピストン20は以下のように構成されてもよい。ピストン20は、図7から図10に示すように、円盤状であって中央にロッド2の挿通を許容する挿通孔21aを備えたピストン本体21と、ピストン本体21の図9中下端外周から垂下される筒状の延長部22と、ピストン本体21の外周の途中から延長部の外周に設けられる複数の環状溝を有するリング装着部23と、リング装着部23の外周に装着されるピストンリング24とを備えている。このように構成されたピストン20では、ピストン本体21のピストンリング24が装着されていない部分の外径がピストンリング24の外径よりも小径となっており、この部分とシリンダ1との間に環状隙間Cが形成されている。つまり、ピストン本体21のピストンリング24が装着されていない部分でピストン20に小径部25が形成されている。
また、ピストン20におけるピストン本体21には、伸側室R1と圧側室R2とを連通する軸方向視で円弧状の3つの圧側ポート21cと、伸側室R1と圧側室R2とを連通する軸方向視で円形の3つの第2ポートとしての伸側ポート21bとを備えている。伸側ポート21bは、ピストン20のピストン本体21に同一円周上に等間隔に設けられており、圧側ポート21cは、ピストン20のピストン本体21の伸側ポート21bよりも外周側であって同一円周上に等間隔に設けられている。そして、ピストン本体21の圧側室R2側端には、各伸側ポート21bの外周側を取り囲む伸側環状弁座21dが設けられており、ピストン本体21の伸側室R1側端には、伸側ポート21bと圧側ポート21cとの間に設けられて各伸側ポート21bの外周側を取り囲む内側環状弁座21eと、各圧側ポート21cの外周側を取り囲む圧側環状弁座21fとが設けられている。
伸側ポート21bと圧側ポート21cとは、ピストン本体21に対して互いに周方向にずれた位置、つまり、ピストン本体21に対して径方向で並ばない位置に設けられている。さらに、ピストン本体21に対して伸側ポート21bよりも外周側に設けられている圧側ポート21cは、図9に示すように、中央にピストン本体21の内周側に屈曲している屈曲部21c1を備えている。
そして、ピストン20には、チョーク通路T2が設けられている。チョーク通路T2は、ピストン本体21の外周である小径部25から開口して図9中斜め下方でかつピストン20の中央方向へ向かって延びてピストン本体21の軸方向中央にまで通じる部分T2aと、ピストン本体21の図9中下端であって伸側ポート21cの開口よりも外周であって伸側ポート21bに径方向で対向する位置から開口し軸方向へ延びてピストン本体21の軸方向中央にまで通じる部分T2bと、図8に示すようにピストン20におけるポートとしての圧側ポート21cと第2ポートとしての伸側ポート21bの外周側に配置されて周方向に沿って通るとともに部分T2aと部分T2bとを連通する部分T2cとを備えて構成されている。なお、部分T2cの周方向長さは、ピストン20におけるピストン本体21の軸方向長さよりも長くなるように設定されているが、減衰力の設定により任意の長さに設定できる。また、部分T2cは、ピストン本体21の径方向に蛇行しつつ周方向に沿って延長されてもよい。
チョーク通路T2におけるピストン20の圧側ポート21cと伸側ポート21bより外周側を周方向に沿って通る部分T2cは、圧側ポート21cの屈曲部21c1の外側を通っており、図8に示すように、ピストン20を軸方向から見て圧側ポート21cの開口端と重なる位置に配置されている。つまり、チョーク通路T2における前記部分T2cは、圧側ポート21cの屈曲部21c1の外周であって屈曲部21c1の屈曲側とは反対側に配置されるとともに、ピストン20の軸方向で圧側ポート21cの伸側室R1側の開口と圧側室R2側の開口との間に配置されている。圧側ポート21cから見れば、圧側ポート21cは、中央にチョーク通路T2の前記部分T2cを避ける屈曲部21c1を備えている。
このように圧側ポート21cが途中に屈曲部21c1を備えていることで、ピストン20の屈曲部21c1より外周側にチョーク通路T2の周方向に沿って圧側ポート21cより外周側を通る部分T2cを設けるスペースが形成され、ピストン20に無理なくチョーク通路T2を形成できる。なお、第2ポートとしての各伸側ポート21bは、各圧側ポート21cよりも内周側に設けられているので、チョーク通路T2の前記部分T2cを設けるスペースを確保するために屈曲部を備える必要はない。なお、圧側ポート21cと伸側ポート21bとが同一円周上に設けられていて屈曲部を備えていないと、チョーク通路T2の部分T2cを設けるスペースをピストン20に確保できない場合、圧側ポート21cと伸側ポート21bとに屈曲部を設けてもよい。
また、チョーク通路T2は、図11に示す第4変形例および図12に示す第5変形例におけるピストン20のように形成されてもよい。具体的には、チョーク通路T2は、部分T2cのみを有していて、図11に示すように、ピストン20内で圧側ポート21cと伸側ポート21bとを連通して、圧側ポート21cと伸側ポート21bを介して伸側室R1と圧側室R2とを連通している。さらには、チョーク通路T2における部分T2cは、図12に示すように、ピストン20の伸側ポート21bと圧側ポート21cより内周側に配置されてもよい。この場合、内周側の伸側ポート21bがチョーク通路T2の部分T2cを設けるスペースを圧迫しないように、伸側ポート21bをポートとしてピストン20の外周側に屈曲する屈曲部21b1を設けて部分T2cを設けるスペースを確保し、圧側ポート21cについては屈曲部を設けなくともよい。なお、チョーク通路T2をピストン20の伸側ポート21bと圧側ポート21cより内周側に配置する場合、図6に示した例と同様に、チョーク通路T2の一端および他端を挿通孔21aにそれぞれ開口させて、ロッド2に開口の一方を伸側室R1に連通する通路2dと開口の他方を圧側室R2に連通する通路2eを設けるようにしてもよい。
前述のようにピストン20にチョーク通路T2を形成しても、チョーク通路T2が円盤状のピストン(区画部材)20の圧側ポート(ポート)21cより外周側のデッドスペースに周方向に沿って設けられる部分を備えているので、ピストン(区画部材)20の軸方向長さを長くせずに、ピストン(区画部材)20の軸方向長さよりも長さを得やすい周方向に沿ってチョーク通路T2の通路長を長くできる。チョーク通路T2の通路長を長くできるから、チョーク通路T2の通路長の設計自由度が向上し、ピストン(区画部材)20に十分な長さのチョーク通路T2を形成できる。よって、前述のようにピストン20にチョーク通路T2を形成した本実施の形態の緩衝器Dによれば、チョーク通路T2の通路長を長くでき、減衰力不足の対策として減衰力特性の設定が難しいオリフィスを利用しなくてもよいので、低速で伸縮する際の減衰力を大きくできるとともに、減衰力特性の設定も容易となる。
なお、チョーク通路T2は、前述した通り、チョーク通路T2が円盤状のピストン(区画部材)20の圧側ポート(ポート)21cより内周側のデッドスペースに周方向に沿って設けられる部分を備えてもよい。このように構成された緩衝器Dでも、チョーク通路T2の通路長を長くでき、減衰力不足の対策として減衰力特性の設定が難しいオリフィスを利用しなくてもよいので、低速で伸縮する際の減衰力を大きくできるとともに、減衰力特性の設定も容易となる。
また、前述した第3変形例のピストン(区画部材)20では、圧側ポート(ポート)21cは、ピストン(区画部材)20の内周に屈曲する屈曲部21c1を備え、チョーク通路T2におけるピストン(区画部材)20の圧側ポート(ポート)21cの外周側に配置されて周方向に沿って通る部分T2cが圧側ポート(ポート)21cの屈曲部21c1より外周側であって屈曲部21c1の屈曲側とは反対側に配置されている。このように構成された緩衝器Dによれば、ピストン(区画部材)20の屈曲部21c1より外周側にチョーク通路T2の周方向に沿って圧側ポート(ポート)21cより外周側を通る部分T2cを設けるスペースが形成され、ピストン(区画部材)20に無理なくチョーク通路T2を形成できる。なお、図12に示すように、チョーク通路T2の部分T2cをピストン20の伸側ポート(ポート)21bより内周側に配置する場合には、伸側ポート(ポート)21cにピストン(区画部材)20の外周側へ屈曲する屈曲部21b1を設け、チョーク通路T2における伸側ポート(ポート)21bより内周側に配置されて周方向に沿って通る部分T2cが、ピストン(区画部材)20の伸側ポート(ポート)21bの屈曲部21b1より内周側であって屈曲部21b1の屈曲側とは反対側に配置されてもよい。このように構成された緩衝器Dによっても、ピストン20の屈曲部21b1の内周側にチョーク通路T2の周方向に沿ってピストン20の伸側ポート(ポート)21bより内周を通る部分T2cを設けるスペースが形成され、ピストン20に無理なくチョーク通路T2を形成できる。
さらに、前述した第3変形例のピストン(区画部材)20は、一端となる伸側室側端の外周にシリンダ1との間に伸側室(一方の作動室)R1に面する環状隙間Cを形成する小径部25を備え、チョーク通路T2は、小径部25から開口してピストン(区画部材)20の他端となる圧側室側端へ通じている。このように構成されたピストン(区画部材)20では、チョーク通路T2の伸側室R1側の出口端がピストン(区画部材)20の外周側部である小径部25に形成されており、ピストン(区画部材)20の伸側室(一方の作動室)R1に面する端部にチョーク通路T2の伸側室R1側の出口端を設けなくて済む。したがって、チョーク通路T2に邪魔されることなく、圧側ポート(ポート)21cの出口端を、ピストン(区画部材)20の伸側室(一方の作動室)R1に面する端部の外周側へ配置できる。よって、このように構成された緩衝器Dによれば、ピストン(区画部材)20に形成される圧側ポート(ポート)21cを囲む圧側環状弁座21fの直径を大きく確保できるから、圧側のリーフバルブ8の圧側室R2の圧力を受ける受圧面積が大きくなってリーフバルブ8の開弁応答性が向上する。よって、このように構成された緩衝器Dによれば、リーフバルブ8の開弁応答性を向上させることができるので、製品毎の減衰力特性のばらつきを少なくすることができる。
なお、小径部は、ピストン20の圧側室側の外周に設けられてもよく、この場合には、伸側ポート21bを圧側ポート21cよりも外周側に配置して、チョーク通路T2の伸側室側端を小径部に開口させればよい。このようにすると、伸側ポート21bの出口端のピストン20への外周側への形成にあたり、チョーク通路T2が邪魔にならなくなり、伸側ポート21bを取り囲む伸側環状弁座21dの直径を大きくしてリーフバルブ7の開弁応答性を向上して、緩衝器Dの減衰力特性の製品毎のばらつきを少なくできる。
さらに、前述した第4変形例のピストン(区画部材)20は、圧側室R2から伸側室R1へ向かう流体の流れを許容する複数の圧側ポート(ポート)21cと、ピストン(区画部材)20の圧側ポート(ポート)21cより内周側であって圧側ポート(ポート)21cと径方向で対向しない位置に設けられるとともに伸側室R1から圧側室R2へ向かう流体の流れを許容するの複数の伸側ポート(第2ポート)21bとを備え、チョーク通路T2の一端が圧側ポート(ポート)21cのうち一つに接続され、チョーク通路T2の他端が伸側ポート(第2ポート)21bのうち一つに接続されている。このように構成されたピストン(区画部材)20では、チョーク通路T2の両端の出口端がピストン(区画部材)20の伸側室側端と圧側室側端に形成されないので、圧側ポート(ポート)21cを囲む圧側環状弁座21fの直径と、伸側ポート21bを取り囲む伸側環状弁座21dの直径を大きくできる。よって、このように構成された緩衝器Dによれば、リーフバルブ7、8の開弁応答性を向上して、緩衝器Dの減衰力特性の製品毎のばらつきを少なくできる。なお、本実施の形態では、圧側ポート21cをポートとし、伸側ポート21bを第2ポートとしているが、圧側ポート21cを第2ポートとし、伸側ポート21bをポートとしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、および変更が可能である。
1・・・シリンダ、2・・・ロッド、3,20・・・ピストン(区画部材)、3b・・・伸側ポート(ポート)、3c,21c・・・圧側ポート(ポート)、21b・・・伸側ポート(第2ポート)、21b1,21c1・・・屈曲部、25・・・小径部、C・・・環状隙間、D・・・緩衝器、R1・・・伸側室(作動室)、R2・・・圧側室(作動室)、T1,T2・・・チョーク通路、T2c・・・チョーク通路における部分

Claims (5)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、
    円盤状であって前記シリンダ内に挿入されて前記シリンダ内に二つの作動室を区画する区画部材とを備え、
    前記区画部材は、前記二つの作動室を連通するとともに前記区画部材の内周或いは外周の一方に屈曲する屈曲部を有するポートと、前記二つの作動室を連通するとともに前記区画部材の前記ポートの前記屈曲部より内周側或いは外周側であって前記屈曲部の屈曲側とは反対側を周方向に沿って通る部分を有するチョーク通路とを有する
    ことを特徴とする緩衝器。
  2. シリンダと、
    前記シリンダ内に移動自在に挿入されるロッドと、
    円盤状であって前記シリンダ内に挿入されて前記シリンダ内に二つの作動室を区画する区画部材とを備え、
    前記区画部材は、前記二つの作動室を連通するポートと、前記二つの作動室を連通するとともに前記区画部材の前記ポートより内周側或いは外周側を周方向に沿って通る部分を有するチョーク通路と、一端外周に前記シリンダとの間に前記作動室の一方に面する環状隙間を形成する小径部とを有し、
    前記チョーク通路は、前記小径部から開口して前記区画部材の他端へ通じる
    ことを特徴とする緩衝器。
  3. 前記チョーク通路における前記部分は、螺旋状であって前記区画部材の前記ポートより内周側或いは外周側に配置される
    ことを特徴とする請求項に記載の緩衝器。
  4. 前記区画部材は、一端外周に前記シリンダとの間に前記作動室の一方に面する環状隙間を形成する小径部を有し、
    前記チョーク通路は、前記小径部から開口して前記区画部材の他端へ通じる
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  5. 前記区画部材は、前記作動室の一方から他方へ向かう流体の流れを許容する複数の前記ポートと、前記区画部材の前記各ポートより内周側であって前記各ポートと径方向で並ばない位置に設けられるとともに前記作動室の他方から一方へ向かう流体の流れを許容する複数の第2ポートとを有し、
    前記チョーク通路の一端が前記ポートのうち一つに接続され、前記チョーク通路の他端が前記各第2ポートのうち一つに接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
JP2021020665A 2021-02-12 2021-02-12 緩衝器 Active JP7485624B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021020665A JP7485624B2 (ja) 2021-02-12 2021-02-12 緩衝器
US18/265,809 US20240052908A1 (en) 2021-02-12 2021-12-10 Shock absorber
DE112021007082.7T DE112021007082T5 (de) 2021-02-12 2021-12-20 Stossdämpfer
PCT/JP2021/047058 WO2022172601A1 (ja) 2021-02-12 2021-12-20 緩衝器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021020665A JP7485624B2 (ja) 2021-02-12 2021-02-12 緩衝器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022123383A JP2022123383A (ja) 2022-08-24
JP7485624B2 true JP7485624B2 (ja) 2024-05-16

Family

ID=82940151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021020665A Active JP7485624B2 (ja) 2021-02-12 2021-02-12 緩衝器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7485624B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144951A (ja) 2004-11-22 2006-06-08 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器の減衰力発生バルブ構造
JP2007132389A (ja) 2005-11-09 2007-05-31 Kayaba Ind Co Ltd 緩衝器のバルブ構造および緩衝器
JP2008303927A (ja) 2007-06-06 2008-12-18 Kayaba Ind Co Ltd ピストン
JP2008309215A (ja) 2007-06-13 2008-12-25 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器の減衰力発生構造
WO2017047526A1 (ja) 2015-09-14 2017-03-23 Kyb株式会社 緩衝器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006144951A (ja) 2004-11-22 2006-06-08 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器の減衰力発生バルブ構造
JP2007132389A (ja) 2005-11-09 2007-05-31 Kayaba Ind Co Ltd 緩衝器のバルブ構造および緩衝器
JP2008303927A (ja) 2007-06-06 2008-12-18 Kayaba Ind Co Ltd ピストン
JP2008309215A (ja) 2007-06-13 2008-12-25 Kayaba Ind Co Ltd 油圧緩衝器の減衰力発生構造
WO2017047526A1 (ja) 2015-09-14 2017-03-23 Kyb株式会社 緩衝器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022123383A (ja) 2022-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101383380B1 (ko) 완충 장치
JP4908421B2 (ja) 二段階ショックアブソーバ
US5085300A (en) Hydraulic damper
EP2009319A2 (en) Shock absorber
EP3739234B1 (en) A damper assembly and a piston for a damper assembly
US20180135718A1 (en) Shock absorber
JP6838768B2 (ja) 緩衝器
US8757336B2 (en) Damping mechanism
JP7485624B2 (ja) 緩衝器
JP7055076B2 (ja) 緩衝器
JP6626631B2 (ja) 緩衝器
JP7051543B2 (ja) バルブ及び緩衝器
WO2022172601A1 (ja) 緩衝器
JP4815482B2 (ja) 油圧緩衝器
JP3414090B2 (ja) 液圧緩衝器のバルブ構造
KR102614825B1 (ko) 쇽업소버
JP6393572B2 (ja) 緩衝器
CN116745544A (zh) 缓冲器
JP2001041271A (ja) 油圧緩衝器
JP7545343B2 (ja) 緩衝器
JP4955610B2 (ja) ロータリバルブ
WO2024185398A1 (ja) 減衰バルブおよび緩衝器
US3973654A (en) Viscosity sensitive valve for shock absorber
JP7330384B2 (ja) 緩衝器
JP7541197B2 (ja) 緩衝器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240321

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240502

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7485624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150