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JP7478006B2 - 撮像装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム Download PDF

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JP7478006B2 JP2020056618A JP2020056618A JP7478006B2 JP 7478006 B2 JP7478006 B2 JP 7478006B2 JP 2020056618 A JP2020056618 A JP 2020056618A JP 2020056618 A JP2020056618 A JP 2020056618A JP 7478006 B2 JP7478006 B2 JP 7478006B2
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Description

本発明は、撮像装置において、ライブビュー画像を表示する技術に関する。
従来、デジタルカメラ等の撮像装置では、画像を生成するために、被写体からの光を撮像面上に結像させた状態で撮像素子の露光を行う。そして、例えば、装置背面に設けられたモニタに、撮影により得られた画像をライブビュー(LV)画像としてリアルタイムに表示させる機能を備えている。また、撮影を行う際に、適切な露光量となるように露出条件を制御する機能が備えられているのが一般的である。
低輝度環境下における露出条件の制御機能の一つに、撮影時のフレームレートを下げることで露光可能な時間を延ばす機能がある。この機能は、適切な明るさを取得できる一方で、上記のようなライブビュー表示において、表示フレームレートの低下を引き起こし、被写体の追従性が低下するという問題がある。
この問題を解決する一つの方法として、任意のフレームレートで適正露出を保った表示を行うために、一定の時間間隔で撮像した画像を合成し、その合成画像を表示する手法が知られている。特許文献1には、露光可能時間以上の露光時間が必要な場合でもフレームレートを下げず、過去に撮像した連続する複数のフレームを合成することにより、所望の露光時間相当の画像となる合成画像を生成し、それを表示する技術が開示されている。
特開2019-92018号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている技術では、合成に用いる画像数を変化させる場合については言及されていない。したがって、特許文献1で提案されている技術では、例えば、合成する画像数の変更に伴う処理時間の増加や回路の複雑化に対する対策には何ら言及されていない。また、合成する画像数の変更に伴って映像が不自然に表示されることへの対策についても何ら言及されていない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の画像を合成してライブビュー表示を行う場合でも、表示フレームレートを確保しつつ、違和感のない表示を行うことである。
本発明に係わる撮像装置は、撮像手段と、記憶手段と、前記撮像手段を用いて生成された複数の画像を合成できる合成手段と、表示用の画像を生成する第1の制御と第2の制御とを切り替える切り替え手段であって、前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成する第1の制御と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像と、を用いて予備的な合成画像を生成する第1の動作と、前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像または前記予備的な合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成する第2の動作とを交互に行う第2の制御と、を撮像装置の状態に応じて切り替える切り替え手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の画像を合成してライブビュー表示を行う場合でも、表示フレームレートを確保しつつ、違和感のない表示を行うことが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図。 第1の実施形態における撮像素子の概略構成を示す図。 第1の実施形態における低輝度環境下のライブビュー動作を説明するフローチャート。 第1の実施形態における画像の合成方法の概要図。 第2の実施形態における低輝度環境下のライブビュー動作を説明するフローチャート。 第2の実施形態における画像の合成方法の概要図。 第2の実施形態における次合成用画像の合成方法の概要図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置の構成を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置は、例えば、動画像または静止画像を撮像可能なデジタルカメラであるが、これに限られるものではない。例えば監視カメラや、スマートフォン等の携帯機器や、車載カメラ等の移動体にも適用可能である。
図1において、レンズ部101は、撮像光学系を構成する複数のレンズを備える。レンズ部101は、カメラ本体部に装着可能な交換レンズ、またカメラ本体部に一体化されたレンズユニットである。レンズ駆動部102は、撮像光学系を構成する可動レンズ(ズームレンズ、フォーカスレンズ等)を駆動する。メカニカルシャッタ(図にはメカシャッタと表記する)103は露光時間の制御に用いられ、絞り104は露光量の制御に用いられる。メカニカルシャッタ・絞り駆動部(図にはシャッタ・絞り駆動部と表記する)105は、メカニカルシャッタ103および絞り104を駆動することによって撮像素子106の露出状態を制御する。なお、露光量を制御するための手段としてNDフィルタ等の光学フィルタを設ける構成にしてもよい。
撮像素子106は、撮像光学系を通して結像される被写体からの光(被写体像)を受光して光電変換を行い、電気信号を出力する。積層型構成の撮像素子の場合、撮像層と回路層とを有する。撮像信号処理回路107は撮像素子106の出力信号を処理し、処理後の画像信号を出力する。第1のメモリ部(図にはメモリ部Iと表記する)108は、撮像信号処理回路107が処理した画像信号等を記憶する。
全体制御演算部109は、撮像装置全体の制御を司る中枢部であり、CPU(中央演算処理部)を備える。CPUは第2のメモリ部(図にはメモリ部IIと表記する)114から読み出したプログラムを実行することにより、各部の動作を制御する。第2のメモリ部114は、撮像装置全体を制御するプログラムを記憶している不揮発性メモリ部(ROM)と、プログラムの展開等に用いられる揮発性メモリ部(RAM)を有する。第2のメモリ部214はCPUの演算結果やユーザ操作によって撮像装置に設定されたカメラ情報等も記憶する。
記録媒体制御インターフェース(I/F)部110は、全体制御演算部109の制御指令にしたがって、画像信号等を記録媒体112に記録し、また記録媒体112から情報を読み出す処理を行う。記録媒体112は、撮像装置の本体部に着脱可能である。
表示部111は、液晶表示パネル等の表示デバイスを備え、全体制御演算部109の制御指令にしたがって画像データ等を画面に表示する。外部インターフェース(I/F)部113は、コンピュータ等の外部装置との間で情報を送受し合う通信処理部である。本実施形態では撮像装置が表示部111を備えるが、表示手段のない撮像装置の場合には画像情報や関連情報が外部I/F部113を介して外部の表示装置に出力される。
操作部115は、スイッチやタッチパネル等の入力デバイスを備え、ユーザの操作指示を受け付けて操作指示信号を全体制御演算部109に出力する。全体制御演算部109は、操作部115によってユーザが設定した撮像装置の撮像モードや露出条件等に関する情報に基づいて撮像装置全体を制御する。
レンズ部101を通った被写体からの光は絞り104により適切な光量に調整され、撮像素子106の撮像面上に結像される。撮像素子106の画素部201(図2参照)を構成する光電変換部は被写体の光学像に対して光電変換を行い、電気信号を出力する。電気信号にはさらにゲイン制御が行われ、A/D変換によってアナログ信号からデジタル信号へ変換された上でR、Gr、Gb、Bの信号として、撮像信号処理回路107に送られる。全体制御演算部109は、撮像素子106に蓄積された電荷をリセットするタイミングを制御することにより、電子的にも露光時間を制御することが可能である。通常は1フレームに1度リセットされるので、フレームレートを落とすことにより、より長時間の露光が可能となる。
撮像信号処理回路107は、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行う。得られた演算結果に基づいて全体制御演算部109が露光制御および焦点調節制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(自動焦点調節)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュ自動調光発光)処理が行われる。また、撮像信号処理回路107は、撮像された画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。この他、撮像信号処理回路107は、ノイズを低減するローパスフィルタ処理や、シェーディング補正処理、ホワイトバランス処理等の各種の信号処理を行い、さらに各種の補正および画像信号の圧縮等を行う。
図2は、本実施形態における撮像素子の構成例を示す概略ブロック図である。
撮像素子106は、多数の画素部201を2次元アレイ状に配置した構成を有する。各画素部201に対して、垂直出力線202、転送信号線203、リセット信号線204、行選択信号線205がそれぞれ接続されている。カラムADCブロック211は、画素部201に接続された垂直出力線202から出力される信号に対し、A(アナログ)/D(デジタル)変換した信号を出力する。行走査回路212は、転送信号線203、リセット信号線204、行選択信号線205により画素部201に接続される。複数の列走査回路213は、水平信号線215a,215bにより、複数のカラムADCブロック211に接続される。タイミング制御回路214は、カラムADCブロック211、列走査回路213にそれぞれタイミング制御信号を出力して制御を行う。
切り替え部216は、水平信号線215aと215bによる各信号を切り替えて、パラレル・シリアル変換部(以下、P/S変換部と表記する)217に出力する。P/S変換部217は切り替え部216の出力を取得し、パラレル・シリアル変換を行う。P/S変換部217は変換した信号を外部に出力する。
画素信号の読み出し方式としては、全画素を読み出す方式、垂直方向に画素を間引いて読み出す方式、水平方向に画素を加算して読み出す方式、垂直間引き水平加算を行う方式等を適宜に選択可能である。垂直間引き水平加算方式は、垂直方向に間引き読み出しを行い、水平方向に画素を加算して読み出す方式である。本実施形態では、ライブビュー読み出しの方式には垂直間引き水平加算方式(第2の読み出しモード)を採用する。第2の読み出しモードでは、第1の画素数よりも少ない第2の画素数の画素部から画素信号が読み出される。読み出し画素数が少ないため、処理の高速化に適している。
次に、図3を参照して、本実施形態におけるライブビュー撮影の処理例について説明する。図3は、低輝度環境下のライブビュー動作において、撮像装置100が複数フレームの画像を加算して表示を行う場合の処理を説明するフローチャートである。本実施形態では、過去に撮像した連続する複数の画像を用いて表示用の画像の合成を行う。この合成では、画像の取得時刻により合成割合の重みづけを行う。
ステップS301では、全体制御演算部109は、シャッタ・絞り駆動部105に対し、メカシャッタ103を開いた状態に固定し、絞り104を開放状態に固定するように制御する。このとき、全体制御演算部109は、低輝度環境下においてもフレームレートを落とさないように撮像素子106を制御する。たとえば、120fps(フレーム間隔8.3msec)で撮像を行う場合、適正露出を得るのに必要な露光時間が10msecであっても、全体制御演算部109は、撮像素子106の電荷リセットタイミングが8.3msec間隔になるよう制御する。その後、全体制御演算部109は撮像素子106の露光を開始する。
ステップS302では、全体制御演算部109は、撮像素子106の画像信号読み出しを、垂直間引き水平加算方式で開始する。その後、全体制御演算部109は、読み出した画像信号に対し、撮像信号処理回路107を用いて画像処理を施し、第1のメモリ部108に記憶させる。
ステップS303では、全体制御演算部109は、撮影環境の明るさに応じて必要となる露光時間と、ステップS301で設定した画像の露光時間とから、合成枚数を算出する。たとえば、ステップS302で読み出した画像の露光時間が100μsecとする。必要な露光時間が320μsecの撮影環境であれば、320÷100=3.2枚以上、すなわち4枚分の露光時間を合成した合成露光時間であれば条件を満たすことができる。なお、本実施形態において、合成枚数は可能な限り少なくする。
ステップS304では、全体制御演算部109は、第1のメモリ部108と撮像信号処理回路107を制御して画像合成を行う。ステップS304における画像合成を概略的に説明すると、全体制御演算部109は、撮像信号処理回路107において、直前のフレーム処理時に合成した合成画像から、最も古い画像成分を除去する。その後、全体制御演算部109は、撮像信号処理回路107において、合成画像から、露出調整のために最も古い過去の画像成分を減算し、最新画像を加算する。なお、ステップS304における処理の詳細については後述する。
ステップS305では、全体制御演算部109は、ステップS304で撮像信号処理回路107から出力された合成画像をライブビュー画像として、表示部111が備える液晶表示パネルなどの表示デバイスの画面に表示させる。
ステップS306では、全体制御演算部109は、ユーザが操作部115により行った操作指示に基づき、ライブビュー撮影を終了するか否かを判断する。ライブビュー撮影を続行すると判断された場合、ステップS301へ戻る。ライブビュー撮影終了と判断された場合には一連の処理を終了する。
次に、図4を参照して、ステップS304の画像合成処理について説明する。図4は、本実施形態における画像合成方法について説明する図である。演算部401は、本実施形態における合成回路の構成例を示している。なお、本実施形態では、撮像信号処理回路107の一部に演算部401を構成した例について説明するが、演算部401は撮像信号処理回路107の一部でなくてもよい。
演算部401は、4つの加算器405~408と、乗算器409,410とを備えて構成される。演算部401は、第1のメモリ部108から読み出した最新画像と、過去画像と、合成画像とを入力とする。なお、最新画像とは、現フレーム処理において撮像した画像を保存したメモリ領域402から読み出す画像のことである。過去画像とは、一定間隔のフレーム処理において、撮像を繰り返すことで取得した画像を保存したメモリ領域403から読み出す画像のことである。合成画像(過去合成画像)とは、前のフレーム処理において合成した画像を保存したメモリ領域404から読み出す画像のことである。
本実施形態では、第1のメモリ部108の一部領域を、それぞれメモリ領域402、メモリ領域403、メモリ領域404として割り当てる。本実施形態では、直前のフレーム処理における合成枚数が4枚であった場合について説明する。
Eは現フレーム処理で取得した最新画像である。Dは1フレーム前に撮像した過去画像、Cは2フレーム前に撮像した過去画像、Bは3フレーム前に撮像した過去画像、Aは4フレーム前に撮像した過去画像である。合成画像aBCDは直前のフレーム処理時に合成した画像である。aとは、過去画像Aの一定割合成分が減算された画像成分である。
演算部401において、加算器405は、メモリ領域404に記憶した合成画像を入力とする。演算部401は、スイッチ411を有し、ONの場合は、メモリ領域403における過去画像Aの保存領域を、乗算器409への入力として接続し、OFFの場合は接続を切る。演算部401は、スイッチ412を有し、ONの場合は、メモリ領域403における過去画像Bの保存領域を、加算器406への入力として接続し、OFFの場合は接続を切る。演算部401は、セレクタ413を有し、乗算器410の入力として接続する領域を、メモリ領域403における過去画像A、B、Cの保存領域から選択可能である。演算部401において、加算器408は、領域402に記憶した最新画像を入力とする。演算部401において、乗算器409から出力された値は加算器405の入力となる。演算部401において、乗算器410から出力された値は加算器407の入力となる。
図3のステップS304において、全体制御演算部109は、ステップS303の結果を用いて、合成枚数(今回のフレームの合成枚数)が直前フレームの処理(前回のフレームの合成枚数)から減少したか維持されたか増加したかを判定する。
たとえば、合成画像aBCDの合成露光時間を320μsecとし、成分内訳をa:B:C:Dを20:100:100:100とする。現フレーム処理で必要な露光時間を290μsecとする。撮像間隔は一定で露光時間を100μsecとする。このとき、290μsecを100μsecで除算すると290÷100=2.9となり、ステップS303で算出される合成枚数の結果は、3枚(0.9は端数)となる。ステップS304において、全体制御演算部109は合成枚数減少と判定し、処理を開始する。
合成枚数減少の場合、全体制御演算部109は、スイッチ411をONにし、スイッチ412をONにし、セレクタ413を過去画像Cの領域に接続する。次に、全体制御演算部109は、スイッチ411を通って入力された過去画像Aに対し、乗算器409で0.2倍率のダウンゲインをかけ画像成分a:20を算出する。その後、全体制御演算部109は、加算器405で合成画像aBCDから画像成分aを差し引き、除去する。算出された合成画像成分BCDはB:100、C:100、D:100の計300となる。
次に、全体制御演算部109は、加算器406で合成画像成分BCDから、スイッチ412を通って入力された過去画像成分B:100を差し引き、除去する。算出された合成画像成分CDはC:100、D:100の計200となる。
次に、全体制御演算部109は、セレクタ413を通って入力された過去画像成分C:100に対し、乗算器410で0.1倍率のダウンゲインをかける。乗算器410によって露光時間が10μsec相当になった画像成分Cを加算器407に入力し、合成画像成分CDから減算することで、露出調整(合成比率の調整)を行う。この結果、合成画像成分cDはc:90、D:100の計190μsecとなる。cとは、過去画像Cの一定割合成分が減算された画像成分である。
最後に、全体制御演算部109は、加算器408で、最新画像E:100を合成画像cDに加算する。この結果、合成画像を構成する画像成分はc:D:E=90:100:100の計290μsecとなり、必要な露光時間と等しくなる。
図3のステップS304において、全体制御演算部109は、合成画像から除去された画像成分に対応する過去画像A、Bを領域403から削除してもよい。また、ステップS304において、全体制御演算部109は、演算部401から出力された合成画像を領域404に保存する。全体制御演算部109は、最新画像Eを過去画像領域403に保存する。もしくは、最新画像Eを保存した領域402を、次フレーム処理からは領域403に含めて扱うよう制御してもよい。
一方、図3のステップS304において、全体制御演算部109が、合成枚数維持と判定した場合、全体制御演算部109は、スイッチ411をONにし、スイッチ412をOFFにし、セレクタ413を過去画像Bの領域に接続する。
たとえば、合成画像aBCDの合成露光時間を320μsecとし、成分内訳をa:B:C:Dを20:100:100:100とする。現フレーム処理で必要な露光時間を340μsecとする。撮像間隔は一定で露光時間を100μsecとする。このとき、340÷100=3.4となり、ステップS303で算出される合成枚数の結果は、4枚となる。ステップS304において、全体制御演算部109は合成枚数維持と判定し、処理を開始する。
全体制御演算部109は、スイッチ411を通って入力された過去画像Aに対し、乗算器409で0.2倍率のダウンゲインをかけ画像成分a:20を算出する。その後、全体制御演算部109は、加算器405で合成画像aBCDから画像成分aを差し引き、除去する。算出された合成画像成分BCDはB:100、C:100、D:100の計300となる。
全体制御演算部109は、加算器406において演算を行わない。そして、全体制御演算部109は、セレクタ413を通って入力された過去画像成分B:100に対し、乗算器410で0.6倍率のダウンゲインをかける。乗算器410によって露光時間が60μsec相当になった画像成分Bを加算器407に入力し、合成画像成分BCDから減算することで、露出調整を行う。この結果、合成画像成分bCDはb:40、C:100、D:100の計240μsecとなる。bとは、過去画像Bの一定割合成分が減算された画像成分である。
最後に、全体制御演算部109は、加算器408で、最新画像E:100を合成画像bCDに加算する。この結果、合成画像を構成する画像成分はb:C:D:E=40:100:100:100の計340μsecとなり、必要な露光時間と等しくなる。
図3のステップS304において、全体制御演算部109は、合成画像から除去された画像成分に対応する過去画像Aを領域403から削除してもよい。なお、最新画像、合成画像の保存は合成枚数減少時と同様に行われる。
さらに、ステップS304において、全体制御演算部109が、合成枚数増加と判定した場合、全体制御演算部109は、スイッチ411をOFFにし、スイッチ412をOFFにし、セレクタ413を過去画像Aの領域に接続する。合成枚数増加の場合、全体制御演算部109は、加算器407で行う演算を加算にする場合がある。
たとえば、合成画像aBCDの合成露光時間を320μsecとし、成分内訳をa:B:C:Dを20:100:100:100とする。現フレーム処理で必要な露光時間を450μsecとする。撮像間隔は一定で露光時間を100μsecとする。このとき、450÷100=4.5となり、ステップS303で算出される合成枚数の結果は、5枚となる。ステップS304において、全体制御演算部109は合成枚数増加と判定し、処理を開始する。
全体制御演算部109は、加算器405,406において演算を行わず、画像成分除去はしない。そして、全体制御演算部109は、セレクタ413を通って入力された過去画像成分A:100に対し、乗算器410で0.3倍率のダウンゲインをかける。乗算器410によって露光時間が30μsec相当になった画像成分Aを加算器407に入力し、合成画像成分aBCDに加算することで、露出調整を行う。この結果、合成画像成分a’BCDはa’:50、B:100、C:100、D:100の計350μsecとなる。a’とは、画像成分aに過去画像Aの一定割合成分が加算もしくは減算された画像成分である。
最後に、全体制御演算部109は、加算器408で、最新画像E:100を合成画像a’BCDに加算する。この結果、合成画像を構成する画像成分はa’:B:C:D:E=50:100:100:100:100の計450μsecとなり、必要な露光時間と等しくなる。
なお、最新画像、合成画像の保存は合成枚数減少時および維持時と同様に行われる。
ここで、従来のように、複数の画像を均一の合成割合で合成して表示する場合においては、例えば合成枚数が増加するような場合、急に残像量が増えるような見え方をする。これは、直前の表示合成画像における、最古画像成分によって結像された被写体領域が除去されず残るためである。合成枚数が減る場合であれば、残像が急に消えるような見え方をする。そのため、ユーザに違和感を与えることとなる。これに対し、本実施形態では、合成画像の最古画像成分の合成量を徐々に変化させるため、残像量変化の原因である過去画像成分領域の合成割合を調整することが可能となる。そのため、見え方の変化を軽減でき、ユーザの違和感を軽減することができる。
なお、本実施形態では、全体制御演算部109で最古の画像成分の合成量を調整し、適正露出を取得するよう制御するが、被写体の動きに応じて、合成割合を変えるように制御してもよい。たとえば、被写体の動きが大きい場合は最新フレームにゲインをかけることで、最新画像における被写体の位置を強調し、被写体追従性を向上させるようにしてもよい。この場合、演算部401における、メモリ領域402から加算器408への入力部分に乗算器を加えた構成にしてもよい。
また、顔など、特定の被写体検出を行う状態において、検出失敗時など、所定の評価値に応じて合成割合を変えるように制御してもよい。この場合、演算部401において、乗算器を、メモリ領域402から加算器408への入力部分に加えた構成、あるいはメモリ領域403から加算器406への入力部分に加えた構成、あるいはその両方に加えた構成にしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態では、画像合成(ステップS304)の一部処理を省き、省いた処理の代替処理を行う制御方法について説明する。なお、本実施形態において第1の実施形態と同様の構成要素については既に使用した符号を用いることで、それらの詳細な説明を省略し、主に相違点について説明する。
第1の実施形態における演算部401は、加算器が4つで構成されており、使用可能な加算器が4つ以上(所定数以上)確保できる場合の実施形態であるが、カメラの処理回路や、カメラの状態によっては、加算器が十分に確保できない場合が考えられる。例えば、加算器数が限られるカメラの状態としては、HDRや多重露出撮影など、画像の合成を必要とする撮影方法のライブビュー表示状態が挙げられる。また、静止画現像中のライブビュー表示など、内部処理と並行したライブビュー表示状態も挙げられる。
そこで、第2の実施形態では、画像合成処理の一部を省くことで、演算部で必要となる加算器数を削減する。さらに、省いた処理の代替処理である次合成用画像(予備的な合成画像)の合成の実行タイミングを早めることで処理の遅延を防ぐ。なお、本実施形態の撮像装置では、加算器の数が十分に確保できる場合の第1の実施形態の方法と、加算器数が限られる場合の第2の実施形態の方法を、上記のような撮像装置の状態に応じて切り替えることが可能である。
図5を参照して、本実施形態における処理例について説明する。図5は、本実施形態の処理を説明するフローチャートである。ステップS301、ステップS302、ステップS303は第1の実施形態と同様である。
ステップS501において、全体制御演算部109は、第1のメモリ部108と撮像信号処理回路107を制御して画像合成を行う。ステップS501における画像合成では、全体制御演算部109は、撮像信号処理回路107において、直前のフレーム処理時に合成した画像から、露出調整のために過去画像成分を減算し、最新画像を加算する。なお、ステップS501の処理の詳細については後述する。
次に、全体制御演算部109は、第1の実施形態と同様にLV表示処理(ステップS305)を行うが、ステップS305の処理と並行して、ステップS502において、全体制御演算部109は、第1のメモリ部108と撮像信号処理回路107を制御して次合成用画像(予備的な合成画像)の合成を行う。なお、次合成用画像の合成の詳細については後述する。ステップS501とS502は、交互に行われる。
ステップS306は、第1の実施形態と同様である。ステップS306においてLV撮影終了判定が否であった場合に、次のフレーム処理のステップS501において、全体制御演算部109は、ステップS502の出力画像を、画像合成の入力として用いることがある。
図6を参照して、ステップS501の画像合成について説明する。図6は本実施形態における画像合成方法を説明するための図である。演算部601は、本実施形態における合成回路の構成例である。なお、本実施形態では、撮像信号処理回路107の一部に演算部601を構成した例で説明するが、演算部601は撮像信号処理回路107の一部でなくてもよい。
演算部601は、2つの加算器603,604と、乗算器605を備えて構成される。演算部601は、第1のメモリ部108から読み出した最新画像と、過去画像と、次合成用画像と、合成画像とを入力とする。なお、次合成用画像とは、前のフレーム処理において合成した次合成用画像を保存した領域602から読み出す画像のことである。次合成用画像の合成(ステップS502)についての詳細は後述する。
本実施形態では、第1のメモリ部108の一部領域をメモリ領域402、メモリ領域403、メモリ領域602、メモリ領域404として割り当てる。本実施形態では、直前フレームの処理における合成枚数が4枚であった場合について説明する。次合成用画像BCDは、合成画像aBCDから画像成分aが除去された画像である。次合成用画像CDは、合成画像aBCDから画像成分aおよびBが除去された画像である。次合成用画像は、前フレーム処理におけるステップS502で出力された画像である。
演算部601は、セレクタ606を有し、加算器603の入力として接続する領域を、メモリ領域602およびメモリ領域404における、次合成用画像CD、次合成用画像BCD、合成画像aBCDの保存領域から選択可能である。演算部601は、セレクタ607を有し、乗算器605の入力として接続する領域を、メモリ領域403における、過去画像A、B、Cの保存領域から選択可能である。演算部601において、加算器604は、メモリ領域402に記憶した最新画像を入力とする。演算部601において、乗算器605から出力された値は加算器603の入力となる。演算部601は、セレクタ608を有し、演算部601の出力元を、加算器603の出力部分および604の出力部分から選択可能である。なお、ステップS501では、セレクタ608は加算器604の出力部分を選択する。
図5のステップS501において、全体制御演算部109は、ステップS303の結果を用いて、合成枚数が直前フレーム処理から減少したか維持されたか増加したかを判定する。
ステップS501において、全体制御演算部109が、合成枚数減少と判定した場合、全体制御演算部109は、セレクタ606を次合成用画像CDの領域に接続し、セレクタ607を過去画像Cの領域に接続する。全体制御演算部109は、セレクタ607を通って入力された過去画像成分Cに対し、乗算器605でダウンゲインをかける。乗算器605から出力された画像成分を加算器603に入力し、セレクタ606を通って入力された合成画像成分CDから減算することで、露出調整を行う。この結果の合成画像成分をcDとする。最後に、全体制御演算部109は、加算器604で、最新画像Eを合成画像cDに加算する。この結果、合成画像cDEの合成枚数は3枚であり、合成枚数減少時の処理が完了する。なお、ステップS501において、全体制御演算部109は、合成枚数減少と判定した時点で、過去画像AおよびBを過去画像領域403から削除してもよい。さらに、ステップS501において、全体制御演算部109は、演算部601からセレクタ608を通して出力された合成画像を領域404に保存する。全体制御演算部109は、最新画像Eを過去画像領域403に保存する。もしくは、最新画像Eを保存した領域402を、ステップS501以降からは領域403に含めて扱うよう制御してもよい。また、ステップS501の後、次合成用画像を削除してもよい。
一方、ステップS501において、全体制御演算部109が、合成枚数維持と判定した場合、全体制御演算部109は、セレクタ606を次合成用画像BCDの領域に接続し、セレクタ607を過去画像Bの領域に接続する。全体制御演算部109は、セレクタ607を通って入力された過去画像成分Bに対し、乗算器605でダウンゲインをかける。乗算器605から出力された画像成分を加算器603に入力し、セレクタ606を通って入力された合成画像成分BCDから減算することで、露出調整を行う。この結果の合成画像成分をbCDとする。最後に、全体制御演算部109は、加算器604で、最新画像Eを合成画像bCDに加算する。この結果、合成画像bCDEの合成枚数は4枚であり、合成枚数維持時の処理が完了する。なお、ステップS501において、全体制御演算部109は、合成枚数維持と判定した時点で、過去画像Aを過去画像領域403から削除してもよい。なお、最新画像、合成画像、次合成用画像の保存および削除は、合成枚数減少時と同様に行われる。
さらに、ステップS501において、全体制御演算部109が、合成枚数増加と判定した場合、全体制御演算部109は、セレクタ606を合成画像aBCDの領域に接続し、セレクタ607を過去画像Aの領域に接続する。全体制御演算部109はセレクタ607を通って入力された過去画像成分Aに対し、乗算器605でダウンゲインをかける。乗算器605から出力された画像成分を加算器603に入力し、セレクタ606を通って入力された合成画像成分aBCDに加算あるいは減算することで、露出調整を行う。この結果の合成画像成分をa’BCDとする。最後に、全体制御演算部109は、加算器604で、最新画像Eを合成画像a’BCDに加算する。この結果、合成画像a’BCDEの合成枚数は5枚であり、合成枚数増加時の処理が完了する。なお、最新画像、合成画像、次合成用画像の保存および削除は、合成枚数減少時および維持時と同様に行われる。
次に、図7を参照して、ステップS502の次合成用画像の合成処理について説明する。図7は本実施形態における次合成用画像の合成方法の概要図である。なお、本実施形態では、ステップS501において、4枚合成画像bCDEが生成された場合について説明する。次合成用画像の合成は、図6に示した画像合成時と同様に、演算部601を用いて実施される。
ステップS502において、全体制御演算部109は、演算部601の入出力先及びセレクタ608の接続先を変更する。全体制御演算部109は、演算部601における乗算器605に過去画像Bを入力し、加算器604に過去画像Cを入力する。
全体制御演算部109は、セレクタ608を加算器603の出力部分につなぎ、セレクタ608を通る画像成分(加算器603で算出された画像成分)および加算器604で算出された画像成分をメモリ領域602に出力する。具体的には、全体制御演算部109は、入力された過去画像成分Bに対し、乗算器605でダウンゲインをかけ画像成分bを算出する。そして、全体制御演算部109は、加算器603に入力した合成画像成分bCDEから、乗算器605を通って入力された画像成分bを差し引き、除去する。全体制御演算部109は、この結果の合成画像成分CDEを、セレクタ608を通して、メモリ領域602に保存する。また、加算器603から出力された合成画像成分CDEは、加算器604へも入力される。そして、全体制御演算部109は、加算器604に入力された過去画像Cを、加算器603を通って入力された画像成分CDEから差し引き、除去する。全体制御演算部109は、加算器604から出力された画像DEを次合成用画像としてメモリ領域602に保存する。
なお、本実施形態のステップS501で用いられた次合成用画像は、直前のフレーム処理におけるステップS502で生成された画像である。直前のフレーム処理では、全体制御演算部109は、メモリ領域404に合成画像aBCDを保存しており、乗算器605に過去画像A、加算器604に過去画像Bを入力するので、メモリ領域602に保存される出力画像はBCDおよびCDである。
以上説明したように、本実施形態によれば、ステップS501の直後にステップS502を行うため、加算器数が少ない状態でも、合成枚数の切り替わり時の表示処理の遅延を防止でき、高フレームレート表示の維持が可能となる。
なお、第1の実施形態に示した制御を実行中に、加算器数が足りないカメラの状態に移行した場合は、第2の実施形態に示す制御方法に切り替えるような制御を行ってもよい。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:撮像装置、101:レンズ部、102:レンズ駆動部、104:絞り、105:シャッタ・絞り駆動部、106:撮像素子、107:撮像信号処理回路、109:全体制御演算部

Claims (17)

  1. 撮像手段と、
    記憶手段と、
    前記撮像手段を用いて生成された複数の画像を合成できる合成手段と、
    表示用の画像を生成する第1の制御と第2の制御とを切り替える切り替え手段であって、
    前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成する第1の制御と、
    過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像と、を用いて予備的な合成画像を生成する第1の動作と、前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像または前記予備的な合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成する第2の動作とを交互に行う第2の制御と、を撮像装置の状態に応じて切り替える切り替え手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記切り替え手段は、前記撮像装置の状態が、前記合成手段において使用可能な加算器の数が所定数以上である状態の場合に、前記第1の制御を行うように切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記切り替え手段は、前記撮像装置の状態が、前記合成手段において使用可能な加算器の数が所定数より少ない状態である場合に、前記第2の制御を行うように切り替えることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示用の合成画像は、ライブビューの表示を行うために用いられる画像であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像手段は、前記複数の画像のそれぞれの露光時間を一定の露光時間として撮像を行い、前記表示用の合成画像は、ライブビューの表示のために必要な1フレームの露光時間を前記一定の露光時間で除算した数の画像を合成した画像であることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記1フレームの露光時間を前記一定の露光時間で除算した数に端数がある場合に、前記表示用の合成画像を生成するために用いる最も古い画像の合成比率を前記端数に合わせて調整することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記第2の制御では、ライブビューの今回のフレームの表示に用いられる合成画像における画像の合成枚数が、ライブビューの前回のフレームの表示に用いられた合成画像における画像の合成枚数と同じか少ない場合に、前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記予備的な合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第2の制御では、ライブビューの今回のフレームの表示に用いられる合成画像における画像の合成枚数が、ライブビューの前回のフレームの表示に用いられた合成画像における画像の合成枚数より多い場合に、前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成することを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 被写体を検出する検出手段をさらに備え、前記表示用の合成画像を生成する場合に、複数の画像を合成する合成比率を前記被写体に応じて変更することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記検出手段により検出された被写体の動きに応じて、前記表示用の合成画像を生成する場合の、複数の画像を合成する合成比率を変更することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記検出手段により検出された顔に応じて、前記表示用の合成画像を生成する場合の、複数の画像を合成する合成比率を変更することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  12. 撮像手段と、記憶手段と、前記撮像手段を用いて生成された複数の画像を合成できる合成手段と、を備える撮像装置を制御する方法であって、
    表示用の画像を生成する第1の制御と第2の制御とを切り替える切り替え工程であって、
    前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成する第1の制御と、
    過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像と、を用いて予備的な合成画像を生成する第1の動作と、前記撮像手段により生成された画像と、過去に前記撮像手段により撮像され前記記憶手段に記憶された過去画像と、前記合成手段により合成され前記記憶手段により記憶された過去合成画像または前記予備的な合成画像と、を用いて表示用の合成画像を生成する第2の動作とを交互に行う第2の制御と、を撮像装置の状態に応じて切り替える切り替え工程を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 被写体像を撮像して画像を生成する撮像手段と、
    画像を記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段で生成された複数の画像を合成して表示用の合成画像を生成する合成手段と、
    前記表示用の合成画像の露出を調整する調整手段と、を備え、
    前記撮像手段は、前記複数の画像のそれぞれの露光時間を一定の露光時間として撮像を行い、前記表示用の画像は、ライブビューの表示のために必要な1フレームの露光時間を前記一定の露光時間で除算した数の画像を合成した画像であり、
    前記調整手段は、前記1フレームの露光時間を前記一定の露光時間で除算した数に端数がある場合に、前記表示用の合成画像を生成するために用いる最も古い画像の合成比率を前記端数に合わせて調整することを特徴とする撮像装置。
  15. 前記調整手段は、前記表示用の合成画像を生成するために用いる最も古い画像に前記端数に合わせてゲインをかけて、前記表示用の合成画像に用いる他の画像に加算または減算することにより、前記合成比率を調整することを特徴とする請求項14に記載の撮像装置。
  16. 被写体像を撮像して画像を生成する撮像手段と、画像を記憶する記憶手段と、前記撮像手段で生成された複数の画像を合成して表示用の合成画像を生成する合成手段と、を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記表示用の合成画像の露出を調整する調整工程を備え、
    前記撮像手段は、前記複数の画像のそれぞれの露光時間を一定の露光時間として撮像を行い、前記表示用の画像は、ライブビューの表示のために必要な1フレームの露光時間を前記一定の露光時間で除算した数の画像を合成した画像であり、
    前記調整工程では、前記1フレームの露光時間を前記一定の露光時間で除算した数に端数がある場合に、前記表示用の合成画像を生成するために用いる最も古い画像の合成比率を前記端数に合わせて調整することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  17. 請求項16に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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