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JP7467367B2 - パネル収納容器 - Google Patents

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JP7467367B2 JP2021025297A JP2021025297A JP7467367B2 JP 7467367 B2 JP7467367 B2 JP 7467367B2 JP 2021025297 A JP2021025297 A JP 2021025297A JP 2021025297 A JP2021025297 A JP 2021025297A JP 7467367 B2 JP7467367 B2 JP 7467367B2
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Description

本開示は、パネル収納容器に関する。
液晶パネル用ガラス基板等のパネルを扱う製造工程において、矩形形状のパネルを製造装置から別工程の製造装置に移送する際、及びパネルを一時的に保管する際に、複数のパネルを収納するパネル収納容器が用いられる。例えば、特許文献1には、パネルを収納する容器本体と、容器本体に設けられた開口部を開閉自在に覆う蓋体と、を備えるパネル収納容器が記載されている。
国際公開第2019/138982号
蓋体が開閉される際に、蓋体の周縁が容器本体の開口部を画定する開口縁に接触することがある。このとき、蓋体及び容器本体の少なくとも一方が損傷するおそれがある。
本開示は、損傷を抑制可能なパネル収納容器を説明する。
本開示の一側面に係るパネル収納容器は、開口を画定するフランジを有し、複数のパネルを収納するための容器本体と、開口を閉塞するための蓋体と、蓋体が開口を閉塞している状態で互いに向かい合う蓋体の外周面とフランジの内周面との間に設けられた凸状の保護部材と、を備える。
このパネル収納容器においては、蓋体が開口を閉塞している状態で互いに向かい合う蓋体の外周面とフランジの内周面との間に凸状の保護部材が設けられている。蓋体がフランジに取り付けられる際、又は蓋体がフランジから取り外される際に、蓋体の傾き等に起因して、蓋体の外周面がフランジの内周面に接近することがある。このような場合、蓋体の外周面は、フランジの内周面に接触する前に、保護部材に接触し得る。したがって、蓋体の外周面がフランジの内周面に接触する可能性を低減することができる。さらに、保護部材は凸状であるので、蓋体の外周面とフランジの内周面とが接触した場合の接触面積と比較して、蓋体の外周面と保護部材との接触面積は小さくなる。その結果、パネル収納容器の損傷を抑制することが可能となる。
保護部材は、フランジの内周面に設けられてもよく、蓋体が開口を閉塞している状態でフランジの内周面から蓋体の外周面に向けて突出してもよい。保護部材がフランジの内周面から蓋体の外周面に向けて突出しているので、蓋体の外周面がフランジの内周面に接近した場合でも、蓋体の外周面が、フランジの内周面に接触する前に、保護部材に接触する可能性が高まる。したがって、パネル収納容器の損傷をさらに抑制することが可能となる。
保護部材は、フランジに着脱可能に設けられてもよい。この場合、保護部材を交換することができる。例えば、保護部材が損傷した場合に、保護部材を新しい保護部材に交換することにより、パネル収納容器の損傷を抑制することが可能となる。
保護部材は、蓋体の外周面に設けられ、蓋体が開口を閉塞している状態で蓋体の外周面からフランジの内周面に向けて突出してもよい。保護部材が蓋体の外周面からフランジの内周面に向けて突出しているので、蓋体の外周面がフランジの内周面に接近した場合でも、蓋体の外周面が、フランジの内周面に接触する前に、保護部材に接触する可能性が高まる。したがって、パネル収納容器の損傷をさらに抑制することが可能となる。
保護部材は、蓋体に着脱可能に設けられてもよい。この場合、保護部材を交換することができる。例えば、保護部材が損傷した場合に、保護部材を新しい保護部材に交換することにより、パネル収納容器の損傷を抑制することが可能となる。
フランジは、矩形状の枠体であってもよい。保護部材は、第1保護部材と、第2保護部材と、を含んでもよい。第1保護部材及び第2保護部材は、枠体の一辺を成す枠部の両端における内周面と蓋体の外周面との間に設けられてもよい。例えば、蓋体が傾いた場合、枠部の両端における内周面に向かって蓋体の外周面が接近する可能性が高い。上記構成によれば、いずれの端部における内周面に向かって蓋体の外周面が接近したとしても、蓋体の外周面は、フランジの内周面に接触する前に、第1保護部材又は第2保護部材に接触し得る。したがって、パネル収納容器の損傷をより一層抑制することが可能となる。
蓋体は、外周面を含む蓋本体を備えてもよい。蓋本体は、金属材料で構成されてもよい。フランジは、樹脂材料で構成されてもよい。この場合、蓋体の外周面がフランジの内周面に接触すると、粉塵が発生し、パネル収納容器内に混入するおそれがある。上記パネル収納容器によれば、蓋体の外周面がフランジの内周面に接触する可能性を低減することができるので、粉塵の発生を抑制することが可能となる。
本開示によれば、損傷を抑制することができる。
図1は、一実施形態に係るパネル収納容器の分解斜視図である。 図2は、図1のパネル収納容器の背面斜視図である。 図3は、図1の容器本体の一部の分解斜視図である。 図4は、フランジの取付を説明するための図である。 図5は、カバー部材を説明するための図である。 図6は、図1のパネル収納容器の部分拡大図である。 図7は、図6のVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、図1のパネル収納容器の底面図である。 図9は、図1の容器本体の一部の分解斜視図である。 図10は、給排気機構の周辺の断面図である。 図11は、図2のXI-XI線に沿った断面図である。 図12は、図11のXII-XII線に沿った断面図である。
以下、図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。なお、図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。各図には、XYZ座標系が示される。Y軸方向は、X軸方向及びZ軸方向と交差(ここでは、直交)する方向である。Z軸方向は、X軸方向及びY軸方向と交差(ここでは、直交)する方向である。一例として、X軸方向は、左右方向(幅方向)であり、Y軸方向は、前後方向(奥行方向)であり、Z軸方向は、上下方向(高さ方向)である。説明の便宜上、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、及び「右」の用語が用いられるが、これらの方向に限定されない。
図1及び図2を参照して、一実施形態に係るパネル収納容器を説明する。図1は、一実施形態に係るパネル収納容器の分解斜視図である。図2は、図1のパネル収納容器の背面斜視図である。図1及び図2に示されるパネル収納容器1は、複数のパネルを収納するための容器である。パネル収納容器1は、例えば、SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)に準拠している。パネルの例としては、液晶パネル用のガラス基板、及び電子部品を搭載したパネルが挙げられる。パネルは、矩形形状を有する。パネルのサイズの例としては、510mm×515mm及び600mm×600mmが挙げられる。パネル収納容器1に収納可能なパネルの枚数は、任意に定められており、例えば、6枚でもよく、12枚でもよい。
パネル収納容器1は、例えば、電子部品を製造する製造装置に使用される。電子部品は、例えば、ガラス板及びステンレス板といった大型のキャリアパネル上に多数の電子部品を搭載する工程、これらの電子部品をエポキシ樹脂等で封止する工程、封止された電子部品をパネル形態でキャリアパネルから剥がす工程、及びパネル形態の電子部品を個別に切り出す工程等を経て製造される。パネル収納容器1は、これらの工程間でパネルを移送するために用いられる。
パネル収納容器1は、容器本体2と、蓋体3と、を備えている。
容器本体2は、正面(前面)が開放された直方体形状の容器である。言い換えると、容器本体2は、前面に開口2aが設けられたフロントオープンボックス型の容器である。容器本体2は、複数のパネルを収納する。開口2aを介してパネルが容器本体2に出し入れされる。容器本体2の詳細は後述する。
蓋体3は、容器本体2の開口2aを閉塞するための部材である。蓋体3は、ガスケット等の封止部材34(図7参照)を介して容器本体2の開口2aを気密に閉塞する。蓋体3は、開口2aを画定するフランジ25に着脱自在に取り付けられる。蓋体3は、蓋本体31と、施錠機構32と、を備えている。蓋本体31は、蓋体3の本体部分である。蓋本体31は、矩形状の板材であり、蓋体3の外周面3aを含む。外周面3aは、蓋体3(蓋本体31)の周縁に沿った面である。蓋本体31の構成材料の比重は、フランジ25の構成材料の比重よりも大きく、例えば、1.5以上である。蓋本体31は、例えば、金属材料で構成されている。金属材料の例としては、アルミニウム、及びマグネシウム合金が挙げられる。蓋本体31の前面には、鍵穴33が設けられている。鍵穴33には、不図示の鍵が挿入される。
施錠機構32は、鍵穴33に挿入された鍵が操作されることによって、蓋体3を施錠又は解錠する。施錠機構32は、不図示のラッチを備えている。蓋体3がフランジ25に取り付けられた状態で、鍵の操作によりラッチがフランジ25に設けられた施錠穴25hに嵌入されることによって蓋体3が施錠される。蓋体3が施錠されている状態で、鍵の操作によりラッチが施錠穴25hから引き抜かれることよって蓋体3が解錠される。
容器本体2及び蓋体3は、金属材料又は樹脂材料で成形される複数の部品を組み合わせることによって構成される。樹脂材料の成形材料に含まれる樹脂の例としては、熱可塑性樹脂が挙げられる。熱可塑性樹脂の例としては、ポリカーボネート、シクロオレフィンポリマー、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、液晶ポリマー、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル樹脂、及びアクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体が挙げられる。樹脂材料の成形材料に含まれる樹脂として、これらのアロイが用いられてもよい。
これらの樹脂には、導電物質、及び各種帯電防止剤が添加されてもよい。導電物質は、例えば、カーボン繊維、カーボンパウダー、カーボンナノチューブ、又は導電性ポリマー等からなる。帯電防止剤としては、アニオン系、カチオン系、及び非イオン系等の帯電防止剤が用いられ得る。ベンゾトリアゾール系、サリシレート系、シアノアクリレート系、オキザリックアシッドアニリド系、及びヒンダードアミン系の紫外線吸収剤が添加されてもよい。剛性を向上させるガラス繊維又は炭素繊維等も選択的に添加されてもよい。
次に、図3~図5を更に参照して、容器本体2を詳細に説明する。図3は、図1の容器本体の一部の分解斜視図である。図4は、フランジの取付を説明するための図である。図5は、カバー部材を説明するための図である。図3~図5に示されるように、容器本体2は、天板21と、底板22と、一対の側壁23と、背面壁24と、フランジ25と、枠体26と、台座部27と、一対のレール部材28と、連結プレート41~47と、サイドプレート48と、一対のカバー部材C1と、一対のカバー部材C2と、一対のカバー部材C3と、を備えている。
天板21、底板22、側壁23、及び背面壁24は、略矩形状の板材である。天板21と底板22とは、上下方向において互いに向かい合っており、略平行に配置されている。一対の側壁23は、左右方向において互いに向かい合っており、略平行に配置されている。左側の側壁23は、天板21の左端と底板22の左端とを連結している。右側の側壁23は、天板21の右端と底板22の右端とを連結している。背面壁24は、天板21の後端と底板22の後端とを連結するとともに、一対の側壁23の後端を連結している。天板21、一対の側壁23、底板22、及び背面壁24によって、収容空間20が画定される。
天板21、底板22、及び側壁23は、例えば、金属材料によって構成されている。金属材料の例としては、アルミニウム及びステンレスが挙げられる。背面壁24は、例えば、容器本体2の外部から収容空間20を目視可能な透明の樹脂材料によって構成される。背面壁24の一部が透明の樹脂材料で構成されてもよい。透明な樹脂材料の例としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート、塩化ビニル樹脂、及びシクロオレフィンポリマーが挙げられる。
天板21は、前端部21aと、後端部21bと、一対の側端部21cと、を有している。前端部21aは、天板21の前端縁に沿った部分である。後端部21bは、天板21の後端縁に沿った部分である。一対の側端部21cは、天板21の左右の側端縁に沿った部分である。前端部21a、及び一対の側端部21cには、ネジを挿通するための複数の挿通孔が設けられている。
底板22は、前端部22aと、後端部22bと、一対の側端部22cと、を有している。前端部22aは、底板22の前端縁に沿った部分である。後端部22bは、底板22の後端縁に沿った部分である。一対の側端部22cは、底板22の左右の側端縁に沿った部分である。後端部22b、及び一対の側端部22cには、ネジを挿通するための複数の挿通孔が設けられている。底板22には、上下方向に底板22を貫通する複数(本実施形態では4つ)の貫通孔22hが設けられている。貫通孔22hには、後述の給排気機構55が嵌入される。
各側壁23は、前端及び上下端が容器本体2の外側に折り返された形状を有する。側壁23は、本体部23aと、上端部23bと、下端部23cと、前端部23dと、を有している。本体部23aは、矩形形状を有している。本体部23aは、後端部23eを有している。後端部23eは、本体部23aの後端縁に沿った部分である。上端部23bは、本体部23aの上端縁に沿って延び、本体部23aから容器本体2の外側に向かって左右方向に立設されている。下端部23cは、本体部23aの下端縁に沿って延び、本体部23aから容器本体2の外側に向かって左右方向に立設されている。前端部23dは、本体部23aの前端縁に沿って延び、本体部23aから容器本体2の外側に向かって左右方向に立設されている。上端部23b、下端部23c、前端部23d、及び後端部23eには、ネジを挿通するための複数の挿通孔が設けられている。本体部23aには、ネジを挿通するための複数の挿通孔が設けられている。本体部23aの挿通孔は、後述の支持体65を取り付けるために用いられる。
背面壁24は、上端部24aと、下端部24bと、一対の側端部24cと、を有している。上端部24aは、背面壁24の上端縁に沿った部分である。下端部24bは、背面壁24の下端縁に沿った部分である。一対の側端部24cは、背面壁24の左右の側端縁に沿った部分である。下端部24bには、ネジを挿通するための複数の挿通孔が設けられている。
フランジ25は、矩形状の枠体であって、天板21の前端、底板22の前端、及び一対の側壁23の前端に亘って設けられている。フランジ25によって、開口2aが画定される。フランジ25の内周面には、前後方向に段差が設けられており、フランジ25の前端における内径は後端における内径よりも大きい。蓋体3が封止部材34を介して段差に載置されることによって、開口2aが蓋体3によって閉塞される。このとき、フランジ25の段差よりも前の前部分は、蓋体3を囲んでいる。言い換えると、蓋体3の外周面3aは、全周に亘ってフランジ25の前部分の内周面25sと離間して向かい合っている。フランジ25は、例えば、上述の樹脂材料によって構成される。フランジ25は、上枠材25aと、下枠材25bと、一対の側枠材25cと、を有している。上枠材25a、下枠材25b、及び側枠材25cのそれぞれは、枠体の一辺を成す枠部である。
上枠材25a及び下枠材25bは、左右方向に延びる部材である。上枠材25a及び下枠材25bは、上下方向において互いに離間するとともに、略平行に配置されている。一対の側枠材25cは、上下方向に延びる部材である。一対の側枠材25cは、左右方向において互いに離間するとともに、略平行に配置されている。上枠材25aの左端と下枠材25bの左端とが左側の側枠材25cによって連結され、上枠材25aの右端と下枠材25bの右端とが右側の側枠材25cによって連結されている。上枠材25a及び下枠材25bのそれぞれには、左右方向に離間して配列された2つの施錠穴25hが設けられている。上枠材25aの施錠穴25hと下枠材25bの施錠穴25hとは上下方向において互いに向かい合う位置に設けられている。
枠体26は、天板21、底板22、一対の側壁23、及び背面壁24を固定するために用いられる。枠体26は、例えば、金属材料によって構成されている。金属材料の例としては、アルミニウム、及びステンレスが挙げられる。枠体26は、背面壁24の前面に設けられる。枠体26は、上枠材26aと、下枠材26bと、一対の側枠材26cと、支柱26dと、一対の支柱26eと、を有している。上枠材26a及び下枠材26bは、左右方向に延びる柱状部材である。上枠材26a及び下枠材26bは、上下方向において互いに離間するとともに、略平行に配置されている。
一対の側枠材26cは、上下方向に延びる柱状部材である。一対の側枠材26cは、左右方向において互いに離間するとともに、略平行に配置されている。上枠材26a及び下枠材26bの左端は、ネジによって左側の側枠材26cに固定されている。上枠材26a及び下枠材26bの右端は、ネジによって右側の側枠材26cに固定されている。つまり、上枠材26aの左端と下枠材26bの左端とが左側の側枠材26cによって連結され、上枠材26aの右端と下枠材26bの右端とが右側の側枠材26cによって連結されている。
支柱26d及び一対の支柱26eは、上下方向に延びる柱状部材である。一方の支柱26e、支柱26d、及び他方の支柱26eは、左右方向においてその順に配列され、互いに略平行に配置されている。支柱26d及び一対の支柱26eの上端は、ネジによって上枠材26aに固定されている。支柱26d及び一対の支柱26eの下端は、ネジによって下枠材26bに固定されている。支柱26dは、枠体26の左右方向における中心に設けられ、一対の支柱26eは、枠体26の左右方向における両端近傍に設けられる。支柱26dには、後述するシャフト61aを取り付けるための複数の凹部が設けられている。これらの凹部は、支柱26dの前面から後方に向けて窪んでいる。支柱26eには、後述するシャフト62aを取り付けるための複数の凹部が設けられている。これらの凹部は、支柱26eの前面から後方に向けて窪んでいる。
台座部27は、容器本体2のベースとなる部分である。台座部27は、例えば、金属材料によって構成されている。金属材料の例としては、アルミニウム及びステンレスが挙げられる。台座部27は、底板22の下面に設けられる。台座部27は、支持部材27aと、支持部材27bと、一対の支持部材27cと、複数(本実施形態では3本)の支持部材27dと、を有している。支持部材27a及び支持部材27bは、左右方向に延びる柱状部材である。支持部材27a及び支持部材27bは、前後方向において互いに離間するとともに、略平行に配置されている。
一対の支持部材27cは、前後方向に延びるL字状の部材である。一対の支持部材27cは、左右方向において互いに離間するとともに、略平行に配置されている。各支持部材27cは、第1部分27eと、第2部分27fと、を有している。第1部分27eは、底板22(XY平面)に沿った板状の部分であり、前後方向に延びている。第2部分27fは、第1部分27eの左右方向における内側の縁に沿って前後方向に延びており、当該縁から下方に向けて立設されている。第1部分27e及び第2部分27fは、L字形状を成している。
支持部材27a及び支持部材27bの左端は、ネジによって左側の支持部材27cの第2部分27fに固定されている。支持部材27a及び支持部材27bの右端は、ネジによって右側の支持部材27cの第2部分27fに固定されている。つまり、支持部材27aの左端と支持部材27bの左端とが左側の支持部材27cによって連結され、支持部材27aの右端と支持部材27bの右端とが右側の支持部材27cによって連結されている。
複数の支持部材27dは、左右方向に延びる柱状部材である。複数の支持部材27dは、前後方向に配列され、互いに略平行に配置されている。各支持部材27dの左端は、ネジによって左側の支持部材27cに固定されている。各支持部材27dの右端は、ネジによって右側の支持部材27cに固定されている。
一対のレール部材28は、容器本体2を載置するための部分である。一対のレール部材28は、例えば、パネル収納容器1がコンベアによって搬送される際にコンベアに載置される。各レール部材28は、前後方向に延びる板状部材である。レール部材28は、例えば、上述の樹脂材料によって構成されている。各レール部材28は、支持部材27cの下に設けられ、連結部材49によって支持部材27cに連結されている。連結部材49は、下端に雄ネジが設けられ、上端に雌ネジ(ネジ穴)が設けられた部材である。支持部材27c及びレール部材28は、互いに連結されることにより、左右方向の外側が開放されたU字形状を成している。
連結プレート41~47は、天板21、底板22、側壁23、背面壁24、及びフランジ25を連結するための部材である。連結プレート41~47は、長尺の板状部材である。連結プレート41~47は、例えば、金属材料によって構成されている。金属材料の例としては、アルミニウム、及びステンレスが挙げられる。連結プレート41~44,47には、ネジを挿通するための挿通孔が設けられている。連結プレート45,46には、ネジ穴が設けられている。
サイドプレート48は、後述の支持体65を取り付けるための部材である。サイドプレート48は、上下方向に延びる板状部材である。サイドプレート48は、例えば、金属材料によって構成されている。サイドプレート48は、側壁23の本体部23aの外面に設けられる。本実施形態では、各側壁23に2つのサイドプレート48が設けられる。2つのサイドプレート48は、前後方向に配列され、互いに略平行に配置されている。1つのサイドプレート48は、側壁23の前後方向における中心付近に設けられ、もう1つのサイドプレート48は、側壁23の前後方向における前端近傍に設けられる。各サイドプレート48の上端は、ネジによって上端部23bに固定されている。各サイドプレート48の下端は、ネジによって下端部23cに固定されている。各サイドプレート48には、ネジを挿通するための挿通孔が設けられている。
カバー部材C1~C3は、収容空間20へのパーティクル(粒子)の侵入を防止するための部材である。カバー部材C1~C3は、例えば、上述の樹脂材料で構成されている。一対のカバー部材C1は、天板21と側壁23とフランジ25とによって形成される角部に設けられる。一対のカバー部材C2は、天板21と側壁23と背面壁24とによって形成される角部に設けられる。一対のカバー部材C3は、底板22と側壁23と背面壁24とによって形成される角部に設けられる。
続いて、容器本体2の各部材間の連結方法を説明する。
下枠材26bの後面と背面壁24の下端部24bにおける内面とが前後方向に接触するように、枠体26に背面壁24が重ね合わせられる。さらに、下端部24bの外面に連結プレート41が重ね合わせられる。言い換えると、下端部24bは連結プレート41と下枠材26bとに挟まれている。この状態で、連結プレート41の挿通孔、及び下端部24bの挿通孔にネジが挿通され、下枠材26bのネジ穴にネジが螺合される。これにより、連結プレート41と下枠材26bとによって下端部24bが挟持され、枠体26に背面壁24が固定される。
天板21の後端部21bが上枠材26aの上面に載置され、背面壁24の上端部24aが上枠材26aの後面に載置され、後端部21b及び上端部24aを覆うように、連結プレート42が設けられる。連結プレート42は、上枠材26aの外形に沿った形状を有している。具体的には、連結プレート42は、後端部21bを覆う部分と、上端部24aを覆う部分と、これらの部分を連結する連結部分と、を有している。連結プレート42の連結部分に設けられた挿通孔を介して、ネジが上枠材26aに設けられたネジ穴に螺合される。これにより、連結プレート42と上枠材26aとによって後端部21b及び上端部24aが挟持され、枠体26に天板21及び背面壁24が固定される。その結果、天板21と背面壁24とが連結される。
側壁23の後端部23eが側枠材26cの側面に載置され、背面壁24の側端部24cが側枠材26cの後面に載置され、後端部23e及び側端部24cを覆うように、連結プレート43が設けられる。連結プレート43は、側枠材26cの外形に沿った形状を有している。具体的には、連結プレート43は、後端部23eを覆う部分と、側端部24cを覆う部分と、これらの部分を連結する連結部分と、を有している。連結プレート43の連結部分に設けられた挿通孔を介して、ネジが側枠材26cに設けられたネジ穴に螺合される。さらに、連結プレート43の後端部23eを覆う部分に設けられた挿通孔、及び後端部23eに設けられた挿通孔にネジが挿通され、側枠材26cの側面に設けられたネジ穴にネジが螺合される。これにより、連結プレート43と側枠材26cとによって後端部23e及び側端部24cが挟持され、枠体26に側壁23及び背面壁24が固定される。その結果、側壁23と背面壁24とが連結される。
天板21の側端部21cが側壁23の上端部23bの上面に載置され、側端部21cの上面に連結プレート44が重ね合わせられる。上端部23bの下面には、前後方向に延びる2枚の連結プレート45が、前後方向に離間して設けられている。言い換えると、側端部21cと上端部23bとは上下方向において互いに重ね合わせられ、側端部21c及び上端部23bは、連結プレート44と連結プレート45とによって上下方向に挟まれている。この状態で、連結プレート44の挿通孔、側端部21cの挿通孔、及び上端部23bの挿通孔に順にネジが挿通され、連結プレート45のネジ穴にネジが螺合される。これにより、連結プレート44と連結プレート45とによって側端部21c及び上端部23bが挟持され、天板21と側壁23とが連結される。
フランジ25の上枠材25aの後端部が天板21の前端部21aの上面に載置され、前端部21aの下面に連結プレート46が重ね合わせられる。言い換えると、前端部21aは、上枠材25aと連結プレート46とによって上下方向に挟まれている。この状態で、上枠材25aの挿通孔、及び前端部21aの挿通孔にネジが挿通され、連結プレート46のネジ穴にネジが螺合される。これにより、上枠材25aと連結プレート46とによって前端部21aが挟持され、天板21とフランジ25とが連結される。
フランジ25の側枠材25cの後面が側壁23の前端部23dの前面に重ね合わせられ、前端部23dの後面に連結プレート47が重ね合わせられる。言い換えると、前端部23dは、側枠材25cと連結プレート47とによって前後方向に挟まれている。この状態で、連結プレート47の挿通孔、及び前端部23dの挿通孔にネジが挿通され、側枠材25cのネジ穴にネジが螺合される。これにより、側枠材25cと連結プレート47とによって前端部23dが挟持され、側壁23とフランジ25とが連結される。
枠体26の下枠材26bの下面と底板22の後端部22bの上面とが上下方向に接触するように、下枠材26bに後端部22bが重ね合わせられる。さらに、後端部22bの下面に台座部27の支持部材27bが重ね合わせられる。言い換えると、後端部22bは下枠材26bと支持部材27bとに挟まれている。この状態で、下枠材26bの挿通孔、及び後端部22bの挿通孔にネジが挿通され、支持部材27bのネジ穴にネジが螺合される。これにより、下枠材26bと支持部材27bとによって後端部22bが挟持され、底板22が、枠体26及び台座部27に固定される。
レール部材28に設けられたネジ穴に連結部材49の雄ネジが螺入され、連結部材49のネジ穴と支持部材27cの第1部分27eに設けられた挿通孔とが重なるようにレール部材28上に支持部材27cが配置される。支持部材27cの上面に底板22の側端部22cが載置され、さらに側端部22cの上面と側壁23の下端部23cの下面とが上下方向において接触するように、側端部22cに下端部23cが重ね合わせられる。この状態で、下端部23cの挿通孔、側端部22cの挿通孔、及び第1部分27eの挿通孔にネジが挿通され、連結部材49のネジ穴にネジが螺合される。これにより、下端部23cと支持部材27cとによって側端部22cが挟持され、底板22及び側壁23が台座部27に固定される。その結果、底板22と側壁23とが連結され、台座部27とレール部材28とが連結される。
なお、上枠材25aの後端部の左右方向における長さは、前端部21a及び連結プレート46の左右方向の長さよりも短い。したがって、前端部21aの左右方向における両端は、上枠材25aの後端部に覆われていない。前端部21aの左右方向における両端上にカバー部材C1が載置される。つまり、前端部21aの左右方向における両端は、カバー部材C1と連結プレート46とによって挟まれている。この状態で、カバー部材C1の挿通孔、及び前端部21aの挿通孔にネジが挿通され、連結プレート46のネジ穴にネジが螺合される。これにより、カバー部材C1が取り付けられる。
連結プレート44及び連結プレート45は、側端部21cの後端及び上端部23bの後端まで延びていない。側端部21cの後端と上端部23bの後端とを挟むようにカバー部材C2が装着される。この状態で、カバー部材C2の上部分に設けられた挿通孔、側端部21cの挿通孔、及び上端部23bの挿通孔にネジが挿通され、カバー部材C2の下部分に設けられたネジ穴にネジが螺合される。これにより、カバー部材C2が取り付けられる。
連結プレート41の左右方向の長さは下端部24bの左右方向の長さよりも短い。したがって、下端部24bの左右方向における両端は、連結プレート41に覆われていない。下端部23cの後端と第1部分27eの後端とを挟むとともに、下端部24bの左右方向における両端を覆うようにカバー部材C3が装着される。そして、ネジによってカバー部材C3が取り付けられる。
底板22及び支持部材27cは、側壁23よりも前方に延びている。つまり、側端部22cの前端は、下端部23cに覆われていない。側端部22cの前端は、フランジ25の側枠材25cと第1部分27eの前端とによって挟まれている。この状態で、第1部分27eの挿通孔、及び側端部22cの挿通孔にネジが挿通され、側枠材25cの下面に設けられたネジ穴にネジが螺合される。これにより、底板22及びフランジ25が台座部27に固定されるとともに、底板22とフランジ25とが連結される。なお、底板22の前端部22aは、フランジ25の下枠材25bの後面に設けられた溝に挿入されている。
次に、図6及び図7を参照して、フランジ25と蓋体3との関係を説明する。図6は、図1のパネル収納容器の部分拡大図である。図7は、図6のVII-VII線に沿った断面図である。図6及び図7に示されるように、容器本体2は、複数の保護部材29を更に備えている。
保護部材29は、フランジ25を保護するための凸状の部材である。保護部材29は、例えば、上述の樹脂材料によって構成される。保護部材29の構成材料は、フランジ25の構成材料と同じでもよく、異なっていてもよい。保護部材29は、蓋体3が開口2aを閉塞している状態で、互いに向かい合う蓋体3の外周面3aとフランジ25の内周面25sとの間に設けられる。本実施形態では、保護部材29は、フランジ25の内周面25sに設けられており、蓋体3が開口2aを閉塞している状態で、内周面25sから外周面3aに向けて突出している。より具体的には、保護部材29は、側枠材25cにおける内周面25sに設けられており、蓋体3の側端部における外周面3aに向けて突出している。各側枠材25cに2つの保護部材29(第1保護部材、第2保護部材)が設けられており、2つの保護部材29は、側枠材25cの上端及び下端における内周面25sに設けられている。
保護部材29は、フランジ25に着脱可能に設けられている。保護部材29は、受け部29aと、軸部29bと、を有している。受け部29aは、フランジ25の内周面25sから外周面3aに向けて突出している部分である。受け部29aは、例えば、円板形状を有している。受け部29aは、外周面3aと向かい合う当接面29cを有している。当接面29cは、蓋体3が当接し得る面である。当接面29cの面積は、側枠材25cにおける内周面25sの面積よりも小さい。当接面29cと外周面3aとは、設計上、離れている。当接面29cと外周面3aとの距離Dは、例えば、0.5mm程度に設計されている。
軸部29bは、保護部材29をフランジ25に取り付けるための部分である。軸部29bは、受け部29aの当接面29cとは反対側の面に設けられ、当接面29cと反対方向に延びている。軸部29bは、側枠材25cにおける内周面25sに設けられた取付穴25tに嵌合されている。例えば、軸部29bが取付穴25tに圧入されることによって、保護部材29がフランジ25(側枠材25c)に取り付けられる。軸部29bが接着材によって取付穴25tに接合されることによって、保護部材29がフランジ25(側枠材25c)に取り付けられてもよい。軸部29bが雄ネジであり、取付穴25tが雌ネジであってもよい。この場合、軸部29bが取付穴25tに螺合されることによって、保護部材29がフランジ25(側枠材25c)に取り付けられる。軸部29bがスナップフィットを用いて取付穴25tに固定されることによって、保護部材29がフランジ25(側枠材25c)に取り付けられてもよい。
次に、図8~図10を参照して、容器本体2の底部に設けられる部材を説明する。図8は、図1のパネル収納容器の底面図である。図9は、図1の容器本体の一部の分解斜視図である。図10は、給排気機構の周辺の断面図である。なお、図8及び図9では、説明の便宜上、ベース基板51等を台座部27に取り付けるためのネジの図示を省略している。図8及び図9に示されるように、容器本体2は、ベース基板51と、取付プレート52と、取付プレート53と、位置決め部材54と、給排気機構55と、ブロック材56と、を更に備えている。
ベース基板51は、位置決め部材54、給排気機構55、及びブロック材56を取り付けるための基板である。ベース基板51は、矩形状の板材である。ベース基板51は、台座部27の下方に設けられ、支持部材27a及び支持部材27dにネジによって固定されている。ベース基板51は、支持部材27a及び3つの支持部材27dに亘って設けられ、後端部22bまでは延びていない。つまり、ベース基板51は、底板22の前端部22a寄りに配置されている。ベース基板51の前端部51aは、フランジ25の下枠材25bの下に位置する。前端部51aには、ネジを挿通するための挿通孔が設けられている。前端部51aの挿通孔にネジが挿通され、下枠材25bのネジ穴にネジが螺合される。
ベース基板51には、位置決め部材54を取り付けるための貫通孔51gと、給排気機構55を取り付けるための貫通孔51hと、が設けられている。本実施形態では、3つの貫通孔51gと、4つの貫通孔51hと、が設けられている。3つの貫通孔51gは、ベース基板51の中心から放射状に延びている。ベース基板51の前部分の両端付近に2つの貫通孔51gが設けられ、ベース基板51の後部分の左右方向における中心付近に1つの貫通孔51gが設けられている。4つの貫通孔51hは、ベース基板51の四隅付近に設けられている。ベース基板51の後端部には、RF-ID(Radio Frequency Identification)タグを取り付けるための貫通孔が更に設けられている。
取付プレート52,53は、位置決め部材54をベース基板51に取り付けるための部材である。取付プレート52,53は、板状部材である。取付プレート52,53は、例えば、上述の樹脂材料によって構成されている。取付プレート52は、ベース基板51の前部分の下面に設けられる。取付プレート52には、位置決め部材54を露出させるための2つの貫通孔52gが設けられている。取付プレート52には、2つの貫通孔52gの間に、パネル収納容器1を固定するために用いられる貫通孔が更に設けられている。取付プレート53は、ベース基板51の後部分の下面に設けられる。取付プレート53には、位置決め部材54を露出させるための貫通孔53gが設けられている。
位置決め部材54は、搬送装置又は加工装置等の外部装置がパネル収納容器1(容器本体2)の位置決めを行うために用いられる部材である。位置決め部材54は、例えば、金属材料によって構成されている。金属材料の例としては、アルミニウム及びステンレスが挙げられる。位置決め部材54は、V字状の板材である。位置決め部材54は、底板22に向かって(上方に)窪むように、貫通孔51gに嵌め合わされている。位置決め部材54のV字面によってV字状の溝が画定される。V字面には、耐摩耗性の表面処理が施されている。本実施形態では、容器本体2は、3つの位置決め部材54を備えている。
ベース基板51の前部分に設けられた2つの貫通孔51gに、2つの位置決め部材54が嵌め合わされており、位置決め部材54のV字面が貫通孔52gから露出するように取付プレート52がベース基板51の下面に取り付けられている。位置決め部材54の両端がベース基板51と取付プレート52とによって挟持されている。同様に、ベース基板51の後部分に設けられた1つの貫通孔51gに、1つの位置決め部材54が嵌め合わされており、位置決め部材54のV字面が貫通孔53gから露出するように取付プレート53がベース基板51の下面に取り付けられている。位置決め部材54の両端がベース基板51と取付プレート53とによって挟持されている。
外部装置が有するピンが各位置決め部材54のV字面に当接することによって、パネル収納容器1が位置決めされる。具体的には、V字面によってV字状の溝にピンが誘導される。パネル収納容器1は3つの位置決め部材54を備えているので、パネル収納容器1は3点で支持される。したがって、パネル収納容器1の位置が精度良く定まる。位置決め部材54の数及び配置は、適宜変更されてもよい。
なお、位置決め部材54は、底板22の下面から離間している。これにより、外部装置のピンから位置決め部材54のV字面に加わる力は、ベース基板51に伝わり、底板22に加わることが回避される。したがって、底板22の変形が抑制される。
給排気機構55は、パネル収納容器1の内部(収容空間20)の清浄性及び低湿度を保つために、収容空間20内にガスを供給し、収容空間20からガスを排出するための機構である。収容空間20内に供給されるガスの例としては、不活性ガスが挙げられる。本実施形態では、容器本体2は、4つの給排気機構55を備えている。各給排気機構55は、底板22とベース基板51との間に設けられている。各給排気機構55は、底板22に設けられた貫通孔22h及びベース基板51に設けられた貫通孔51hを介して、ガスを収容空間20に供給し、又はガスを収容空間20から排出する。本実施形態では、前方に設けられた2つの給排気機構55が、収容空間20からガスを排出し、後方に設けられた2つの給排気機構55が、収容空間20にガスを供給する。なお、給排気機構55の数、配置、及び機能は、任意に変更され得る。
図10に示されるように、給排気機構55は、フィルタ55aと、スペーサ55bと、封止部材55cと、を有している。フィルタ55aは、ガスを通過させる部材である。スペーサ55bは、フィルタ55aを保持するための部材である。スペーサ55bは、上下両端が開放された筒状(円筒状)の部材であり、スペーサ55bの内部空間にフィルタ55aが収容される。スペーサ55bの内周面には段差が設けられており、スペーサ55bの上端における内径は下端における内径よりも小さい。スペーサ55bは、貫通孔22h及び貫通孔51hとスペーサ55bの内部空間とが連通するように、底板22とベース基板51との間に設けられる。
フィルタ55aは、フィルタ本体55dと、カバー55eと、を有している。フィルタ本体55dは上端に環状の爪部55fを有し、フィルタ本体55dの下端の外周面にはネジ溝が設けられている。カバー55eは、フィルタ本体55dの下端及び下端の外周面を覆う。カバー55eは外周面に環状の爪部55gを有し、カバー55eの内周面にはネジ溝が設けられている。
給排気機構55の取付方法を説明する。スペーサ55bの下端がベース基板51にネジによって固定され、スペーサ55bの上端がOリング等の封止部材55cを介して底板22の下面に押し付けられる。この状態で、フィルタ本体55dが貫通孔22hを介してスペーサ55bの内部空間に挿入される。このとき、爪部55fが貫通孔22hを画定する周縁部によって係止される。そして、カバー55eが貫通孔51hを介してスペーサ55bの内部空間に挿入され、フィルタ本体55dの外周面とカバー55eの内周面とが螺合されて、フィルタ本体55dとカバー55eとが一体化される。このとき、爪部55gがスペーサ55bの内周面の段差に係止される。つまり、爪部55fと爪部55gとによって、底板22とスペーサ55bとが挟み込まれる。そして、フィルタ本体55dの外周面とカバー55eの内周面とが更に螺合されることで、底板22とスペーサ55bとが密着し、気密に固定される。
ブロック材56は、パネル収納容器1(容器本体2)の変形を抑制するための部材である。ブロック材56は、例えば、上述の樹脂材料によって構成されている。ブロック材56は、ベース基板51の下面に設けられる。ブロック材56は、ベース基板51の前後方向における中心よりも後方に設けられる。より具体的には、ブロック材56は、前方に設けられた2つの位置決め部材54と後方に設けられた1つの位置決め部材54との前後方向における中心よりも後方に設けられる。本実施形態では、容器本体2は、2つのブロック材56を備えている。2つのブロック材56は、ベース基板51の後端縁と側端縁とによって形成される角部にそれぞれ設けられている。
次に、図11及び図12を参照して、収容空間20内の構成を説明する。図11は、図2のXI-XI線に沿った断面図である。図12は、図11のXII-XII線に沿った断面図である。図11に示されるように、容器本体2は、パネル支持部60を更に備えている。パネル支持部60は、パネルを支持するための部分である。パネル支持部60は、複数の支持部61と、複数の支持部62と、複数のストッパ63と、複数のストッパ64と、を備えている。
支持部61、支持部62、ストッパ63、及びストッパ64の数は、パネル収納容器1に収納可能なパネルの枚数に応じて変更される。本実施形態では、パネル支持部60は、1枚のパネル当たり、1つの支持部61と、2つの支持部62と、2つのストッパ63と、2つのストッパ64と、を備えている。言い換えると、1つの支持部61と、2つの支持部62と、2つのストッパ63と、2つのストッパ64とによって、1枚のパネルを収納する収納段が形成される。
支持部61は、パネルの左右方向における中央部を支持するための部分である。支持部61は、シャフト61aと、複数の弾性体61bと、を有している。シャフト61aは、前後方向に延びる柱状(例えば、円柱状)の部材である。シャフト61aの後端が支柱26dの凹部に嵌入され、ネジによって支柱26dに固定される。シャフト61aは、例えば、曲げ剛性の高い材料によって構成されている。シャフト61aの構成材料の例として、ステンレス及びアルミニウム等の金属、並びにカーボン繊維強化プラスチックが挙げられる。
弾性体61bは、シャフト61aの外周面に設けられた環状(例えば、円環状)の部材である。弾性体61bは、パネルの滑りを抑え、パネルの位置決め精度を向上させるために設けられる。パネルの滑り防止の観点から、弾性体61bは、シャフト61aよりも高い摩擦力を有してもよい。パネルの損傷防止の観点から、弾性体61bは、シャフト61aよりも高い弾力性(クッション性)を有してもよい。弾性体61bは、例えば、ゴム材によって構成される。ゴム材の例としては、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)、シリコンゴム、及びフッ素ゴムが挙げられる。弾性体61bは、例えばOリングである。複数の弾性体61bは、シャフト61aの延在方向に一定の間隔で配列されている。位置決め精度向上の観点から、互いに隣り合う2つの弾性体61bの間隔は、50mm~100mmの範囲であってもよい。
支持部62は、パネルの左右方向の両端部を支持するための部分である。支持部62は、シャフト62aと、複数の弾性体62bと、複数の支持体65と、を有している。シャフト62aは、前後方向に延びる柱状(例えば、円柱状)の部材である。シャフト62aの後端が支柱26eの凹部に嵌入され、ネジによって支柱26eに固定される。シャフト62aは、例えば、曲げ剛性の高い材料によって構成されている。シャフト62aの構成材料の例として、ステンレス及びアルミニウム等の金属、並びにカーボン繊維強化プラスチックが挙げられる。シャフト62aの前後方向における長さは、パネルの前後方向における長さよりも僅かに長く、シャフト61aの前後方向における長さよりも長い。
弾性体62bは、シャフト62aの外周面に設けられた環状(例えば、円環状)の部材である。弾性体62bは、パネルの滑りを抑え、パネルの位置決め精度を向上させるために設けられる。弾性体62bの構成材料及び配列は、弾性体61bの構成材料及び配列と同様であるので詳細な説明を省略する。
支持体65は、シャフト62aを支持するための部材である。図12に示されるように、支持体65は、載置部65aと、取付部65bと、を有している。載置部65aは、パネルの左右方向における端部が載置される部分である。載置部65aは、左右方向に延びる略直方体形状を有している。載置部65aの上面にパネルの左右方向における端部が載置される。載置部65aの先端部分には、シャフト62aを挿通するための挿通孔65cが設けられている。挿通孔65cは、載置部65aを前後方向に貫通している。
取付部65bは、支持体65をサイドプレート48に取り付けるための部分である。取付部65bは、載置部65aの基端に設けられている。取付部65bは、載置部65aの上面よりも上方に突出しており、支持体65の基端から先端に向かうにつれて下方に傾斜する傾斜面65dを有している。取付部65bには、取付部65bの端面から左右方向に延びるネジ穴が設けられている。取付部65bが側壁23(本体部23a)の内面に押し当てられた状態で、サイドプレート48の挿通孔、及び本体部23aの挿通孔にネジが挿通され、取付部65bのネジ穴にネジが螺合される。これにより、支持体65とサイドプレート48とによって側壁23(本体部23a)を挟み込んだ状態で、支持体65がサイドプレート48に固定される。
ストッパ63は、パネルの飛び出しを防止するとともにパネルの前端の位置を決めるための部材である。ストッパ63は、例えば、上述の樹脂材料で構成されている。ストッパ63は、シャフト62aの前端に設けられている。例えば、シャフト62aの前端をストッパ63に設けられた取付穴に嵌入することによって、ストッパ63がシャフト62aに取り付けられる。ストッパ63は、弾性体62bの外径よりも大きい外径を有する円板状の係止片63aを有している。係止片63aは、外周面から中心に向かうにつれて後方に傾斜する傾斜面を有している。
ストッパ64は、パネルの後端の位置を決めるための部材である。ストッパ64は、例えば、上述の樹脂材料で構成されている。ストッパ64は、シャフト62aの後端部に設けられている。ストッパ64は、ブロック状の形状を有している。ストッパ64には、前後方向にシャフト62aを挿通するための挿通孔が設けられている。ストッパ64の挿通孔にシャフト62aが挿通された状態で、ストッパ64の後面が支柱26eの前面に当接され、ネジによってストッパ64が支柱26eに固定される。ストッパ64は、上面から下方に向かうにつれて前方に傾斜する傾斜面64aを有している。
ストッパ63、ストッパ64、及び支持体65によって、パネルが載置される載置位置が規定される。具体的には、ストッパ63,64によってパネルの前後方向における載置位置が規定され、左右に設けられた4つの支持体65によってパネルの左右方向における載置位置が規定される。例えば、ロボットによってパネルが収容空間20に搬入され、いずれかの収納段にパネルが載置される。このとき、誤差等によってパネルの位置が僅かにずれることがある。例えば、パネルの前端がストッパ63の係止片63aの傾斜面上に乗り上げたとしても、パネルの自重によって当該傾斜面に沿って載置位置に誘導される。同様に、パネルの後端がストッパ64の傾斜面64a上に乗り上げたとしても、パネルの自重によって傾斜面64aに沿って載置位置に誘導される。同様に、パネルの側端が支持体65の傾斜面65d上に乗り上げたとしても、パネルの自重によって傾斜面65dに沿って載置位置に誘導される。
以上説明したパネル収納容器1においては、蓋体3が開口2aを閉塞している状態で互いに向かい合う蓋体3の外周面3aとフランジ25の内周面25sとの間に凸状の保護部材29が設けられている。具体的には、保護部材29は、フランジ25の内周面25sに設けられており、蓋体3が開口2aを閉塞している状態で、内周面25sから外周面3aに向けて突出している。蓋体3がフランジ25に取り付けられる際、又は蓋体3がフランジ25から取り外される際に、蓋体3の傾き等に起因して、蓋体3の外周面3aがフランジ25の内周面25sに接近することがある。このような場合、蓋体3の外周面3aは、フランジ25の内周面25sに接触する前に、保護部材29に接触し得る。したがって、蓋体3の外周面3aがフランジ25の内周面25sに接触する可能性を低減することができる。さらに、保護部材29は凸状であるので、蓋体3の外周面3aとフランジ25の内周面25sとが接触した場合の接触面積と比較して、蓋体3の外周面3aと保護部材29との接触面積は小さい。その結果、パネル収納容器1の損傷を抑制することが可能となる。
保護部材29はフランジ25に着脱可能に設けられているので、保護部材29を交換することができる。例えば、保護部材29が損傷した場合に、保護部材29を新しい保護部材29に交換することにより、保護部材29の損傷が修復される。したがって、パネル収納容器1の損傷を抑制することが可能となる。
例えば、蓋体3が傾いた場合、側枠材25cの両端における内周面25sに向かって蓋体3の外周面3aが接近する可能性が高い。これに対し、側枠材25cの両端(上端及び下端)における内周面25sに、保護部材29が設けられている。この構成によれば、側枠材25cの上端における内周面25s又は側枠材25cの下端における内周面25sに向かって蓋体3の外周面3aが接近したとしても、蓋体3の外周面3aは、フランジ25の内周面25sに接触する前に、保護部材29に接触し得る。したがって、パネル収納容器1の損傷をより一層抑制することが可能となる。
蓋本体31は、金属材料で構成されており、フランジ25は、樹脂材料で構成されている。したがって、蓋体3の外周面3aがフランジ25の内周面25sに接触すると、粉塵が発生し、パネル収納容器1内に混入するおそれがある。上記パネル収納容器1によれば、蓋体3の外周面3aがフランジ25の内周面25sに接触する可能性を低減することができるので、粉塵の発生を抑制することが可能となる。
例えば、連結プレート44,45を用いることなく、側端部21cと上端部23bとがネジで連結された場合、ネジが設けられていない箇所では側端部21cと上端部23bとが十分に密着しないおそれがある。これに対し、パネル収納容器1では、連結プレート44と連結プレート45とによって側端部21c及び上端部23bが挟持され、天板21と側壁23とが連結されている。この構成では、連結プレート44と連結プレート45とによって、側端部21c及び上端部23bを挟み込むことによって、側端部21cと上端部23bとの密着性を向上させることができる。その結果、収容空間20の気密性を向上させることが可能となる。
サイドプレート48は、上端部23bと下端部23cとによって挟まれている。したがって、サイドプレート48の上下方向における位置を精度良く合わせることができるので、支持体65の上下方向における位置精度を向上させることができる。さらに、下端部23cは台座部27の支持部材27cに固定されており、支持部材27cは支持部材27a,27b,27dに接続されている。このため、パネルが支持体65に載置された場合に、パネルの重量を台座部27全体で受けることができる。その結果、パネルを安定して支持することが可能となる。
カバー部材C1~C3が容器本体2の角部に設けられることによって、各部材の隙間を塞ぐことができ、これらの隙間から収容空間20にパーティクルが侵入する可能性を低減することができる。
位置決め部材54は、金属材料で構成されており、V字面には、耐摩耗性の表面処理が施されている。したがって、位置決め部材54が樹脂材料で構成される場合と比較して、強度を向上させることができる。このため、パネル収納容器1の重量が大きい場合であっても、位置決め部材54の変形を抑制することができる。その結果、パネル収納容器1の位置を安定させることができ、パネル収納容器1の位置決め精度を向上させることが可能となる。さらに、位置決め部材54のV字面は取付プレート52,53の貫通孔52g,53gから露出している。取付プレート52,53は樹脂材料で構成されているので、ピンが貫通孔52g,53gを画定する周縁に乗り上げたとしても、ピンが滑りやすい。したがって、ピンがV字面に誘導され、V字状の溝に誘導され得る。
搬送装置又は加工装置等の外部装置が有するピンの先端を位置決め部材54のV字面に当接することによって、パネル収納容器1が支持される。パネル収納容器1では、前方に2つの位置決め部材54が設けられ、後方に1つの位置決め部材54が設けられているので、パネル収納容器1が支持されている状態ではパネル収納容器1の前部分よりも後部分が下方に下がる傾向がある。このとき、ブロック材56が外部装置に当接することによって、パネル収納容器1の傾きが抑えられる。その結果、パネル収納容器1の変形を抑制することが可能となる。
なお、本開示に係るパネル収納容器は上記実施形態に限定されない。
上記実施形態では、固定部材の一例としてネジが用いられているが、ネジに代えて別の固定部材が用いられてもよい。
上記実施形態では、フランジ25は、上枠材25a、下枠材25b、及び一対の側枠材25cを連結することによって構成されているが、フランジ25は、一体成形品であってもよい。
上記実施形態では、保護部材29は、一対の側枠材25cに設けられているが、フランジ25を構成する上枠材25a、下枠材25b、及び一対の側枠材25cの少なくとも1つに設けられていればよい。例えば、保護部材29は、一対の側枠材25cには設けられず、上枠材25a及び下枠材25bに設けられてもよい。保護部材29は、上枠材25a、下枠材25b、及び一対の側枠材25cに設けられてもよい。各枠材における保護部材29の数及び設置位置は任意に設定され得る。
上記実施形態では、保護部材29は、フランジ25に着脱可能に構成されているが、フランジ25に固定されてもよい。上記実施形態では、保護部材29は、フランジ25とは別部材であるが、保護部材29と一体に構成されてもよい。
保護部材29は、蓋体3の外周面3aに蓋体3とは別部材として設けられてもよい。保護部材29は、蓋体3と一体に構成されてもよい。これらの場合、蓋体3が開口2aを閉塞している状態で、保護部材29は、外周面3aから内周面25sに向けて突出する。したがって、蓋体3の外周面3aがフランジ25の内周面25sに接近した場合でも、蓋体3の外周面3aが、フランジ25の内周面25sに接触する前に、保護部材29に接触する可能性が高まる。したがって、パネル収納容器1の損傷をさらに抑制することが可能となる。
さらに、保護部材29は、蓋体3に着脱可能に設けられてもよい。例えば、保護部材29が損傷した場合に、保護部材29を新しい保護部材29に交換することにより、保護部材29の損傷が修復される。したがって、パネル収納容器1の損傷を抑制することが可能となる。
容器本体2の各部材の連結方法は、上記実施形態と異なっていてもよい。上記実施形態では、容器本体2は、複数の部品を組み合わせることによって構成されているが、一体成形品であってもよい。パネル支持部60は、上記実施形態とは異なる構成を有してもよい。
1…パネル収納容器、2…容器本体、2a…開口、3…蓋体、3a…外周面、25…フランジ、25a…上枠材(枠部)、25b…下枠材(枠部)、25c…側枠材(枠部)、25s…内周面、29…保護部材(第1保護部材、第2保護部材)、31…蓋本体。

Claims (6)

  1. 開口を画定するフランジを有し、複数のパネルを収納するための容器本体と、
    前記開口を閉塞するための蓋体と、
    前記フランジの内周面に設けられた保護部材と、
    を備え
    前記保護部材は、
    前記蓋体が前記開口を閉塞している状態で前記蓋体の外周面と向かい合う当接面を有し、前記フランジの前記内周面に沿った円板形状の受け部と、
    前記受け部の、前記当接面とは反対側の面に設けられ、前記当接面と反対方向に延びるとともに前記フランジの前記内周面に設けられた取付穴に嵌合された軸部と、
    を備え、
    前記受け部は、前記蓋体が前記開口を閉塞している状態で前記フランジの前記内周面から前記蓋体の前記外周面に向けて突出している、パネル収納容器。
  2. 前記保護部材は、前記フランジに着脱可能に設けられている、請求項に記載のパネル収納容器。
  3. 開口を画定するフランジを有し、複数のパネルを収納するための容器本体と、
    前記開口を閉塞するための蓋体と、
    前記蓋体の外周面に設けられた保護部材と、
    を備え
    前記保護部材は、
    前記蓋体が前記開口を閉塞している状態で前記フランジの内周面と向かい合う当接面を有し、前記蓋体の前記外周面に沿った円板形状の受け部と、
    前記受け部の、前記当接面とは反対側の面に設けられ、前記当接面と反対方向に延びるとともに前記蓋体の前記外周面に設けられた取付穴に嵌合された軸部と、
    を備え、
    前記受け部は、前記蓋体が前記開口を閉塞している状態で前記蓋体の前記外周面から前記フランジの前記内周面に向けて突出している、パネル収納容器。
  4. 前記保護部材は、前記蓋体に着脱可能に設けられている、請求項に記載のパネル収納容器。
  5. 前記フランジは、矩形状の枠体であり、
    前記保護部材は、第1保護部材と、第2保護部材と、を含み、
    前記第1保護部材及び前記第2保護部材は、前記枠体の一辺を成す枠部の両端における前記内周面と前記外周面との間に設けられる、請求項1~請求項のいずれか一項に記載のパネル収納容器。
  6. 前記蓋体は、前記外周面を含む蓋本体を備え、
    前記蓋本体は、金属材料で構成されており、
    前記フランジは、樹脂材料で構成されている、請求項1~請求項のいずれか一項に記載のパネル収納容器。
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