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JP7463952B2 - 過電流検出回路およびスイッチング電源回路 - Google Patents

過電流検出回路およびスイッチング電源回路 Download PDF

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JP7463952B2
JP7463952B2 JP2020197005A JP2020197005A JP7463952B2 JP 7463952 B2 JP7463952 B2 JP 7463952B2 JP 2020197005 A JP2020197005 A JP 2020197005A JP 2020197005 A JP2020197005 A JP 2020197005A JP 7463952 B2 JP7463952 B2 JP 7463952B2
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Description

本発明は、過電流検出回路およびスイッチング電源回路に関する。
例えばスイッチング素子を駆動して電源を生成するスイッチング電源回路おいて過電流を検出する場合に、スイッチング動作で流れる電流波形は一定にならず、スイッチング周期で増減しているため電流検出出力はパルス状になる。このため、監視している電流状態を維持する構成としてフリップフロップ回路による検出カウンタを設けて、一定回数連続して過電流検出信号がカウントされた場合に、過電流状態の判断を行うようにしている。
これによって、スイッチング動作に伴う断続的な電流検出において、ノイズなどによる単発の電流変化や、電流揺らぎなどによる誤検出を防止しながら、確実に過電流を判定してスイッチング素子や回路の保護機能を動作させることができる。
しかしながら、上記した過電流検出の判定技術では、ノイズなどの影響で過電流の検出信号が正常に取り込めず低いレベルの電流レベルになる場合があると、過電流の検出信号が連続的に検出されない誤検出状態となり、この結果、未検出状態と判断して検出カウンタのカウント値をダウンカウントしたり、あるいはリセットしたりしてしまうことがある。
このため、実際に過電流が流れている状態であっても、このような誤検出状態が継続してしまうことになり、スイッチング素子の保護動作が遅れてしまうという課題があった。
また、このような課題は、スッチング電源回路だけではなく、シリーズ電源回路においても過電流検出を周期的に行う構成の場合には発生するものである。
特開2012-10577号公報 特開平11-24762号公報
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的は、過電流の検出を周期的に実施し、検出信号の有無に応じてカウント値を増減して所定カウント値に達したときに過電流を判定する構成で、過電流の検出信号の取りこぼしによる未検出状態が発生する場合でも、過電流状態を迅速に判定することができるようにした過電流検出回路およびこのような過電流検出回路を用いたスイッチング電源回路を提供することにある。
請求項1および2に記載の過電流検出回路は、半導体素子に流れる過電流を検出して保護動作を行わせるようにした過電流検出回路であって、前記半導体素子に流れる電流を所定周期で検出して過電流検出レベルを超えるときに過電流検出信号を出力する過電流検出部(22)と、前記過電流検出部による前記過電流検出信号があるときに応じてカウント値を加算カウントし、前記過電流検出信号がないときに応じて前記カウント値を減算カウントし、前記カウント値が判定カウント値に達したときに過電流状態を判定する判定部(21)とを備え、前記判定部は、単位時間あたりの加算カウントのカウント数を、単位時間あたりの減算カウントのカウント数よりも大きくなるように設定している。請求項1に記載の過電流検出回路において、前記判定部は、前記過電流検出部による前記過電流検出信号があるときにはカウント値を加算カウントするとともに次の過電流検出を前記所定周期で実施し、前記過電流検出信号がないときにはカウント値を減算カウントするとともに次の過電流検出を前記所定周期よりも長い周期で実施する。請求項2に記載の過電流検出回路において、前記判定部は、前記過電流検出部による前記過電流検出信号が1回をまたは連続する複数回あるときにはカウント値を加算カウントし、前記過電流検出信号が前記加算カウント時よりも多い複数回連続するときには前記カウント値を減算カウントする。
上記構成を採用することにより、過電流検出部により、半導体素子に流れる電流が過電流検出レベルを超えるときに過電流検出信号を出力し、判定部により、過電流検出信号が出力されたときにはカウント値を加算カウントし、過電流検出信号が出力されないときにはカウント値を減算カウントし、カウント値が判定カウント値に達すると過電流状態を判定する。このとき、判定部は、カウント値の加算カウントの時間あたりの割合を、減算カウントの時間あたりの割合よりも大きくなるように設定しているので、過電流状態で誤検出が発生することにより過電流検出信号の出力のある状態とない状態とが交互に発生するような場合でも、カウント値を増加させることができ、迅速に過電流状態を判定することができる。
第1実施形態を示す電気的構成図 第1実施形態を示すタイミングチャート 第2実施形態を示す電気的構成図 第2実施形態を示すタイミングチャート 第3実施形態を示す電気的構成図
(第1実施形態)
以下、本発明をスイッチング電源回路に適用した場合の第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。
電気的構成を示す図1において、降圧型のスイッチング電源回路を構成するパワーステージ100は、スイッチング駆動回路10により駆動制御される。スイッチング駆動回路10は、内部に過電流検出回路20が設けられる。
パワーステージ100は、スイッチング用の半導体素子としてのMOSトランジスタ1、電流検出用の抵抗2、ダイオード3、コイル4およびコンデンサ5を備える。MOSトランジスタ1は、ここでは例えばPチャンネル型のものを用いている。MOSトランジスタ1は、ソースが抵抗2を介して直流電源Vccの電源端子に接続され、ドレインがダイオード3を逆方向に介してグランドGNDに接続されるとともに、コイル4、コンデンサ5を介してグランドGNDに接続される。コンデンサ5とコイル4の共通接続点は出力電圧Voutの出力端子に接続される。
スイッチング駆動回路10は、上記した過電流検出回路20に加え、スイッチング制御回路11、駆動回路12および保護回路13を備える。スイッチング制御回路11は、クロック信号CLKが与えられ、モニタ端子VOMを介して出力電圧Voutが入力される。スイッチング制御回路11は、出力電圧Voutが設定された電圧レベルとなるようにクロック信号CLKの周期で駆動回路12に駆動信号を出力する。
駆動回路12は、スイッチング制御回路11から与えられる駆動信号に応じて、端子VGを介してMOSトランジスタ1のゲートにゲート駆動信号を出力する。これにより、MOSトランジスタ1は、クロック信号CLKの周期でオンオフ駆動制御される。保護回路13は、過電流検出回路20から駆動回路過電流状態を判定した信号が入力されると、駆動回路12の駆動出力を制御してMOSトランジスタ1に対する保護動作を実施する。
過電流検出回路20は、判定部としての過電流判定部21と過電流検出部としてのコンパレータ22を備えている。コンパレータ22は、反転入力端子にMOSトランジスタ1のソース電圧Vsが入力される。また、コンパレータ22は、非反転入力端子に参照電圧Vrefが与えられる。参照電圧Vrefは、MOSトランジスタ1の電流Idが過電流検出レベルIocとなるときの電圧に設定される。
コンパレータ22は、MOSトランジスタ1に流れる電流Idが過電流検出レベルIocを超えるときにMOSトランジスタ1のソース電圧Vsが参照電圧Vrefよりも低下するので、ハイレベルの検出信号を出力する。過電流判定部21は、内部にカウンタとカウント値を制御する制御部が設けられている。
過電流判定部21は、コンパレータ22から入力される検出信号をクロック信号CLKに同期して制御部により設定されたカウント値をカウンタに指示して増減のカウントを実行し、後述するように過電流状態を判定する。過電流判定部21は、過電流状態を判定すると過電流判定信号を保護回路13に出力する。
なお、保護回路13は、保護動作としては半導体素子の耐量およびシステム要件などを考慮し、スイッチング制御回路11や、MOSトランジスタ1の破壊、あるいは不具合が発生しないように制御するように設けられる。
保護回路13による保護動作の例としては、例えば以下に示す(a)~(e)のような動作がある。これらのいずれかの保護動作を設けた構成としても良いし、他の保護動作を設けた構成とすることもできる。
(a)出力電圧Vout出力を完全に停止する。
(b)出力電圧Voutの停止後、一定時間経過後にリスタート(再起動)する。
(c)出力電圧Voutの停止動作およびスイッチング動作を繰り返す。
(d)上記した(b)または(c)の動作を一定回数繰り返した後、完全停止する
(e)最大出力電流を制限した制御状態に切り替えて、出力をする。
次に、上記構成の作用について、図2も参照して説明する。
図2は、過電流検出回路20の過電流判定部21における判定動作を説明するためのすタイムチャートである。この実施形態では、判定動作のパターンとして第1から第3の3パターンについて示す。また、図2では、比較のために、従来相当の判定動作のパターンを比較パターン1、2として示している。
まず、過電流が流れない通常の動作状態について説明する。パワーステージ100は、スイッチング駆動回路10に駆動指令が与えられると、スイッチング制御回路11は、クロック信号CLKの周期で駆動回路12に駆動信号を出力する。このとき、スイッチング制御回路11は、パワーステージ100の出力電圧Voutをモニタしていて、この電圧を所定電圧となるようにフィードバック制御をしている。
この状態で、過電流検出回路20においては、MOSトランジスタ1のソース電圧Vsを取り込んでMOSトランジスタ1の電流Idが過電流検出レベルに達しているかどうかを判定している。MOSトランジスタ1の電流Idにより、電流検出用の抵抗2の電圧降下があるので、ソース電圧Vsが参照電圧Vrefよりも低下すると過電流が流れていることが検出できる。
図2では、MOSトランジスタ1の電流Idを基準として過電流検出レベルをIocとして過電流状態を検出することを示している。電流Idは、クロックCLKの周期に合わせたタイミングt0、t1、・・・でMOSトランジスタ1がオン駆動されると、電流が上昇していくが、正常状態では次の周期に入る前の時点で過電流検出レベルIocに達することはない。
しかし、何らかの状況変化でMOSトランジスタ1の電流Idが過電流レベルに増加すると、次の周期に入る前に過電流検出レベルIocを超えるようになり、コンパレータ22はハイレベルの過電流検出信号を過電流判定部21に出力する。
次に、過電流判定部21においては、過電流が検出されていない正常状態においては、カウンタに対する指示は減算カウントとなり、カウンタのカウンタ値は「0」の状態が保持されている。
<第1パターン>
第1パターンでは、過電流検出信号が出力されたときには、カウント値を加算カウントして、次の周期で再び過電流検出信号の出力の有無に応じてカウント値の加算あるいは減算カウントを実施し、過電流検出信号が出力されないときには、カウント値を減算カウントし、次の周期では過電流検出信号の出力の有無にかかわらずカウント値を保持する。
前述のように、MOSトランジスタ1に過電流が流れ始めると、時刻t0以降の周期において、電流Idが過電流検出レベルIocを超えたときに、過電流検出信号が出力される。このとき、過電流判定部21においては、第1パターンでは、次のようにしてカウント値を加算カウントおよび減算カウントしていく。
まず、過電流検出信号が時刻t0からt3にかけて4回連続して出力されると、過電流判定部21は、各検出タイミングにおいて、カウント値を「1」加算カウントする。これにより、「1」、「2」、「3」、「4」と順次カウント値が増加する。
この後、時刻t4の周期でノイズなどの影響により誤信号で電流値が小さく過電流検出信号が出力されない状態になると、過電流判定部21はカウント値を「1」減算カウントして「3」とする。このように、過電流検出信号が出力されずにカウント値を減算カウントした後は、過電流判定部21は、次の時刻t5の周期では過電流検出信号の有無にかかわらず判定を実施せず、カウンタ値「3」を保持する。
過電流判定部21は、この後、時刻t6の周期で、図示のように過電流検出信号が出力された場合にはカウンタ値を加算カウントしてカウント値を「4」とする。なお、過電流判定部21は、時刻t6の周期で、過電流検出信号が出力されない場合にはカウンタ値を減算カウントしてカウント値を「2」とする。
この後、電流Idがノイズの影響を受けない状態となって、時刻t6の周期以降で再び過電流検出信号が連続して出力されると、過電流判定部21は、各周期においてカウント値を「1」加算カウントして「4」、「5」、「6」とする。これにより、時刻t9でカウント値が過電流判定値である「6」になるので、過電流判定部21は、保護回路13に判定信号を出力して保護動作を行わせる。
上記のように、第1パターンでは、過電流判定部21により、過電流検出信号の検出時には加算カウントし、過電流検出信号の未検出時には減算カウント後の判定の周期を2倍に長くするので、時間当たりの加算カウントのカウント数が大きくなる。
この結果、過電流検出信号が出力される場合とノイズなどによる誤検出で過電流検出信号がない場合とが交互に発生して過電流状態の判定が遅れることを抑制でき、確実かつ迅速に過電流状態を判定することができる。この結果、過電流状態の判定から保護動作までの時間が長くなることを抑制でき、MOSトランジスタ1や、各回路のダメージの低減を図ることができる。
<第2パターン>
第2パターンでは、過電流検出信号が出力されたときには、カウント値を加算カウントし、過電流検出信号が連続して2回出力されないときには、カウント値を減算カウントする。
前述同様にして、図2に示す過電流検出信号の発生パターンがあるとする。過電流検出信号が時刻t0からt3にかけて4回連続して出力されると、過電流判定部21は、各検出タイミングにおいて、カウント値を「1」加算カウントする。これにより、「1」、「2」、「3」、「4」と順次カウント値が増加する。
この後、時刻t4およびt5の周期でノイズなどの影響により誤信号で電流値が小さく過電流検出信号が連続して出力されない状態になると、過電流判定部21は時刻t5のタイミングではカウント値を「4」のまま保持し、時刻t6のタイミングでカウント値を「1」に減算カウントしてカウント値を「3」とする。
過電流判定部21は、この後、時刻t7の周期で、過電流検出信号が出力された場合にはカウンタ値を加算カウントしてカウント値を「4」とする。なお、過電流判定部21は、時刻t7の周期で、過電流検出信号が出力されない場合にはカウンタ値を「3」のまま保持する。
この後、電流Idがノイズの影響を受けない状態となって、時刻t7の周期以降で再び過電流検出信号が連続して出力されると、過電流判定部21は、各周期においてカウント値を「1」加算カウントして「4」、「5」、「6」とする。これにより、カウント値が過電流判定値である「6」になるので、過電流判定部21は、保護回路13に判定信号を出力して保護動作を行わせる。
上記のように、第2パターンでは、過電流判定部21により、過電流検出信号が出力されたときには、カウント値を加算カウントし、過電流検出信号が連続して2回出力されないときには、カウント値を減算カウントするので、時間当たりの加算カウントのカウント数が大きく設定された状態になる。この結果、第1パターンの場合と同様の効果を得ることができる。
<第3パターン>
第3パターンでは、過電流検出信号が出力されたときには、カウント値を「2」だけ加算カウントし、過電流検出信号出力されないときには、カウント値を「1」だけ減算カウントする。また、このパターンでは、過電流判定値をカウント値「12」に設定している。
前述同様にして、図2に示す過電流検出信号の発生パターンがあるとする。過電流検出信号が時刻t0からt3にかけて4回連続して出力されると、過電流判定部21は、各検出タイミングにおいて、カウント値を「2」加算カウントする。これにより、「2」、「4」、「6」、「8」と順次カウント値が増加する。
この後、時刻t4およびt5の周期でノイズなどの影響により誤信号で電流値が小さく過電流検出信号が連続して出力されない状態になると、過電流判定部21は時刻t5のタイミングでカウント値を「1」だけ減算カウントして「7」とし、次の時刻t6のタイミングで再びカウント値を「1」だけ減算カウントしてカウント値を「6」とする。
過電流判定部21は、この後、時刻t6の周期で、過電流検出信号が出力された場合にはカウンタ値を「2」加算カウントして時刻t7のタイミングでカウント値を「8」とする。なお、過電流判定部21は、過電流検出信号が出力されない場合には、時刻t7のタイミングでカウンタ値を「5」に減算カウントする。
この後、電流Idがノイズの影響を受けない状態となって、時刻t7の周期以降で再び過電流検出信号が連続して出力されると、過電流判定部21は、各周期においてカウント値を「2」加算カウントして「10」、「12」とする。これにより、時刻t9のタイミングでカウント値が過電流判定値である「12」になるので、過電流判定部21は、保護回路13に判定信号を出力して保護動作を行わせる。
上記のように、第3パターンでは、過電流判定部21により、過電流検出信号が出力されたときには、カウント値を「2」加算カウントし、過電流検出信号が出力されないときには、カウント値を「1」減算カウントするので、時間当たりの加算カウントのカウント数が大きく設定された状態になる。この結果、第1パターンの場合と同様の効果を得ることができる。
なお、上記した本実施形態における3つのパターンに対して、図2に示す従来方式の2つの比較パターン1、2では、同じ過電流検出信号の出力パターンに対して、過電流状態の判定が遅れる場合が生じていることがわかる。
すなわち、比較パターン1では、カウンタのカウント動作として、過電流検出回路でコンパレータから過電流検出信号が出力された周期では加算カウントをし、過電流検出信号が出力されない周期ではカウント値をリセットして「0」に戻す方式を示している。この方式では、図2に示した過電流検出信号の出力パターンが発生したときに、過電流状態の判定が時刻t13の時点となり、第1から第3パターンでの判定の時刻t10よりも大幅に遅れている。
また、比較パターン2では、カウンタのカウント動作として、過電流検出回路でコンパレータから過電流検出信号が出力された周期では加算カウントをし、過電流検出信号が出力されない周期ではカウント値を減算カウントする方式を示している。この方式では、図2に示した過電流検出信号の出力パターンが発生したときに、過電流状態の判定が時刻t11の時点となり、やはり第1から第3パターンでの判定の時刻t10よりも遅れていることがわかる。
このような第1実施形態によれば、過電流検出回路20において、過電流判定部21によるカウンタの加算カウントの割合を、減算カウントの割合よりも大きい値に設定しているので、過電流状態で誤検出が発生することにより過電流検出信号の出力のある状態とない状態とが交互に発生するような場合でも、迅速に過電流状態を判定することができる。
そして、上記したカウンタの加算カウントの割合および減算カウントの割合の設定について、以下の第1~第3パターンの3通りの設定を可能としたので、種々の設定方向を採用できる。
すなわち、第1パターンでは、加算カウント時のカウント周期に対して減算カウント時のカウント周期を長くすることで設定し、第2パターンでは、加算カウントするときの過電流検出信号の出力回数よりも減算カウントするときの過電流検出信号の未検出回数を多く設定し、第3パターンでは、加算カウント時のカウント値を減算カウント時のカウント値よりも多く設定することで実施した。
なお、上記実施形態において、第1パターンでは、過電流検出部による過電流検出信号があるときにはカウント値を加算カウントするとともに次の過電流検出を所定周期で実施し、過電流検出信号がないときにはカウント値を減算カウントするとともに次の過電流検出を所定周期よりも長い周期で実施するようにしても良い。
また、第2パターンでは、過電流検出部による過電流検出信号が1回をまたは連続する複数回あるときにはカウント値を加算カウントし、過電流検出信号が加算カウント時よりも多い複数回連続するときにカウント値を減算カウントするようにしても良い。
そして、第3パターンでは、過電流検出部による過電流検出信号の検出があるときにはm個のカウント値を加算カウントし、過電流検出信号の検出がないときにはm個よりも少ないn(n<m)個のカウント値を減算カウントするようにしても良い。
また、上記実施形態では、過電流判定値を「6」あるいは「12」などとしているが、これらは一例に過ぎず、適宜の過電流判定値を設定することができる。
(第2実施形態)
図3および図4は第2実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、複数の過電流検知レベルを設定し、レベルによって加算カウント数を異なる設定としたものである。これによって、大電流を検知した時ほどカウンタ値を早く増加させることができ、大電流状態が継続する過電流状態ではより早く過電流状態を判定できるようにしている。
図3は電気的構成を示すもので、スイッチング駆動回路10aの過電流検出回路20aは、過電流判定部21a、第1コンパレータ23aおよび第2コンパレータ23bを備えている。2つのコンパレータ23a、23bは、第1過電流検出部、第2過電流検出部として機能するもので、ともにMOSトランジスタ1のソース電圧Vsが反転入力端子に入力される。
そして、第1コンパレータ23aは、第1実施形態のコンパレータ22と同様に、非反転入力端子に参照電圧Vrefと同じレベルの第1参照電圧Vref1が入力される。また、第2コンパレータ23bは、非反転入力端子に第1参照電圧Vref1よりも大きく設定された第2参照電圧Vref2が入力される。
第1コンパレータ22は、第1参照電圧Vref1に基づいて、第1実施形態と同じ第1過電流検出レベルIoc1の電流Idが流れた過電流状態を検出し、第2コンパレータ23は、第2参照電圧Vref2に基づいて、第1過電流検出レベルIoc1よりも大きい第2過電流検出レベルIoc2の電流Idが流れた過電流状態を検出する。
過電流判定部21aは、第1コンパレータ23aから第1過電流検出信号が入力されると、加算カウント値「1」を加算し、第2コンパレータ23bから第2過電流検出信号が入力されると、加算カウント値「2」を加算する。また、2つのコンパレータ23a、23bから、第1および第2過電流検出信号がいずれも出力されない場合には、減算カウント値「1」を減算する。
次に、上記構成の作用について、図4も参照して説明する。
図4は、過電流検出回路20aの過電流判定部21aにおける判定動作を説明するためのすタイムチャートである。検出パターンを第4パターンとして示している。また、図4では、比較のために、前述した従来相当の比較パターン2を示している。
第1実施形態の場合と同様の電流Idが流れた場合を示しており、この実施形態では、2つの検出レベルで第1または第2過電流検出信号を出力する。第1過電流検出レベルIoc1は、第1実施形態と同じレベルであるので、同様の過電流検出信号を第1過電流検出信号として出力している。また、第2過電流検出レベルIoc2は、第1過電流検出レベルIoc1よりも大きいレベルであり、ここでは、時刻t3、t6-t9の各周期で検出されており、第2過電流検出信号として出力している。また、時刻t4、t5の周期では、誤検出により過電流状態であるが第1および第2過電流検出信号のいずれも出力されていない。
図4に示しているように、第1過電流検出信号が時刻t0からt3の周期にかけて4回連続して出力され、時刻t3の周期では過電流検出信号2も出力されている。すると、過電流判定部21aは、時刻t0からt2の3周期の検出タイミングにおいて、カウント値を「1」加算カウントし、時刻t4のタイミングでカウント値を「2」加算カウントする。これにより、「1」、「2」、「3」、「5」とカウント値が増加する。
この後、時刻t4およびt5の周期でノイズなどの影響により誤信号で電流値が小さく第1および第2過電流検出信号がいずれも連続して出力されない状態になると、過電流判定部21aは時刻t5、t6の各タイミングでカウント値を順次「1」減算カウントして「4」、「3」と下げていく。
実際にはMOSトランジスタ1の電流Idが第2過電流検出レベルIoc2を超える状態となっているので、続く時刻t6、t7の各周期で誤検出となることなく第1および第2過電流検出信号がそれぞれ出力されると、過電流判定部21aは、それぞれ時刻t7、t8のタイミングでカウント値を「2」加算カウントする。これにより、カウント値は「5」、「7」と増加する。
これにより、時刻t8でカウント値が過電流判定値である「6」を超えるので、過電流判定部21aは、保護回路13に判定信号を出力して保護動作を行わせる。
このような第2実施形態では、第4パターンとして、過電流判定部21aにより、第1過電流検出信号が出力されたときには、カウント値を「1」加算カウントし、第2過電流検出信号が出力されたときには、カウント値を「2」加算カウントし、第1および第2過電流検出信号がいずれも出力されないときには、カウント値を「1」減算カウントするようにした。
これにより、時間当たりの加算カウントのカウント数が大きく設定された状態になる。この結果、第1パターンの場合と同様の効果を得ることができる。また、第2過電流検出レベルIoc2を超える大きな過電流が流れる場合には、カウント値を「2」増加させることで、迅速に過電流状態を判定することができるようになる。
なお、上記実施形態において、第1および第2過電流検出信号の出力に応じて加算カウントするカウント値は「1」、「2」に限らず、第2過電流検出信号の出力に応じたカウント値を大きくする条件を満たせば適宜のカウント値に設定することができる。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態を示すもので、以下、第1実施形態と異なる部分について説明する。この実施形態では、スイッチング駆動回路10bの起動時にモニタ端子VOMの開放異常による過昇圧不具合を防止できる構成例と組み合わせたものである。
図5に示すように、本実施形態では、第1実施形態の構成に加えて、出力電圧Voutをモニタし、過電圧検出する過電圧検出回路14、起動時の制御切替を行う起動時制御回路15および電源特性改善のため軽負荷時のみ電流を増加する軽負荷制御回路16を備えている。また、軽負荷制御回路16によりオンオフの駆動制御がなされるMOSトランジスタ17を備えている。
パワーステージ100にはコンデンサ5の充電電荷を放電させるために、出力端子が抵抗6を介してスイッチング駆動回路10bのブリード端子BREEDに接続されている。過電圧検出回路14は、パワーステージ100の出力端子がモニタ端子VOMを介して接続されるとともに、ブリード端子BREEDからも出力電圧Voutがモニタされる。
軽負荷制御回路16は、過電流検出端子OCからソース電圧Vsが入力され、MOSトランジスタ1の電流Idが所定以下に低下する軽負荷状態を検出している。軽負荷制御回路16は、軽負荷状態であると判定すると、MOSトランジスタ17をオン駆動してコンデンサ5の電荷を放電させることで出力端子Voutの電位が上昇するのを防止する。
また、起動時制御回路15は、モニタ端子VOMが開放状態である場合に、電源起動を行うとフィードバック制御がフルオン動作となって負荷に過電圧がかかるのを防止するためのもので、起動時に軽負荷制御回路16をオフ状態とし、ブリード端子BREEDの電圧をモニタすることでモニタ端子VOMとブリード端子BREEDの電位差によりモニタ端子VOMの開放異常を検出する。
このような第3実施形態によれば、過電流状態の判定に加えて、過電圧状態の検出や起動時の制御も併せて行えるので、スイッチング駆動回路10bによるパワーステージ100の駆動制御をより高機能で保護動作を行うようにすることができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能であり、例えば、以下のように変形または拡張することができる。
上記各実施形態では、MOSトランジスタ1はPチャンネル型のMOSFETを用いたが、Nチャンネル型のMOSFETを用いることもできる。この場合には、ソースとドレインが逆になるので、ソース電圧Vsではなくドレイン電圧Vdがコンパレータ22に入力されるが、基本的には同様の検出原理を実施することができる。
上記各実施形態では、過電流検出回路20、20aをスイッチング電源回路10、10a、10bに適用した場合を示したが、シリーズ電源の半導体素子の過電流検出に用いることもできる。この場合、過電流検出動作を周期的に実施する構成の過電流検出回路に適用することができる。
上記各実施形態では、半導体素子として、MOSトランジスタ1を用いる構成を示したが、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やバイポーラトランジスタなどを用いたパワーステージに適用することもできる。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
図面中、1はMOSトランジスタ(半導体素子)、10、10a、10bはスイッチング駆動回路、11はスイッチング制御回路、12は駆動回路、13は保護回路、14は過電圧検出回路、20、20aは過電流検出回路、21、21aは過電流判定部(判定部)、22はコンパレータ(過電流検出部)、23aは第1コンパレータ(第1過電流検出部)、23bは第2コンパレータ(第2過電流検出部)、100はパワーステージである。

Claims (4)

  1. 半導体素子に流れる過電流を検出して保護動作を行わせるようにした過電流検出回路であって、
    前記半導体素子に流れる電流を所定周期で検出して過電流検出レベルを超えるときに過電流検出信号を出力する過電流検出部(22、23a、23b)と、
    前記過電流検出部による前記過電流検出信号があるときに応じてカウント値を加算カウントし、前記過電流検出信号がないときに応じて前記カウント値を減算カウントし、前記カウント値が判定カウント値に達したときに過電流状態を判定する判定部(21、21a)とを備え、
    前記判定部は、単位時間あたりの加算カウントのカウント数を、単位時間あたりの減算カウントのカウント数よりも大きくなるように設定しており、
    前記判定部は、前記過電流検出部による前記過電流検出信号があるときにはカウント値を加算カウントするとともに次の過電流検出を前記所定周期で実施し、前記過電流検出信号がないときにはカウント値を減算カウントするとともに次の過電流検出を前記所定周期よりも長い周期で実施する過電流検出回路。
  2. 半導体素子に流れる過電流を検出して保護動作を行わせるようにした過電流検出回路であって、
    前記半導体素子に流れる電流を所定周期で検出して過電流検出レベルを超えるときに過電流検出信号を出力する過電流検出部(22、23a、23b)と、
    前記過電流検出部による前記過電流検出信号があるときに応じてカウント値を加算カウントし、前記過電流検出信号がないときに応じて前記カウント値を減算カウントし、前記カウント値が判定カウント値に達したときに過電流状態を判定する判定部(21、21a)とを備え、
    前記判定部は、単位時間あたりの加算カウントのカウント数を、単位時間あたりの減算カウントのカウント数よりも大きくなるように設定しており、
    前記判定部は、前記過電流検出部による前記過電流検出信号が1回をまたは連続する複数回あるときにはカウント値を加算カウントし、前記過電流検出信号が前記加算カウント時よりも多い複数回連続するときには前記カウント値を減算カウントする過電流検出回路。
  3. 前記半導体素子をスイッチング駆動により所定電圧を出力するようにしたスイッチング電源回路であって、
    前記請求項1または2に記載の過電流検出回路(20、20a、20b)と、
    前記過電流検出回路により前記半導体素子の過電流状態が判定されたときに前記半導体素子を保護する保護回路(13)とを備えたスイッチング電源回路。
  4. 前記半導体素子に印加される電圧を検出して過電圧が印加されているときに前記保護回路により保護動作を実施させる過電圧検出回路(14)を備えた請求項に記載のスイッチング電源回路。
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