[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP7458864B2 - 絶縁ユニット、ロボット及び絶縁ユニットの取り付け方法 - Google Patents

絶縁ユニット、ロボット及び絶縁ユニットの取り付け方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7458864B2
JP7458864B2 JP2020068429A JP2020068429A JP7458864B2 JP 7458864 B2 JP7458864 B2 JP 7458864B2 JP 2020068429 A JP2020068429 A JP 2020068429A JP 2020068429 A JP2020068429 A JP 2020068429A JP 7458864 B2 JP7458864 B2 JP 7458864B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate member
tip
hole
insulating
attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020068429A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021164966A (ja
Inventor
一志 成相
明紀 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2020068429A priority Critical patent/JP7458864B2/ja
Priority to US17/917,249 priority patent/US20230150149A1/en
Priority to PCT/JP2021/013319 priority patent/WO2021205929A1/ja
Priority to CN202180026058.1A priority patent/CN115362052A/zh
Publication of JP2021164966A publication Critical patent/JP2021164966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7458864B2 publication Critical patent/JP7458864B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J19/00Accessories fitted to manipulators, e.g. for monitoring, for viewing; Safety devices combined with or specially adapted for use in connection with manipulators
    • B25J19/06Safety devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Description

本開示は、絶縁ユニット及びロボットに関する。
従来から、ロボットアームに取り付けられるエンドエフェクタの中に、溶接作業を行うエンドエフェクタがある。このようなエンドエフェクタは高電圧の電気機器であるため、エンドエフェクタとロボットアームとの間に、電気的な絶縁が必要なる。例えば、特許文献1は、ロボット機体本体部の先端部の最終減速機と手首フランジとの間に電気的絶縁部材を備える産業用ロボットを開示する。手首フランジは、メカニカルインタフェースを提供し、電気機器(エンドエフェクタ)が取り付けられるように構成される。
特開平11-114873号公報
例えば、特許文献1では、既存のロボット機体に絶縁部材を取り付ける場合、手首フランジの取り外し及び取り付けが必要になる。つまり、ロボット機体の構造上の変更が必要になるため、絶縁部材の取り付けに手間がかかる。
本開示は、ロボットアームへの絶縁部材の取り付けを簡易にする絶縁ユニット及びロボットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る絶縁ユニットは、ロボットアームの先端部材と前記先端部材に取り付けられるエンドエフェクタとの間に介在して配置される絶縁ユニットであって、前記先端部材に固定され且つ前記エンドエフェクタの取り付けが可能である中間部材と、前記中間部材と前記先端部材との間に配置され且つ前記中間部材と前記先端部材とを絶縁する絶縁部材とを備え、前記中間部材は、前記中間部材を前記先端部材に固定する第1ボルトが挿入される少なくとも1つの第1取付穴と、前記エンドエフェクタを前記中間部材に固定する第2ボルトが挿入される少なくとも1つの第2取付穴とを有し、前記中間部材が前記先端部材に固定された状態で、前記第2取付穴それぞれの位置が、前記先端部材に予め形成された前記エンドエフェクタの取り付け用の先端取付穴それぞれの位置と合うように、前記第1取付穴及び前記第2取付穴は配置される。
本開示によれば、ロボットアームへの絶縁部材の取り付けを簡易にすることが可能になる。
実施の形態1に係るロボットの構成の一例を示す側面図 実施の形態1に係る絶縁ユニットの構成の一例を示す分解斜視図 実施の形態1に係る絶縁ユニットの構成の一例を示す断面側面図 実施の形態1に係る絶縁ユニットの変形例1の構成の一例を示す断面側面図 実施の形態1に係る絶縁ユニットの変形例2の構成の一例を示す断面側面図 実施の形態2に係る絶縁ユニットの構成の一例を示す分解斜視図 実施の形態2に係る絶縁ユニットの構成の一例を示す断面側面図
以下において、本開示の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、添付の図面における各図は、模式的な図であり、必ずしも厳密に図示されたものでない。さらに、各図において、実質的に同一の構成要素に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化される場合がある。
(実施の形態1)
実施の形態1に係るロボット1000の構成を説明する。図1は、実施の形態1に係るロボット1000の構成の一例を示す側面図である。図1に示すように、ロボット1000は、ロボットアーム1と、エンドエフェクタ2と、絶縁ユニット100とを備える。ロボットアーム1は、床面等の支持面上に形成された設置部3の上面上に、固定して配置される。本実施の形態では、設置部3は、床面に形成され且つ水平な上面を有する台であるが、これに限定されず、例えば、床面の一部であってもよい。なお、ロボットアーム1の設置場所は、床面に限定されず、いかなる場所であってもよく、例えば、棚などの台、壁又は天井等であってもよい。
エンドエフェクタ2は、ロボット1000の処理対象物に作用を加える構成要素であり、ロボットアーム1の先端に取り付けられる。これに限定されないが、エンドエフェクタ2は、電圧が印加される電気機器であり、本実施の形態では、高電圧を扱う電気機器の一例であるスポット溶接ガンである。ロボット1000は、エンドエフェクタ2を用いてワークWにスポット溶接作業を行う。エンドエフェクタ2は、絶縁ユニット100を介してロボットアーム1の先端に取り付けられる。絶縁ユニット100はロボットアーム1の先端に取り付けられ、エンドエフェクタ2は当該絶縁ユニット100に取り付けられる。絶縁ユニット100は、エンドエフェクタ2とロボットアーム1とを電気的に絶縁する。
ロボットアーム1の構成を説明する。図1に示すように、ロボットアーム1は、エンドエフェクタ2を自在に移動させる構成要素であり、アーム本体10と基部20とを備える。基部20は、アーム本体10を旋回可能に支持し、設置部3の上面上に固定される。
アーム本体10は、基部20からアーム本体10の先端に向かって順に配置されたリンク11~16と、リンク11~16を順次回転可能に接続する関節JT1~JT6と、関節JT1~JT6それぞれを回転駆動するアーム駆動装置D1~D6とを備える。関節JT1~JT6は回転関節である。
リンク11は関節JT1を介して基部20と接続される。リンク16の端面であるフランジ面161aは、エンドエフェクタ2と接続するためのメカニカルインタフェースを構成する。本実施の形態では、フランジ面161aは、絶縁ユニット100と接続され、絶縁ユニット100を介してエンドエフェクタ2と間接的に接続される。アーム駆動装置D1~D6はそれぞれ、電力を動力源とする。アーム駆動装置D1~D6はそれぞれ、駆動源である電気モータ(図示略)と、電気モータの回転駆動力の回転速度を低くし且つ回転駆動力を高くした状態で当該回転駆動力を伝達する減速機(図示略)とを含む。例えば、電気モータは、サーボモータであってもよい。例えば、アーム駆動装置D6は、電気モータM6と減速機R6とを含む。なお、アーム本体10の関節の数量は6つに限定されず、7つ以上又は5つ以下であってもよい。アーム駆動装置D6、電気モータM6及び減速機R6は駆動装置の一例である。
例えば、関節JT1は、リンク11の基端部を基部20に、設置部3の上面に垂直な鉛直方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT2は、リンク12の基端部をリンク11の先端部に、設置部3の上面に沿う水平方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT3は、リンク13の基端部をリンク12の先端部に、水平方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT4は、リンク14の基端部をリンク13の先端部に、リンク13の長手方向の軸心の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT5は、リンク15の基端部をリンク14の先端部に、リンク14の回転軸と垂直な方向の回転軸を中心に回動可能に連結する。関節JT6は、リンク16の基端部をリンク15の先端部に、捻じれ回転軸A6を中心に回動可能に連結する。
上記のようなアーム本体10は、その動作可能な範囲内において、リンク16の位置を任意の3次元の位置に自在に移動させることができ、リンク16の姿勢を任意の3次元の姿勢に自在に移動させることができる。
絶縁ユニット100及びその周辺の構成を説明する。図2は、実施の形態1に係る絶縁ユニット100の構成の一例を示す分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る絶縁ユニット100の構成の一例を示す断面側面図である。図3は、捻じれ回転軸A6を含む断面を示す。図2及び図3に示すように、リンク16は、先端部材161と、先端部材161を固定するためのボルト162とを含む。
先端部材161は、エンドエフェクタ2とのメカニカルインタフェースを構成する部材であり、リンク15のカバー151内に配置された減速機R6と接続される。
減速機R6は、内部に減速ギヤ機構(図示略)を含む本体R61と、本体R61の出力軸R62と、出力軸R62に接続された端部フランジR63とを含む。本体R61は、電気モータM6(図1参照)の回転駆動軸と接続され、電気モータM6から伝達される回転駆動力を、回転速度を低くし且つ駆動力を高くした状態で出力軸R62に伝達する。出力軸R62は、上記回転駆動力によって回転軸A6を中心に回転する。
端部フランジR63は、出力軸R62と一体に回転するように、出力軸R62の端部に接続される。端部フランジR63は、回転軸A6を中心にその円周方向に沿って回転する。端部フランジR63の2つの主面のうちの一方の主面R63aは、カバー151から外部に露出し、主面R63aには、複数のフランジ固定穴R63bが形成されている。本実施の形態では、各フランジ固定穴R63bは、ボルト162と螺合可能である雌ネジ穴であるが、これに限定されず、単なる穴及びキー又はキー溝付きの穴等のいかなる穴であってもよい。
先端部材161は板状の部材であり、例えば、円形のフランジである。先端部材161には、複数の部材固定穴161cと、複数の先端取付穴161dとが形成されている。複数の部材固定穴161cは、ボルト162を用いて先端部材161を端部フランジR63に固定するための穴である。つまり、複数の部材固定穴161cは、先端部材161をアーム本体10に固定するための穴である。本実施の形態では、部材固定穴161cの数量は、8である。各部材固定穴161cは、先端部材161の2つの主面161a及び161b間で先端部材161を貫通する穴である。主面161aはリンク16のフランジ面である。以下において、「主面161a」及び「フランジ面161a」という表現のいずれもが、適宜用いられる。
各部材固定穴161cは、主面161aに座繰り部分を含み、主面161aの近傍で部分的に拡径されている。複数の部材固定穴161cは、それぞれの位置が複数のフランジ固定穴R63bの位置と合うように、配置されている。
先端部材161は、主面161bを端部フランジR63の主面R63aに隣接させて配置される。さらに、ボルト162が、部材固定穴161c及びフランジ固定穴R63bにこの順で挿入され、フランジ固定穴R63bに捩じ込まれる。これにより、先端部材161は、端部フランジR63に固定され、端部フランジR63と共に回転軸A6を中心として回転することができる。回転軸A6はロボットアーム1の回転軸の一例である。各部材固定穴161cの座繰り部分は、主面161aから突出しないようにボルト162の頭を収容する。
複数の先端取付穴161dは、エンドエフェクタ2を先端部材161に固定するための穴である。複数の先端取付穴161dは、ロボットアーム1を製造する際など、ロボットアーム1が出荷されるまでに、先端部材161に形成され得る。つまり、複数の先端取付穴161dは、先端部材161に予め形成されたエンドエフェクタ2の取り付け用の穴である。本実施の形態では、先端取付穴161dの数量は、6である。各先端取付穴161dは、8つの部材固定穴161cと異なる位置で、具体的には、8つの部材固定穴161cに対して回転軸A6の径方向外側の位置で、主面161aに形成されている。各先端取付穴161dは、主面161aから主面161bに向かって延びるが、主面161bには至らない。各先端取付穴161dは、エンドエフェクタ2を固定するためのボルト22と螺合可能であり且つ先端部材161を非貫通の雌ネジ穴である。なお、先端取付穴161dは、先端部材161を貫通してもよい。
エンドエフェクタ2は、先端部材161に取り付けられるように構成された取付部21を含む。取付部21は、板状の部材であり、例えば、フランジである。取付部21には、複数のツール取付穴21cが形成されている。本実施の形態では、ツール取付穴21cの数量は、先端取付穴161dの数量と同じであり、6である。各ツール取付穴21cは、取付部21の2つの主面21a及び21b間で取付部21を貫通する。6つのツール取付穴21cは、それぞれの位置が6つの先端取付穴161dの位置と合うように、配置されている。
例えば、エンドエフェクタ2は、取付部21の主面21bを先端部材161の主面161aに隣接させ、且つ各ツール取付穴21cと各先端取付穴161dとを位置合わせした状態で、先端部材161に配置される。ボルト22が、ツール取付穴21c及び先端取付穴161dにこの順で挿入され、先端取付穴161dに捩じ込まれる。これにより、取付部21が先端部材161に固定され得る。
上述のような先端部材161は、アーム本体10の構造部材であり、且つエンドエフェクタ2を支持する強度を有する強度部材である。さらに、先端部材161は、回転可能な動作部材である。このような先端部材161は、鉄等の金属材料で形成され、導電性を有する。
絶縁ユニット100は、中間部材200と第1絶縁部材300とを含む。中間部材200は、先端部材161に固定され且つエンドエフェクタ2の取り付けが可能であるように構成される。第1絶縁部材300は、中間部材200と先端部材161との間に配置され且つ中間部材200と先端部材161とを絶縁するように構成される。
本実施の形態では、中間部材200は、第1中間部材210と第2中間部材220とを含む。中間部材210及び220はいずれも、板状の部材であり、本実施の形態では、円板である。
第1絶縁部材300は、電気的な絶縁性を有する材料で形成される。本実施の形態では、第1絶縁部材300は、ベークライトで形成された板状の部材であり、具体的には、中間部材210及び220よりも薄い円板である。例えば、第1絶縁部材300は、布ベークライト又は紙ベークライトである。なお、第1絶縁部材300を形成する材料は、ベークライトに限定されず、電気的な絶縁性を有するいかなる材料であってもよい。第1絶縁部材300の構成も、板状の構成に限定されず、第1絶縁部材300の両側の部材の間で電気的な絶縁を実現することができればよい。例えば、第1絶縁部材300は膜状であってもよい。
第1絶縁部材300には、少なくとも1つの挿通穴301が形成されている。本実施の形態では、挿通穴301の数量は、2つ以上であり、具体的には、先端取付穴161dの数量と同じであり、6である。6つの挿通穴301は、それぞれの位置が6つの先端取付穴161dの位置と合うように、配置されている。
第1絶縁部材300、第1中間部材210及び第2中間部材220は、回転軸A6に沿って先端部材161から離れる方向に、この順で配置される。
第1中間部材210には、少なくとも1つの第1取付穴211と、少なくとも1つの第3取付穴212とが形成されている。本実施の形態では、第1取付穴211及び第3取付穴212の数量は、2つ以上である。具体的には、第1取付穴211の数量は、先端取付穴161dの数量と同じであり、6であり、第3取付穴212の数量は、8である。各第1取付穴211は、ボルト231を用いて第1中間部材210を先端部材161に固定するための穴である。呼び径及びネジピッチ等のボルト231の構成は、ボルト22と同じである。各第3取付穴212は、ボルト232を用いて第2中間部材220を第1中間部材210に固定するための穴である。ボルト231は第1ボルトの一例であり、ボルト232は第3ボルトの一例である。
各第1取付穴211は、第1中間部材210の2つの主面210a及び210b間で第1中間部材210を貫通する。各第1取付穴211は、主面210aに、ボルト231の頭を収容可能な座繰り部分212aを含み、主面210aの近傍で部分的に拡径されている。6つの第1取付穴211は、それぞれの位置が6つの先端取付穴161dの位置と合うように、配置されている。
8つの第3取付穴212は、6つの第1取付穴211と異なる位置で主面210aに形成されている。本実施の形態では、8つの第3取付穴212は、6つの第1取付穴211に対して回転軸A6の径方向内側の位置に配置されている。各第3取付穴212は、主面210aから主面210bに向かって延びるが、主面210bには至らない。各第3取付穴212は、ボルト232と螺合可能であり且つ第1中間部材210を非貫通の雌ネジ穴である。なお、第3取付穴212は、第1中間部材210を貫通してもよい。
ここで、絶縁ユニット100は、各第1取付穴211内に、第1取付穴211の内周面と整合する円筒形状の第2絶縁部材400を有する。第2絶縁部材400は、ボルト231の軸231bの挿通を許容する。第2絶縁部材400は、第1取付穴211における座繰り部分211a以外の部分に配置される。さらに、絶縁ユニット100は、各第1取付穴211の座繰り部分211a内に、ボルト231に対応するワッシャ状の形状をした円環板状の第3絶縁部材500を有する。第3絶縁部材500は、ボルト231の軸231bの挿通を許容し、ボルト231の頭231aの挿通を許容しない。第2絶縁部材400及び第3絶縁部材500は、電気的な絶縁性を有する材料で形成され、例えば、第1絶縁部材300と同様にベークライトで形成されてもよいが、これに限定されない。
第1中間部材210は、主面210bを先端部材161の主面161aに隣接させ、且つ各第1取付穴211と各先端取付穴161dとを位置合わせした状態で、先端部材161に配置される。このとき、第1絶縁部材300は、各挿通穴301と各先端取付穴161dとを位置合わせした状態で、第1中間部材210と先端部材161との間に配置される。第3絶縁部材500が第1取付穴211の座繰り部分211a内に配置され、第3絶縁部材500、第1取付穴211の第2絶縁部材400、挿通穴301及び先端取付穴161dが一列に並ぶ。さらに、ボルト231の軸231bが、第3絶縁部材500、第2絶縁部材400、挿通穴301及び先端取付穴161dにこの順で挿入され、先端取付穴161dに捩じ込まれる。
これにより、第1中間部材210が、第1中間部材210と先端部材161との間で第1絶縁部材300を挟んだ状態で、先端部材161に固定される。第3絶縁部材500は、ボルト231の頭231aと座繰り部分212aの内面との間に介在し、頭231aと第1中間部材210とを絶縁する。第2絶縁部材400は、ボルト231の軸231bと第1取付穴211の内周面との間に介在し、軸231bと第1中間部材210とを絶縁する。絶縁部材400及び500は、ボルト231と第1中間部材210とを絶縁する。第1絶縁部材300は、第1中間部材210と先端部材161との間に介在し、第1中間部材210と先端部材161とを絶縁する。なお、図3に示すように、頭231aと第3絶縁部材500との間にワッシャが配置されてもよい。ワッシャは、捩じ込み時の頭231aと第3絶縁部材500との干渉を低減する。
第2中間部材220には、少なくとも1つの第2取付穴221と、少なくとも1つの第4取付穴222とが形成されている。本実施の形態では、第2取付穴221及び第4取付穴222の数量は、2つ以上である。具体的には、第2取付穴221の数量は、先端取付穴161dの数量と同じであり、6である。第4取付穴222の数量は、第3取付穴212の数量と同じであり、8である。各第2取付穴221は、ボルト22を用いてエンドエフェクタ2を第2中間部材220に固定するための穴である。各第4取付穴222は、ボルト232を用いて第2中間部材220を第1中間部材210に固定するための穴である。ボルト22は第2ボルトの一例である。
各第2取付穴221は、第2中間部材220の2つの主面220a及び220bのうちの主面220aに形成されている。各第2取付穴221は、主面220aから主面220bに向かって延びるが、主面220bには至らない。各第2取付穴221は、ボルト22と螺合可能であり且つ第2中間部材220を非貫通の雌ネジ穴である。なお、第2取付穴221は、第2中間部材220を貫通してもよい。各第2取付穴221の構成は、先端取付穴161dと同じである。6つの第2取付穴221は、それぞれの位置が6つの第1取付穴211及び6つの先端取付穴161dの位置と合うように、配置されている。
具体的には、第4取付穴222及びボルト232を用いて第2中間部材220が第1中間部材210に取り付けられた状態、つまり、第2中間部材220が第1中間部材210及び先端部材161に固定された状態で、6つの第2取付穴221の位置と、6つの第1取付穴211及び6つの先端取付穴161dの位置とが合う。より具体的には、6つの第2取付穴221それぞれの回転軸A6を中心とする位相が、6つの第1取付穴211及び6つの先端取付穴161dそれぞれの回転軸A6を中心とする位相と合う、つまり同じである。上記位相は、回転軸A6を中心とする回転方向での位相である。さらに、6つの第2取付穴221それぞれの回転軸A6からの距離が、6つの第1取付穴211及び6つの先端取付穴161dそれぞれの回転軸A6からの距離と同じである。
つまり、第2中間部材220が第1中間部材210及び先端部材161に固定された状態で、回転軸A6を中心とする第2取付穴221それぞれの位相が、回転軸A6を中心とする先端取付穴161dそれぞれの位相と合うように、第1取付穴211及び第2取付穴221は配置されている。以下において、「回転軸A6を中心とする回転方向での位相」及び「回転軸A6を中心とする位相」を、単に「位相」とも表記する。
各第4取付穴222は、第2中間部材220の主面220a及び220b間で第2中間部材220を貫通する。8つの第4取付穴222は、それぞれの位置が8つの第3取付穴212の位置と合うように、配置されている。
第2中間部材220は、主面220bを第1中間部材210の主面210aに隣接させ、且つ各第4取付穴222と各第3取付穴212とを位置合わせした状態で、第1中間部材210に配置される。さらに、ボルト232が、第4取付穴222及び第3取付穴212にこの順で挿入され、第3取付穴212に捩じ込まれる。これにより、第2中間部材220が、第1中間部材210に固定される。第2中間部材220は、第1中間部材210とのみ導通するため、先端部材161と電気的に絶縁される。
上述のように第1中間部材210、第2中間部材220及び第1絶縁部材300が先端部材161に固定されることによって、絶縁ユニット100が先端部材161に取り付けられる。
また、エンドエフェクタ2は、先端部材161に取り付けられている絶縁ユニット100に取り付けられる。具体的には、エンドエフェクタ2は、取付部21の主面21bを第2中間部材220の主面220aに隣接させ、且つ各ツール取付穴21cと各第2取付穴221とを位置合わせした状態で、先端部材161に配置される。さらに、ボルト22が、ツール取付穴21c及び第2取付穴221にこの順で挿入され、第2取付穴221に捩じ込まれる。これにより、取付部21が第2中間部材220に固定される。取付部21は、第2中間部材220及び第1中間部材210とのみ導通するため、先端部材161と電気的に絶縁される。よって、エンドエフェクタ2は、絶縁ユニット100を介して、先端部材161から電気的に絶縁された状態で先端部材161に取り付けられる。
第2取付穴221の構成及び配置が、先端部材161の先端取付穴161dの構成及び配置と同様である。このため、様々な種類のエンドエフェクタ2が、先端部材161に取り付けられる場合と同様に、第2中間部材220に取り付けられ得る。
また、エンドエフェクタ2が第2中間部材220に取り付けられるケースである第1ケースと、エンドエフェクタ2が先端部材161に直接的に取り付けられるケースである第2ケースとの間において、メカニカルインタフェース座標系の変化が抑えられる。
メカニカルインタフェース座標系は、リンク16に取り付けられたエンドエフェクタ2の位置及び向きを定義するための座標系である。メカニカルインタフェース座標系は、エンドエフェクタ2の取付部21が取り付けられる面であるメカニカルインタフェース面を基準とし、例えば、メカニカルインタフェース座標系の原点は、メカニカルインタフェース面と回転軸A6との交点である。この場合、メカニカルインタフェース座標系のZm軸は回転軸A6であり、Xm軸及びYm軸は、メカニカルインタフェース面上の軸であり、Xm軸、Ym軸及びZm軸は互いに直交する。
第1ケースでは、メカニカルインタフェース面は第2中間部材220の主面220aであり、第2ケースでは、メカニカルインタフェース面はフランジ面161aである。6つの第2取付穴221それぞれの位相と6つの先端取付穴161dそれぞれの位相とが同じであるため、第1ケースと第2ケースとの間において、メカニカルインタフェース座標系のXm軸、Ym軸及びZm軸の方向が同じであり、メカニカルインタフェース座標系の原点の位置がZm軸方向で異なる。よって、第1ケースと第2ケースとの間でメカニカルインタフェース座標系の変化が小さく抑えられる。
ロボットアーム1が自動操縦、手動操縦及びこれらの組み合わせの操縦のいずれによって操縦される場合でも、エンドエフェクタ2を所望の位置及び向きにするためのアーム本体10の制御には、メカニカルインタフェース座標系が用いられる。第1ケースと第2ケースとの間において、ロボットアーム1の制御プログラムに設定されるメカニカルインタフェース座標系の変更は、Zm軸方向での原点位置の補正のみの軽微な変更である、又は、必要がない。例えば、既存のロボットアーム1に絶縁ユニット100が取り付けられる場合、ハードウェア面及びソフトウェア面での必要な作業が簡易且つ軽微である。
上述のような実施の形態1に係る絶縁ユニット100において、先端部材161と第1中間部材210との間に第1絶縁部材300が配置された状態で、第1中間部材210が先端部材161にボルト留めされ、さらに、第2中間部材220が第1中間部材210にボルト留めされる。さらに、先端部材161へのボルト留めには、ロボットアーム1が出荷されるまでに先端部材161に形成される先端取付穴161dが用いられ、先端部材161への新たな穴の形成が必要ない。さらに、先端部材161の着脱等のアーム本体10の構造上の変更が必要ない。また、先端部材161への中間部材210及び220の取り付け後の第2取付穴221の位置は、先端取付穴161dの位置と合う。よって、簡易な作業により、エンドエフェクタ2の取り付け用の第2取付穴221の精度を維持しつつ絶縁ユニット100を取り付けることが可能である。また、第1取付穴211と第2取付穴221とが異なる部材に配置されるため、第1中間部材210を固定するボルト231と、エンドエフェクタ2を固定するボルト22とは、同じ位相に配置されながらも互いに干渉しない。
また、実施の形態1に係る絶縁ユニット100において、図3に示すように、第1絶縁部材300は、回転軸A6の方向DAの両側で隣接する先端部材161及び第1中間部材210よりも、方向DBに突出しない。なお、方向DAは、先端部材161及び第1中間部材210が第1絶縁部材300を挟む方向であり、第1方向の一例である。方向DBは、方向DAと交差する方向であり、実施の形態では、方向DAに垂直な方向であり、第1方向の一例である。
しかしながら、第1絶縁部材300の構成は、上記構成に限定されない。例えば、第1絶縁部材300は、方向DBで、先端部材161及び第1中間部材210の少なくとも1つよりも突出してもよく、図4に示すように、先端部材161及び第1中間部材210の両方よりも突出してもよい。なお、図4は、実施の形態1に係る絶縁ユニット100の変形例1の構成の一例を示す断面側面図である。
具体的には、先端部材161における方向DAで第1絶縁部材300と隣接する部位と、第1中間部材210における方向DAで第1絶縁部材300と隣接する部位とに対して、第1絶縁部材300が方向DBに突出する。さらに、第1絶縁部材300は、その周縁の全周の少なくとも一部において、上述のように方向DBに突出してもよく、図4に示すように、その周縁の全周にわたって、上述のように方向DBに突出してもよい。これにより、方向DBでの第1絶縁部材300の周縁に導電性の異物が堆積し、先端部材161と第1中間部材210とを導通させることが抑えられる。
また、第1絶縁部材300が先端部材161又は第1中間部材210よりも方向DBに突出する場合、例えば、先端部材161又は第1中間部材210のうちの方向DBでの寸法が小さい方よりも第1絶縁部材300が方向DBに突出し、先端部材161又は第1中間部材210のうちの方向DBでの寸法が大きい方よりも第1絶縁部材300が方向DBに突出しなくてもよい。つまり、上記の3つの部材が階段状に構成されてもよい。これによっても、第1絶縁部材300の周縁に導電性の異物が堆積することが抑えられる。
また、実施の形態1に係る絶縁ユニット100において、図3に示すように、第1絶縁部材300は、第1中間部材210と先端部材161との間に配置されるが、これに限定されない。例えば、図5に示すように、第1絶縁部材300は、第1中間部材210と第2中間部材220との間に配置されてもよい。図5は、実施の形態1に係る絶縁ユニット100の変形例2の構成の一例を示す断面側面図である。
この場合、第2絶縁部材400は、第2中間部材220の各第4取付穴222内に配置され、具体的には、各第4取付穴222における座繰り部分222a以外の部分に配置される。第3絶縁部材500は、各第4取付穴222の座繰り部分222a内に配置され、具体的には、各第4取付穴222に挿入されたボルト232の頭232aと座繰り部分222aの内面との間に配置される。
第1絶縁部材300の挿通穴301は、先端取付穴161dの位置ではなく、第4取付穴222の位置と合う位置に配置される。挿通穴301の数量は、第4取付穴222の数量と同じであり、8である。
第1絶縁部材300は、第1中間部材210と第2中間部材220とを絶縁する。第2絶縁部材400は、ボルト232の軸232bと第2中間部材220とを絶縁する。第3絶縁部材500は、ボルト232の頭232aと第2中間部材220とを絶縁する。よって、絶縁ユニット100は、エンドエフェクタ2と先端部材161とを絶縁することができる。本変形例では、第1絶縁部材300は、第2中間部材220と先端部材161との間に配置され、第2中間部材220と先端部材161とを絶縁する。図5では、第1絶縁部材300は、方向DBで、第1中間部材210及び第2中間部材220よりも突出しないが、これに限定されない。第1絶縁部材300は、方向DBで、第1中間部材210及び第2中間部材220の少なくとも1つよりも突出してもよい。
また、実施の形態1及び変形例1~2では、第1中間部材210において、複数の第3取付穴212は、複数の第1取付穴211に対して回転軸A6の径方向内側の位置に配置され、第2中間部材220において、複数の第4取付穴222は、複数の第2取付穴221に対して回転軸A6の径方向内側の位置に配置されるが、これに限定されない。第3取付穴212及び第4取付穴222はそれぞれ、第1取付穴211及び第2取付穴221と異なる位置に配置されればよい。例えば、第3取付穴212及び第4取付穴222はそれぞれ、第1取付穴211及び第2取付穴221に対して、回転軸A6の径方向で同等の位置に位相をずらして配置されてもよく、又は径方向外側の位置に配置されてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2に係る絶縁ユニット100Aを説明する。実施の形態2に係る絶縁ユニット100Aは、中間部材200Aが1つの部材で構成される点で実施の形態1と異なる。以下において、本実施の形態について、実施の形態1及び変形例1~2と異なる点を中心に説明し、実施の形態1及び変形例1~2と同様の点の説明を適宜省略する。
図6は、実施の形態2に係る絶縁ユニット100Aの構成の一例を示す分解斜視図である。図7は、実施の形態2に係る絶縁ユニット100Aの構成の一例を示す断面側面図である。図6及び図7に示すように、絶縁ユニット100Aは、中間部材200Aと第1絶縁部材300Aとを含む。
中間部材200Aは、1つの板状の部材であり、本実施の形態では、円板である。中間部材200Aには、少なくとも1つの第1取付穴211Aと、少なくとも1つの第2取付穴221Aとが形成されている。本実施の形態では、第1取付穴211Aの数量は、2つ以上であり、具体的には、先端部材161の部材固定穴161cの数量と同じであり、8である。第2取付穴221Aの数量は、2つ以上であり、具体的には、先端部材161の先端取付穴161dの数量と同じであり、6である。
各第1取付穴211Aは、中間部材200Aの2つの主面200Aa及び200Ab間で中間部材200Aを貫通する。各第1取付穴211Aの構成は、実施の形態1に係る第2中間部材220の第4取付穴222の構成と同様である。8つの第1取付穴211Aは、それぞれの位置が8つの部材固定穴161cの位置と合うように、配置されている。
各第2取付穴221Aは、中間部材200Aの主面200Aaに形成されている。各第2取付穴221Aは、主面200Aaから主面200Abに向かって延びるが、主面200Abには至らない。各第2取付穴221Aは、ボルト22と螺合可能であり且つ中間部材200Aを非貫通の雌ネジ穴である。各第2取付穴221Aの構成は、実施の形態1に係る第2中間部材220の第2取付穴221の構成と同様である。
6つの第2取付穴221Aは、それぞれの位置が6つの先端取付穴161dの位置と合うように、配置されている。具体的には、第1取付穴211A及びボルト231Aを用いて中間部材200Aが先端部材161に固定された状態で、6つの第2取付穴221Aの位置と6つの先端取付穴161dの位置とが合う。より具体的には、6つの第2取付穴221Aそれぞれの位相及び回転軸A6からの距離と、6つの先端取付穴161dそれぞれの位相及び回転軸A6からの距離とが同じである。つまり、中間部材200Aが先端部材161に固定された状態で、回転軸A6を中心とする第2取付穴221Aそれぞれの位相が、回転軸A6を中心とする先端取付穴161dそれぞれの位相と合うように、第1取付穴211A及び第2取付穴221Aは配置されている。
第1絶縁部材300Aは、挿通穴301Aの数量及び配置の点を除き、実施の形態1に係る第1絶縁部材300と同様の構成を有する。挿通穴301Aの数量は、部材固定穴161cの数量と同じであり、8である。8つの挿通穴301Aは、それぞれの位置が8つの部材固定穴161cの位置と合うように、配置されている。
絶縁ユニット100Aは、各第1取付穴211A内に、実施の形態1に係る第2絶縁部材400と同様の構成の第2絶縁部材400Aを有する。第2絶縁部材400Aは、第1取付穴211Aにおける座繰り部分211Aa以外の部分に配置される。さらに、絶縁ユニット100Aは、各第1取付穴211Aの座繰り部分211Aa内に、実施の形態1に係る第3絶縁部材500と同様の構成の第3絶縁部材500Aを有する。
中間部材200Aは、主面200Abを先端部材161の主面161aに隣接させ、且つ各第1取付穴211Aと各先端取付穴161dとを位置合わせした状態で、先端部材161に配置される。このとき、第1絶縁部材300Aは、各挿通穴301Aと各先端取付穴161dとを位置合わせした状態で、中間部材200Aと先端部材161との間に配置される。なお、先端部材161を端部フランジR63に固定するボルト162は、予め部材固定穴161cから取り外されている。第3絶縁部材500Aが座繰り部分211Aa内に配置され、第3絶縁部材500A、第2絶縁部材400A、挿通穴301A、部材固定穴161c及びフランジ固定穴R63bが一列に並ぶ。ボルト231Aの軸231Abが、第3絶縁部材500A、第2絶縁部材400A、挿通穴301A、部材固定穴161c及びフランジ固定穴R63bにこの順で挿入され、フランジ固定穴R63bに捩じ込まれる。フランジ固定穴R63bは、中間部材200A及び先端部材161の固定に用いられる。
これにより、中間部材200Aが、中間部材200Aと先端部材161との間で第1絶縁部材300Aを挟んだ状態で、先端部材161に固定される。第3絶縁部材500Aは、ボルト231Aの頭231Aaと中間部材200Aとを絶縁する。第2絶縁部材400Aは、ボルト231Aの軸231Abと中間部材200Aとを絶縁する。第1絶縁部材300Aは、中間部材200Aと先端部材161とを絶縁する。なお、図7に示すように、頭231Aaと第3絶縁部材500Aとの間にワッシャが配置されてもよい。
エンドエフェクタ2は、先端部材161に取り付けられている絶縁ユニット100Aに取り付けられる。具体的には、エンドエフェクタ2は、取付部21の主面21bを中間部材200Aの主面200Aaに隣接させ、且つ各ツール取付穴21cと各第2取付穴221Aとを位置合わせした状態で、中間部材200Aに配置される。さらに、ボルト22が、ツール取付穴21c及び第2取付穴221Aにこの順で挿入され、第2取付穴221Aに捩じ込まれる。これにより、取付部21が中間部材200Aに固定される。取付部21は、中間部材200Aとのみ導通する。よって、エンドエフェクタ2は、絶縁ユニット100Aを介して、先端部材161から電気的に絶縁された状態で先端部材161に取り付けられる。
第2取付穴221Aの構成及び配置が、先端取付穴161dの構成及び配置と同様である。このため、様々な種類のエンドエフェクタ2が、先端部材161に取り付けられる場合と同様に、中間部材200Aに取り付けられ得る。
また、エンドエフェクタ2が中間部材200Aに取り付けられるケースである第1ケースと、エンドエフェクタ2が先端部材161に直接的に取り付けられるケースである第2ケースとの間において、メカニカルインタフェース座標系の変化が抑えられる。
上述のような実施の形態2に係る絶縁ユニット100Aによれば、実施の形態1に係る絶縁ユニット100と同様の効果が得られる。さらに、中間部材200Aは1つの部材で構成されるため、部品点数の低減が可能である。また、先端部材161への中間部材200Aのボルト留めには、ロボットアーム1が出荷されるまでに先端部材161に形成される部材固定穴161cが用いられ、先端部材161への新たな穴の形成が必要ない。また、先端部材161への中間部材200Aの取り付け後の第2取付穴221Aの位置は、先端取付穴161dの位置と合う。また、第1取付穴211A及び第2取付穴221Aがそれぞれ、異なる穴である部材固定穴161c及び先端取付穴161dに対応するため、ボルト231Aとボルト22との干渉が抑えられる。
また、本実施の形態において、第1絶縁部材300Aは、方向DAでの両側で隣接する中間部材200A及び先端部材161よりも、方向DBに突出しないように構成されるが、これに限定されない。第1絶縁部材300Aは、中間部材200A及び先端部材161の少なくとも1つよりも、方向DBに突出してもよく、その周縁の少なくとも一部において突出してもよい。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の実施の形態の例について説明したが、本開示は、上記実施の形態及び変形例に限定されない。すなわち、本開示の範囲内で種々の変形及び改良が可能である。例えば、各種変形を実施の形態及び変形例に施したもの、及び、異なる実施の形態及び変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、実施の形態及び変形例に係る絶縁ユニットにおいて、先端部材161に対して、中間部材、絶縁部材及びエンドエフェクタ2の取付部21を位置決めするための位置決め部材が設けられてもよい。例えば、位置決め部材は、先端部材161、中間部材、絶縁部材及び取付部21に通されるピン等の棒状部材であってもよい。
例えば、絶縁ユニット100において、少なくとも2つのピンが先端部材161に形成された挿入穴に挿入され、絶縁部材300、第1中間部材210、第2中間部材220及び取付部21が、それぞれに形成された貫通穴にピンを通すようにして配置されてもよい。また、絶縁ユニット110Aにおいて、少なくとも2つのピンが先端部材161の挿入穴に挿入され、絶縁部材300A、中間部材200A及び取付部21が、それぞれの貫通穴にピンを通すようにして配置されてもよい。これにより、中間部材、絶縁部材及び取付部21が、先端部材161に対して、回転軸A6を中心とする回転方向で位置決めされる。さらに、挿入穴及び貫通穴とピンとが、互いに緊密に嵌合するように構成されることで、高い精度の位置決めが可能になる。ピンは、電気的な絶縁性を有する材料で形成されてもよく、ピンが導電性を有する場合に、挿入穴及び貫通穴とピンとの間に電気的な絶縁性を有する部材が配置されてもよい。
なお、1つのピンが先端部材161、中間部材、絶縁部材及び取付部21の全てを通るように構成されず、一部を通るように構成されてもよい。例えば、1つのピンは、先端部材161、中間部材及び取付部21のうちの回転軸A6の方向で隣り合う部材のみを通るように構成され、隣り合う部材それぞれにピンが配置されてもよい。
また、実施の形態及び変形例では、ロボットアーム1は、垂直多関節型のロボットアームであるが、これに限定されず、エンドエフェクタ2の取り付けが可能であるいかなるロボットアームであってもよい。例えば、ロボットアーム1は、水平多関節型、極座標型、円筒座標型、直角座標型、又はその他の型式のロボットアームであってもよい。
また、実施の形態及び変形例では、各部材を固定するボルトは、金属製であり、導電性を有するが、これに限定されず、非導電性のボルトが用いられてもよい。この場合、第2絶縁部材400及び400A、並びに、第3絶縁部材500及び500Aは省略されてもよい。
また、本開示の技術の各態様例は、以下のように挙げられる。本開示の一態様に係る絶縁ユニットは、ロボットアームの先端部材と前記先端部材に取り付けられるエンドエフェクタとの間に介在して配置される絶縁ユニットであって、前記先端部材に固定され且つ前記エンドエフェクタの取り付けが可能である中間部材と、前記中間部材と前記先端部材との間に配置され且つ前記中間部材と前記先端部材とを絶縁する絶縁部材とを備え、前記中間部材は、前記中間部材を前記先端部材に固定する第1ボルトが挿入される少なくとも1つの第1取付穴と、前記エンドエフェクタを前記中間部材に固定する第2ボルトが挿入される少なくとも1つの第2取付穴とを有し、前記中間部材が前記先端部材に固定された状態で、前記第2取付穴それぞれの位置が、前記先端部材に予め形成された前記エンドエフェクタの取り付け用の先端取付穴それぞれの位置と合うように、前記第1取付穴及び前記第2取付穴は配置される。
上記態様によると、ロボットアームの先端部材と中間部材との間に絶縁部材が配置された状態で、中間部材が第1ボルトを用いて先端部材に取り付けられることによって、絶縁部材が先端部材に取り付けられる。このとき、先端部材の着脱等のロボットアームの構造上の変更が必要なく、且つ中間部材の固定がボルト留めであるため、取り付け作業は簡易である。さらに、中間部材の取り付け後の第2取付穴の位置は、先端部材の先端取付穴の位置と合う。これにより、第2取付穴に取り付けられた場合のエンドエフェクタの位置及び向きと、先端取付穴に取り付けられた場合のエンドエフェクタの位置及び向きとの誤差が抑えられる。よって、簡易な作業により、エンドエフェクタの取り付け精度を維持しつつ絶縁部材をロボットアームに取り付けることが可能である。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記先端部材は、前記ロボットアームの回転軸を中心に回転可能であり、前記中間部材が前記先端部材に固定された状態で、前記回転軸を中心とする前記第2取付穴それぞれの位相が、前記回転軸を中心とする前記先端取付穴それぞれの位相と合うように、前記第1取付穴及び前記第2取付穴は配置されてもよい。
上記態様によると、中間部材の第2取付穴に取り付けられた場合のエンドエフェクタの位相と、先端取付穴に取り付けられた場合のエンドエフェクタの位相との誤差が抑えられる。よって、回転軸を中心とする回転方向でのエンドエフェクタの取り付け精度が維持される。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記第2取付穴は、前記第2ボルトと螺合可能であり且つ前記中間部材を非貫通であるネジ穴であってもよい。
上記態様によると、第2ボルトが中間部材を貫通して先端部材と接触し導通することが抑えられる。よって、確実な絶縁が可能になる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記中間部材は、前記先端取付穴と位置が合うように配置された前記第1取付穴と第3取付穴とを有し且つ前記先端部材に固定される第1中間部材と、前記第1取付穴と位置が合うように配置された前記第2取付穴と前記第3取付穴と位置が合うように配置された第4取付穴とを有し且つ前記第1中間部材に固定される第2中間部材とを含み、前記第1ボルトが、前記第1中間部材を前記先端部材に固定するために、前記第1取付穴及び前記先端取付穴に挿入され、第3ボルトが、前記第2中間部材を前記第1中間部材に固定するために、前記第3取付穴及び前記第4取付穴に挿入されてもよい。
上記態様によると、第1中間部材は、第1取付穴と先端取付穴とに挿入された第1ボルトによって先端部材に固定される。第2中間部材は、第4取付穴と第3取付穴とに挿入された第3ボルトによって第1中間部材に固定される。エンドエフェクタは、第2取付穴に挿入された第2ボルトによって第2中間部材に固定される。これにより、先端部材の先端取付穴を利用した第1及び第2中間部材の簡易な取り付けが可能である。また、第1取付穴と第2取付穴とが異なる部材に配置されるため、第1中間部材を固定する第1ボルトと、エンドエフェクタを固定する第2ボルトとの干渉が抑えられる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記絶縁部材は、前記第1中間部材と前記先端部材との間に配置されてもよい。
上記態様によると、絶縁部材は、第1中間部材と先端部材とを絶縁することで、エンドエフェクタとロボットアームとを絶縁することができる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記絶縁部材は、前記第1中間部材と前記第2中間部材との間に配置されてもよい。
上記態様によると、絶縁部材は、第1中間部材と第2中間部材との間に配置される、つまり、第2中間部材と先端部材との間に配置される。絶縁部材は、第1中間部材と第2中間部材とを絶縁し、それにより、第2中間部材と先端部材とを絶縁し、ひいては、エンドエフェクタとロボットアームとを絶縁することができる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記先端取付穴は、前記第1ボルトと螺合可能であるネジ穴であり、前記第1取付穴は、前記第1中間部材を貫通する穴であり、前記第2取付穴は、前記第2ボルトと螺合可能であり且つ前記第2中間部材を非貫通であるネジ穴であり、前記第3取付穴は、前記第3ボルトと螺合可能であり且つ前記第1中間部材を非貫通であるネジ穴であり、前記第4取付穴は、前記第2中間部材を貫通する穴であってもよい。
上記態様によると、第1中間部材は、先端取付穴へのネジ留めにより先端部材に固定され、第2中間部材は、第3取付穴へのネジ留めにより第1中間部材に固定され、エンドエフェクタは、第2取付穴へのネジ留めにより第2中間部材に固定される。よって、各部材及びエンドエフェクタの固定作業が簡易である。さらに、各ボルトが第2取付穴又は第3取付穴を貫通し、第1中間部材又は先端部材と接触することが抑えられる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記先端部材は、前記先端取付穴と、前記先端部材を前記ロボットアームに固定するボルトが挿入される少なくとも1つの部材固定穴とを有し、前記第1取付穴それぞれは、前記部材固定穴と位置が合うように配置され、前記第1ボルトが、前記中間部材を前記先端部材に固定するために、前記第1取付穴及び前記部材固定穴に挿入されてもよい。
上記態様によると、中間部材は、第1取付穴と部材固定穴とに挿入された第1ボルトによって先端部材に固定される。中間部材は、先端取付穴と異なる部材固定穴を用いて先端部材に固定される。よって、第1ボルトと第2ボルトとの干渉が抑えられる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記第1取付穴は、前記中間部材を貫通する穴であってもよい。
上記態様によると、中間部材は、第1ボルトが通されることにより先端部材に固定される。よって、中間部材の固定作業が簡易である。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記絶縁部材は、前記先端部材及び前記中間部材が前記絶縁部材を挟む方向である第1方向で前記絶縁部材の両側で隣接する前記先端部材及び前記中間部材の少なくとも1つよりも、第2方向に突出し、前記第2方向は前記第1方向と交差する方向であってもよい。
上記態様によると、絶縁部材は、先端部材及び中間部材のうちの両側で隣接する部材の少なくとも1つよりも第2方向に突出する。よって、第2方向での絶縁部材の縁に、導電性の物体が堆積し、両側の部材を導通させることが抑えられる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記先端部材は、前記エンドエフェクタとのメカニカルインタフェースを構成する面を有し且つ前記ロボットアームの一部であってもよい。
上記態様によると、絶縁ユニットは、メカニカルインタフェースを構成する面とエンドエフェクタとの間に介在し、両者を絶縁することができる。
本開示の一態様に係る絶縁ユニットにおいて、前記先端部材は、前記ロボットアームの回転軸を中心に回転可能であり、前記先端部材は、回転駆動力を前記先端部材に与える駆動装置と接続されてもよい。
上記態様によると、先端部材は、ロボットアームの動作可能な強度部材を構成し得る。さらに、先端部材は駆動装置と接続される。絶縁部材は、このような先端部材とエンドエフェクタとを絶縁することによって、エンドエフェクタと駆動装置とを絶縁することができる。
本開示の一態様に係るロボットは、本開示の一態様に係る絶縁ユニットを前記ロボットアームの前記先端部材に備える。上記態様によると、本開示の一態様に係る絶縁ユニットと同様の効果が得られる。
また、上記で用いた序数、数量等の数字は、全て本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示は例示された数字に制限されない。また、構成要素間の接続関係は、本開示の技術を具体的に説明するために例示するものであり、本開示の機能を実現する接続関係はこれに限定されない。
1 ロボットアーム
2 エンドエフェクタ
22 ボルト(第2ボルト)
100,100A 絶縁ユニット
161 先端部材
161c 部材固定穴
161d 先端取付穴
200,200A 中間部材
210 第1中間部材
211,211A 第1取付穴
212 第3取付穴
220 第2中間部材
221,221A 第2取付穴
222 第4取付穴
231,231A ボルト(第1ボルト)
232 ボルト(第3ボルト)
300,300A 第1絶縁部材
301,301A 挿通穴
1000 ロボット
D6 アーム駆動装置(駆動装置)
M6 電気モータ(駆動装置)
R6 減速機(駆動装置)

Claims (9)

  1. ロボットアームの先端部材と前記先端部材に取り付けられるエンドエフェクタとの間に介在して配置される絶縁ユニットであって、
    複数の第1取付穴と複数の第3取付穴とを有し且つ前記先端部材に固定される板状の第1中間部材と、
    複数の第2取付穴と複数の第4取付穴とを有し且つ前記エンドエフェクタの取り付けが可能である板状の第2中間部材と、
    前記第1中間部材と前記先端部材との間に配置され且つ前記第1中間部材と前記先端部材とを絶縁する、又は、前記第1中間部材と前記第2中間部材との間に配置され且つ前記第2中間部材と前記先端部材とを絶縁する絶縁部材とを備え、
    前記第1中間部材は、前記複数の第1取付穴と、前記先端部材に予め形成された前記エンドエフェクタの取り付け用の複数の先端取付穴とに第1方向に挿入される複数の第1ボルトによって、前記先端部材に固定されるように構成され、
    前記第2中間部材は、前記複数の第4取付穴と前記複数の第3取付穴とに前記第1方向に挿入される複数の第3ボルトによって、前記第1中間部材に固定され、前記エンドエフェクタを前記第2中間部材に固定する複数の第2ボルトが前記複数の第2取付穴に前記第1方向に挿入されるように構成され、
    前記第1中間部材及び前記第2中間部材が前記先端部材に固定された状態で前記先端部材及び前記第1中間部材、又は前記第1中間部材及び前記第2中間部材が前記絶縁部材を挟む方向である前記第1方向で、前記複数の第2取付穴それぞれの位置が、前記複数の先端取付穴それぞれの位置と合うように、前記第1中間部材及び前記第2中間部材は構成される
    絶縁ユニット。
  2. 前記先端部材は、前記ロボットアームの回転軸を中心に回転可能であり、
    前記第1中間部材及び前記第2中間部材が前記先端部材に固定された状態で、前記回転軸を中心とする前記複数の第2取付穴それぞれの位相が、前記回転軸を中心とする前記複数の先端取付穴それぞれの位相と合うように、前記第1中間部材及び前記第2中間部材は構成される
    請求項1に記載の絶縁ユニット。
  3. 前記第2取付穴は、前記第2ボルトと螺合可能であり且つ前記第2中間部材を非貫通であるネジ穴である
    請求項1又は2に記載の絶縁ユニット。
  4. 前記先端取付穴は、前記第1ボルトと螺合可能であるネジ穴であり、
    前記第1取付穴は、前記第1中間部材を貫通する穴であり、
    前記第2取付穴は、前記第2ボルトと螺合可能であり且つ前記第2中間部材を非貫通であるネジ穴であり、
    前記第3取付穴は、前記第3ボルトと螺合可能であり且つ前記第1中間部材を非貫通であるネジ穴であり、
    前記第4取付穴は、前記第2中間部材を貫通する穴である
    請求項1又は2に記載の絶縁ユニット。
  5. 前記絶縁部材は、前記第1方向で前記絶縁部材の両側で隣接する前記先端部材、前記第1中間部材及び前記第2中間部材の少なくとも1つよりも、第2方向に突出し、
    前記第2方向は前記第1方向と交差する方向である
    請求項1~のいずれか一項に記載の絶縁ユニット。
  6. 前記先端部材は、前記エンドエフェクタとのメカニカルインタフェースを構成する面を有し且つ前記ロボットアームの一部である
    請求項1~のいずれか一項に記載の絶縁ユニット。
  7. 前記先端部材は、前記ロボットアームの回転軸を中心に回転可能であり、
    前記先端部材は、回転駆動力を前記先端部材に与える駆動装置と接続される
    請求項1~のいずれか一項に記載の絶縁ユニット。
  8. 請求項1~のいずれか一項に記載の絶縁ユニットを前記ロボットアームの前記先端部材に備えるロボット。
  9. ロボットアームの先端部材と前記先端部材に取り付けられるエンドエフェクタとの間への絶縁ユニットの取り付け方法であって、
    第1方向に、前記絶縁ユニットが備える板状の第1中間部材が有する複数の第1取付穴を通って、前記先端部材に予め形成された前記エンドエフェクタの取り付け用の複数の先端取付穴に複数の第1ボルトを螺合させることで、前記第1中間部材を前記先端部材に固定することと、
    前記第1方向に、前記絶縁ユニットが備える板状の第2中間部材が有する複数の第4取付穴を通って、前記第1中間部材が有する複数の第3取付穴に複数の第3ボルトを螺合させることで、前記第2中間部材を前記第1中間部材に固定することと、
    前記第1方向に、前記エンドエフェクタに予め形成された複数のツール取付穴を通って、前記第2中間部材が有する複数の第2取付穴に複数の第2ボルトを螺合させることで、前記エンドエフェクタを前記第2中間部材に固定することと、
    前記絶縁ユニットが備える絶縁部材を、前記第1中間部材を前記先端部材に固定する際に前記第1中間部材及び前記先端部材の間に配置する、又は、前記第2中間部材を前記第1中間部材に固定する際に前記第2中間部材及び前記第1中間部材の間に配置することとを含み、
    前記第1中間部材及び前記第2中間部材が前記先端部材に固定された状態では、前記先端部材及び前記第1中間部材、又は前記第1中間部材及び前記第2中間部材が前記絶縁部材を挟む方向である前記第1方向で、前記複数の第2取付穴それぞれの位置が、前記複数の先端取付穴それぞれの位置と合う、
    絶縁ユニットの取り付け方法。
JP2020068429A 2020-04-06 2020-04-06 絶縁ユニット、ロボット及び絶縁ユニットの取り付け方法 Active JP7458864B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020068429A JP7458864B2 (ja) 2020-04-06 2020-04-06 絶縁ユニット、ロボット及び絶縁ユニットの取り付け方法
US17/917,249 US20230150149A1 (en) 2020-04-06 2021-03-29 Insulating unit and robot
PCT/JP2021/013319 WO2021205929A1 (ja) 2020-04-06 2021-03-29 絶縁ユニット及びロボット
CN202180026058.1A CN115362052A (zh) 2020-04-06 2021-03-29 绝缘单元及机器人

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020068429A JP7458864B2 (ja) 2020-04-06 2020-04-06 絶縁ユニット、ロボット及び絶縁ユニットの取り付け方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021164966A JP2021164966A (ja) 2021-10-14
JP7458864B2 true JP7458864B2 (ja) 2024-04-01

Family

ID=78021512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020068429A Active JP7458864B2 (ja) 2020-04-06 2020-04-06 絶縁ユニット、ロボット及び絶縁ユニットの取り付け方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230150149A1 (ja)
JP (1) JP7458864B2 (ja)
CN (1) CN115362052A (ja)
WO (1) WO2021205929A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023188157A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 ファナック株式会社 ブラケット、ロボット、溶接装置およびロボットシステム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001511076A (ja) 1997-02-10 2001-08-07 アセア ブラウン ボベリ アクチボラグ 工業ロボットから電気的に絶縁された旋回ディスクを備えた該工業ロボットおよびかかるロボットを製造する方法
JP2004148467A (ja) 2002-10-31 2004-05-27 Fanuc Ltd 産業用ロボット
US20160031078A1 (en) 2014-07-30 2016-02-04 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot and device having multi-axis motion sensor, and method of use thereof
CN110071458A (zh) 2019-04-09 2019-07-30 北京国电富通科技发展有限责任公司 接线设备绝缘结构

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3573995D1 (en) * 1984-03-09 1989-12-07 Applied Robotics Inc Exchange system and method for connecting, and/or exchanging remote elements to a central control source
JPS62142083A (ja) * 1985-12-16 1987-06-25 Mitsubishi Electric Corp 産業用ロボツト装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001511076A (ja) 1997-02-10 2001-08-07 アセア ブラウン ボベリ アクチボラグ 工業ロボットから電気的に絶縁された旋回ディスクを備えた該工業ロボットおよびかかるロボットを製造する方法
JP2004148467A (ja) 2002-10-31 2004-05-27 Fanuc Ltd 産業用ロボット
US20160031078A1 (en) 2014-07-30 2016-02-04 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Robot and device having multi-axis motion sensor, and method of use thereof
CN110071458A (zh) 2019-04-09 2019-07-30 北京国电富通科技发展有限责任公司 接线设备绝缘结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021164966A (ja) 2021-10-14
CN115362052A (zh) 2022-11-18
US20230150149A1 (en) 2023-05-18
WO2021205929A1 (ja) 2021-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11407101B2 (en) Link actuating device
JP7458864B2 (ja) 絶縁ユニット、ロボット及び絶縁ユニットの取り付け方法
JPS6274592A (ja) ロボツト装置用手首機構
US4683772A (en) Hand gear train with three degrees of freedom
JP5190983B2 (ja) ロボットシステム
US11130225B2 (en) Working device and double-arm type working device
JP7427933B2 (ja) 駆動装置
EP0838299B1 (en) Welding gun
JP2009255193A (ja) パラレルメカニズム、およびその原点復帰方法
JP2017087374A (ja) ロボットのハンド接続構造
JP2015058459A (ja) ロボット
JPH0512119B2 (ja)
JP2019089162A (ja) 力検出装置及びロボットシステム
JPH10296676A (ja) 工業用ロボット
WO2014207873A1 (ja) シザーズギヤ、動力伝達機構、ロボットおよびシザーズギヤの製造方法
JP3900417B2 (ja) 摺動接点
US4500769A (en) Rotary weld gun support with electrical coupling
JPH11277484A (ja) 工業用ロボット
CN219426797U (zh) 机器人用限位装置及机器人
JP7289644B2 (ja) 作業装置
WO2024075155A1 (ja) ポジショナ
WO2023166739A1 (ja) 手首装置及び関節装置
JPS62297082A (ja) 産業用ロボツトの基準位置決め装置の取付構造
CN117140496A (zh) 多关节型机器人
JP2024154306A (ja) ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240319

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7458864

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150