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JP7339113B2 - ロボット制御装置及びロボット制御方法 - Google Patents

ロボット制御装置及びロボット制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ロボット制御装置及びロボット制御方法に関する。とりわけ本発明は、産業用ロボットにおいて、ロボット動作の教示プログラムの実行状況とは独立して、任意の位置で加工プロセスを制御するロジック命令の実行を可能にするロボット制御装置及びロボット制御方法に関する。
図7Aは、ロボットを制御するための教示プログラムの例を示す。図7Aに示す例においては、始点P[1]から終点P[8]に動作する命令に対し、ロジック命令を実行したい位置に、組となる動作命令と教示位置を挿入する。また、図7Bは、図7Aに示す教示プログラムの記載内容の概念図である。レーザ加工、アーク溶接、ディスペンス等のロボット軌跡上でロボットと連動して加工する各種ロボットアプリケーションにおいて、一般的には、ロボットを制御するロボット制御装置で、図7Aに示すような教示プログラムを作成してロボット動作を教示する。
より詳細には、図7Aに示す教示プログラムにおいて、1行目は、教示位置P[1]に向かって500mm/sの速度でロボットが動き始めることを定義する。2行目は、教示位置P[2]に停止せず次の教示位置P[3]への動作を開始しながら、教示位置P[2]上でDO[1]という加工プロセスをONにすることを定義する。ここで教示位置P[2]は、ロジック命令DO[1]を実行したい位置となる。なお、“CNT100”とは、教示位置P[2]で停止せずに次の教示位置P[3]への動作を開始することを意味し、“100”は直前の行で定義される動作と今の行で定義される動作の重なり具合を示す。3行目は、教示位置P[3]に停止せず次の教示位置P[4]への動作を開始しながら、教示位置P[3]上で、DO[1]という加工プロセスをOFFにすることを定義する。4行目は、教示位置P[4]に停止せず次の教示位置P[5]への動作を開始しながら、教示位置P[4]上で、DO[2]という加工プロセスをONにすることを定義する。5行目は、教示位置P[5]に停止せず次の教示位置P[6]への動作を開始しながら、教示位置P[5]上で、DO[2]という加工プロセスをOFFにすることを定義する。6行目は、教示位置P[6]に停止せず次の教示位置P[7]への動作を開始しながら、教示位置P[6]上で、DO[3]という加工プロセスをONにすることを定義する。7行目は、教示位置P[7]に停止せず次の教示位置P[8]への動作を開始しながら、教示位置P[7]上で、DO[3]という加工プロセスをOFFにすることを定義する。8行目は、教示位置P[8]において、ロボットの動きを止めることを定義する。
このとき、ロボット制御装置は、ロボットと外部周辺装置(PLC(Programmable Logic Controller)やレーザ発振器等の各種アプリケーション制御装置)間の、DI(Digital Input:デジタル入力)/DO(Digital Output:デジタル出力)、AI(Analogue Input:アナログ入力)/AO(Analogue Output:アナログ出力)等の入出力信号の通信やシリアル通信を行うことで、ロボット動作と連動して、レーザ溶接等の加工プロセスを制御する。
特許文献1は、他の教示プログラムの例を開示する。特許文献1に係る技術においては、特許文献1の図面に示されるように、一つの教示プログラムの中に、ロボットの動作命令の行と、例えば、溶接ガスやアークをON/OFFするための命令の行が含まれ、動作命令の行で、溶接箇所等に相当する教示点を定義した後、溶接ガスやアークのON/OFFの命令により、アーク溶接を開始/終了する。
特開2009-181526号公報
前述したように、教示プログラムではロボットの教示位置をベースに各種命令を教示するので、レーザ溶接等の加工プロセスを制御するロジック命令は、必ずロボットの教示位置に関連させなければならない制約がある。
図8Aは、ロジック命令が教示位置に関連していない例を示す概念図である。図8Aの例においては、教示位置としてP[1]及びP[8]の2点しか示されていないが、ロジック命令のDO[1]、DO[2]、DO[3]それぞれの“ON”及び“OFF”は、P[1]にもP[8]にも関連していない。一般的な教示プログラムでは、このように、ロジック命令を教示位置から独立させることはできない。
とりわけ、短ピッチの加工区間を連続して教示する場合、その加工区間の開始端、終了端の数だけ、ロボットの教示位置を増やさなければならないため、教示プログラムが複雑かつ膨大になり、保守上の観点からも好ましくない。
また、ロボット教示位置が過密になる場合、ロボットの動作計画処理が遅れ、サイクルタイム増加の懸念もある。
更に、ロジック命令はロボットの教示位置に関連させる必要があるので、ロボット動作命令の行の実行順序と整合を取る必要がある。この制約のため、一般には、加工プロセスの実行箇所は、自身の行から見て前後の教示位置の区間に限られるため、任意のタイミングで信号出力できない。
例えば、図8Bは、動作命令の順序とロジック命令とが異なる順序となる例を示す概念図である。図8Bの例においては、教示位置P[2]において、ロジック命令DO[1]の“ON”を実行し、教示位置P[3]において、ロジック命令DO[1]の“OFF”を実行するが、その後、DO[1]の“ON”とDO[1]の“OFF”との間で、ロジック命令DO[2]の“ON”を実行している。
しかしながら、従来の教示プログラムでは、動作命令の順序通りに、教示位置P[2]においてDO[1]の“ON”を実行し、教示位置P[3]においてDO[1]の“OFF”を実行した後、教示位置P[3]よりも後の教示位置で、DO[2]の“ON”を実行するのであって、図8Bに示すように、動作命令の順序と異なる順序で、ロジック命令を実行することはできない。
本発明は、ロジック命令をロボットの動作命令(教示位置)とは独立して、任意の位置・タイミングでロジック命令を実行することが可能なロボット制御装置及びロボット制御方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様は、ロボット制御装置であって、ロボットの教示動作及び教示位置が記述された動作命令プログラムを解釈し、動作命令を生成する動作命令解釈部と、前記教示動作及び前記教示位置とは独立して、前記ロボットによる加工プロセスを指示するロジック命令及び前記ロジック命令の実行位置が記述されたロジック命令プログラムを解釈し、前記実行位置を含むロジック命令を生成するロジック命令解釈部と、前記動作命令と、前記ロジック命令とを実行する命令実行部とを備える、ロボット制御装置である。
一態様によれば、ロジック命令をロボットの動作命令(教示位置)とは独立して、任意の位置・タイミングでロジック命令を実行することが可能となる。
一実施形態のロボット制御システムの全体構成図である。 一実施形態のロボット制御装置の機能ブロック図である。 一実施形態のロボット制御装置で用いられる加工プログラムの例を示す図である。 一実施形態のロボット制御装置で用いられる加工プログラムの内容の概念図である。 一実施形態のロボット制御装置で用いられる加工プログラムの例を示す図である。 一実施形態のロボット制御装置によって制御されるロボットの動作軌跡と加工区間の例とを示す図である。 一実施形態のロボット制御装置によって制御されるロボットの動作軌跡と加工区間の例とを示す図である。 従来技術のロボット制御装置による加工開始のタイミングの調整方法を示す図である。 一実施形態のロボット制御装置による加工開始のタイミングの調整方法を示す図である。 従来技術で用いられる加工プログラムの例を示す図である。 従来技術で用いられる加工プログラムによる、教示位置と加工プロセスの開始/終了点との関係の例を示す概念図である。 従来技術では不可能な教示位置と加工プロセスの開始/終了点との関係の例を示す概念図である。 従来技術では不可能な教示位置と加工プロセスの開始/終了点との関係の例を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態について、図1~図6Cを参照することにより説明する。
〔1 実施形態の構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るロボット制御システム1の全体構成を示す。ロボット制御システム1は、ロボット制御装置10と、ロボット20と、外部周辺装置30とを備える。更に、ロボット制御装置10とロボット20、及び、ロボット制御装置10と外部周辺装置30とは、互いに通信可能に接続される。なお、図1には図示しないが、ロボット制御装置10、ロボット20、及び外部周辺装置30は、互いにネットワークを介して通信可能に接続してもよい。
ロボット制御装置10は、ロボット20を制御する装置である。具体的には、ロボット制御装置10は、ロボット20の動作制御及び加工制御のための教示プログラム、教示データ、動作パラメータ等を格納しており、教示データ及び動作パラメータに基づいて教示プログラムを実行することにより、ロボット20を制御する。
ロボット20は、例えば、6軸垂直多関節型又は4軸垂直多関節型等の多関節型ロボットであるが、これには限定されず、直交座標ロボット、スカラロボット、パラレルリンクロボット等であってよい。
外部周辺装置30は、PLCやレーザ発振器等の各種アプリケーション制御装置である。
図1に示すロボット制御システム1において、例えば、外部周辺装置30がレーザ発振器の制御装置である場合、ロボット制御装置10は、ロボット20及び外部周辺装置30と、入出力信号やシリアル通信を行うことで、ロボット20の動作を制御すると共に、ロボット20によるレーザ加工プロセスを制御する。
図2は、ロボット制御装置10の機能ブロック図である。ロボット制御装置10は、記憶部11と制御部12とを備える。
記憶部11は、ロボット20の教示動作及び教示位置が記述された動作命令プログラムと、これら教示動作及び教示位置とは独立して、ロボット20による加工プロセスを指示するロジック命令及びロジック命令の実行位置が記述されたロジック命令プログラムとを記憶する。
図3Aは、本実施形態に係るロボット制御装置10で実行される動作命令プログラムとロジック命令プログラムの例を示す図である。また、図3Bは、図3Aに示す動作命令プログラムとロジック命令プログラムにおける記載内容の概念図である。
図3Aに示すように、動作命令プログラムでは、各教示位置におけるロボット20の動作が指示される。
図3Aの例においては、動作命令プログラムで、教示位置P[1]から教示位置P[8]に向かうロボット動作命令が指示される。
また、ロジック命令プログラムでは、動作命令プログラムで指定される教示位置とは独立した位置における、加工プロセスの開始/終了が指示される。
図3Aに示すロジック命令プログラムにおいては、1行目において、位置P[2]で、加工プロセスDO[1]が開始することが指示される。2行目において、位置P[3]で、加工プロセスDO[1]が終了することが指示される。3行目において、位置P[4]で、加工プロセスDO[2]が開始することが指示される。4行目において、位置P[5]で、加工プロセスDO[2]が終了することが指示される。5行目において、位置P[6]で、加工プロセスDO[3]が開始することが指示される。6行目において、位置P[7]で、加工プロセスDO[3]が終了することが指示される。
制御部12は、CPU、ROM、RAM、CMOSメモリ等を有し、これらはバスを介して相互に通信可能に構成される、当業者にとって公知のものである。
CPUはロボット制御装置10を全体的に制御するプロセッサである。該CPUは、ROMに格納されたシステムプログラム及びアプリケーションプログラムを、バスを介して読み出し、該システムプログラム及びアプリケーションプログラムに従ってロボット制御装置10全体を制御することで、図2に示すように制御部100を、動作命令解釈部121、ロジック命令解釈部122、及び命令実行部123の機能を実現するように構成される。
動作命令解釈部121は、上記のように、ロボット20の教示動作及び教示位置が記述された動作命令プログラムを解釈し、動作命令を生成する。
ロジック命令解釈部122は、上記のように、ロボット20による加工プロセスを指示するロジック命令及びロジック命令の実行位置が記述されたロジック命令プログラムを解釈し、実行位置を含むロジック命令を生成する。
命令実行部123は、教示プログラム開始時に、動作命令解釈部121によるタスク処理と、ロジック命令解釈部122によるタスク処理を起動すると共に、動作命令解釈部121によって生成された動作命令を実行し、ロボット20による動作中にロボット位置を監視して、ロジック命令の実行位置を通過するタイミングで、ロジック命令解釈部122によって生成された、それぞれのロジック命令を実行する。
これにより、ロボット制御装置10で、図3Aに例示する動作命令プログラムとロジック命令プログラムとを実行した場合、図3Bに示すように、動作命令プログラム内で指定される教示位置P[1]と教示位置P[8]とを結ぶ経路の途中において、位置P[2]で加工プロセスDO[1]を開始し、位置P[3]で加工プロセスDO[1]を終了し、位置P[4]で加工プロセスDO[2]を開始し、位置P[5]で加工プロセスDO[2]を終了し、位置P[6]で加工プロセスDO[3]を開始し、位置P[7]で加工プロセスDO[3]を終了することが可能となる。
なお、ロジック命令プログラム中で、ロジック命令の実行を開始/終了する位置は、上記のように、動作命令プログラムにより移動する軌跡上の位置であることが好ましいが、これには限定されない。例えば、ロジック命令の実行を開始/終了する位置は、動作命令プログラムにより移動する軌跡上で加工プロセスの実行位置に最も近接する位置であって良い。
〔2 実施形態が奏する効果〕
本実施形態に係るロボット制御装置10においては、レーザ溶接等の加工プロセスを制御するロジック命令を教示する際、ロボット20の動作命令(教示位置)とは独立して、任意の位置・タイミングで、ロジック命令の実行が可能になる。
また、本実施形態に係るロボット制御装置10においては、短ピッチの加工区間を連続して教示する場合でも、加工区間の開始端、終了端の数だけ、教示位置の数を増やす必要がないので、教示プログラムをシンプルに実装でき、教示プログラム等の保守性・可視性も向上する。
更に、本実施形態に係るロボット制御装置10においては、ロボット20の教示点の数を最小化できるので、ロボット20の動作計画処理も軽量化でき、ロボット20本来の性能を発揮できるようになる。
更に、本実施形態に係るロボット制御装置10においては、ロボット20の動作命令の実行順序と、ロジック命令の実行順序とで整合を取る必要がないため、ロボット20の動作に係る教示位置とは無関係に、任意のタイミングで、ロジック命令の実行が可能となる。
図4は、本実施形態に係るロボット制御装置10で実行される動作命令プログラムとロジック命令プログラムの更なる例を示す図である。より詳細には、図4に示す例を図3Aに示す例に比較すると、ロジック命令プログラムを構成する各行が逆順となっている。
本実施形態に係るロボット制御装置10では、図4に示すように、動作命令プログラムにおいて、ロボット20が教示位置P[1]、教示位置P[8]の順に記載されている一方で、ロジック命令プログラムにおいては、位置P[7]、位置P[6]、位置P[5]、位置P[4]、位置P[3]、位置P[2]の順に記載されていたとしても、この記載順とは関係なく、位置P[2]~位置P[7]を通過するタイミングで、それぞれのロジック命令を実行する。
更に、従来技術においては、ロジック命令の実行タイミングを調整するため、組になっている同行のロボット動作の教示位置を微調整する必要があり、調整の度に動作計画、延いては動作軌跡が変わっていた。一方で、本実施形態に係るロボット制御装置10においては、ロジック命令プログラムを動作命令プログラムから切り離しているので、ロジック命令の実行タイミングだけを微調整でき、なおかつ、動作計画や動作軌跡に影響しない。
図5は、ロボット20及び、ロボット20が備えるハンド21に設置されたツール22の動作軌跡と、動作軌跡に含まれる加工区間を示す図である。ツール22は、P[1]→P[2]→P[3]→P[4]をなぞるように移動すると共に、P[2]で加工を開始し、P[3]で加工を終了するとする。
図6Aは、図5に示す動作軌跡及び加工区間を具体的に示す図であると共に、教示位置P[2]における信号出力タイミングを調整する前の動作軌跡及び加工区間を示す図である。
図6Bは、従来技術によって加工開始タイミングを調整した場合の、動作軌跡及び加工区間の変化を示す図である。従来技術においては、教示プログラムにおいて、例えば図7Aに示すように、加工プロセスの開始点が、ロボット20の動作に係る教示位置と組になっているため、ロボット20の動作の教示位置、すなわち図6Bの例においては、教示位置P[2]の位置を微調整する必要があり、調整の度に動作計画、延いては動作軌跡が変わる。このため、信号タイミングの調整と、動作軌跡に含まれる教示位置の調整とを繰り返し実施する必要がある。
図6Cは、本実施形態に係るロボット制御装置10において、加工開始タイミングを調整した場合の、動作軌跡及び加工区間を示す図である。図6Aに示す、信号出力タイミングを調整する前の動作軌跡及び加工区間と比較すると、動作軌跡に変更はなく、加工区間の開始のタイミングのみ遅れている。これは、ロジック命令プログラムを動作命令プログラムから切り離しているので、ロボット20の動作に係る教示位置を変更することなく、ロジック命令の実行タイミングだけを微調整できるためである。これにより、加工区間の変更は、動作計画や動作軌跡に影響しない。
〔3 実施例〕
タブレットデバイス等の情報出力端末上で、ロボット20に教示した動作軌跡を表示させ、表示された動作軌跡の上から指やタッチペン等のデバイスで直接タッチして、ロボット20に教示した動作軌跡上で、信号出力する位置・タイミング、延いては、プロセス加工を制御するロジック命令を実行する位置・タイミングを指定してもよい。
これにより、指定されたロジック命令の実行位置から、ロジック命令プログラムを生成し、動作命令プログラムと合わせて実行できるようになる。また、ロボット制御装置10のユーザが直感的にロジック命令の実行タイミングを指定し、プロセス加工命令を教示できるようになるため、教示及び動作確認に要する時間を短縮できる。
また、外部周辺装置30とのシリアル通信や信号の入出力に限らず、ロボット20の動作状況と無関係に実行できるロジック命令の全てに対し、本発明のロボット制御方法を包括的に適用することが可能となる。
1 ロボット制御システム
10 ロボット制御装置
11 記憶部
12 制御部
20 ロボット
30 外部周辺装置
121 動作命令解釈部
122 ロジック命令解釈部
123 命令実行部

Claims (3)

  1. ロボット制御装置であって、
    ロボットの教示動作及び教示位置が記述された動作命令プログラムを解釈し、動作命令を生成する動作命令解釈部と、
    前記教示動作及び前記教示位置とは独立して、前記ロボットによる加工プロセスを指示するロジック命令及び前記ロジック命令の実行位置が記述されたロジック命令プログラムを解釈し、前記実行位置を含むロジック命令を生成するロジック命令解釈部と、
    前記動作命令と、前記ロジック命令とを実行する命令実行部とを備え
    前記ロジック命令の実行位置は、前記教示動作及び前記教示位置に基づく前記ロボットの移動軌跡上に存在し、
    前記命令実行部は、前記動作命令に基づいた前記ロボットによる動作中にロボット位置を監視して、ロジック命令の実行位置を通過するタイミングで、前記ロジック命令解釈部によって生成された、それぞれのロジック命令を実行する、ロボット制御装置。
  2. 前記命令実行部は、前記ロジック命令プログラムにおいて、前記実行位置が、前記教示動作及び前記教示位置に基づく前記ロボットの移動軌跡上に存在しない場合に、前記移動軌跡上で前記加工プロセスの実行位置に最も近接する位置において、前記ロジック命令を実行する、請求項1に記載のロボット制御装置。
  3. ロボット制御方法であって、
    ロボットの教示動作及び教示位置が記述された動作命令プログラムを解釈し、動作命令を生成する動作命令解釈ステップと、
    前記教示動作及び前記教示位置とは独立して、前記ロボットによる加工プロセスを指示するロジック命令及び前記ロジック命令の実行位置が記述されたロジック命令プログラムを解釈し、前記実行位置を含むロジック命令を生成するロジック命令解釈ステップと、
    前記動作命令と、前記ロジック命令とを実行する命令実行ステップとを備え、
    前記ロジック命令の実行位置は、前記教示動作及び前記教示位置に基づく前記ロボットの移動軌跡上に存在し、
    前記命令実行ステップにおいて、前記動作命令に基づいた前記ロボットによる動作中にロボット位置を監視して、ロジック命令の実行位置を通過するタイミングで、前記ロジック命令解釈ステップにおいて生成された、それぞれのロジック命令を実行する、ロボット制御方法。
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